福岡市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

福岡市は福岡県の西部に位置する政令指定都市で、県の県庁所在地であり、九州の行政・経済・交通の中心でもあります。九州最大の都市として大きく発展しながらも豊かな自然を有し、食べ物も美味しい福岡。

空港から中心地まで地下鉄で11分という世界的にも誇れる抜群の交通アクセスと、商業地や行政サービスなどの都市機能が狭い範囲にまとまっていて便利な「コンパクトシティ」という特性を持っています。2022年度の人口はすでに160万人を突破しました。

今回はそんな福岡市の住みやすさについて歴史や特長、利便性などあらゆる角度から徹底解説!福岡市がどんな街なのか、その魅力をお伝えすることで、きっと新生活の参考になるはずですよ。

福岡市ってどんな街?~歴史、特長、利便性~

それでは福岡市がどんな街なのか、歴史や特長、交通の利便性から見ていきましょう。福岡市がどのように発展し、どんな特性や利便性があるのか、さらに深掘りしていきます。

福岡市になってからの歴史

「福岡市」としての誕生は、明治時代の1889年のこと。2019年で市制130周年を迎えました。10年後の1899年には博多港が対外貿易港として開港し、昭和初期の1936年には、福岡空港の前身である「雁の巣国際飛行場」が開港しています。

その後、太平洋戦争(1941〜1945)を経て、1951年に博多港が「最重要港湾」に指定され、福岡空港が民間空港としてスタート。1972年には政令指定都市の仲間入りをし、東区と博多区、中央区、南区、西区に分けられました。現在は西区から早良区と城南区が分離し、合計7区(東区・博多区・中央区・南区・早良区・城南区・西区)となっています。

福岡市の古代から近世にかけて

福岡市が誕生するまでの福岡の歴史を年表にしてみました。

  • 古代(縄文時代~弥生時代):板付遺跡の発掘によって古代人がこの時期、この地を生活の拠点にしていたことが分かる
  • 1世紀(57年):奴国王が後漢の皇帝から金印を授かる
  • 7世紀(飛鳥時代):日本最古の外交施設とされる「筑紫館(つくしのむろつみ)」建設
  • 8世紀(奈良時代):櫛田神社創建
  • 9世紀(平安時代):東長寺が建立され、「筑紫館」は「鴻臚館」に名を変えて外交を行う
  • 11世紀(平安時代):有力寺社や有力貴族による私貿易で鴻臚館が衰退
  • 12世紀(平安時代):日本初の人工港「袖の湊」が平清盛によって建設され、栄西によって日本最古の禅寺「聖福寺」が開山される
  • 13世紀(鎌倉時代):「博多祇園山笠」が始まる。蒙古襲来(文永の役・弘安の役)
  • 15世紀(室町時代):日明貿易で博多商人が再び栄える
  • 16世紀(安土桃山時代):豊臣秀吉による博多の町割りが行われ、博多の町が復興
  • 17世紀(安土桃山時代~江戸時代):福岡城が築城される
  • 19世紀(明治時代):1871年の廃藩置県によって福岡藩は福岡県となる
  • 1889年(明治時代):市制施行によって福岡市が誕生

福岡が誕生するまでは、兵火や戦争で幾度も焼け野原となりますが、見事復興を遂げてきました。紆余曲折を経て発展を遂げた現在は、この平和を維持していきたいものです。

福岡市の特長

福岡市は博多湾を取り囲むような形で平坦な市街地が形成されており、その中心部分が都心部となっています。北が海(玄界灘)、南は山(脊振山地)で、都心部から30〜40分ほど車を走らせると、西は豊かな自然に恵まれた糸島市へ、東は大規模レジャー施設のある海の中道へのアクセスが可能です。

交通面においては、博多区に福岡空港と博多駅、博多港があり、空港から博多までは地下鉄で5分、天神までは11分という抜群のアクセスを誇っています。この移動距離の短さは他の都市と比べてもトップクラスといえるでしょう。

福岡市の主な産業としては、卸売・小売業や宿泊業・飲食業・サービス業、金融・保険業、ICT産業(通信・情報サービス業など)、医療・福祉業といった「第三次産業」関連に携わる人が多数を占めています。

福岡市の利便性

福岡市内を通る鉄道路線としては、地下鉄空港線、地下鉄箱崎線、地下鉄七隈線、JR筑肥線、JR鹿児島本線、JR博多南線、JR福北ゆたか線、JR香椎線があり、鉄道路線に対応していないエリアを補うのが西鉄バスとなっています。

地下鉄空港線とJR筑肥線は地下鉄姪浜駅で接続しており、糸島方面へのアクセス手段もスムーズです。2023年3月末には地下鉄七隈線が天神南駅から博多まで延伸。両駅の中間駅となる新駅「櫛田神社前駅」が新たに開業し、七隈線の各駅から博多駅まで移動する時間が14分短縮されます。

博多駅からは東海道・山陽新幹線も運行しており、博多~博多南間は新幹線でたったの8分で接続。天神・博多からは高速バスも全国各地を結んでおり、博多港や姪浜港、シーサイドももちからは市内の海の中道や志賀島、能古島などを結ぶ船が運航。そのほか、長崎の壱岐・対馬・五島方面や韓国の釜山までの外国航路も博多港から往来しています。なお、車であれば市内各所に福岡都市高速の高速ランプがあり、車の移動も便利です。

福岡市の5つの魅力

次にエリア別の福岡市の街の魅力を5つご紹介します。自然豊かなエリアや地域支援が活発なエリアなど、それぞれの魅力が分かりますよ。

福岡市の魅力①再開発で発展中の香椎・千早・福岡アイランドシティエリア

福岡市東区の博多湾に立つ人工島の福岡アイランドシティは、2018年に「アジア都市景観賞」を受賞した先進的モデル都市です。街の中心には東京ドーム約4個分といわれる広大な「アイランドシティ中央公園」があり、水と緑に囲まれた多目的広場や庭園のほかにグリーナリー花壇や体験学習施設などもあるなど、散歩やバードウォッチング、ガーデニング体験等も楽しめます。

アイランドシティの魅力は自然もさることながら、九州一高いタワーマンションや大型商業施設、複合温泉施設なども充実しています。アイランドシティのように再開発で発展している場所は同じ東区に香椎地区、千早地区も挙げられ、まさに都心部のウォーターフロント。香椎副都心施設として「なみきスクエア」というコミュニティセンターが千早駅前にできており、市民センターのほかにも、音楽演劇練習場や図書館が入っています。

福岡市の魅力②緑豊かで地域支援が活発な大橋・高宮エリア

福岡市南区の大橋・高宮エリアは、駅や住宅街に木々の緑が多く残された住み良い住環境で、なおかつ大橋は西鉄の特急停車駅。天神までは特急で6分と交通面の利便性も申し分なく、2022年4月にできた大型商業施設の「ららぽーと福岡」からも直通バスが運航しており、それぞれの駅にある名店街に加えて、さらにショッピングやグルメスポットが増えているので、実質何でも揃います。博多へも大橋・高宮両駅から西鉄の路線バスが運行中です。

南区の魅力は交通面や買い物・飲食の利便性だけでなく、野間大池公園などの農業用溜め池や公園も多い点や南区民のためのコミュニティセンターや子育て支援も充実している点などが挙げられます。雰囲気の良さが至るところに感じられるエリアです。

福岡市の魅力③利便性抜群!西のターミナル駅・姪浜エリア

地下鉄空港線のターミナル駅である姪浜駅はJR筑肥線にも接続しており、交通アクセスも申し分のない福岡市でも人気のベッドタウン。スーパーや飲食店の数も非常に多く、「マリノアシティ福岡」や「ウエストコート姪浜」、「えきマチ1丁目」などの商業施設にも恵まれています。

小戸公園などの大きな公園や整備された都市公園もあるので、公園散策やウォーキング、ジョギング、サイクリング、散歩コースなどにも事欠かず、海側には大きなホームセンターや温浴施設などもあって、不足しているところがまるで見当たらないといっても過言ではありません。全体的にゆったりとした空気感が漂う街です。

福岡市の魅力④動植物園や展望台もあり、高級感もある桜坂エリア

福岡市動植物園や展望台を有する南公園の最寄り駅でもある桜坂駅周辺は、はなみずき通りのある赤坂方面の平坦なエリア(地下鉄2番出口側)と動植物園側の高台エリア(地下鉄1番出口側)で雰囲気も異なりますが、概して品のある落ち着いた街という印象です。

はなみずき通りのある地下鉄2番出口周辺は、おしゃれグルメの隠れ名店も多数点在しており、奥まった場所に広大な赤坂緑地や桜坂の由来となった桜ヶ峯神社があり、その周りが高級住宅街となっています。福岡市動植物園のある1番出口方面は教会も多く見られ、静かで趣深い印象です。植物園の春のバラ祭りは一見の価値があります。

福岡市の魅力⑤薬院・薬院大通エリア

桜坂エリア以上に人気があり、品のある街の代表格ともいえる薬院・薬院大通エリアも福岡で自信を持っておすすめできるエリアの1つ。薬院駅は天神、博多への交通アクセスも抜群で、地下鉄七隈線、西鉄大牟田線、西鉄バスが運行しています。西鉄バスは薬院駅までがギリギリ150円循環バス区間になっているのも魅力です。

この薬院・薬院大通エリアのさらなる魅力は、各種のグルメやおしゃれな雑貨店、カフェ、ケーキ店、ベーカリーが非常に多い点といえます。天神までは歩いて行けるのも嬉しいところ。また、お隣の渡辺通駅も歩いてすぐの距離で、柳橋連合市場やサンロード商店街、渡辺通駅周辺のグルメも堪能できるんですよ。

福岡市のデータ

次は、福岡市の基本的なデータをご紹介します。家賃相場は住み始める前に、把握しておきたいですよね。また福岡市で気になるのはやはり治安面。治安情報や家賃相場も参考にしてみて下さいね。

人口

【福岡市】人口の変遷

福岡市が誕生した1889(明治22)年からの人口推移をグラフ化してみました。福岡市が誕生した当時の人口はまだ少なく、5万人を少し超える程度でした。その後、130年の間に人口は増え続け、2023年2月時点で約163万人を超えています。近年の人口増加率は5%前後と他の都市と比較しても、高い増加率です。

次は、福岡市の転出者と転入者の人数をグラフ化しています。

【福岡市】転入と転出

2022年度の転入者は12,000人弱で、転出者は13,000人程度となっています。2005年度からの変動は転入も転出もゆるやかですが、どちらかというと転入者の変動の振れ幅が大きいようです。

治安

次に、福岡市の犯罪発生件数について見てみましょう。福岡市は残念ながら犯罪発生件数が全国でもワースト5に入ります。2022年中の福岡市の実際の発生件数を見ると、窃盗犯件数が一番多いことが分かります。確かに油断していると、ひったくりに遭いやすい地域であることは否めません。

凶悪犯 粗暴犯 窃盗犯 知能犯 風俗犯 その他
発生件数 57 1080 8299 425 144 1474

(参照:2022年中 福岡市の軽犯法違反認知件数)

外灯が多い場所では基本的に問題ありませんが、できれば夜の女性の1人歩きは避けた方が無難です。自転車に乗っていても、カゴの中に入れておくだけではなく、しっかりと引っかけておく必要があります。またバッグは道路側ではない方に持ちましょう。

どうしても治安が気になる方は、ファミリー層も多く住んでおり、地域の防犯パトロールなども積極的に行われているようなエリアや犯罪件数が少ない地区を事前に調べてみるのも良いかもしれません。どこが絶対安全ということはありませんが、城南区や西区、南区は犯罪発生件数が他地域よりも少なめではありますので、ご参考まで。

家賃相場

福岡市の家賃相場は、福岡県全体の中ではやや高めです。とはいえ、大都市と比較すると物価は安い街なので、家賃相場としては以下のようになりますが、地域別に見ると、家賃相場が低いのは城南区がダントツで、次に西区、南区や東区はほぼ同じぐらい、家賃相場が高いのは、中央区、博多区、早良区です。

交通アクセスの良さ、生活面の利便性の高さが非常に高いエリアはやはり相場は高くなりますが、城南区や西区は利便性が高い割にコスパは高めと感じます。再開発や七隈線の延伸などで人気が天神や博多近辺に集中することから、この結果になっているようです。

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間取り家賃相場
ワンルーム4.60万円
1K4.75万円
1DK5.99万円
1LDK7.43万円

福岡市で人気の街

「福岡市内に住むならココ!」という人気の街を3つご紹介します。これから住む場所はどこにしようかと迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

天神南駅

地下鉄空港線の天神駅と七隈線の渡辺通駅の中間地点にあたる天神南駅は地下鉄七隈線の駅で、2023年3月27日からは天神南~博多間が開業し、ますます発展が見込まれる駅です。天神駅や西鉄福岡駅までは歩いて3〜4分。駅のすぐそばには、大型老舗デパートの「大丸福岡天神店」と「福岡三越」があり、夕方からは屋台が並びます。

また、周辺には天神警固(てんじんけご)神社や天神中央公園といったおすすめの見どころスポットも。雑貨店の天神LOFTやビックカメラなどの商業施設も近くにあり、交通アクセス、生活面の利便性ともにほぼ不自由を感じることのない住環境といえます。

高速バスが発着する天神バスセンターや西鉄電車の駅も目と鼻の先にあって、ゆったり帰省したり、「ちょっと太宰府天満宮に行きたい」や「ちょっとうなぎが食べに行きたい」といった時にも、西鉄沿線の田園風景を見ながらふらっとプチ遠出だってできるんです。

天神ロフトは2023年3月で一旦現在の店舗での営業を終了しますが、4月末からは、「ミーナ天神」の4階に移転し、リニューアルオープンの予定となっています。食材の買い出しは、ソラリアステージ地下にある「にしてつストアレガネット天神」か「イオンショッパーズ福岡店」で購入したり、大丸や三越のデパ地下で惣菜を買うこともできます。

また、天神南駅はグルメの名店がひしめく春吉や西中洲地区にもほど近く、休日に美味しい店探しを楽しむこともいいですね。昔ながらの屋台で語り合うのもおすすめ。最近では、フレンチの屋台や多国籍料理の屋台などもあるので、博多の食を楽しんでみてはいかがでしょうか?

>「天神南」を実際に歩いてみました!住みやすさ実感レポートはこちら

天神南駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

天神駅

「天神ビッグバン」が今なお進行中で、新しく変容中の天神地区。街を行き交う西鉄バスが福岡を物語っています。最近では、天神の名前の由来となった水鏡天満宮の移転や新天町商店街、福岡パルコの再開発も決定し、どんな風に変わっていくのかもはや全く想像できませんが、老朽化対策も大事な課題ではあります。

博多までは地下鉄空港線で6分、福岡空港まで11分という抜群の交通アクセスを誇り、九州最大の繁華街といわれる天神。西鉄バスは博多や薬院、呉服町まで150円区間となっているのも嬉しいところです。

買い物や食事は天神南駅と同様、いろんな所に歩いて行けるので、今日は西通り、今日は大名など、お店も選び放題。地下には天神地下街、福岡パルコの先には新天町商店街が広がっています。4月末には「ミーナ天神」に九州最大のユニクロ、GUが誕生し、天神ロフトも移転してリニューアルオープン予定です。

都会の中心にありながら周辺に公園が多いのも天神の特徴で、北には須崎公園、南には天神中央公園や警固公園があります。舞鶴公園や大濠公園にも歩いて行けますよ。天神中央公園では、11月からクリスマスにかけて「クリスマスマーケット」のイルミネーションが点灯し、ドイツのヒュッテとキッチンカー、マルシェなども開催されます。

天神に住む利点は、出勤が楽というのもありますね。会社のオフィスは天神や博多に集中しているので、通勤ストレスが少ないのは大きいかもしれません。強いて言うなら、家賃相場が高いことが気になる点ともいえますが、会社が天神周辺なら通勤費用が浮くので、利便性を考えながら選ぶといいでしょう。

>「天神」を実際に歩いてみました!住みやすさ実感レポートはこちら

天神駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

薬院駅

毎回、人気の街や住みたい街の上位にランクインするのが薬院駅です。薬院駅は地下鉄七隈線だけでなく、西鉄大牟田線も運行しており、西鉄バスの150円区間に含まれるエリアでもあります。天神までは歩いても10分少々、博多にはバスで10分程度でアクセス可能。交通の利便性はバツグンです。

薬院駅そばを流れる薬院新川の少し先にある今泉には水鏡天満宮があったといわれており、別名「容見天神(すがたみのてんじん)」と呼ばれていました。この川の「姿見橋」には川に映るご自身のやつれた姿を見て落胆されたという菅原道真公のエピソードが残っています。

人のあたたかみや品の良さが感じられる街で、おしゃれなカフェやベーカリー、ケーキ店、雑貨店なども多く、女性人気が絶大。スーパーの「にしてつレガネットマルシェ薬院」や100円ショップが駅に直結しており、薬院六ツ角周辺にも高級スーパーの「ボンラパス 薬院六つ角店」があってとても便利です。また福岡市動植物園が近いので、休日にちょっと足を伸ばしてみるだけでも気分がリフレッシュされます。

>「薬院」を実際に歩いてみました!住みやすさ実感レポートはこちら

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福岡市で人気のお出かけスポット

福岡市に住むならぜひ行きたいオススメのお出かけスポットを3つご紹介します。どこも自信を持っておすすめできる福岡市民のパワースポットでもあります。お出かけの参考にしてみて下さいね。

海の中道海浜公園

福岡市東区にある国営公園の「海の中道海浜公園」は、海と緑に囲まれた広々とした大型レジャー施設。四季を通じて美しい花々が咲き誇り、4,000㎡の美しいバラ園や絨毯のように敷き詰められたネモフィラの花畑、秋にはコキアやコスモスの絶景を見ることができますよ。サイクリングコースも整備されており、レンタサイクルで園内を一周するのもおすすめです。

「どうぶつの森」という動物とのふれあいやエサやり体験ができるミニ動物園も老若男女問わず人気のスポット!夏はドラゴンスライダーのあるサンシャインプールやバーベキューも楽しめるという大人気の観光名所です。

水族館の「マリンワールド海の中道」では、イルカやシャチ、アシカのショーが行われており、ラッコの可愛さにも癒やされます。最近では、2022年にできたグランピング施設の「光と風の広場」も人気沸騰中。光を灯す球体テントは外から見ても幻想的で綺麗です。レンタル品も豊富なので手ぶらで行っても大丈夫。スパもあるので安心して利用できます。

友泉亭公園

江戸中期の1754年に建てられた友泉亭公園は、地下鉄七隈線の茶山駅もしくは別府駅から徒歩20分(自転車で6分)の場所にある純日本式の池泉回遊式庭園で、旧福岡藩黒田家6代藩主・継高公の別邸跡を整備して完成しました。

雅な3,000坪の庭園には、書院造りの大広間と小さな滝、樹齢300年以上の金木犀、「如水庵」と「章山庵」の2つの茶室など多くの見どころがあり、大広間から眺める池の庭園が趣深く、市の名勝にも指定されています。

都会の喧騒から逃れて、このような静寂な空間で日本の美を堪能するのも贅沢なひとときです。友泉亭公園は紅葉の名所としても人気があり、赤や黄色に色づく紅葉も多くの人々の心を動かします。

日頃、あまり古いものに興味がない方も、茶室で抹茶やお茶菓子を体験してみたり、和の庭園美にふれてみることで、世界観が変わるかもしれません。きっと心が癒やされますよ。

住吉神社

格式高い筑前国一宮の住吉神社は、住吉三神(底筒男神(そこつつのをのかみ)、中筒男神(なかつつのをのかみ)、表筒男神(うわつつのをのかみ))をご祭神に祀る「日本三大住吉」の1つ。

青々と茂る境内の社叢が清々しく、朱塗りの美しい本殿は国の重要文化財に指定されています。航海守護神である住吉三神のほかに、相殿神として天照大御神や神功(じんぐう)皇后も祀られており、商売繁盛や五穀豊穣、航海・交通安全、心身の浄化などにご利益があるといわれています。

境内社6社にも強力な神様が祀られており、浄化のパワーが強いのも納得です。そのほかにも見どころ豊富で、金剛力士像ならぬ「古代の力士像」や御神木の「一夜の松」、思わず微笑んでしまうえびす様の像、宝くじに当選した参拝者さんが奉納されたという「福分け小判」なども見逃せません。

約1800年の歴史を持つ住吉神社は、全国に2,000社以上あるとされる住吉神社の中でも最も歴史が長いといわれています。「住吉造」と呼ばれる造りの本殿は、黒田長政公によって17世紀に再建されました。また、能楽殿は福岡市の有形文化財に指定されており、能や狂言のほかコンサートや講演会も行われているそうです。

福岡市のおすすめイベント

新しく住む街の代表的なイベントは、どんなものがあるのか気になる方もいらっしゃると思います。次は、福岡市のおすすめイベントをご紹介します。

西日本最大級のジャズフェス「中洲ジャズ」

毎年9月の第3土曜・日曜に開催される「中洲ジャズ」は西日本最大級のジャズイベントで、中洲地域の安全安心な街づくりと中洲地域のブランディングを目的として始まりました。有名ミュージシャン達の熱いストリートライブが中洲の歓楽街一帯で夕方16時半頃から夜の22時頃まで開催され、観覧料無料なので毎年多くの観覧客で盛り上がります。

コロナ禍では開催が2年間見送られましたが、2022年は3年ぶりに開催されました。主にグランドハイアット福岡近くの清流公園や貴賓館などに特設ステージが設置され、中洲大通りなどでも催されます。プロのジャズ演奏を間近で楽しめる機会ですので、一度訪れてみる価値は十分にありますよ。

福岡市で新生活をスタートするならマンスリーマンションがおすすめ

福岡市は、空港や新幹線・JRの駅から短時間で移動できるコンパクトシティで、天神ビッグバンによる天神地区の再開発でさらに変貌を遂げていく過程にあります。2023年3月末にはいよいよ地下鉄七隈線の天神南~博多間が開通し、交通面の利便性もさらにスムーズに。遠方への出張がある方をはじめ、帰省、旅行もしやすいと感じられるはずです。

また、天神や博多のみならず、それ以外のエリアもそれぞれに利便性の高さと快適な住環境を保っています。都会の側面を持ちつつも、昔ながらの博多の雰囲気は残しており、自然豊かなエリアもいっぱいありますよ。

福岡市での生活を本気で考えている方は、本格的に引っ越しをする前に、気になるエリアの住み心地をマンスリーマンションでチェックしてみませんか?マンスリーマンションなら「お試し住み」が可能!家具家電が揃っているので、少ない荷物を運ぶだけで新生活のスタートが可能です。敷金礼金が不要なので、初期費用の負担も通常の賃貸物件に比べて少ない点も魅力。マンスリーマンションで気軽に新生活を始めましょう!

この記事を書いた人

きくまろ/Webライター

ライター歴:約6年、趣味:ミニチュア作り。最近ハマっていること:自然散策と神社仏閣巡り、美味しい店探し。