【男女別】初めての一人暮らしに必要なもの【重要度別】

期待と不安が入り混じる、初めての一人暮らし。新生活をスタートさせる前後は、様々な準備に追われて何かと余裕がないことも多いでしょう。必要な家具や家電、日用品の買い忘れも発生しかねません。

そこで今回は、初めての一人暮らしでも困らないように、用意すべきものを重要度別にご紹介します。併せて、一人暮らしをする前に知っておきたい豆知識もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

男女共通で一人暮らしに必要なものとは

家具や家電、日用品の中には、生活をする上で「絶対に必要なもの」から「なくても生活はできるが、あれば便利なもの」「あったら嬉しいもの」まで様々なものがあります。そうした観点からも、以下のようなリストを作成し、重要度が高いものから順に揃えていくと良いでしょう。

【重要度 S】絶対に外せないもの

以下に挙げるものは、入居初日から必要になることが多く、最低限用意すべきものと言えます。家具・家電だけでなく、身だしなみを整えるための日用品も忘れずに用意しましょう。

  • 寝具(枕、布団、タオルケット、毛布など)
  • カーテン
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 洗濯用品(洗濯カゴ、洗剤など)
  • 照明
  • バス用品、トイレ用品
  • タオル類、ティッシュ
  • 歯磨きセット
  • ヘアドライヤー
  • ゴミ袋(自治体指定のもの)
  • ハンガー
ここがポイント!

カーテンは、窓枠の大きさや数を確認してから用意するようにしましょう。また、冷蔵庫や洗濯機は設置スペースのサイズを確認しておくと安心です。照明器具はあらかじめついている場合とそうでない場合があります。

【【重要度 A】忘れずに用意したいもの

入居後、早い段階で用意した方が良いと考えられるものが以下のものです。入居してすぐは、職場や学校など新たな環境に慣れることや荷物の整理で手一杯になるかもしれません。しかしそうした中でも調理関連の家電があれば、少しずつ自炊が始められるでしょう。

  • 炊飯器
  • 電子レンジ
  • ガスコンロ(ガスの場合)
  • エアコン
  • キッチン用品(食器、調理道具、ラップ、洗剤など)
  • 掃除機、その他掃除用品
  • ゴミ箱
  • 物干しざお(室内用含む)
  • 医薬品セット
  • 文房具
ここがポイント!

ガスコンロやエアコンは生活必需品ですが、あらかじめ備えつけがある物件もあります。料理をしない人も手軽に食べ物を温められる電子レンジは、特に早いうちに用意したいものです。部屋が全てフローリングである場合や掃除面積が限られている場合は、掃除機ではなくフローリングワイパーで代用するのも良いでしょう。

【重要度 B】あると便利なもの

生活必需品ではないですが、あると便利なのものが以下のものです。新生活が落ち着いた頃に、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

  • テレビ
  • 電気ケトル(ポット)
  • デスク&チェア
  • ドライバー
  • スリッパ
  • アイロン&アイロン台
  • 延長コード
ここがポイント!

短時間でお湯を沸かすことができる電気ケトル。やかんでも用は足りますが、何かと忙しい生活を送る中では重宝する家電の1つです。

【重要度 C】あったら嬉しいもの

以下に挙げるものは、なくても生活に支障は出ませんが、あったら嬉しいものです。部屋のスペースに余裕がある場合や、実際に生活する中であったら良いと感じたものを徐々に揃えると良いでしょう。「おうち時間」が長い時だからこそ、家具や家電の充実を図りたいものですね。

  • ローテーブル
  • 座椅子
  • ソファ
  • 本棚
  • スタンドミラー
  • 空気清浄機
ここがポイント!

アレルギー体質の方は特に、空気清浄機を用意すると安心です。花粉やウィルスの除去機能だけでなく、加湿機能を兼ね備えたものも多ため、乾燥しやすい冬季も活躍するでしょう。

一人暮らしをする前に知っておきたい豆知識

初めて一人暮らしをする場合は、「不動産賃貸に関する知識がない」という人も多いでしょう。実は、不動産会社に言われるがまま契約をしたり、現状を全て受け入れたりすることで、損をしている場合があります。そうしたことを避けるために、ぜひ以下の豆知識を参考にしてみてください。

火災保険の申し込みは自分でもできる

賃貸借契約を締結する際に、併せて加入の案内をされるのが火災保険。加入には法律上の義務はありませんが、入居条件として加入を必須としている物件が多いのが実情です。これは、主に火災が起きた際に入居者の家財を補償したり、火災を起こしてしまった際に大家さんへの賠償責任を補償したりするために加入します。

実はこの火災保険、必ずしも不動産会社の紹介のものに入る必要はありません。例えば、「一人暮らしで家財も少ないから、家財補償は100万円で十分」という人もいるでしょう。

今は、ネットで簡単に見積りをすることも可能です。必要な補償の範囲内で安い保険あれば、そちらに加入するのも良いかもしれません。なお、火災保険は中途解約時に月割りで返戻金もあるため(※)、契約の途中でも他社に乗り換えることが可能です。

※契約の残存期間が1か月以上ある場合

古い設備は交換してもらえる可能性がある

入居予定の部屋の設備で気になる点がある場合は、交渉次第で入居時までに交換や修繕をしてもらえる可能性があります。例えば、エアコンが古く、通常の使用にも支障をきたす恐れがある場合や近隣の類似物件ではトイレの温水洗浄便座が標準装備になっているのに、ついていない場合などです。

必ずしも交渉が上手くいくとは限りませんが、試してみる価値はあるでしょう。仮に交換や修繕をしてもらえない場合も、自分で設置をする許可がもらえるかもしれません。

電球や電池などの消耗品は入居者自身で用意する

部屋にあらかじめ照明器具がついていたりガスコンロが設置されていたりする場合も、電球や蛍光灯、電池などの消耗品の交換は入居者自身で行います。電球や蛍光灯を交換する際は、長持ちするLEDを選ぶと経済的でしょう。

また、築年数が古い物件では、排水口の蓋がないケースがあります。匂いや虫の侵入が気になる場合は、通販で購入できるので、自分で後付けするようにしましょう。

収納が小さい場合は、宅配型トランクルームが便利

賃貸物件のうち一人暮らし用の間取りでは、「収納スペースが限られている」というのもよくある話。日常的には使わないけれど捨てられない、取っておきたいものや衣替えまで着る予定のない服は、その置き場に困るかもしれません。そんな時は、宅配型のトランクルームが便利です。

宅配型のトランクルームとは、宅配便で荷物を送り、一定期間保管してもらうサービスのこと。荷物の大きさと預ける期間で費用は異なります。費用がもったいないという人は、小さなトランクを買ってベランダに設置するのも選択肢の1つでしょう。

男女別!一人暮らしに必要なものとは

男性と女性では、日々生活をする上で必要となるものが一部異なります。ここでは、それらを男女別でご紹介します。

一人暮らしをする男性に必要なもの

男性の身だしなみを整えるグッズである以下のものは、どれも忘れずに用意したいものと言えるでしょう。

  • 髭剃り(電気シェーバー)
  • 靴ベラ
  • シューケア用品(革靴用)
ここがポイント!

髭剃りは多くの男性にとって必需品ですね。一人暮らしを機に新調する場合は、コンパクトなものを選ぶと場所を取らなくて良いでしょう。また、革靴を履く頻度が高い方にとっては、靴ベラやシューケア用品も必需品です。

一人暮らしをする女性に必要なもの

女性特有で必要になるものや、女性が一人暮らしをする場合にあったら良いと思われるのが以下のグッズです。

  • ミラー(姿見)
  • 生理用品
  • 防犯対策グッズ(防犯センサー、防犯フィルム、窓用補助錠など)
  • 害虫対策グッズ
ここがポイント!

とりわけ女性の一人暮らしにおいては、防犯対策はしっかりしたい所です。オートロックでない、モニター付きインターホンがないなど、セキュリティ面が万全ではない物件の場合は、防犯対策グッズを用意して万が一に備えておくと安心です。

近年、重要度が高まっているもの

新型コロナウイルスの感染拡大によってテレワークを導入する企業が増え、自宅で仕事をする人が増えてきました。そこで昨年頃から特に需要が高まっているのが以下のものです。

  • デスク&チェア
  • テレワーク用品(PC、ヘッドセット、プリンター、スキャナなど)
  • トレーニング用品

家で仕事をする際は、専用のデスク&チェアがあるのが理想です。加えて、ヘッドセットプリンターなどテレワークの仕事効率を上げるグッズがあると良いでしょう。また、通勤や外出の機会が減ったことによって鈍ってしまった身体のために、自宅で簡単にできるトレーニング用品も需要が高まっています。

古い家具や家電は引越し時の処分が面倒

時期や移動距離によっては高額になり得る、引越し料金。引越しに伴って、古くなった家具や家電の処分を検討する人も多いでしょう。ところが家具や家電の処分には処分費用がかかったり、処分に出すためには事前予約が必要であったりと何かと面倒です。

自分の気に入った家具や家電を使うのは一人暮らしの楽しみでもあります。一方で、それらはいずれ修繕や買い替えが必要になること、引越しの際はその分費用がかかったり処分も面倒だったりすることを覚えておきましょう。処分費用が気になる場合は、リサイクルショップやメルカリなどのサービスを活用しましょう。

マンスリーマンションなら、必要なものは殆ど揃う

一般的な賃貸物件の場合は自分で用意しなければならない家具や家電、その他の生活用品も、マンスリーマンションならそのほとんどが揃っています。そのため、それらを用意する手間も、処分の心配も不要です。

家具や家電は設置済みであるため、荷物の整理に追われることなく、入居初日から日常生活を送ることができるでしょう。生活用品を含めたこれらの備品が基本料金に含まれているのも、マンスリーマンションの魅力です。ただし、会社によっては一部オプションになっているため、注意しましょう。

さらに、日々の生活をもっと楽しく快適にするためのレンタルオプションサービスも充実。例えば、自転車やトレーニング用品、ゲーム機やコーヒーメーカーなど、息抜きや気分転換に最適なグッズが揃っています。その他にも、テレワークセットがあったり、女性には嬉しいヘアケアアイテムやおうちエステグッズがあったりと、嬉しいオプションサービスが盛りだくさんです。