松戸市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

松戸市は千葉県の北西部に位置し、人口は約50万人です。東京都心へのアクセスが良く、上野東京ラインの開業でさらに便利になりました。ベッドタウンとしての性質が強い一方、歴史や自然も豊かで魅力的な街です。江戸時代には水戸街道の宿場町として栄え、徳川将軍家ゆかりの地でもあり、歴史的な名所も多くあります。

現在では都市再開発や子育て支援など、先進的な取り組みを行っています。全国160自治体を対象にした「全国共働き子育てしやすい街ランキング 2021」では第1位を記録するなど、制度・施設が充実した街としてファミリー層を中心に支持を受けています。

今回はそんな全国有数の生活都市として注目を浴びる「松戸市」の住み心地や魅力について、さまざまな角度からご紹介します。松戸市の歴史や特徴はもちろん、オススメのグルメやショッピングスポット、文化施設や公園など「松戸」に関する情報が満載です。松戸市に行ってみたい方や、住み心地が気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

松戸市ってどんな街?

それでは早速、松戸市の概要についてみていきましょう。歴史と特徴、利便性の3つの観点から、松戸市の魅力をわかりやすくご紹介します。

松戸市の歴史

松戸市は、昭和18年4月1日に1町2村が合併して誕生しました。しかしその後は太平洋戦争や、第二次世界大戦中に空襲や疎開などの影響を受けました。終戦後は焼け跡からの復興を目指し、道路や下水道、公園や住宅、商業施設などの整備を拡充。

人口増加や都市化に対応するために、交通や教育、産業や文化などの分野で具体的な目標や方針を示し、復興から発展へと歩んできました。ここでは松戸市の中心駅となる松戸駅が開業してから現在までのできごとを年表でご紹介します。

  • 明治29年(1896年):日本鉄道(現JR東日本)海岸線(常磐線)田端〜土浦間開通、松戸駅が開業する。
  • 明治31年(1898年):海岸線(常磐線)全線開通、馬橋駅が開業する
  • 昭和18年(1943年):松戸町・高木村・馬橋村が合併し松戸市が誕生する
  • 昭和20年(1945年):6月10日と7月7日に空襲を受ける。8月15日に終戦を迎える
  • 昭和30年(1955年):新京成電鉄松戸~津田沼間が開通
  • 昭和39年(1964年):観光梨園が始まる
  • 昭和56年(1981年):旧徳川家住宅が国の重要文化財に指定される
  • 平成3年 (1991年):北総開発鉄道(現・北総鉄道)全線開通(矢切・秋山・東松戸・松飛台駅開設)
  • 平成12年(2000年):「健康都市宣言」を行う
  • 平成18年(2006年):旧徳川家住宅松戸 戸定邸(とじょうてい)が国の重要文化財に指定される
  • 平成27年(2015年):上野東京ライン開通
  • 平成30年(2018年):人口が50万人を突破する

松戸市の歴史は古く、旧石器時代から人が住んでいたことが遺跡からわかっています。江戸時代には水戸街道の宿場町として栄え、徳川将軍家や水戸徳川家との関係が深かったそうです。旧徳川家住宅や矢切の渡しなどの歴史的建造物やスポットが残っており、文化財としても貴重なエリアです。

そんな松戸市の発展に大きく寄与したのが鉄道の開通です。明治時代に常磐線や新京成線などの鉄道が開通し、東京都心へのアクセスが向上しました。これにより、松戸市はベッドタウンとして多くの人々を惹きつけるようになりました。また、鉄道開通に伴って都市化が進み、教育機関や文化施設、商業施設なども充実していきました。特に松戸駅周辺は都市再開発が進み、ショッピングモールや高層ビルなどが立ち並びます。

また松戸市は、二十世紀梨の発祥の地としても知られています。二十世紀梨は、明治時代に松戸覚之助が偶然見つけた梨の苗木から育てられた品種で、高品質で多くの子孫を生んだ梨として有名です。二十世紀梨の原樹は天然記念物に指定されましたが、戦災で枯れてしまいました。現在は二十世紀公園に記念碑があります。

また昭和38年からは、東京近郊という立地を生かした「観光梨園」を始めました。当時はマイカーブームだったこともあり、直売や梨もぎは人気のアクティビティとなりました。その後は宅配便による出荷も増え、観光梨園と宅配が梨園農家にとって経営の二本柱になっていきました。

こうして松戸市は鉄道の開通や歴史的文化施設、農産物など豊富な資源から、街は大きく魅力的に発展してきました。今後もより便利で快適な街としてさらなる発展を目指していくことでしょう。

松戸市の特長

松戸市の人口は約50万人で、千葉県内では千葉市、船橋市に次ぎ第3位の人口規模を誇ります。江戸川を挟んで東京都に接しているため、東京都心へのアクセスが良く、ベッドタウンとしての性質が強いエリアです。しかし、松戸市には都会だけでは味わえない魅力がたくさんあります。

松戸市は、江戸時代には水戸街道の宿場町として栄え、徳川将軍家ゆかりの地としての歴史を持ちます。松戸神社は徳川光圀(水戸黄門)と縁があり、今も不思議な逸話が語り継がれています。また重要文化財に指定されている「旧徳川家松戸戸定邸」は、元水戸藩主の徳川昭武が明治時代に暮らしていた邸宅です。

有名な「矢切の渡し」は、松戸市下矢切と東京都柴又を結ぶ江戸川唯一の渡し舟として、今でも船頭さんが手漕ぎで往復してくれます。矢切の渡しは、徳川幕府が江戸防衛のため川に橋を架けなかったことから対岸の松戸市に農地を持つ農民のために認可された渡し舟で、当時の情緒を味わうことができるとして人気のスポットです。これらの歴史的な建造物や風景は、松戸市の文化遺産として今も残されています。

さらに松戸市は、自然も豊かな街です。市内には下総台地と沖積平野が広がり、水田や畑地が各所に見られます。また「21世紀の森と広場」や「根木内 歴史公園」などの公園や緑地も多くあります。これらの自然環境は、市民の健康や安全を守るだけでなく、四季折々の花や木々を楽しむことができます。

松戸市は、子育てや教育にも力を入れている街です。市内には幼稚園や保育園、小中学校などの教育施設が充実しており、子どもたちに安心して学ぶ環境を提供しています。また、「全国共働き子育てしやすい街」第1位を記録するなど、働く親や子どもたちを支援する制度や施設も整っています。松戸市は、歴史や自然、子育てや教育など、さまざまな魅力を持つ街です。都心から近くて便利なだけでなく、住み心地の良さも抜群です。

松戸市の利便性

松戸市は、都心から約20キロメートル、電車で約30分の距離にあり、首都圏の住宅都市として発展を続けています。松戸市内には、JR常磐線、JR武蔵野線、新京成線、北総線、東武野田線(東武アーバンパークライン)、流鉄流山線の6つの鉄道路線が走り、合計23の駅があります。

また、京成バス、新京成バス、東武バス、ちばレインボーバスなどの路線バスや、松戸市ゆめいろバスなどのコミュニティバスも運行されています。さらに、松戸市では公道を時速20㎞以下で走行する小型電動車「グリスロ」を無料で貸し出しており、地域住民の利便性を高めています。

松戸市には国道6号が縦断しており、都心から常磐・東北方面へのアクセスが便利です。また、東京外環自動車道の千葉県区間が開通したことで、首都高速や他の高速道路との接続がスムーズになりました。松戸インターチェンジを利用すれば、湾岸方面への移動にも便利ですよ。

松戸市の4つの魅力!

つぎに松戸市内のエリア別の特徴や魅力について見ていきましょう。松戸市には9つの地区があり、それぞれに住み心地や特色が異なります。ここではその中から代表して4つのエリアの魅力についてご紹介します。

魅力① やっぱり利便性第一!でも歴史的な情緒も味わえる「松戸地区」エリア

松戸地区は、JR松戸駅を中心に発展した、交通と商業の要衝です。駅前にはショッピングモールやレストランがひしめき、生活に必要なものはすべて揃います。上野東京ラインやJR常磐線の直通運転で、東京駅や品川駅、大手町や日比谷、表参道などの都心へも乗り換えなしでアクセスできます。都会の利便性と快適さを享受できる地区です。また治安も良く、千葉県内でも刑法犯認知件数が低い地区です。

松戸地区には、歴史と文化の香りも漂います。徳川家松戸戸定邸や松戸神社などの古い建物や庭園があります。江戸時代には、水戸街道と江戸川を渡る船の関所として栄えた松戸宿がありました。その名残として、松戸宿の出入口には「傍示杭(ぼうじくい)」が立っています。このように松戸地区は、都会的で便利な生活ができる一方で歴史的な風情を楽しめる魅力的な地区ですよ。

魅力② 都会と自然のバランスが丁度いい!「上本郷地区」エリア

上本郷地区は、都心へのアクセスが便利で、生活に必要なものが揃っているだけでなく、楽しく過ごせる場所もたくさんあります。JR北松戸駅や馬橋駅、新京成線の上本郷駅や松戸新田駅があり、JR常磐線や新京成線を利用すれば、東京や千葉にもすぐに行けます。駅周辺には24時間営業のスーパーやドラッグストアなどが充実しており、夜遅くでも買い物ができます。治安も良好で、安心して暮らせます。

上本郷地区には、スポーツやレジャーを楽しめる施設も豊富です。松戸競輪場は北松戸駅から徒歩4分のところにあり、迫力ある競輪のレースを見ることができます。レース以外にも、イベントやフリーマーケットなども開催されており、家族や友人と一緒に楽しむことができます。松戸運動公園には陸上競技場や体育館、プールなど様々な施設があります。小中学生はプールを無料で利用できますし、体育館も2時間で50円ととてもリーズナブルです。

一般の方でも体育館や武道館、和室や会議室などほとんどの施設は2時間220円、プールは210円で利用できます。また令和5年4月にはスケートボード場がオープンしました。スケートボードやヘルメットの貸し出しもありますし、利用料金も無料です。上本郷地区は、都会と自然のバランスがとれた、快適で楽しい暮らしができる地区ですよ。

魅力③ 松戸の街でゆったりと暮らしたい方向け「常磐平地区」エリア

松戸市の常磐平地区は、JR武蔵野線の新八柱駅や新京成線の八柱駅、常盤平駅、五香駅がある静かで落ち着いた住宅街です。駅周辺には大型の商業施設や飲食店は少ないですが、日々の生活に必要なものは揃っています。

常盤平駅周辺には24時間営業のスーパーが2つもあり、夜遅くまでお買い物ができます。週末にまとめてお買い物する場合はモチロン、平日の帰りが遅い方にも便利です。新八柱駅からは東京だけでなく、船橋や浦安方面へも直通で行けます。

船橋の「ららぽーとTOKYO-BAY」ではショッピングや映画を楽しめたり、舞浜駅からすぐの「東京ディズニーリゾート」では夢の世界に浸れたりと、休日には思いっきり遊べますよ。治安も良好ですが、駅周辺には街灯が少ないところもあるので、夜道を歩くときは気をつけましょう。

この地区の最大の魅力は、「21世紀の森と広場」という広大な公園です。この公園は東京ドーム11個分もある敷地に、池やコンサートホール、博物館などがあります。桜並木や紅葉の季節には美しい景色が広がり、一年中自然を満喫できます。

特に春には新八柱・八柱駅から五香駅まで約3キロに渡る桜並木が「常磐平さくら通り」として有名です。「日本の道100選」にも選ばれたこの通りは、桜の花びらが舞うトンネルのようで、見事な光景です。毎年歩行者天国になり、さくら祭りも開催されます。常磐平地区は、都会の喧騒から離れてゆったりとした暮らしをしたい方におすすめの地区です。

魅力④ 気分は鎌倉?!歴史と文化とショッピングを楽しめる「小金地区」エリア

小金地区は、松戸市の北部に位置するエリアで、JR常磐線や流鉄流山線などが走っています。新松戸駅はJR武蔵野線も乗り入れており、幸谷駅も利用可能なので、都内や茨城県、福島県などへのアクセスが抜群です。

小金城趾駅周辺は自然豊かで、小金城跡や本土寺などの歴史的なスポットがあります。本土寺は「あじさい寺」として有名で、あじさいの季節には境内が紫色に染まります。桜や花菖蒲、紅葉なども見事で、「北の鎌倉」とも称されるほどの美しさです。

新松戸駅周辺は商業施設が充実しており、「テラスモール松戸」ではオシャレな空間でショッピングや映画鑑賞を楽しめます。飲み屋街もありますが、治安は比較的良好です。スーパーやドラッグストアも多くありますが、閉店時間が早い店舗もあるので注意が必要です。

小金地区は、自然と都市の両方を楽しめるエリアです。歴史や文化に興味のある方や、ショッピングや映画が好きな方におすすめです。小金地区の魅力をぜひ体感してみてくださいね。

松戸市のデータ

松戸市は、埼玉県と千葉県の県境に位置するビッグシティです。2023年に市制施行80周年を迎えた松戸市は、人口約50万人という大都市に成長しました。市制施行時の人口は約4万人でしたから、12倍もの増加です。松戸市がどのように発展してきたのか、人口推移や転入・転出の動向、治安の状況などをデータで見ていきましょう。

人口

松戸市は、戦後の高度経済成長期やベッドタウン化に伴い急速に人口が増加しました。特に昭和18〜58年の40年間で約36万人もの増加が見られます。平成に入ってからは、首都圏への通勤・通学者が増え、住宅地としても発展したことから、緩やかながらも一貫して増加傾向にあります。

出典:松戸市ホームページ 「松戸市の人口の推移」及び「住民基本台帳人口」より

転入と転出

松戸市は、近年人口が増加しているビッグシティです。しかし、その背景には、転入と転出のバランスが大きく変化していることがあります。2012年から2014年までは、転出数が転入数を上回っていましたが、2015年からは逆転し、転入数が転出数を上回るようになりました。

これは、東京オリンピックの開催に伴う都心部の高騰や、松戸市の住環境や交通の利便性の向上などが影響していると考えられます。しかし2020年からは再び転出数が迫る状況になっており、今後の人口動態に注目が集まります。

(参照:松戸市ホームページ 松戸市の人口・統計「松戸市統計書 令和3年版より)」

治安

松戸市は都会的な魅力と安全な環境を兼ね備えた街です。令和4年に発生した刑法犯罪の件数は2,608件で、前年より37件、平成30年と比べて1,125件も減少しています。この減少の大きな要因は、犯罪件数の中でも最も多い窃盗犯が減ったことです。

松戸市では、警察と市民が協力して地域防犯活動に取り組んでいます。松戸市犯罪発生マップを作成し、市民に情報提供することで、犯罪発生の傾向や対策を知らせています。また、防犯カメラや防犯ブザーの設置、防犯パトロールや見守り活動なども積極的に行っています。

しかし、知能犯の件数は年々じわじわと増加傾向にあります。特に詐欺は一人ひとりの防犯意識が重要です。振り込め詐欺や架空請求詐欺などに注意しなければなりません。電話やメールで不審な内容を聞かれたら、すぐに警察や消費生活センターなどに相談しましょう。それでも、全国でさまざまな犯罪が横行する中、松戸市は大幅な犯罪件数の減少に成功しています。松戸市は安全で快適な暮らしができる街と言えるでしょう。

凶悪犯 粗暴犯 窃盗犯 知能犯 風俗犯 その他刑法犯 総合計
発生件数 17 185 1,817 206 28 355 2,608

(参照:千葉県警察ホームページ 犯罪統計「犯罪の発生状況(刑法犯認知件数)≪令和4年≫確定値」より)

家賃相場

松戸市は東京都心へのアクセスが良く、ベッドタウンとして人気があります。松戸市の家賃相場は、間取りや築年数によって異なりますが、2023年7月現在、ワンルームから1LDKまでの家賃相場は以下の通りです。

駅近や新築の物件は相場より高くなりますが、駅から遠くてもバスや自転車で通えるエリアや、築年数が古い物件は相場より安くなります。利便性とコスパを兼ね備えたおすすめのエリアとしては、新松戸駅や常盤平駅周辺が挙げられます。

新松戸駅からは東京や大手町など都心方面へ直通できる電車が多くありますし、常盤平駅からは松戸駅まで快速で5分で行けます。また、両駅ともにスーパーや薬局などの生活施設が充実しています 。この他にも松戸市内には都心と比べて家賃相場が安くて便利なエリアがたくさんあるので、ぜひ探してみてください。

間取り 家賃相場
ワンルーム 6.10万円
1K 5.90万円
1DK 7.21万円
1LDK 8.83万円

松戸市で人気の街

松戸市は東京や埼玉の県境にあり、都心へのアクセスが良いことから、多くの方にとって魅力的な街です。ここからはそんな松戸市で人気の街を厳選して3つご紹介します。それぞれの駅周辺の住みやすさや生活環境を詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

松戸駅

松戸駅は、JR常磐線と新京成線が乗り入れる千葉県の中心駅です。東京駅まで快速で約30分、上野駅までは20分という好立地にあります。駅周辺には、ショッピングモールや飲食店が充実しており、買い物やグルメを楽しむことができます。

特に、ラーメンは松戸の名物と言っても過言ではありません。松戸駅周辺には、日本一のつけ麺と称される「中華蕎麦 とみ田」や絶品油そばのお店「兎に角」、辛みそつけ麺が人気の「麵処となみ」、ワインが合うフレンチのようなラーメンで人気の「麺や志道」などなど、さまざまなタイプのラーメン店がひしめき合っており、ラーメン激戦区と呼ばれています 。豚骨、魚介、味噌、塩、油そばなど、好みに合わせて選ぶことができます。他にもプラーレ松戸やアトレ松戸、キテミテ松戸などの人気施設や、松戸中央公園などの緑豊かなスポットも魅力です。

また、松戸駅周辺には、歴史的な観光スポットも多くあります。戸定が丘歴史公園は、最後の水戸藩主徳川昭武の別邸だった土地を整備した公園で、明治時代の華族の生活空間を伝える戸定邸や戸定歴史館が見どころです。松戸神社は、日本武尊を祀る神社で、「松戸」の地名の由来になったといわれています。

松戸駅周辺は、治安も良く、家賃相場もお手頃です。都心への通勤に便利で、生活利便性の高いエリアです。松戸駅周辺で暮らすということは、快適さと楽しさを手に入れるということです。ぜひ一度、松戸駅周辺を訪れてみてくださいね。

>「松戸」を実際に歩いてみました!住みやすさ実感レポートはこちら

松戸駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

新松戸駅

新松戸駅は、松戸駅と同様に都心へのアクセスに便利な住みやすい街です。家賃相場は都内と比べるとかなりリーズナブルで、生活環境や子育て環境も整っています。また、歴史や文化に触れられる観光スポットも豊富です。

新松戸駅はJR常磐線と武蔵野線が利用でき、西船橋駅までは約15分、上野駅までは約30分で行けます。周辺にはショッピングモールやスーパーなどが充実しており、お買い物には困りません。特にテラスモール松戸は周辺エリア最大級のショッピングモールで、シネマやファッション、グルメなど約180のショップが揃っています。

新松戸駅周辺は子育て世帯にとっても住みやすい街です。保育環境や子育て支援が手厚く、親子で行きたくなる施設や公園が多くあります。中でも注目すべきは、主に0〜3歳児を対象とした子育て支援施設「ほっとルーム新松戸」です。新松戸駅から徒歩3分の場所にあり、お子さんとふらっと立ち寄ることができる施設です。

月1回、保育士や栄養士、言語聴覚士など専門家による相談会や、子育てコーディネーターへの相談、各種イベントの開催など子育てにまつわるさまざまなバックアップをしてくれます。事前登録をしておけば、1時間500円で生後半年から未就学児のお子さんを理由問わず預かってくれるそうですよ。

またイベントはママさんだけでなく、パパさん向けのイベントや多胎児のパパ・ママ向けのひろばなど、さまざまな企画が用意されています。そうした「ほっとルーム」が市内に数か所あり、政府からも注目されています。2023年6月には岸田首相や和田内閣副大臣、渡辺由美子こども家庭庁長官も同席し、ほっとルーム八柱でこども政策対話が行われたそうですよ。

治安も比較的良好で、夜も明るく人通りが多いので安心して歩けます。また歴史や文化に触れられる観光スポットも近くにあります。数々の国指定重要文化財が収められている本土寺では、6月には約5千本の花菖蒲と5万本のあじさいが咲き誇ります。新松戸駅は都心へのアクセスとお買い物や子育て環境が整った魅力的な街です。

新松戸駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

八柱駅

八柱駅は、新京成電鉄の駅で、隣の新八柱駅からJR武蔵野線に乗り換えることができます。東京都心へのアクセスも良く、通勤や通学に便利な街です。駅周辺は住宅地と商業地が混在しており、生活に必要なものが揃っています。

駅前にはスーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食店などがあります。特に飲食店は多種多様で、和食から洋食まで幅広く楽しめます。また駅ビルには100円ショップやベーカリーカフェ、アミューズメント施設なども入っていて、ショッピングやレジャーにも便利です。

駅から少し離れると、閑静な住宅街が広がります。一戸建てからマンションまで様々なタイプの住宅があります。

八柱駅周辺の家賃相場は、松戸市全体の平均家賃と比べても安く 、東京都心へのアクセスも良いことを考えるとかなりお得です。ただし、駅から遠くなるほど家賃は下がりますが、交通の便は悪くなりますので、バランスを考える必要があります。

八柱駅周辺には、自然や文化を感じられるスポットも多くあります。八柱駅から自転車で約10分のところにある21世紀の森と広場は、約50ヘクタールの敷地に広がる自然公園です。森林や湿地帯、芝生広場などがあります。季節によってさまざまな花や生き物を見ることができます。また「森のホール21」ではコンサートや展示会なども開催されていますし、敷地内には図書館も併設されています。読書や音楽を楽しみたい方におすすめです。

もう一つのおすすめスポットは、お手頃価格な温泉施設「湯楽の里 松戸店」です。高濃度炭酸泉や壺風呂、サウナと一通り揃っています。お食事処も安くて美味しいと評判です。八柱駅から自転車で10分もかからない距離にありますので、リフレッシュしたい時に気軽に立ち寄れます。八柱駅周辺は治安も良好ですが、夜間や人通りの少ない場所では注意が必要です。特に女性の方は、一人で歩く時は防犯ブザーやスマートフォンなどを持っておくと安心です。

八柱駅周辺は、自然や文化を感じられるスポットも多くありますし、家賃相場もお手頃です。家賃を抑えつつ利便性も我慢したくない方や、自然のスポットや温泉で休日にリラックスしながら暮らしたい方にピッタリな街です。

八柱駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

松戸市で人気のお出かけスポット

松戸市には、歴史や文化、自然を満喫できるスポットが豊富にあります。ここからは松戸市で抑えておきたいお出かけスポットを3つ厳選してご紹介します。

矢切の渡し

矢切の渡しは、江戸川にかかる日本最古の渡し場で、伊藤左千夫の名作『野菊の墓』の舞台としても知られています。矢切の渡しでは、対岸の柴又帝釈天までを結ぶ手漕ぎの舟に乗ることができます。船は約5分で川を渡りますが、その間に江戸時代の風情を感じることができます。屋形船からは、川岸に咲く桜や菖蒲、紅葉など季節の花々や、富士山やスカイツリーなどの景色を眺めることができます。

矢切の渡しは、JR常磐線・武蔵野線・新京成線「松戸駅」からバスで約10分、そこから徒歩で10分ほどのところにあります。営業時間は10時から16時までで、3月中旬から11月の間は毎日、12月から3月上旬は土日・祝日のみ運航します。ただし荒天の場合や不定休もあるため、都度電話で確認したほうが良さそうです。料金は中学生以上200円、小学生は100円です。矢切の渡し周辺には、野菊の墓文学碑や矢切神社などの見所もあります。ぜひ他の歴史スポットと合わせて訪ねてみてくださいね。

本土寺(あじさい寺)

本土寺は、日蓮宗の寺院で「あじさい寺」として有名です。本土寺では、6月になると5万本以上ものあじさいが見事に咲き誇ります。あじさいは10種類以上もあり、色や形も様々です。境内は広い坂道になっており、散策しながらあじさいを楽しむことができます。雨の日でも傘をさして歩くと、雨粒に濡れたあじさいがより美しく見えますよ。

また本土寺には、秋山夫人(徳川家康の側室)のお墓があります。秋山夫人は家康の五男・武田信吉とともに小金城に封じられましたが、間もなく亡くなりました。その後、秋山夫人の甥である徳川光圀が墓所を建立しました。

本土寺は、JR常磐線「北小金駅」から徒歩約10分のところにあります。あじさいの見ごろとなる6月上旬から下旬にかけては有料期間となり、特別な「紫陽花御朱印」が頒布されます。入園料は大人500円ですが、幻想的な世界感に浸れる人気のオススメのスポットです。営業時間は9時から16時半までで、受付は16時までとなります。

本土寺には、あじさい以外にも桜や花菖蒲、紅葉なども楽しめることから「四季花の寺」としても親しまれています。四季を通じてさまざまな風景が見られますので、ぜひお近くにお越しの際には立ち寄ってみてくださいね。

21世紀の森と広場

21世紀の森と広場は松戸市最大の公園で、自然や文化を楽しめるスポットです。21世紀の森と広場には、「つどいの広場」「光と風の広場」「みどりの里」「木もれ陽の森」などエリアごとにコンセプトが設定されています。それぞれのエリアでは、森林や池、広場などがあり、体を使ったアクティビティ、バーベキュー、バードウォッチングなども楽しめます。

また、池のほとりにはパークセンターやカフェテラスがあり、食事や休憩もできます。さらに博物館や図書館などもあり、子どもたちが遊びながら学べる施設も揃っている充実ぶりです。

21世紀の森と広場は、新京成線「常盤平駅」から徒歩約10分の場所にあります。営業時間は9時から17時までで、季節によって若干時間が変動します。休園日は12月30日・31日・1月1日で入園料は無料です。広大な敷地に自然や文化が溢れる公園で、家族や友人と一日中楽しめるお出かけスポットです。何気ない休日もアクティブに過ごしたい日もぜひ、21世紀の森と広場で楽しい時間を過ごしてみてくださいね。

松戸市のオススメイベント

松戸市では、「常盤平さくらまつり」や「松戸花火大会」などのお祭りイベントや、松戸市無形文化財に指定されている「松戸の三匹の獅子舞」や「唐椀供養」などの伝統的な文化行事など、一年を通して様々なイベントが開催されています。ここでは、松戸市で最大級の盛り上がりを見せるイベントをご紹介します。

松戸花火大会

松戸花火大会は、毎年8月の第1土曜日に江戸川河川敷で開催される千葉県最大規模の花火大会です。2023年は、松戸市制施行80周年および千葉県誕生150周年を記念して、国内でも最大級の25,000発の花火が打ち上げられます。花火は、スターマインや音楽と連動した花火など、様々な演出で空を彩ります。

会場内には、屋台村やステージイベントも設置されており、一日中楽しめるイベントです。毎年江戸川の花火大会と同じ日に開催されていることから、二つの花火大会を堪能しようと、江戸川河川敷を歩いて移動する方もいるんだとか。

松戸花火大会は、「松戸駅」または「北松戸駅」からともに徒歩約35分のところにある「古ケ崎河川敷スポーツ広場」で開催されます。開始時間は19時15分から20時45分までです。2023年度は規模を大幅拡大したため、花火会場はすべて有料席となっています。

有料席は4種類あり、事前にチケットを購入する必要があります。お金はかかりますが席が確保されていることでゆったりと観覧できそうですね。キッチンカーなども出店するようなので、ぜひお祭りフードも堪能してみてくださいね。

松戸市への引っ越しをお考えの方はマンスリーマンションで「お試し住み」を!

松戸市は、都心から近くて便利な街です。しかし都会の喧騒とは無縁で、自然や歴史も豊かです。一方で、松戸市はラーメンの激戦区としても有名で、さまざまな味やスタイルのラーメン店が軒を連ねています。松戸市は、昔ながらの風情と新しい魅力が共存する街なのです。

そんな松戸市の住み心地を体感したい方にオススメなのが、マンスリーマンションの「お試し住み」です。マンスリーマンションは、通常の賃貸物件と違って、家具や家電がすべて揃っています。だから、お引っ越しの手間や費用がかかりません。敷金や礼金も不要ですし、契約期間も自由に選べます。しかも、お部屋探しからお引っ越しまで最短2日で可能です。

マンスリーマンションなら、気軽に松戸市で暮らしてみることができますよ。松戸市を体感したい方は、ぜひ気になる街のマンスリーマンションをチェックしてみてくださいね。松戸市内には、主要駅周辺に快適で便利なマンスリーマンションが揃っています。お好みのエリアや条件で検索してみてくださいね。さあ、松戸市で新しい暮らしを始めましょう!

この記事を書いた人

颯そら/Webライター

元不動産会社出身の不動産ライター。双子女子と年子の兄の3人の子育てをしながら独学で宅地建物取引士の資格を取得。
現在はフリーライターとして主に関東エリアの紹介記事やインタビューなどのカメラ取材も手がけています。
今ハマっていることは子どもの空手のサポート。親子で研究と改善を繰り返しながら笑ったり、怒ったり、時には涙を流したりと四苦八苦の日々。でもきのうより今日、今日より明日とめざましく成長していく子供の姿に感動しています。趣味は旅行、温泉めぐり、画像や動画編集(勉強中)。