町田市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

周りをぐるっと神奈川県に囲まれている街「町田市」は、東京都の南部に飛び出すように位置しています。そんな地形から神奈川県の街とよく勘違いされますが、住所は「東京都町田市」で人口は約43万人。東京都23区、八王子市に次いで3番目に人口が多い街です。

町田市の魅力は都心とのほどよい距離感を保ちつつ、ショッピングも緑豊かな自然も楽しめる住環境の素晴らしさで。さまざまな街と隣接しているため、それぞれのエリアのメリットを享受しつつ、お買い物もアウトドアも近郊への観光も、さまざまな楽しみ方ができる街として近年ファミリー層を中心に熱い注目を集めています。

今回はそんな「町田市」の住みやすさや街の魅力について、さまざまな角度から徹底解説。町田市で暮らしたいとお考えの方に街の特徴や歴史、オススメのエリアなど「町田」に関する情報を一ページにぎゅっと詰め込んでお伝えします。これから町田で暮らしてみたいとお考えの方はぜひ、チェックしてみてくださいね。

町田市ってどんな街?

それでは早速、町田市の概要についてみていきましょう。ここでは町田市の歴史と特徴、利便性についてご紹介します。

町田市の歴史

町田市の歴史について、町田市が神奈川県に移管された明治元年からのあゆみをざっくりとご紹介します。 町田市を地図でみると神奈川県にすっぽりとおおわれていることから、不思議に思われた方も多いのではないでしょうか。実は明治元年から明治26年頃まで町田市は東京都ではなく「神奈川県」に属していたのです。

町田市は繭や生糸の産地である「八王子」と、生糸などを輸出するための貿易港であった「横浜港」とのちょうど中間地点にあたります。そのため町田市内を通る町田街道は「絹の道」として発展してきました。また絹の道は生糸の輸出のみならず、海外からの文化や思想も運ぶ道として重要な役割を担っていたそうです。

そうした海外の文化から周辺では「自由民権思想」などが広まり、「自由民権運動」の中心地として集会なども開かれるようになりました。そうした動きから多摩郡出身の「自由党」による神奈川県内の対立や混乱を避けるため、多摩郡は東京府に移管されたそうです。東京府にとっても多摩郡の豊富な水源を確保したいという背景があり、利害が一致し現在に至ります。

  • 1868年(明治元年):明治政府から町田市内全域が神奈川県へ移管される
  • 1889年(明治22年):町村制施行により町田村・鶴川村・忠生村・南村・堺村が誕生
  • 1893年(明治26年):多摩郡域(町田市を含む)が神奈川県から東京府へ移管される
  • 1908年(明治41年):横浜鉄道の開業に伴い原町田駅(現在の町田駅)と相原駅が開業
  • 1913年(大正2年) :町制を施行して町田町となる
  • 1958年(昭和33年):町田町・鶴川村・忠生村・堺村の合併により町田市政誕生
  • 1970年(昭和45年):人口20万人を突破
  • 1976年(昭和51年):東急田園都市線南町田駅(現在の南町田グランベリーパーク駅)が開業
  • 2003年(平成15年):人口40万人突破

町田市の特長

東京都の最南端に位置する町田市は、都心からの距離は約30〜40キロ程度。このほどよい距離感から通勤や通学に便利なベッドタウンとして人気の高い街です。また神奈川県の3つの政令指定都市(横浜市、川崎市、相模原市)と隣接しているのは全国でも唯一、町田市だけの特徴です。

町田市の地形は多摩丘陵と相模原台地からなり、平地が少ないのも特徴の一つ。平地に商業地や住宅街が密集しているものの、里山ののどかな風景や、農地、自然の景色が多く見られ、「街」と「自然」どちらも堪能できることも町田市の大きな魅力です。

また鶴見川や境川、恩田川などの水源も豊富にあるため、農業も盛んにおこなわれており、とくにナスや大根、キャベツやトマトなどが多く生産されています。町田市では農業体験や食育も盛んにおこなわれていて、地元の食材が豊富に手に入る直売所などが各地に点在。

地産地消の推進や生産者と消費者との橋渡しをする活動などにも力を注いでいますので、新鮮な食材が手に入りやすく、またその食材ができる過程も体験できるまさに地域密着の街づくりがなされています。

町田市の利便性

町田市には「JR横浜線」「小田急小田原線」「東急田園都市線」「京王相模原線」の4路線9駅あり、都心や観光地へのアクセス性も抜群です。新宿や渋谷へは小田急小田原線で約30分、江の島や鎌倉、小田原や箱根などの観光地へもサクッと行けますので、オンとオフをバランスよく楽しめます。

また電車ではカバーしきれないエリアへのお出かけにはバスの利用も便利です。町田市には京王電鉄、小田急、神奈川中央交通とバス路線も豊富に揃っています。市営のコミュニティバスも運行していますので、学生さんやご高齢の方などの車をお持ちでない方の移動にもお手頃な料金で利用できますよ。

さらに東名高速道路や圏央道、八王子バイパスなどが市内のすぐそばを走っていますので、旅行や仕事で市外に出かける際にとてもスムーズです。車があると行動範囲を広げられますのでさらにアクティブにお出かけを楽しめますよ。

町田市の3つの魅力!

町田市は、それぞれの街に充実した機能を備えつつ、緑豊かな公園や、川、農地など自然と街がバランス良く共存する街です。ここからはそんな町田市の中でも住みやすさ抜群のエリアを3つ厳選してご紹介します。

魅力①アクセス性と住みやすさどちらも重視叶う「成瀬」エリア

町田駅から東へ1駅にある成瀬駅周辺は、実はとっても住みやすく便利な穴場エリア。成瀬駅はJR横浜線の各駅のみ乗り入れていますが、「町田駅」と「長津田駅」に挟まれている立地から、JR横浜線快速や小田急小田原線、東急田園都市線なども利用できるんです。そのため新宿も渋谷もどちらへも1本でアクセスできますよ。

また東急田園都市線は東京メトロ半蔵門線と直通運転しているため、表参道や大手町、錦糸町へも乗り換えなしでアクセス可能。そのうえ横浜へは長津田駅から快速の利用で最短24分というのも嬉しいポイントです。成瀬エリアは町田駅周辺のような賑やかさはなく、落ち着いた住宅街で街のいたるところに公園がありますし、桜の名所ともなっている恩田川沿いの遊歩道はお散歩コースとしても最適です。

駅周辺には複数のスーパーマーケットがありますので、日々のお買い物にも便利ですし、ファッションや雑貨など身の回りのお買い物や、ちょっとお友達とごはんを食べに行くなら町田駅方面に行けば選択肢が広がるでしょう。また長津田駅から東急田園都市線で5分の場所にショッピングもシネマも楽しめるスポット「グランベリーパーク」があります。

グランベリーパークは、アウトレット店やスヌーピーミュージアム、グルメ店も豊富に揃っていますし、天気の良い日は隣接する鶴間公園でスポーツやピクニックなども楽しめます。さらに成瀬エリアなら町田駅、長津田駅周辺に比べて家賃相場がぐっと安くなることも見逃せません。利便性を確保しながら家賃も抑えて豊かな暮らしを叶えたい方にピッタリのエリアですよ。

魅力②里山のある街で穏やかに暮らしたい方へおすすめ「鶴川」エリア

鶴川エリアは町田市の北東部にある緑豊かなエリアです。鶴川駅から南側は横浜市と川崎市が隣接しているため、「どこからが東京でどこからが神奈川?」と分からなくなるほど。そんな鶴川エリアの魅力は、尾根の緑に囲まれた自然豊かな住環境です。

このエリアは高低差に富んでいて、住宅が尾根の美しい緑の背景に包まれている特徴的なエリアがあったり、鶴川団地という大規模な集合団地のエリアがあったりと、それぞれの地域で特色もさまざま。街全体に緑が多いため、自然あふれる環境で暮らしたい方にピッタリのエリアです。

また「町田薬師池公園 四季彩の杜」までは自転車で14分ほど。公園は複数のエリアに分かれていて、「町田ぼたん園」や「町田ダリア園」などの緑を楽しむスポットや、可愛い小動物が集まる「町田リス園」、四季折々の風情を楽しめる「薬師池公園」などなど、さまざまなコンセプトの公園が集まっているため、その日の気分に応じて行先をチョイスするのもいいですね。

このあたりは、多摩丘陵の自然に囲まれた農山村があったエリアで、現在も「⾹⼭園(かごやまえん)」、「可喜庵(かきあん)」、「武相荘(ぶあいそう)」、「みんなの古⺠家」という4つの趣のある古民家が残されています。緑豊かな環境で穏やかな暮らしをしたい方におすすめのエリアです。

魅力③今話題の注目エリア「多摩境」

町田市の北西部にある「多摩境」は、西側にぴょこんと細長く飛び出したエリアです。実は今、この多摩境が密かに人気を集めていることをご存知でしょうか?住宅ローン専門金融機関の「ARUHI」が発表した「本当に住みやすい街大賞2022」で堂々の3位にランクイン。

多摩境エリアは八王子市と相模原市に上下でサンドイッチされており、両市の駅やお出かけスポットなどを享受できることが最大の魅力です。多摩境駅には京王相模原線が乗り入れており、新宿まで40分程度乗り換えなしでアクセスできます。また電車で1駅の「橋本駅」まで行けばJR横浜線が乗り入れるため、横浜駅まで1本で行けるためとても便利。

さらにお買い物施設は、多摩境駅周辺に「コストコ」や「カインズ」、橋本駅周辺に「アリオ」や「イオン」、南大沢駅周辺に「三井アウトレットパーク」とまさにお買い物天国。用途に合わせてほしいものがいつでも手に入る環境が整っています。また公園も多摩境駅すぐの広々とした敷地の「都立小山内裏公園」をはじめとし、街のいたるところに点在。お買い物だけでなく週末のお散歩やピクニックなども楽しみなエリアです。

さらに多摩境エリアのもう一つの注目ポイントは、リニア中央新幹線の駅が橋本駅南口付近に開業予定だということです。開通すれば、品川から名古屋までを約40分、橋本から品川までは約10分程度で移動できるのだとか。これまで転勤が必要だった関西方面にも多摩境の自宅から通勤できる日も夢ではなくなりそうです。リニア中央新幹線の開通により、さらなる街の発展が期待できる注目のエリアです。

町田市のデータ

町田市政が誕生してから60年あまり。その間に人口はどのくらい増えたのでしょうか?また毎年どのくらいの転出入があり、治安に心配はないのか町田市へのお引っ越しを検討されている方にとって気になるところでしょう。そこでここからは町田市の人口推移や転入と転出、治安などについてご紹介します。

人口

町田市は1958年(昭和33年)に誕生しました。そこから2019年(令和1年)までは、右肩上がりに人口が増加しており、2023年3月1日現在の人口は430,420人。近年は微増で推移しているようです。また年齢を年少人口(15歳未満)、生産年齢人口(15~64歳)、老年人口(65 歳以上)の3つの区分でみると、年少人口と生産年齢人口は2011年以降減少しているのに対して、老年人口は増加傾向にあります。

このままいくと、年少人口はさらに減少することが見込まれており、2060年には全体の構成比に対して10%を切る見込みです。また生産年齢人口も同じように減少し、逆に老年人口は増えていくと予想されています。老年人口も少子高齢化に伴い2046年をピークに減少傾向になりますが、平均寿命が上がっていることから、75歳以上の人口比率が高くなると言われています。

転入と転出

町田市は2010年から2022年までの間、転入者は18,000〜19,000人、転出者は16,000〜17,000人と一定の人数で安定しており、転入者が転出者を上回る状況が続いています。年齢別に見ると、転入と転出ともに20〜30代が多くを占めており、なかでも20〜24歳と35〜39歳は、転入者が転出者の数を大きく引き離しています。 20〜24歳は進学や就職などのタイミング、30〜39歳は転勤やマイホームの購入など、ライフステージの変化により、町田市へ住む方と引っ越す方で分かれるようです。

治安

町田市の令和4年度の犯罪件数総合計は1,803件。これは必ずしも治安が良いとは言い切れませんが、犯罪数を大きく伸ばしているのが、町田市原町田6丁目などの町田駅周辺エリアです。

とくに多い犯罪が「非侵入窃盗」で、内訳を見るとこのエリアはとくに「万引き」が多いようです。また”暴行”や”傷害”などについても他のエリアから突出して多いため、注意したほうが良さそうです。また全体的に”自転車の窃盗”が多い印象です。駐輪をする際はほんの少しの時間でも鍵をかける、自宅ではお部屋や倉庫などに収納するなど、防犯をしっかりおこなうことで抑止できるでしょう。

「南町田グランベリーパーク」がある町田市鶴間3丁目周辺も”万引き”件数が多いため合わせて注意しましょう。とはいえ、町田市で起きている犯罪のほとんどが、盗難や万引きなどの「非侵入窃盗」です。そのため、盗難に遭わないようしっかりと対策することで、安心して暮らすことができるでしょう。

凶悪犯 粗暴犯 侵入窃盗 非侵入窃盗 その他 総合計
発生件数 11 159 69 1,092 472 1,803

(参照:警視庁HPより令和4年「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」)

 

家賃相場

町田駅周辺は利便性が高いことから相場も上がりますが、全般的にみるとかなりリーズナブル。また東京や神奈川へ通勤や通学をする方にとっては、ほどよい距離感とお手頃な相場で一人暮らしの方もファミリーにとっても住みやすい街と言えるでしょう。

それぞれのエリアの沿線に物件が集中していますので、会社や学校に通いやすい沿線をピックアップしてから物件を探すと良いですよ。町田市なら駅近でも広くてお得な物件が豊富に揃っています。固定費を抑えられるため趣味やショッピング、休日のアクティブにと楽しみが広がりそうです。

間取り 家賃相場
ワンルーム 6.89万円
1K 6.54万円
1DK 11.14万円
1LDK 9.70万円

町田市で人気の街

町田市には、電車での移動に便利な街、お買い物環境が充実した街、緑の多い街と魅力的な街が豊富に揃っています。ここからはそんな魅力的な街「町田市」で住みやすい街を3つ厳選してご紹介します。

町田駅

町田駅は町田市の中でも中心となる駅で、小田急小田原線と横浜線が乗り入れています。町田駅の一番の特徴は、東京・横浜方面へのアクセス性に優れていること。新宿なら小田急小田原線、横浜方面へはJR横浜線で1本、30分程度でアクセスできますよ。

駅前には「ルミネ町田」や「町田マルイ」などのショッピングモールやスーパーマーケット、「ヨドバシカメラ」などの家電量販店、ドラッグストアなどが充実しているため、お買い物で困ることはないでしょう。また下町気分を味わえる商店街やファミリーレストラン、人気のラーメン店がひしめいていることから、ラーメン激戦区としても知られているため、グルメ派の方にも要チェックのエリアです。

家賃相場は利便性が高い分周辺の駅と比べるとやや高め。しかしながらお買い物環境と交通アクセスを考慮するとかなりリーズナブルなエリアとも言えます。治安については、駅周辺は繫華街のため昼夜問わず人の往来の多いエリア。そのため夜は呼び込みや酔っ払いにからまれないよう気をつけたほうが良さそうです。

駅周辺はにぎやかですが、少し歩くと緑豊かな「芹が谷公園」や芝生の多目的広場「町田シバヒロ」など、緑豊かな癒やしスポットが豊富にあることも町田駅の魅力の1つです。

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南町田グランベリーパーク駅

町田市の最南端にある駅「南町田グランベリーパーク駅」は、ショッピングモールとスヌーピーミュージアム、鶴間公園直結の駅として今ファミリー世帯から注目されている駅です。路線は東急田園都市線で、渋谷まで最短35分乗り換えなしで到着可能です。

また横浜へも37分と交通アクセス性は抜群。さらに羽田空港までのリムジンバスが乗り入れているため、約1時間で羽田空港まで移動できるのも大きなポイントです。車で5分の場所に東名高速道路の町田インターチェンジもあるため、電車や飛行機、ドライブといずれの交通手段を利用しても利便性が高いのがこの街の大きな魅力です。

そしてもう1つの魅力が駅直結の「グランベリーパーク」。こちらは東急と町田市が共同で再開発した街の名称です。駅を降りると、素敵な街並みとともにショッピングモールに直結。ファンションやエンタメ、グルメ店や癒やしスポットがぎゅっとコンパクトにつまっていて、一日いてもまわりきれないほど。

ファッションや雑貨アイテムが揃うアウトレットパークを中心とし、カフェやグルメ、映画などを楽しめるうえ、かわいいスヌーピーの世界観に没入できる「スヌーピーミュージアム」や子どもクラブが入る「パークライフサイト」、里山の風情が残る公園「鶴間公園」などなど、あらゆる世代や好みに合わせて楽しめるスポットが集まっていますよ。

駅周辺が再開発されているため、南町田グランベリーパークがある南側エリアには物件が少なめ。そのため駅から少し距離を離すことでお手頃物件が見つけられそうです。町田駅周辺に比べると治安も良く安全に暮らせますし、オシャレな空間をいつでも享受できるため、ちょっとした贅沢感を味わえそうです。都心へのアクセス性とお買い物環境を重視しつつ、穏やかな住環境を求める方にとって3方良しのエリアですよ。

玉川学園前駅

玉川学園前駅はその名の通り、町田市玉川学園にある駅で小田急小田原線が乗り入れています。その昔、玉川学園設立の際にこの地を買収し、学校運営と共に住宅地を分譲したことからそのままこの地を「玉川学園」と名付けられたそうです。玉川学園前駅からはいずれも乗り換えが必要ですが、新宿や渋谷へ40分程度、横浜方面へは50分弱でアクセスできます。

駅の北西方面に駅名にもなっている「玉川学園」、南東方面には「昭和薬科大学」があるため、学生さんも多く家賃相場はかなりリーズナブル。ショッピングモールや百貨店などはありませんが、一駅先の町田駅周辺に豊富に揃っているため困ることはなさそうです。

飲食店もそこそこありますが、いろんなお店から選びたい方は町田駅周辺で探すと良いでしょう。町田駅周辺に住みたいけど、もう少し家賃を抑えたい、穏やかな環境で暮らしたい方には玉川学園前駅はオススメのエリアですよ。

町田市で人気のお出かけスポット

町田市は、利便性が高いだけでなく食や文化、自然を楽しめるスポットが豊富にあります。ここからはそんな町田市の人気スポットから3つ厳選してご紹介します。

町田市立国際版画美術館

町田駅から歩くこと12分、芹が谷公園の一角に佇む「町田市立国際版画美術館」は、版画の展示に特化したユニークな美術館。「版画」と聞くとなんだかモノクロの世界を想像してしまいますが、そんな概念をガラッと変えるほど奥深い作品の数々に驚かされます。

日本国内にとどまらず、世界の優れた作品を収集、保存されており、作品の美しさだけでなく版画の歴史や社会的役割などさまざまな角度から楽しむことができる美術館です。ここへ初めて訪れた方は「どうやってつくられたの?」と版画の奥深さに魅了される方も多いのだそう。

そしてこちらの美術館は鑑賞だけにとどまりません。版画の楽しさを体験できるようにと版画体験もでき、実技指導なども行ってもらえるそうですよ。また版画経験者の方なら、本格的な道具やプレス機を使った版画制作ができる版画工房やアトリエなども有料で貸し出されています。これだけ楽しめるのに入館料はなんと無料です。

ただし、期間限定でおこなわれる企画展などについてはそれぞれ料金が発生する場合がありますので、あらかじめチェックしてから訪れることをおすすめします。町田駅から雰囲気が一変しますので、ぜひ週末のデトックスに「町田市立国際版画美術館」と「芹が谷公園」をセットで訪れてみてくださいね。

町田仲見世商店街

町田でちょっとレトロな雰囲気を味わいたい方は、「町田仲見世商店街」へ訪れてみませんか?こちらは明治28年創業、町田市で最も長い歴史をもつ乾物店「柾屋商店」や「富沢商店」などの老舗店から、”日本一のカツカレー”と称賛される「リッチなカレーの店 アサノ」、行列マグロランチのお店「マルハチ」などなど、知る人ぞ知る味わいのあるお店が軒を連ねています。

もともとは毎月2と6がつく日だけ、”市”が開かれていましたが、横浜鉄道(現在のJR横浜線)が開設されると、”市”に関係なくたくさんの人が訪れるようになったため、1947年(昭和22年)「町田国際マーケット」をオープン。1953年に現在の名称となり、商店街がつくられていったようです。

また開設当時は炭や薪、衣料品や農作物など日用品や衣料品が多く取り扱われていましたが、現在は飲食店などが多く軒を連ねています。ここでは紹介しきれませんが、味わいのあるお店がまだまだありますよ。町田に訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

町田薬師池公園四季彩の杜

町田市には緑豊かな公園が多く点在していますが、中でも町田市を代表する公園が「町田薬 師池公園四季彩の杜」です。ここは複数のエリアで構成された公園で、子どもたちに人気の「町田リス園」や歴史と自然の文化財が集まる「薬師池公園」、他にも「町田ぼたん苑」や「えびね園」などなどたくさんの名所が集まるスポットです。

なかでも「薬師池公園」は国指定重要有形文化財の「旧永井家住宅」や、東京都指定有形文化財の「旧荻野家住宅」などの歴史的建造物があり、歴史好きの方はぜひチェックしておきたいところ。また池にかかる太鼓橋も周辺の四季折々の花々や風景とマッチして絶妙な風情を醸し出しています。さらに薬師池の風情を存分に感じたい方は、紅葉の季節に行われる夜のライトアップイベントもオススメです。

2022年には国指定重要有形文化財の「旧永井家住宅」をプロジェクションマッピングにより、鮮やかにライトアップ。デジタル掛け軸により、これまで「旧永井家住宅」に訪れたことがある方でも、初めて見るような斬新で幻想的な世界観を体験できますよ。ぜひ秋の夜のデートスポットとして訪れてみてくださいね。また交通機関を使って訪れる際は、町田駅からバスで訪れるとスムーズです。

町田市のオススメイベント

町田市では、春には桜の開花時期に合わせて市内各地で「町田さくらまつり」がおこなわれますし、5月は沖縄エイサー踊りの演舞を披露する「フェスタまちだ」、10月の「町田時代祭り」などなど一年を通してさまざまなイベントが行われています。

さらに「町田薬師池公園四季彩の杜」や「町田シバヒロ」などそれぞれの施設で行われるイベントもあるため、街のあちらこちらで季節に合わせた楽しみが待っていますよ。今回はそんな町田市で行われている楽しいお祭りをご紹介します。

町田天満宮の秋の例大祭「神幸祭」

町田市原町田にある「町田天満宮」は、菅原道真が祀られている天神さまです。学業成就をはじめとする、家内安全や身体健勝、商売繁盛などさまざまなご利益があるとされる人気のパワースポットです。

そんな町田天満宮では、毎月1日に「骨董市」、25日は「月次祭(つきなみのまつり)」など様々な行事が行われていることから、住民の方はもちろん最近では海外から訪れる方も増えているそう。中でも注目の行事が毎年9月25日に近い土日におこなわれる秋季例大祭

「神幸祭」です。

ダンスや演奏などのさまざまなパフォーマンスイベントや、町田天満宮を飛び出して行う神輿渡御(みこしとぎょ)など盛大な賑わいをみせています。境内にはたくさんの屋台が集まり、おいしそうな香りとともにお祭り気分が高まり、町田市内が興奮と熱気に包まれるそうですよ。町田天満宮は駅から徒歩5分と立地も良いため、お祭りや行事はもちろん、行事の日以外でも気軽に立ち寄れます。ここぞという時の祈願にぜひお立ち寄りしてみてくださいね。

町田市への移住をお考えの方はマンスリーマンションで「お試し住み」を

町田市には「法政大学」や「国士舘大学」「玉川大学」など9つのキャンパスがあり、進学を機に町田市で一人暮らしをする方が多くいらっしゃいます。また子育て支援の充実や住環境の素晴らしさから、ファミリーでの移住先として町田市を検討されている方もいらっしゃるでしょう。

でも実際に住む際はどのエリアがマッチしているのか判断するのは難しいもの。そんな方にオススメなのが、マンスリーマンションの「お試し住み」です。マンスリーマンションなら、はじめからお部屋に家具も家電も全部備え付けてありますので、面倒な荷造りは不要です。

急いでお部屋探しをしている方でも思い立ったらすぐにお試し住みできますよ。もちろん敷金や礼金などの費用は一切かかりません。思い立ったが吉日!町田の住み心地が気になる方は、ぜひ気になる街のマンスリーマンションをチェックしてみてくださいね。