安城市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

「都会すぎるところはちょっと避けたい・・・」「でも、交通の利便性は確保したい」

そんな希望を叶えるエリアの一つが安城市です。

「大都会名古屋」のイメージが強いため、「安城市ってどんなところ?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。今回は「安城市」の住みやすさをご紹介します。

安城市は愛知県の中央付近にある市です。名古屋からは30キロほど離れているため、都会すぎる雰囲気はありません。穏やかに発展を遂げている街で、東海道新幹線の停車駅があったり国道が2本通っていたりと交通の利便性が良く、住みやすいエリアです。

安城市の見どころは、2017年に開館した図書館です。2020年には、先進的な活動をしている図書館を表彰する「Library of the Year」の優秀賞を受賞しました。

安城市ってどんな街?

まずは、安城市とはどんな街なのかをご紹介します。安城市誕生までの歴史や特長、利便性などを見ていきましょう。

安城市の歴史

安城市は、「碧海郡安城町」から1952年に市制を施行し、愛知県内では13番目に誕生した市です。当時の人口は約3万8千人、面積は約40平方キロメートルでした。その後3回の合併を繰り返し、徐々にエリアを拡大。

  • 1955年:旧明治村と依佐美村の一部
  • 1960年:旧矢作町の一部
  • 1967年:旧桜井町

市制が施行された頃より、2倍以上の広さになりました。

合併を繰り返し、発展を遂げてきた安城市。「安城」という地名の由来は、「安祥城があった」「京都の安祥寺の荘園だった」など諸説があり、実は明確にはわかっていません。「安祥」が時代とともに変化し「安城」になったと考えられています。

地名の由来にも挙げられている、安祥城は1440年頃に建てられたお城です。このあたりの土地を管轄していた和田親平が城を建てたのが始まりとされています。戦国時代の混乱の最中に松平信光が安祥城を手に入れ、本拠地として地位を固めました。1560年の桶狭間の戦い後は、安祥城は廃城に。取り壊されてたのち、安祥城跡は現在では歴史公園として整備されています。

安城市の農業や工業を支えるのは「明治用水」です。安城市は、もともとは水が乏しく農業をするのが非常に苦しい状況でした。水が足りず、農民同士で争いが起きることも。しかし1880年に完成した明治用水のおかげで、豊かな水源が確保できるようになったのです。

2022年には市制70周年を迎えました。持続可能でより良い社会を実現するため、誰もが活躍できる街を目指しています。安城市の新たな歴史の積み重ねに期待が高まりますね。

安城市の特長

農業が盛んなため、都会と自然がバランスよく成り立っているのが安城市の特長です。明治用水の豊富な水を使い、安城市は農業の先進都市として発展。農業先進国のデンマークに見立てて、かつては「日本デンマーク」と呼ばれるほどでした。

平成、令和と時代を重ねるにつれ住宅街や工場地帯が増えてきたものの、田畑は今でも数多く残されています。2022年度に公開されたデータでは、安城市内の約4割の土地が田畑でした。たくさんの農地では、米や野菜、果樹、畜産などさまざまな農産物や畜産物を作っています。

自動車関連企業が集まる豊田市や臨海都市の碧南市などの工業都市に隣接する好条件の立地から、たくさんの企業が進出し安城市は栄えてきました。名古屋市まで約30キロと離れているものの、電車や車で30分〜1時間ほどでアクセスできます。人の移動がしやすいことから住宅地の建設も進み、都市化が進んできました。商業や工業が発展していますが、自然の豊かさが実感できるところも安城市の良さです。

安城市では、公民連携を活用し取り組みながら地域住民が健康で元気に暮らせる街づくりを進めています。2016年に目指す都市像を「幸せつながる健幸(ケンサチ)都市 安城」と制定。人と人がお互いに支え合い、地域の活性化を目指すもので、安城市は明るい未来にも目を向けている街だと言えるでしょう。

安城市の利便性

安城市内を通る路線は、名鉄名古屋本線、名鉄西尾線、JR東海道本線、東海道新幹線の4つです。名古屋方面へは名鉄名古屋本線とJR東海道本線のどちらからでもアクセスができます。JR線の三河安城駅から名古屋駅までは約31分、新幹線を利用すると11分ほどです。

安城市北側にある新安城駅からは名鉄名古屋本線で名古屋方面へアクセス。所要時間は約25分なので、JR線と名鉄線はどちらも同じぐらいの利便性でしょう。東海道新幹線は各駅停車の「こだま」が利用できます。遠方への移動が多い方でも暮らしやすい街ですね。

安城市内を巡回するコミュニティーバスの「あんくるバス」があるため、車を持たない方でも移動手段に困りません。あんくるバスは市役所や公民館、病院など公共の施設や商業施設を巡る路線です。1乗車100円で1ヶ月定期が1,000円。あんくるバスに月10回以上乗る方なら十分元が取れるでしょう。路線は全部で9つです。刈谷市や碧南市のコミュニティーバスに乗り換えができるバス停もあり、電車に乗らなくても近隣の市へアクセスできますね。

安城市の北部には国道1号線と南部には国道23号線が横断しているため、近隣の市に車でのアクセスがしやすくマイカー派の方にもおすすめです。

安城市の5つの魅力!

安城市の魅力を5つのエリアにわけてそれぞれご紹介します。どのような暮らしをしたいのか、イメージしながら選んでみてくださいね。

魅力①北部・新安城エリアはあんくるバスがエリア内の移動をカバー!

安城市の北に広がる「北部・新安城エリア」には、2つの駅があります。名鉄名古屋本線と名鉄西尾線の利用ができる新安城駅と名鉄西尾線の北安城駅の2つです。北部・新安城地域を横断するような形で路線が通っています。電車がないエリアはあんくるバスが市民の足に。広いエリアをカバーしているため、車を持たない方でも暮らしやすいでしょう。

新安城駅周辺は商業施設が充実。「MEGAドン・キホーテ 新安城店」や「イトーヨーカドー 安城店」、ホームセンターの「DCM安城住吉店」があります。新安城駅のすぐ北を国道1号線が横断し、マイカー派の方にもおすすめのエリアです。

魅力②JR安城周辺は幅広い世帯に優しいエリア

JR安城駅エリアは、古くからの安城市の中心でした。JR東海道本線の安城駅、名鉄西尾線の南安城駅と碧海古井駅があります。安城駅の周囲には図書館や飲食店、スーパーなどがあり、コンパクトな移動で生活ができるエリアです。図書館が近い立地は、本好きな方には嬉しい環境ではないでしょうか。その他にも市役所や学校など公共施設が多数あるため、子育て世代から高齢者まで幅広い世帯に優しい街。あんくるバスは安城駅を始発とする路線が多く、座って移動もできるでしょう。

魅力③遠方への出張が多い方向き!三河安城エリア

JR東海道本線とJR東海道新幹線が通る三河安城駅周辺エリアは、広い範囲への移動を支える安城市の交通拠点です。遠方への出張が多い方や地方へ帰省する方などが暮らしやすいエリア。駅前には飲食店やスーパーがあり、住環境の充実度に問題はありません。飲食店はお手頃価格の店舗が多く、ジャンルもさまざま。テイクアウトに対応したお店も多数あるので、家でもおいしい食事が楽しめるでしょう。三河安城駅からは新安城駅や安城更生病院へ向かうコミュニティバス路線があります。

魅力④子育て世代に高評価!穏やかに暮らせる桜井エリア

穏やかで落ち着いた暮らしができるのが魅力の桜井エリア。名鉄西尾線の堀内公園駅と桜井駅、南桜井駅があります。桜井駅を中心に住宅街ができ、発展してきたエリアです。

桜井駅の北にある「アピタ安城南店」、東の「ファッションセンターしまむら桜井店」「スギ薬局桜井店」などの店舗が近隣住民の生活を支えます。公園も点在しているので、子育て世代には暮らしやすい環境です。南桜井駅周辺は大規模な工場用土地です。朝夕の通勤帰宅の時間帯は、利用者が多めに。平日の昼間や土日は駅の利用者があまりいません。

魅力⑤安城南西部エリアはマイカー派におすすめ!

安城南西部エリアには、デンパークや丈山苑、油ヶ淵水辺公園などの自然を生かした施設が多くあります。季節感が味わえる場所でリフレッシュしたい方には嬉しい環境ですね。

残念ながら電車が通っていないため、駅へのアクセスが少し不便に感じるかもしれません。あんくるバスの「南部線」があり、安城更生病院へはアクセスできます。安城更生病院からは他の路線への乗り換えができるので、近隣の駅へアクセス可能です。南西部地域には国道23号線が横断しているため、マイカー派におすすめでしょう。

安城市のデータ

安城市はどんな市なのかをここではデータからチェックしてみましょう。具体的な数値を目にすることで、より安城市についてイメージしやすくなるのではないでしょうか。

人口

安城市が誕生した1952年時点では人口が約3.7万人の小規模な街でした。街が発展するにつれ人口が増え、1980年には10万人を突破しました。2022年時点で約19万人になり、当初の5倍を超える人口に。安城市には約7.7万世帯が住んでいます。

2000年頃からは人口増加は、以前に比べると緩やかになってきていますね。今後も緩やかに増加していくのではないでしょうか。転出と転入の側面から人口を見てみましょう。

毎年8,000人ほどの人数が転入出をしていることがわかりますね。転出者が多いケースもありますが、ほとんどの年で転入者の方が多めです。また転入者が多いのは20代30代の若い世代。年齢層が若い方に、安城市が人気と判断できるでしょう。毎年多くの人が安城市で新生活をスタートしていますよ。

治安

安城市は防犯への意識が高いため、初めての一人暮らしをする方や女性が安心して暮らせる街です。不審者情報などの注意喚起は、できるだけ早く把握しておきたい方も多いのではないでしょうか。

安城市の「安全安心情報メール」で、常に最新情報が手に入ります。不審者や防犯に関する情報、火災や地震などの各種災害に関する情報、断水情報など、受け取れる情報は多岐にわたります。安城市で新生活を始めたら「安全安心情報メール」へ登録しましょう。

大通りに面したところや駅前のにぎやかな場所でも、夜間は1人で歩くのは何かと心細いものです。安城市では住民が安心して暮らせる街づくりを目指して、2022年1月に防犯カメラ100台を市内の駅周辺や通学路などに設置しました。

2021年の安城市の発生件数も見てみましょう。

侵入盗 強盗 自動車盗 自転車盗 性犯罪 万引き その他
発生件数 62 1 8 143 5 130 75

(参照:2021年安城市の犯罪・交通事故発生状況)

安城市の犯罪発生件数は愛知県全体で見てみると、それほど多い値ではありません。防犯カメラの設置や安全安心メールの発信などで日頃から防犯意識を高めている結果ではないでしょうか。

自転車盗は、駐輪場に自転車を停めるときに2重ロックを使ったり指定の場所に停めたりなどを心がけると、被害に遭いづらくなるでしょう。侵入に関しては、セキュリティ対策が十分に取られた物件を選ぶことが最善策です。オートロック機能や防犯カメラがあることを条件にお部屋探しをしてみましょう。ピッキングされにくい鍵を使用している物件もおすすめです。

家賃相場

安城市の家賃相場は、愛知県全体の中ではやや高めです。新幹線の停車駅があり、工場や商業施設が充実しています。働きやすい環境が整い、防犯意識が高く安全性も十分。住みやすい街なので、家賃相場が高めになっていると考えられます。

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間取り家賃相場
ワンルーム5.73万円
1K5.30万円
1DK6.04万円
1LDK7.12万円

毎月支払う家賃の負担は少しでも軽減したいものですよね。お部屋探しの条件を見直してみましょう。お得に住めるところが見つかるかもしれませんよ。駅までの距離や室内設備など、条件に優先順位を付けてくださいね。

安城市で人気の街

ここでは安城市で人気の街を3つご紹介します。人気の街のぞれぞれが持つ魅力を知って、住むエリアの選択にぜひ役立ててくださいね。

三河安城駅

安城市の西側にある三河安城駅には、JR東海道本線と東海道新幹線の2路線が通っています。名古屋駅まで新幹線の利用で約11分。豊橋駅へも約12分でアクセスできます。遠方への移動もあっという間。出張が多い方や遠方へ帰省する方、旅行好きな方など、さまざまな方が利用しやすい駅ですね。通常のJR東海道本線を利用しても名古屋駅まで約31分、豊橋駅まで約33分なので、それほど時間がかかりません。

JR在来線が止まるホームと新幹線が止まるホームは少し離れています。乗り換えで利用する方は、移動時間に余裕を持つようにしましょう。在来線が止まる三河安城駅の改札を出て南へ徒歩2分ほど歩くと、新幹線が止まる三河安城駅の改札が見えてきます。

三河安城駅から北東へ徒歩約4分のところにスーパーの「ビッグリブ安城店」があります。平日は9時〜21時の営業ですが、日曜日のみ朝8時40分からです。休日は早めにお買い物を済ませたい方には、嬉しいスーパー。「取り扱う商品の種類が豊富」と評判のお店です。特売イベントも毎月開催されているので、お得に買い物ができそうですね。

三河安城駅のすぐ東を流れる明治用水の両岸が、中井筋サイクリングロードとして整備。落ち着いた雰囲気の中をサイクリングが楽しめます。東へ自転車で14分ほど進むと、サイクリングロードの本筋「豊田安城自転車道」に出てきます。豊田安城自転車道は南北に伸びるルートで、さらに自転車での旅が楽しめるでしょう。

>「三河安城」を実際に歩いてみました!暮らし実感レポートはこちら

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新安城駅

新安城駅は安城市の北にある駅で、名鉄名古屋本線と名鉄西尾線の2路線が通ります。名鉄名古屋駅への所要時間は約25分。2駅隣りの知立駅では名鉄三河線へ乗り換えができるので、刈谷市や豊田市方面へもアクセス可能です。広い範囲へのアクセスが良好の好立地の駅ですね。コミュニティーバスが通っているので、電車がとっていない安城市の北側のエリアも新安城駅からアクセスができますよ。

農業が盛んな安城市での新生活は、産直市場で新鮮な野菜が手に入れられるのも暮らしの楽しみでしょう。新安城駅から北へ徒歩約11分でアクセスできる「JAあいち中央 でんまぁと安城北部」。地元で採れた新鮮な野菜や果物が売られています。肉や惣菜も販売しているので、地元密着型のスーパーのような雰囲気のお店です。ほぼ毎日、イベントを開催しています。

新安城駅周辺のお部屋は、夜勤や夜遅くまで働く方におすすめのエリアです。駅から東へ徒歩約4分のところにディスカウントショップがあります。「MEGAドン・キホーテ新安城店」は、食料品や日用品などさまざまな商品の取り扱いがあるお店です。9時〜翌朝5時が営業時間なので、終電で帰宅してもお店はまだ開いています。いつでも立ち寄りやすいお店があり、住環境としては十分整っているでしょう。

普段の買い物スポット以外に、飲食店の充実度も見ておきたいですよね。新安城駅の周辺には飲食店がたくさんあります。お店のレパートリーが多彩で、外食が続いても食べ飽きにくいでしょう。

安城駅

安城市の中央付近にあるJR東海道本線の安城駅は1891年に設置されました。もともと山林だった土地は田畑に変わり、駅に通じる道路が整備。安城駅を中心に街が発展してきました。名古屋駅へ約28分、豊橋駅へ約30分でアクセスができ、名古屋市と豊橋市の中間地点ともいえるでしょう。

1駅隣は新幹線が止まる三河安城駅。新幹線の利用もしやすいですね。あんくるバスの路線も豊富で、広い範囲へ移動ができるのも安城駅の魅力でしょう。あんくるバスの9路線のうち5路線も安城駅を始発としています。また名鉄バスの安城線も通っていて、名鉄東岡崎駅や新安城駅、安城更生病院などにアクセス可能です。

スーパーやドラッグストア、コンビニなどが駅の周辺にありコンパクトな移動で生活ができます。児童館や図書館なども徒歩圏内にあり、子育て世代から高齢者まで幅広い世帯が暮らしやすいエリアです。

安城駅から南へ徒歩約5分のところにあるスーパーの「安城アンフォーレ店」は、お手頃価格の商品を多数取り扱っています。お弁当や惣菜もボリュームたっぷりで低価格。肉や野菜などは1つのパックにたくさん入っているので、「自炊をしっかりしたい」「買い物の回数は減らしたい」という方におすすめでしょう。

飲食店は駅の南側に充実。自炊する時間がない方でも食事には困らないでしょう。おしゃれなカフェも点在しているので、落ち着いたひと時を過ごすのにぴったり。安城駅周辺を散策して、お気に入りのカフェを探してみるのも楽しいかもしれませんね。

安城市で人気のお出かけスポット

安城市で人気のお出かけスポットを3つご紹介します。休日の空いた時間は、お出かけをして気分転換しませんか。

安城市図書情報館

「安城市図書情報館」は、安城駅から南へ徒歩約5分でアクセスできます。2017年に竣工された地下1階地上4階建ての建物は、四角い積み木を積み上げたようなおしゃれな外観です。「アンフォーレ」の愛称で呼ばれ、図書情報館や広場などの公共施設、駐車場や商業施設が入った複合施設。街の中心的な施設としての役割を担っています。1階から4階までの吹き抜けが、館内を明るく開放感のある雰囲気に。図書情報館が入っているのは、2階〜4階部分です。

通常、図書館の休館日は月曜日に設定されているところがほとんどです。しかし図書情報館の休館日は火曜日に設定。開館時間も平日は20時まで空いているため、多くの人が利用しやすいでしょう。図書情報館は「よくある図書館のイメージ」とはまったく異なり、「自由すぎる」と言われるほどです。図書館の固定観念を覆すような取り組みが評価され、2020年に「Library of the Year」の優秀賞を受賞しています。

自由すぎると言われる最大の理由は、館内の一部のエリアを除き、軽食やふた付きの飲み物の利用が休憩スペースに移動しなくてもできるからです。場所を移動をしなくても、本を読みながら長い時間を過ごせますよ。しかし2022年時点では、新型コロナウイルス感染拡大予防のため食事はできません。制限がある点は残念に感じるかもしれませんが、「飲み物がOK」というだけでも嬉しいポイントですよね。

デンパーク

「デンパーク」は、安城市のほぼ中央にあるテーマパークです。1997年にオープンして以来、多くの人が来園し2022年には1,400万人を突破しました。コンセプトは「自然と親しみ、花のある暮らし」。園内には3,300種類、30万株の花や木が植えられています。四季折々の変化が楽しめるスポットですね。

デンパークの「デン」には、日本デンマーク、伝統、田園の3つの意味が込められています。自然を間近で体験できるデンパークへのアクセスは、あんくるバスの利用が便利です。安城駅や新安城駅から出ているあんくるバスに乗り、安城更生病院で下車。南部線・桜井西線に乗り換えると、デンパークにアクセスできます。桜井西線が通る桜井駅と南桜井駅からは、デンパークまでは路線の乗り換え不要です。

デンパーク内へはお弁当などの飲食物の持ち込みができます。天気の良い日は、芝生広場や屋外のベンチでピクニック気分が楽しめるでしょう。雨天のときでも屋根付きの休憩スペースがあるので安心ですよ。

デンパークは道の駅「デンパーク安城」が隣接しています。道の駅の産直コーナーでは、地元の新鮮な野菜や果実や地ビールなどの特産品を販売。営業時間が9時〜17時なので、早めの来店がおすすめです。また毎週火曜日が定休日なので、訪れる曜日には注意しましょう。

丈山苑(じょうざんえん)

安城市の南にある「丈山苑」は、京都の詩仙堂のイメージした庭園です。江戸時代の武士の石川丈山が京都に建てた詩仙堂を生誕の地の安城市に再現し。1996年に開苑しました。3つの様式を組み合わせて作られた本格的な和風庭園は、穏やかな空気が流れます。

丈山苑の南に広がる唐様庭園にはツツジが植えられ、五重の石塔が建っているのが見えます。北側の回遊式池泉庭園は、石川丈山作と言われている京都の蓬莱庭園をイメージして作られました。東の回遊式池泉庭園は、池の周囲を散策しながら自然を鑑賞できる場所です。

丈山苑はあんくるバスの南部線「和泉丈山苑」が最寄りです。少し遠方にある立地なので、車でのアクセスがおすすめでしょう。三河安城駅や安城駅から丈山苑までは車で約15分です。

春には桜やツツジ、夏は青々とした木々、秋は紅葉と季節の移り変わりが楽しめます。特に、建物の詩仙閣の和室から眺めるモミジはとても美しいですよ。1年を通じてさまざまなイベントがあり、和の雰囲気が味わえるスポット。都会の喧騒を忘れて、静かに過ごしたい方におすすめです。350円でお茶と和菓子の提供が受けられます。庭園を眺めてホッと一息をついて、リフレッシュしませんか。

安城市のオススメイベント

最後に安城市のオススメイベントをご紹介します。市民が盛り上がるイベントに参加して、毎日の暮らしの中に彩りを作りましょう。

安城七夕まつり

安城市では毎年8月上旬に「安城七夕まつり」が開催されます。街の商工会の活性化を図るため、1954年に始まりました。毎年100万人以上の人が訪れる、安城市の一大イベントです。竹に付ける短冊はとても数が多く、「1本の竹飾りに吊るされた最も多い短冊の数:13809枚」という記録で、2013年にはギネスに認定されています。

「願いごと、日本一」をコンセプトに、たくさんの企画が生まれています。七夕まつりの期間中だけ現れる七夕神社や公式キャラクターの「きーぼー」など、七夕まつりでしか体験できないものにぜひ触れてみませんか。大人から子どもまでたっぷり楽しめるイベントですよ。パレードやダンスなど、市民が参加できるイベントもあるため、商工会議所だけでなく地域住民も一丸となっておまつりを盛り上げます。

安城市で「お試し住み」するならマンスリーマンションがオススメ

安城市は明治用水の豊かな水源を使い、農業先進都市として発展を遂げてきました。農業先進国のデンマークになぞらえ「日本デンマーク」と呼ばれていた安城市には、地元で採れたての野菜や果物を売る産直市場が多数あります。

JR線や名鉄線が通り、名古屋市や豊橋市方面のアクセスが良好です。新幹線の停車駅の三河安城駅もあり、遠方への出張が多い方や旅行好きな方も暮らしやすい点も魅力。あんくるバスがあるため、車を持たない方でも駅や公共施設、商業施設へのアクセスには困らないでしょう。

ギネス認定されたこともある七夕まつりや自由度の高い図書館など、安城市には見どころがたくさんあります。安城市がどんな街なのかをさらに深く知るために「お試し住み」をしてみませんか。マンスリーマンションなら敷金礼金が不要で、契約手続きも簡単です。1ヶ月だけの短期間の契約ができます。また家具家電がそろっているので、少ない荷物で新生活をスタート。安城市の暮らしやすさを実感できてから、本格的な引っ越しを検討する方法もありますよ。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。