常滑市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!
名古屋市から南へ約40キロほど離れた常滑市は、自然豊かな街です。都会的な雰囲気よりものどかさな場所で暮らしたい方は、常滑市を候補に入れてみませんか。田畑が広がるエリアが多いですが、実は名古屋市方面へのアクセスは良好です。電車1本約30分でアクセスができ、高速道路のインターチェンジもあり交通の利便性は問題ないでしょう。
街なかの開発や整備が進み、老朽化していた市民病院や市役所庁舎が高台に新しく建てられました。2022年10月にはコミュニティバス路線の見直しがあり、市内の広い範囲をカバーし利便性が向上。今後の開発や整備に期待が高まる、常滑市の住みやすさや魅力を詳しくご紹介します。
常滑市ってどんな街?
まずは常滑市がどのような街なのかをご紹介します。歴史や特長、利便性の3つの面から見てみましょう。
常滑市の歴史
常滑市があるエリアは、漁業で生計を立てていた人々が縄文時代に住み着いたとされています。平安時代末期に焼き物が作られるようになってからは、焼き物産業を中心に発展しました。常滑は瀬戸、信楽、越前、丹波、備前と並び、日本六古窯のひとつに数えられている地です。江戸時代に入ったあとは、海沿いの立地を生かし海運業が盛んになりました。
明治、大正と時代を経て1954年に市制が施行。当時の人口は約43,000人で、市域は約42平方キロメートルでした。その後1957年に南側の地区と合併し、約56平方キロメートルにまで市域が拡大。2022年12月時点の人口は約58,000人です。名古屋市や豊田市などの都会と比較するとゆるやかな人口増加ですが、少しずつ成長を遂げています。駅周辺の整備と開発、常滑焼の魅力の発信、観光資源の有効活用などにより、ますますの発展に期待が高まりますね。
常滑市の特長
常滑市は愛知県の知多半島の中央付近に位置する街です。知多半島にある街をまとめて「5市5町」と呼ぶことがあり、常滑市もその中に含まれます。伊勢湾に面し、のりの養殖や漁業が盛んです。高速道路の知多横断道路が市の中心を通り、国道155号線が縦断。2005年に中部国際空港が開港し、遠方への移動がしやすいでしょう。イオンモールやコストコなどの大型の商業施設がオープンしてからは転入者数が増え、20代30代の働き盛り世代が増加傾向です。
海に沿って縦断する名鉄線近くの利便性の良い立地に住宅街が広がっています。常滑駅を中心に開発や整備が進んでいますが、田畑や森がたくさん残された区域も。自然豊かで穏やかなエリアや常滑焼の歴史が感じられるスポットなどもあり、新しいものばかりではありません。古き良き伝統と暮らしやすさを追求した開発の共存により、多くの人に注目される街へと今後もさらに成長することでしょう。
常滑市の利便性
常滑市には名鉄常滑線と名鉄空港線の2路線が通っています。電車の駅は全部で8駅です。路線は常滑市の西側を縦断するように通っています。中部国際空港があるため、海外や国内の長距離の移動が楽にできるでしょう。
常滑駅からは名古屋市方面へ30分ほどでアクセス可能です。常滑市内には「知多横断道」りんくうICと常滑ICの2ヶ所インターチェンジがあり、高速道路へのアクセスがスムーズです。国道155号線が常滑市を縦断。名古屋市方面へもつながる道なので、マイカー派の方には嬉しい環境でしょう。
市内のおでかけはコミュニティバスで楽に移動ができます。2022年10月から運行が始まった「グルーン」は、運賃が無料です。競艇場「ボートレースとこなめ」が来場者の増加を目的にして運行しています。市の北部や南部など電車がないエリアに住む住民の大切な交通手段に。知多郡武豊町の「知多武豊駅」や知多郡美浜町の「上野間駅」へもアクセスができます。
常滑市の4つの魅力!
常滑市は中学校の校区をベースにしてエリア分けがされています。ここでは常滑市の魅力を4つのエリアにわけてそれぞれご紹介。どのような暮らしをしたいのか、イメージしながら選んでみてくださいね。
魅力①歴史的な寺社が多数あり!青海(せいかい)エリア
常滑市の北東に位置するのが青海エリアです。西の端に位置する大野町駅を中心に栄えています。コミュニティバスのグルーンが公民館や神社に止まり、大野町駅と西ノ口駅に向かいます。車がなくても駅に向かう手段が確保されているので安心ですね。名鉄線に並行するようにすぐ東側を幹線道路の国道155号線が縦断。コミュニティバス路線がありますが、青海エリアに住むなら、車を保有したほうが利便性がさらに良くなるでしょう。
国道155号線より東側は山や田畑が多く、自然が豊かに広がっています。繁華街もないので、穏やかで落ち着いた暮らしをしたい方にオススメの環境です。青海エリアの中には「大野城跡」をはじめとして数々の歴史的な寺社が点在しています。閑静な住宅街の中を移動しながら寺社巡りも可能です。
魅力②子育て世代に人気!鬼崎(おにざき)エリア
鬼崎エリアは常滑市の北西にあります。隣接した青海エリアと比較すると、やや住宅街が多い印象です。西側にある名鉄常滑線の西ノ口駅、蒲池駅、榎戸駅、多屋駅の4つの駅を中心に住宅街が広がっています。線路より西側の海沿いには、昔ながらの住宅や漁港があり穏やかな雰囲気です。
未就園児の親子向けの施設「子育て・総合支援センター」が蒲池駅から東へ徒歩4分のところにあります。子育て世代が暮らしやすいエリアといえるでしょう。保育園やこども園など子どもを預けられる施設も多数あります。
地元住民から「旧街道」と呼ばれている「常滑街道」が名鉄線に並行して通っています。常滑市を縦断する古くからある道路で利用者が多いですが、道幅の狭さが気になるところ。自転車や徒歩で旧街道を通ったり横断したりする際には、車に注意が必要です。また車で通行する場合も歩行者や自転車などへ配慮してくださいね。
魅力③駅周辺の開発が進む常滑エリア
常滑エリアは常滑市のほぼ中央に位置しています。常滑駅とりんくう常滑駅の2つの駅を保有。常滑駅は急行や特急の停車駅なので、名古屋市方面や空港へのアクセスが良好です。常滑市の玄関口ともいえる駅のため、通勤通学がしやすいエリアでしょう。常滑エリアは、市民病院や市役所が新しく建てられたり駅前に商業施設の「ミュープラット」がオープンしたりしています。開発や整備がどんどん進み、常滑エリアの利便性は今後もさらに良くなるでしょう。
開発が進むエリアなので、利便性を重視したい方にオススメの地区です。2022年10月から運行が始まったコミュニティバスの路線が常滑駅と市民病院や市役所をつなぎます。車を保有していなくても特に困らずに暮らせる環境です。落ち着いた暮らしをしたい方にも常滑エリアは、住みやすいでしょう。「やきもの散歩道」を中心に古くからの街並みも残っているため、都会的な雰囲気だけではありませんよ。
魅力④豊かな自然が魅力!南陵(なんりょう)エリア
常滑市の一番南にある南陵エリアは、海沿いを中心に住宅街が広がっています。エリアのほとんどに田畑が広がり、自然の豊かさが魅力です。電車の駅はありませんが、コミュニティバスのグルーンが通っています。常滑駅や知多武豊駅、上野間駅へアクセスは可能です。バス路線があるものの、車がないとやや不便に感じることも多いでしょう。しかし人が少なめなので、静かな環境を希望する方にオススメのエリアです。
高台からの見晴らしが良い「高砂山公園」や農業体験ができる「小脇公園」など、自然を生かしたスポットが点在。海水浴や潮干狩りができる「坂井海水浴場」もあります。自然の豊かさが感じられ、穏やかな暮らしが可能です。
常滑市のデータ
常滑市の人口の変遷や転入出者数をご紹介します。転入者が多い街は人の動きが活発で、若い世代が多いイメージではないでしょうか。これから常滑市で生活をスタートする方もすぐになじめそうですよね。また引っ越し前に知っておきたい治安情報、家賃相場もご紹介します。
人口
常滑市の人口の変遷をグラフでご紹介します。
1954年の市制が施行された当時の人口は、42,979人でした。人口が緩やかに増え、1973年には55,000人を超えました。その後1980年代から2000年代にかけて人口が減少していましたが、2010年頃からまた増加傾向に。2022年の人口は58,457人です。りんくう常滑駅と常滑駅の開発や再整備などにより、暮らしやすさがアップするため、今後も人口は増えていくでしょう。
転入出者数も合わせてチェックしてみましょう。常滑市は転入者が多く、転出者数を上回っています。以前は転出者が多い街でしたが、2005年に中部国際空港が開港したことを機に、転入者が大幅にアップしました。
2013年に「コストコ中部空港倉庫店」、2015年に「イオンモール常滑店」、2018年に「ミュープラット常滑」と次々に商業施設がオープンしました。20代30代の働き盛りの世代が多く転入してきています。
治安
一人暮らしが初めての方や女性の方にとって、安心して暮らせる街かどうかはとても気になるポイントですよね。常滑市の治安状況を見てみましょう。2020年の犯罪発生件数は258件でした。
凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 | 知能犯 | 風俗犯 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|
発生件数 | 2 | 25 | 117 | 8 | 0 | 46 |
(参照:犯罪発生状況|常滑市)
愛知県内の他のエリアに比べて値がとても低いので、常滑市は安心して暮らしやすい街と言えるでしょう。地域防犯ボランティアの活動も活発で、地区内の安全を守るのに一役買っています。しかし、犯罪発生件数が低いからと言っても日頃から防犯意識を持って行動することが大切です。夜間歩くときは街灯のある道を選んだり、後ろをこまめに振り返ったりしましょう。またお部屋選びでは、オートロック機能や防犯カメラの設置を条件に入れても良いですね。
家賃相場
常滑市の家賃相場は、愛知県の中では低めです。名古屋市内へ約30分でアクセスができ、通勤通学の負担にならない距離。コスパ良く住める好立地です。名古屋市内より常滑市でお部屋探しをした方が、同じ家賃でも広い間取りが選べるでしょう。常滑市は電車が西側を縦断するようにしか通っていません。車があると行動範囲がより広がるため、駐車場付きのお部屋を条件に入れても良いでしょう。
間取り | 家賃相場 |
---|---|
ワンルーム | 4.55万円 |
1K | 4.02万円 |
1DK | 4.88万円 |
1LDK | 5.33万円 |
常滑市で人気の街
「常滑市に住むならココ!」と人気の街を3つご紹介します。利便性や周辺環境などを詳しくご紹介しますので、お部屋探しの参考にしてくださいね。
常滑駅
常滑市を縦断して通る名鉄線は、海沿いを走る路線。その中央付近にある駅が常滑駅です。常滑市の交通拠点ともいえる常滑駅は、2つの名鉄線が利用できます。常滑駅から北が常滑線、南が空港線です。2つの路線は繋がっているため、名古屋方面と空港間の移動は乗り換えなしでできます。
常滑駅から終点の中部国際空港駅までは約4分、名鉄名古屋駅へは約31分でアクセス。名古屋方面も通勤通学圏内の駅でしょう。常滑駅からはコミュニティバスと半田市方面へ向かう名鉄バスが出ています。
常滑駅の西側にはバスのロータリーがあり、周辺は商業施設が並んでいます。2018年にオープンした「ミュープラット常滑」。スーパーやコンビニ、飲食店が入っています。スーパーの「マルス常滑駅前店」は、平日は9時〜21時、土日は8時〜21時の営業時間です。
土日はオープンの時間が早いので、「休みの日は家事をサッと済ませてのんびりしたい」というような方にピッタリ。マルスは年末年始やお盆はお店がお休みになるため、長期休暇の際は来店日に注意してくださいね。惣菜や肉、魚などの食材が安くてボリュームたっぷりと評判のスーパです。自炊にかかる費用を少しでも抑えたい方は、マルスでのお買い物がおすすめでしょう。
駅の周辺には飲食店が充実しています。テイクアウトに対応した店舗が多く、おいしい食事が家でも味わえます。さまざまなジャンルがあるので、外食が続いても食べ飽きにくいのも嬉しいポイント。また銀行や郵便局も駅から徒歩圏内にあり、コンパクトな移動で生活ができる立地です。
>「常滑」を実際に歩いてみました!住みやすさ実感レポートはこちら
多屋駅
多屋駅は、常滑駅の1駅北に位置しています。多屋駅からは常滑駅までは約1分。徒歩でアクセスしても12分ほどの距離です。多屋駅周辺は住宅街が広がっているので、穏やかに暮らしたい方におすすめの環境。平日朝は通勤通学のため駅が混雑しやすいですが、その他の時間では利用者数が落ち着いています。テレワークをメインに勤務する方にとって気がかりな「音」問題。多屋駅周辺に繁華街が近隣にないため、騒音の心配は不要でしょう。
多屋駅から東へ徒歩約15分のところに「ベイシアフードセンター」があり、お買い物場所に困りません。スーパーやホームセンター、フードコートなどが入った複合商業施設です。徒歩では少し距離があるように感じるかもしれませんが、自転車なら約7分、車なら約5分でアクセスできます。
日々のお買い物に無理なく通える距離ではないでしょうか。ベイシアの広い駐車場内には飲食店や家電量販店、ガソリンスタンドもあります。スーパーの「ベイシアフードセンター常滑店」はお手頃価格の商品が多く、プライベートブランドも充実。営業時間は9時30分〜20時までです。
多屋駅から南へ徒歩で2分ほど進むと、見えてくるのが県道522号線の広い交差点です。交差点の目の前に建つ、1951年創業の和菓子店「大蔵餅」。店内ではぜんざいやあんみつなどが食べられます。
夏はかき氷がオススメの一品です。目を見張るほどの山盛りのかき氷が出てきますよ。交差点から東へ徒歩で約5分のところにある「テキサスキングバーガー」では、ボリュームたっぷりのハンバーガーを提供しています。アメリカで修行したバーガーマイスターが作る、本格的な味が堪能できるお店です。多屋駅周辺のお部屋なら、さまざまなジャンルの食事が楽しめますね。
西ノ口駅
西ノ口駅は、常滑市の北部に位置しています。名鉄常滑線が通り、常滑駅までの所要時間は約7分です。名鉄河和線も通る東海市の太田川駅までは約30分でアクセスできます。保育園や小学校、児童館などの子どもに関連した施設が駅の近隣にあり、子育て世代にとって住みやすい環境です。
西ノ口駅の東には新興住宅地が広がり、子育て世代に人気。海が近く、西ノ口駅から浜辺までは徒歩で6分ほど。海水浴には向いていませんが、砂浜の散策ができるスポットです。海風を感じながらの散策は気分転換にもピッタリでしょう。テレワークやオンライン学習が多い方にはオススメの住環境ですね。
常滑市を縦断する県道247号線沿いにスーパーや衣料品店、コンビニなどのさまざまなお店が並んでいます。スーパーの「ヤマナカ常滑青海店」までは、西ノ口駅の東口を出て南へ徒歩約9分です。22時まで営業しているので、帰宅時間が遅い方でも利用しやすいでしょう。
さらに南へ行くと100円ショップの「セリア常滑店」、衣料品店の「ファッションセンターしまむら常滑北店」があります。ドラッグストアの「スギドラッグ常滑北店」は駅の北にあり、徒歩で約8分です。飲み物やインスタント食品も売られているので、一人暮らしで食事を手軽に済ませたい方の生活も支えてくれるでしょう。
飲食店は駅の南東にあります。駅から徒歩約7分でカフェやファミリーレストランが建つエリアにアクセス。お手頃価格の飲食店なので、外食も気軽にできそうですね。
常滑市で人気のお出かけスポット
常滑市で人気のお出かけスポットを3つ、ピックアップしました。お出かけスポットの見どころを詳しくご紹介しますので、休日のひと時をすてきな場所で過ごしてみませんか。
やきもの散歩道
常滑市は常滑焼で有名な街です。常滑駅の東側には、昭和初期頃に栄えた窯業集落一帯が広がっています。「やきもの散歩道」として有名な観光スポットです。常滑駅の東口を出た先には「とこなめ招き猫通り」と呼ばれる道路があります。常滑市街を表現したタイルアートがあり、コンクリート壁にたくさんの作家によるオリジナリティあふれる招き猫の作品がレイアウト。数々のアート作品に触れあえるスポットですよ。
駅から3分ほど歩くと、巨大招き猫「見守り猫とこにゃん」のオブジェがあります。とても大きいオブジェなので、全体像を見るには、反対車線へ移動してから鑑賞するのがオススメです。「常滑市陶磁器会館」から、やきもの散歩道の散策コースを歩くと、とこにゃんをより間近で鑑賞できます。
集落一帯には、煙突や窯などの歴史を感じさせる建築物が残っています。黒い外壁の工場や廃材を利用した坂道などがあり、趣のある雰囲気です。坂を上り高台の見晴らしの良い場所からは、常滑市内を一望できます。写真映えスポットとしても人気で、気候が穏やか日は多くの人が散歩道内を散策。作品が展示されたギャラリーや雑貨店を巡って歩くのも楽しいですよ。
常滑焼の体験ができる工房も点在しているので、世界に1つだけの作品を作るのも良いですね。飲食店も点在しています。散策の休憩に立ち寄れるようなカフェやランチにピッタリなお店も。古民家風のおしゃれな外観の店舗は、お店で食事する前からワクワクできますね。
りんくうビーチ
常滑市は海に面した街なので、ビーチもあります。「りんくうビーチ」までは、多屋駅からは徒歩で約22分、りんくう常滑駅からは約18分でアクセス。中部国際空港の対岸にできた人工のビーチです。離着陸する飛行機と海に沈む夕日で赤く染まる浜辺の両方を楽しめるのは、りんくうビーチならではの魅力でしょう。海水浴ができるのは毎年7月中旬から8月末までです。
夜は21時までなら花火もできます。海と花火のコラボレーションは、夏を満喫できる組み合わせですね。バーベキューコーナーが浜辺に隣接しています。4月〜10月が利用可能期間。所定の日は1区画ごとに利用料金が発生しますが、無料でバーベキューができる日もありますよ。肉や野菜を焼きながら、友人や家族とワイワイ楽しく会話が弾みますね。
大都会名古屋から少し離れた立地の常滑市だからこそ、「もっと優雅なひと時を過ごしたい」と思う方におすすめのアクティビティエリアもあります。「Link del mar(りんくでるまー)」は、海外のリゾート地をコンセプトにして作られた場所です。グラマラスとキャンプを合わせた造語「グランピング」ができますよ。
パエリアやアヒージョなど彩り豊かな料理が味わえ、バーにいるかのようなおしゃれなドリンクも提供。木陰のテントやラグジュアリーなドームテントなど、5つのスタイルのバーベキューサイトがあります。テーブルセッティングやドリンクの提供もスタッフが対応するので、屋外のレジャーに慣れていない方でも気軽に楽しめるでしょう。
大野城跡
西ノ口駅から東へ徒歩約15分のところに「大野城跡」を整備して作られた「城山公園」があります。大野城は、2011年に放送されたNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」で脚光を浴びました。江姫の嫁ぎ先が大野城の城主、佐治一成です。佐治家が戦国時代中に追放されたあとは、織田信長の弟が城主に。大野城は川から離れた立地のため、水路の確保が困難なことから、利便性を求め2.3キロほど北に「大草城」を築城しました。大草城の完成後に大野城は廃城となったのです。
大野城跡は、1968年に常滑市指定文化財の認定を受けました。1979年にお城の形をした展望台建設が始まり、1980年に完成。鉄筋コンクリート造の3階建ての展望台からは、伊勢湾や鈴鹿山麓が一望できます。
展望台の開放時間は3月~10月が9時~17時、11月~2月が9時~16時です。「見晴らしの良いところで景色をゆっくり眺めたい」「人が多い場所は避けたい」という方に、大野城跡はおすすめ。住宅街に囲まれた周辺の道路は交通量もそれほど多くないため、訪れる人が少なめです。伊勢湾が一望できる絶景を独り占めということもできるかもしれませんよ。
展望台周辺の城山公園には遊具や多目的広場があり、子どもが体を動かして遊ぶにはピッタリ。小径も整備され、木々に囲まれた中を散策もできます。公園内には約100本の桜があり、お花見もできます。毎年3月下旬頃に見頃を迎え、桜のピンク色とお城の白い外壁がとてもよく似合うスポットですよ。
常滑市のオススメイベント
最後に、常滑市のおすすめイベントをご紹介します。古くから常滑市の各地区で、春の祭礼や夏のお祭りなどがおこなわれてきました。今回ご紹介するのは、常滑市全体で盛り上がれるイベントです。
常滑納涼花火大会
毎年10月に「常滑焼まつり」が開催され、常滑焼の展示や販売、屋台の出店などがあります。そのおまつりに関連して「常滑納涼花火大会」が毎年8月に実施されています。打ち上げられる数は約1,500発と、それほど多くはありませんが毎年たくさんの人が鑑賞する花火大会です。
次々に花火が夜空に咲くスターマインなどで観客を楽しませてくれます。花火は夜に開催されますが、日中はりんくう常滑駅の北広場でイベントを実施。花火大会の日は昼も夜も満喫できますよ。りんくう常滑駅へは、常滑駅から電車で約2分です。ただ、電車の本数がほとんどの時間帯で20分〜30分に1本のペースと少なめ。徒歩か自転車でアクセスすることも検討しても良いでしょう。りんくう常滑駅までは徒歩なら約21分、自転車なら約7分です。
りんくう常滑駅に隣接して「イオンモール常滑」があります。北広場内のイベントに参加したり、イオン店内で買い物や食事をしたりと自由に過ごせますね。9時から22時まで開いているため、いつでも来店しやすいことも魅力でしょう。
花火大会は常滑焼まつりの協賛があって成り立っているイベントです。メインとも言える常滑焼きまつりについてもぜひ、チェックしておきたいところ。「やきもの散歩道」や「とこなめセラモール」、2021年にリニューアルした「ボートレースとこなめ」などの複数の会場を巡るおまつりです。各会場へアクセスしやすいよう特別に巡回バスが走りますよ。
常滑市の住みやすさチェックにはマンスリーマンションがオススメ!
常滑市は名古屋市の約40キロ南に位置し、人口が6万人弱の小規模な街です。西側の海に沿って名鉄線が通り、名古屋市方面まで約30分でアクセス。高速道路や幹線道路があるので、マイカー派の方にも暮らしやすい街です。常滑駅を中心に栄え、大型の商業施設が複数あります。常滑市全体を見ると田畑が多く、自然豊か。穏やかな住環境なので、都会の喧騒から離れて暮らしたい方にピッタリでしょう。
家賃相場が安く犯罪発生率も低いことが魅力の常滑市。まずは気軽にマンスリーマンションでお試し住みをして、住環境をしっかりチェックしましょう。交通の利便性や街の雰囲気が把握できてからの引っ越しでも遅くはありませんよ。マンスリーマンションは、家具家電がそろっているので、入居が楽にできます。水道や電気などのライフラインの手続きも不要で、入居したその日からすぐに生活が可能です。常滑市の魅力をもっと実感してから本格的な引っ越しをしませんか。