「JR青梅線」のオススメ駅5選!通勤通学の利便性×大自然のすぐ近くで暮らせる街。

日中は都会で仕事をしたり勉強をしたりしていても、家に帰れば自然に気軽に触れ合える街に暮らしたい、というニーズも少なくないのではないでしょうか。そんな方にオススメしたいのが「JR青梅線」です。立川や青梅など商業施設が充実し普段は暮らしやすい街ですが、自然たっぷりの奥多摩も沿線にあるという2つの性格をもつ路線です。

今回はそんな「JR青梅線」のオススメ駅を5つ選出し、それぞれのポイントやオススメのエリア、家賃相場にまでクローズアップいたします。

通勤路線と観光路線、2つの性格をあわせ持つ「JR青梅線」

「JR青梅線」は「奥多摩」駅から「立川」駅の計25駅を結ぶ路線です。青梅線の中間駅である「青梅」駅で運行系統が分かれており、立川方面から青梅駅より下り方面に向かう際は、多くの場合、列車の乗り換えが必要です。

青梅〜立川は都心への通勤路線として、奥多摩〜青梅は観光路線や生活路線としての性格を有します。列車の種別は、「各駅停車」の他に、「快速」「青梅特快」「通勤快速」「通勤特快」や、土休日のみ運行する「ホリデー快速おくたま」「ホリデー快速あきがわ」と豊富です。

アウトドア派にも人気?「JR青梅線」3つの魅力

JR青梅線はアウトドア派にも人気の路線です。ただ人気がある理由はそれだけではありません。青梅線の魅力を3つピックアップしましたので、一緒に見ていきましょう。

「JR青梅線」の魅力その①自然に親しめる街が多い

青梅線の沿線には、駅から出てすぐ自然に親しめ、アウトドアやアクティビティができる駅が多くあります。JR東日本は、青梅線の中でも特に青梅駅から奥多摩駅の区間を「東京アドベンチャーライン」と銘打ち、より自然を感じられる魅力を発信しています。休日に気軽に自然の中で遊びたい、という方にはとてもオススメの路線です。

「JR青梅線」の魅力その②都心まで直行できる

青梅線自体は「奥多摩」駅から「立川」駅までで完結する路線です。しかし中間駅である「青梅」駅からは、東京駅へダイレクトアクセスできる列車が設定されています。「快速」や「青梅特快」、朝夕に設定されている「通勤特別快速」など、速達性のある種別が充実しているのが魅力です。

「JR青梅線」の魅力その➂女性専用車が設置されている

JR青梅線の魅力3つ目は、女性専用車が設置されていることです。中央線快速と直通運転、かつ新宿に朝7時半〜9時半に到着する列車の先頭車両に設置されています。「女性専用車」とネーミングはされていますが、実は女性以外にも利用が可能な場合があります。

小学生以下の男児や、体に障害のある方とその介助者は男女問わず利用が可能です。ぎゅうぎゅうの満員電車が身体的に厳しい場合にも、女性専用車が利用できるので安心です。

JR青梅線のオススメ駅①「立川」駅 ― 中核都市の人気タウン ―

立川駅はJR青梅線でも最も東京都心寄りにある、青梅線の始発駅です。中核都市である立川市の中心駅でもあり、周辺には「ルミネ立川店」や「伊勢丹立川店」など大型の商業施設、金融機関なども充実。駅の周りはとても賑やかですが、少し離れれば穏やかな住宅街が広がり、緑のエリアが増えてくるのも魅力。便利にかつ落ち着いて暮らしたい方にオススメのエリアです。

立川駅の基本情報 ― 2社4路線乗り入れる大ターミナル ―

立川駅は、多摩地区の中心的な役割を担う大ターミナル駅。JR青梅線・中央線・南武線、多摩エリアを縦断する「多摩モノレール」が乗り入れています。

都心方面へ向かう際には、中央線が便利。青梅線は中央線とも直通運転を実施しています。特快の利用で「新宿」駅に27分、「東京」駅には41分でダイレクトアクセスできるのは魅力です。

立川駅周辺の家賃相場 ― 中核都市の中心駅ゆえの価格帯 ―

立川駅周辺の家賃相場を見ていきましょう。立川駅周辺エリアは、JR青梅線の中でも最も家賃相場は高く設定されています。多摩エリアで最も大きな街であること、ターミナル駅であることを考慮すると、この価格帯も納得がいく方も多いでしょう。自然と都市が両立する魅力的な街だからこそ、高い家賃でも人気があることが推察されます。

​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​
間取り家賃相場
ワンルーム5.74万円
1K7.49万円
1DK8.83万円
1LDK11.94万円

立川駅周辺のオススメスポット ― イベント多数開催!大人も子供も楽しい「昭和記念公園」 ―

立川駅北口から徒歩10分ほどに国営「昭和記念公園」はあります。年間来場者数400万人以上を誇る、イベントも頻繁に行われる公園です。園内は自然が広がり、様々なテーマをもたせたエリアがあります。「みどりの文化ゾーン」や「広場ゾーン」「森のゾーン」など。大人から子供まで1日いても飽きないほど、中身の濃い公園です。

>「立川」を実際に歩いてみました!暮らし実感レポートはこちら

立川駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

JR青梅線のオススメ駅②「東青梅」駅 ― 駅周辺の利便性と豊かな自然が魅力 ―

青梅駅ののぼり寄り隣駅である「東青梅」駅。青梅市役所の最寄り駅です。駅周辺は商店街と住宅街が混在しており、近年は分譲タイプのマンションが多く建築され始めました。駅北口には0時まで営業しているスーパー「マルフジ東青梅店」があり、買い物も便利。

駅から少し離れれば、自然があふれるエリアもあり、利便性と自然の豊かさを両方体感できる青梅線沿線ならではの街の風景が広がります。

東青梅駅の基本情報 ― 立川駅には29分でアクセス ―

東青梅駅は、当駅から下り方面・終点の「奥多摩」駅までは、複線から単線へと切り替わる、運行上とても重要ポイントです。「青梅」駅は1駅3分、「拝島」駅には16分、「立川」駅には29分と短時間でダイレクトアクセスが可能。立川駅から先、上り方面の新宿や東京にも乗換なしで行くことができるのが魅力です。

東青梅駅周辺の家賃相場 ― 青梅線の穴場的存在 ―

東青梅駅周辺の家賃相場は、JR青梅線沿線で最も安い相場です。安いのですが、賃貸用の物件が実はあまり多くはありません。青梅線の中でも系統が切り替わる「青梅」駅の1駅のぼり方面にあり、賃貸よりも分譲住宅が多いエリアなのです。駅前にはスーパーもある暮らしやすい街。便利にお得に暮らせる穴場的な存在と言ってもよいでしょう。

​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​
間取り家賃相場
ワンルーム-万円
1K4.18万円
1DK6.57万円
1LDK-万円

東青梅駅周辺のオススメスポット ― 色とりどりのしょうぶが美しい「吹上しょうぶ公園」 ―

東青梅駅北口から徒歩10分少々、ずっと歩いていくと見えてくるのは「吹上しょうぶ公園」です。勝沼城跡歴史環境保全地域にあり、谷戸を利用して作られた公園。その名の通り色とりどりのしょうぶが栽培されており、毎年シーズンになると多くの人々が訪れます。園内はしっかりと整備されているので、快適に鑑賞を行えます。

JR青梅線のオススメ駅③「河辺」駅 ― 多摩川の自然も楽しめる利便性高い街 ―

河辺駅は東京都青梅市にあるJRの単独駅。北口は「河辺北大通り」沿いに、南口は「奥多摩街道」沿いに商業施設が立ち並び、買い物や外食にとても便利。駅から南方向に10分弱歩けば、多摩川にたどり着き、水辺の自然をたっぷり楽しめるのも大きな魅力です。住宅地としては治安が良好で落ち着いた雰囲気。特に子供を連れたファミリーの姿を多く見られます。

河辺駅の基本情報 ― 特急おうめも利用可能、立川に30分以内でアクセス ―

河辺駅はJR青梅線のみが乗り入れる駅。「特急おうめ」を含む、すべての種別の列車が利用できるのでとても便利です。「青梅」駅に2駅5分、「羽村」駅に8分、「立川」駅には29分でダイレクトアクセス。立川駅に30分以内でアクセスできるのは、とても魅力ですね。

河辺駅周辺の家賃相場 ― 家賃相場は青梅線の平均値 ―

JR青梅線の沿線駅の家賃相場のほぼ平均値…それが河辺駅周辺の家賃相場です。高すぎず、リーズナブルな価格帯で暮らすことが可能。河辺駅エリアの住宅地には分譲住宅が多く、ファミリー向けの賃貸物件は選択肢が多くありません。単身者やDINKS向けの物件が中心となります。

​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​
間取り家賃相場
ワンルーム5.38万円
1K5.81万円
1DK-万円
1LDK7.89万円

河辺駅周辺のオススメスポット ― 駅から歩行者デッキで直結「河辺タウンビル」 ―

河辺駅北口の「河辺びっくぷらむ」と呼ばれる歩行者デッキと直結する複合ビルに「河辺タウンビルA」「河辺タウンビルB」があります。河辺駅北口エリアの代表的な商業施設です。Aにはイオンスタイルや無印良品、ダイソーなどが入り、Bには「河辺温泉夢の湯」が入ります。北口エリアの商業の中心的存在と言っても過言ではないでしょう。買い物から娯楽まで、しっかり堪能できるオススメスポットです。

河辺駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

JR青梅線のオススメ駅④「拝島」駅 ― 自然とアメリカンな雰囲気も味わえる街 ―

拝島駅は、東京都昭島市と福生市にまたがって立地。基本的には静かな住宅エリアが広がり、自然も多く触れられる魅力的な街です。商業施設は駅の周辺や奥多摩街道沿いに見られるのが特徴。ファミリーには駅西側エリアの住宅街が人気です。駅北東エリアには横田基地が立地し、周辺にはアメリカンなお店もあり日本にいながら海外の気分が楽しめます。

拝島駅の基本情報 ― 2社4路線乗入、新宿へ最短40分。 ―

拝島駅はJR青梅線・五日市線・八高線と西武拝島線が乗り入れる、東京西エリアの中でも重要なターミナル駅のうちの1つです。西武拝島線は西武新宿線と直通運転をしており、こちらからも新宿方面へのアクセスが可能。

JR青梅線の利用で「立川」駅まで13分で直行が可能。立川駅から中央特快へ乗り換えると、最短で40分ほどで新宿までダイレクトアクセスできます。都心へもより便利に行ける便利な街です。

拝島駅周辺の家賃相場 ― ターミナル駅ながらもリーズナブル ―

拝島駅エリアの家賃相場は、JR青梅線沿線駅の中でも2番目に低価格です。ターミナル駅にも関わらずこの低い価格帯、拝島の中でも特に住宅街エリアに暮らせば生活で困ることも無いでしょう。家賃も生活利便性にもこだわりたい方に、特にオススメです。

​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​
間取り家賃相場
ワンルーム3.61万円
1K4.46万円
1DK-万円
1LDK13.52万円

拝島駅周辺のオススメスポット ― だるま市が大賑わい「拝島大師」 ―

この辺りの有名な観光名所といえば「拝島大師」。この拝島大師には拝島駅からバスで10分程でアクセスできます。正月の2日3日に開催されるだるま市が特に有名で、広い境内は初詣客でいっぱいになります。普段は観光客も訪れますが基本的には静かな空間。立派な社殿などの見学は、何も行事がない時に行うと良いでしょう。

拝島駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

JR青梅線のオススメ駅⑤「羽村」駅 ― 駅前の24時間スーパーが便利 ―

東京都心へのベッドタウンとして人気のある羽村市。その羽村市の中心にあるのが「羽村」駅です。駅の東口には24時間営業の「西友羽村店」、西口には「羽村本町西口商店街」があり、日常の買い物も困ることはありません。駅南西エリアでは多摩川と玉川上水が分岐する地点があります。水辺の癒しの景色に癒やされることでしょう。

羽村駅の基本情報 ― 東京駅にも60分でダイレクトアクセス ―

羽村駅はJR青梅線のみが乗り入れる単独駅。初電から6時25分までは無人駅扱いになるので、乗車の際は乗車証明書を取ってから車内に入りましょう。

羽村駅から「拝島」駅は8分、「立川」駅には21分で到着。青梅特快の利用で「新宿」駅まで45分、「東京」駅まで60分でダイレクトアクセスができるのも嬉しいですね。

羽村駅周辺の家賃相場 ― 立川に次いで高い家賃相場 ―

羽村駅周辺の家賃相場は、JR青梅線の中では立川駅に次いで2番目に高く設定されています。平均値よりも約1万円ほど高いです。駅周辺に商業施設が集まり買い物しやすい点、生活に欠かせない病院や金融機関も揃う点、住宅地として暮らしやすい点も相まって、この家賃相場になっていると言えるでしょう。

​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​
間取り家賃相場
ワンルーム-万円
1K6.52万円
1DK6.53万円
1LDK7.09万円

羽村駅周辺のオススメスポット ― 小さくても中身は充実の動物園「羽村動物公園」 ―

羽村駅北口からしばらく歩くと見えてくるのは「羽村動物公園」という動物園。2026年度末までは日野自動車のネーミングライツにより「ヒノトントンZOO」と呼ばれます。

敷地面積は小さいものの、展示の工夫や小動物とのふれあいなど、一般的な動物園と同様に動物に親しめます。サンショウウオやカワムツなど水生動物の展示も充実。子供だけではなく、大人も楽しめる動物園です。

羽村駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

お試し住みをするならマンスリーマンション!

今回はJR青梅線の沿線から、新生活をスタートするのにぴったりの駅を5つ選びました。駅の周辺情報やオススメスポットもご紹介しましたが、住み心地まではなかなかイメージしづらいと思う方もいることでしょう。そんな場合にはマンスリーマンションでお試し住みをして、実際の街の雰囲気を知るという方法もあります。

家具家電や生活用品がそろい、インターネット契約や電気・ガス・水道などのインフラ関係も準備されています。お部屋探しから入居まで2日で完結できるマンスリーマンションを選び、新生活のスタートを切ってみませんか?

この記事を書いた人

千葉みなと

フリーランス歴15年以上の40代ライター。大学生と高校生の一男一女の母。東京在住。
子どもの手が離れつつあり、今では自分の時間を満喫しています。趣味は散歩、乗り鉄、料理、スポーツ観戦、謎解きイベント参戦。夏は野球(プロアマ問わず)、冬はラグビーを観戦。
青春18きっぷが発売されている期間は、あちこちの列車に乗りに行っています。お気に入りの路線は、JR大糸線・木次線・水郡線など。山越えの列車にロマンを感じています。