【エピソード付】引っ越し時に買って後悔した家電ランキング

新居への引っ越しに合わせて、新たに購入したり買い替えたりする家電。家電には高額な商品も多く、よく検討してから購入するという人も少なくありません。しかし、他の商品と比較しながら選んだにもかかわらず、「購入を後悔した」という経験がある人は意外と多くいます。

そこで今回は、引っ越し時に買って後悔した家電をランキング形式でご紹介します。家電選びで迷っている方や後悔したくない方、購入者が後悔したエピソードを知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

家電購入後によくある後悔

家電の種類を問わず、購入したことを後悔する原因の代表例としては、以下の点が挙げられます。

  1. 機能が複雑、機能を十分に活かせない
  2. 求めていたスペックと違った
  3. 使い勝手が悪い
  4. 掃除(メンテナンス)が面倒
  5. 想定以上に場所(スペース)をとる

近年は、インターネットと接続できるIoT家電やスマートフォンで操作ができるスマート家電を始め、様々な機能が搭載された家電が増えてきています。技術の進歩とともに便利になっていく家電。ところが、実際にはその機能を使いこなせていない人も多く、メリットが多いと思って買ったはずが、デメリットばかり感じてしまうことも少なくないのです。

ここからは、実際に家電を購入した人が後悔したものをランキング形式でご紹介します。

1位、食器洗い乾燥機

あると便利な家電として選ばれることも多い「食器洗い乾燥機」、通称「食洗機」。食器と洗剤を投入すれば、洗浄から乾燥まで全自動でやってくれます。あらかじめビルトインタイプが備え付けられている賃貸物件もありますが、そうでない場合は工事が不要なタンク式の卓上タイプを購入するのが一般的です。

メリット・デメリット

食洗機のメリットは、食器洗いの手間を軽減できること。キッチンに立ちっぱなしの時間や手荒れのリスクが減るのも嬉しいですね。乾燥機能は、食器が乾きにくい梅雨時期や寒い時期に便利です。

反対にデメリットは、食洗機で洗えないものが意外と多い点。とくにコンパクトな卓上タイプにはフライパンや鍋が入りません。「一度にたくさん洗いたい」と食器を重ねて入れると、汚れや水滴が残ったり、場合によっては食器が破損したりすることもあります。そもそも食洗機で洗えない食器もあり、誤ってそれらを入れると変形してしまう恐れもあるため、食器ごとに使用可否を確認しなければなりません。

【エピソード】とにかく場所をとる

比較的小さめのタンク式タイプを選んだものの、元々キッチンが狭いこともあり、とにかく場所をとりました。調理台に置いたところ、調理スペースがほとんどなくなってしまったため他の場所にも置いてみましたが、給排水時に不便で…。結局、便利さよりも不便さが優ってしまい、撤去しました。

2位、オーブンレンジ

食品を温めるという電子レンジ本来の機能に加えて、スチームやグリル、オーブンといった機能が備わっている「オーブンレンジ」。オート調理機能も充実しており、フライパンや鍋を使わずあらゆる調理ができる時短家電としても人気です。ノンフライ機能がついているものであれば、油を使わずにヘルシーな揚げ物を作ることができ、健康面を気にする人にも支持されています。

メリット・デメリット

オーブンレンジのメリットは、料理の幅が広がること。一台あるだけで、蒸し料理やオーブン料理、焼き菓子まで、あらゆる料理が作れます。必要な食材を準備してボタンを押すだけでヘルシーかつおいしい料理を作ってくれるのも便利で嬉しいポイントです。

デメリットは、多機能すぎて使いこなせないこと。単機能電子レンジの数倍の値段はする高額商品だけに、せっかく備わっている機能は活用したいところ…。購入当初こそ、いろいろと試してみる人も多いですが、慣れないことをやるのが次第に面倒になり、結局温め機能ばかり使っている人も少なくありません。

【エピソード】肝心の温め機能がイマイチ…

多機能に惹かれてオーブンレンジにしたものの、いざ使ってみると温め機能がイマイチなことに気づきました。とくに重さを自動検知して温めるオートモードは表面しか温まっていないことも多くて…。高価な製品だから全ての機能のレベルが高いというのは勘違いでした。次は機能の多さよりも各機能の性能を重視して選びたいです。

3位、ドラム式洗濯乾燥機

全自動で洗浄から乾燥までの洗濯にまつわる全ての工程を済ませてくれる「ドラム式洗濯乾燥機」、通称「ドラム式洗濯機」。生活家電の中でもとくに高額な商品の1つですが、忙しい現代人を助ける時短家電として、近年益々人気が高まっています。

メリット・デメリット

ドラム式洗濯機のメリットは、縦型洗濯機に比べて少ない洗剤や水で洗濯ができるため、節約や節水に繋がること。そして何より、乾燥機能が付いていることによって干す手間が省けることです。夜寝る前や外出前にセットをしておけば、あとは衣類を取り出して畳むだけ。梅雨時期も天気を気にすることなく、洗濯ができます。

一方、デメリットとしては縦型洗濯機に比べて洗浄力が劣ることや高額であることが挙げられます。乾燥機能がついていることは、時短面ではメリットですが、服が縮んだりシワが残ったり…という点についてはデメリットです。ただし、近年は縮みやシワができにくく、かつ省電力のヒートポンプ式やヒートリサイクル式のものが増えるなど、改善が図られています。

【エピソード】乾燥できるものとできないものの仕分けが大変…

洗濯物を干す手間から完全に解放されると思ってドラム式洗濯機を購入しましたが、手持ちの服の洗濯表示を確認すると、そもそも乾燥機で乾燥できないものがあることが判明。気に入った服が傷んでしまっても困るので、乾燥できるものとできないものを分けて洗濯することに…。ドラム式洗濯機を購入して、確かに干す手間は減ったものの完全にはなくならず、仕分けをする分だけ洗濯回数が増えてしまいました。

4位、空気清浄機

今や、一般家庭にも広く普及している「空気清浄機」。空気中の花粉やハウスダスト、ウイルスや細菌を除去したり、脱臭効果があったりと、機能も豊富です。アレルギー対策やシックハウス対策に加え、コロナ禍のウイルス対策としても注目が集まっています。

メリット・デメリット

空気清浄機を使用するメリットはもちろん、室内の空気がきれいになること。外から帰宅後や窓の開閉後に気になる、空気中の見えない汚れも集めてくれるため、清潔な環境で快適に過ごせます。加湿機能がついているものであれば、乾燥が気になる冬場も、適度な湿度が保てるでしょう。

デメリットは、メンテナンスに手間がかかること。一般的には、最低でも1ヶ月に1回は掃除機でホコリを吸い取ったり水洗いをしたりするなどして、フィルターの手入れをすることが推奨されています。この手入れを怠ると本来の機能や効果が期待できません。

【エピソード】空気をきれいに保つはずの空気清浄機から異臭が…

加湿機能が付いた空気清浄機。フィルターやタンクのメンテナンスは毎月行っていたにもかかわらず、ある時から異臭がするように…。よくよく確認するとタンクの下のトレーにカビが繁殖。それ以降は、トレーや加湿フィルターも毎月掃除するようにしていますが、正直結構手間だなと思っています。

5位、ロボット掃除機

床を器用に這いながら、ゴミやホコリを自動で吸引する、「ロボット掃除機」。自宅を常に清潔に保ちたい人や、掃除機をかけるという家事労働から解放されたい人が重宝する家電の1つです。国内ではおよそ20年前から販売が始まり、その便利さから徐々に普及してきています。

メリット・デメリット

ロボット掃除機を購入する最大のメリットは、掃除機をかけるという負担がなくなること。フローリングのみならず、カーペットや畳の上でも高い吸引力を発揮し、床に落ちているゴミを確実に集めとります。部屋ごとにフロアマップを記憶したり、清掃時間を設定できたりするなど、その機能は年々高まっています。

デメリットとしてよく聞かれるのは、掃除音が意外とうるさいという点やダストボックスの掃除が面倒という点。髪の毛やホコリがブラシに絡まってしまっているときは、ブラシ部分を分解してメンテナンスする必要があります。電池やアクセサリーなど、小さい物を床に落としてしまっていた場合はそのまま吸われてしまったり、中で詰まってしまったりすることもあるため、注意が必要です。

【エピソード】カーペットの一部がはげてしまった…

吸引力が高いのは良い面でもありますが、あまりの強さに長毛カーペットの一部がはげてしまいました。はげるまでには至っていない部分も、購入当初に比べて毛量に変化が…。今は、カーペットの上にロボット掃除機が乗らないように段差をつけていますが、カーペットを個別に掃除する手間ができてしまいました。

なお、家電は、改良を繰り返しながら毎年新しいモデルが発表されています。そのため、旧型と新型では機能も使い勝手も異なってくるもの。家電を購入する前は、各社最新モデルに搭載されている機能やその使い勝手を参考にしながら比較や検討をするようにしましょう。

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この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。