【大阪】休日に出かけてみよう!オススメの美術館5選

グルメやお笑いが名物の大阪ですが、国宝級の芸術品を所蔵・展示する美術館も府内各地に数多くあります。それぞれジャンルの異なる企画展を随時開催しているので、お休みの日はじっくりゆっくり自分好みのアートを堪能しながら感性を刺激してみてはいかがでしょうか。

今回は大阪でオススメの美術館を5つピックアップ。駅近でアクセスしやすいため、休日のお出かけはもちろんショッピングやデートの合間に立ち寄るのにぴったりですよ。また気に入った美術館の近くでお試し住みができるマンスリーマンションの情報もご紹介。ぜひお部屋探しの参考にしてみてくださいね。

オススメの美術館①国立国際美術館

大阪市北区の中之島に立地する国立国際美術館は、竹の成長をイメージした羽のような独創的な建築デザインが目印。三層構造の地下展示設計が特徴的な館内は、地下1階にレストランやショップ、講堂などがあり、地下2・3階が収蔵庫と展示空間になっています。

その名の通り国際的な現代美術作品を収集展示する同館は、年間を通じて数多くの企画展を開催。ピカソやアンディ・ウォーホルといった誰もが知る海外の有名画家から、草間彌生や村上隆などの日本人アーティストまで所蔵品の豊富さが魅力です。アート好きな方なら一度は訪れたいスポットでしょう。

国立国際美術館は戦後に誕生した世界中の現代アート作品を8,000点以上収蔵しており、海外の美術館とタイアップした国際的な展覧会では、普段目にする機会のない貴重な作品の数々を公開。海外まで行かなくても実物を間近で鑑賞することが叶いますよ。

新進気鋭の注目アーティストにスポットを当てた企画展も人気。映像作品やパフォーマンスアートなど様々な表現形式を取り入れているため、時代の先端をいく新しい芸術が体感できるでしょう。クリエイターなど流行に関係する仕事をしている方はぜひチェックしてみてください。

地下全体が美術館となっている独特の建築デザインは、地上からの巧みな採光など展示品の鑑賞環境が優れています。建物自体がアートといわれており、外観や内部構造をじっくり観察するだけでも十分楽しめるでしょう。地上のオブジェは映えるフォトスポットとして好評ですよ。

ミュージアムショップでは各展覧会にちなんだグッズや書籍などが販売されており、訪問の記念やお土産に購入して帰るのがオススメ。また同館に隣接する大阪市立科学館にはサイエンスショーやプラネタリウムなどがあり、子連れファミリーは美術館と併せて訪れると良い学びになるでしょう。

同館が建つ中之島は複数の美術館や図書館、歴史的建造物が集合する市内有数のカルチャースポット。景観の素晴らしさを満喫できるカフェやレストランが周囲にたくさんあるので、食事や休憩する場所には困りません。アートを堪能した後は、バラ園を眺めながらテラス席で過ごすのも素敵な休日の過ごし方ですね。

詳細情報

施設名:国立国際美術館
所在地:大阪市北区中之島4-2-55
アクセス:京阪中之島線「渡辺橋」駅から徒歩約5分
開館時間:10:00~17:00 金土10:00~20:00
駐車場:なし

オススメの美術館②大阪市立美術館

大阪メトロ御堂筋線やJR大阪環状線など各路線が集結するターミナルシティの天王寺。同エリアのランドマークでもある天王寺公園内に位置する大阪市立美術館は、昭和11年に建造された重厚感あふれる建築美が魅力です。電車でアクセスしやすいので、何度でも気軽に訪れることができますよ。

同館が建つ敷地はかつて大財閥の住友家本邸があった場所であり、現在の慶沢園とともに大阪市に寄贈されたことで美術館が誕生。地上3階・地下3階から成る館内は設立当初に造られた本館と、平成4年に新設された地下ギャラリーで構成されています。

近世前後の日本・中国の絵画や彫刻、工芸品を中心に収蔵する同館は、大阪の企業家らによる寄贈品を含む8,700点以上もの作品を収集展示。企画展などでお披露目される作品の中には国宝や重要文化財に指定されている品も多く、それらを鑑賞できる貴重な場所です。

本館で公開される作品は日本国内をはじめアジアの美術品が多くを占めており、平安・鎌倉時代の仏画や水墨画、江戸時代の屏風画や浮世絵など、歴史的アートが好きな方にオススメ。日本や中国が誇る巨匠たちの有名な作品を、ぜひ目の前でじっくり観察してみましょう。

また茶道具や陶磁器、漆工芸品といった絵画以外のコレクションも充実。安土桃山時代の茶道文化に関する作品や、中国の歴史的書画、韓国の高麗青磁など、アジア諸国の歴史と文化を感じられる古美術品が多いのも同館の魅力のひとつですよ。

天王寺公園内には美術館のほか、広大な芝生広場や動物園など幅広いジャンルの施設が集まっています。四天王寺や新世界も徒歩圏内なので観光にぴったりですね。訪館の前後には住友家によって寄贈された日本庭園の慶沢園を散策し、優雅なひと時を過ごしてみてください。

大阪市立美術館では地下ギャラリーで開催される様々な美術団体主催の展覧会や、美術研究所、素描の実技研究など、アートに関する垣根を超えた幅広い教育・普及活動を実施。今後も大阪の芸術拠点としてますます発展していくでしょう。

詳細情報

施設名:大阪市立美術館
所在地:大阪市天王寺区茶臼山町1-82
アクセス:JR各線・大阪メトロ御堂筋線・谷町線「天王寺」駅、近鉄南大阪線「大阪阿倍野橋」駅から徒歩約5分
開館時間:9:30~17:00
駐車場:あり(有料)

オススメの美術館③大阪市立東洋陶磁美術館

東洋の陶磁器を専門とする美術館では世界有数の規模を誇る大阪市立東洋陶磁美術館。大阪市北区の中之島内にあり、バラ園で有名な中之島公園のすぐ近くに立地しています。周辺には土佐堀川と堂島川が流れており、水都・大阪を象徴する景観の良さも魅力ですよ。

昭和57年に建てられた同館は、世界的に有名な「安宅(あたか)コレクション」を中心に、日本・中国・韓国における5,700点以上の陶磁器を収蔵。中には国宝や重要文化財も含まれていて、陶磁美術の分野では国際的に高く評価されています。

質感や微細な色彩が重要な陶磁器を展示する同館は、自然光を取り入れた展示室、回転式展示台の設置、照明・温湿度管理の徹底など、美術品の美しさを最大限に引き立てた環境を整備。作品の細部に至るまでしっかりと鑑賞でき、陶磁が持つ魅力をより深く理解することができるでしょう。

定期的に実施される企画・特別展では特定の専門的なテーマに沿った展示が行われ、アジアの陶器に興味がある方は見逃せない機会です。またペルシア陶器や鼻煙壺といった関連分野のコレクションも増加しており、寄贈や購入によって現在も所蔵品の充実が進んでいます。

中之島には同館のほかに上記でご紹介した国立国際美術館や中之島美術館、フェスティバルタワー内に入る香雪美術館といった複数のアートスポットが集合。収集展示しているジャンルがそれぞれ異なるため、自分の感性や好みに合ったお気に入りの美術館が見つかるでしょう。

またのんびり寛ぐのにぴったりな中之島公園をはじめ、歴史的建造物として人気の中之島図書館や中央公会堂などもあり、季節の良い時期なら一日中楽しめる施設がいっぱい。子供連れのファミリーは同館の隣に建つこども本の森で、好きな絵本を読み聞かせしてあげるのも喜ばれそうですね。

夕方を過ぎて暗くなってくると中之島に架かる橋が一斉にライトアップされ、周辺のビルから漏れる灯りとともに人気の夜景スポットへ様変わり。リバーサイドには景観が味わえるレストランやバーが多いので、大人のロマンチックなデートにももってこいですよ。

詳細情報

施設名:大阪市立東洋陶磁美術館
所在地:大阪市北区中之島1-1-26
アクセス:京阪中之島線「なにわ橋」駅すぐ
開館時間:9:30~17:00
駐車場:なし

オススメの美術館④あべのハルカス美術館

大阪随一の超高層ビル、あべのハルカスの16階に設けられたあべのハルカス美術館は、「あらゆるアートを、あらゆる人に」をコンセプトに掲げた都市型美術館。誰もが気軽に芸術に触れることができ、ショッピングや仕事帰りにふらりと立ち寄れるフランクさが魅力です。

常設展示を実施していない同館は企画展を中心に運営。日本・東洋美術から西洋美術、現代アート、考古学遺物、文化財まで多彩なテーマを取り扱った展覧会を常時開催しています。そのためいつ訪れても新鮮さを味わうことができ、新たな発見によって興味の幅が広がっていくでしょう。

大阪阿倍野橋駅直結のアクセス環境もさることながら、平日の火曜から金曜までは夜8時と遅めの時間帯まで開館しているのも通いやすさのひとつ。仕事がある日でも好きなアーティストの展覧会に間に合うのはありがたいですね。

賑やかな複合ビルの中にある美術館ですが、館内は静かで落ち着いた空間が保持されています。可動壁によってレイアウトが変化する展示スペースの設計や照明は、各作品がもっとも美しく見えるように細部まで工夫が施されており、最新の設備によって温湿度が管理されているため快適です。

企画展によっては海外の美術館と提携し、ルネサンスやバロックからモダンアートまで多様な時代の美術品を展示。海外の貴重な名画が集まる展覧会には多くの人が訪れて盛況です。建築やファッションに関する企画展もあり、幅広い層から厚い支持を得ていますよ。

JR各線や地下鉄が集結する天王寺駅からすぐの同館は、周辺エリアに数多の商業施設や寺院、公園が点在しており、一人でも家族でも充実した休日が過ごせるでしょう。大阪グルメを代表する串カツの聖地、新世界もご近所なので観光スポットとしても人気です。

また日本有数の高さを誇るあべのハルカスは、地上約300mに設置された展望台が有名。大阪市内を見渡すパノラマ景色を満喫したあとは、季節に沿った食事やイベントが楽しめるエンタメスポットですよ。美術館を訪れた際はぜひ展望台にも立ち寄ってみてくださいね。

詳細情報

施設名:あべのハルカス美術館
所在地:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
アクセス:近鉄南大阪線「大阪阿倍野橋」駅、JR各線・大阪メトロ御堂筋線・谷町線「天王寺」駅すぐ
開館時間:火~金10:00~20:00 月土日祝10:00~18:00
駐車場:なし

オススメの美術館⑤逸翁美術館

大阪のオススメ美術館で最後にご紹介するのは、池田市にある逸翁(いつおう)美術館。阪急電鉄の創業者である小林一三氏が収集した美術品約5,500点を収蔵しています。昭和32年に開館した後、2009年に現在のエレガントな建物へとリニューアルされました。

小林氏は阪急電鉄をはじめ宝塚歌劇団や阪急百貨店の設立にも関わった実業家として知られていますが、文化・芸術の分野でも名を馳せた人物であり、20代の頃から美術品の収集を開始。近世以降の日本美術や茶道具、書跡、工芸品などコレクションは多岐に渡っています。

同館ではその膨大な数の収集品を年数回の企画展により公開。小林氏が愛した日本文化の味わい深さを存分に堪能することが可能です。伝統的な和の趣を感じさせる館内は光と影のコントラストが絶妙で、随所に日本庭園の要素を取り入れた内装は心が落ち着きますよ。

日本美術を中心とした収集品は、江戸時代の名画や千利休らの茶道具など、歴史的価値が大きなものばかり。とくに同氏が生前深い関心を寄せていたとされる茶道のコレクションには、歴代の文化人たちが愛用してきた貴重な名品が数多く含まれています。

平安時代の公家や僧侶が遺した書跡の品々も見どころのひとつ。本物の古筆が間近で鑑賞できるのは、日本史好きな方にとってまたとない機会でしょう。特定の流派・作家をテーマにした企画展や講演会、茶道具の展示に合わせた茶会なども催されていますよ。

阪急宝塚本線の池田駅から徒歩約10分の場所に建つ同館は、都心から離れた郊外ならではの静かで穏やかな環境が特長。すぐ近くの小林一三記念館では同氏の旧邸が見学できるほか、風情ある茶室や阪急電鉄にまつわる貴重な資料などが展示されています。

また歩いてすぐの池田城跡公園は四季折々の草花が咲く憩いスポット。室町時代から戦国時代にかけて池田市域を治めていた池田氏の居城跡地が公園として整備されており、やぐら風展望休憩舎やその周りを取り囲む池など、当時を彷彿とさせる和風景を楽しむことができますよ。

詳細情報

施設名:逸翁美術館
所在地:池田市栄本町12-27
アクセス:阪急宝塚本線「池田」駅から徒歩約10分
開館時間:10:00~17:00
駐車場:あり(無料)

美術館の近くでお試し住みするならマンスリーマンションがオススメ!

今回は大阪府内で休日のお出かけにぴったりなオススメの美術館を5ヵ所ご紹介しました。どこも駅近でアクセスしやすく、何度でも通いたくなる場所ばかりですよ。芸術にそれほど詳しくない方でも楽しめる企画展が多いので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

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