足立区の治安「実は良好」?地元民が過去と現在の違い、住みやすさを解説!

東京で部屋探しをするとき、足立区を対象から外してしまう方が少なくありません。SNSやテレビで、「足立区は治安が悪い」という情報が散見されることが大きく影響しているのでしょう。でも足立区の治安は、本当に悪いのでしょうか。
実はイメージだけが先行しており、大きな誤解があります。最近ではむしろ「住みやすい街」として評価されているのです。足立区在住歴20年超の筆者が、足立区のこれまでの変化や住みやすくなった現在の姿についてお届けいたします。
足立区の治安が悪いと言われていた理由
筆者は平成15年、ちょうど足立区の犯罪認知件数がピークを迎えた年に足立区に転入しました。足立区の様々な噂を聞いていたので、初めはビクビクしながら暮らしていました。予想を裏切り、平穏に暮らしていくうちに「言われるほど悪くはないのではないか」と考えが変化しました。
盗難自転車が放置されていたり、お酒の缶が道端に捨てられているなど、確かによくない面もあります。しかし、自分が特に怖い目に遭うわけでもなく、むしろ当時妊婦だった私に親切にしてくださる方が多い、温かみがある下町という印象に変化しました。
治安は別に言われているほど悪くもない…そんな足立区が、なぜ治安が悪いと言われていたのでしょうか。その理由を見ていきましょう。
確かに犯罪認知件数は多かった! けれども…
東京都で犯罪認知件数が最も多かった平成15年には、足立区の犯罪認知件数は23区内でワースト2位。そして平成18年からは、犯罪認知件数は4年連続ワーストという記録を打ち立てています。どうしても実際に起きた犯罪の件数だけで、表面的に治安は判断されがちです。しかし、犯罪率という観点で見た場合はどうでしょうか。

(参照 : 「東京都 住民基本台帳による東京都の世帯と人口平成15年1月」「文京区 23区 刑法犯区内発生件数推移(全刑法犯)」より算出)
上の図は平成15年の各区の犯罪率です。この犯罪率は、犯罪認知件数/総人口に1000をかけた数値で算出。人口1000人あたりの犯罪率であり、人口の多少にかかわらず、公平に治安を見ることができる数値です。当時の足立区は23区全体の数値と比べても良く、犯罪率の順位は悪い数字ではありません。
そもそも足立区は面積が広く、人口も多いので、昔から面積比・人口比では決して治安は悪くなかったのです。また犯罪の内容も、自転車盗などの軽犯罪が半数以上を占めており、身の危険を感じるような凶悪犯は少ないことも特徴にあげられます。
街の中に大きな工場がいくつもあった
足立区の治安が悪いと言われる理由は、犯罪認知件数と共に、街のマイナスのイメージが理由と考えられます。かつての足立区、特に南部の墨田川沿いなどは大きな工場が立ち並び、トラックが多く走る街でした。
無機質な工場街は、決してプラスのイメージにはならないでしょう。今では想像しがたいですが、複数の大型ショッピングモールもある西新井駅西口には、日清紡の大きな工場がありました。

足立区内のかつて工場地帯があった地域
平成半ばになると工場は閉鎖や移転が相次ぎ、工場跡地は寂しくどこか殺風景な印象に。なんとなくマイナスな印象を与えますね。街の治安に直結しないものの、足立区全体のイメージを下げてしまっている要因になりました。
鉄道空白地帯が多かった
かつての足立区は、東京23区であるにもかかわらず、鉄道空白地帯ばかりの地域でした。JR常磐線、東京メトロ千代田線、日比谷線、東武伊勢崎線(現在のスカイツリーライン)、京成本線など、本数は多く通っているように見えますが、千住地域が中心。唯一、東武伊勢崎線が区の中心を通っていました。

上の図で見るとわかるように、特に足立区西部と北東部は、まさに陸の孤島。路線バスにのみ頼る状態で、いつも道は混雑していました。あまりに交通の便が悪かったので、あのバブル期でさえも地価があまり上がらなかったほど。そのため空白地帯のエリアの賃貸の家賃相場は低く、なんとなくイメージ的に良い印象は抱かれにくい状況でした。
確かにきれいとは言い難い街
かつての足立区は自転車盗難が多発し、街の彼方こちらに乗り捨てられている自転車を見かけました。またゴミのポイ捨ても多く、それそのものが治安の悪化に直結するわけではありませんが、イメージはとても悪かったです。

(出典: 平成21年度足立区世論調査)
実際にそう感じていた区民は多く、足立区が区民に行った足立区のイメージ調査によると「きたない街」は7位にランクイン。しかも犯罪率はよいのに、治安は悪いと感じる区民も多数。自身や周辺で自転車が盗まれた、などの理由もあるからかも知れません。
区民も納得! 安心して暮らしやすくなった足立区
実はもともと犯罪発生率自体は良かったにも関わらず、区民は「治安が悪い」と感じていました。自転車を盗まれた経験が自身や周囲の人にあったり、乗り捨てされた盗難自転車を頻繁に見かけるなどすれば、1件の自転車盗だとしても複数の人にマイナスの印象を与えることは間違いありません。
しかし様々な取り組みにより、平成25年以降は「治安が良い」と感じる区民は、悪いと感じる区民を上回り続けています。
人と会った時、「足立区に住んでいる」と言うと
— 栗原正尚★「怨み屋本舗DIABLO」「怨み屋本舗STREAM」「制裁学園」「粛正の解毒師」連載中 (@showshow_jp) April 17, 2019
「治安悪いですよね」と言われる率が高いけど
その人に「来たことあるの?」と聞くと
「行ったことないです」と言われる率も高い。
来てから言えっつーの😆
足立区は治安は良いし物価は安いし道も広いので住みやすいですよ👍
現在では6割以上の人々が「足立区は治安がよい」と実感。その実際について、見ていきましょう。
犯罪認知件数はピーク時の2割に激減!
足立区民も感じる治安の良さ。それは、犯罪認知件数自体が激減していることが大きく影響しているでしょう。ピーク時の平成13年から平成3年には8割も減少しているのです。ここまで減れば、さすがに元々悪くはなかったと言えど、良くなったなと実感しますよね。

この2年ほどはまた増えてきています。これは自転車盗だけではなく、高齢者への詐欺(オレオレ詐欺など)が激増しているからだそうです。
インターネットに近しくない高齢者に向けて、足立区では防災無線などで詐欺の電話(オレオレ詐欺等)についての注意喚起を定期的に実施しています。それにしてもここまで減った犯罪認知件数、どうやって下がっていったのでしょうか。その理由について探っていきます。
理由その①「ビューティフル・ウィンドウズ運動」で防犯力UP
足立区の犯罪認知件数が激減した大きな理由の一つに「ビューティフル・ウィンドウズ運動」が挙げられます。足立区は『割れた窓ガラスを放置するような軽微なことから地域全体が荒廃し、犯罪も増えてしまうという「割れ窓理論(ブロークン・ウインドウズ)」による対策です。
これを参考に、「美しいまち」を印象付けることで犯罪を抑止しようという区独自の運動が「ビューティフル・ウインドウズ」です。(区公式サイトより)」と説明しています。
「ビューティフル・ウィンドウズ」運動の一環で、歩道とかに花壇が整備されてたりするんだけど、ここは団地の入り口だけど、いつも綺麗に花が咲いてる🌼
— まやるま【ショウちゃん】 (@marubon) October 20, 2024
散歩がてらの買い物帰りにパチリ📸 pic.twitter.com/cx5Qn6r533
まずは徹底して放置自転車対策をしました。駐輪場を設置し、駅前などに放置されている自転車は撤去、そして乗り捨てられている盗難自転車も徹底撤去。また「ワンチャリ・ツーロック運動」と並行し、自転車のダブルロックを呼びかけました。その結果、自転車盗の犯罪認知件数の減少につながりました。
その他、青色の点滅灯がついた防犯パトカーの巡回、地域全体による子どもの登下校の見守り、路上喫煙禁止条例の施行、街中に花壇を設置し美しい街づくりに寄与、など様々な取り組みがなされています。区だけではなく、住民や警察も巻き込んだこの運動は、大きな効果を見せていると言って過言ではないでしょう。
理由その②防犯カメラの設置で安心して歩ける路地
足立区の犯罪認知件数が激減した理由の2つ目に、防犯カメラの設置が挙げられます。繁華街に防犯カメラを設置する区市町村は多いですが、足立区の場合は住宅街の路地など、人目につきにくいような場所にも、積極的に設置していることが大きな特徴です。
路地でのひったくり等も、防犯カメラによるリレー捜査が可能であると周知され始めると、一気に犯罪発生数が減りました。

住宅街の公園に設置された防犯カメラと設置を知らせる路上マーク
町内会や個人宅への防犯カメラの助成も実施されており、今や区内には多く設置されているのです。区や町内会で設置している防犯カメラの数は、令和5年4月現在で2300台を超えています。この数は台数ベースでは23区中1位、面積ベースで13位。更に民間のものも合わせると、きめ細やかに街の安全は見守られています。
理由その③再開発できれいで明るい街に
足立区の中にあった大型の工場は、足立区の宅地化が進むにつれて閉鎖や移転がなされていきました。その跡地は、足立区や不動産開発事業者などが主体となり、再開発がなされました。千住大橋エリア・新田エリア・西新井梅島エリアにはマンションや大型ショッピングモールを中心とした、歩道が広いゆったりとした街が完成。
明るく清潔な街で、今までの足立区のイメージが覆されました。また東京電力の火力発電所跡には、帝京科学大学の千住キャンパスがオープンし、街の雰囲気に変化が出ました。
今日の公園…たぶん「公園」ではない。
— 江口浩一郎 (@EguchiNovel) November 4, 2019
ポンテポルタ千住はワンころ不可なので周辺を散歩。アド街でもやってたけど千住大橋駅近辺は再開発でマンションでき、隅田川沿も綺麗に整備されている。アクロシティに隠されずスカイツリビューも確保されてる。
北千住に続きオシャレシティにするつもりか… pic.twitter.com/uBQsgnnuiK
足立区の中心駅である北千住駅や北千住駅前の再開発も、足立区の印象を変える大きなきっかけになりました。駅前の狭かった広場は拡張され、路線バスの乗り場を整備。
西口駅前にはショッピングモールの北千住マルイが、東口の目の前には東京電機大学足立キャンパスができたことにより、下町のレトロな駅前が、オシャレな街並みに変化。今や「住みたい街ランキング」でもランクインする、人気の街となったのです。
理由その④交通網の新設&整備! 陸の孤島がきれいな住宅地に
足立区には、鉄道空白地帯があることを前項で説明しました。そんな交通の便が悪い地域に、2005年にはつくばエクスプレスが足立区東部地域に、2008年には日暮里舎人ライナーが西部地域に開通するのです。
つくばエクスプレスは秋葉原駅へ、日暮里舎人ライナーは西日暮里駅や日暮里駅へ直結。都心への通勤通学にとても便利な路線ということで、大きな話題を集めました。

上記の図は、左がこれまでの足立区の鉄道状況、右が2008年以降の鉄道状況です。図を見ると、鉄道にカバーされるエリアが増えたことが一目瞭然ですね。つくばエクスプレスでは六町駅・青井駅の2駅が設置されました。特に六町駅周辺は大規模再開発を実施、そして新たなきれいな街が出来上がりました。
尾竹橋通り沿いにできた日暮里舎人ライナーでは、9駅も駅を新設。沿線に多くのマンションやアパート、戸建の建設が進みます。東京都の予想を大幅に上回るほど、住民が増えたのです。
街がきれいになり新たに住宅や店舗が作られ、人が増えることでこれらの地域に新たな活気が生まれました。殺風景だった場所が多かったこのエリアが変化をしたことにより、プラスのイメージに転換できたのは、とても大きな出来事だったと言えるでしょう。
足立区でとくに避けた方がよいエリアは?
足立区の治安が改善され、安心して住みやすくなったことをお伝えしてきました。全体的には良くなったものの、それでも局所的に避けた方がよいエリアも存在します。特に犯罪認知件数が多かった駅を3ヶ所取り上げます。
竹ノ塚駅
足立区で治安が悪い地域代表として挙げられるのが竹ノ塚。テレビ局のバラエティなどでも、深夜の酔っぱらった竹ノ塚住民のインタビューが、面白おかしく取り扱われます。足立区のイメージと言えば、このバラエティなどでの竹ノ塚のようすを思い浮かべる方も多いでしょう。
竹ノ塚駅の東口駅前にあたる竹の塚1丁目・竹の塚6丁目は、周辺の他エリアと比較した場合、犯罪認知件数が多いです。令和4年の竹の塚1丁目と6丁目の合計犯罪認知件数は169件。そのうち自転車盗が90件と突出、全体の53%にのぼります。飲み屋も多いためか、暴行9件、傷害10件とこちらも近隣と比べると多いのか確か。
ただし竹ノ塚駅の西側エリア、そして東口でも駅から少し離れた地域の治安はかなり良好です。夜間に飲み屋がひしめく路地に入り込まず、メインストリートを歩けば、基本的には安全に暮らせます。
竹ノ塚駅すごく住み心地良さそう
— ギ怒哀楽 (@oQXhtaEW3b91465) June 12, 2024
街きれいで飲食店もいっぱいあるし安い安いスーパーもでかい自然もある
いいとこ pic.twitter.com/9JjokSrEb4
竹ノ塚駅が高架化し、駅舎リニューアル&新たに高架下の商業施設「エキア竹ノ塚」が2024年にできたことで、街の雰囲気がかなり変わりました。今まで線路に分断されていた竹の塚の街の東西差がなくなり、街全体が明るく変化。これから更に竹の塚の街が良い方向に行くことに期待したいですね。
綾瀬駅
綾瀬駅は東京メトロ千代田線とJR常磐緩行線が乗り入れる駅。千代田線の折り返し駅でもあり、始発運用の列車に乗って都心への通勤が可能。大手町駅までわずか19分でダイレクトアクセスできるのも、大きな魅力です。

駅前の商店街を抜けると、東綾瀬公園とマンションが立ち並ぶ、足立区でも人気の住宅街が広がります。新たにバスロータリーも完成し、駅前の雰囲気が一気にすっきりと明るくなりました。
そんな綾瀬駅ですが、駅前の商店街がある住所地の犯罪認知件数が周辺と比較すると際立って高いです。令和4年に綾瀬1丁目・2丁目で起きた犯罪は174件。罪状を詳しく見てみると、最も多いのが万引きで71件、次が自転車盗で35件でした。
身の危険を感じるような犯罪は起きていません。しかしながら、自転車盗に遭遇する可能性もあるため、自転車の施錠はダブルロックが必須です。
北千住駅
7年連続で「穴場だと思う街ランキング」で1位を獲得し続けている北千住。北千住駅には4社5路線が乗り入れ、東京北東部のターミナル駅としての役割を果たしています。最近では古い建物が壊され、新たに億ションが出来上がるなど、商業地としてだけではなく住宅地としても大きく変化の時期を迎えています。

そんな北千住駅ですが、足立区以外の周辺以外も含めた一大商業地域であることから、犯罪認知件数が多いです。居酒屋などの飲み屋街などもあることも影響しているようす。自転車盗も多いのですが、暴行の割合が他のエリアと比べると高めです。また万引きが多めなことも商業地域である北千住の特性に挙げられるでしょう。
でもこれらは北千住駅のごく周辺の地域のこと。気になるようならば、夜は飲み屋が多い路地には近づかない、などの対策をするとよいでしょう。
足立区でオススメのエリアは?
さて次に、足立区でオススメしたい地域をご紹介いたします。足立区初心者さんにも暮らしやすく魅力的なエリアばかりですよ。では、早速見ていきましょう。
六町駅
六町駅は足立区の東部エリア、綾瀬川の左岸側に位置します。元々は田畑が広がる地域で、高度成長期以降は田畑があった場所にそのまま家や中小の工場、企業の社屋などが経ったため、道が入り組み路地も多い地域。最寄り駅らしい最寄り駅もなく、主な交通手段は自動車でした。

2005年につくばエクスプレスが開通、六町にも新たに駅が設置されることとなり、大きく街は変わります。道路は見通しよく整備され、新たな住宅が続々と建築されていきました。駅前にはスーパーマーケットや飲食店、クリニック、ドラッグストアも開店し、日常の買い物や用事もカンタンにこなせます。まさに明るく新しい街の誕生です。
2026年度中には、駅前ロータリー内に高島屋グループと足立区が手掛ける新たな複合施設も誕生する予定。更なる発展が見込まれるのです。秋葉原駅に17分で直行できるのも、大きな魅力と言えるでしょう。

そんな六町駅エリアでオススメのスポットは「六町ミュージアム・フローラ」。住宅街の中にあるあまり規模は大きくない美術館ですが、実は中身は充実しています。日本画を中心に洋画を含め約350点を所蔵しています。美術品も魅力的ですが、屋上緑化された建物そのものも魅力。入館料は300円とお得ですので、ご興味がおありの方はぜひ。
千住大橋駅
千住大橋駅は足立区の南端、隅田川沿いに広がる街です。日光街道の西側に位置します。今現在では、タワーマンションが立ち並ぶリバーフロントシティである千住大橋。しかしかつては隅田川の水運があったことから、革靴で有名なリーガルシューズやニッピの工場があった工場街でした。
これらの工場が閉鎖した後、足立区が主導し再開発が行われ、今現在のような、清潔で明るい街が完成したのです。今では明るく美しい住宅街である千住大橋駅エリアには、20以上ものテナントが入る大型商業施設「ポンテポルタ千住大橋」もアリ。買い物もグルメもこのポンテポルタで済ませられます。
街の玄関口である千住大橋駅は、京成本線に所属します。JR山手線・京浜東北線に乗り換えられる日暮里駅まで6分、京成上野駅には10分で到着可能。都心方面への通勤通学も便利にこなせることでしょう。

そんな千住大橋駅エリアでオススメなのは「隅田川テラス」。隅田川沿いに作られた遊歩道です。隅田川や川面に映った建物を眺めながら散歩をしたり、ランニングをするのはとても気持ちがいいですよ。千住大橋のたもとには、この地が松尾芭蕉・奥の細道のスタート地点であることを伝える壁画もあります。新しい街の中にも、歴史が感じられるのはとても素敵ですね。
西新井駅
次にオススメしたいのが西新井駅エリア。西新井駅西口側はマンションや「パサージオ西新井」「アリオ西新井」などの大型商業施設が立ち並ぶ、街並みがきれいなエリア。広大な日清紡の工場跡地を再開発し、歩道が広く歩行者にも優しい新しい街が完成しました。
対して東口側は駅前にイオン西新井店があり、昔ながらの住宅地が広がります。落ち着いた環境で、西口側と比較すると、家賃も比較的抑え気味です。しかしイオンがあるので、利便性はかなり高く、とても暮らしやすいですよ。
西新井駅には東武スカイツリーラインが乗り入れています。急行も停車する主要駅で、西新井大師へ向かう東武大師線も乗り入れています。スカイツリーラインは、東京メトロ日比谷線や半蔵門線と直通運転を実施。上野駅・秋葉原駅や日比谷駅、表参道駅や渋谷駅へ乗り換えなしでアクセスできるのも大きなアドバンテージです。

そんな西新井で特にオススメしたい施設は、東口にある「ギャラクシティ」。西新井文化ホールとこども未来創造館がある複合型文化施設です。その中でも特にオススメなのが「まるちたいけんドーム」。
23区最大のプラネタリウムで、最新鋭の機器のもと、迫力ある星空を体験できます。金曜日や土曜日の夜には、大人向けのプログラムも開催。楽器の生演奏を楽しみながら、星空を楽しめますよ。ロマンチックなムードなので、デートにもオススメです。
舎人公園駅
舎人公園駅は、足立区北西部に位置する日暮里舎人ライナーの駅。駅の周りには都立舎人公園があり、四季折々の豊かな自然を享受できる街です。大通り沿いにはマンションが、大通りから内側に入ると戸建てや集合住宅を中心とした閑静な住宅街が広がります。
公園が街の中心なので大型商業施設はありませんが、近隣のマルエツ足立入谷店やベルクス足立古千谷店などのスーパーマーケットが利用しやすいです。日暮里舎人ライナーが開通したことにより、都心方面へのアクセスが格段に向上。以前は渋滞する尾竹橋通りを都バスが列をなしていました。
しかし今ではJR山手線・京浜東北線や東京メトロ千代田線乗り換え駅の西日暮里駅に15分、JR山手線・京浜東北線・上野東京ラインや京成本線への乗換駅の日暮里駅へは16分で直結。15分ほどで山手線へアクセスできるのはとても便利ですね。

街のおすすめスポットはやはり「都立舎人公園」。面積65万㎡、スポーツ施設やBBQ施設、子ども向け遊具、そして豊かな自然が魅力の複合型公園です。春には桜やネモフィラ、秋には紅葉が美しく多くの人々を魅了します。ジョギングコースも設定されているので、日常的にランニングやウォーキングをされる方にもピッタリの環境と言えるでしょう。
安心して住める足立区でお試し住みがオススメ
過去のイメージから「治安が悪い」と思われていた足立区。そんな足立区の実際の姿をお伝えできたのではないでしょうか。行政や市民の努力により、犯罪認知件数がワーストの頃から比べると8割も減少。
工場跡地の大型再開発が複数完了するとともに、つくばエクスプレスや日暮里舎人ライナーの開通による新しい街の完成により、明るく安全で人が多いエリアが増えました。しかも都心へのアクセスにも優れ、大型商業施設や商店街などでの買い物も便利。便利で安心して暮らせる街として、足立区はレベルアップしたのです。
そんな足立区の実際の住みやすさを確認するためには、マンスリーマンションがオススメです。「お試し住み」を通して、治安や買い物環境、通勤通学などの実際の様子を、興味のある地域のマンスリーマンションで暮らしながら確認できます。本格的に暮らしたときに後悔しないために、しっかりとチェックしていきたいですよね。通常の賃貸物件と違って、家具や家電がすべてそろっています。
だから、お引っ越しの手間や費用がかかりません。敷金や礼金も不要ですし、契約期間も自由に選べます。しかも、お部屋探しからお引っ越しまで最短2日で可能です。遠方でなかなかお部屋探しができない方は、ひとまずマンスリーマンションへの入居はいかがでしょうか。今回の情報が、お部屋選びの参考になれば幸いです。