芦屋市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

兵庫県の芦屋市は大阪と神戸の中間に位置する、全国的にも有名な高級住宅街。六甲山脈と大阪湾に面した自然豊かな住環境や、厳しい規制によって保たれている街の景観美が魅力です。建築にこだわった美しい邸宅が多く、上品で閑静な街並みが広がっています。

市内にはJR東海道本線(神戸線)の芦屋駅をはじめ、阪急神戸本線の芦屋川駅、阪神本線の芦屋駅・打出駅があり、大阪・神戸の両都心部へのアクセスに優れています。JRは新快速が停車するため、通勤通学に便利な街として若い世代からも居住人気が高い地域ですよ。

高級住宅地のイメージが強い芦屋ですが、駅周辺には大型の商業施設が集積し、街中にはオシャレなカフェやレストランが点在。穏やかで静かな環境に適度な賑わいもあり、市域全体の治安が良いため子育てファミリーの住まいにも適しているでしょう。

今回は芦屋市についてより深く知っていただくために、その魅力や特色、居住にオススメの理由などを詳しく解説していきます。兵庫や大阪でお部屋を探している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

芦屋市ってどんな街?

まずは芦屋市がどんな街なのか見ていきましょう。芦屋市の歴史や特長、交通便、生活面における利便性についてご紹介します。

芦屋市の歴史

これまで縄文時代や弥生時代の遺跡が発見されている芦屋市域は、古代より人々が暮らしてきた場所。平安・鎌倉時代には荘園が築かれ、京と西国を結ぶ交通要所として発展しました。万葉集などの歌集にも度々「芦屋」の名が登場し、古典文学にもその存在を残しています。

戦国時代は楠木正成と足利尊による打出合戦など数々の戦乱の舞台となり、末期には4つの村が誕生。西国街道沿いの宿場町として栄えた江戸時代を経て、明治時代に入ると村は統合され兵庫県の管轄下に置かれました。

明治から大正時代にかけて阪神・阪急・国鉄(JR)が次々と開通し、交通の発達に伴う六甲山の開発によってのどかな田園風景は阪神間を代表する高級住宅街へと変化。多くの文化人や財界人が住む特別な地として知られるようになりました。

昭和15年の市制施行により現在の市域となった芦屋市は、戦災や台風被害、そして阪神淡路大震災の壊滅的な被害を乗り越えて復興。市と地域住民が一丸となり「世界一美しく、清潔で安全な街」の実現を目指して、現在もより良い街づくりに取り組み続けています。

芦屋市の特長

兵庫県の南東部に立地する芦屋市は、北部に六甲山系、南部に大阪湾を臨む自然豊かな土地。年間を通して温暖で過ごしやすい気候に恵まれているため、桜や紅葉といった四季折々の自然美や、登山からマリンスポーツまで様々なレジャーを楽しむことができます。

明治時代より高級住宅街として歴史を重ねてきた同地は、クラシックな邸宅や洋館が多く街並みの美しさが秀逸です。市立美術博物館、谷崎潤一郎記念館といった文化施設や高級感漂うレストラン、オシャレな洋菓子店なども点在しており、上質で快適なライフスタイルが送れるでしょう。

同市ではパチンコ・ゲームセンターなど遊戯施設の営業や、ネオンサイン、屋上広告、派手な色の看板といった街の景観を損なう一切を条例で規制。建築作業による騒音や振動も基準値が設けられていて、自治体の厳しい規則によって住民の生活環境が守られています。

また恵まれた自然環境の維持を目的に市内各所で緑の保全地区が定められており、景観だけでなく環境に配慮した街づくりを実施。桜の名所で知られる芦屋川をはじめ、木々が生い茂る児童公園など緑豊かな場所でのびのびと子育てできる環境が整っていますよ。

高級住宅が建ち並ぶ立地柄、小中高一貫の私立校やインターナショナルスクールなどハイレベルな教育機関が集まっている芦屋市。教育水準が高いといわれる公立校においても、少人数制のクラス編成や個別指導に力を入れており、きめ細やかな教育方針が好評です。

県内でもとくに犯罪発生率が低く治安の良い同市は、自治体や町内会による見守り活動、防犯カメラの設置、警察のパトロールなどによって安全な住環境が保たれています。夜間は静かで街灯も多く、女性や子供、高齢者が安心して生活できる街ですよ。

芦屋市の利便性

芦屋市域で利用できる鉄道はJR東海道本線(神戸線)と阪急神戸本線、阪神本線の3路線。並行する形で神戸-大阪間を走っており、両都心部へのアクセスが良好です。新快速が停車するJR神戸線の芦屋駅は三ノ宮駅へ約8分、大阪駅へ約13分。市内で最速の移動が叶います。

阪急神戸本線の芦屋川駅からは神戸三宮駅へ約14分、大阪梅田駅へ約21分。直通特急が停車する阪神本線の芦屋駅を利用した場合は三宮まで約11分、梅田へ約20分です。阪急線は人気エリアの西宮北口や岡本、阪神線は尼崎や六甲アイランド線と分岐する魚崎などを経由しますよ。

3路線ともに沿線には国立大学の神戸大学をはじめ甲南大学や神戸薬科大学、大手前大学、武庫川女子大学など数多くの大学キャンパスが点在。私・公立高校も多数あるため、芦屋市はこれらの通学にも大変便利なエリアといえるでしょう。

市内には国道や阪神高速が通っており、車で神戸・大阪へ移動するのもスムーズ。バスの交通網も発達しています。JR芦屋駅前に建つ大型ショッピングモール「芦屋・ラポルテ」にはスーパーやファッション店、雑貨ショップなど幅広いジャンルの店舗が揃っていますよ。

高級食料品が並ぶ「スーパーいかり」「成城石井」のほか、地元の新鮮な食材を扱う市場や庶民的な商店街もあり、生活必需品のお買い物には困りません。「市立芦屋病院」などの総合病院から街中の個人クリニックまで医療機関が充実しており、体調不良の際も安心です。

芦屋市の5つの魅力

関西を代表する高級住宅街の芦屋市。神戸と大阪の中間に位置する同市には、どんな魅力があるのでしょうか。詳しくご紹介していきます。

魅力①「世界一美しい街」を目指す景観美

街の景観や雰囲気は時代の変化とともに移ろいやすいものですが、芦屋の街は自治体の条例で守られているため、今後数十年先も現在の景観が維持されている可能性が大きいでしょう。住む場所を決める際に、自宅窓から見える風景が変わらないのは安心材料のひとつですね。

明治時代における阪神間モダニズムの影響を色濃く受けている同地は、歴史的な価値の高い建築物が住宅街の中に現存。近代建築科の巨匠であるフランク・ロイド・ライト氏の設計で有名な「ヨドコウ迎賓館」は、令和の現代にもマッチした独特の建築美が魅力です。

近年建てられた住宅も、緑豊かな庭園や周囲と違和感のないデザインなど景観に配慮した設計がなされており、上品で洗練された街並みを形成しています。とくに芦屋川周辺や六甲山麓近くに広がる「六麓荘町」などは、芦屋の美しさを存分に味わえるエリアでしょう。

また同地域で暮らす住民には芦屋に住んでいるステータス感とプライドがあり、道路や路地にもゴミひとつない清潔感が漂っています。世界一美しい街の実現を目指す自治体と民度の高い住人らが一丸となって、きれいで快適な街が保持されているのです。

魅力②利便性の高いアクセス環境

市内に3社の路線が通る芦屋市は、どの場所に住んでも交通便の良いことが高ポイント。3路線ともに神戸・大阪という近畿地方を代表する2大都市にアクセスしやすく、いずれも20分内で移動できる利便性の高いアクセス環境です。

新快速の利用で三宮・梅田ともに最速移動が叶うJR芦屋駅は、交通便を重要視する層に人気大。駅周辺にはショッピングモールをはじめ商業施設や飲食店が豊富で、都心まで足を運ばなくてもお買い物や用事がすべてまかなえる便利さがメリットでしょう。

そのほか利用できるのは阪急神戸本線の芦屋川駅、阪神本線の芦屋駅と打出駅の全4駅。すべて市内可住地域の中央部に位置していて、駅付近には大小様々なマンションが建ち並んでいます。オシャレな芦屋川駅や庶民的な打出駅など、エリアによって特性や家賃相場が異なりますよ。

2つの国道と山手幹線が通る同市は、車を所有していれば西宮や神戸に短時間でアクセス可。阪神高速の芦屋出入口も近いため、遠方へのお出かけや兵庫県外へのマイカー通勤もラクですね。公共施設や病院へ向かうには阪急バスの利用が便利でしょう。

魅力③山と海に面した豊かな自然

雄大な山脈が連なる六甲山を背景に、大阪湾にも面している芦屋市は、山と海が織りなす豊かな自然を身近に感じられる街。山麓から市街地に至るまで緑あふれる公園や憩い場が整備され、戸建てやマンションが並ぶエリアにも緑地が保全されています。

桜並木が続くお花見の名所、芦屋川は桜以外にも松林や四季の草花が楽しめる自然スポット。透明度の高い浅瀬の川では子供連れ家族が足を浸けて水遊びしており、季節の良い時期はファミリーをはじめカップルやグループのピクニック客で賑わっていますよ。

山登りやハイキングを満喫するなら、阪急線の芦屋川駅から歩いて30分ほどの場所にある「高座の滝」や「芦屋ロックガーデン」がオススメ。紅葉のシーズンは多くの見物客が訪れる癒しスポットであり、山の頂上からは市内を見渡すパノラマ絶景が堪能できるでしょう。

「芦屋市総合公園」はビーチでの散歩や潮干狩り、釣りなどができる海浜公園。遊泳は禁止されていますが、隣接するBBQ場では家族や仲間と一緒にわいわい盛り上がれますよ。遊具広場や陸上トラックなどもあり、市民の憩い場として人気を集めています。

魅力④高水準を誇る教育・子育て環境

少人数制や個別指導を採用している同市には、朝日ヶ丘小学校など教育水準の高さで知られる公立の小中学校が多数存在します。また近隣には関西学院や甲南といった小中高一貫の名門私立校もあり、子供が低年齢の時から教育の選択肢が豊富です。

さらに英語指導や国際理解教育の向上にも力を入れており、インターナショナルスクールでのグローバルな教育環境も得られます。豊かな自然の中で実施する体験活動も盛んで、質の高い教育とのびのびとした自然体の子育て、その両方が叶う理想的な街でしょう。

市内には保育施設や幼稚園が多く、待機児童も少ないため安心して共働きできるのもうれしいポイント。自治体の子育て・児童センターでは親子で参加できるイベントや育児相談などが行われており、地域全体で子育てを支援する体制が整っています。

魅力⑤レジャー&遊びスポットが豊富

芦屋川沿いを整備した「芦屋川河畔」は、お花見やピクニックのほかリバーサイドの遊歩道を散歩するのにぴったり。四季の自然美が味わえる散策コースとしても人気です。人が少ない早朝や夜間にジョギングまたはサイクリングで体を動かすのも健康的でしょう。

海岸エリアの芦屋マリーナはヨット乗船やマリンスポーツができる注目のレジャースポット。周辺にはハーバーレストランやキッチンカーなど、グルメを堪能できる場所が充実しています。夕暮れ時の海岸線で家族や恋人と美しい風景を鑑賞するのも素敵ですね。

市内屈指の設備数を誇る芦屋市総合公園のほか、松林に囲まれた芦屋公園や住宅街の中にある宮塚公園、子供のスポーツ練習に適した津知公園など大きな公園が点在。市域の半分近くを占める六甲山では本格的な登山から手軽なハイキングまで様々な山遊びができますよ。

芦屋市のデータ

次に芦屋市の「人口」「治安」「家賃相場」のデータを見ていきましょう。数字で見れば芦屋市がどんな街なのか具体的にイメージしやすくなりますね。

人口

2024年の統計で芦屋市の人口は約9万4千人。総人口は年々減少傾向にありますが、核家族世帯や単身者世帯数はやや増加しています。全体的に見ると日本全国の平均値と同様に0~14歳までの子供の数は緩やかに減り、65歳以上の老年人口は増えつつあるのが現状です。

令和5年時点の保育所数は公立・私立を含む全27ヵ所で、待機児童数は例年低い数字を維持しており、増加の一途をたどる共働き世帯の厚い支援となっています。市内の公立小学校は8校、中学校は3校あり、主に居住人口の多い市の中~南部に集中しています。

芦屋市における持ち家世帯の割合は全体の約70%、賃貸世帯は約24%です。そのうち約36%が戸建て、約62%がマンションやアパートといった集合住宅に住んでおり、兵庫県の持ち家率約78%・戸建て率約61%と比べると、同市は意外にも賃貸及び戸建て以外に住んでいる方の割合が多いことが分かりますね。

治安

兵庫県の中でも突出して犯罪件数が少ない芦屋市。人口1,000人当たりの犯罪件数は4.8件で、三宮など繁華街を有する神戸市中央区の23.9件をはるかに下回っています。豪邸が多く建つ地域ですが空き巣・忍び込みは合わせて7件と少なく、セキュリティの完備や地域住民による防犯意識の高さがうかがえます。

芦屋市の犯罪認知件数を見てみましょう。

刑法犯総数 特殊詐欺 自転車盗 器物損壊等 空き巣 忍び込み
認知件数 450 39 85 52 4 3

(参照:2023年度 兵庫県警察 市区町別主な刑法犯認知状況)

総体的に治安が良く安心して暮らせる芦屋市ですが、あえて挙げるなら自転車盗の多さが気になります。それでも西宮市の981件や尼崎市の1,560件と比較すればわずかな件数であり、治安があまり良くないといわれる関西圏内において優れた安全性を誇る地域でしょう。

家賃相場

駅周辺にマンション街が、少し離れた場所に戸建て住宅街が広がる芦屋市は、交通便や住環境の良さから県内でも家賃が高いエリアです。お隣の人気住宅街、西宮市と比べてファミリー向け賃貸住宅の家賃は数万円高く、築古物件でもリーズナブルなお部屋は見つかりにくいでしょう。

しかし上記でご紹介した通り、唯一無二の存在感と価値を持つ同市は住むこと自体がステータスであり、その快適さや安全性はプライスレス。とくに女性の単身者や子供のいる家庭は、家賃が少々高くても暮らしてみればコスパの良さを実感するはずですよ。

間取り 家賃相場
ワンルーム 7.5万円
1K 7.6万円
1DK 8.0万円
1LDK 15.3万円

芦屋市で注目の街

ここからは、芦屋市で住まいにオススメのエリアを駅単位でご紹介します。交通便や生活面での利便性が高い地域を選びましたよ。ぜひお部屋探しの参考にしてみてくださいね。

芦屋駅(JR)

芦屋市の中心部に位置する芦屋駅は、JR東海道本線(神戸線)の新快速停車駅。西宮市のさくら夙川駅と神戸市の甲南山手駅の間に立地しており、JR線で市内に存在するのは同駅のみです。三宮へ約8分、梅田へ約13分と最速アクセスが叶うため、都心で働く若い世代から高いニーズを集めています。

2020年のリニューアル工事によってキレイで使いやすくなった同駅は、駅直結の複合商業施設「モンテメール芦屋」に大丸百貨店やファッション・雑貨ショップなどが入店。スーパー「成城石井」や100均ショップのダイソーなどもあり、帰宅前のお買い物に便利です。

駅前には複数館から成るショッピングモールの「芦屋・ラポルテ」が建ち、アパレルショップやフィットネスジム、ドラッグストア、飲食店など幅広いジャンルの専門店が200店以上入っています。精肉店や八百屋、青果ショップなど食料品店が豊富ですよ。

現在は主に駅の北側が栄えている芦屋駅ですが、南側エリアも2028年までかけて再開発される予定です。今後は新たなマンションや商業施設が建設され、駅前に大規模なロータリーや高架型デッキが誕生するなど、ますます便利で都会的なエリアとなっていくでしょう。(2025年2月時点)

同駅周辺は市内でもとくに商業スポットが集中する利便性の高い地域ですが、駅から10分ほど歩けば芦屋川が流れており、四季の自然美を楽しみながら散歩するのにもってこい。市民会館ホールや市民センターなどの公共施設もあり便利で快適な生活が叶うでしょう。

芦屋川駅

JR線よりも市内北側を走る阪急神戸本線の芦屋川駅。桜並木が連なる風景が魅力的な芦屋川のほとりに位置しており、芦屋らしいゆったりとした空気感が心地良いエリアです。駅周辺にはオシャレな飲食店やショップが多く、上質なライフスタイルを好む方にオススメですよ。

阪急神戸本線で三宮へ約14分、梅田へ約21分。普通列車のみが停車するためJRと比べてやや所要時間はかかりますが、大規模なショッピングモールが人気の西宮北口まで2駅約5分で行けるなど、阪急沿線ならではのメリットが享受できるでしょう。

また神戸方面への途中には神戸大学や甲南大学など数多くの大学キャンパスが点在していて、通学にとても便利。同駅から約9分の王子公園駅にはジャイアントパンダがいる神戸市立王子動物園があるので、子供がいるファミリーのお出かけにも役立ちますね。

閑静な住宅街が広がる芦屋川駅周辺は、スーパーいかりやコープこうべなど高品質な食材を扱うスーパーが豊富で、有名なベーカリーや人気カフェなどグルメ店も充実しています。少し歩くと歴史的建造物のヨドコウ迎賓館があり、文化的な魅力も感じられる地域ですよ。

芦屋川河畔での散歩や水遊びが日常的に楽しめる同エリアは、六甲山登山口の最寄り駅なので休日の山登りやハイキングにも最適。色鮮やかな紅葉が満喫できる秋から初冬にかけての散策は、心身の良いリフレッシュになるでしょう。

芦屋駅(阪神)

JRと同名駅の阪神本線・芦屋駅は、3路線の中でもっとも海に近い市内南部に位置しています。芦屋川をまたぐ形で立地する同駅は芦屋市役所の最寄り駅。近くには警察署や消防署、公立小学校が建ち、飲食店や商業施設、銀行、郵便局などが集まっています。

阪神電車の直通特急が停車する同駅は、三宮へ約11分、梅田へ約20分の好アクセス。神戸方面の魚崎駅では六甲アイランド線に乗り換え可能です。同路線はマリンパークがある六甲アイランドへ向かうほか、JR住吉駅にも接続していますよ。

芦屋駅東側には大きな邸宅が建ち並ぶ高級住宅街があり、阪神高速の出入口が近いため車で県外へ出るのもスムーズ。大通りを走れば湾岸エリアまで数分で着くでしょう。駅南側の芦屋公園は子供向け遊具が豊富な人気スポット。テニスコートもあり休日は多くの人で賑わっています。

芦屋公園の近隣には芦屋中央公園もあり、広大な芝生グランドはサッカーや野球を楽しむのに最適。大通りを挟んで「芦屋市立図書館」「芦屋市立美術博物館」「芦屋市谷崎潤一郎記念館」が建っており、市内屈指のカルチャースポットとしても知られています。

季節の良い時期は、さらに南下して大阪湾に面したビーチやレジャー施設で週末を満喫。テニスやフットサルといった本格スポーツから砂浜での散歩、海岸線での釣り、親水公園での水遊びなど、様々な過ごし方が選べる市民の憩い場ですよ。

芦屋市で人気のお出かけスポット

芦屋市内には家族連れやカップルにオススメの人気スポットがいっぱい。休日のお出かけにぴったりな、選りすぐりの3箇所をご紹介します。

芦屋川河畔

芦屋市のほぼ中央部を六甲山麓から大阪湾に向かって流れる芦屋川。国道2号線より北側には桜並木、南側には松並木が連なる美しい自然スポットです。川沿いが遊歩道に整備された河畔は春になると桜が咲き乱れ、その景色をひと目見ようと多くの見物客が訪れます。

桜が青葉に変わる頃には、透明度の高いきれいな川で子供たちが水遊び。緩やかな流れを体感しながら、小さな網を手に川の生物を観察するのも楽しいですね。小さな人工滝で流れを調整しており深い場所もないため、安全に川遊びができる貴重な場所ですよ。

芦屋ロックガーデン

六甲登山の最初の難関といわれる芦屋ロックガーデンは、日本ロッククライミングの発祥地。むき出しの花崗岩が織りなす大自然の造形を味わうことができ、頂上まで登りつめれば芦屋の市街地から遠くは紀伊半島まで素晴らしい眺望を見渡せるでしょう。

ロックガーデンへ行くには、阪急神戸本線の芦屋川駅から六甲山登山口まで30分ほど歩く必要があります。近くには駐車場がないため、体調や天気が良い日に挑戦しましょう。登山初心者や小学生の子供でも登頂可能なので、家族でクライミングするのも良い思い出になりますね。

登山口からロックガーデンの間にある高座の滝は、真夏でもひんやりした空気が気持ち良いオアシス的スポット。茶屋や自動販売機もあるので、休憩・水分補給はこちらで済ませておきましょう。また野性のイノシシが現れることもあるため、周囲への注意は怠らないようにしてください。

芦屋市立美術博物館

阪神本線の芦屋駅から歩いて15分ほどの場所に建つ芦屋市立美術博物館は、美術館と歴史博物館の設備を併せ持つ文化複合施設。芦屋ゆかりの美術家を中心とした近代~現代のアート作品や、芦屋の歴史や自然に関する文化財・考古資料などを収集・展示しています。

芦屋市の公共施設であるため大人300円、中学生以下は無料という低料金で入館可。館内には2つの展示室と歴史資料展示室、記念品が購入できるショップ、ひと息つくのにぴったりなカフェがあり、一人でもふらっと立ち寄れる親しみあるスポットですよ。

芦屋市のオススメイベント

高級住宅街としての歴史を持つ芦屋市では、四季折々の名イベントが催されています。なかでも夏の夜に豪華な打ち上げ花火が鑑賞できる注目のイベントをご紹介しましょう。

芦屋サマーカーニバル

4月に芦屋川沿いで開催される「芦屋さくらまつり」や、地域ごとのだんじりが市内を巡行する「あしや秋まつり」など、季節に沿った楽しいイベントが多数催される芦屋市。毎年7月に行われる「芦屋サマーカーニバル」は、夏の芦屋を代表するビッグイベントです。

海に面した芦屋浜を舞台に開催されるこのお祭りは、市民によるステージパフォーマンスや多数の屋台が楽しめるほか、夜には約6,000発の打ち上げ花火が夜空を華やかに彩ります。視界をさえぎる物がない開放的なロケーションで花火を鑑賞できる絶好の機会ですよ。

当日は交通規制が実施され車でのアクセスはできないため、徒歩で向かうのがオススメ。芦屋市総合公園のグランドには屋外ステージと観客席が設置され、毎年約4万人もの来場者が訪れます。日中から夜間まで丸半日楽しめるので、芦屋市民になった際はぜひ足を運んでみてくださいね。

気になる街のマンスリーマンションで「お試し住み」しませんか?

今回は芦屋市の魅力や特色、住みやすさの理由について詳細にご紹介しました。関西屈指の高級住宅街として名高い芦屋は、自治体や地域住民らの努力によって美しい景観と治安の良さが保たれています。豊かな自然と上質な住環境を求める方にオススメの街ですよ。

「こんな素敵な街で暮らしてみたい」と感じたら、マンスリーマンションでお試し住みしてみませんか。家具家電が揃っているのでカバンひとつでお引っ越しが完了します。新生活にかかる手間や費用をぐっと減らせるので、気軽な一人暮らしや家族での仮住まいに最適ですよ。まずはポータルサイトで気になる街の物件を検索してみましょう!