静岡へ移住するならココ!オススメエリアと理由を徹底解説!

NPO法人「ふるさと回帰支援センター」が2023年に実施した全国の移住希望地ランキングで、静岡県が4年連続の1位になりました。多くの方が注目をしている静岡県への移住。希望が集まるのには理由があります。
今回は静岡県への移住を考えている方向けにオススメエリアや魅力などを詳しくご紹介します。メリットとデメリットをしっかり比較したうえで、移住を計画しましょう。
移住先にピッタリ!静岡県のココが魅力!
まずは静岡県の魅力を3つご紹介します。「すぐにでも移住したい!」と思わず言いたくなるほどの魅力を集めました。ぜひ参考にしてくださいね。
海も山も近く、豊かな自然がある
静岡県は太平洋に面した長い海岸線と富士山などの山々に囲まれた、自然豊かなエリアです。海で海水浴やマリンスポーツを楽しんだり、山でハイキングやキャンプなどのアウトドアを満喫したりできます。

サイクリングコースが整備された浜名湖や伊豆半島の伊東温泉があり、余暇のリフレッシュに最適なスポットが豊富。自然豊かな景観が身近に感じられるのが静岡県の魅力です。
コンパクトな移動で暮らせる街が多い
徒歩圏内に駅やスーパー、コンビニなどがあり、コンパクトな移動で暮らせる街は便利だと感じる方が多いのではないでしょうか。静岡県には浜松駅や静岡駅周辺をはじめ、コンパクトな移動で暮らせる街がたくさんあります。

歴史的なスポットや自然豊かな公園へも徒歩でアクセスできる街もあり、充実した移住生活が送れるでしょう。コンパクトな暮らしを希望する方には、静岡県はイチオシの移住先です。
冬の冷え込みが穏やかで過ごしやすい
静岡県の平野部は、冬でも温暖で過ごしやすいことが特徴です。晴天が多く、街中で積雪はほとんどありません。ただし静岡県北部の山間部は冬の冷え込みは厳しく、積雪も見られます。温暖な気候の中で暮らしたい方は、海に近いJR沿線のエリアを選びましょう。
静岡県が移住にオススメの理由
ここでは、静岡県が移住先にオススメの理由を3つご紹介します。東京や大阪などの大都会を離れて静岡を選ぶ方が多いのか、その理由に迫ってみましょう。
首都圏に近い
静岡県は首都圏に近いので、移住先としてオススメです。移住後テレワークで普段は仕事をし、月1のペースで出社する場合でも首都圏へ楽にアクセスできます。
静岡県は2021年に「移住に関する意識調査」を実施。静岡県への移住に興味を持ったきっかけとして、「首都圏に近いから」と回答した人が約4割もいました。県内でもっとも人口が多い浜松市からのアクセスについて、確認してみましょう。
浜松市(浜松駅)からの行き先 | 使用路線 | 所要時間 | 費用 |
---|---|---|---|
浜松市(西鹿島駅) | 遠州鉄道 | 約32分 | 510円 |
掛川市(掛川駅) | JR東海道本線 | 約26分 | 510円 |
島田市(金谷駅) | JR東海道本線 | 約41分 | 770円 |
焼津市(焼津駅) | JR東海道本線 | 約59分 | 1,170円 |
静岡市(静岡駅) | 東海道新幹線 | 約28分 | 3,430円 |
三島市(三島駅) | 東海道新幹線 | 約54分 | 5,170円 |
静岡県内にある新幹線の停車駅は熱海・三島・新富士・静岡・掛川・浜松と6つもあるため、遠く離れた場所へもスムーズにアクセスできます。そのほかのエリアへのアクセスは以下の通りです。2時間もあれば首都圏や関西方面へアクセスができますね。
浜松市(浜松駅)からの行き先 | 使用路線 | 所要時間 | 費用 |
---|---|---|---|
名古屋(名古屋駅) | 新幹線 | 約46分 | 4,840円 |
横浜(新横浜駅) | 新幹線 | 約1時間7分 | 7,800円 |
東京(東京駅) | 新幹線 | 約1時間25分 | 8,240円 |
大阪(新大阪駅) | 新幹線 | 約1時間26分 | 8,900円 |
神戸(新神戸駅) | 新幹線 | 約1時間40分 | 10,220円 |
自治体や民間などによる支援策が充実している
静岡県への移住は、金銭面が不安になる方もいるのではないでしょうか。静岡県では自治体や民間による移住支援策が充実し、移住しやすいというメリットがあります。
「静岡県移住・就業支援金制度」は、東京圏から静岡県に移住して就業・起業などをした方を対象にした制度です。「静岡県地方就職学生支援金制度」は、東京都内の大学に通う学生を対象にしています。静岡県内の企業への就職活動をするための交通費の支援。この制度を活用した学生を対象に、移住にかかった引っ越し費用を支援する案も考えられています。
静岡県公式の移住者向けサイトで情報が得やすい
静岡県公式の移住者向けサイト「ゆとりすと静岡」では、移住セミナー・イベント、補助金、各種相談などの情報を発信しています。各市町の概要をまとめたページや実際に移住生活を送っている方のインタビュー記事もあり、移住後の生活をイメージしやすいサイトです。
移住後に静岡県で就業を考えている場合の注意事項や、東京都の暮らしの違いも掲載しています。情報が網羅されているため、いつでも好きなタイミングで静岡県の情報収集が可能に。移住への準備を進めやすいでしょう。
静岡県へ移住するときの注意点
静岡県は移住先として人気がありますが、注意しておきたいポイントもあります。デメリットも把握した上で、移住を検討しましょう。
マイカーの保有を検討したほうが良いエリアがある
静岡県は東西に長い形をしています。東西は約155キロ、南北は約118キロもあり、面積は全国13位です。広大な面積を持つ静岡県の交通網は、太平洋側を中心に整備されています。街の中心部から離れると、交通網があまり発達していない地域もあります。移住するエリアによっては、マイカー保有を検討した方が良いでしょう。
家賃相場は全国的に見るとやや高い
地方は家賃相場が低いというイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし静岡県の家賃相場は、全国的に見るとやや高めです。総務省の「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計」の結果を見てみましょう。賃貸物件の平均家賃をグラフ化しました。

東京や埼玉、千葉、愛知、大阪などの都市部では平均家賃は高いことがわかりますね。静岡県の平均家賃は、他の地方より高い価格です。交通の利便性が良く、都会へのアクセス性が良いため、相場が高くなっていると考えられます。地方に移住したからといっても、家賃負担を大きく減らせるわけではないという認識を持っておきましょう。
大地震への備えを心がける必要がある
静岡県は、南海トラフ巨大地震の被害を受けるリスクが高い地域です。移住する際は、地震への備えを心がけましょう。ハザードマップを確認し、住む場所が地震による被害を受けやすい地域なのかどうかを把握しておくことが大切です。避難場所や避難経路も確認しておきましょう。
地震以外の災害に遭うリスクもあります。静岡県は台風の上陸数が全国で4番目に多いエリアです。富士山の噴火に備えたハザードマップも公開されています。静岡県への移住前に災害のリスクを理解し、しっかりと備えをしておくことが大切です。
移住にオススメのエリア
移住先にオススメのエリアを3つご紹介します。交通の利便性が良いエリアや穏やかな住宅街が広がるエリアなど、さまざまな景観が静岡県内にはあります。理想の暮らしができるエリアを選びましょう。
浜松市

静岡県の南西部に位置する浜松市は、静岡県でもっとも人口の多い約78万人が暮らしています。浜松駅が街の中心です。浜松駅にはJR東海道本線が通り、新幹線も停車します。
遠州鉄道の新浜松駅も隣接し、市内北部へもマイカーなしで移動できます。愛知県に近いことから、豊橋駅へは約33分、新幹線を利用すれば名古屋駅へは約37分でアクセス。交通の利便性が高いエリアで暮らしたい方におすすめです。
浜松市を東名高速道路と新名神高速道路の2つの高速道路が横断しています。マイカーでの移動のしやすさを重視したい方にも嬉しい環境が整っています。浜松駅前に複合商業施設や商店街、映画館などがあり、暮らしやすい浜松市は移住先にピッタリでしょう。
静岡市
人口約67万人が暮らす静岡市は、静岡県で浜松市に次ぐ人口が暮らす街です。静岡県の中央付近に位置し、JR東海道本線と新幹線が停車する静岡駅を中心に発展しています。静岡駅から北へ1キロほど進むと、静岡清水線の新静岡駅があります。

静岡駅の近隣にはショッピングモールや美術館、公園などの気分のリフレッシュをしやすいスポットが豊富です。さまざまな場所へお出かけしたい方にオススメのエリアです。史跡や寺社が多く、歴史的なスポットを巡るのが好きな方も楽しく過ごせますよ。
三島市
静岡県の北東部に位置し、神奈川県に隣接する三島市も移住におすすめのエリアです。街の中心の三島駅は新幹線も停車するため、東京駅まで約42分でアクセス。伊豆半島方面へ伸びる伊豆箱根鉄道駿豆線もあります。

三島駅の南には自然の地形を活かした緑豊かな公園の「三島市立公園楽寿園」があり、気分転換の散策が気軽にできます。閑静な住宅街が広がる駅周辺。静岡県と三島市指定の文化財「楽寿館」もあり、四季の変化が楽しめます。
お出かけのオススメスポット
最後に静岡県内のオススメスポットを3つご紹介します。どれも人気のお出かけスポットです。気分転換にぜひお出かけしてみませんか。
掛川花鳥園

天候に関係なく楽しめる「掛川花鳥園」はオススメのお出かけスポットです。掛川駅から南へ徒歩約13分の場所にあり、浜松駅からは約42分、静岡駅からは約1時間。静岡県内の主要な駅からアクセスしやすい場所にあります。
掛川花鳥園は名前のとおり、鳥と花との触れ合いが楽しめる施設です。大型のガラスハウス内は温度が管理。季節や天候に関係なく、快適に過ごせる空間が広がっています。飼育されている鳥は約100種600羽、一年中咲き誇る花の種類は約100種1,800鉢もあります。

温室の天井からつるされているインパチェンスは、1年を通して咲く花です。赤やピンク、白などの色合いを眺めていると、とても華やかな気分になることでしょう。スイレンプールでは通年で咲く熱帯性スイレンを展示。淡い黄色やピンクのスイレンがとてもキレイですよ。
インパチェンスが咲く真下で食事もできます。花鳥園内にいる鳥をモチーフにしたスイーツは、食べるのがもったいないほどのかわいらしくSNS映えすること間違いなし。鳥とのふれあいや花の鑑賞、食事も楽しめる掛川花鳥園は、休日のお出かけにピッタリのスポットです。
駿府城公園

JR静岡駅から北へ徒歩約15分でアクセスできる「駿府城公園」は、街の中心地にある市民の憩いの場です。二重のお堀に囲まれています。駿府城は、1585年に徳川家康が築城したお城です。明治時代に廃城後、二ノ丸堀より内側が駿府城公園として整備されました。
江戸時代の修復記録に基づいて復元された東御門と巽櫓、坤櫓は資料館として公開しています。館内では、公園内で発掘されたものや徳川家康に関連した資料などを展示。江戸時代の駿府城をCGで再現したコーナーもあり、当時の街並みをリアルに体験できます。

駿府城は、夜間のライトアップで美しい景観が堪能できるスポットです。ライトアップは、毎日日没後から24時まで。春夏秋冬の季節に応じた特別なライトアップが実施されることもあります。ライトアップは城外からの鑑賞が特にオススメです。お堀の水面に映る石垣がとてもキレイに見えますよ。
毎年3月下旬ごろになると、桜の開花時期を迎えます。公園内の約870本の桜と石垣とのコラボレーションは圧巻。夜には桜のライトアップもあり、昼間とは違った幻想的な様子が楽しめますよ。
駿河國総社 静岡浅間神社
厳かな雰囲気の中を散策してリフレッシュしませんか。「駿河國総社 静岡浅間神社」へは、JR静岡駅からバスで約14分です。自転車では11分ほどの所要時間なので、気軽にお出かけしやすい距離でしょう。

静岡浅間神社は、境内に建つ神部神社・浅間神社・大歳御祖神社の総称です。神部神社と浅間神社は1つの本殿に2つの神社が入った様式です。神部神社は駿河地方の最古の神社で約2100年前に鎮座したのが始まりとされています。浅間神社は、901年に富士山本宮より分祀されたのが始まりです。
大歳御祖神社は273年ごろに商業の神様が創祀され、静岡の地主神として信仰を集めました。神部神社・浅間神社の大拝殿は、1971年に国の重要文化財に指定。神部神社・浅間神社の楼門に施された彫刻は、金色に装飾されています。
境内にある資料館では、静岡浅間神社の宝物や徳川家関係資料などを取集・展示しています。年に数回の企画展示もあり、歴史好きな方には興味をそそられるスポットではないでしょうか。近隣の駿府城公園と合わせて散策してみるのも良いですね。
静岡県へ移住する前に、マンスリーマンションでお試し住み!
静岡県は首都圏へのアクセス性が良く、自然に囲まれた中で暮らせるため移住先に人気があります。移住支援策も充実しているため、金銭面の負担軽減も可能。新幹線の停車駅も多く、JR東海道本線の沿線上の街を選ぶとコンパクトな移動で暮らせる点も魅力です。歴史を感じるスポットも豊富で、リフレッシュを兼ねたお出かけもしやすい街です。
ただ、いきなり知らない街での移住生活は不安に思うことも多いのではないでしょうか。まずはお試し移住から始める方法もあります。静岡県内のマンスリーマンションでお試し住みをしてみませんか。マンスリーマンションなら短期間の契約ができるので、理想の移住生活ができるのか体験。気になるエリアへの住み替えも気軽にできます。
お部屋には家具家電が備え付けなので、入退去時に引っ越しの負担もありません。お試し移住をして、お気に入りのエリアを見つけましょう。