桑名市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

桑名市は「住みよさランキング2024」で三重県第2位を獲得するほどの人気の街です。また三重県民を対象にした「2024年三重県内で住みやすい自治体ランキング」では、桑名市は第4位。レジャー施設が市内にあり、名古屋方面へのアクセス性の良さが人気の理由です。
今回は、さまざまなランキング調査で上位を獲得する桑名市の住みやすさや魅力を徹底解説します。都会的な景観と自然とのバランスが取れていると好評の桑名市について、詳しく見ていきましょう。
桑名市ってどんな街?
まずは桑名市がどんな街なのか、歴史や特長、利便性の3つの面からご紹介します。
桑名市の歴史
桑名市は江戸時代に東海道五十三次の42番目の宿場が置かれました。41番目の宮宿とは海上ルートで結ばれ、陸海ともに交通の要所として繁栄。江戸時代の交通拠点だった地に桑名城が築城され、ますます発展を遂げていきます。明治以降に、桑名城は廃城に。桑名城があった場所は整備され、現在では「九華公園」として市民の憩いの場になりました。

桑名市としてスタートを切ったのは1937年。当時は市域が約18.9平方キロメートル、人口約3.9万人の小さな市でした。近隣の村との合併を繰り返し、徐々に市は成長。2004年に多度町と長島町と合併し、市域が約136.6平方キロメートル、人口13万人超の「新桑名市」が誕生しました。
2024年には、新桑名市誕生20周年の記念式典を実施。住民がさらに住みやすいと感じるよう「桑名市総合計画」もあるため、今後の桑名市の成長に期待が高まります。
桑名市の特長
桑名市は三重県の北部に位置し、愛知県と岐阜県に隣接しています。名古屋方面へのアクセスの良さから、名古屋市のベッドタウンとしても人気がある街です。桑名駅を中心に交通網が整備されています。
都会的な景観が広がっていますが、西には鈴鹿山脈、北には養老山地が見えるため自然の豊かさを感じられます。木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川が市内を縦断し、水辺にも富んでいます。季節の変化を体感できるスポットも数多くあるのが特長です。歴史のある神社や無形文化財に指定された風習もあり、伝統も感じられます。
名古屋は正直住みやすいとは思わんな~
— おるべえº言º) (@7900orbea595) August 3, 2022
名古屋より岐阜か三重の(名古屋寄り)の方が住みやすい印象w
四日市とか桑名…各務原大垣とか結構良いよね。
「利便性の良い場所に住みたい」「でも都会すぎるのは、できるだけ避けたい」のような要望を抱える方もいることでしょう。桑名市なら都会と地方の両方の良さを実感できる暮らしが可能です。
桑名市の利便性
桑名市には、以下の4つの路線が通っています。
- JR関西本線
- 近鉄名古屋線
- 三岐鉄道北勢線
- 養老鉄道養老線
どの路線も桑名市の玄関口として栄える桑名駅から利用できるものです。三岐鉄道北勢線は西桑名駅が始発駅ですが、桑名駅と隣接しています。桑名駅から四日市駅まで約15分、近鉄名古屋駅まで約16分でアクセス可能。複数の路線が利用できるため、市内から近隣の街まで、広い範囲の移動がスムーズです。
幹線道路も充実し、伊勢湾岸自動車道と東名阪自動車道が通っています。高速道路を利用すると、40分ほどで名古屋方面へ。道路の整備がされているので、マイカーでの移動が多い方でも暮らしやすい街です。
桑名市の5つの魅力
長良川や揖斐川が流れる桑名市には、都会的な景観だけでなく自然豊かなエリアもあります。ここでは、桑名市の魅力を5つのエリア別にご紹介します。
魅力①自然に囲まれ、のんびりと過ごせる多度エリア!
桑名市北部に位置する多度エリアは、山に囲まれた豊かな自然が魅力です。季節の変化を味わえる中で暮らしたい方に向いています。養老鉄道がエリア内を縦断し、多度駅と下野代駅の2駅があります。電車の発着本数は少なめなので、マイカーの保有を検討しておきたいところ。マイカーがあると街の中心地や近隣の街へのアクセスが、よりスムーズにできます。

養老鉄道と平行して通る国道258号線沿いに住宅が広がっています。多度エリアの大半を占める多度山は、ハイキングコースが整備されています。自然の中を歩いて、気分をリフレッシュ。山を周遊できる10のハイキングコースがあり、体力に合わせて選べます。
山頂にある「多度山上公園」からは、桑名市内や木曽三川の壮大な景観が目に入ります。お正月には初日の出を見たり、春にはお花見をしたりなどのさまざまな目的で訪れる方が多いスポットです。
魅力②都会的な発展と歴史が共存する精義・立教・益世・修徳エリア!
桑名市の中央付近のJR関西本線と近鉄名古屋線の東側が精義・立教・益世・修徳エリアです。桑名駅を中心として揖斐川沿いに広がって発展していますが、歴史的なスポットが多い点も特徴です。川沿いには「七里の渡跡」「六華苑」「桑名城跡」などの歴史的なスポットが多数残されています。

桑名駅にはJR関西本線・近鉄名古屋線・養老鉄道の3路線が通っています。交通の利便性が良く、駅の周囲には商業施設も。日々のお買い物がしやすく便利な環境です。マイカーなしでも困らないため、コンパクトな移動で暮らしたい方にオススメです。
魅力③川沿いの散策でリフレッシュできる日進・城東・城南・長島エリア!
桑名市の東と南に広がる日進・城東・城南・長島エリアは、川に囲まれているのが大きな特徴です。川沿いの道を散策したりジョギングしたりして過ごして、気分転換に。閑静な住宅街が広がり、穏やかな暮らしができます。
エリアの南には伊勢湾岸自動車道が横断し、マイカーでの移動のしやすさを重視したい方にはピッタリ。名古屋方面へのアクセスがスムーズにできます。高速道路のすぐ近くには、人気のお出かけスポットの大型のレジャー施設「ナガシマリゾート」があります。
魅力④自然に触れ合える公園が多い大成・大和・深谷・大山田エリア!
大成・大和・深谷・ 大山田エリアは、桑名市のやや北よりに位置しています。JR関西本線と近鉄名古屋線の北側に広がり、養老鉄道が縦断。公共交通機関だけでなく、マイカーでの移動のしやすい点も大成・大和・深谷・ 大山田エリアの魅力です。東名阪自動車道が縦断しています。
こんにちは、桑名COCO歯科・矯正歯科の齋藤拓実です。
— 桑名COCO歯科・矯正歯科 (@kuwanaCOCO) May 29, 2024
昨日は2ヶ月ぶりの水曜日休みでした。天気が良かったので、食後の運動に藤が丘デザイン公園でかくれんぼ😊 #歯 #歯磨き #はみがき #ハミガキ #toothbrush #pic #picturebook #picture #本 #book #赤ちゃん #乳歯 #永久歯 #子供 #興味 pic.twitter.com/kclb5Bxua4
住宅地が整備され、気軽な散策にオススメの公園が多数あります。「藤が丘デザイン公園」内の展望台「ジャックとつたの木」から眺める開放感のある景色は格別です。「エイベックス播磨中央公園」は池でボートに乗って遊べます。
魅力⑤街の中心地へのアクセス良好の桑部・久米・在良・七和エリア!
桑名市の西部に位置する桑部・久米・在良・七和エリアは、員弁川がエリアの中心を横断するように流れています。三岐鉄道北勢線が地域住民の移動を支え、街の中心地の桑名駅へのアクセスも便利です。
東名阪自動車道の桑名インターチェンジがあり、マイカーでの移動が多い方でも暮らしやすいでしょう。鉄道の沿線上に住宅や商業施設が発展。コンパクトな移動で暮らしたい方にもオススメのエリアです。
桑名市のデータ
ここでは桑名市に関連するデータをご紹介します。人口の変動や治安面、家賃相場の3つをピックアップしました。特に家賃相場は、毎月の家計負担に関わるため把握しておきたいと考える方も多いはず。ぜひ参考にしてくださいね。
人口
桑名市が誕生した1937年当初の人口は4万人に満たないほどでした。第2次世界大戦の戦禍で人口が一時的に減少しましたが、徐々に人口は増加。1993年に10万人を超え、2024年時点で約13.5万人が住んでいます。
2000年頃からは人口増加の伸びはゆるやかですが、安定した人口を維持しています。大幅な減少がないため、桑名市で暮らし始めてみると環境が良く、長く住み続けたいと考える方が多いのでしょう。

新しく住む街がなじみやすい雰囲気なのかは、気になるポイントですよね。なじみやすさを知るには、桑名市への転入と転出する人口の変動を見てみましょう。1995年から2015年までの20年間の変化をグラフでご紹介します。

毎年1.3万人前後が転入と転出をしています。人口が13万人ほどなので、全体の1割にあたる人口が流動。流動性が高いため、新しく桑名市で一人暮らしを始める方も街になじみやすいといえるでしょう。
治安
桑名市が安心安全に暮らせる街なのかは、一人暮らしを始める前に知っておきたいですよね。2023年の犯罪発生件数764件の内訳は以下の通りです。
凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 | 知能犯 | 風俗犯 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|
発生件数 | 2 | 27 | 594 | 43 | 6 | 92 |
(参照:犯罪発生状況/桑名市)
窃盗被害は2020年の状況と比較すると、やや上昇傾向です。自分でできる対策をおこない、防止するようにしましょう。たとえば自転車には鍵を2ヶ所かけることも対策の1つです。道を歩くときには道路と反対側に鞄を持つのも良いでしょう。ときどき後ろを振り返って、不審者がついてきていないかを確認するのも大切です。
お部屋探しでは、防犯カメラやオートロックなどの機能を条件に入れる方法もあります。2階以上の階層を選ぶとより安心感の高い暮らしができます。2階以上のお部屋に住んでいても、窓の鍵のかけ忘れには注意してください。意外なところから侵入してくるかもしれません。できるところから防犯への意識を高めて暮らすようにしましょう。
家賃相場
桑名市の家賃相場は、三重県内では高めの傾向です。しかし交通網が発達し、名古屋方面のアクセス性の良さが魅力の桑名市。「住みたい」と考える方が多いのでしょう。
お部屋探しの際に、さまざまな条件を付けて探しますよね。駅チカや築浅などの好条件のお部屋は、家賃がより高くなりやすくなります。ただし家賃相場はあくまでも目安。桑名市内でも相場よりもお得感のあるお部屋は見つかるので、条件を見直して諦めずに探してみましょう。
間取り | 家賃相場 |
---|---|
ワンルーム | 4.59万円 |
1K | 4.72万円 |
1DK | 4.84万円 |
1LDK | 7.48万円 |
桑名市で人気の街
桑名市で始める一人暮らしをどこに住もうか迷っている方向けに、人気の街をご紹介します。
桑名駅
桑名市の中央付近に近い立地の桑名駅には、近鉄名古屋線・JR関西本線・養老鉄道の3つの路線が通っています。三岐鉄道北勢線の西桑名駅も隣接しています。四日市駅まで約15分、近鉄名古屋駅まで約16分でアクセスできる利便性が魅力です。

桑名駅からはバス路線が複数発着し、商業施設や市役所、住宅地へのアクセスも良好。マイカーを保有していない方でも暮らしやすいでしょう。桑名駅からはレジャー施設のナガシマスパーランドへ向かうバスも出ています。
昔懐かしいレトロな雰囲気の「桑名一番街」や「錦通り」などの商店街が、桑名駅の東側に広がっています。お手頃価格の飲食店が豊富にあり、食事にこだわりたい方や自炊が苦手な方に嬉しい環境でしょう。テイクアウトに対応したお店もあるため、お部屋で気軽においしい食事を楽しめますよ。
日常のお買い物スポットも徒歩圏内にあります。ショッピングモールの「アピタ桑名店」へは、桑名駅から東へ徒歩約7分。21時45分まで営業しているため、帰宅時間が遅めの方でも利用しやすい商業施設です。
#アピタめぐり
— タツヒデ (@munemune5551) January 12, 2025
アピタ桑名店 pic.twitter.com/v43tPGzy3k
気分転換の散策にオススメのスポットへも近いことも桑名駅が人気の理由の1つ。駅から西へ徒歩約9分のところにある「照源寺」は、1624年に建てられたお寺です。境内が一望できる「寺カフェ御堂」は週2日のみの営業です。
モーニングやランチ、スイーツのメニューが提供されています。お寺のカフェというおもしろい体験が気軽にできるのも、桑名駅周辺のお部屋に住むからこそではないでしょうか。
近鉄長島駅・長島駅
近鉄名古屋線の近鉄長島駅とJR関西本線が通る長島駅とは約120メートル離れています。近鉄線でもJR線どちらを利用しても名古屋方面や四日市方面へアクセス可能です。どちらの方面への所要時間は30分ほど。通勤通学や休日のお出かけもしやすい立地でしょう。

なばなの里のイルミネーション開催期間中は、利便性が少し向上します。なばなの里への直行便は通常シーズンは桑名駅から発着しますが、イルミネーション開催期間中は近鉄長島駅から直行便のバスが運行。また近鉄長島駅は普通と準急が止まる駅ですが、11月〜1月の土日には急行も臨時停車します。
近鉄長島駅周辺のお部屋で暮らすなら、自転車があると暮らしやすさがアップするので保有をオススメします。24時まで営業のスーパーの「一号舘 長島店」が、駅から約1.4キロ離れたところにあります。徒歩では19分ほどかかりますが、自転車なら7〜8分程度の距離です。
日配品の取り扱いのあるドラッグストア「V・drug長島店」へは、駅から東に徒歩約6分でアクセス。V・drugのすぐ近くを通る国道1号線沿いには飲食店が並んでいます。ラーメンや和食料理、ピザなどレパートリーが豊富です。その日の気分に合わせてお店を選ぶ楽しみがありますよ。
西別所駅
西別所駅は、三岐鉄道北勢線の沿線上にある駅です。終点の西桑名駅まで約5分でアクセス。西桑名駅は桑名駅にも隣接し、飲食店や商業施設が充実しています。西別所駅から桑名市の中心地までのアクセス性が良く、住みやすい環境です。駅前には駐輪場があり、お部屋から駅までを自転車でアクセスする方にも安心。閑静な住宅街が広がり、落ち着いた雰囲気のなかで暮らせます。

幹線道路の大桑道路や高速道路の東名阪自動車道が通っているため、マイカーでの移動のしやすさを重視したい方にピッタリのエリアです。大桑道路沿いには「イオンタウン桑名新西方」「イオンモール桑名」があります。休日はショッピングやグルメをしっかり楽しみたい方には、大型の商業施設があるためオススメの住環境です。
ガソリンスタンドが併設されたスーパーの「F☆MART 西別所店」へは、西別所駅から南へ徒歩約3分です。21時まで営業しています。比較的コンパクトサイズのスーパーですが、お手頃価格の商品が多いと評判。家計の負担をできるだけ軽くしたい方の生活を支えるスーパーですね。
スーパーから道路を挟んで向かい側にはパン屋があります。イートインスペースもあり、店内で食事が可能。もちろんテイクアウトにも対応しています。焼きたてのおいしいパンを朝食にするステキな生活が送れそうですね。
桑名市で人気のお出かけスポット
桑名市で人気のお出かけスポットを3つ、ご紹介します。日常のリフレッシュをしたり季節の変化を味わったりなど、目的に合わせてお出かけ先を選びましょう。
ナガシマリゾート

1日中たっぷり遊ぶなら、「ナガシマリゾート」がイチオシスポットです。桑名駅からのアクセスはバスで約20分。巨大な駐車場も完備しているため、マイカーでのアクセスも可能です。遊園地やプール、温泉、アウトレットモールなどがあり、さまざまな楽しみが集まった複合レジャー施設です。
遊園地の「ナガシマスパーランド」は、数々の称号を持つ絶叫系のアトラクションが豊富です。「世界一」「アジア初」「ギネス世界記録」といった、どれも興味がそそられるものばかり。
木製コースターや100メートル近い高さから急降下するコースターなどがあり、スリル満点です。絶叫系アトラクションが大好きな方は、思いっきり満喫できる遊園地でしょう。ファミリー向けアトラクションもあるので、のんびり過ごしたい方も楽しめますよ。

夏季限定でオープンする「ジャンボ海水プール」も、子どもから大人まで楽しめるスポットです。定番の流れるプールやビル8階相当の高さから滑り落ちるスライダーなどがあり、のんびりとドキドキの両方が味わえます。波が出るサーフィンプールでは、音楽に合わせた大量放水が定期的にあります。
気分を盛り上げる音楽が流れているのでとても楽しく、ダイナミックな水浴び体験も良い思い出になるのではないでしょうか。ショッピングやグルメを楽しみたい方は、「ジャズドリーム長島」もオススメです。国内でもトップクラスの広さを誇るアウトレットモールです。
国内外の有名なブランドショップの商品がお買い得価格で購入できます。レストランとフードコートも充実しているので、さまざまなメニューを味わえる点も魅力。店舗は20時までの営業ですが、フードコートは21時まで開いています。ナガシマスパーランドやプールで思いっきり遊んだ後に、ジャズドリーム長島内で食事をするのも可能です。
九華公園
桑名駅から徒歩約15分のところにある「九華公園」は、桑名城の本丸跡と二の丸跡を整備してできた公園です。4月には桜、5月にはつつじ、6月には花しょうぶが咲き、色とりどりの花を鑑賞できます。季節の変化を味わいたい方や自然に触れ合いたい方にはピッタリのお出かけスポットです。

公園の広さが約7.2ヘクタールもあり、広大な敷地内をウォーキングやジョギングをしている方もいますよ。九華公園は桜の名所です。毎年3月下旬〜4月上旬には「さくらまつり」を開催しています。公園内にある約450本の桜が咲き誇り、多くの方でにぎわいます。
ただし、さくらまつりは桜の開花に合わせて開催期間が変わるため、想定よりも散りが早い場合は期間前に終了することも。さくらまつりが開催されたら、早めの来場がオススメです。さくらまつりでは夜桜の幻想的な景観も楽しめます。桜のライトアップは、日没から21時30分までです。
舟に乗りながらお花見ができる「桑名城お堀めぐり」もあり、珍しい体験ができるのも九華公園ならではの楽しみ方でしょう。舟に乗って、約15分間の優雅なお花見体験。水面に向かって枝が伸びた桜の様子や桜の花びらでピンク色に染まったお堀を堪能できます。公園内にある鎭國守國神社では、毎年5月2日と3日に「金魚まつり」を開催。

金魚をモチーフにしたみこしが付近を練り歩くため、おもしろさを感じる神事です。金魚を販売する露店がたくさん並ぶのも、金魚まつりの特徴でしょう。6月になると九華公園では、「花菖蒲まつり」があります。菖蒲園に植えられた約4,000株の花しょうぶが咲くとても美しい景観を堪能できます。1年を通じてさまざまなイベントがあり、何度訪れても飽きが来ないスポットです。
多度大社
多度大社は、5世紀後半に社殿が創建されたとされる歴史ある神社です。多度駅から西へ約1.5キロ離れたところにあり、バスで5分ほどでアクセスできます。街の中心地の桑名駅から多度駅までは約13分です。木々に囲まれているため、暑さの厳しい夏でも涼しさを感じる点が魅力。穏やかな空気が流れるなかで、気分転換したい方にピッタリのスポットです。

境内の西にある神馬舎(じんめしゃ)は、馬を飼育する建物です。多度大社には神と人間を結ぶ使者の役割を担う白馬が住みついている伝説があります。地元に住む人々の願いを神に届け、幸せを運ぶ役割を持つ白馬。神様の使いとして馬が飼育されている、全国的にも珍しい神社です。白馬伝説にあやかるため、1年の幸せを願う参拝客が多く訪れています。
多度大社は、三重県無形民俗文化財に指定された「上げ馬神事」が有名です。上げ馬神事は南北朝時代に始まったとされ、800年以上の歴史がある行事。迫力のある伝統行事を間近で見られるため、毎年10万人を超える方が訪れています。5月4日と5日に開催される上げ馬神事では、急な坂道を馬が登り切った回数を見て1年の吉凶を占うものです
。11月23日には、「流鏑馬祭」があります。馬に乗りながら素早く的を射抜く神事です。天下泰平、国家安穏の祈りを込めておこなわれるものです。射貫きに成功した的は縁起物として扱われ、持ち帰ることも可能に。上げ馬神事と流鏑馬祭のどちらも伝統と迫力を体験できる多度大社へ余暇にお出かけしてみませんか。
桑名市のオススメイベント
最後にご紹介するのは、桑名市で暮らすならぜひ参加したいオススメのイベントです。県外からも多くの人が訪れるイベントを楽しみましょう。
なばなの里イルミネーション
「なばなの里イルミネーション」は、花のテーマパークの「なばなの里」で開催されているイベントです。桑名駅から発着するバスに乗り、約20分でアクセスできます。約5,700台が止められる広い無料駐車場も完備しているので、マイカーでのアクセスも可能です。

最新技術を用いたLED装置で、ダイナミックな光の世界を演出。夜の暗闇に浮かび上がるイルミネーションの美しさに息をのむこと間違いなしですよ。SNS映えする写真を撮りたい方や、友人や家族、恋人とのお出かけスポットにも最適。非日常感あふれる景観に包まれ、楽しいひとときを過ごせることでしょう。
なばなの里で実施されるイルミネーションは、2004年に始まりました。池の中央に置いたオブジェと15メートルのツリーを約100万球の電球で装飾。毎年変わるテーマ内容で年々、規模を拡大しています。現在では700万球や800万球以上の電球を使用しているとも言われていますが、非公開のため正確な数は不明です。

イルミネーションの点灯時間は、17時頃から営業終了までです。日没時間に合わせて点灯する時間が変動します。来園する前にホームページで点灯時間を確認しておきましょう。目安として2月中旬を過ぎると18時台に、ゴールデンウィーク終了後あたりから19時台が点灯開始時刻です。
なばなの里の全体がイルミネーションの名所ばかりですが、メインエリアの装飾は横幅も高さも圧倒されるほどです。約200メートルの光のトンネルは「華回廊」と呼ばれています。名前のとおり、かわいい花びら形の電球で装飾。白熱球のようなやわらかい光に包まれるトンネルは、たくさんの方が写真撮影する人気のフォトスポットです。
桜をイメージした約100メートルの光のトンネルもあります。毎年10月中旬から翌年の6月までの約半年間も開催しています。「イルミネーションを見に行こう!」と思い立ったときに、すでに終わっていたという心配もありませんよ。
桑名市内のマンスリーマンションでお試し住み!
桑名市は、三重県で住みやすい街として人気があります。名古屋方面へのアクセスの良さや自然の豊かさ、歴史的スポットなどが魅力です。家賃相場は三重県内の他のエリアと比較するとやや高めですが、お得に住めるお部屋もあります。
桑名市のお出かけスポットは、レジャー施設や公園、神社などさまざまなジャンルの中から選べるのも魅力です。イルミネーションで浮かび上がる幻想的な景観が楽しめる、なばなの里イルミネーションはぜひ訪れたいイベントの1つです。
ランキングでも上位に位置するほど人気の桑名市の、実際の住みやすさを心配する方も多いことでしょう。まずはお試し住みから始めてみませんか。マンスリーマンションなら短期契約ができ、敷金や礼金が不要。お部屋には家具家電が備え付けられているので大がかりな引っ越し作業も発生しません。気になるお部屋を探してみましょう。