横須賀市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

神奈川県南東部、三浦半島の中心に横須賀市は位置します。横浜市や葉山町に隣接し、人口は約38万人。海や山に囲まれた、自然が享受できる街です。横須賀の街は、外から見ると観光地やアメリカ軍・海上自衛隊などのイメージが強いかもしれません。しかしながら、それらは横須賀市を構成する要素のひとつにすぎません。
実は横浜市や東京都へのベッドタウンとしての大きな役割があります。ファミリーに人気があるのはもちろんのこと、横須賀市内や横浜市内の大学へ通う大学生が家賃のお手頃感から横須賀を選択することも多いのです。横須賀は歴史や独特の文化も育まれており、とても趣が深い街でもあります。自然豊かな公園も多く、休日には気軽にアウトドアも楽しめることでしょう。
また駅の周辺には商店街や大型商業施設が、郊外にはロードサイド型の大型店舗があるなど、買い物の環境も整備されています。郊外ののんびりとした雰囲気も楽しみつつ、都会の利便性も感じられるのが、この横須賀市の魅力と言えましょう。
今回は住宅地としても人気の横須賀市の住みやすさについて、詳細にチェックしていきます。神奈川県内で一人暮らしを考えているのならば、横浜や東京都心へのアクセス性にすぐれた横須賀市はオススメです。それでは、詳しく見ていきましょう。
横須賀市はどんな街?
はじめに横須賀市はどのような街なのかを詳しく見ていきます。横須賀市の歴史や特長、鉄道などの交通面にクローズアップいたします。
横須賀市の歴史
横須賀市では、縄文時代の遺跡が見つかっており、古代から人々が暮らしていた痕跡が数多く残されています。とくに三浦半島全体には多くの遺跡が点在し、この地が古くから安定した居住地であったことが伺えます。平安時代から鎌倉時代にかけては、武士団の拠点として栄え、海上交通の要衝として重要な役割を果たしてきました。
江戸時代になると、横須賀は「浦賀の渡し」や造船業を中心とした港町として発展します。特に浦賀は江戸幕府の海防拠点として知られ、ペリー来航時にはその中心地となりました。また、造船業や水運の発展により、町は大きく賑わいを見せるようになります。
ペリー来航の地、浦賀港の東西を結ぶ「浦賀の渡し」で、初日の出クルーズ?
— 地盤災害ドクター横山芳春@住宅の災害リスクの専門家 (@jibansaigai) January 1, 2025
叶神社(東叶神社)に初詣を完了しました。災害で人が悲しまない世が進むよう祈念、また私にできることを進めていくことを報告しました。 https://t.co/NLWJDZ2LMD pic.twitter.com/roxhK5TgTv
明治時代には、横須賀製鉄所(後の横須賀海軍工廠)が開設され、横須賀は近代的な軍港都市として発展していきます。日本の海軍の要として、多くの技術者や労働者がこの地に集まり、町全体が活気づきました。戦後は米海軍基地が設置され、横須賀は国際色豊かな街として再び生まれ変わります。現在も米海軍と海上自衛隊の拠点として、地域の一部を支えています。
昭和31年には市制が施行され、周辺地域と統合しながら発展を続けてきました。横須賀市は港町としての歴史を持ちながらも、現在では観光地や商業地域としても注目されています。人口約38万人のこの街は、歴史と近代が交差する魅力的なエリアです。
都市部へのアクセスの良さと、海や自然が身近に感じられる環境を兼ね備えた横須賀市。これまでの歴史を背景に、地域としての魅力を増し続けています。
横須賀市の特長
横須賀市の人口は約38万人。政令指定都市の横浜市・川崎市・相模原市に次いで、4番目に人口が多い街です。横須賀市は北部地域・東部地域・南部地域・西部地域に大きく区分できます。
北部地域は横須賀市の入口で追浜や田浦が含まれ、東部地域は街で最もにぎわう横須賀中央駅が中心。南部地域は浦賀を含むエリア、西部地域は大楠がある地域です。それぞれの地域に大きな個性があります。
横須賀市は市の東側が東京湾、西側は相模湾に面し、市の中央部分は南北に標高100〜200mの丘陵地帯が広がるユニークな地形です。東京湾側には工業地帯やアメリカ軍・自衛隊の施設があり、相模湾側には漁港や海水浴場が多くみられ、海に面する地域ではありますがそれぞれ性格が異なります。
また市の西側は大楠山や鷹取山などの低山があり、ハイキングコースも設けられています。つまり横須賀市の東側は商業が発展し都会的な利便性に溢れ、西側は自然豊かでマリンスポーツやトレッキングなどに親しめる環境が整っているのです。
横須賀の魅力?
— ポロロッカ (POROROCA) (@PigeonBlood_SS) September 9, 2018
海と山があるので、自然も豊かだし
農産物の物価も安くて、比較的住みやすいです
横浜にも出やすいですよ
でも、1番魅力なのは海と空が、爽快な事かな✨#ちょうどいい pic.twitter.com/H3RrqdyO2C
横浜市や東京都心への通勤通学者は、市の東側エリアに暮らす場合が多く見られます。東側には鉄道が通り、商業施設や商店街などがあるので、生活利便がとても高いためです。生活しやすい地域ながら、横浜市と比較した場合、家賃がお手頃な点も大きな魅力と言えるでしょう。
横須賀では、海軍と港町の特性が活かされたご当地グルメも魅力です。特に有名なのが「よこすか海軍カレー」。日本海軍のレシピをもとに作られたカレーで、必ずサラダと牛乳をセットして提供するのが大きな特徴。
またアメリカ文化に大きな影響を受けた「ヨコスカネイビーバーガー」や「ヨコスカチェリーチーズケーキ」なども名物です。様々な店舗で提供されているので、自分のお気に入りの店を探すのもきっと楽しいですよ。
横須賀市の交通
横須賀市の公共交通について見ていきましょう。鉄道でのアクセスは、東部・北部・南部の3エリアと西部エリアでは大きく異なるので注意が必要です。横須賀市の北・東・南地区には鉄道が通っています。JR横須賀線と京急本線・久里浜線の2社3路線です。乗り入れ路線と市内に設置された駅についてまとめてみました。
- JR横須賀線:田浦駅・横須賀駅・衣笠駅・久里浜駅
- 京急本線:追浜駅・京急田浦駅・安針塚駅・逸見駅・汐入駅・横須賀中央駅・県立大学駅・堀ノ内駅・京急大津駅・馬堀海岸駅・浦賀駅
- 京急久里浜線:堀ノ内駅・新大津駅・北久里浜駅・京急久里浜駅・YRP野比駅・京急長沢駅・津久井浜駅
JR横須賀線は久里浜駅が終着駅であり、折り返し始発の列車が利用できるのが大きな魅力。普通列車と快速が設定されています。快速は総武線と相互直通運転をしているタイプで、横須賀線内はすべての駅に停車します。
大きく異なるのは、通勤通学時間帯や帰宅ラッシュ時以外の日中の時間帯での運用。快速は横浜駅や東京都内へダイレクトアクセスしますが、普通列車は逗子駅止まり。逗子駅から乗り継ぎの列車に乗り換える必要があります。久里浜駅から横浜駅へは54分、品川駅へは75分、東京駅へは85分で直結。

京急本線は品川駅から浦賀駅を結ぶ路線。浦賀駅は終着駅で、始発運用の列車が利用できるのは大きなポイント。快特を利用した場合、横須賀市内の京急本線で最も利用者数が多い横須賀中央駅から横浜駅までは、30分でダイレクトアクセス。京急川崎駅には38分、品川駅には48分で到着します。
JR横須賀線よりも京急本線の方が横浜駅・品川駅への所要時間が圧倒的に短く、京急本線を利用される方がとても多いです。京急久里浜線は、京急本線の堀ノ内駅から分岐する路線で、横須賀市南部の久里浜方面へアクセスできます。京急本線と相互直通運転を実施し、久里浜エリアから横浜・都内へ乗り換えナシでの移動が可能です。

長井や大楠など、横須賀市西地区には鉄道が通っていません。そのため、路線バス網が発達しているのが大きな特徴です。JR横須賀駅や久里浜駅、市外の逗子駅などからの路線バスを利用することになります。
どの駅からバスを利用すればよいのかは、西地区の中でもそれぞれ異なるので、京浜急行バスのホームページから確認するとよいでしょう。横浜駅へ直行する高速バスも運行されているので、横浜へお出かけの際はこちらの利用も検討されてはいかがでしょうか。
横須賀市の5つの魅力!
さて横須賀市内のそれぞれの地域について見ていきましょう。三浦半島の大部分を占める広い横須賀市には、個性的で素敵な地域がいくつもあります。今回はその内の特にオススメの5ヵ所をピックアップしてご紹介いたします。
その①ヨコスカカルチャーが感じられる「汐入」
横須賀市の東地区にある汐入。京急本線の汐入駅が設置されており、横浜市や東京都内へのアクセスがとても便利なエリアです。駅の南側には閑静な住宅街が広がり、市外への通勤通学者向けのベッドタウンとして多くの人々が暮らします。汐入駅から横浜駅までは27分、京急川崎駅には36分、品川駅までは50分で直行可能です。

汐入駅の北側は、アメリカ海軍の基地が至近なことから、いわゆるヨコスカカルチャーが感じられる、インターナショナルな雰囲気が漂うエリアがあります。
とくにどぶ板通りと呼ばれる商店街は、米軍放出品を扱う店舗や外国人向けの飲食店やバーなどもアリ。その他に大型ショッピングモールの「コースカ ベイサイドストアーズ」もあるので、日常のお買い物もとても便利にこなせます。
その②三浦半島の海と山の魅力が詰まった「長沢」
長沢は南地区にある街。京急久里浜線のYRP野比駅と京急久里浜駅の間に広がる街です。どちらの駅の周辺にも飲食店やスーパーマーケットなどがあり、毎日のお買い物もできる環境が整っています。駅のすぐ近くから低層の住宅を中心とした住宅街が広がります。
昔ながらの雰囲気で、とてものんびりとした時間が流れる街です。駅から南側に歩いていくと、東京湾が見えてきます。北下浦漁港という漁港があり、漁業も行われている地域。周辺には砂浜もあり、海辺の散歩もできますよ。

長沢地域の北側には丘陵地域や低山があります。丘陵地帯にある久里浜霊園には「三浦大仏」が鎮座しています。高さは13.5メートル。台座とあわせると20メートル以上もの大きさがある仏像です。台座からは長沢の街並みと東京湾が見渡せます。
また三浦富士と呼ばれる標高183mの低山もオススメ。ハイキングコースも設けられており、天気のいい日には山頂では東京湾も相模湾も見渡せる絶景が広がります。海も山も本格的に楽しめる自然豊かな環境が、長沢の大きな魅力と言っても過言ではないでしょう。
その③当駅始発に乗れる歴史ある港町「浦賀」
浦賀と聞くと、歴史の授業で習った”ペリーの黒船来航”が思い浮かぶ方が多いでしょう。鎌倉時代には既に港があった浦賀は、江戸時代には港湾として栄えました。そんな港町の独特な雰囲気のある浦賀ですが、現在はベッドタウンとしての一面もあります。
街の中心には京急本線の終着駅である浦賀駅があり、街全体には低層の住宅街が広がります。戸建が多いですが、賃貸の集合住宅も多く見られるのが特徴。浦賀駅で当駅始発の列車に着席して乗車できるのが大きなポイント。ラッシュ時でも座っていられるのはうれしいですよね。

浦賀駅の駅前にはスーパーマーケットの「京急ストア浦賀店」、駅のすぐ目の前の道沿いには商店街の「浦賀商友会」、浦賀港西岸には「浦賀みなと商栄会」があるなど、生活に関わる買い物がしやすいです。
浦賀港の東岸と西岸を行き来する際には、ポンポン船の愛称で呼ばれる「浦賀の渡し」が便利。約3分で反対岸まで渡れます。乗船料金は市民だと大人200円、子ども100円。実はこの浦賀の渡し、江戸時代中期より運行される300年以上もの歴史ある航路。さすが歴史ある港町である浦和ならではです。
その④海と山のアクティビティが魅力「大楠」
大楠は、相模湾に面した地域。伊豆大島や伊豆半島、富士山も見える風光明媚な名所として、江戸時代から多くの人々に愛されてきました。大楠には鉄道駅はありませんが、JR逗子駅や衣笠駅、横須賀駅前などからの路線バスでのアクセスが可能。

また大楠芦名口バス停からは、横浜駅西口へ直通する高速バスが利用可能。約1時間ほどで大楠と横浜駅を結びます。相模湾沿いは護岸工事が進んでおり、あまり砂浜や磯が残されていないのが現状です。それでも秋谷海岸や立石海岸などには砂浜が残されており、昔ながらの風景が楽しめます。
砂浜にはモズクガニなどの水生生物も見られ、海ならではの自然に触れられます。シーカヤックも盛んで、マリンスポーツも気軽にチャレンジできる環境です。大楠には三浦半島最高峰の最高峰である大楠山があります。最高峰、と言っても海抜241mの定番で、最短で山頂まで2時間程度で往復が可能。5つのハイキングコースが整備されています。
山頂からは伊豆半島、箱根連山、富士山、房総半島も見渡せる絶景スポット。周囲は風致地区として三浦半島のそのままの自然が残されています。これらの風景は、日々の忙しさで疲れた心をリフレッシュさせてくれることでしょう。
その⑤プロスポーツと連携、元気な街づくり「追浜」
追浜(おっぱま)は、横須賀市最北端に位置する地域。横浜・東京から来た場合、横須賀市の玄関口となる街です。京急本線追浜駅が設置されています。最短で横浜駅には20分、品川駅には45分で直行可能。通勤通学しやすい立地です。
そのため、横浜や東京方面へ通勤通学する人々が多く暮らすベッドタウンが形成されています。戸建や分譲マンションの他、賃貸用集合住宅も多く、ファミリーから一人暮らしの学生まで、様々な人々が暮らしているのが大きな特徴。

駅前には商店街やスーパーマーケットなどがあり、街に広がるベッドタウンに暮らす人々の生活を支えています。とくに駅とペデストリアンデッキで繋がっている「サンビーチ追浜」はとても便利。京急ストア追浜店やドラッグストア、100円ショップ、飲食店、アパレルショップがあり、日常生活に必要な買い物の多くをこちらで一気に済ませられるのです。
追浜の街を歩くと、プロ野球チームの横浜DeNAベイスターズの装飾があちらこちらで見られます。それは追浜公園にベイスターズの2軍施設が設置されている為。公園内には2軍戦が実施される横須賀スタジアム、選手寮、DOCKと名付けられた室内・屋内の練習施設があります。
DOCKの屋外施設では選手の練習風景を身近に見学が可能です。横須賀市と京急電鉄、そして横浜DeNAベイスターズの3者が協力し合い、追浜地域の活性化に力を入れています。
数字で見る横須賀市の魅力
今までは横須賀市の歴史や交通、オススメの駅などをご紹介してきましたが、今回はデータから横須賀市をズームアップしていきましょう。人口や治安、家賃は数字として見ることで、客観的にわかりやすくとらえられますよ。
人口
市制が施行された明治40年には6万人余りだった横須賀市。造船などの産業があり、海軍が置かれたため軍人や家族、関連産業なども盛んになり、横須賀市の人口は増え続けました。
第二次世界大戦後は軍関係者がいなくなった関係で一気に人口は減少しましたが、今度は横浜や東京へのベッドタウンとして成長し続けてきました。人口のピークは1992年の435,337人。それ以降は緩やかに人口が減少し続けており、2023年には374,325人となっています。

(出典 : 横須賀市公式ホームページ「横須賀市の人口推移」より一部抜粋)
横須賀市の人口減少の原因は、少子高齢化による自然減が主な理由です。これは横須賀市だけではなく、日本全体で見られる現象で、減少率は全国平均よりも緩やか。
横須賀市の減少率が緩やかなのは、横浜・東京に近く、自然や文化などが魅力的な街であることが理由に挙げられます。神奈川県内の市町村別人口ランキングでは5位と上位。県内では人気のある街であると言えるのではないでしょうか。
転入と転出
人口の自然減が続いている横須賀市。転入よりも転出の方が超過する社会減は起きているのでしょうか。下のグラフを見る限りでは、やや転出が多いです。ただ人口の現象の割合に与える社会減の影響は、さほど多くないと横須賀市の分析では言及しています。全体的に転入と転出、どちらも同じようにその数自体が減ってきていることが大きな特徴と言えるでしょう。

(出典 : 「令和4年度版横須賀市統計書」より)
治安
横須賀市は、市外の方から見るとインターナショナルなイメージや観光地、繁華街のイメージが強いようです。もしかしたら治安が良くないと想像される方もいらっしゃるかもしれません。でも実は横須賀市はとても治安が良い街なんです。
神奈川県市町村別犯罪認知件数ランキングでは、横須賀市は8位です。5番目に人口が多い市でありながら、犯罪認知件数が8位というのは、かなり良い数字であると言ってよいでしょう。
窃盗以外 | 侵入盗 | 自動車盗 | オートバイ盗 | 自転車盗 | ひったくり | その他、 非侵入盗 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
発生件数 | 520 | 124 | 17 | 42 | 295 | 0 | 463 |
犯罪が市内で最も多いのは、横須賀中央駅から汐入駅の北側にかけてある商業地域です。人が集まる場所なので、犯罪が発生する確率が上がると思われます。この地域で一番件数が多いのは「その他の非侵入窃盗」。万引きや置き引きがそれにあたるものと推察されます。
凶悪犯罪はほとんど発生していません。最も人が集まる地域であっても、持ち物に気を配るなど基本的な対策をすれば安心して買い物を楽しめるでしょう。
窃盗以外で際立って多い犯罪は、特殊詐欺です。還付金詐欺やオレオレ詐欺など高齢者を狙った犯罪が多く、警察署でも呼びかけを強化しています。警察で相談に乗ってもらえるそうなので、困った時には話を聞いてもらうのも安心ですね。
家賃相場
横須賀市の家賃相場は、周辺の逗子市や鎌倉市、横浜市と比較した場合、やや低く設定されています。横浜市金沢区は横須賀市と接しており、尚且つ市内で最も家賃相場が低めの街なのですが、その横浜市金沢区よりも横須賀市の方がさらにリーズナブルです。
間取り | 家賃相場 |
---|---|
ワンルーム | 4.92万円 |
1K | 5.63万円 |
1DK | 6.25万円 |
1LDK | 8.52万円 |
横須賀市の家賃相場がリーズナブルな要因は、横浜市や東京までの距離にあると思われます。鎌倉市や逗子市と比べると距離がある分、所要時間もかかりやすいです。しかしながら、横須賀市内では始発が利用できる駅が複数あり、座って通勤が可能。お得な家賃で暮らしつつ、快適に通勤をするというのもオススメですよ。
横須賀市で人気の街
横須賀市には様々な素晴らしい住宅街があります。中でも、特に人気の住宅街がある駅を3駅ピックアップしてご紹介いたします。電車利用がしやすく、かつ横須賀らしさが感じられる住宅街ばかりですよ。それではさっそく見ていきましょう。
横須賀中央駅
横須賀中央駅は横須賀市の中心エリアにあり、横須賀市の代表駅。東地区に位置します。駅の周りには「横須賀モアーズシティ」や「さいか屋横須賀店」などの大型商業施設、「三笠ビル商店街」「若松中央通り商店街」などの商業施設が集まる一大商業地域を形成。観光客に人気の「ドブ板通り商店街」も、横須賀中央駅と汐入駅の間にあります。

市内で最も便利なエリアで、横須賀中央駅には京急本線が乗り入れます。普通列車の他に、特急と快特も利用が可能。速達性がある列車を利用できるのが、横浜・品川方面への通勤通学を考えている人々にオススメしたい理由です。
特急を利用した場合、所要時間は横浜駅まで36分、京急川崎駅に48分、品川駅には65分。時間だけ見るとあまり速いようには見えないかもしれません。しかしながら地図を見ていると、三浦半島からこの時間で移動できるのは速いように感じられます。
駅の北側、海があるエリアは行政施設や商業地域がある低地です。住宅は戸建もありますが、マンションなどの集合住宅も多い地域。一方、駅の南側は丘陵地域が広がっており、とても落ち着いた住宅街が広がります。利便性を求める方は駅の北側エリア、閑静な生活環境が良い方は南側エリアで住まいを探してみてはいかがでしょうか。
久里浜駅・京急久里浜駅
久里浜は横須賀市南東部に位置する街。「イオン久里浜店」や「ウィング久里浜」などの商業施設、6つもの商店街がアリ。買い物や外食だけではなく、生活利便施設も集まったとても暮らしやすい環境が整っています。地域内には路線バスも通っているので、車がなくても十分に暮らせるのも魅力。

久里浜の街には駅が2つあります。JR横須賀線の久里浜駅と京急久里浜線の京急久里浜駅です。この地域の人々は、多くの方が通勤通学に京急久里浜線を利用します。例えば横浜まで向かう場合、JR横須賀線では所要時間55分・運賃740円のところ、京急本線では所要時間42分・運賃は460円。京急久里浜線の方が運賃安めの上に速く到着できます。

しかしながらJR久里浜駅は横須賀線の終着駅で、当駅始発の列車を利用できます。疲れているなど必ず座りたい時には、横須賀線で座って乗車する、ということも可能。また、どちらかの路線がトラブルで利用できないとき、もう片方にすぐ切り替えられるのも大きなポイント。この2つの路線を使い分けできるのが、久里浜の便利さであると言えるでしょう。
久里浜には久里浜海岸や花が美しい広大な公園「くりはま花の国」など、自然が溢れるスポットや「ペリー公園」などの歴史を感じさせる公園もあります。自然や歴史など、横須賀ならではの空気感も感じられる、とてもオススメの街です。
馬堀海岸駅
穴場的な意味合いでオススメしたいのは「馬堀海岸駅」。京急本線に所属しています。乗降客数は京急線全72駅中60位、とてもこぢんまりとした駅で、終着駅の浦賀駅の1つ手前に設置されています。特急と普通列車が利用可能。横浜駅まで40分、京急川崎駅まで50分、品川駅には65分で直結。

馬堀海岸駅エリアを特にオススメしたい理由に①散歩が楽しい海岸がある②駅前に24時間スーパーがあり便利③家賃が比較的リーズナブルであることが挙げられます。
馬堀海岸駅、という駅の名の通り街の北側には馬堀海岸があります。海沿いにはヤシの木が植えられた並木道がのびており、天気の良い日に散歩をしていると、リゾート地にいるような気分になれますよ。
馬堀海岸駅の目の前には、24時間営業の西友馬堀店があります。生鮮食品から日用品まで揃います。自分のタイミングでいつでも買い物ができるので便利です。またこのエリアの家賃相場は、横須賀市の平均家賃相場よりも安く設定されています。賃貸用の住宅がとても多い上に、始発駅ではない為安くなりやすいのです。
自然環境や買い物の便利さ、コスパ、通勤通学のしやすさなどトータルで見た時、この馬堀海岸はすべてがちょうどいい街である、と言って過言ではないでしょう。
横須賀市で人気のおでかけスポット
自然が豊かで歴史や独特のカルチャーがある横須賀市には、おでかけにピッタリのスポットが多くあります。今回は多くの人気スポットの中から3ヶ所を厳選。お休みの日のおでかけの参考になれば幸いです。
猿島
猿島は東京湾上に浮かぶ無人島です。猿島は国史跡に指定されており、現在では猿島公園として横須賀市が運営しています。三笠公園内にあるフェリー乗り場からアクセスが可能。片道10分ほどで猿島に到着します。
フェリーは1日7往復。市外在住者は往復の船賃と入園料を合わせて大人2000円・小中学生250円ですが、横須賀在住者は大人1000円・小中学生130円ととてもリーズナブル。横須賀市民は子供を連れて気軽に遊びに行けますね。

猿島は縄文時代には既に人々が暮らしていた歴史ある島。幕末から第二次世界大戦前にかけて、東京湾要塞の猿島砲台が作られました。岩平に穴を掘って作られたレンガ貼りの要塞は今でも残されており、見学も可能です。要塞の中は真夏でもひんやりしており、とてもすごしやすいですよ。
猿島では見学ツアーも組まれているので、詳しい解説を聞きたい方はぜひツアーに参加するとよいでしょう。猿島にはビーチがあり、ビーチではBBQを楽しめます。美しい海を眺めながら、新鮮な魚介類などのBBQはとても盛り上がることでしょう。道具も食材も猿島で調達ができるので、手ぶらで遊びに行けるのもうれしいですね。
島内にはテイクアウト専用のレストラン「オーシャンズキッチン」もあります。横須賀海軍カレーや猿島プリン、その他軽食類が取り揃えられており、外の風を感じながらおいしいグルメに舌鼓。自然・歴史・グルメが充実している猿島で、楽しい休日をすごせることでしょう。
長井海の手公園ソレイユの丘
「長井海の手公園ソレイユの丘」は長井地区の小高い丘の上に作られた、子どもから大人まで、幅広い年齢の人々が楽しめるエンターテイメントパークです。21ヘクタールもの面積を有する園内には様々なアクティビティが用意されているのが特徴。相模湾を一望でき、とても景色が美しい公園です。公園の中央には大きな池もあります。

園内では食べる・遊ぶ・泊る・体験する・買う・温泉施設の6種類のアクティビティが用意されています。食べる、では地元の食材を使ったグルメを提供。レストランやカフェの他、バーベキュー広場も用意されており、様々な方法で食事を楽しめます。遊ぶ、で大人も楽しめるものにはカナディアンカヌーやeスポーツ、アーチェリー、ジップラインがアリ。
特にジップラインは相模湾を眺めながら滑り降りるので、とても迫力が満点です。たくさん遊んでグルメを楽しんだ後には、温泉施設の「海と夕日の湯」で体を癒すのはいかがでしょうか。相模湾を眺めながら露天風呂が楽しめます。
晴れた日には富士山も見えるそうですよ。タオルを忘れても、フロントで購入も可能です。体を動かし、そして癒し、充実した休日をすごせるのではないでしょうか。
ドブ板通り商店街

ドブ板通り商店街は、横須賀の中心部にある商店街。米軍基地にほど近い場所に位置します。第二次世界大戦後、この地は横須賀に駐留した米軍向けの商店が集まりました。レストランやバーなどで、とても賑わっていたそうです。そして今はその当時の異国情緒を残しつつも、横須賀らしい独特の雰囲気が漂う商店街となったのです。

スカジャンの発祥はこのドブ板通りです。スカジャンとはヨコスカジャンパーの略。背中に派手な刺繍が入った、個性的なデザインのジャンパーです。刺繡をオーダーできるお店もあるので、自分オリジナルのスカジャンも作れますよ。お友達とおそろいのものを作っても楽しいかもしれません。
その他、ヨコスカネイビーバーガーの名店や米軍放出品を扱うミリタリーショップ、醸造所併設のビアバー、スーベニアショップなど、様々なジャンルのお店が充実しています。実は電気屋やヘアサロンなど、日常的に利用できるお店もアリ。もしもご近所に住んでいたら、普段のお買い物が便利になるのでうれしいですね。
横須賀市のおすすめイベント
観光地としても人気のある横須賀市では、年間を通して様々なイベントが開催されています。「くりはま花の国ポピーまつり」や「ネイビーフレンドシップデー」、「尾張横須賀まつり」、「よこすか開国花火大会」など。その中でも特に横須賀らしさがあり、大人から子供まで参加ができる「よこすかカレーフェスティバル」についてご紹介いたします。
よこすかカレーフェスティバル
横須賀は海上自衛隊の基地がある街。海軍では海上でも曜日間隔を保ち続けるため、毎週金曜日にはカレーを食べる習わしがあります。横須賀では海上自衛隊がある街として、「横須賀海軍カレー」で街づくりを行った結果、全国にカレーの街としてその名が響き渡るようになりました。
よこすかカレーフェスティバル2024で
— いよP🔔 (@iyop_bell) November 3, 2024
見事、日本一に輝いたカレー🍛を食べに参りました😆💕
カレーなのに食感がカリカリっモチっ❣️で、めちゃウマっ!!ペロリ😋#飛騨牛揚げおにぎりチーズカレー pic.twitter.com/fcXaQkrjmC
そして今や「よこすかカレーフェスティバル」が開催されるほど、その人気を集めているのです。毎年5月の中旬に2日間にかけて開催されるよこすかカレーフェスティバル。
横須賀だけではなく、呉・佐世保・舞鶴・大湊の海上自衛隊のカレーが楽しめるほか、横須賀市内の横須賀海軍カレー店、全国のご当地カレー店まで集結し、様々な種類の出来立てのカレーを味わえます。またカレーライスだけではありません。個性豊かなカレーパンまで取り揃えられています。会場は三笠公園。開催される2日間で5万人以上もの人々が訪れます。
カレーチケットが販売されており、お得に様々なお店のカレーを購入可能。食べ比べて自分好みのカレーを探すのもよいですね。会場内では人気のカレー投票やスタンプラリーも実施されており、食べるだけではなく様々な楽しみ方ができるのもポイントです。もしカレーがお好きなら、一度参加してみてはいかがでしょうか。
横須賀市への住み心地チェックはマンスリーマンションがオススメ!
最短で横浜駅には20分、品川駅には45分でアクセスできる横須賀市。JR横須賀線や京急本線など鉄道が充実しており、通勤通学に便利です。商業地域もそれぞれの駅圏内にあるため、とてもすごしやすい街であることをお伝え出来たのではないでしょうか。
横須賀グルメや相模湾側の自然、港町独特の雰囲気、絶景が楽しめる登山など、様々な横須賀らしさに溢れています。充実したプライベート時間をすごせる街であることは、とても魅力的ですね。そんな横須賀市の実際の住みやすさを確認するためには、マンスリーマンションがオススメです。
「お試し住み」を通して、治安や買い物環境、通勤通学などの実際の様子を、興味のある地域のマンスリーマンションで暮らしながら確認できます。本格的に暮らしたときに後悔しないために、しっかりとチェックしていきたいですよね。通常の賃貸物件と違って、家具や家電がすべてそろっています。
だからお引っ越しの手間や費用がかかりません。敷金や礼金も不要ですし、契約期間も自由に選べます。しかも、お部屋探しからお引っ越しまで最短2日で可能です。遠方でなかなかお部屋探しができない方は、ひとまずマンスリーマンションへの入居はいかがでしょうか。今回の情報が、お部屋選びの参考になれば幸いです。