相模原市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

相模原市は、神奈川県北部に位置する街。東京都南部と隣接しています。神奈川県第三の政令指定都市としても知られており、人口は72万人超。東京都心まで約1時間、横浜にもアクセスしやすいことからベッドタウンとして大きく発展してきました。実は市内には6校の大学のキャンパスもあり、ファミリーだけではなく一人暮らしの学生も多く暮らします。
住宅地や商業地域が広がる相模原市ですが、実は豊かな自然も大きな魅力。市内には自然公園やキャンプ場も設けられており、気軽にアウトドアを楽しめる環境です。今日天気がいいな、と思ったら即行動に移せるのは市内に自然が多い相模原ならでは。
今回は相模原市の住みやすさや魅力についてクローズアップしていきます。神奈川県内で一人暮らしを検討されるなら、都心や横浜でのアクセス性が高い相模原はオススメです。また市内の大学へ通う予定の方にも有益な情報をお届けします。
相模原市はどんな街?
まず相模原市はどのような街なのか、見ていきましょう。相模原市の歴史、各エリアの特長、そして交通についてご紹介いたします。
相模原市の歴史
相模原市では縄文人の遺跡が見つかっています。古代から人々が住み続けている、土地としてとても安定したエリアであることが伺えます。鎌倉時代には武士団の横山党の拠点として栄えてきました。
市北部には甲州街道が通っており、江戸時代には宿場町としてにぎわいます。また同時期からは養蚕も盛んに行われており、産業として大きく発展。明治期に入ってからは生糸の輸出により、とても豊かに発展したようです。
11月11日(月)の『ご当地クイズ・ここはどこですか』の正解は、相模原市緑区橋本1-17-20にある石柱「棒杭」でした。元々あった石柱の正面は、かなり田名を猛アピールしたものとなっていて、その頃の宿場町のせめぎ合いを感じさせます〜鈴木千景でした。 pic.twitter.com/H1cNnpCAG5
— FM HOT 839 「とれたてランチBOX」【公式】(エフエムさがみ) (@lunch839) November 11, 2024
そして戦後。一時相模原はアメリカ軍に接収された土地が多く、軍事基地の街になりました。米軍基地がある街として今度は発展していったのです。その後、土地の返還が進み、跡地にはJAXAの研究所や相模原市立文化会館など新たな施設が完成。市民生活も充実していきます。
昭和29年に市制が施行され、平成18年に津久井町と相模湖町と、平成19年には城山町と藤野町と合併し、現在の相模原市となりました。人口は70万人超。神奈川県内第3の政令指定となるのです。都市部のベッドタウンとしてますます発展し、今のような賑わいがあるのは、相模原の街として進化をしつつ、周辺の街との合併で益々パワーアップしたからと言えるでしょう。
相模原市の特長
相模原市の人口は約72万人、横浜市・川崎市に次いで3番目の人口を擁します。県内で3つある政令指定都市のうちのひとつです。緑区、中央区、南区の3区で構成されています。鉄道や高速道路など交通の整備が進み、都心へのアクセス性はバツグン。
また中心市街地が2ヵ所形成されています。北部の橋本駅エリアと南部の相模大野駅エリアです。橋本も相模大野も、それぞれ鉄道が集まる交通の要衝で人々が自然と集まることから自然とそうなったのでしょう。1つの市に2つも中心市街地があるのは、とても珍しいことだそうです。

市の形は東西に長く、中央を南北に流れる相模川を境に雰囲気は大きく変わります。相模川の東側は市街地や住宅街が広がり、人々が多く暮らすようすが伺えます。大型のショッピングモールや市民会館、企業などもあり、とても賑やかな商業エリアも形成。鉄道駅もこの東側エリアに集中しています。利便性を重視したい方が住まいを構えるのにピッタリであると言えるでしょう。
一方、相模川の西側は自然が溢れるエリア。相模湖や津久井湖などの湖の他、陣馬山・石老山などの山々、八瀬川・道保川などの川もアリ。湖の畔には美しい林が広がります。トレッキングや登山、キャンプ、サイクリング、カヌーなど様々なアウトドア体験ができるのが魅力です。市内なので、気軽にその日の天気や気分で行動できるのはうれしいですね。

相模原市には大学のキャンパスも集まります。青山学院大学・麻布大学・桜美林大学・北里大学・相模女子大学・女子美術大学の6校です。また和泉短期大学・相模女子大短期大学の2つの短期大学もあります。1つの市にここまでの大学キャンパスが集まっているのです。郊外キャンパスならではの広さを誇り、勉強だけではなくサークル活動も含めて充実した大学生活を送れるでしょう。
相模原市の交通
相模原市は、鉄道が便利なことも発展していった理由の一つに挙げられます。市内には3社6路線もの路線が乗り入れており、新宿まで最短35分でのアクセスも可能。どのような路線が通っているのかを一覧にまとめました。
JR東日本
- 横浜線:古淵駅・淵野辺駅・矢部駅・相模原駅・橋本駅
- 相模線:相武台下駅・下溝駅・原当麻駅・番田駅・上溝駅・南橋本駅・橋本駅
- 中央本線:相模湖駅・藤野駅
※横浜線は町田駅も利用可能。駅舎は一部相模原市にかかっており、相模原市民の利用も多い
京王電鉄
- 京王相模原線:橋本駅
小田急電鉄
- 小田原線:相模大野駅・小田急相模原駅
- 江ノ島線:相模大野駅・東林間駅
このうちJR中央本線・京王相模原線・小田急小田原線を利用すれば、新宿駅までダイレクトアクセスが可能です。またJR横浜線で、新横浜駅や横浜駅に乗り換えなしでの移動もかないます。新宿や横浜へのアクセス性の良さを思えば、巨大なベッドタウンが形成されるのも頷けますね。
また市内の道路は中央道や圏央道などの高速道路の他、国道16号(東京環状)や国道20号(甲州街道)もあり、自動車での移動もとても便利です。相模大野駅前にはバスターミナルが設置されています。
成田空港や羽田空港などへのリムジンバス、東京ディズニーリゾートや富士急ハイランドへ向かう高速バスも運行しており、お休みの日のおでかけにも活用できることでしょう。
相模原市の5つの魅力!
次に相模原市のエリアについて、細かく見ていきましょう。相模原市は緑区・中央区・南区の3区にわかれており、緑区は6つ、中央区は9つ、南区は7つの地域でそれぞれ構成されています。どの地域もステキですが、中でも特にオススメの地域を5ヵ所ご紹介いたします。
その① 相模原市の南の玄関口! 高い利便性と文化の街「大野南地区」
南区にある大野南地区は、相模大野駅を中心としたエリア。南区の中で最も多くの人口を擁し、マンションなどの集合住宅が多く見られるのが特徴。相模原市の中でも早い段階からベッドタウンとして発達してきました。
交通と商業、そして文化や教育が充実しており、相模原市の特長を端的に表した街です。小田急小田原線が乗り入れており、東京屈指の主要駅である新宿駅まで最短35分で結びます。

かつては米軍基地が広がる街でしたが、その跡地には演劇やクラシックの演奏会が開かれる「相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館)」、市民のオアシス「相模大野中央公園」などが作られています。
また相模女子大学、女子美術大学、北里大学はこの大野南地区に立地。若者の姿も多く、とても活気あふれる様子を見ることができるでしょう。駅周辺の大型商業施設には、ファミリー向けだけではなく若者向けのテナントも多いので、買い物環境も充実しています。
その② 豊かな自然環境と文化遺産の街「新磯地区」
相模原市の東南部、南区の中でも南部に位置する新磯地区。西側には相模川、東側には河岸段丘があり、広大な水田も見られます。
自然が豊かで四季折々の風景を楽しめるのが大きな魅力です。地域内にはJR相模線の相武台下駅があり、橋本駅や海老名駅、茅ヶ崎駅などへのダイレクトアクセスが可能。宅地化も進んでおり、低層の住宅を中心とした住宅街も広がります。治安もよく、穏やかな住環境が魅力です。

新磯地区内には勝坂遺跡という縄文時代中期の集落跡、国の登録文化財である中村家住宅など歴史的な建造物も残されています。江戸時代から続く「相模の大凧まつり」は、毎年5月に相模川の河川敷で実施。

5m四方、重さ950kgもの大きさがある8間凧が揚げられています。なんと日本一の大きさなんですよ。豊作祈願や若者の成長を祈って行われます。「相模の大凧センター」では、この行事の由来や実際に使用される凧を展示。ぜひこの迫力ある行事に触れてみてはいかがでしょうか。
その③ 元祖相模原の中心地! 運動好きにピッタリ「上溝地区」
江戸時代から相模原の中心地区として栄えてきた上溝地区。中央区に位置しており、JR相模線の上溝駅から番田駅までの地域が上溝地区にあたります。昔ながらの落ち着いた住宅街が広がりますが、近年、マンション建設も進んでいる地域でもあります。
上溝・番田両駅の周りには商店街が形成されており、買い物等の日常生活も滞りなく便利にこなせることでしょう。今でこそ地味な印象ですが、実はとても暮らしやすい街なのです。

上溝駅の北側には「横山公園」という公園があります。スポーツやレクリエーションの場として親しまれており、とても設備が充実。公園内にある”さがみはらグリーンプール”には、格安で個人利用のできる温水プールやトレーニングルームが用意されています。体を鍛えたり、メンテナンスしたい方にピッタリです。
また横山公園の中にはジョギングコースも設置されているので、ランナーの方にもとてもすごしやすい環境。様々なイベントも開催されているので、スポーツに興味のない方にも楽しめる空間となるでしょう。
その④ 北部エリアの中心地、リニア新幹線もやってくる「橋本地区」
緑区の中心エリアである橋本地区。相模原市に2つある中心市街地のうちのひとつがこの橋本地区です。駅の周辺にはアリオ橋本店やイオン橋本店など郊外型ショッピングモールがあり、日常の買い物が捗ることでしょう。商店街もあり、外食やショッピングなどの環境が充実しています。

地区内にある橋本駅は、京王電鉄相模原線とJR横浜線・相模線の2社3路線が乗り入れるターミナル駅。京王相模原線の橋本駅は始発駅であり、新宿駅まで座ってのアクセスが可能。またJR横浜線でも一部列車は始発に設定されており、新横浜駅や横浜駅へ着席乗車ができるのは大きな魅力ですね。
橋本では毎年7月に「橋本七夕まつり」が開催されます。元々は商店街の振興のために始まった地域のお祭りでしたが、今では40万人もの人々が集まる相模原を代表する行事に成長しました。
七夕まつり当日は七夕通りを歩行者天国に設定し、地域の人々や学生が作った約250本もの竹飾りが街を彩ります。夜にはライトアップもされ、より華やかな雰囲気に。良い夏の思い出が作れることでしょう。
昨日は橋本七夕まつりで、華やかな七夕飾りの中、パレードに出演しました。
— 向陽鼓笛隊 (@koyokotekitai) August 3, 2024
本日は相模原駅前自治会夏祭りに17時45分から出演します。
鼓笛隊が気になってる方やお近くの方は見に来てくださいね。#橋本七夕まつり #向陽小 #小山小#大野北小#光が丘小#清心幼稚園 pic.twitter.com/tlkj24vYhf
橋本駅と言えば、今後の日本の交通を担う中央リニア新幹線の神奈川駅が設置される街としても話題に上がっています。最先端の乗り物が乗り入れるのは、とても魅力的ですね。これから益々橋本地区は発展していくことでしょう。
その⑤ 相模湖の自然と甲州街道の歴史が魅力「相模湖地区」
相模原市の北西部に位置する相模湖地区は、相模湖や関東百名山のひとつ石老山がある自然豊かなエリア。甲州街道やJR中央線が通っており、都心へのアクセスに便利な街です。
相模湖エリアの代表駅である相模湖駅からは、JR中央線で八王子駅まで15分、立川駅まで26分、新宿駅まで55分でダイレクトアクセス。自然豊かな街から都会まで直結しているのです。
相模湖ではアクティビティが充実しています。夏はカヌーやカヤック、スワンボートを、冬はワカサギ釣りなどが楽しめるでしょう。相模湖右岸のテーマパーク「さがみ湖 MORI MORI」では、バーベキューやキャンプなどのアウトドアも気軽に楽しめます。

甲州街道9番目の宿場町・小原宿はこの相模湖エリアに設置されていました。参勤交代の際、信州の高島藩、高遠藩、飯田藩の本陣であった小原宿本陣は、神奈川県の重要文化財に指定されています。当時の姿そのままに、とても立派な建物が残されています。
有事の際に大名が隠れるための場所もあるそうですよ。興味のある方はぜひ見学してみてくださいね。毎年11月3日は「甲州街道小原宿本陣祭」が開催されます。大名行列や火縄銃の実演も必見。江戸時代にタイムスリップした気分になれるかもしれません。
数字で見る相模原市の魅力
今度は相模原市を、数字の観点から見ていきましょう。人口や治安、家賃相場など、数字で示すとよりわかりやすくなるジャンルのデータを取り揃えました。より相模原市の魅力に触れられるのではないでしょうか。
人口
1954年に市制が施行されたときには人口約8万人という小さな街だった相模原市。その後、高度経済成長により道路整備・鉄道整備がなされ都心へのアクセスが便利に。その結果、ベッドタウンとして大きく発展していき、人口もぐんぐんと上昇。
2006年と2007年の2度にわたり周辺の4町村と合併した際に、人口は70万人を突破しました。その際、政令指定都市となり、現在では72万人を越える人口に。今もなお、緩やかですが人口は増え続けています。

(出典:相模原市ホームページ「人口と世帯数の推移」より)
転入と転出
人口が増え続ける相模原市の転入と転出のバランスについて見ていきましょう。下の図を参照してわかるように、常に転入は3万人前後、対して転出は2万8千人前後で推移しています。年によって多少の変化はありますが、毎年2千人は転入超過の状態にアリ。相模原市が人口増を続ける大きな要因のひとつにあげられます。

(出典:相模原市ホームページ「月報統計さがみはら(各月の国勢調査に基づく人口と世帯数等)」より抜粋)
相模原市の転出入について、他の都市とは異なる特徴があります。18歳から20歳の転入、そして25歳前後の転出が突出しているのです。これは市内に大学のキャンパスが多くあることに起因すると考えてよいでしょう。大学入学と共に相模原市で暮らし始め、卒業や就職を機に他の街へ引っ越すのです。相模原がいかに学生の街であるかがわかりますね。
治安
さて今度は大きな商業エリアを複数擁する相模原市の治安を見ていきましょう。犯罪発生率自体は、神奈川県全体の平均値とほぼ同程度です。神奈川県警相模原警察署の発表資料によると、令和5年は10月末までに1,600件の刑法犯が発生したそうです。
そのうち1,248件が窃盗犯です。窃盗犯の内、大半を自転車盗が占めています。自転車のカギを忘れずしっかりかける、2つの鍵でダブルロックするなどの工夫をすれば、自転車盗の被害には遭いにくいでしょう。
強盗 | 自動車盗 | オートバイ盗 | 自転車盗 | ひったくり | 侵入盗 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
発生件数 | 2 | 19 | 86 | 480 | 1 | 45 | 181 |
(参照:相模原警察署令和5年事件発生状況)
相模原市は防犯カメラ設置の助成を実施。商店街や町内会単位で申し込み、実際に設置している地域もあります。人通りが少ない住宅街でも、安心して暮らせますね。さらに防犯に力を入れたい方は、防犯カメラやオートロックが設置してある住まいを選択するのも手段のひとつと言えるでしょう。
家賃相場
相模原市は東京都心や横浜へアクセスしやすいため、ベッドタウンとして大きく発展してきました。都心や横浜への通勤通学者だけではなく、市内の大学に通う学生も多く暮らすため、単身者向け物件も多いことが特徴です。2024年12月現在の相模原市の家賃相場は、以下のようになります。
間取り | 家賃相場 |
---|---|
ワンルーム | 5.43万円 |
1K | 5.83万円 |
1DK | 7.98万円 |
1LDK | 9.03万円 |
中央区・南区・緑区とそれぞれエリアに特徴がありますが、家賃相場に大きな差は特段ありません。どの区も新宿駅まで直結していること、中央区・南区には住戸が多く競合もある為高くなりにくいこと、逆に緑区は自然が多く賃貸住戸が少ないため安くなりにくいことが挙げられます。
周辺の町田市や川崎市などと比較した場合、かなり控えめな家賃設定ですので、お得に便利に暮らしたい方に相模原市はオススメです。
家賃を相場よりも抑えたい場合には、駅から少し離れた場所を選択したり、主要駅から一駅二駅先はなれた駅を選ぶなどすれば、予算内の物件が見つかる可能性が高まります。また、築年数が経っている場合にも家賃は安くなる傾向にあるので、チェックをしてみましょう。
相模原市で人気の街
相模原市の中でも特に人気のある街を3ヵ所ご紹介いたします。それぞれの街によってアクセスしやすい場所も異なります。ぜひお部屋探しの参考にしてくださいね。
相模大野駅
相模大野駅は、南区の中心エリアに位置します。市内にいくつかある交通の要衝のひとつで、駅周辺には大型商業施設も集まりとても賑やか。都心へのアクセス性もよく、マンションなど集合住宅が多めの住宅街も整備されています。

鉄道は、小田急電鉄の小田原線と江ノ島線が乗り入れています。小田急小田原線では新宿駅までダイレクトアクセスが可能。一部のロマンスカーと快速急行・急行・通勤準急・準急・各停が利用できます。快速急行でなんと最短35分で新宿に直行。朝の時間帯には、代々木上原駅から東京メトロ千代田線に代々木上原駅から直接乗り入れ。
また小田急江ノ島線では観光地として人気の江ノ島に好アクセス。30分ほどで江ノ島に移動できます。サーファーに人気の海岸、オシャレなカフェなどもあり、休日のおでかけにピッタリ。

相模大野駅の周辺には大きなショッピングモールもあります。駅ビルの「相模大野ステーションスクエア」、「ボーノ相模大野」、「相模大野ジョイモアーズ」です。食料品からアパレル、雑貨などの販売、様々なサービス系などのテナントも充実しています。駅周辺には4つの商店街も集結。相模大野駅前でほとんど買い物や日常の用事も済ませられます。
橋本駅
橋本駅は、相模原市北部の中心市街地に位置します。複数の鉄道路線が交差する交通拠点であり、周辺施設が充実し、しかも将来性もあるポテンシャルが溢れる街なんですよ。それでは見ていきましょう。

まず交通面。橋本駅にはJR横浜線・相模線と京王電鉄相模原線の2社3路線が乗り入れています。都心へ向かう場合には、京王相模原線を利用するとよいでしょう。特急を利用した場合、新宿駅まで41分でダイレクトアクセス。しかも始発駅なので、新宿まで着席乗車ができるのはうれしいですね。
JR横浜線は東神奈川駅から八王子駅までを結ぶ路線。東神奈川駅の先、横浜駅や桜木町駅までも多くの列車が運行しており、快速を利用すれば40分ほどで横浜駅まで移動できます。また東海道新幹線停車駅の新横浜駅にも30分で直結。橋本駅が始発の列車もあるので、座って移動が可能です。

駅の周辺には大型の商業施設が集まります。生活に密着した店が多いことが大きな特徴です。駅の北口側にはイオン橋本店・ミウィ橋本・SING橋本、南口側にはアリオ橋本・ラ・フロールなどがあります。これらの中には中核となるスーパーマーケットが入っている施設も多く、毎日の生活に利用しやすいですね。
淵野辺駅
淵野辺駅周辺は、相模原市に置ける教育やカルチャーの中心地としての役割を担います。淵野辺駅北側には、桜美林大学や青山学院のキャンパスがあり、学生の姿が多く見られます。これらの学生がこの辺りに多く暮らしており、街自体がとても活気ある雰囲気に包まれます。学園祭のシーズンには、様々な催し物があるのでぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

淵野辺駅エリアは宇宙の街としても知られています。それは小惑星探査機やはやぶさなどを開発・運用する「JAXA相模原キャンパス」がこの淵野辺にあるからです。JAXA相模原キャンパスに隣接する相模原市立博物館では、JAXAの研究成果の一部や宇宙を身近に感じられる展示がされているので、より宇宙に親しみを持てるでしょう。

街の通りに"こと座通り"や"わし座通り"など星座の名前が付けられているのも、淵野辺らしくてステキですね。淵野辺駅にはJR横浜線が乗り入れており、新横浜駅や横浜駅へのアクセス性に優れています。
また駅の周りには大型商業施設はありませんが、「にこにこ星ふちのべ商店会」という商店街があり、とても便利。生鮮食品店や飲食店、ドラッグストア、ヘアサロン、医療機関、金融機関などもあるので、日常の用事はこの商店街でほとんど済ませられます。生活していく上でとても心強い存在ですね。
相模原市で人気のおでかけスポット
文化的施設も自然も豊富な相模原には、人気のおでかけスポットがとても多いです。その中でも特にオススメの場所を3ヵ所ピックアップいたしました。お休みの日のおでかけに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
県立津久井湖城山公園
まずひとつ目のおすすめおでかけスポットは「県立津久井城山公園」。市の西側エリア、緑区に位置する公園です。戦国時代の山城・津久井城の跡と城山ダム両岸一帯が公園化されています。歴史遺産と自然をたっぷりと味わえる公園なのです。

95ヘクタールもの広さがある公園内は、大きく3つのエリアに分けられます。それは津久井湖の東岸の「水の苑地」、津久井湖西岸で城山の北側にある「花の苑地」、城山南麓の「根小屋地区」。水の苑地には中央に大きな噴水があり、湖と噴水の水辺の風景が楽しめます。湖畔テラスや広場もあるので、ピクニックにも最適です。
花の苑地にはハーブや宿根草が植えられたガーデンテラス、地元で生産された野菜や特産品が販売されている観光センターがあります。根小屋地区は、公園の中心地区。パークセンターや展望台、江戸時代の遺構もアリ。

そして津久井城跡がある城山は注目ポイントのひとつ。公園の公式サイトには公園のエリアとしてほとんど紹介がされていません。それは標高375mの低山の割には舗装がされておらず、険しい山道が理由かもしれません。しかししっかりとした装備で昇れば、美しい景色と土塁や曲輪など津久井城の遺構も楽しめます。トレッキングや歴史が好きな方に、特にオススメです。
相模原市立博物館

中央区に立地する「相模原市立博物館」は、相模原市の歴史や地学などの自然科学、そして宇宙についての展示が行われている博物館です。相模原市はこれまで述べてきた通り、山や湖、平地、森林など地形が変化に富み、地学的観点から見てもとても面白い街。地域に合わせた年代ごとの人々の暮らしについても触れられています。
JAXA相模原キャンパス宇宙科学研究所がある相模原市は、宇宙の街としても有名。相模原市立博物館では、JAXAと連携した宇宙展示や特別教室も開催しています。子供だけではなく、大人も心の底からワクワクできる内容です。小惑星探査機はやぶさの帰還したカプセルを展示するなど、とても本格的。宇宙に興味のある方にとてもオススメです。

館内には日本屈指のクオリティを誇るプラネタリウムも設置されています。リアルで迫力ある映像が楽しめるため、子供から天文ファンに至るまで満足できることでしょう。初心者向けの内容もあるので、これから知りたいという方にもピッタリ。またとてもロマンチックなので、デートで訪れるカップルの姿も見られます。ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。
さがみ湖MORI MORI
「さがみ湖MORI MORI」は相模湖の湖畔に広がる森林に作られたレジャーランドです。もしかしたらあまり今は知られていないかもしれません。
でも「相模湖プレジャーフォレスト」ならご存じの方も多いのではないでしょうか。2024年に「相模湖プレジャーフォレスト」から現在の名に変更になりました。以前よりも更に、森での自然体験が盛りだくさんにできるように願いが込められています。
てなわけでさがみ湖MORI MORIに来たので各アトラクションのレビューをしていきます
— たくだー (@TAK_Yolha) August 5, 2024
体験した順番につらつらと
( ゚д゚)ψタノシムゼー pic.twitter.com/6Pv4sUYGyD
園内は主に遊園地エリア・ホビーエリア・キャンプエリア・温泉の4つのエリアに分かれています。遊園地エリアはジェットコースターなどのアトラクション、パディントンタウン、地形を利用した迷路やアスレチック、バギーやカートのコースなど、様々な施設が充実。遊園地には未就園児から大人まで、様々な年齢層の人々が楽しめるよう工夫がされています。
ホビーエリアにはドローンフィールド、温泉施設には「さがみ湖温泉うるり」が設置されています。さがみ湖温泉うるりは、岩風呂やツボ湯、寝ころび湯などがある他、サウナも設置されています。サウナはオートロウリュ機能がついており、湿度が常にほどよく保たれているのがポイントです。
先日、さがみ湖MORI MORIへイルミネーションを見に行って来ました🐻✨
— くま (@kuma_nmk) January 15, 2025
虹のリフトで上へ移動すると、大好きなリラさんをはじめ、サンエックスのキャラクター達がきらきらと可愛く煌めいていました💗
敷地も広くて、見所も盛り盛り!笑
とっても素敵な時間を過ごせました🧸💞#サンエックスイルミ pic.twitter.com/hfvr5QVj1y
冬から春にかけて「さがみ湖イルミリオン」というイルミネーションのイベントが実施されます。関東三大イルミネーションに挙げられるほど、とても規模が大きなものです。遊園地や温泉、キャンプエリアなど園内全体が色とりどりの電球に彩られます。その電球の数はなんと600万個。とても幻想的な雰囲気になります。日常を忘れてロマンチックな空間を楽しむのはいかがでしょうか。
相模原市のおすすめイベント
相模原市では「橋本七夕まつり」や「さがみはらフェスタ」などのイベント、「相模の大凧まつり」等の伝統行事など、様々な催しが1年を通して開催されています。今回はその中でも特に来場者数が多いイベント「さがみ湖湖上花火大会」について、ご紹介いたします。
さがみ湖湖上祭花火大会
「さがみ湖湖上花火大会」は市内にある2つの湖のうちのひとつ、相模湖で開催される花火大会です。毎年8月1日に開催、昭和23年からつづく歴史あるイベントです。毎年約5万5千人ほどが集結。尺五寸玉やスターマイン、ナイアガラの滝など約4000発の花火が打ち上げられます。

会場は神奈川県立相模湖公園、花火の打ち上げ場所は相模湖の湖上。打ち上げられた花火が水面に映される様がとても美しいです。また周囲は山々に囲まれているので音が拡散せず、花火の迫力ある音も体に響きわたり迫力満点。目でも耳でも楽しめるのがこのさがみ湖湖上花火大会なのです。
花火だけではなく湖上囃子や出店など、花火以外にも楽しめるものが多く用意されています。相模原でのグルメを味わいながら、ワイワイとした雰囲気を楽しむのもよいですね。
会場である神奈川県立相模湖公園へは、JR中央線相模湖駅から徒歩10分ほど。特別椅子席や特別シート席などの有料席も用意されています。ゆったりと花火を楽しみたい方はぜひ、有料席を購入されてはいかがでしょうか。
相模原市の住み心地チェックはマンスリーマンションがオススメ!
都心や横浜へ30分強程度でアクセスできる相模原市。交通も商業エリアも発展し、とても住みよい街であることをお伝え出来たのではないでしょうか。自然もとても豊かで、トレッキングやサイクリング、キャンプなどアウトドア好きにはたまらない環境も大きな魅力です。
そんな相模原市の住み心地を体感したい方にオススメなのが、マンスリーマンションの「お試し住み」です。治安や買い物環境、通勤通学などの実際の様子を、興味のある地域のマンスリーマンションで暮らしながら確認できます。後悔しないおウチ選びのために、しっかりと街の様子はチェックしたいですよね。
また相模原市内の大学に合格した新入生の方にも、マンスリーマンションはオススメ。マンスリーマンションは、通常の賃貸物件と違って、家具や家電がすべてそろっています。だから、お引っ越しの手間や費用がかかりません。敷金や礼金も不要ですし、契約期間も自由に選べます。
しかも、お部屋探しからお引っ越しまで最短2日で可能です。遠方でなかなかお部屋探しができない方は、ひとまずマンスリーマンションへの入居はいかがでしょうか。今回の情報が、お部屋選びの参考になれば幸いです。