神戸市ってどんな街？住みやすさ・魅力を徹底解説！

• JR神戸線
• 阪急神戸線
• 阪神本線
• 山陽電鉄本線
• 神戸高速鉄道
• 神戸電鉄（有馬線/三田線/粟生線）
• 市営地下鉄（西神・山手線/海岸線/北神線）
• ポートライナー
• 六甲ライナー
• 東海道山陽新幹線
• ロープウェイ・ケーブルカー

大阪や奈良方面、近隣の市と結ぶ路線や地下鉄やロープウェイなどのローカル線、新幹線も通っているため、コンパクトな移動から遠方へのアクセスもスムーズ。名古屋駅へ約1時間4分、東京駅へ約2時間41分でアクセスできるため、出張が多い方にとって、とても利便性の良い街と言えるでしょう。

神戸市のターミナル駅の1つ、「さんのみや」は、路線ごとに駅名が少しずつ異なります。そのため、神戸に来たばかりの方は戸惑うかもしれませんね。

【「さんのみや」駅】駅名と路線名の関係

4つの「さんのみや」駅がありますが、日々利用しているうちに少しずつ慣れていくので、大きな心配はないでしょう。「さんのみや」駅と神戸駅には大きなバスターミナルがあり、複数の路線が発着。電車がないエリアの移動をカバーしています。

神戸市の5つの魅力

ここでは、広い神戸市を5つのエリアに分け、魅力をご紹介します。どのエリアで暮らそうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

魅力①住みたいまちランキング上位を獲得!東灘区・灘区エリア

神戸市の南東部に位置する東灘区・灘区エリアは、「兵庫県版の住みたいまちランキング2023」で上位を獲得しました。JR神戸線や阪急神戸線、阪神本線が通っているため、神戸の中心地の三宮方面や大阪の梅田方面へのアクセスが良好。甲南大学や神戸大学、難関校として有名な灘中高など教育機関が集まり、文教地区としても人気があります。

電車の路線が通るエリアの南寄りが、沿線近くが特に暮らしやすいでしょう。美術館や酒蔵の資料館、川沿いの公園なども駅近くにあるため、徒歩でのお出かけもしやすいことも魅力です。

魅力②ベッドタウンとして栄える!西区・北区エリア

神戸市内でもっとも人口が集まる西区・北区エリアは、三宮周辺のベッドタウンとして栄えています。神戸市の北部に位置し、三宮へはだいたい30分でアクセスが可能です。30分ほどの移動なら、無理なく通勤通学できるのではないでしょうか。西区は西神中央駅、北区は谷上駅が地下鉄の始発駅。

毎日座って移動も可能なため、楽に電車を利用したいという方にオススメのエリアです。電車の沿線から少し離れると、自然豊かな公園や山があります。季節感を味わいながら暮らせる場所を求める方には、西区・北区エリアはピッタリの住環境でしょう。

魅力③お得に住むなら垂水区・須磨区エリア!

神戸市の中でも垂水区と須磨区は家賃の平均相場が低めなので、お得に住めるお部屋が多いエリアです。神戸市の南西部にあり、JR神戸線と山陽電鉄本線、地下鉄西神・山手線の3つの路線が通っています。

マイカーでの移動が多い方にも垂水区と須磨区はオススメの立地です。阪神高速が通り、垂水JCTや須磨ICなどから高速道路への乗り降りや乗り継ぎがスムーズにできます。家賃が他のエリアより低めなので、駐車場料金が毎月の出費に含まれても大きな負担になりにくいのも嬉しいポイントです。

魅力④下町風の雰囲気が楽しめる長田区エリア

大阪湾に面した長田区は、ご当地グルメの「そばめし」と「すじ焼き」発祥の地と言われています。南側には商店街が多く、下町のような雰囲気が楽しめるエリアです。地下鉄の2路線とJR神戸線が通る新長田駅周辺には飲食店が豊富。食事にこだわりたい方にとって、魅力あふれる充実度でしょう。飲食店のジャンルがさまざまあるので、選ぶ楽しみもあります。

長田区の有名フォトスポットは、鉄人28号の巨大モニュメント前です。神戸出身で新長田に縁のある漫画家の作品で地元を盛り上げようと、2009年に完成しました。新長田駅から西へ徒歩約3分のところにある「若松公園」内にあります。

魅力⑤神戸の中心といえばココ!中央区・兵庫区エリア

中央区・兵庫区エリアは、まさに神戸市の中心地といえるほど栄えています。複数の路線が通る「さんのみや」駅をはじめ、新幹線が停車する新神戸駅、商店街が広がる新開地駅など、主要な駅が集まっています。交通の利便性を重視した立地でお部屋を探している方には、ピッタリのエリアです。

駅周辺は交通量や行き交う人が多いですが、少し通りを中に入ると閑静な住宅街に。休日や夜間は静かに暮らせるところもあります。休日にショッピングやグルメを楽しんだり、大阪方面にお出かけしたりなど、余暇を満喫するなら中央区・兵庫区エリアがオススメです。

神戸市のデータ

次に数字から神戸市について探ってみましょう。人口の推移や治安状況、家賃相場をご紹介します。安心して暮らせるのか、家賃の負担はどれくらいなのか、一人暮らしをする前に把握しておきたい情報をまとめました。

人口

1889年に神戸市が誕生した当初は、人口が13万人ほどでした。市域の拡大とともに、人口は年々増加。戦禍の影響で人口が減少した時期もありますが、概ね増加傾向です。人口は1990年ごろには150万人を超え、一大都市へと成長しました。2020年代以降は微増、微減を繰り返していますが、兵庫県内ではもっとも人口が多い街です。

続いて転入出の人口も見てみましょう。2014年からの10年間の推移をグラフにしました。

どの年も転出よりも転入が上回っていますね。毎年7.5万人前後が転入出しているため、神戸市はかなり流動的な街といえます。人の流れが常にあるため、新しく引っ越ししてきた方でもなじみやすいのではないでしょうか。神戸市へ移住する方向けの支援制度もあり、初めて神戸市で暮らす方も安心して新生活を迎えられることでしょう。

治安

治安状況を把握するには、犯罪発生件数をチェックするのがもっともわかりやすい方法でしょう。2023年の神戸市の犯罪発生件数は12,014件あり、内訳は以下の通りです。

（参照：令和5年_市区町別主な刑法犯認知状況）

2003年には46,000件を超えるほどあった被害も年々減少傾向に。犯罪防止のために学校の通学路や主要な駅周辺に約2,500台の防犯カメラを設置し、地域の安全な暮らしを守っています。自転車盗難被害に遭わないよう、自身でできる対策を実施しましょう。必ず鍵をかけたり、2重ロックを取り入れたりなどをすることで被害防止につながります。

夜間は、後ろを振り返って背後に人が付いてきていないかを確認したり、街灯のある明るい道を歩いたりするようにしましょう。お部屋選びで、防犯カメラやオートロック機能付き、2階以上の高層フロアなどを条件にして探すのも防犯対策として有効ですよ。

家賃相場

神戸市の家賃相場は、兵庫県全体の中ではやや高めのエリアです。神戸市のすべての区が高いわけではなく、お得に住める部屋が多いエリアもあります。南西部に位置する須磨区と垂水区は低価格のお部屋が多めです。もっとも家賃相場が高いのは中央区。新幹線の停車駅の新神戸駅や複数路線の利用可能な三ノ宮駅があるため、交通の利便性の良さから人気のエリアです。

しかし、家賃相場はあくまでも目安にしかすぎません。人気のエリアでも条件に幅を持たせて探すと、お得に住めるお部屋と出会えることも。条件に優先順位をつけて、探してみましょう。

神戸市で人気の街

ここでは、神戸市で人気の街をご紹介します。交通の利便性や周辺環境などから「暮らしやすい!」と人気のエリアです。

神戸三宮駅

中央区の中心付近に位置する神戸三宮駅は、阪神本線と阪急神戸線が通る駅です。他にも「さんのみや」の名称が付く駅は、神戸三宮駅に隣接しています。JR東海道線の三ノ宮駅、市営地下鉄西神・山手線の三宮駅、神戸新交通ポートライナーの三宮駅があり、複数の路線の利用が可能です。

神戸三宮駅から南へ230メートルほど離れたところには、市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅もあります。どの駅間も高架橋でつながっているため、移動がスムーズ。信号待ちをする手間がありません。

神戸三宮駅から西宮北口駅まで約20分、尼崎駅まで約24分でアクセスできます。また、大阪市にある梅田駅までの所要時間は約30分。近隣の街へのアクセスが短時間ででき、通勤通学がしやすい駅です。日々の移動だけでなく、休日のお出かけにも利用がしやすいでしょう。

「三宮オーパ2」や「神戸マルイ」「ミント神戸」などの大型の複合商業施設が駅周辺に充実している点も人気の理由です。駅直結の施設もあり、アクセス性はバッチリ。日々の食材の購入から、衣類や雑貨、手土産など幅広い用途で利用ができます。神戸三ノ宮駅周辺のお部屋の家賃相場は高めですが、利便性を考えると納得の価格帯ではないでしょうか。

飲食店もさまざまなジャンルが周辺にそろい、食事にこだわりたい方には嬉しい立地です。レパートリーが豊富なので、外食が続いても飽きにくいでしょう。誕生してから70年以上経つ商店街の「神戸三宮センター街」が、神戸三宮駅の西に広がっています。アーケード付きなので、天候に関係なく散策ができるスポットです。イベントが1年を通じてたくさん開催されているので、いつも多くの人でにぎわっていますよ。

六甲駅

六甲駅は灘区の南寄りにある駅で、阪急神戸線が通っています。神戸三宮駅と西宮北口駅のどちらへも約14分でアクセス可能です。六甲駅から南へ750メートルほど離れたところに、JR東海道線の六甲道駅があります。両駅の間の立地でお部屋を探すと、2つの駅が利用しやすいので、利便性はさらにアップすることでしょう。

六甲駅の近くには神戸大学や神戸松蔭女子学院大学、私立の六甲学院中高などの教育施設があり、学生の姿が多く見られます。文教地区なので、地域住民の防犯への意識が高く治安の良さが魅力です。六甲駅から半径600メートル圏内に交番が3ヶ所もあり、もしものときも安心ですよ。

一人暮らしをする際には、スーパーやコンビニが近隣にあるかをしっかりチェックしましょう。六甲駅前にはスーパーの「阪急オアシス 六甲店」があり、22時まで営業しています。営業時間が長く駅前の好立地なので、帰宅前のお買い物に利用しやすいですね。

気分転換がしやすいスポットもお部屋探しで、チェックしておきたいポイント。六甲駅の南にある「六甲八幡神社」は、自然豊かな神社です。六甲駅から伸びる「阪急六甲歩道橋」を降りてすぐなので、アクセスしやすい立地にあります。

境内にはさまざまな木々が植えられているため、季節の変化が楽しめるのも嬉しいポイント。春には桜が咲き、秋は紅葉や銀杏の赤と黄色の彩りを鑑賞できます。まさに散策にピッタリのスポットですね。六甲八幡神社の創建年は諸説あるため、正確にはわかっていません。しかしとても歴史があることは記録として残っているため、社殿は2016年に神戸市の有形文化財に指定されています。

湊川公園駅

湊川公園駅は兵庫区の中央付近にある駅で、神戸市営地下鉄西神・山手線が通っています。神戸電鉄の湊川駅と隣接し、2路線の利用が可能です。新長田駅まで約5分、三宮駅まで約9分でアクセスできます。

三宮駅は、阪神本線と阪急神戸線が通る神戸三宮駅、JR東海道線の三ノ宮駅、神戸新交通ポートライナーの三宮駅が1ヶ所にまとまっているため、神戸市有数のターミナル駅。利便性の良い駅までの移動が湊川公園駅からスムーズにできます。

湊川公園駅は名前の通り「湊川公園」の最寄り駅です。湊川公園は1911年に開園しました。2010年には公園が大きくリニューアル。都会のオアシスのような位置づけの公園へと生まれ変わり、1年を通じてさまざまなイベントが実施されています。

湊川公園は「神戸新開地音楽祭」の会場のひとつです。毎年5月に開催され、2日間で200組以上のミュージシャンが出演。2001年に始まったイベントですが、関西一円から約8万人が訪れる神戸の大規模野外音楽祭へと成長しました。音楽やライブの雰囲気が好きな方には、湊川公園駅周辺のお部屋がピッタリではないでしょうか。

カフェや居酒屋、定食屋などの飲食店が多く並ぶ「神戸新開地商店街」。湊川公園駅から新開地駅までの道のりは、アーケード商店街が広がっています。食事場所も豊富にあるので、自炊が苦手な方や外食が好きな方には嬉しい住環境でしょう。

毎月第2土曜日にはマルシェを開催。採れたれ野菜などを扱う露店が並び、飲食店では限定メニューを提供するところも。楽しいイベントが多く、日常生活に彩りを与えてくれそうですね。

神戸市で人気のお出かけスポット

神戸市で人気のお出かけスポットを3つ、ご紹介します。日常の気分転換に、フラッと立ち寄ってみませんか。

生田神社

縁結びにご利益があるとされる「生田神社」へは、三宮駅、神戸三ノ宮駅などの各種路線が通る駅から北へ徒歩約10分でアクセスできます。日本書紀には3世紀頃に創建された記載があり、とても歴史ある神社です。南北に通る参道の「生田ロード」を歩いた先に、大きな鳥居が目の前に。鳥居をくぐり、楼門を過ぎると厳かな雰囲気漂う拝殿が目の前に現れます。

境内にはたくさんの木々や池があり、季節感を感じながら散策をするのにオススメのスポットです。神戸の街中にある立地ながらも豊かな自然があるため、まさに都会のオアシスと言えるでしょう。社務所の付近には紅梅や白梅が植えられ、3月中旬ごろには満開を迎えます。梅の鑑賞に訪れるのも素敵ですね。

境内の北の奥には「生田の森」と呼ばれる、パワースポットが広がっています。生田の森は、『枕草子』に記載されたり源平合戦の戦場になったりなど、日本の歴史上に数々登場するスポットです。

平安時代の和歌に登場する「生田の池」は、境内の西にあります。古くから信仰を集め、地域の住民からは「いくたさん」の名で親しまれています。神戸駅近くにある湊川神社と長田区にある長田神社と並んで神戸三大神社の1つにも挙げられる生田神社。毎年、多くの参拝客が訪れる神社です。

生田神社は、毎年1月10日に実施される神事の「福男選び」が有名です。早朝6時の開門と同時に男性たちが一気に境内になだれ込み、参拝一番乗りの「一番福」を目指して全力疾走する行事。毎年テレビ番組で特集が組まれるほど白熱する福男選びを間近で見ると、かなりの迫力を感じられそうですね。

北野異人館街

異国感ある景観を楽しみたいなら「北野異人館街」を訪れてみましょう。三宮駅、神戸三ノ宮駅などの各種路線が通る駅から北へ10~15分ほど歩いた先に、オシャレな数々の洋館が建っています。

北野異人館街の始まりは、1868年の神戸港開港にまで遡ります。海外から訪れる方向けに居留地が用意されましたが、手狭になったため港を一望できる高台のエリアも居留地に。1880年代後半に本格的に洋館の建設が始まり、一時は200棟以上も建ち、かなりの居住者がいました。現在では60棟ほどにまで減り、そのうち一般公開されているのは約16棟です。

北野異人館街は1977年放送の朝のNHK連続テレビ小説「風見鶏」の舞台だったことをきっかけに、観光地として一躍有名になりました。古く貴重な洋館が残されたエリアは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。

また、重要文化財に指定された建物も豊富。歴史を感じる洋館が並ぶ北野異人館街は、SNS映えしそうなフォトジェニックなスポットがいくつもあります。レストランやカフェなどもあるので、オシャレな景観の中で食事をするのもステキですね。

北野異人館街で公開されている建物のほとんどは、入館料が必要です。単館チケットで、気になる建物だけをピンポイントで見るのも良し。休日の1日を使って、じっくり満喫するなら複数の建物巡りができる割引パスを利用しても良いでしょう。Webで手軽に購入できるので、「お出かけしよう」と思い立ってからチケットを選択可能ですよ。

コーヒーチェーンで有名なスターバックスコーヒーの店舗もエリア内にあります。北野異人館街を訪れた際には、普段とは違った雰囲気の中でコーヒーを味わってみませんか。

神戸ポートタワー

夜景観賞にオススメのスポットも神戸市内のアクセスの良い立地にあります。「神戸ポートタワー」は、地下鉄海岸線のみなと元町駅から南へ徒歩約5分でアクセス可能です。みなと元町駅へは、三宮・花時計前駅から3分ほど。複数路線が通る三宮の各駅からのアクセスがスムーズです。

神戸ポートタワーは、神戸港のランドマークとして1963年に建てられました。日本伝統の和楽器の鼓を縦に長く伸ばしたような特徴的な外観をしています。優雅さを感じられる形状から「鉄塔の美女」という愛称も。建設から60年以上も経った現在でも、神戸の街のシンボルとして多くの方が訪れるスポットです。2014年には、国の有形文化財に登録されました。

耐震改修工事のために一時休館していましたが、2024年にリニューアルオープン。神戸ポートタワーは、低層の1階~4階と高層の展望1階~5階の2つのエリアに分けられます。23時まで営業しているので、夜景鑑賞が可能です。

地上約100メートルの高さに設けられた展望フロアには、室内の展望ゾーンとガラス張りの屋上デッキがあります。屋上デッキは、周囲を遮るものがないため、神戸の海や山、空、街並みをぐるっと見渡すには絶好のスポット。

キラキラ輝く美しい夜景を目の当たりにすると、非日常感に浸れることでしょう。ただし屋上デッキは屋根がないため、訪れるなら天気の良い日がオススメです。展望フロアにはカフェやバーがあるため、夜景を眺めながら優雅な食事もできますよ。

展望フロアと屋上デッキへの入場は日時指定のチケットが必要です。当日入場ができないこともあるので、計画的に行動しましょう。神戸ポートタワー周辺にある施設との割引チケットの取り扱いもあります。1日たっぷりと満喫するなら、割引チケットの購入を検討しても良いかもしれませんね。

神戸市のオススメイベント

最後に、神戸市のオススメイベントをご紹介します。日本にいながら海外の雰囲気が広がっているイベントです。神戸市に住んだからこそ味わえる非日常感を体験してみましょう。

春節祭

JR神戸線と阪神電車が通る元町駅の南に広がる商店街の「南京町」は、神戸港開港とともに発展してきました。中国にルーツを持つ方が多く住み、雑貨店や飲食店を開いたのが始まりです。第二次世界大戦の戦禍により衰退した時期もありましたが、1970年代に入り南京町を復活させる動きが活発化。区画整理も実施され、現在のにぎわいを見せる南京町へと成長しました。

中国では旧暦の節句を祝う文化があり、旧暦のお正月は春節として盛大に祝います。南京町でも毎年1月中旬~2月中旬に、「春節祭」を実施。1987年から開催されているもので、本場中国の春節をアレンジしたおまつりです。中国の伝統芸能の「変面」や「獅子舞採青」などがイベントの1つとして、鑑賞できます。

獅子舞採青とは、獅子がエリア内にある店舗の前で邪気払いを祈願して舞う伝統行事。表情が細かに動き、ダイナミックに舞う獅子舞の演技も圧倒される演目でしょう。商売繁盛の神様の「関聖帝君」が広場に祀られたり、豪華景品が当たるくじ引きを実施したりなど、南京町全体が大いに盛り上がります。2023年の記録では4日間の開催で、のべ15万人も訪れた春節祭。

神戸の街で暮らしているからこそ、1度は訪れたいイベントではないでしょうか。三ノ宮駅から最寄り駅の元町駅までは、電車で約1分。駅同士は800メートルほどしか離れていないため、徒歩でアクセスしても約11分。三ノ宮駅からのアクセスがしやすいため、イベントへの参加が気軽にできますね。

神戸市の新生活はマンスリーマンションのお試し住みでスタート!

神戸市は、JRや阪急、阪神などの電車の路線が充実しているため大阪や近隣の市へのアクセス性の良さが魅力です。都会的な雰囲気の中で暮らすなら神戸三宮駅、穏やかな文教地区で暮らすなら六甲駅、楽しいイベントに気軽に参加するなら湊川公園駅など、暮らしたいイメージに合わせたお部屋選びができます。

異国感あふれるエリアや夜景観賞にピッタリの展望室など、お出かけスポットも豊富な神戸市。しかし、初めて暮らすエリアの住み心地については、何かと不安も多いことでしょう。神戸市の新生活は、まずは「お試し住み」から始めてみませんか。

マンスリーマンションを活用した一人暮らしなら、気軽に住み替えができます。実際に気になるエリアのマンスリーマンションで暮らしてみて、周辺環境をチェック。住みやすいと実感できてから本格的なお部屋探しをしても遅くはありませんよ。

マンスリーマンションのお部屋には生活に必要な家具家電が一式備え付けられています。お部屋に持ち込むのは、衣類などの身の回りのものだけ。手軽に新生活が始められるマンスリーマンションのお部屋をまずは探してみましょう。

この記事を書いた人

澤田なつ／Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか？」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。