長崎で夜散歩するならココ! 夜景のおすすめスポット5選

昼間とは違う華やかな世界を味わえる夜景って、心がワクワクしませんか？長崎県には、2021年「世界夜景サミット in 長崎」においてモナコや上海とともに「世界新三大夜景都市として選ばれている長崎市をはじめ、夜景の美しいスポットがたくさんあります。

今回は長崎県内で夜景や夜の散歩におすすめのスポットを5ヶ所紹介します。家族で楽しめる夜景スポットや1人でも行きやすい公園などを中心に選びましたので、ぜひ参考にしてください。

①稲佐山公園

稲佐山は、「夜景サミット2012 in 長崎」で世界新三大夜景に選出され「1,000万ドルの夜景」と称されている長崎市のランドマーク的な存在の夜景スポットです。

稲佐山公園までは、JR長崎駅から車15分ほどでアクセスできます。ただ車で行かれる方は、山頂展望台の「山頂駐車場」では一般車両の利用が制限される場合もあるため、混雑しそうな日は公園から山頂までは22:00まで運行しているロープウェイでの移動がおすすめです。

2020年には、稲佐山中腹駐車場と山頂を約8分で走るスロープカーが誕生しました。自然との調和を重視して黒を基調としたデザインで、鏡面塗装によって稲佐山の木々が映り込むスロープカーは、ロープウェイとは違った景色を楽しめると大人気です。

それぞれの料金は、ロープウェイは淵神社駅～稲佐岳駅間が往復1,250円（大人）であるのに対し、スロープカーは中腹駅〜山頂駅まで往復500円（大人）となっています。

山頂展望台に到着すると長崎港を中心に、たくさんの山に囲まれたすり鉢状の夜景が360度の大パノラマで広がります。その光景は息をのむような美しさで、まさに「1,000万ドルの夜景」です。

山頂展望台の夜景はもちろんですが昼間の景色も美しく、天気がよければ五島列島や雲仙、天草を眺望できます。運が良ければ出会える早朝の雲海が絶景なので早朝に登ってみるのもオススメです。

山頂にはブリトー専門店やカフェが入っている「INASA TOP SQUARE（いなさトップスクエア）」が2021年にオープンしました。人工芝が敷かれたテラス席でピクニックも楽しめますよ。

稲佐山公園中腹にある野外音楽堂では、毎年夏にFM長崎主催の「Sky Jamboree」という野外フェスも開催されます。2024年は「10-FEET」や「ELLEGARDEN」など人気アーティストが出演しました。季節や時間帯によって表情を変える稲佐山の楽しみ方は十人十色です。ぜひあなただけの楽しみ方を見つけてくださいね。

②鍋冠山公園

鍋冠山（なべかんむりやま）公園は、JR長崎駅から車で約20分。グラバー園の第2ゲートから徒歩10分ほどの位置にあります。鍋をふせたように山に緑が茂る様子から、地元の人には「なべかぶりやま」と呼ばれ親しまれています。稲佐山とならび長崎の二大夜景と「稲佐山よりも鍋冠山派」という人も多い夜景の名所です。

標高169mと稲佐山よりも低い分、夜景をより身近に感じられ、長崎特有のすり鉢状の地形も実感できます。またグラバー園などの観光名所の近所でありながら、観光客にはあまり知られておらず、稲佐山ほど混雑しないため、ゆったりと夜景を望める穴場スポットでもあります。

展望台は2016年にリニューアルされ、長崎港と長崎市街の景色を一望できる回廊形式です。世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産になっている「旧グラバー住宅」や、三菱長崎造船所の「ジャイアント・カンチレバークレーン」などが見られます。

リニューアルのタイミングでトイレや夜間の展望灯が設置されるようになったため、以前よりも安全に夜景を楽しめるスポットとなりました。「明治日本の産業革命遺産」とは、8県11市にわたる23の構成資産から成り、世界史における産業化の局面をあらわす遺産として、2015年7月に世界遺産に登録された資産です。鍋冠山の夜景から、長崎の歴史に想いをはせるのもすてきですね。

徒歩10分程度行くと「丘の上のコーヒー館 耕美庵」というカフェがあります。美しい緑をながめながら美味しいコーヒーやピザが食べられると、口コミ評価も高いお店です。鍋冠山の夜景鑑賞とあわせてお楽しみくださいね。

③グラバー園

グラバー園は、国指定重要文化財の旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅など、長崎市内の6つの明治の洋館を移築して復元した施設です。グラバー園へは、JR長崎駅前から崇福寺（そうふくじ）行き路面電車7分ほどでアクセスできます。

グラバー園は園内の各所に色鮮やかな花がたくさんあり、すべてが絵になるフォトジェニックな空間です。「レトロ衣裳館」でお気に入りの1着を着て園内を散策すれば、明治時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

また園内には「この石に触れて願い事をすれば恋が叶う」といわれるハートストーンが4つ隠されています。訪れた際にはぜひ探してみてください。

グラバー園のもう1つの自慢は、長崎市のランドマーク「稲佐山」を背景に長崎港を一望できる圧巻のロケーション。7月1日〜10月9日の期間は21:30（最終入園は21:10）まで開園しており、洋館群がライトアップされるため、昼間の異国情緒あふれる雰囲気とは違った、ロマンチックな空間を楽しめます。デートスポットとしてもおすすめです。

2024年で開園50周年をむかえたグラバー園は、サンリオの有名キャラクター「ハローキティ」と同級生です。お互いの50周年を記念して、2025年3月31日までコラボレーションイベントがおこなわれています。オリジナルグッズやコラボカフェメニューの販売をはじめ、長崎とハローキティの魅力たっぷりのプロジェクションマッピングが実施されます。今後もコラボイベントが楽しみですね。

｢歴史の泉｣では､人の動きに反応し､映像が変化するしかけを用意。｢旧リンガー住宅｣では､美しいプロジェクションマッピングの世界の中に入って記念撮影が楽しめます。もちろんハローキティとの共演もありますよ。ハローキティファンには見逃せないイベントですね。

④長崎新地中華街

長崎新地中華街は、横浜、神戸とともに「日本三大中華街」として観光客や地元の人に人気のスポット。JR長崎駅から路面電車10分程度で到着する場所にあり、夜景も素晴らしいと評価が高いエリアです。

長崎新地中華街は海を埋め立ててつくられた街で、江戸時代中期に中国からの貿易品の倉庫を建てる目的でつくられました。東西と南北で約250mに伸びる十字路は石畳でできており、長崎市の姉妹都市である福建省の協力で建造。今では中華料理店や中国雑貨店など約40店舗が建ち並んでおり、足を踏み入れるとまるで中国に来たかのようです。

長崎新地中華街の東西南北の入口には、朱塗りの中華門が建っています。東門には青龍、西門には白虎、南門に朱雀、北門には玄武と、中国の伝説上の動物「四神」が描かれており、迫力があります。

中華門は夜になるとライトアップされ、昼間とは違う華やかな雰囲気に表情を変えます。暗くなり始める18:00～19:00ころに夕食を楽しみ、夜のお散歩をするのもおすすめですよ。

なお長崎新地中華街には「王鶴」をはじめ、長崎名物「ちゃんぽん」や「皿うどん」がいただけるお店も複数あります。味わいもお店ごとに異なるため、ぜひ食べ比べを楽しんでくださいね。

なかでも、多くの人が夜に長崎新地中華街に集まるイベントがあります。それは毎年冬に開催される「長崎ランタンフェスティバル」です。毎年1月末から2月にかけておこなわれており、2025年は1月29日〜2月12日に開催予定です。

1987年に長崎新地中華街で華僑（かきょう）の人たちによって開催された「春節（しゅんせつ）祭」が、現在では「長崎ランタンフェスティバル」として長崎に根付いています。長崎ランタンフェスティバルの1番の見どころは、長崎新地中華街や浜市、観光通りなど市内中心部に約15,000個にもおよぶ中国提灯（ランタン）です。

極彩色の灯りで彩られた長崎の街には大小さまざまなオブジェが飾られ、なかには10mもあるオブジェもあります。長崎ランタンフェスティバルのもう1つのおすすめポイントは「皇帝パレード」です。約150名もの人たちが、豪華な中国衣装を身にまとってパレードする大人気のイベントで2024年開催時には、長崎県出身の福山雅治さんが皇帝役を務めました。

気軽に中国の風を感じられる長崎新地中華街は、夜のお散歩をはじめ、食事やお買い物、夜、イベントなど、さまざまな楽しみ方ができるオススメのスポットです。

⑤弓張岳展望台

佐世保の大自然と市街地が一望できる「弓張岳展望台」は、佐世保駅からバス25分でアクセスできる夜景スポットで「日本夜景100選」にも選ばれています。弓張岳展望台には、第一展望台と第二展望台の2つがあり、第一展望台へはスロープを歩くことで、佐世保の街や港のパノラマを望みながらお散歩できるため人気があります。

第一展望台はコンクリート製で、弓をイメージした独特なデザインが特徴的な建造物です。3か所の展望スポットがあり、西の方角からは、世界遺産の島である黒島や高島など南九十九島の風景を一望できます。

第二展望台は2009年に建設されたデッキタイプの展望台で、九十九島方面の眺めがきれいに見られます。第二展望台の手前の石畳にはハートの石が隠れているため、探しながらお散歩するのも楽しいですよ。

夜には、佐世保港周辺の海軍基地や造船所、市街の街灯りがオレンジ色に輝き、見ても珍しい景色が楽しむことができ、弓張岳山頂付近の「弓張の丘ホテル」内のレストラン「イルマーレ」と「汐彩 SHIOSAI」では佐世保の夜景を望みながらお食事も可能となっています。特別な日のデート・ディナーにぴったりのスポットです。

米海軍基地がある佐世保の街では、夜にはいたるところでジャズの生演奏が響いています。夜景を鑑賞したあとにはジャズバーでスイングのリズムに体をゆらす。そんな過ごし方も佐世保ならではですね。

長崎県に引っ越す前に、マンスリーマンションでお試し住みを！

本記事では、長崎県でおすすめの夜景・夜散歩スポットを5つ紹介しました。気になるスポットは見つかりましたか？今回紹介した夜景スポットは、夜だけでなく昼間も散策したくなるスポットが多いです。ぜひ周辺施設と合わせて散策してくださいね。

また気に入った夜景スポットにいつでも行けるようにと、近くに住むのも楽しいでしょう。しかし実際に住んでいない状態では、なかなか住み心地もイメージできません。

そんなときはマンスリーマンションでお試し住みを利用してみてください。マンスリーマンションには生活に必要な家具や家電がすべてそろっているため、気軽に長期滞在ができます。敷金が不要なのもうれしいポイントですね。ぜひ本格的な引っ越しの前に、お試し住みで気になる街をチェックしてくださいね。