【長崎県】初めての一人暮らしならココ!おすすめの街・5選

長崎県での一人暮らし、どの街に住むのがよいか悩んでいませんか?長崎県は、日本本土の最西端、九州の西北部に位置します。周囲は海に囲まれているため、県の総面積の4割は島で、豊かな自然と美しい景色がとても魅力的な街です。県が有する島の数はなんと1,479、日本一を誇ります。

海外との交流窓口として長年栄えてきた歴史や文化があり、異国情緒漂う独特な雰囲気を感じられます。今回はそんな魅力あふれる長崎県で、一人暮らしをする人におすすめの街を5つ紹介します。ぜひ参考にしてください。

長崎県でおすすめの街①長崎市 ー利便性と豊かな自然を兼ね備えた街ー

長崎市は県南部に位置している県庁所在地で、人口約40万人を誇る中核都市です。貿易港として発展してきた長崎港周辺は、中心部から車で1時間圏内にオフィスや商業施設、レジャースポットなどが多く集まっています。コンパクトな都市で週末のおでかけも遠出をせずに楽しめるため、幅広い年齢層で住みやすさを感じられるでしょう。

市中心の長崎駅は県内1位の乗車数を誇ります。JR以外にも路面電車の長崎駅前電停も隣接している利便性の高い駅です。また2022年には西九州新幹線が開業し、あわせて長崎駅も大きくリニューアルしました。

港では多くの魚介類が獲れ、市内で水揚げされる魚種は300種以上で日本一と言われています。近年では「ながさき イズ さしみシティ」として魚のおいしさをアピールしています。

長崎市の基本情報 ー街全体が大きな進化をー

長崎市は今100年に一度の転機を迎えています。2022年に西九州新幹線が開通し、長崎駅〜博多駅間の移動が最大約29分短縮されました。そのタイミングで長崎駅も大規模にリニューアルし、2023年秋には「JR長崎駅ビル」が新たにオープン。さらに進化を遂げる長崎駅が2025年にフルオープンの予定です。

2024年10月14日には、Jリーグのチーム「V・ファーレン長崎」のホームスタジアムを有する「長崎スタジアムシティ」がオープン。スタジアムは、ピッチまで最短約5mと日本一ピッチに近い距離で選手を間近に感じ、臨場感あふれる環境でサッカー観戦を楽しめます。選手と同じ目線で観戦できる「プレイヤー席」なども設置される予定で、長崎の新しいシンボルとして期待されています。飲食店やアリーナなど多くの施設が建設され、ライブやコンサートも楽しめる予定です。新しい長崎市が楽しみですね。

長崎市の家賃相場 ー長崎県内では高めの家賃相場ー

長崎市は多くの島々からなっているため平坦地が少ないという特徴があり、一部に需要が集中して家賃水準も高くなる傾向にあります。とくにワンルーム、1Kなどの一人暮らし向け物件は数も多くなく、同規模の地方都市と比べても高めでしょう。多少条件を緩めて探す方が良い物件が見つかりやすいかもしれません。

間取り 家賃相場
ワンルーム 4.48万円
1K 4.76万円
1DK 5.23万円
1LDK 7.20万円

長崎市のおすすめスポット ーアミュプラザ長崎 新館ー

「アミュプラザ長崎 新館」は2022年の西九州新幹線の開業にあわせて2023年11月にオープンした商業施設です。JR長崎駅直結なので悪天候でも移動に困らず、駐車場も完備しており、1店舗2,000円以上の利用で駐車料金が120分無料になります。土日であればさらに30分無料サービス券が3枚もらえるため、家族でのお買い物にもおすすめです。

2000年にオープンした本館と合わせて200以上の店舗が入居しており、日常のお買い物はもちろん、グルメや映画も楽しめます。「長崎ちゃんぽん」や「トルコライス」などの長崎グルメが味わえるお店も複数あるのもうれしいですね。

また2024年8月〜10月にかけて、九州初出店の1店舗を含む5店舗が新規オープンもしくはリニューアルオープンします。本館開業から24周年を迎え、ますます便利になる「アミュプラザ長崎」にぜひ行ってみてくださいね。

長崎県でおすすめの街②佐世保市 ー都市と自然が調和する街ー

佐世保市はJR佐世保線や大村線、松浦鉄道の西九州線が走っており、公共交通機関が充実している地域です。街の中心部には「させぼ五番街」などの大きなショッピングモールもあり、発達した都市機能が備わっています。

その一方で、山や海、川などの雄大な自然を活かしたレジャースポットも豊富であるため、家族や友人と一緒に充実した休日を過ごせます。1955年頃に「ジャズの聖地」と呼ばれた歴史もあり、今でもJAZZバーやライブバーが多くある点も魅力。

2018年には佐世保市長が「イクボス宣言」を行いました。市民全員が仕事と育児を両立して気持ち良く働くために、職場のトップが従業員のワークライフバランスを推進しています。

佐世保市の基本情報 ー鉄道や路線バスが多く便利ー

佐世保市にある佐世保駅は、JR九州と松浦鉄道の駅で長崎駅に次ぐ規模を誇ります。特急や快速列車が停まるため、周辺エリアへの移動にとても便利で、長崎駅や博多駅へはJRの快速や特急を利用して約2時間です。路線バスは西肥バスや佐世保市営バス、長崎県営バスなどが運行しており、鉄道以外も充実しています。

佐世保駅から徒歩15分ほど行くと「さるくシティ4〇3アーケード」があります。「さるくシティ4〇3アーケード」は、四ヶ町から三ヶ町にかけて7つの町にわたって伸びる全長約1キロのアーケードです。一直線のアーケードとしては日本一の長さを誇り、出店数は160店以上です。アーケードであるため、雨の日でも快適にお買い物が楽しめます。

佐世保市の家賃相場 ー平地は家賃相場が高めー

佐世保市は、昭和初期から平地の集落を中心に一気に市街化が進み、周辺の斜面地に住宅地が増えました。住宅地は車道が狭い地区やバスの利用が困難な地区もあるため、全体の家賃は平均的ですが、利便性の高い平地や駐車場付きの物件は家賃が高い傾向にあります。

間取り 家賃相場
ワンルーム 3.58万円
1K 4.16万円
1DK 4.06万円
1LDK 5.86万円

佐世保市のおすすめスポット ーハウステンボスー

ハウステンボスは、JR佐世保駅から20分ほどでアクセスできます。オランダの街並みを再現し、ヨーロッパをテーマとする異国情緒あふれる景観は、テーマパークでありながらまるで1つの街のようです。

多くのアトラクションのなかでも、1番のおすすめは「スカイカルーセル」です。高さ15mの3階建てメリーゴーランドは世界最大級で、ハウステンボスにしかありません。3階からはヨーロッパの街並みや美しい夜景が見え、昼夜でまったく違った景色が望めますよ。夜にはライトアップもされ、絵本の世界に入ったような空間に変わります。

また11月頃にはハロウィーンフェスティバルが開催されており、ヨーロッパの街並みと運河を舞台におこなわれる「スペクタクルランタンナイトショー」や大規模なハロウィーンナイト花火が開催されます。季節や時間帯で表情を変えるハウステンボスは、友人とのおでかけやデートにおすすめです。佐世保に住むなら一度は行ってみたいですね。

長崎県でおすすめの街③時津町 ーあこがれの都心と二拠点生活も可能ー

長崎県の南部にあり、大村湾の南岸と崎市に隣接する豊富な自然と長い歴史をもつ街が時津町(とぎつちょう)です。時津町は「誰もが住みたくなる町へ」のキャッチコピーを掲げ、人口が増加している活気あふれる街です。長崎市街地まで車で約25分と、ベッドタウンとしても人気があります。

また時津町から大村市の長崎空港までは高速船で25分。そこから羽田空港までは約2時間、関西空港、伊丹空港まで約1時間20分でアクセスできるため、出張が多い人なども住みやすく、都会との二拠点生活も可能です。

長崎都市計画区域に指定されており「イオン時津ショッピングセンター」などの大型商業施設もあり。医療機関や教育機関など都市機能が充実しています。

時津町の基本情報 ー住み心地のよさは地元民のおすみつきー

時津町は江戸時代、大村藩領で交通の要であったため、港町・宿場町として発展し、大名や幕府の役人が休息所にしていた「茶屋(本陣)」という屋敷が現代も当時の面影をそのまま残しています。

現代では車の往来が多く、主要道路である国道206号沿いでは1日の交通量が4万台を超えるほどの活気のある街となっています。ディスカウントストア「ミスターマックス 時津店」などの商業施設が充実しており、食品や衣服、家電など一通りの買い物が町内で可能です。

一方で豊かな自然にも恵まれており「都会過ぎる街は生活しづらい」と考える人でもストレスなく過ごせるコンパクトなエリアとして人気があります。住民からも「スーパーには無料駐車場が完備されている場合が多い」「空港までのアクセスも良く、住みやすい」などと好評で、民間の「街の住み心地ランキング」で4年連続県内1位を獲得しています。

時津町の家賃情報相場

時津町の家賃相場は比較的低めで、一人暮らし向け物件であれば家賃が3万円台から4万円以下のものもあります。JR長崎本線の高田駅や道ノ尾駅から徒歩圏内の物件になると家賃相場は5万円から6万円ほどになるでしょう。時津町は長崎市に隣接しているため、長崎市へアクセスしやすい点が長所。ベッドタウンとして活用できます。

間取り 家賃相場
ワンルーム 4.5万円
1K 4.7万円
1DK ―万円
1LDK 6.3万円

時津町のおすすめスポット ー文化の森公園ー

文化の森公園は、長崎市内から北部方面へ車で30分ほど、長崎空港からは、直行バスで1時間ほど、JR長崎駅からはバス40分程度でアクセス可能です。公園の入り口にあるつり橋を冒険のような気分で渡ると、「フリーフォール」と呼ばれている急なすべり台が見えてきます。

大人でも楽しめるフリーフォールは、直角に落ちるスリル満点なすべり台ですが、安全に配慮された設計になっているため、子どもも安心して楽しめます。「フリーフォールは怖い!」という人には、ゆるやかな傾斜のローラースライダーを楽しんでくださいね。緑に囲まれた山道を登ると、展望台から時津町の街を一望できますよ。

公園に向かう途中の国道沿いには、昔話で有名な「鯖くさらかし岩」があります。正式名称を「継石坊主(つぎいしぼうず)」といい、つき出た岩の上に坊主の頭に似た大きな岩が絶妙なバランスで重なっている岩です。

鯖を売る魚屋がこの岩を見て「いつかきっとバランスをくずして落ちるだろう」と待っていたのに、そのまま時間が経ち、ついには鯖が腐ってしまったという逸話から「鯖くさらかし岩」と呼ばれるようになりました。今では「絶対に落ちない」と合格祈願のシンボルにもなっています。

また文化の森公園は「とぎつカナリーホール」に隣接しているため、音楽イベントも同時に楽しめます。吹奏楽に挑戦したい人は「カナリー・ウインドオーケストラ」に参加してみてはいかがでしょうか。受講料や参加費は無料で、大きなホールで演奏するという貴重な経験ができますよ。

長崎県でおすすめの街④佐々町 ー住み心地ランキングで首位を獲得ー

佐々町は「いい部屋ネット 街の住み心地ランキング」で4年連続首位に輝いた時津町をおさえ、2004年に1位を獲得した街です。佐世保市に囲まれ、町の中央を北東から南へ流れる佐々川に沿って展開される佐々町は、シロウオやアユ、うなぎなどの川魚や米や野菜など農作物が豊富です。

天然記念物であるカブトガニも生息するほど美しい佐々川では、季節で表情を変える美しい景色が望めます。佐々町から佐世保市中心部までは、西九州自動車道で15分程度、松浦鉄道西九州線40分ほどでアクセスできるため、佐々町から佐世保市内に通勤・通学している人も多くいます。

佐々町の基本情報 ーベッドタウンとして発展し続ける街ー

佐々町は「親しみやすさ」「行政サービス」「物価家賃」などの点で高評価を得ています。2020年に実施された「佐々町 町民意識調査結果」では、「子どもたちに人へのやさしさや思いやり、マナーなどが身についている」(47.1%)「地域社会みんなが子どもたちの成長を見守っている」(41.3%)と回答しており、親しみやすさを感じる町民が多いのも納得の結果です。

また2023年に西九州自動車道佐々ICが開通し、車での利便性が上がったため、ファミリー層の転入も増えています。佐々町での一人暮らしをきっかけに永住することもできるでしょう。

佐々駅の付近には「ドラッグストア モリ」や「マックスバリュー」などの商業施設も多くあるため、日常の買い物も町内で完結します。日常生活の便利さと、豊かな自然、都市部へのアクセスのよさなど、魅力が多いのが佐々町です。

佐々町の家賃情報

佐々町の家賃は県内でも低めで、一人暮らしでも住みやすいエリアです。6万円程度で1LDKに住め、交通の利便性の高いため、コストパフォーマンスは高いといえます。ただワンルームや1Kの物件が少ないため、比較的古い物件が選択肢になるでしょう。家賃の安さを考えて、一人でも広い部屋に住むのも良いと思います。

間取り 家賃相場
ワンルーム 3.7万円
1K 3.5万円
1DK 4.1万円
1LDK 5.5万円

佐々町のおすすめスポット ー皿山公園ー

皿山公園は佐々駅から車10分程度でアクセスでき、無料の駐車場も160台分完備されているため、ドライブやピクニックにおすすめです。5月下旬から6月中旬に咲く、県北一の規模の1万本の花菖蒲をはじめ、桜やしゃくやく、つつじなど、季節の花々が訪れた人を魅了しています。

園内には「瀬戸焼の元祖」といわれる佐々の窯業を体験できる、皿山窯体験施設があります。土をこねるところからはじまり、ろくろや絵付けまで、陶芸の全工程を先生が優しくていねいに教えてくれるため、陶芸がはじめての人も安心です。日常を離れ、自然の中で自分自身に向き合いながら作品を完成させる時間は、有意義な体験になるでしょう。

長崎県でおすすめの街⑤大村市 ー長崎県の玄関口ー

県央と呼ばれる大村市は、JRやバス、航空に船、そして高速道路とほぼすべての交通網が網羅されているのが最大の魅力です。そのため大村市は「長崎県の玄関口」と、長崎市や佐世保市のベッドタウンとしての特長をあわせ持っています。

なお長崎空港から東京(羽田)、大阪(関西・伊丹)へ2時間以内でアクセスでき、長崎市までは電車30分程度で移動可能です。空港や新幹線が通る駅・高速道路のICが5km圏内にあり、コンパクトにまとまっているのも住みやすさのポイントです。

大村市の基本情報 ー開発が進む新大村駅ー

大村市には、2022年の西九州新幹線の開業のタイミングで新大村駅が設置され、西九州新幹線と在来線の大村線が乗り入れる交通拠点となりました。長崎空港へもバス25分程度でアクセスできます。

新大村駅の周辺では、大村市による「新大村駅前市有地開発事業」(「SAKURA MIRAI SHIN ŌMURA(サクラミライ新大村)」に基づき、複合施設の開発事業がおこなわれています。商業施設は2024年3月7日より順次開業しており、2025年春に全面開業予定です。

出店予定の複合施設の1つとして「ゆめマート新大村」があります。新鮮な生鮮食品や惣菜、日用品など多彩な商品がそろうスーパーマーケットであり、大村市の新たな生活拠点として期待が高まります。

大村市周辺の家賃相場

一人暮らし向け物件の家賃相場は、ワンルーム・1Kで4万円前後、JR大村駅から徒歩圏内に単身者向け住宅が多くあります。一人暮らしには、駅近で交通の便がよく買い物にも困らない東本町がおすすめです。

間取り 家賃相場
ワンルーム 4.36万円
1K 4.77万円
1DK 4.49万円
1LDK 5.72万円

大村市のおすすめスポット ーミライon図書館ー

ミライon図書館は、長崎県と大村市が共同で運営している複合型図書館で、2019年にオープンしました。大村市立図書館と長崎県立長崎図書館が一体となっており、約202万冊もある蔵書数は、都道府県立図書館で全国6位、九州ではトップクラスを誇ります。

1階のカフェスペースには「カジュアルレストランOLIMAMA」が2023年6月28日にオープン、地元の食材を使用した「ながさきサバサンド」などの料理やドリンクを味わえます。窓からは美しい緑が望めるため、勉強や仕事の息抜きに最適です。テイクアウトもでき、芝生広場で食事をする人も多くいます。

またミライon図書館は建物のデザインにもこだわっており、長崎らしい舟をモチーフにした建物と、長崎の木のぬくもりを感じる空間が好評です。

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本記事では長崎県で初めての一人暮らしにおすすめの街を5つ紹介しました。気になるエリアは見つかりましたか?5つのエリアとも、ここで紹介した以外にもたくさんのおすすめスポットがあり、魅力にあふれた街です。しかし実際に住む前に住みやすさをイメージするのは難しいですよね。

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