広島市の住んではいけない地域・5選。治安を引っ越し前に要チェック!
広島市は豊かな自然と歴史的背景を持つ都市で、多くの人々に愛されています。しかし、すべての地域が住みやすいわけではありません。治安が良くないとされる場所や、生活環境に不安がある地域も存在します。
今回は、広島市内で住む際に注意が必要な地域を5つご紹介します。最後に治安が良いと評判の地域も紹介しているので、それぞれ家賃相場なども含めて参考にしてくださいね。
①流川/広島市中区
治安が悪いといわれる理由
「流川」という地名は、1913年までこの地域に存在していた運河に由来します。1947年には戦後復興の一環として流川銀座商店街が設立され、多くの飲食店が集まるようになり復興を支えた場所でもあります。今は中四国最大の歓楽街として発展しており、夜になるとネオンが輝く活気ある街並みが広がっています。しかし賑わいがある分トラブルも多いです。
酔っ払いによる喧嘩や迷惑行為が広島県内では一番多いと報告されています。とくに流川通りやその周辺の狭い路地は暗がりが多く、犯罪が起こりやすい環境とされています。地元の口コミでも「夜遅くに一人で歩くのは危険」といった声が多く、女性や高齢者が巻き込まれるケースもあることから、広島ではとくに治安が悪いエリアといえるでしょう。
おすすめしないユーザー
流川エリアは、女性の一人暮らしや小さな子どもがいる家庭には向いていません。具体的には、酔っ払いによる嫌がらせや、治安の悪さから夜間の外出が不安という口コミが多く寄せられています。さらに深夜でも歓楽街の喧騒が続き、騒音問題も深刻で、安眠を妨げる要因となっています。
ただし流川エリアは広島市内の中心部に位置しており、広島電鉄の流川町駅や胡町駅を利用すれば、広島駅や紙屋町、八丁堀といった主要エリアへも数分でアクセス可能です。このように交通の便が非常に良いことから、都心のアクセスを重視する人や夜遅くまで営業している飲食店を利用する機会が多い人には、利便性が高いエリアともいえます。
住む場合の注意点
流川エリアに住む際は、防犯カメラやオートロック付きのマンションを選ぶことが必須です。また夜間に帰宅する際は、できるだけ明るく人通りの多いルートを選び、暗い裏道や狭い路地を避けることが重要です。
防音設備の整った物件を選ぶことも、深夜の騒音対策として効果的となります。不審者や怪しい動きがあればすぐに警察に通報するなど、日常的な防犯意識を持つことが求められます。
②出汐/広島市南区
治安が悪いと言われる理由
南区出汐エリアは、広島市内でも特に車上狙いや自転車盗が多発しているエリアです。2023年の統計によると、南区は広島市内で車上狙いの件数が最も多い区であり、その中でも出汐エリアは被害が集中しています。
これは国道2号線や市内主要道路に近接しているため、多くの車両が行き交うことが原因とされています。特に深夜から早朝にかけて駐車中の車が狙われるケースが多く、貴重品の盗難や車自体が被害を受けることが頻繁に報告されています。
おすすめしないユーザー
南区出汐エリアは、夜間に外出することが多い方や、小さな子どもを持つ家庭には向いていません。特に車や自転車を頻繁に使用する方は、盗難リスクを考慮する必要があります。また、高齢者の一人暮らしにも不向きなエリアとされており、交通事故やひったくりのリスクを考慮した居住場所の検討が必要です。
一方で、幹線道路が近いため、車の利用が多いファミリー層や、広島市内中心部へのアクセスを重視する人にとっては、利便性が高いエリアともいえます。
住む場合の注意点
出汐エリアで暮らす際には、防犯対策を徹底することが重要です。特に、車にはセキュリティ装置を設置するか、明るく人目につく場所に駐車するのがおすすめです。また自転車には二重ロックを施し、盗難防止に努める必要があります。
交通量の多い大通り沿いの物件は避け、静かな住宅街を選ぶことで、騒音や安全面のリスクを軽減できます。夜間に外出する際には、安全なルートを事前に確認し、常に警戒を怠らないようにしましょう。
さらに出汐エリアは幹線道路沿いに位置しているため、交通の便が良く、主要な病院や比治山公園といった広島市内の観光名所にも近いという利点もあります。これらのメリットを考慮して、慎重に居住を検討していきましょう。
③仁保/広島市南区
治安が悪いと言われる理由
広島市南区の仁保エリアは、かつて「仁保島」として広島湾に浮かぶ島であり、漁業が盛んな地域でした。仁保七浦と呼ばれる漁業集落が形成され、海苔や牡蠣の養殖が行われていたほか、農業も盛んでした。19世紀末から20世紀初頭には、海外への移民も多く見られていた地域です。
現在は工業地帯が近隣に広がっているため、トラックの交通量が多くなっています。特に朝晩の交通ラッシュ時には、排気ガスが気になることがあり、空気の質に敏感な方には住みにくいと感じるかもしれません。また、交通量が多いことから交通事故に対する注意も必要となっています。
おすすめしないユーザー
仁保エリアは車を所有していない方や、交通量の多さが気になる方には向いていません。小さな子どもがいる家庭にとっても、空気の質や交通事故のリスクを考慮する必要があります。また、公共交通機関を主に利用する方にとっても、鉄道駅がなく、バスの便も少ないため、通勤や通学が不便になる可能性があります。
ただし仁保インターチェンジが近いため、車を利用して広島市内や郊外への移動はスムーズに行えるのが特徴です。車を利用して郊外へのアクセスを重視する人にとっては、利便性が良い場所ともいえます。
住む場合の注意点
仁保エリアに住む際は、車の所有が生活の利便性を大きく向上させますが、トラックの交通量が多いため、窓を開ける時間帯を工夫するなどの対策を行うなど、健康を守る工夫が求められます。ほかにも交通量の多い時間帯を避けることが推奨されます。
ただ近隣には海や黄金山があり、自然を楽しむスポットも充実しているメリットもあるので、これらのポイントを考慮して居住スポットを選定すると良さそうです。
④横川/広島市西区
治安が悪いといわれる理由
広島市西区の横川エリアは、広島電鉄とJR線の2路線が利用できるため、交通の便が非常に良い地域です。この利便性から、朝と夜の通勤時間帯には多くの人々で賑わいますが、その一方で夜間に飲み屋が多いため、酔っ払いによるトラブルが発生する可能性が高いエリアでもあります。
2023年には、駅前広場のベンチで喫煙をしたり、長時間居座ったりするトラブルが発生し、一部のベンチが撤去される事態もありました。こうした問題も、治安が悪いと感じられる一因となっています。
もともと横川エリアは、1591年に広島城が築かれた際に発展した地域です。広島市を流れる太田川が河口付近で運んだ土砂が堆積してできた三角州に位置しています。広島城の城下町から少し距離がありましたが、広島の発展とともに重要な地域となりました。
1917年に横川線が開通してからは、広島市内の重要な交通拠点として、1日の利用者が広島駅に次いで2番目に多い駅とされ多くの人が利用しています。
おすすめしないユーザー
横川エリアは、夜間の騒音や酔っ払いによるトラブルが気になる方や、静かな環境を求める方には向いていません。特に小さな子どもがいる家庭や高齢者にとっては、夜間の賑わいが不安要素となることが考えられます。
ただし、広島電鉄とJR線の2路線が利用でき、広島市内へのアクセスが非常に良い点や、仕事帰りに気軽に立ち寄れる飲食店が豊富な点を重視する方には、便利で魅力的なエリアです。
住む場合の注意点
横川エリアに住む際には、騒音と防犯の対策が重要です。特に線路に近い物件では、防音カーテンや二重窓の設置が効果的です。また大通り以外は街灯が少なく暗いので、夜間の帰宅時には、明るく人通りの多い大通りを選ぶことが防犯対策にもつながります。駅周辺の賑わいを楽しみつつ、安全に暮らすようにしましょう。
⑤八木/広島市安佐南区
治安が悪いといわれる理由
安佐南区に位置する八木エリアは治安自体は悪くないものの、山と川に囲まれた地域であるため、過去に豪雨による土砂災害や洪水が発生したことがあり、自然災害のリスクが高い地域として知られています。特に、2014年の広島市土砂災害では大きな被害を受けたエリアの一つです。災害時には道路が寸断され、避難が困難になる可能性が高いことも懸念されているエリアです。
おすすめしないユーザー
八木エリアは、自然災害のリスクを避けたい方や、災害時の避難に不安を感じる方には向いていません。また迅速な避難が難しいため、安心して生活したい方にとっては適していないかもしれません。
一方で、八木エリアには幹線道路が通っており、周辺には商業施設などの日常生活に必要な買い物や外出には便利な環境が整っています。山と川があるのは自然が豊かである証拠です。街中から外れた生活を求めるのは良い居住場所となるでしょう。
住む場合の注意点
八木エリアに住む場合は、災害対策をしっかりと行うことが非常に重要です。特に避難経路を事前に確認し、家族全員で避難場所を共有しておくことが求められます。また防災グッズを常に備えておき、豪雨が予想される時期には最新の気象情報を確認する習慣を持つことが大切です。さらに車を利用する場合は、幹線道路の状況や避難ルートの確認も忘れずに行いましょう。
広島市で住みやすいエリアは?
広島市内で治安が良く、住みやすいとされるエリアを3つご紹介します。
① 白島(中区)/治安が良く、利便性と静けさを兼ね備えたエリア
中区白島は広島市内でも特に治安が良く、生活環境が整ったエリアです。広島市中心部へも徒歩圏内とアクセスが非常に良く、公共交通機関が充実しているため通勤や通学に便利です。
白島エリアは閑静な住宅街が広がっており、街並みは整然としています。大規模なショッピングモールは少ないものの、徒歩圏内にスーパーやコンビニが点在しており、日常の買い物にも不便は感じません。また、旧太田川が近いため河川敷の散歩を楽しむのに最適な環境です。
家族連れにも人気のあるエリアであり、周辺には幼稚園や小学校、中学校といった教育機関が揃っているため、子育て世代にとっても安心して暮らせる環境が整っているのが魅力です。
② 大町(安佐南区)/アクセスが良く、落ち着いた雰囲気が魅力のエリア
安佐南区の大町エリアは、アクセスの良さと落ち着いた雰囲気が特徴のエリアです。安佐南区には大学が多く点在しており、特に学生にとって住みやすい環境が整っています。大町エリアは、JRを利用すれば広島市中心部へのアクセスが、アストムラインを利用すれば大学がある方面と、利便性が整ったエリアです。
徒歩圏内には、日常の買い物に便利なスーパーなどの商業施設はもちろん、隣駅の緑井駅にいけば映画館もあるので、生活の利便性も高いです。大学生の一人暮らしに適した環境が整っていることから、多くの学生にとって理想的な場所となりそうですね。
③ 新井口(西区)/海が近く大型商業施設のバランスが良いエリア
西区新井口は、広島市中心部から少し離れた西側に位置する、静かな住宅街が広がるエリアです。このエリアは治安が良く、落ち着いた雰囲気が漂っています。閑静な住宅街が広がっており周辺には公園や緑地が点在しているため、自然とのふれあいも楽しめる地域です。
新井口には、新井口駅から直結の大型ショッピングモール「アルパーク」があります。漁港ではありますが、海も近いため休日にはアルパークで楽しんだり、海辺付近で瀬戸内海のご飯を楽しんだりすることができます。便利な環境なのでとてもおすすめのエリアです。
実際の治安を確かめるには、マンスリーマンションのお試し住みがおすすめ!
広島市内で治安面を重視したお部屋探しをする際、実際にその地域に住んでみるのが非常に効果的です。そこでマンスリーマンションを活用した「お試し住み」をおすすめします。マンスリーマンションなら短期契約ができるため、気軽にその地域での生活を体験できます。家具家電付きで、敷金礼金も不要なため、初期費用の負担を大幅に軽減できるのも魅力です。
実際に住んでみることで治安や住みやすさ、交通の便など、事前には分からない点も多く把握できます。「お試し住み」で住環境をチェックしてから、本格的なお部屋探しをすることで、より安心できるエリアに出会える可能性が高まります。
広島市での新しい生活を安心して始めるためにも、まずはマンスリーマンションを利用して、自分にぴったりの住まいを見つけることを検討してみてはいかがでしょうか。