【大阪】紅葉のおすすめスポット5選! アクセスしやすい場所を厳選してご紹介。
晩夏が終わり初秋も過ぎ、肌寒くなってくると紅葉のシーズンが到来。落葉広葉樹が冬に向けて枯れ落ちる前に葉の色が変化する、わずかな期間しか見られない日本特有の美しい瞬間です。昼夜の寒暖差が激しく、最低気温が8℃を下回らなければ葉の色付きが進まないといわれているので、紅葉鑑賞には羽織り物を持って出かけたいですね。
今回は大阪府内でおすすめの紅葉スポットを5箇所ご紹介。紅葉の名所であっても電車では行きにくい山奥は外し、アクセスしやすい場所を厳選しました。どこも主要駅から行きやすく、壮大なパノラマ景色ではなくても味わい深い秋の景観美を堪能できるスポットです。「こんな素敵な場所の近くで暮らしてみたいな」と感じた時に、気軽にお試し住みができるマンスリーマンションも併せてご紹介します。ぜひお部屋探しの参考にしてくださいね。
紅葉スポット①大阪城公園 (中央区)
桜の名所として有名な大阪城公園は、紅葉の名スポットでもあります。100haを超える敷地内にはイチョウやイロハモミジ、フウ、ハゼ、ケヤキなどの落葉樹がたくさん植えられていて、中でもお花見スポットで知られる西の丸庭園は紅く染まった桜の葉と、真っ白に輝く天守閣とのコラボが見応えたっぷり。別途入場料はかかりますが、お金を払ってでもひと目見たい美しい光景です。ぜひベストポジションを探して写真を撮りましょう。
園内東側を約1kmに渡って続くイチョウ並木は、紅葉シーズンになると人気が急上昇するお散歩ロード。11月後半になると落葉が始まりますが、ひらひら舞い落ちるイチョウの葉もとてもきれいで風情がありますよ。JR大阪環状線または大阪メトロ中央線・長堀鶴見緑地線の森ノ宮駅出入口から入園してすぐの場所に広がる「市民の森」は、高木がたくさん茂る場所なので秋の散策にオススメ。園内はほとんどの場所でサイクリングが許可されているため、森の中の歩道を自転車でゆっくり巡ってみるのも楽しそうですね。
桜まつりに続いて秋まつりを開催している大阪城公園では、10~11月にかけて様々なイベントを開催しています。江戸時代から残る櫓の内部公開や、秀吉と徳川の歴史について深く追った特別展、お堀の中を風流な御座船で遊覧するクルーズなど、大阪きっての史跡公園ならではの楽しみ方ができますよ。また大阪城と友好城郭提携を結ぶミラノのスフォルツェスコ城の写真展、歴史謎解きゲーム、伊賀忍者ステージといった変わり種イベントも人気。大人から子供までみんなが秋の休日を笑顔で過ごすことができるでしょう。
JR大阪環状線をはじめ地下鉄各線が取り囲むように走る同園は、大阪市中央区の超都心部に位置しています。各地から同園にアクセスしやすいのはもちろん、近くに住めばキタやミナミ、京橋、本町など市内主要地への通勤通学が短時間で叶うエリア。桜・紅葉のオンシーズン以外でも、各施設以外は入園料無料・24時間開園しているので、ウォーキングやランニングなど日常的に体を動かすのにも最適です。自転車やペット連れの入園も可能なので、色んな用途に使い勝手が良い都市公園ですよ。
施設名:大阪城公園
所在地:〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城
アクセス:JR大阪環状線「森ノ宮」「大阪城公園」駅、大阪メトロ谷町線・京阪本線「天満橋」駅、長堀鶴見緑地線「大阪ビジネスパーク」駅、JR東西線「大阪城北詰」駅からすぐ
入場料:なし ※施設によって異なります
駐車場:あり(有料)
紅葉スポット②御堂筋 (中央区)
大阪市内のメインストリートである御堂筋は、梅田の中央部から難波駅近くまで約4kmに渡って南北に走る大幹線道路。地下部分には日本初の公営地下鉄である大阪メトロ御堂筋線が走っており、周辺にはキタ・ミナミの2大繁華街、淀屋橋・本町のオフィス街といった大阪を代表する商業とビジネスの中心地が広がっています。銀行や企業の本支社、老舗百貨店、ブランドやメーカーの路面店が集中する御堂筋沿いには、名の由来でもある「北御堂」「南御堂」の2寺院が建ち、難波神社など歴史ある名所も残されていますよ。
御堂筋は大阪市を象徴する道路だけあって常に掃除されていて清潔で、広々とした歩道には迷惑駐輪なども見当たりません。沿道に等間隔で植えられたイチョウ並木は、11月中旬頃を過ぎると色鮮やかなイエローに色づいていきます。両サイドに建つ高層ビル上階の窓から、または横断歩道の真ん中から見渡す御堂筋は、この時期しか見られない美しいゴールドラインを形成。真夏に35℃以上の猛暑日が続くほどイチョウの葉の色づきが濃くなり、より一層御堂筋の紅葉がきれいになるそうですよ。
約4km続く御堂筋の中でも、とくに紅葉鑑賞がオススメなのは本町駅から心斎橋駅の間。オフィス街のため繁華街のような派手なビルが少なく、イチョウ並木の美しさが引き立っています。一駅間は徒歩10分程度ですから、通勤やショッピングの際はぜひ歩いてみましょう。11月下旬にかけて落葉が始まり、歩道は一面黄色のカーペットを敷き詰めたような色彩に変化。同時期には御堂筋のイルミネーションが始まっているので、日中の紅葉を楽しんだ後は夜散歩もオススメです。世界記録に認定された光の道は圧巻のスケールですよ。
大都会の真ん中を縦断する御堂筋。交通便が良く利便性が高い洗練されたエリアなので、近くに住みたいと思う方も多いでしょう。御堂筋沿道はビル街のためマンションはありませんが、東側には堺筋が、西側には四ツ橋筋が並走して通っており、その周辺には居住用マンションがたくさん建っていますよ。繁華街付近は治安面で注意が必要なものの、オフィス街に近い場所は比較的静かで安全。御堂筋周辺にお勤めの方なら、徒歩や自転車でも通勤ができる大変便利な地域でしょう。
施設名:本町駅
所在地:〒541-0055 大阪府大阪市中央区船場中央4-1-6
アクセス:大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線・中央線「本町」駅
入場料:なし
駐車場:なし
紅葉スポット③靭公園 (西区)
上記でご紹介した御堂筋のイチョウ並木を鑑賞した際は、少し歩いてこちらの靭公園にも立ち寄りましょう。大阪メトロ四つ橋線の本町駅から徒歩約5分の場所にある同園は、四ツ橋筋からあみだ池筋まで東西約800mに細長く延びる都市公園です。中央部を通るなにわ筋によって東園と西園に分けられており、東園には春と秋に見頃を迎えるバラ園や、10面を備えたテニスコート、噴水広場などがあり、西園には国際大会にも使用されている16面コート完備の靭テニスセンターが併設されています。
紅葉シーズンの散策がオススメなのは四ツ橋筋に近い東園で、新緑がまぶしい春夏とは打って変わり、オレンジ色や紅色、渋めの黄色など木によって葉の色づきが異なるケヤキ並木が魅力。並行する形で敷かれた2本の並木道には中央部に数か所ベンチが設けられていて、周辺のオフィスで働く方々が休憩するのに利用しています。子供向けの遊具広場もありますが、同園の周りは基本的にオフィス・飲食店街なので子供は少なめ。誰にも邪魔されず、静かにまったり寛ぎたい方にオススメの大人向け紅葉スポットですよ。
御堂筋本町、堺筋本町から近い立地の靭公園は、高層ビルに囲まれたコンクリートジャングルのオアシス的スポット。飲食店が多い本町界隈の中でも、内装や外観がオシャレなお店が集まるエリアです。桜や紅葉の季節はもちろん、年中通して同園の景色を楽しみながら食事やお茶が味わえるレストラン・カフェのテラス席が人気。スイーツ店やベーカリーも多いので、テイクアウトして園内で食べるのも素敵なランチの過ごし方ですね。
靭公園があるのは、御堂筋本町よりも比較的人が少なく落ち着いた雰囲気の西本町エリア。スーパーやクリニックもあり、一人暮らしに適したマンションがたくさん見つかるでしょう。さらに西や南側へ進めば阿波座・立売堀など、近年都心の居住区として人気急上昇中の街が広がっています。なにわ筋線の開業も予定されていることから、同エリアは今後ますます注目度が上がっていきそうですね。
施設名:靭公園
所在地:〒550-0004 大阪府大阪市西区靭本町2-1-4
アクセス:大阪メトロ四つ橋線「本町」駅から徒歩約5分
入場料:なし
駐車場:あり(有料)
紅葉スポット④大仙公園 (堺市)
世界文化遺産に登録されている「百舌鳥古墳群」が有名な大仙公園。日本最大の仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳の間に立地する同園は、図書館や博物館、茶室、植物園、大芝生広場、日本庭園など、ジャンル豊富な見どころを備えた堺市を代表する大規模な総合公園です。JR阪和線の百舌鳥駅から歩いて約10分、日本の都市公園100選をはじめ数々の100選に選ばれている同園は桜の名所でもあり、四季折々の草花が楽しめる自然豊かな景観が魅力。森に覆われた世界最大級の古墳群を眺めながら、のんびり園内を散策してみましょう。
大阪府南部の紅葉スポットとして人気を呼んでいる大仙公園は、11月中旬~下旬の土日祝限定でライトアップが行われる日本庭園が秋の見どころ。海外貿易の拠点として栄えた堺をイメージして造られた日本庭園は、池や清流、丘陵などひとつひとつに意味があるそう。秋になると各所で鮮やかに色づくモミジやイチョウの木々が、和の趣にマッチしていてとてもきれいです。日没~20時まで実施されるライトアップでは、色彩豊かな紅葉が池の水面に鏡のように反転し、日中とはまた違った幻想的な雰囲気を演出しています。
日本庭園の紅葉が同園内でもっともメジャーな紅葉スポットですが、ほかにもあらゆる箇所にカエデやケヤキの高木がたくさん植えられていて、見頃の時期になると園内中で紅葉鑑賞ができますよ。ほかにも古墳にまつわる歴史を学ぶことができる博物館や、千利休をはじめ茶人に縁の深い堺ならではのわびさびを感じられる茶室など、大人が楽しめる施設がいっぱい。木陰が快適な大芝生広場でピクニックするのもオススメです。
天王寺駅から約14分のJR阪和線・百舌鳥駅が最寄りの同園は、堺市の中でも都会的な堺区に位置しています。区内にはJRのほか南海本線・高野線も通っており、堺市内や大阪市内、近畿南部への交通便が良いエリアです。周辺は閑静な住宅街で、子育て環境が整っていることからファミリー世帯に人気。大阪公立大学などのキャンパスが近いので、一人暮らし用のお得な物件も探しやすいでしょう。
施設名:大仙公園
所在地:〒590-0801 大阪府堺市堺区大仙中町
アクセス:JR阪和線「百舌鳥」駅から徒歩約10分
入場料:なし ※施設によって異なります
駐車場:あり(有料)
紅葉スポット⑤箕面公園・勝尾寺 (箕面市)
ここまでは、主要駅からアクセスしやすい大阪の紅葉スポットをご紹介してきましたが、最後は公園入口までは駅から徒歩約5分で行けるものの、紅葉の名所である大滝まで歩いて40~50分かかる北大阪エリアのハイキングスポット、箕面公園をご紹介します。車やバイク、自転車の通行が完全に禁止されているエリアなので、徒歩しか行き着く手段はなし。山中の気温は市街地よりだいぶ低いため、しっかり防寒して臨んでくださいね。
大阪の閑静なベッドタウン、北摂エリアに立地する箕面市は富裕層の豪邸が建つイメージが強い地域ですが、そのほとんどは自然豊かな山々に接するのどかな街。そんなありのままの自然美を生かして造られた箕面公園は、箕面山の山麓に広がる約1,000haものエリアが公園に指定されており、入口から箕面大滝までゆっくり歩いて1時間弱、大日駐車場まで車で来れば15分で到着します。滝道はゆるやかで歩きやすく、秋は見事な紅葉が見られるため、年間200万人以上の方が徒歩で訪れる人気の観光地ですよ。
箕面公園の紅葉鑑賞にドライブで訪れた際は、箕面大滝と並ぶ北摂の紅葉スポット、勝尾寺まで6~7分程度走れば立ち寄れます。約3.5kmの距離が短く感じる元気な方は、山中の道路をのんびり歩いて行きましょう。
勝運の勝ちダルマが有名な勝尾寺では「ダルマみくじ」を引くのが定番で、境内には参拝客が奉納した小さなダルマがたくさん置かれています。秋は大池の中に建つ弁天堂と真っ赤に染まるモミジ、本堂への参道を覆う紅葉のトンネルなどが美しく、シーズン中の特別ライトアップでは夜間だけの妖艶な光景が見られます。
山中の紅葉が楽しめるスポットの中では、アクセスしやすいとされる箕面公園と勝尾寺。最寄りの阪急箕面線・箕面駅のほか、近隣には大阪メトロ御堂筋線(北大阪急行)が2024年3月に延伸開業した箕面萱野駅・箕面船場阪大前駅もあり、各駅ともに梅田まで直通約25分ですよ。大阪府内の郊外住宅地として名高い箕面市は、優雅で穏やか、空気の澄んだ自然美あふれる街で暮らしたい方にオススメです。
施設名:箕面公園
所在地:〒562-0001 大阪府箕面市箕面公園
アクセス:阪急箕面線「箕面」駅から徒歩約5~50分
入場料:なし
駐車場:あり(有料)
「お試し住み」するならマンスリーマンション!
今回は大阪府内でオススメの紅葉スポットを5箇所ご紹介しました。都心からの交通便が良好で、お出かけしやすい場所を選びましたよ。近くには利便性の高い街が広がっているので、ぜひ季節ごとの自然美が身近に感じられる住まいを探してみてくださいね。
「こんな素敵な場所のご近所に住みたい」と感じたら、気軽にお試し住みができるマンスリーマンションがオススメ。家具家電が備え付けだから大掛かりな引っ越しも必要なく、実際に住んでみて周辺環境や治安の良し悪しを判断するのに最適です。気になるエリアが見つかったら、さっそく近くのマンスリーマンションを検索してみましょう!