【沖縄】オススメのサイクリングスポット5選!コースの特徴、注意点も解説。
全国で唯一鉄道が通っていない沖縄県。普段の移動は車やバスに頼りがちだからこそ、休日は自転車でのんびりとサイクリングを楽しむのはいかがでしょうか。
県内にはサイクリングコースを備えた公園は少ないものの、青い海や白い砂浜、赤瓦屋根の古民家など、沖縄ならではの景色を楽しみながらサイクリングできる場所が豊富にあります。
今回はその中からオススメのスポットを5か所に厳選してご紹介します。周辺の住環境もあわせて解説しますので、ぜひ参考になさってください。
沖縄県でオススメのサイクリングスポット①那覇市街(国際通り周辺)
沖縄本島の中でもっとも都会化が進む那覇市。中部や北部に比べると緑は少ないですが、そんな那覇市だからこそ楽しめるサイクリングスポットがあります。なかでもオススメなのが、国際通り周辺。レンタサイクルのお店が点在しているため、自転車を所有していなくても気軽にサイクリングが楽しめますよ。
国際通りは、お土産品店や沖縄料理店、雑貨屋など多彩なお店が軒を連ねる全長約1.6kmのメインストリートです。戦後の焼け野原からめざましい発展を遂げた復興のシンボルとして、「奇跡の1マイル(1.6km)」とも呼ばれています。七福神のオブジェが目を引くのれん街や、派手なカラーのジェラート屋さんなど個性豊かなお店が立ち並び、見ているだけでも楽しいですよ。国際通りに隣接する平和通りは自転車走行ができないので、通る場合は自転車から降りて押すようにしてくださいね。
国際通りから少し中道に入ると、賑やかだったメイン通りとは違って落ち着いた雰囲気の街並みが現れます。ぜひ自転車で巡ってほしいのが、壺屋のやちむん通り。やちむんとは、沖縄の方言で焼き物のこと。石畳の道や赤瓦屋根の古民家といった沖縄ならではの町並みを残す通りは、どこか懐かしさを感じさせます。車通りも少ないため、自転車でゆっくり散策するにはぴったりの場所です。ただし細い道が続くので、通行には十分に気をつけてくださいね。
国際通りから一本入った裏通り「ニューパラダイス通り」も、ぜひともサイクリングで訪れてほしいスポットの一つ。昔ながらの食堂や老舗のミュージックバー、異国情緒溢れるアパレルショップなど、個性強めなお店が軒を連ね、今と昔をミックスしたようなディープな雰囲気が漂います。サイクリングに疲れたら、通り沿いにある「緑ヶ丘公園」で一休みするのもおすすめです。
周辺環境について
国際通りがある那覇市は、公共交通機関や商業施設が沖縄県内で最も充実しており、本土と変わらない生活ができるとして人気のエリアです。市内には、那覇空港を起点として隣の市である浦添市まで続くモノレールが走っており、さらに県内最大規模のバスターミナルもあるため、短期間の滞在であれば車がなくてもそこまで不便は感じないでしょう。
県内唯一の百貨店「デパートリウボウ」や120の専門店が揃う「サンエー那覇メインプレイス」といった大型商業施設のほか、沖縄のローカルスーパーも各所に点在。日用品の調達から休日のショッピングまで、買い物に困ることはありません。
スポット名:国際通り
所在地:〒452-0818 沖縄県那覇市牧志
沖縄県でオススメのサイクリングスポット②沖縄県総合運動公園
沖縄市泡瀬にある「沖縄県総合運動公園」は、沖縄県内で唯一サイクルセンターを備える広域公園です。スポーツゾーン、森と水のゾーン、海浜ゾーンといった3つのエリアに分かれており、入り口は全部で7つにも及びます。
70.4haの広大な敷地内には、テニスコートやスタジアム、自転車競技場、キャンプ場といった体を動かす施設や設備が充実。休日には運動を楽しむ学生や家族連れ、のんびり散歩する老夫婦など、幅広い年齢層の方々で賑わいます。
公園の南側にあるサイクルセンターでは、さまざまな大きさの自転車をレンタルすることが可能です。事前予約などはとくに必要ありません。金額もリーズナブルなので、自転車を購入しようか迷っている方は、一度レンタサイクルを活用してみてはいかがでしょうか。
園内にサイクリングコースはありませんが、1.4km・3km・4km・5kmのウォーキングコースが用意されているため、そこを自転車で回るのもおすすめです。また、公園の東側には海が広がっており、海風を感じながら気持ち良いサイクリングができますよ。車を気にせず、ご自身のペースでゆっくりサイクリングが楽しめるでしょう。
周辺環境について
沖縄県総合運動公園の南東には海岸、北西には住宅街が広がっています。周辺には「サンエー」や「マックスバリュ」といった買い物施設の他、ラーメン屋さんやファーストフード店などの飲食店が点在。なかでも海岸沿いのエリアにはおしゃれなお店が揃っており、グルメ通からも注目を集めています。
市内に大きなショッピングモールはありませんが、隣接する北中城村へ行けば「イオンモール沖縄ライカム」で映画やショッピングを楽しめるため、さほど不便は感じません。また沖縄県総合運動公園のすぐ隣では、リゾート施設とスポーツ施設を備えた人工島の開発が進んでおり、今後の盛り上がりに期待が寄せられています。
スポット名:沖縄県総合運動公園
所在地:〒904-2173 沖縄県沖縄市比屋根5-3-1
沖縄県でオススメのサイクリングスポット③備瀬のフクギ並木
沖縄でサイクリングと聞いて欠かせないのが、備瀬(びせ)のフクギ並木です。本島北部の本部半島の先端に位置する「備瀬集落」に広がる並木道で、もともとは防風林として植えられたフクギが約1.5kmにわたって集落を覆うように群生しています。静かで落ち着いた空間の中、やさしく差し込む陽射しや揺れる木の葉がきらめき、まるでここだけ時間が止まっているかのよう。
集落の入り口近くにはレンタサイクルもあり、自転車を所有していなくても気軽にサイクリングが楽しめます。通常の自転車のほか電動自転車もあるので、体力やその日のコンディションに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。
緑のトンネルをまっすぐ進むと現れるのが「夫婦フクギ」。2本のフクギが仲むつまじく寄り添って立っているように見えることからその名が付いたとされ、夫婦円満や幸せを呼ぶといわれています。迫力あるガジュマルや築80年以上を誇る赤瓦の古民家など、フクギ以外の見どころも満載。並木の中には普通の民家も点在しているため、敷地内に勝手に侵入しないようご注意くださいね。
深緑のトンネルを抜けると、300mほど続く砂浜と透明度の高い海が魅力の「備瀬海岸」が現れます。海岸沿いにはきれいに整備された遊歩道が続き、美しい海を眺めながら気持ちよくサイクリングが楽しめます。かき氷や沖縄ぜんざいのお店もあるので、足を休めながら小腹を満たすのも良いですね。
周辺環境について
備瀬のフクギ並木がある国頭郡本部町(くにがみぐん もとぶちょう)は、本島の中でも美しい自然が多く残るリゾートエリアです。なかでも備瀬地区は「美ら海水族館」の徒歩圏内ということもあって毎年多くの観光客が訪れます。
周囲にはホテルや観光客向けの飲食店など、リゾート地ならではの施設が充実。備瀬エリアを出れば地元のスーパー「かねひで」や「サンエー」、イオン系列の「ビッグ」があり、普段のお買い物には困りません。また車で30分ほど南に下れば名護市にアクセスでき、映画館やショッピングも楽しめます。普段は喧騒から離れてのんびりと生活し、ときには都会的な楽しみ方をしたいという方におすすめのエリアです。
スポット名:備瀬のフクギ並木
所在地:〒905-0207 沖縄県国頭郡本部町備瀬389
沖縄県でオススメのサイクリングスポット④海中道路
沖縄の美しい海を眺めながらサイクリングを楽しみたいという方には、沖縄本島中部のうるま市にある海中道路がおすすめです。海中道路は、本島と4つの島(平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島)を結ぶ大きな道路で、その長さは約5kmにも及びます。自転車が走るレーンと路肩が広く取られており、車通りもそこまで多くないので、初心者にもおすすめです。
海中道路の魅力は、なんといってもその爽快感。海の上に設けられた道路には視界を遮るものがなく、360度見渡す限り海という絶景のなかサイクリングが楽しめます。とくに晴れた日には、エメラルドグリーンの海がキラキラと輝き、ため息がでるような美しさです。
また海中道路の途中には、道の駅ならぬ海の駅「あやはし館」があります。かつて琉球貿易で活躍したマーラン船の形をした建物内には、ショップや飲食店が入っており、定番の沖縄土産やうるま市の特産品、ブルーシールアイスクリームやおにぎりといった軽食を購入できます。なかでも人気なのが、ふかふかな厚い衣が特徴の沖縄風天ぷら。片手でサクッと食べられるサイズなので、サイクリング途中の小腹満たしにもピッタリです。
海中道路を往復するのも良いですが、もっとサイクリングを楽しみたいという方は、ぜひそのまま橋の先に続く離島を回ってみましょう。平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島のいずれも周7〜12kmの小さな島なので、1時間かからない程度で1周できます。
琉球神話が残る小さな島々には独特の風習や文化、歴史があり、本島とはまた違った印象を受けるはずです。島内をじっくり観察したいという方は、4つの離島すべてを巡らずに「今日は平安座島と浜比嘉島、次は伊計島まで」などのように、コースを調整するのも良いですね。
周辺環境について
海中道路の入り口すぐ近くには、競技場やバスケットコートを備えた「与那城総合公園」があります。すぐ隣が海という開放感溢れる空間で、思いっきりスポーツを楽しめるのが魅力。公園沿いに広がる海は遠浅なので、干潮時は半ズボンでも歩いて結構奥のほうまで行けますよ。
与那城総合公園から自転車で1分ほどの場所には、100円ショップやクリーニング店、ヘアサロンが併設された「マックスバリュ屋慶名店」、コンビニの「ファミリーマート」などがあり、普段の買い物に困ることはありません。また市内には、救命救急センターを備えた「沖縄県立中部病院」もあるため、万が一の時にも安心です。
スポット名:海中道路
所在地:〒904-2427 うるま市与那城屋平
沖縄県でオススメのサイクリングスポット⑤豊崎海浜公園
那覇空港から車で約15分の位置にある「豊崎海浜公園」は、豊崎美らSUNビーチを中心に、イベントの開催も可能な多目的広場を備えた総合公園です。オンシーズンには、海水浴やマリンスポーツ、バーベキュー、ビーチサッカー、ビーチバレー、ジョギングなどスポーツを楽しむ人達が多く訪れます。
歩くとなかなか距離のある公園内も、自転車であれば潮風を感じながら気持ち良く回れます。南国感たっぷりのヤシ並木に全長700mの白い砂浜、コバルトブルーの美しい海を見ながら楽しむサイクリングは格別です。
公園内の南側まで回ると、隣の美らSUNビーチを一望できる小高い丘が現れます。その名も「兄ィニィの丘」。平成18年に公開された映画「涙そうそう」のロケ地となった場所で、映画のワンシーンにぴったりの素晴らしい景色が広がります。
また美らSUNビーチでは、1年を通してさまざまなイベントが開催されており、訪れるたびに違った楽しみ方ができるのも魅力の一つ。毎年4月上旬から10月末には、国内最大級の海上アスレチック「ちゅらウォーターパーク」が開催され、さまざまな形をした巨大なエア遊具が会場に浮かび上がります。
さらに美らSUNビーチ内にある売店では、自転車をレンタルすることも可能です。スポーツのあとや散歩の途中など、思い立ったときに気軽にサイクリングができるのは嬉しいですね。街中のように車を気にする必要がなく、急な勾配などもないため、初心者でも気軽にサイクリングを楽しめるでしょう。
周辺環境について
豊崎海浜公園から自転車で5分ほど進んだ場所に、水族館が併設されたショッピングセンター「イーアス沖縄豊崎」があります。最新の映像表現と空間演出を駆使した「DMMかりゆし水族館」では、海洋生物だけでなく、哺乳類や鳥類などを間近で観察することが可能。写真映えするスポットも豊富で、子どもから大人まで夢中になって楽しめます。
その他にも「アウトレットモール あしびなー」や「TOMITON」といった複合施設も点在しており、利便性の良さは申し分ありません。また那覇市へのアクセスも良いことから、ベッドタウンとしても注目を集めています。
スポット名:豊崎海浜公園
所在地:〒901-0225 沖縄県豊見城市字豊崎5-1
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