京都で夜散歩するならココ! 夜景のおすすめスポット5選
日本有数の観光地として国内外からの観光客が途絶えない京都。歴史的文化財や寺院、神社、そしてそれらの景観を守るために厳しく規制された風光明媚な街並みも京都の魅力ですよね。
しかし日中の京都市内は人が多く、美しい風景をカメラに収めるのもままならないほど。ゆったりのんびり京都の街を楽しむなら、観光客が減る夜散歩がオススメです。昼間とはまた違った京都の顔を見ることができ、幻想的なライトアップに感動してしまうかも。何度も京都へ遊びに行ったことがある人も、ぜひ夜の京都散策を体験してみてください。
今回は京都府内で夜散歩におすすめの夜景スポットを5箇所ピックアップ。美しい夜景が望める場所で気軽にお試し住みができるマンスリーマンションも併せてご紹介します。京都でお部屋を探す際は参考にしてくださいね。
1. 花見小路通
京都の花街で有名な祇園の中心部を通るメインストリート、花見小路通。三条通から建仁寺まで南北に約1km続く道で、沿道には数々のお茶屋が並んでいます。老舗の有名お茶屋が多い場所なので、夜になるとお座敷に向かう舞妓さんの姿を見ることができ、その華やかな異次元の美しさにうっとりと見入ってしまうかもしれません。「一見さんお断り」が祇園内にあるお茶屋の基本ルールですが、古い長屋を生かしたカフェや料亭などもあるので一般の方でも花見小路通での食事を楽しむことが可能ですよ。
夜の花見小路通は地面に置かれた灯篭の灯りによって石畳の道がぼんやりと照らし出され、これぞ京都という風情あふれる美しい景観が味わえます。木造の長屋が建ち並ぶ通り内にはところどころに見落としてしまいそうな路地の出入口があり、一本道をそれて散策してみるのも楽しいですね。古き良き和の香りが漂う素敵な場所に出会えますよ。路地の奥が住居になっている箇所もあるため、よく確認してから入っていきましょう。
京都の五大花街の中でもっとも規模が大きい祇園。花見小路通を含む祇園南側一帯は京都らしい歴史的な街並みを守るため建物や業種の規制が厳しくなされており、昔ながらの風景が維持されている貴重な地域です。祇園の近くには八坂神社があり、朱色の柱が暗闇に浮かび上がる夜のライトアップがとてもきれい。夜間の受付は閉まっていますが参拝は可能なので、夜散歩で祇園を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください。また、しなやかな柳の木々が趣ある白川もオススメの夜景スポット。暖かな灯りで照らされた川沿いは映えポイントですよ。
花見小路通がある祇園は、京都市内でも四条河原町の繁華街に近い都心部。京阪本線の祇園四条駅から淀屋橋駅まで最短約48分、京都河原町駅から阪急京都線で大阪梅田駅へ最短約42分と、大阪へのアクセスもしやすいエリアです。観光客やショッピング客が集まる場所なので、飲食店で働く人や夜職の方は徒歩で職場まで行き来できる便利な立地でしょう。コンビニは多数ありますがスーパーなどは少ないので、生活感より交通便の良さや都会性を重視する方の一人暮らしにオススメです。
施設名:花見小路通
所在地:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側
アクセス:京阪本線「祇園四条」駅すぐ、阪急京都線「京都河原町」駅から徒歩約5分
2. 京都駅
新幹線をはじめとするJR各線、市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線が大集結する京都随一のビッグターミナル、京都駅。その駅ビルは1日20万人近くが利用する京都の玄関口としてだけでなく、4~11階まで続く大階段、京都の街並みが一望できる屋上の大空広場、イベントやミニコンサートなどが行われる複数の広場など、様々な楽しみ方ができる観光スポットです。空の中を散歩しているような空中径路や、空間全体が壮大なアート作品である建築デザインなど、ほかの駅にはないたくさんの魅力が詰まった場所ですよ。
そんな京都駅で夜散歩にまずオススメしたいのは、10階にある空中径路「スカイウェイ」。京都駅のシンボルでもある数千枚のガラスと鉄骨が組み合わさった独特の建築が間近で見られるほか、径路の途中に設置された展望台からは真横にそびえ立つ京都タワーや京都市内の夜景が一望できます。夜22時まで無料で開放されているうえに、比較的観光客も少なく穴場ポイント。静かに京都の夜景を楽しみたい方や、二人だけの世界に浸りたいカップルにイチオシですよ。
冬季限定で行われるイルミネーション「光のファンタジー」は京都駅ビルで見逃せないロマンチックイベント。普段から約15,000個のLEDでライトアップされる大階段がクリスマスや冬仕様に変わり、7階の東広場は特別デザインのモニュメントが光り輝くフォトスポットに。またお隣の京都タワー展望室では、京都市街地の中でもっとも高い地上100mからの絶景パノラマを望むことができますよ。数々の世界遺産や国宝のライトアップが360度一挙に見渡せます。
JRをはじめ各路線が集まる京都駅は高速バスや市バスの路線も豊富でアクセス環境抜群のエリア。駅徒歩5分内に百貨店やシッピングビル、イオンモールなどのスーパーもありお買い物、外食、遊ぶ場所にはまったく困りません。歩いて15分内には自然豊かな梅小路公園や図書館、区役所もあり、ほど良い生活感が快適。ファミリー世帯も多く暮らす街なので治安面でも安心でしょう。女性の一人暮らしにも向いている地域ですよ。
施設名:京都駅
所在地:〒600-8023 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
アクセス:JR各線・市営地下鉄烏丸線・近鉄京都線「京都」駅
3. 伏見稲荷大社
朱い鳥居がずらりと並ぶ風景が有名な伏見稲荷大社は、江戸時代に願い事が叶ったお礼として鳥居を奉納する習慣があったことから、現在は約1万基もの鳥居が参道に建てられています。同社は全国各地に3万社もあるといわれる稲荷神社の総本宮なので、大晦日から三が日にかけて多くの参拝者が訪れる関西屈指の初詣スポット。普段からも家内安全、商売繁盛などの祈願でやって来る人が絶えない大人気の神社です。5月に行われる稲荷祭には壮大な儀式をひと目見ようとたくさんの見物客が駆けつけますよ。
伏見稲荷大社の夜散歩にオススメなのは10月に開催される「千本灯篭」。鳥居が並ぶ「千本鳥居」の石畳に多数の灯篭が置かれ、いつもの鳥居が幻想的な風景へと一変します。また11月の紅葉シーズンに10日間前後開催される特別ライトアップも要注目。大きな楼門が灯りに照らされ、御本殿前の石段に映し出されるプロジェクションマッピング、表参道に現れるキツネやモミジのスポットライト投影など、見ているだけで楽しくなる演出が施されます。
広くは知られていませんが、実は24時間参拝が可能な伏見稲荷大社。特別なライトアップ時期以外でも、暗くなると整然と連なる千本鳥居や境内の小社がほのかな灯りに照らされ、静かで神秘的な風景に。同社内はとても広く、敷地内の稲荷山は夜間に山頂まで登るのはやや危険です。途中の四ツ辻では木々の合間から市街地の夜景が見えるので、そこまで行ったら引き返すのが良いでしょう。電灯がついているとはいえ夜中は薄暗く、山中は野生動物が出没することもあるため、懐中電灯やスマホのライトは必要ですね。
同社の最寄り駅、稲荷駅はJR奈良線で京都駅から約5分。京阪本線の伏見稲荷駅は祇園四条駅から約9分で到着しますよ。お正月や紅葉の時期になると観光客で賑わう駅前にはカフェや食堂などの飲食店が多く建っていますが、少し離れた場所は緑豊かな自然の風景にあふれています。京阪とJRの2路線が利用できるので、大阪や京都の繁華街へ出かけやすいのも高ポイントでしょう。
施設名:伏見稲荷大社
所在地:〒612-0882 京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地
アクセス:JR奈良線「稲荷」駅すぐ、京阪本線「伏見稲荷」駅から徒歩約5分
入場料なし
駐車場:あり(無料)
4. 嵐山
京都の風光明媚な観光地と言えば、必ず名前が挙がる嵐山。同地のシンボルである渡月橋や竹林の小径、嵯峨野のトロッコ列車など、嵐山にはいくつものビューポイントがあり、春や秋になると観光客で混雑します。地名の由来でもある嵐山と透明度の高い桂川は、桜のシーズンになるとピンク色に、紅葉時期には鮮やかな秋色に染まり、その写真映えする見事な風景は日本さくら&紅葉の名所100選に選定されています。
日中も大変美しい嵐山ですが、夜の散歩やデートにもオススメのスポットですよ。昼間は緑が目にまぶしい竹林が夜になると金色に光り、期間限定でライトアップされる渡月橋は桂川の水面で揺らめく灯りと、ほんのり浮かび上がる嵐山がまるで絵画のような絶景に様変わりします。景色を遮る高い建物が一切ないので、晴れた夜は空に無数の星が輝き夜景の素晴らしさをさらに向上させていますよ。
京福電鉄嵐山線の嵐山駅線路沿いに、京友禅のポールが約600本も並ぶ「キモノフォレスト」。夜になるとポール内のLEDライトが一斉に点灯し、イルミネーションのようなきらびやかさを放ちます。金色の龍に向かって願い事をすると叶うと言われる「龍の愛宕池」は、駅のすぐ近くにあるので夜散歩に出向いた際はぜひ願掛けに立ち寄りたいですね。周辺には京都料理が味わえる料亭や名店が揃っているので、美味しい食事とともに夜の嵐山を堪能しましょう。
嵐山は山に囲まれた観光地のイメージが強いですが、JR、阪急、京福電鉄が通っており交通手段が複数選べる利便性の高い立地。阪急嵐山線なら京都市内のオフィス街、烏丸駅まで最短約17分。嵯峨嵐山駅からJR嵯峨野線で京都駅へ同じく約17分です。京福電鉄嵐山本線(通称・嵐電)なら四条大宮まで約24分で到着しますよ。それぞれの駅は場所が離れているので、嵐山でお部屋を探す際は目的に合った路線近くで探すと良いでしょう。
施設名:嵐山駅
所在地:〒616-8384 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町20-2
アクセス:京福電鉄嵐山本線「嵐山」駅すぐ
5. 将軍塚青龍殿
京都の夜散歩にオススメのスポットで、もっとも眺望の良い夜景スポットがこちらの将軍塚青龍殿です。京都市内の街並みから遠くは大阪までが見渡せる大パノラマは、多少アクセスしづらくても四季折々にふれて足を運ぶ価値大な場所ですよ。平安時代からこの地で京都の街を見下ろしてきた将軍塚は、京都市山科区に位置する東山の山頂部に存在。大正時代に天皇即位を記念して建立された青龍殿が、老朽化により約5年の歳月をかけて将軍塚に移築されたものが将軍塚青龍殿です。
将軍塚は青龍殿が移される以前から京都の夜景スポットとして知られていましたが、移築後に木造の大舞台が新築され、より市街地を広く見渡せるようになりました。枯山水で有名な青龍殿の庭園は周りを取り囲む山々の風景と合わせて見応え抜群で、200本以上の桜やモミジによるお花見・紅葉見物の名所として人気です。空が黄金に輝く夕焼け時間や、紅葉シーズンにライトアップが実施される秋の夜はまた格別の美景色。周囲に明るい建物がないため、思う存分きれいな夜景を楽しむことができますよ。
山の上に位置する将軍塚青龍殿は東山ドライブウェイを経由して、車での夜ドライブがオススメ。徒歩の場合は市営地下鉄東西線の蹴上駅からタクシーで5~10分、京都駅から乗車すると約20分で着きます。土日祝と11月には毎日運行されるバスでもアクセス可能です。京都の東山は有名寺社や史跡、名勝が多く観光地としても人気が高い地域なので、青龍殿以外の見どころや、湯豆腐・精進料理など京グルメの美味しいお店もたくさんありますよ。
将軍塚青龍殿が建つ東山のふもとには京阪線や地下鉄東西線が走っているので、京都市の都心部や大阪までの交通便が良好。山科駅でJR湖西線に乗り換えれば京都駅まで最短約18分です。大学のキャンパスが多い地域なので一人暮らし向けの物件も豊富。八坂神社や南禅寺など観光スポットが多数あるものの、夜間は静かで暮らしやすいエリアでしょう。
施設名:将軍塚青龍殿
所在地:〒607-8456 京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
アクセス:市営地下鉄東西線「蹴上」駅からタクシー約5分
入場料大人500円・中高生400円・小学生200円
駐車場:あり(無料)
気になるエリアはマンスリーマンションで「お試し住み」!
今回は京都府内で夜散歩にオススメの夜景スポットを5箇所ご紹介しました。どこも京都ならではの風光明媚な景色が味わえる美しい場所ばかりですよ。観光で一度訪れるだけでなく、何度も通うほどその場所の歴史や奥深さがうかがい知れるはず。一人でも誰かと一緒でも楽しめる京都の夜散歩をぜひ体験してみてくださいね。
どんな街かもっと知りたい方は、気軽にお試し住みができるマンスリーマンションがオススメ。生活に必要な家具家電が完備されていて大掛かりな引っ越しも必要ありません。お気に入りの夜散歩スポットが見つかったら、ぜひ短期滞在でその魅力を探ってみましょう。