【大阪】休日に出かけてみよう! オススメ図書館5選。

読書が趣味の方にとって、本の保管場所に困らずお金もかからない図書館はとてもありがたい存在ですよね。ご近所にあれば好きな時にいつでも本が借りられて、思う存分趣味を楽しむことができるでしょう。

蔵書の検索や貸し出し予約、電子書籍サービスを行っているところなら自宅のパソコンやスマホで本を閲覧することも可能。読書以外にも資格取得の勉強や語学学習など、様々なシーンで図書館は必要になってきます。静かで空調が効いていて快適な図書館なら、家よりも集中して本を読むことができそうですね。

今回は大阪府内でオススメの図書館を5つ選んでご紹介します。主要駅に近くて便利な場所ばかりなので一人暮らしにもぴったり。気になる図書館の近くで気軽にお試し住みができるマンスリーマンションも併せてご紹介しますよ。ぜひお部屋探しの参考にしてくださいね。

1. 大阪府立中之島図書館

大阪府下に2館ある府立図書館のひとつ「大阪府立中之島図書館」は、明治37年に開館し一世紀以上の歴史を誇る関西有数の文化施設。西洋のお城を彷彿させる重厚感あふれるネオ・ルネッサンス様式の建物は国の重要文化財に指定されており、明治から大正時代にかけて増設された同館は第二次世界大戦での大阪大空襲からも免れたため、今なお外観・内観ともに当時のままの姿で残っています。

館内に入ってまず驚くのは、まるで映画の中にいるようなレトロで優雅な大階段とドーム型の吹き抜け空間。中央ホールに置かれた知性と野性を表す2体の彫刻や、バロック建築の内装、格調高いヨーロッパ家具の数々など隅々まで時代の重みを感じさせるエレガントな雰囲気にあふれています。

館内は図書館フロア以外にも貸し会議室やレンタルスペースもあり、ワークショップ、演奏会、ロケ撮影など様々な用途に利用されていますよ。建物内のガイドツアーも行っているので、古い建築物が好きな方はぜひ参加してみてくださいね。

1~3階にまたがる図書館には約55万冊の蔵書があり、一般書よりも古文書や大阪の歴史文献、ビジネス関係の書籍や資料などを多く所蔵しています。新聞室やビジネス資料室、担当司書が関係書類探しをお手伝いしてくれる相談カウンターなどがあり、読書というよりは大人の勉学や調べもの、仕事関係で訪れる方が多いですよ。

館内にはデンマークの伝統料理スモーブロー専門店があり、魚介や野菜、果物、お肉などを乗せたオシャレなオープンサンドが食べられます。フルーツをたっぷり使った無料のデトックスウォーターなど女性にうれしいサービス満載なカフェなので、ちょっとひと息つくのにぴったりですね。

図書館が立地する中之島は、大阪市北区の中でも美しい景観や同館と同じく歴史的な建造物が多く建つ街。大阪メトロ御堂筋線の淀屋橋駅、京阪中之島線の大江橋駅が最寄り駅ですが、梅田の中心地まで徒歩でも行ける超都心エリアです。街全体がきれいで洗練されている中之島周辺は人気が高い地域なので地価もハイグレード。若い方の一人暮らしには少々敷居が高いかもしれません。堂島川を渡って西天満や曾根崎の方へ足を伸ばせば価格帯も落ち着いてくるでしょう。

詳細情報

施設名:大阪府立中之島図書館
所在地:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島1-2-10
アクセス:大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋」駅・京阪中之島線「大江橋」駅すぐ
開館時間:9:00~20:00(土は17:00まで。日祝休館)
駐車場:なし

2. 大阪府立中央図書館

上記でご紹介した中之島図書館ともうひとつの府立図書館が、東大阪市にある「大阪府立中央図書館」です。こちらは中之島図書館と違って平成8年に開館した比較的新しい施設で、大阪府が掲げる福祉のまちづくり条例が初めて適用された全バリアフリーの設計になっています。同館は一般書籍をメインとした約208万冊の蔵書数を誇る国内最大級の巨大図書館。地下の書庫はあまりに広大なため、職員は自転車で庫内を移動するそうですよ。

広々とした明るい吹き抜けのエントランスを通ると閲覧室が1~4階に分かれていて、返却式のコインロッカーが設置されているので荷物が多い時でもゆっくり本が探せます。1階の半分を占める「こども資料室」には読み聞かせ専用の部屋や小さめのテーブルと椅子、膨大な数の絵本や子供向けの書籍が並んでいて、子連れにはとてもありがたいスペースです。

2階の新聞コーナーには全国紙を保存した巨大な書棚がずらりと整列、読みたい記事が検索できる端末も設置されています。大小様々な会議室では常時イベントが開催されており、どの催しもすぐ満員になるほど人気なのだとか。コンセント完備の閲覧テーブルならパソコンを持ち込んで自習ができるので勉強がはかどりそうですね。目が疲れてきた時は、3階の屋上庭園で緑に癒されながらお弁当やおやつを食べて休憩しましょう。

東大阪市の荒本駅から徒歩約6分の同館は、大阪メトロ中央線(近鉄けいはんな線)で本町駅から約16分。梅田やなんば駅からは乗り換え1回で約30分です。また圧巻の夜景で有名な近畿自動車道の東大阪ジャンクションに近いため、車でも市内外への移動がしやすいですよ。

駅前にはイオンやスーパーライフがあり夜遅くまで営業しているので一人暮らしでも安心。ライフが入る商業施設内には100均ショップやコーナン、スポーツ用品店があり日用品の調達には困りません。個人経営のクリニックや飲食店が多くファミリー層にも人気の街です。

詳細情報

施設名:大阪府立中央図書館
所在地:〒577-0011 大阪府東大阪市荒本北1-2-1
アクセス:大阪メトロ中央線(近鉄けいはんな線)「荒本」駅から徒歩約6分
開館時間:9:00~19:00(土日祝17:00まで。月曜休館)
駐車場:あり(有料)

3. 大阪市立中央図書館

名称が少しややこしいですが、こちらの「大阪市立中央図書館」は大阪府ではなく大阪市の管轄下にある公共図書館です。市内の24自治区にそれぞれ配置されている市立図書館のセンター機能を果たす中心施設となっています。2台の移動図書館を所有している同館は、たくさんの本を積んで小学校や公園、公民館などを巡回しており、図書館まで出向くことが難しい年配の方や赤ちゃん連れの親子などから親しまれています。

大阪メトロ長堀鶴見緑地線の西長堀駅からすぐの場所に建つ同館は、北堀江に近く心斎橋へも歩いて行ける距離なのでお買い物ついでに立ち寄れる便利なスポット。こちらで借りた本は市立図書館のどこでも返却が可能なので、通勤途中など都合の良い場所で返せるのが大きなメリットでしょう。もちろん他の区で借りた本を同館で返却することもできますよ。

自分のパソコンやスマホで市立図書館全館の蔵書が検索でき、借りたい本があれば貸し出し予約も可。図書館でじっくり本を探す時間がない忙しい方にはうれしいシステムですね。

約190万冊の蔵書を所有する市立図書館の中心的な存在である本館は、1,000席以上の座席があるので混み合う休日でもゆっくり座って本を読むことができます。一人席には席ごとに仕切りが立てられているので、人の目が気にならないのも良いですね。地下にはランチ&カフェタイムのみ営業している食堂があり、リーズナブルな価格でプレート定食や麺類が食べられます。お子様ランチも用意されているので子供連れでも入りやすいですよ。

大阪メトロ長堀鶴見緑地線と千日前線の2路線が乗り入れる西長堀駅は、ミナミのオシャレスポットである北・南堀江に近く若者カルチャー発信地のアメリカ村も徒歩圏内。心斎橋まで歩いて15分強、自転車なら7分程度で行き来できるので、ミナミで深夜まで遊んでもタクシーを使わず帰れる利便性の高いエリアです。オフィス街の御堂筋本町へも自転車で約10分なので、自転車通勤を望む方の一人暮らしにオススメします。

詳細情報

施設名:大阪市立中央図書館
所在地:〒550-0014 大阪府大阪市西区北堀江4-3-2
アクセス:大阪メトロ長堀鶴見緑地線・千日前線「西長堀」駅すぐ
開館時間:9:15~20:30(土日祝17:00まで。第1・3木曜休館)
駐車場:あり(有料)

4. 吹田市中央図書館

阪急千里線の吹田駅、豊津駅から歩いて約10分、JR京都線の吹田駅から徒歩15分の場所にある「吹田市立中央図書館」は、9図書館1分室から成る吹田市立図書館の中心的な施設として昭和46年に開館。プールや体育館を併設する片山公園の緑に囲まれた環境の良い静かな図書館です。吹田市の地域資料や行政資料を収集、保存している同館は、近年大規模な改修工事を終えてリニューアルオープンしたばかりのきれいな建物ですよ。

移動図書館を所有している同館は市内の27箇所を月一度巡回しており、図書やマンガ、紙芝居などを貸し出しています。吹田市で1970年に大阪万博が開催されたこともあり、同館のエントランスには当時のニュージーランド館で展示されていた巨大壁画の太平洋が復元され飾られていますよ。

細かく分類された書籍フロア以外にも、1~4階にわたって自習室や研究室、電算室といった設備が揃っている館内は、約260の座席が設置されていてパソコンの持ち込みも可能なため、静かな環境で勉強や調べものができると市民から好評です。

蔵書数約29万冊の同館は吹田市の公共施設が集まる出口町に位置しており、近くのアサヒビール工場や迎賓館は人気の高い観光スポットです。関西大学のキャンパスにも近く学生が多いエリアなので、同図書館の自習室では勉強にはげむ大学生の姿がよく見られます。大阪北摂の閑静な住宅街として知られファミリー世帯がたくさん暮らす吹田市は、治安も良く女性の一人暮らしでも安心して住める街でしょう。

同館最寄りのJR吹田駅から大阪駅まで約9分、阪急千里線の吹田駅からは大阪梅田駅まで約17分です。どちらも乗り換えなしの直通なので、梅田近辺で働く方は通勤しやすいですね。JRでも阪急でも梅田には京都や神戸に接続する路線が乗り入れているので、府外へ移動する場合の乗り換えもスムーズ。JR吹田駅には駅直結のイオンがあるほか、近くには活気あふれる商店街もありお買い物環境が整っていますよ。

詳細情報

施設名:吹田市立中央図書館
所在地:〒564-0072 大阪府吹田市出口町18-9
アクセス:阪急千里線「吹田」駅から徒歩10分・JR「吹田」駅から徒歩15分
開館時間:10:00~18:00(木金20:00まで。毎月最終の木曜休館)
駐車場:あり(無料)

5. こども本の森 中之島

春や秋になると数百種類の色とりどりなバラが咲き誇る中之島公園。その北側エリアに2020年開館した「こども本の森 中之島」は、世界的な建築家の安藤忠雄氏が設計・デザインし大阪市に寄贈した文化施設です。大阪出身の同氏は子供向けの図書館を建築するのが長年の夢で、地元大阪への恩返しの意味もあり企業の支援を募って造られたそうですよ。

コンクリート打ちっぱなしのシンプルな外観と建物前に置かれた大きな青りんごのオブジェがひと際目を引く同館は、足を踏み入れた途端に絵本の世界へ入り込んだようなワクワクする空間が広がっています。

床から吹き抜けの天井まで壁面一杯に並ぶ書棚には絵本や児童文学書、小説、図鑑など寄贈本を含む世界中の子供向け書籍が手に取りやすくレイアウトされています。木の温もりを感じられる椅子やテーブル、ベビーカーでも移動できるように配置されたエレベーター、授乳室の完備など子供連れに配慮した優しさあふれる施設ですよ。

こども本の森はその名の通り子供向けの図書館ですが、大人だけの入館も可能。現在、先着50名以外は事前予約が必要で、イベント時は朝一でも予約なしでは入館できません。

また一般的な図書館と違って本の貸し出しは行っておらず、建物内で閲覧、読書するシステム。ただし中之島公園のみ一人一冊だけ本の持ち出しが許可されているので、天気の良い日は園内のバラを眺めながら本を読むこともできますよ。

同館が位置している中之島は堂島川と土佐堀川にはさまれた中洲地帯で、中之島公園をはじめ中央公会堂や中之島図書館など歴史的な建造物が多く残る景観の良い街です。こども本の森に近い北浜駅は大阪メトロ堺筋線と京阪本線が乗り入れる駅で、御堂筋線の淀屋橋駅にも徒歩5分程度で行けるため3路線が利用可。

夜になると中之島に架かる橋が美しくライトアップされ、北区の中でも有数の夜景スポットに様変わりします。近くには億単位のタワーマンションが建つセレブエリアなので家賃も高額帯ですが、一度は住んでみたいと思わせる魅力的な街ですよ。

詳細情報

施設名:こども本の森 中之島
所在地:大阪府大阪市北区中之島1-1-28
アクセス:大阪メトロ堺筋線「北浜」駅・京阪中之島線「なにわ橋」駅すぐ
開館時間:9:30~17:00(月曜休館)
駐車場:なし

図書館の近くでお試し住みするならマンスリーマンションがオススメ!

今回は大阪府内のオススメ図書館を5館ご紹介しました。快適な環境でゆっくり読書や勉強ができ、最寄り駅から歩いて行ける便利な立地なのでお買い物や遊びのついでに立ち寄りやすいですよ。ぜひ近くのエリアに住んで好きな時に本が読める生活を送ってみたいですね。

どんな街かもっと知りたい方は、気軽にお試し住みができるマンスリーマンションがオススメ。生活に必要な家具家電が完備されていて大掛かりな引っ越しも必要ありません。お気に入りの図書館が見つかったら、ぜひ短期滞在でその魅力を探ってみましょう。