半年だけ暮らすならマンスリーマンションが最適!賃貸・ホテルとの比較も。

「半年間だけ別のところで生活」と考えると。思い浮かぶのはマンスリーマンションではないでしょうか。ただ「マンスリー」の名称から1ヶ月だけしか契約できないと考えている方もいます。

そこで今回の記事では、マンスリーマンションを半年だけ活用したくなるケースや利用するメリット、注意点を詳しくご紹介します。マンスリーマンション以外の選択肢もあるなら、検討してみたいと考える方もいるかもしれません。他の暮らし方もマンスリーマンションと比較してメリットとデメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

マンスリーマンションに半年住みたい!と思うのはどんなとき?

半年だけマンスリーマンションで暮らしたいと思うシーンを6つご紹介します。今の自身の状況に当てはまるシーンがあれば、ぜひマンスリーマンションを検討してみてくださいね。

一人暮らしのお試し

実家で生活していた方が、いきなり一人暮らしをするのは「本当にできるのかな」と不安になりやすいことでしょう。一人暮らしが自分にできるのかを確認するには「お試し住み」が便利です。

マンスリーマンションは短期間契約ができるので、気軽に一人暮らしを体験したい方にオススメです。お試しで一人暮らしをして「無理だ」と思ったときはすぐに退去も可能。一人暮らしへの自信ができてから、本格的なお部屋探しをしても遅くはありません。

同棲のお試し

カップルでいきなり同棲を始めるのはハードルが高く、価値観の違いや生活リズムのギャップで関係悪化する恐れがあります。今まで別々の環境で育ってきた2人が同棲を始める前に、まずはマンスリーマンションで半年間だけ一緒に住んでみるのです。

お試し同棲は、今後2人が円満な生活を送るための準備期間。半年もあれば、お互いの価値観や生活リズムが把握できるので、本格的な同棲へ移行後も揉めずに過ごせるでしょう。

本拠点が見つかるまでの仮住まい

自分にとって住み心地の良い場所を探したいときはありませんか。「3月に学校や職場近くの物件を探したけれど、空きがなかった」などの事態に、頭を悩ませることもあるでしょう。

暮らしやすい場所探しをしているときや新生活に向けて物件が埋まりやすい時期などは、仮住まいをしたいですよね。本拠点を見つけるまでの期間の住まいには、マンスリーマンションがピッタリです。狙いの部屋が空くまでマンスリーマンションでしばらく暮らせば希望通りの新生活がスタートできます。

リフォーム中の仮住まい

お家のリフォームを実施するとき、工事対象の範囲にもよりますが数ヶ月程度の期間が必要です。リフォームではなく、建て替えなら工事終了まで1年弱かかるでしょう。リフォームや建て替えの期間中、ずっとホテル暮らしはつらいものです。客室内にはキッチンがないため、自炊ができません。洗濯もコインランドリーに頼るため、ホテルの宿泊費以外の生活費がかかります。

リフォームや建て替えの工事終了まで、マンスリーマンションで暮らすのも1つの方法です。通常の賃貸物件のような内装設備なので、キッチンで自炊をしたり、自室で洗濯をしたりができますよ。

長期出張での滞在先

半年にも及ぶ長期出張が命じられたとき、どこで生活をすればよいのか戸惑うことでしょう。出張中の滞在先にホテルを選ぶ方も、もちろんいます。しかしホテルは宿泊施設なので、「暮らす」ことにはあまり向いていません。

客室の外に出るときは、きちんとした服装にしないと他の方からの視線がつらいものに。長期出張中も普段の生活のように、居心地良く過ごしたいものですよね。通常の賃貸物件のように暮らせて、出張期間限定で契約できるマンスリーマンションが最善の選択でしょう。

夏や冬のシーズンを満喫したいとき

マリンスポーツやウィンタースポーツなどを満喫するため、期間限定で特定のエリアに住みたいと考える方もいることでしょう。マンスリーマンションを活用して、北海道や沖縄にも半年だけ住み、自分が楽しみたいレジャースポットを満喫することが可能です。

テレワークで仕事をして、時間ができたらレジャーを気軽に楽しむ生活も叶えられます。気分のリフレッシュがしやすいので、ストレスをためにくく快適な暮らしができそうですね。

マンスリーマンションにそもそも半年も住めるの?

マンスリーマンションは、1~3ヶ月程度の短期滞在で利用されるケースが多い傾向です。しかし実は、半年や1年のような長期滞在も可能です。転勤や就職、新居の購入前などのさまざまな理由で半年以上マンスリーマンションを利用する人もいます。半年間の滞在を考えている場合は、以下の2つを意識すると良いでしょう。

  • 複数の物件を比較し、自分に合うかをイメージする
  • 半年間の契約に必要な金額をシミュレーションする

マンスリーマンションは、短期だけでなく長期滞在にも適した住まいです。半年以上の滞在を検討している方は、ぜひマンスリーマンションを候補に入れて探してみましょう。

半年住む場合、マンスリーマンション以外の選択肢は?

半年だけ住む場合、マンスリーマンション以外の選択肢を2つご紹介します。自分に合った暮らしができるのかをイメージしてから選ぶようにしましょう。

賃貸物件との比較

マンスリーマンション以外の選択肢として、思い浮かぶのは通常の賃貸物件ではないでしょうか。ただし半年間だけ暮らそうと思っても、契約できないケースは珍しくありません。

賃貸物件は最低契約期間を2年と設定しているところが多く、半年は短すぎて断られるのです。もし半年の契約ができても、期間の短さから違約金が発生するかもしれません。

(例)賃貸:10万円/月・マンスリーマンション:14万円/月の場合

※マンスリーマンションは水道光熱費込みで計算

通常の賃貸物件 マンスリーマンション
敷金(1ヶ月分) 10万円 0円
礼金(1ヶ月分) 10万円 0円
家賃(6ヶ月分) 60万円 84万円
清掃費 0円 2.8万円
仲介手数料(1ヶ月分) 10万円 0円
火災保険料 1.5万円 0円
水道光熱費(6ヶ月分) 6万円~12万円 0円
合計 約100万円 86.8万円

半年に必要な費用を比較するとマンスリーマンションはお得感がありますね。水道光熱費なども料金に含まれるケースが多く、生活費の計算が楽で、契約関係の手間も発生しないのが利点です。

ホテルとの比較

ホテルも期間限定で暮らすための場所として候補に入れる方もいますよね。客室内はスタッフが清掃するため、自分で掃除をする負担がありません。しかしホテル暮らしは1ヶ月未満なら問題なく過ごせても、半年は意外に厳しいものです。宿泊費の他にも費用がかかり、割高感があります。

(例)ホテル:8000円/日・マンスリーマンション:14万円/月の場合

ホテル マンスリーマンション
家賃・宿泊費(6ヶ月分) 144万円 84万円
清掃費 0円 2.8万円
食費(6ヶ月分) 36万円 18万円~24万円
コインランドリー費(6ヶ月分) 9万円 0円
合計 189万円 約110万円

ホテルはキッチンがないため、食事は外食頼みに。一方でマンスリーマンションは自炊ができるため、食費を抑えやすいでしょう。コインランドリーを活用するホテル暮らしと洗濯機が完備されたマンスリーマンションでは、ささいなことの積み重ねでかかる金額に大きな違いが出ますね。

半年だけの住まいにマンスリーマンションを選ぶメリット

半年間だけの住まいに、マンスリーマンションを選ぶメリットは4つあります。それぞれ詳しく説明をするので、住まい探しの参考にしてくださいね。

敷金礼金が不要

マンスリーマンションは基本的に敷金と礼金が不要です。入居時に必要な初期費用を大きく抑えられる点は、マンスリーマンションの魅力でしょう。新生活を始めてからしばらくは、何かと出費がかさなるケースはよくあります。

マンスリーマンションなら出費が抑えられるため、今後の生活に向けての安心感が得られやすいでしょう。管理会社によって、初期費用やオプションなどのルールが異なります。契約前にはプランの内容はしっかり確認してくださいね。

家具家電が備え付け

マンスリーマンションは家具家電がすでに部屋に備えられています。自分で買わなくて良いため、手間が省け出費を抑えられます。家具家電を自分で設置しようとすると、大きさを測ったり、置く向きを考えたりなどの作業が必要です。

しかしマンスリーマンションなら、わずらわしい工程を一気に省けます。お部屋に家具家電が設置済みなので、少ない荷物で引っ越しできます。引っ越し業者に依頼しなくてもカバン一つで入居も可能。退去時にも家具家電は置いたままで、持ち込んだ荷物を運び出すだけです。

インフラ契約の手間が不要

水道・電気・ガスの開栓や開通の手続きは、入居日に合わせて実施するのが一般的です。場合によっては立ち会いが必要なケースもあり、日程調整に面倒くささを感じる方も多いでしょう。

マンスリーマンションなら、インフラ契約をしなくても入居した日から使えます。高速の光インターネットが使い放題のお部屋もあります。退去するときもインフラの解約手続きが発生しません。マンスリーマンションは、入居者の負担が軽減できる住まいですね。

キャンペーンの適用でさらにお得になる可能性も!

コスパ良く住めるマンスリーマンションですが、さらにお得に暮らせるキャンペーンを実施している場合があります。閑散期にキャンペーンを実施するケースが多いので、こまめにホームページを確認しましょう。清掃費半額もしくは無料キャンペーン、1ヶ月以上の長期契約で家賃割引などがあります。

マンスリーマンション暮らしの注意点

最後に、マンスリーマンションで半年間だけ暮らす際の注意点を5つご紹介します。通常の賃貸物件とは異なる住まいなので、注意事項を抑えたうえでお部屋探しをしましょう。

一括前払いが多い

マンスリーマンションは滞在期間中に発生する料金を一括前払いが一般的です。事前にまとめて払うからこそ、大家さんから見ても家賃滞納のリスクがなく安心して貸し出せます。通常なら収入や勤続年数を確認に時間を要しますが、マンスリーマンションは審査が簡素。一括前払いができるなら、収入や勤続年数をそこまで重視されないのです。

初期費用を抑えられてトータルでのコストが抑えられても、一度の支払い額としては高額に。もし一括前払いが難しい場合、分割払いが可能な会社を探してみましょう。分割支払いに対応しているかを問い合わせるのも方法の1つですよ。

途中解約のルール確認が必要

半年契約をしていても、自身の都合により途中で解約することも起きるでしょう。もともと契約していた期間満了までに解約はできますが、運営会社に手続きについての確認が必要です。「滞在期間が短くなるかも」とわかった時点で、早めに解約手続きについて尋ねておくと良いでしょう。所定の期間前に申し出ると、契約していた残りの日数分だけの返金が受けられるケースもあります。

延長する場合のルール確認が必要

「半年契約だったけれど、1年間暮らしたい」のように、期間延長をしたいこともあるでしょう。マンスリーマンションのシステム上、契約期間終了後は次の予約が埋まっている可能性があります。予約で埋まっている場合、同じ部屋の延長はできません。通常の賃貸物件と異なり、期間の延長が入居者の意思で自由にできないのです。

期間延長が決まった時点で、まずは運営会社に相談してください。同じところに住み続けるのは難しくても、別のお部屋に住み替えるなどの解決策を提案してもらえることがあります。いつまでに期間延長の相談をすれば良いのかは、入居前に確認しておくと安心ですね。

家具家電の損傷は自己負担の可能性あり

マンスリーマンションには家具家電が備え付けられているため、自己負担なく入退去が身軽ですよね。ただお部屋の家具家電は、管理会社のものという認識は常に持つようにしてください。

故意に破損させたと判断された場合、修理費用を請求されるかもしれません。電球切れや通常使用での破損は、無償で交換対応してもらえる可能性があります。相談窓口を設けられている場合は、まずは連絡してみましょう。

住民票の異動が困難

通常は引っ越しとセットでおこなう住民票の異動が、マンスリーマンションの場合はできません。マンスリーマンションが居住する場所として、みなされていないからです。マンスリーマンションの契約が終われば本来住んでいたお部屋に帰宅するため、あくまでも「仮住まい」なのです。

住民票の異動ができないため、車の免許証更新時には注意してください。免許証に記載の住所が管轄している地域で更新をします。郵便物は住民票の異動に関係なく、マンスリーマンションで受け取り可能です。郵便局に転送届の手続きをするだけで、1年間新しい住所へ届けてもらえます。マンスリーマンションを退去後に元のお部屋に戻る場合は再度、転送届提出し配達先を変更しましょう。

半年だけなら住むなら、手軽に契約できるマンスリーマンションが一番!

マンスリーマンションは一人暮らしや同棲のお試し住みに活用したり、本拠点が見つかるまでの仮住まいとして使ったりなど、さまざまなシーンで利用できます。通常の賃貸物件では半年の契約は短すぎるため断られるケースがほとんどでしょう。

ホテル暮らしも選択肢として挙げられますが、宿泊費以外の費用がかかるためあまりオススメできません。マンスリーマンションなら敷金礼金が不要で、家具家電は備え付け。初期費用を大幅に抑えて、新生活がスタート可能です。

半年の期間限定で暮らすなら、手軽に契約できるマンスリーマンションが最善策です。キャンペーンの適用でさらにお得に住めるお部屋もあります。まずは、気になるエリアのお部屋を探してみましょう。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。