街歩き「大通駅」│札幌都心のど真ん中!市内トップクラスに住みやすい街│vol.162

暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は札幌市中央区の大通駅周辺を散策してみました。

-「大通駅」の利便性は札幌市内でも抜群!–

札幌市中央区の真ん中に位置する大通駅。さっぽろ駅は北海道の玄関口として市外とのアクセスの中心になっていますが、札幌市内に関しては大通駅のほうが発達しています。大通駅は、市内の交通アクセスだけではなく、ビジネス・ショッピング・グルメすべての中心部です。

通勤にもお買い物にも便利な大通駅は、札幌の住みたい街ランキングでいつも上位に選ばれています。都心に位置するため家賃はかなりお高めですが、その住みやすさから老若男女問わず人気です。

オフィスビルと商業ビルが密集した車も人も多い街ですが、大通り公園や植物園などの緑豊かな公園もあります。繁華街が近いわりに治安は安定しており、車通り人通りも多いため夜に歩いていても心配ありません。女性の一人暮らしにもおすすめのエリアです。

-「大通駅」は札幌市内のアクセス中心部 –

大通駅6番出口の様子

大通駅は、札幌市の地下鉄3路線すべてが通っている唯一の駅です。さらに札幌市電の駅が近く、バスの交通網も集中しています。さっぽろ駅よりも札幌市内全域にアクセスしやすい立地になっています。

地下鉄南北線は、大通駅をはさんでさっぽろ駅とすすきの駅を通っており、3路線の中でも一番利用者が多い路線です。沿線にある駅も人気の観光スポットや飲食店のある駅が多く、お出かけに使えます。

地下鉄東西線も、サッポロファクトリーの最寄り駅であるバスセンター前駅や、おしゃれなカフェが多い円山公園駅があるため休日のお出かけに便利です。とにかく札幌市のどこでもアクセスしやすいため、お出かけが好きな方や市内転勤がある方にぴったりです。

札幌市中央区にはレンタルバイクサービス「ポロクル」のポータルが密集しており、大通駅周辺は平坦な地形のため自転車での移動にも便利になっています。

駅構内の様子

改札口の様子

ショップが密集する地下街

大通駅は地下1階から4階まである札幌で最大規模のターミナルになっており、地下街が発達しているのも魅力のひとつ。南北線のさっぽろ駅とすすきの駅、東西線の西11丁目駅は地下道でつながっているため、天候の悪い日でも楽に移動することができます。

地下街にはポールタウンやオーロラタウンなどのショッピング街があり、たくさんの商業施設に直結しています。まさに地下街だけですべてが完結する大変利便性の高い駅です。

– 雨の日も便利!地下街エリア –

大通駅の待ち合わせスポット

大通駅の構内には、日本でも有数の地下街が形成されています。札幌市内の中心部にはすべて地下道を通って移動できます。食事もショッピングも地下街だけで完結する、出不精の方にぴったりの街です。

地下街にあるマルチビジョンHILOSHI前は、大通駅周辺で一番有名な待ち合わせスポットにもなっています。そんな大通駅の地下街の魅力をご紹介します。

– ポールタウン –

ポールタウンの様子

大通駅の地下街の中でもっともにぎわっているのが、このポールタウンです。札幌オリンピックの前年である1971年に開業してから、札幌市民の生活に深く根付いています。地下鉄南北線すすきの駅に直結しており、移動するためだけでも多くの人が利用しています。

PARCOや狸小路商店街にも直結しており、雨の時や冬の時期でも楽に行き来できます。ポールタウン内にはアパレルショップや飲食店が多く立ち並び、平日でも大変なにぎわいです。3COINSや携帯ショップ、日用品の修理と合鍵作成の専門店など、地元住民にとっても便利なお店がたくさんあります。

– オーロラタウン –

オーロラタウンの様子

ポールタウンよりも影が薄いオーロラタウンですが、じつはポールタウンの約3倍の面積を誇る札幌随一の地下街です。札幌市役所、札幌丸井今井、さっぽろテレビ塔などの主要施設に直結しています。ポールタウンは若者向けのショップが多いのに対し、オーロラタウンは昔ながらの施設が残っています。

とくに道産食材セレクトショップ「きたキッチン」は、ショップのほかにもイベントスペース「オーロラプラザ」やオープンスペース「オーロラスクエア」が設けられているなど、札幌市民の暮らしの寄り添った地下街になっています。

観光客にも人気の「小鳥の広場」

オーロラタウンの目玉はなんといっても「小鳥の広場」。ガラス張りのスペースにかわいいセキセイインコたちが飛び回り、通りがかった人々を癒してくれます。

– 地下歩行空間「チ・カ・ホ」-

地下歩行空間の様子

大通駅からさっぽろ駅まで約520mの地下街です。日本有数の経済都市である札幌の利便性向上のために、2011年に開通しました。ポールタウン・オーロラタウンに比べると地下道に面したショップは少ないですが、グランドホテルや赤レンガテラス、日本生命ビルなど多くの商業ビルに直結しています。中央警察署や銀行にも直結しており、日常生活の手続きにも便利です。

この地下歩行空間ができてからは東西線大通駅から南北線さっぽろ駅まで乗り換えする必要がなくなり、大通駅の利便性がより高まりました。広場は一般貸出をしており、時期によってイベントやマルシェが開催されています。

– 札幌一のビジネス街が広がる大通駅北側エリア –

北側エリアの様子

さっぽろ駅までつながる大通駅の北側は、市内でもっともビルが密集したエリアです。特にオフィスビルが多く、ビジネスマンが行き交う札幌経済の中心部となっています。その一方で、札幌市の歴史的な施設も点在している人気の観光スポットです。

– 都心のオアシス!大通公園 –

木々が生い茂る大通公園

大通西1丁目から大通西12丁目までの全長1.5kmに及ぶ広大な大通公園。札幌を南北に分断するランドマーク的存在です。春の桜や初夏のライラック、秋の紅葉など、約40種の木々や季節ごとの花々を楽しむことができます。

冬のイルミネーションやクリスマス市、そして雪まつりは、北海道を代表する冬の風物詩です。園内にはテレビ塔や北海道ゆかりの彫刻家によるオブジェなど、見ごたえのある光景が点在しています。ビル街の中に青々とした自然があふれる大通公園は、まるで都会のオアシス。観光客や地元住民の憩いの場として、常に多くの人々が行き交っています。

– 人気の観光スポットでもある札幌時計台 –

赤い星がトレードマークの札幌時計台

札幌観光の広告に使われることが多い札幌時計台。札幌市のシンボルでもあり、開拓当時の面影を深く残した貴重な建造物です。正式名称は「旧札幌農学校演武場」で、北海道大学の前身である札幌農学校の中央講堂として使われていました。

欧米の建築様式を活用して創意工夫のもと建てられ、ほかでは類を見ない独特のデザインになっています。ビル街のど真ん中にポツンと佇む様子が、イメージよりも小さくて「ガッカリスポット」といわれることも。しかし、札幌時計台は開拓当時の歴史を感じることができる、札幌の歴史がギュッとつまったスポットです。

– 札幌を代表する老舗のグランドホテル –

グランドホテルのレトロな外観

昭和初期に建築されたグランドホテルは、札幌の発展をすぐそばで見守ってきた由緒あるホテルです。北海道初の本格的洋式ホテルとして誕生し、建設当時は札幌市内でもっとも高い建物でした。ビザンチン風の華やかでモダンな外観、玄関のステンドグラス、ホール床のモザイクタイルなど、クラシックで特別な雰囲気を演出しています。

90年以上経ったいまでも多くのビジネスマンや観光客が宿泊し、地元住民にも美食のホテルとして利用されています。ホテル内にはスターバックスコーヒーやベーカリー、そして7つのバーとレストランがあります。

– ショッピングとグルメの宝庫!大通駅南側エリア –

南側エリアの様子

大通駅の南側は、北側に比べると背の低い雑居ビルが多いエリアです。最北最大の繁華街すすきのがあり、特に居酒屋やバーなどの飲食店が密集しています。若者に人気のおしゃれなショップが多いのも特徴。

– 札幌の流行の最先端「The JOHNSON STORE(ザ・ジョンソンストア)」–

The JOHNSON STOREの外観

大通駅から徒歩4分の札幌市電通り沿いにあるインテリアショップです。1階は東京でも人気のACTUSを扱った海外モダンのインテリア、2階はナチュラルヴィンテージの家具とハイセンスな雑貨を取りそろえたナチュリエスタジオになっています。

イベントスペースの貸し出しも行っており、札幌で注目されているアーティストの個展や、服・アクセサリーの個人販売、人気のスイーツショップやベーカリーの出張販売など、楽しいイベントも開催されています。

人気№1メニューの塩こうじチキンプレート

2階にはカフェもあり、日本茶専門のおしゃれカフェとして人気です。体に優しい食材を使いつつ、満足感のあるランチメニューが用意されています。その中でも、塩こうじチキンプレートは不動の人気№1!塩こうじによってチキンがやわらかくジューシーな味わいです。

– 海老出汁スープカレーの元祖「奥芝商店 実家」–

奥芝商店 実家の外観

札幌のグルメといえばスープカレーが有名です。さまざまなグルメが集まった大通駅周辺には、スープカレー専門店がたくさんあります。そのなかでも特に有名なのが「奥芝商店 実家」です。

奥芝商店は札幌市内に4店舗、札幌以外にも北海道内と東京に支店のある人気店。海老出汁スープカレーの元祖として知られており、店名の通り小さな商店からはじまったお店でした。もとは味噌や醤油を扱う商店で、そのノウハウと北海道の豊かな素材を使って生み出されたスープは絶品です。

– 〆パフェで人気の「パフェ、珈琲、酒、佐藤」–

佐藤の外観

札幌は〆パフェ文化の発祥といわれています。大規模な繁華街すすきのがあることと、北海道の乳製品が豊富であることが流行の理由だそう。数ある〆パフェのなかでも特に人気なのが「パフェ、珈琲、酒、佐藤」です。

道産食材と旬のフルーツを使い、ビジュアルまでこだわりぬいたパフェはまるで芸術品のような美しさ。もちろん味もすばらしく、酔いでほてった体に冷たい上品な甘さが染みわたります。コーヒーやお酒などのドリンクも自慢です。

– 都会と自然が調和した、どんな人でも住みやすい街 –

とにかく札幌市内のアクセスに便利な大通。デパートや商業ビルが集結しているため、お買い物には困りません。オフィス街でもありビジネスマンが多いことから、仕事の合間に受診したい人向けのクリニックも充実しています。スーパーはありませんが、デパートの生鮮売り場があるのでお買い物には困りません。

飲食店はいくらでもあるので自炊をしない方にもぴったりでしょう。都心のわりに治安もよく、大通り公園があるため自然も感じられます。どのような方でも住みやすい、まさにパーフェクトな街です。

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