街歩き「森ノ宮」│3路線利用可の利便性、大阪城公園の自然美が堪能できる街│vol.161
暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は大阪市中央区の森ノ宮エリアを散策してみました。
―大阪城公園に隣接。暮らしやすい環境が整った都会の住宅街―
約1400年前のはるか昔、聖徳太子によって建立された「森之宮神社」が地名の由来という同地は、戦国時代のシンボルである大阪城のふもとに位置する大阪市中央区の東端エリア。森ノ宮をはじめ周辺地域には各時代の遺跡が多く発見されており、何千年も前から人々が暮らしてきた歴史の古い街として知られています。
現在の森ノ宮はJR大阪環状線、大阪メトロ中央線と長堀鶴見緑地線の3路線が乗り入れていて、梅田や心斎橋、本町といった市内の各主要地へ乗り換えなしで行ける交通便の良さが魅力。地上には市内を横断する大幹線道路の中央大通が、高架には阪神高速が走っていて、駅付近は人通りも車の交通量もかなり多く日中は雑踏しています。しかし少し街中に入るとマンションや団地、戸建て、個人商店が入り混じる閑静な都会の住宅街が広がっており、雑多感や治安面での不安はあまり感じないでしょう。
四季折々の草花が美しく咲き誇る大阪城公園は森ノ宮駅と直結。近くに住んだ際は日常的に園内の豊かな自然に触れることができ、散歩やランニングで体を動かすなど気軽にリフレッシュできる環境が整っていますよ。とくに梅・桃・桜の名スポットでもあるので、春には親しい人を誘って園内を案内してあげれば喜ばれそうですね。
―計3路線で市内主要地へ一直線―
JR大阪環状線、大阪メトロ中央線、長堀鶴見緑地線の3路線が集結している森ノ宮駅は、キタやミナミ、京橋、天王寺といった市内を代表する繁華街をはじめ、本町、堺筋本町、谷町四丁目などのオフィス街へも乗り換えなしの一直線。大阪万博開催地である中央線の夢洲駅も2025年1月に開業予定です(2024年3月時点)。
森ノ宮駅からはJR大阪環状線で大阪駅まで約11分、天王寺駅へ約9分、京橋駅へはJRでも長堀鶴見緑地線でも約3分で到着します。同線利用で心斎橋駅まで約8分、中央線を利用すれば本町駅へ約5分。海遊館が建つ南港エリアにも約16分で行くことができますよ。また大阪城ホールは徒歩圏内、京セラドームも長堀鶴見緑地線で約14分と行きやすいため、コンサートやスポーツ観戦がお好きな方には高ポイントでしょう。
2015年の大阪環状線改造プロジェクトにより、それまで古びて暗かったJR森ノ宮駅が一変。駅名に合わせた外壁の緑化、構内の改装、ホーム端に天守閣が望める城見エリアの設置など清潔感あふれる使いやすい駅へと変わりました。地下鉄と地上をつなぐ出入口もきれいに作り換えられたことで、街全体の雰囲気も明るくなった印象です。
―駅近くにはお買い物や外食に便利なショッピング施設が複数あり―
2015年のJR大改造をきっかけに街の雰囲気が大きく変わった森ノ宮エリア。若々しい街へと変化した要因のひとつである「もりのみやキューズモールBASE」は、女性客を中心に子供連れのファミリーにも人気が高いショッピングモールです。
日本生命球場跡地に建てられたことから名前にBASEが付いており、屋上に1周300mのトラックが設置されているなど個性的なコミュニティ型の商業施設ですよ。多目的広場では次世代アイドルのプロモイベントが度々開催されているので、休日は集まったファンで大変賑わっています。
JR森ノ宮駅に直結している「ビエラ森ノ宮」はスーパーやクリニック、ドラッグストアなどが入る日常使いに適したショッピング施設。飲食店は一人で外食しやすいチェーン店ばかりなので、仕事帰りの食事にぴったりですね。100台以上停められる駐輪場を完備しているため、自転車でのお買い物にも便利です。
―スーパーや家電など各店舗が充実!生活の不便さはなし―
上記でご紹介したキューズモールやビエラ以外にも、森ノ宮駅周辺には様々なジャンルのお店が揃っていますよ。もりのみやキューズモールBASEに隣接する商業スポット、セントラルスクエア森ノ宮には家電量販店のエディオンとスーパーライフなどが入っており、広々とした敷地面積を占有するエディオンは電化製品のほかにもゲーム関連商品やリフォーム、おもちゃなど多種に渡って販売。品揃えの充実さで人気を呼んでいます。
エディオンの階下に位置するライフは一般的なライフと違って休憩スペースやキッズコーナーがあり、本屋や衣料品売り場も併設。文房具やベビー用品も買えるのでファミリー層のお客さんも多いですよ。
食料品売り場はとても充実していて、好きな野菜を必要な量だけ詰められるバイキングや出来立て商品が並ぶお惣菜コーナー、スープの量り売りもあって一人暮らしにも重宝しそうです。高級食材も販売しているので、特別な料理を作る時に役立つお店ですね。
駅から少し離れた住宅街の中では、色んなジャンルの専門店が見つかりますよ。地元の方しか知らないようなレアなお店がたくさんあるので、街を散策しながら探してみるのも楽しそう。きっとお気に入りの一店が見つかるはずですよ。
―大阪随一の史跡公園。四季を感じられるオアシス空間―
大阪を代表する史跡公園の大阪城公園は、森ノ宮駅をはじめ京橋駅、大阪城公園駅、大阪城北詰駅など多くの路線や駅が公園を取り囲むように位置しています。森ノ宮駅から園内に入ると、一番近いのが「子供天守閣」と呼ばれるキッズ向けの遊具広場。そこから先へ進むと噴水広場があり、野外音楽堂やスタバ、コンビニ、幼児向けのボーネルンドなどの商業施設が点在しています。
大阪城公園はぐるりと一周を散歩すれば約1時間。各所に庭園や梅林、桜並木、商業スポットがあり目的によって最短コースが異なりますよ。梅や桜が見頃を迎える春季や大きなイベント開催時は観光客でごった返していますが、普段は静かでのんびり過ごせる都会のオアシス空間。豊かな緑の中にいるだけで、日頃の疲れを癒してリフレッシュできそうですね。ペットを飼われている方は、安全なお散歩ができる格好の場でしょう。
園内の中心地に鎮座する天守閣は有料で内部見学が可能。展望台からは大阪市内の街並みを見下ろすことができますよ。ロッカーやシャワー室完備のランナーサポート施設もあるので、仕事前や帰りに立ち寄って公園内をランニングするのも健康的ですね。
―飛鳥~奈良時代の宮殿跡は知る人ぞ知る寛ぎスポット―
森ノ宮駅から坂を上って谷四エリアに近づくと、法円坂と呼ばれる一帯に知る人ぞ知る史跡公園があります。都心一等地の広い面積が重要な史跡地として整備、保存されている難波宮跡公園は飛鳥~奈良時代にかけて天皇の宮殿があったとされる場所で、中心部には国家行事に使用された大極殿が復元されています。誰でも無料で立ち入ることができますが、施設も何もない空間なのでイベント時以外はほとんど人が来ない穴場ポイントでしょう。
広場では時折マルシェやエアヨガなどの催しが行われており、天気の良い日はピクニックに最適。お弁当を持って木陰でランチすれば心地良さそうです。人や車が忙しなく行き交う中央区の中で、青空を見上げて思い切り寝転がれる貴重な場所ですよ。
―オタク心をくすぐるジャンル豊富な推し活スポットが点在―
ショッピングモールだけでなく、様々なジャンルの商業施設が建つ森ノ宮エリア。大阪城公園内にはお笑いをはじめ多彩な舞台公演で人気を呼んでいる「クールジャパンパークオオサカ」があり、3つのホールは常時多くのファンが詰めかける推し活スポットです。
同じく大阪城公園に立地する「ミライザ大阪城」はかつて大阪市立博物館として活用されていた歴史的建造物で、現在はレストランやお土産ショップなど観光客向けの店舗が並ぶ商業施設として使用されています。
難波宮跡公園のすぐ近くに建つ「大阪歴史博物館」は1400年近い大阪の歴史と文化を研究、展示する博物館で、地下に保存されている難波宮の遺構は見学ツアーも実施されています。また数々の遺跡を保存するため高床式建築を取り入れている多目的ホールの「森ノ宮ピロティホール」は、落語や音楽会、演劇舞台など多くの演目が公演されている歴史の古い劇場です。
―森ノ宮駅周辺にはいざという時に安心な医療施設が集結―
森ノ宮エリアには大阪府立成人病センターや公衆衛生研究所といった、多くの公立医療機関が集まっています。各科が揃う総合病院の森之宮病院、がんや心臓病、脳卒中など高度な診療が可能な国立病院の大阪医療センターもあり、入院や手術の設備が整っているのでいざという時に安心です。また各部のがん検診が行えるがん予防センターが駅のすぐ近くにあるため、気軽に検診が受けられるのもありがたいですね。
―森ノ宮は生活に欠かせない要素がすべて揃った暮らしやすい街―
今回の街歩き記事では、大阪城公園に隣接する森ノ宮エリアをご紹介しました。JR大阪環状線をはじめ地下鉄中央線と長堀鶴見緑地線の3路線が利用できるアクセス環境、大阪城公園の自然美が堪能できる住環境、多彩なジャンルの商業施設が集まるショッピング環境と、日々の生活に欠かせない大切な要素がすべて揃った暮らしやすい街ですよ。大阪公立大学のキャンパスが建設される予定もあり、ますます今後の発展が期待できる地域でしょう。
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