街歩き「国際センター駅」│名古屋駅が徒歩圏内!ビジネス拠点には抜群のエリア│vol.159
暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は愛知県名古屋市中村区にある国際センター駅周辺を散策しました。
ー 国際センター駅は、歴史ある市場と商店街にめぐまれたオフィス街 ー
国際センターの街は、名古屋駅前に集結しているビルが見渡せるほどの距離にあり、オフィス街として賑わっています。名古屋駅までは徒歩圏内!地上はもちろんですが、地下街を利用するとスムーズに名古屋駅まで向かうことができますよ。東海最大のターミナル駅である名古屋駅にすぐに辿り着く、アクセス抜群の街といえます。
国際センター駅前には、ランドマーク的な存在であり、駅名の由来ともなっている公共施設「名古屋国際センター」が建ちます。また駅周辺には、多くの商業ビルや高層マンションなどが立ち並びます。オフィスワーカーをターゲットとした飲食店が多く、歴史深い市場もあるエリアです。ランチの時間帯は、どの飲食店も賑わっている印象。居酒屋も多数あるため、仕事帰りにも立ち寄りやすいのも嬉しいポイントです。
駅から離れると、歴史ある街並みやレトロな商店街が広がるエリアがあります。さらに南北に堀川が流れているため、落ち着いた印象。観光地としても人気のあるエリアで飲食店も多いので、お気に入りのお店を見つけるのも楽しそうです。今回はオフィス街と歴史ある街並みを持つ、国際センター駅周辺の街をご紹介します。
ー 国際センター駅から名古屋駅までは直通!ー
国際センター駅は、名古屋市営地下鉄桜通線が乗り入れる駅です。桜通線は、名古屋市中村区の太閤通駅から、名古屋市緑区にある徳重駅までを結ぶ地下鉄です。東海最大のターミナル駅である名古屋駅までは隣駅!電車だと約1分で到着します。
名古屋駅まで電車でわずか1分の距離であるため、徒歩の利用もおすすめです。国際センター駅から名古屋駅までは、徒歩だと約8分で到着です。改札口を出て4番出入口に向かって歩くと地下街「ユニモール」が見えてきます。このユニモールは名古屋駅まで直結している地下街。雨の日でも濡れずに名古屋駅まで辿り着くことができますよ。
また、国際センター駅周辺には5箇所のバス停があり、名古屋駅行きのバスや市内を循環しているバスがあります。名古屋駅まで駅を利用する人は少ないかもしれませんね。名古屋駅周辺で暮らすよりも、国際センター駅周辺は家賃が低いのが魅力です。終電を気にせず名古屋駅周辺で過ごせるのも嬉しいポイントではないでしょうか。
ー お買い物に便利な地下街がすぐそこ。広々と快適に利用できる国際センター駅 ー
国際センター駅は、名古屋駅の隣駅でありながらもこじんまりとした駅です。島式1面2線のホームを有しています。ホームには可動式ホーム柵が設置されているので、どなたでも安全に利用できます。
名古屋市営地下鉄桜通線は、地下街や地下駐車場よりも深い場所にあり、地下約20mの深さにあるのが特徴です。改札口からホームまでの距離が長く感じる方も多いでしょう。もちろんエスカレーターとエレベーターの利用も可能なので安心してください。
また同線は、広々としたホームを有しているのも特徴です。駅の構内においても広々とした敷地を有しています。朝夕のラッシュ時も、広々と快適に利用できる駅です。
ー 国際交流を図る目的で活動している「名古屋国際センター」ー
国際センター駅の2番出口を出たすぐの場所には、駅のランドマーク的な存在でもある「名古屋国際センター」があります。地上26階、地下3階の施設です。国際センター駅はもちろんですが、名古屋駅からも直結。雨の日でも駅から快適に通えます。
名古屋国際センターには、ホールや会議室、研修室などの貸施設14部屋が完備されています。様々な企業によって使用されています。また名古屋国際センターでは、国際交流や多文化共生に関する講義やイベントが開催されているのも特徴です。日本と世界がお互いの文化を理解し、共生していく地域社会を目的に実施されています。
ー 新鮮なお魚を求めて「柳橋市場商店街」ー
国際センター駅の南側を散策しましょう。こちらには市場で有名な「柳橋市場商店街」が広がっています。観光客やオフィスワーカーで毎日賑わっているエリアです。柳橋市場商店街には、新鮮な魚介類が楽しめる飲食店が多数揃っているのが最大の魅力。
とくに行列ができて目立っていたお店は海鮮丼が人気のお店「サカナファクトリー」。柳橋市場だけでなく、他の市場からも仕入れられている海鮮丼が楽しめるお店です。揚げ物系の丼も提供されていますよ。店内は16席でこじんまりと落ち着いた雰囲気。夜は居酒屋メニューも豊富に提供されています。目の前の市場から直接仕入れられたグルメが味わえるのは魅力的ですよね。
ー 飲食店が点在する、落ち着いた雰囲気を持つ堀川付近 ー
「柳橋市場商店街」から東へ約4分歩いていくと、堀川が見えてきました。堀川は、名古屋市を南北に流れる川。都会の中で川を見るだけで穏やかな気分になります。訪れた時は春先でしたので、桜が咲いている木も見られましたよ。
堀川には、歴史ある「五条橋」が架けられています。五条橋は、もともとは清洲城下の五条川に架けられていましたが、1610年の清洲越し(街一体の引っ越し)によって、堀川に架けられたのです。堀川の近くにはオシャレなお店が点在しています。
まず堀川の錦橋すぐの場所にあるのは、チーズとワインが楽しめる「Milks FRESH CHEESE AND WINE」。西尾市の酪牧場で育てられた牛の生乳から作られたフレッシュチーズが楽しめるお店です。テラス席も用意されているので、気候が良い日だと外の風を感じながらワインが楽しめます。
北に向かって歩いていき、五条橋の近くに見えてきたのは、グリーンに囲まれたお店「Gallery+Cafe blanka」です。こちらのお店は、個展を鑑賞しながらランチとティータイムが楽しめます。手作りのスイーツと旬の野菜を使ったフードメニューが充実していますよ。
お天気の良い休日は、堀川沿いを散歩しながらランチやカフェタイムを楽しむのもオススメです。
ー レトロな商店街でショッピングとグルメを楽しむ「円頓寺商店街」ー
堀川に架けられている五条橋から東へ入っていくと「円頓寺商店街」に入ります。こちらの商店街は、国際センター駅から北へ徒歩約8分の場所にある、名古屋一古い商店街。
円頓寺を中心に展開された商店街は、レトロな雰囲気が魅力。しかし近年、新しいお店も多数出店しているため、話題のグルメも楽しめますよ。平日は比較的静かな雰囲気なのですが、休日は人も多く賑わっています。商店街の店先では、朝市のように野菜が販売されています。
商店街は「円頓寺」の門前町でもあります。「円頓寺」は、1654年に創建されたお寺です。子どもの守護神である鬼子母神像が安置されています。本堂と鬼子母神像は、名古屋城の余材で創建されたといわれています。
「円頓寺商店街」には、遊びやグルメが楽しめる多くのお店が入っています。まずご紹介したいのは、名古屋にお茶の文化を広めようと、お茶農家三代目となる若手オーナーが営む「mirume 深緑茶堂」。1階ではお茶の葉やティーパック、テイクアウト用の和菓子が販売されており、2階はカフェスペースです。お茶の試飲ができるのが魅力。パッケージも上品で可愛いのでプレゼントにも最適です。
次に目に飛び込んできたのは、アクティビティ施設「ボルダリングハウスノット」。可愛らしい外観でオシャレな雰囲気の施設です。初心者の方も気軽に挑戦できますよ。熟練者向けのコースは課題のクオリティが高いと口コミでも話題。常連客同士も仲が良い雰囲気なので、休日のリフレッシュにもピッタリです。
ランチの時間帯に散策していると、良い匂いが漂ってきました。店先にあるテラス席も賑わっているスペイン食堂「BAR DUFI」です。本格的なスペイン料理が食べられるお店です。アルコール類も充実しており、休日の昼飲みも楽しめそう。ランチは、ハンバーグや唐揚げも人気のメニューです。店内は本場のバルのような味のある雰囲気で楽しめますよ。
ー 情緒ある風景と高級感いっぱいのお店が並ぶ「四間道」ー
円頓寺商店街から南側には、まるで京都を訪れたような情緒ある建物が立ち並ぶエリア「四間道」があります。かつての堀川の舟運を利用していた商人の活動とともに発展してきた歴史ある街並みです。飲食店はもちろんですが、ギャラリーや雑貨屋も立ち並んでいるため、フラッとお散歩やお買い物にもピッタリ。観光客にも人気のエリアです。
四間道を歩いていると、歴史深い「屋根神様」の風景が楽しめます。民家の屋根に祠のようなものがあるのですが、それが「屋根神様」です。全国的に屋根に祠を付けて祀るのは珍しいことであり、名古屋付近にしかない信仰。明治期から昭和期に広まったといわれており、火難や疫病の信仰が祀られています。
四間道は、歴史ある景観を維持するために、各店ともにショーウィンドウがなくお店はひっそりと佇んでいる印象です。この日私が訪れたのは、四間道に新しくオープンしたばかりの喫茶店「ニューポピー」。
店内の中央には、吹き抜けの木造の階段があり、全体的にレトロな雰囲気が演出されています。ゆったりソファの席は、ついつい長居してしまいそう。珈琲の種類が豊富で目移りしてしまいました。鉄板焼き小倉トーストが人気メニュー。甘さ控えめで溶けたバニラアイスとの相性抜群です。
ゆったりと落ち着いた雰囲気の街並みを散歩しながら、お気に入りのお店を見つけてみてはいかがでしょうか。
ー 新旧のお店が立ち並ぶ江川線沿い ー
国際センターの街を南北に走る市道江川線沿いを通りながら、円頓寺商店街と四間道から国際センター駅に向かいましょう。江川線は名古屋高速が上を走ります。名古屋高速道路の明道町と丸の内入口が近く、車での市内や市外へのアクセスが良好です。国際センターは、電車とバスだけでなく車での移動も便利な街といえます。江川線沿いにも、飲食店が充実しています。新旧のお店が入り混じっている印象です。
散策しているとオープンしたばかりの、天むすのお店「天むす処けしき. 名古屋本店」を見つけました。もともとこちらの天むすは、四間道にある「四間道BARけしき.」のコースメニューの最後に出されていた料理だったのですが、人気の一品であったため、専門店を立ち上げたそう。味噌煮込みうどんや手羽先のセットメニューとともに個数を選んで注文するスタイル。テイクアウトも可能です。新たな名古屋のグルメスポットになりそうな予感です!
ー 名古屋駅まであっという間に到着!ー
江川線を通り、国際センター駅まで戻ってきました。国際センター駅から名古屋駅はすぐの場所なので、地上からも名古屋駅前のビルがすぐ見えます。国際センター駅に戻り、地下街「ユニモール」を通りながら名古屋駅を目指します。
ユニモールは、ファッションや雑貨、そのほかにもコスメや飲食店などのショップが約40店舗立ち並んでいる地下街です。雨に濡れることなく、仕事や学校帰りに気軽にお買い物ができるスポット。お店を眺めながら名古屋駅まであっという間に到着しましたよ。国際センター駅から名古屋駅までは快適に歩いて通えます。
ー オフィスワーカーや名古屋駅を利用する単身層にオススメの街 ー
国際センター駅周辺は、商業ビルや高層マンションが立ち並ぶ街です。有名な市場や商店街があるため、観光地としても人気のエリア。オフィスワーカーや観光客で賑わう元気な街です。公園でも、タバコ休憩をしているオフィスワーカーの様子が見受けられました。そのため、ファミリー層よりも単身層にオススメの街です。飲食店は昼飲みも楽しめる飲食店が多い印象で、夜も明るく一人暮らしの女性の方も安心して暮らせるでしょう。
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