街歩き「西日暮里」│美しい夕日が似合う、歴史深さと風情の街│vol.158
暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は西日暮里駅の周辺を散策してみました。
「西日暮里」、この名前を聞くと何を思い浮かべますか?東京の中でも独特の風格を持つこの地域は、歴史の深さと現代の息吹が絶妙に溶け合う、魅力に満ちたエリアです。今回の散策では、昔ながらの風情が色濃く残る街の角々を巡り、その魅力を存分に体験しました。
地元の人々の暮らしと訪れる人々の好奇心が交差し、西日暮里は日々新しい物語を紡いでいます。この街の散策を通じて、あなたも西日暮里の魅力に触れ、心に残る体験をしてみませんか?今回はそんな西日暮里駅周辺をぐるっと街歩きしてみたいと思います。
ー東京のクロスロード、多彩な路線が交わるハブ「西日暮里駅」ってこんな駅ー
東京都荒川区にある西日暮里駅は、JR山手線、京浜東北線、東京メトロ千代田線、日暮里・舎人ライナーが交わる交通の要衝です。1969年に地下鉄千代田線の駅が先行して開業し、その約2年後の1971年にJR西日暮里駅、日暮里・舎人ライナーはそのさらに37年後の2008年に開業しました。
山手線の駅としては比較的新しく、千代田線とJR線を結ぶ広々とした乗り換え口は、4基のエスカレーターと共に乗り換えの利便性を高めています。このように広い乗り換え口は東京都内でも珍しく、西日暮里駅のユニークな特徴と言えます。次回、西日暮里を訪れる際は、駅の設計背景にも注目しながら、その利便性を体感してみてください。
JR線には、山手線と京浜東北線の2路線が乗り入れます。
この改札からは千代田線へ行けませんので、ご注意ください。
こちらのキオスクは、小ぶりながらも充実の品揃え。駅の行き帰りに気軽に立ち寄れます。
JRの改札を出ると、JR東日本系列のカフェ”BECK'S COFFEE SHOP”があります。改札の外にあるため、時間調整や待ち合わせにも便利です。
ガード下のため、雨には濡れませんがベンチなどはないようです。
西日暮里駅は、駅前にロータリーなどがないため、バス停も点在しています。バスを利用する際には時間に余裕をもってお出かけしてくださいね。
こちらは数年間空き室になっていた建物にさまざまな業態のお店が入る複合施設”西日暮里スクランブル”。その1Fにある「西日暮里BOOK APARTMENT」がとってもユニークな本屋さんなんです。
こちらは箱の中に自分の好きな本を並べて販売できる小さな本屋さんなんです。その売り場の大きさはわずか31cm角。棚主はその棚を1箱ずつ借りて運営しています。
棚主さんは必ずしも出版関係者ではなく、本業がシステムエンジニアの方や他県から訪れる方、地元の人々が自分の本棚の延長として選書しているため各棚ごとに個性豊か。テーマに特化した本や、棚主の思い入れのある書籍など、普通の本屋さんにはない、新たな学びとの出会いがここにはありますよ。
JR線から乗り換える際には、駅構内からそのままダイレクトにアクセスできます。
こちらには、キオスクもコンビニエンスストアもありません。飲み物などは電車に乗る前に準備しておくと良さそうです。
エレベーターはありますので、お年寄りの方や荷物が多い方、ベビーカーの方はエレベーターを利用ください。
千代田線と日暮里・舎人ライナーの出入口付近。駅構内には飲食店がありませんが、出入口にマクドナルドとセブンイレブンがあるので問題なし。
こちらは日暮里・舎人ライナーへとつながるエスカレーター前です。不動明王に従う童子をモチーフにしたといわれる彫刻があります。待ち合わせスポットにもなっているのか、ここでスマホをチェックしながら時間待ちをしている方の姿がチラホラと見られました。
2008年開業だけあって、まだまだキレイです。
こちらの駅構内にもコンビニエンスストアやキオスクはありませんので、必要なお買い物は改札に入るまでに済ませておいたほうが良いでしょう。
日暮里・舎人ライナーは、先進的なコンピュータ制御による自動運転技術を採用しており、乗客を無人で運ぶ未来的な電車です。このライナーの最前列に座れば、運転席がないため、広々とした窓からの眺めが開け、まるで自分が先頭を走っているかのような開放的な気分を味わえます。都市の風景を一望できるこの席は、日々の移動を特別な時間に変えてくれるでしょう。
ー早い!安い!丁寧!「理髪 ジャンプ」ー
京成本線の高架をくぐった先に、味のある理髪店を発見しました。ちょうど通りかかったときに若い男性の方が入って行く姿が見えたので、中を覗いてみるとお客さんでいっぱい。
こちらは、その独特の雰囲気と質の高いサービスで知られている老舗の理髪店「ジャンプ」です。昔ながらの理髪店の温かみと現代的なスタイルが融合したこの店は、幅広い客層に愛されているようです。職人技を感じさせる丁寧なカットはもちろん、顔剃りやシャンプーなどの付加サービスも充実しているのにお手頃価格と満足度が高く、リピーター客で土日、平日問わず賑わっています。
この辺りでは数少ない貴重な100円ショップ。面積はそれほど大きくありませんが、駅前にあるのでとても重宝しますよ。
ー熟成の魔法で味わう、和牛の極致「熟成和牛焼肉 エイジング・ビーフ 西日暮里本店」ー
西日暮里駅周辺を散策する際、見逃せないのが「熟成和牛焼肉 エイジング・ビーフ 西日暮里本店」です。この店の最大の魅力は、熟成和牛の豊かな風味と柔らかさにあります。厳選された和牛を特別な方法で熟成させることで、肉の旨味が凝縮され、生のお肉にはない芳醇な味わいを楽しめます。
店内は落ち着いた雰囲気で、高級感がありながらも親しみやすい空間が広がっています。焼肉を堪能しながら、選りすぐりのワインや日本酒とのペアリングも楽しめます。地元住民はもちろん、遠方から訪れるグルメ愛好家にも人気のこの店は、西日暮里に訪れた際には必訪のお立ち寄りスポットです。
エイジングビーフは美味しいけど、やはり普段立ち寄るなら日高屋ですよね。すぐ目の前にはスーパーマーケットの「まいばすけっと」があります。
ー心もお腹も満たされる中華の老舗「養和軒」ー
まいばすけっとから道灌山通り沿いに2分ほど歩いてきました。こちらはボリューム満点ランチで人気の老舗の中華料理店「養和軒」。長年にわたり地元の人々に愛され続けているこの店は、伝統的な中華料理を現代風にアレンジした独自のメニューが魅力です。
定番の餃子や麻婆豆腐、広東麺から、海老焼きそばや豚角煮麺、梅炒飯などの変わり種まで、どれをとっても美味しいと評判です。店内はレトロで落ち着いた雰囲気があり、どこか懐かしさを感じさせる空間で食事を楽しめます。
地元の人々の日常に溶け込んだ、温かみのある接客も養和軒の大きな魅力の一つ。本格的な味わいと心温まるサービスで、訪れる人々を魅了しています。
西日暮里5丁目交差点まで戻ってきました。西日暮里5丁目交差点の東側は、昔ながらの魅力が残るエリアでした。今度は南西方面を散策してみたいと思います。
ー隠れた名所と名物を満喫する!西日暮里5丁目交差点西側の雰囲気ー
まず高架をくぐって西側エリアへ。
急勾配の道路の横にはJR西日暮里駅のホームがすぐそばに見えます。このまま諏訪台通りを南に進むと、日暮里駅前の御殿坂へ抜けられます。
JR西日暮里駅の高架をくぐるとすぐに見えてくる、西日暮里駅前歩道橋。ちょっと複雑で面白い構造です。
こちらはJR西日暮里駅のホームを望めることができる隠れたフォトスポット。少し高い位置からの眺めは、ただぼんやりと周囲を見渡すだけでも一興です。日中は電車の往来や人々の営みが織りなす活気あふれる光景が魅力。そして夜になると、昼間とは違ったエモーショナルな夜景を楽しめますよ。
階段を登ってみると、そこは緑の休息地帯、西日暮里公園でした。ブランコ、鉄棒、滑り台と一通りの遊具が揃っていて、子供たちが元気に遊ぶ姿が見られました。
中でも鉄棒は大人がジャンプしてやっとつかまることができる高さのものがあり、お父さんが子どもたちを手伝ってあげている姿が微笑ましかったです。
かつてこの地には、今の隅田川にあたる荒川が雄大に流れ、筑波や日光山の山影を望むことができる景勝地だったそうですよ。今ではこのフェンスの向こう側に面白い風景が広がっています。
公園の外に出てみると、線路の向こう側のビルに人が!
実はこちらはスポーツクラブNAS西日暮里の建物に施されたユニークなオブジェ。写真は望遠にしているので、お人形だよね?と分かりますが、遠目で見たときは本当に人に見えたので驚きました。
ー地域を愛し、地域に愛されるベーカリー「ブーランジェリー・イアナック」ー
西日暮里4丁目の交差点までくると、路地裏にふと目を引く行列がありました。足を踏み入れると、小麦の香ばしい匂いが漂ってきます。ここは荒川区を代表する隠れた名店、ブーランジェリー・イアナックです。
西日暮里駅からほど近いこのパン屋さんは、地元のパン愛好家から熱い支持を集めています。店内はこじんまりとしていて、4、5人が入るのがやっと。しかし、その小さな空間には約80種類のパンが所狭しと並べられています。
ここの看板商品は「お豆とレンコンのカレーパン」。テレビで取り上げられたこともあり、その人気はさらに加速しています。店主は、かつて誰もが知る名店で腕を磨いた職人。しかし、彼がこだわるのはハード系のパンだけではありません。
地元・西日暮里の人々が日常的に足を運びたくなるような、多彩で心温まるパン作りを目指しています。ブーランジェリー・イアナックは、ただのパン屋ではなく、地域に根差した暖かなコミュニティの場としての役割も担っているのです。
ーイアナックの魅力を受け継ぐスイーツ店「道灌山ベイクショップ」ー
ふとブーランジェリー・イアナックの向かいに目をやると、こちらにもチラホラとお客様が入っていくお店がありました。でも外観には目立った看板はなし。実はこのお店は、人気の「Boulangerie ianak!」の姉妹店として2020年7月に誕生し、ianak!で親しまれていたプリン、バナナケーキ、ハート形のフィナンシェなどのレシピを継承しつつ、さらに洗練された味わいへと進化させています。
素材には国産小麦、那須の高品質な御養卵、北海道産の新鮮な生乳を使用した生クリームなど、選び抜かれた素材のみを使用し、すべての世代の方が安心して楽しめるスイーツです。ぜひブーランジェリー・イアナックとセットで訪れてみてくださいね。
再び西日暮里4丁目交差点付近まで戻ってきました。こちらにはウエルシアがあり、日用品の買い足しに便利です。
ー未来を切り拓く、若き才能が集結する開成学園ー
こちらは日本を代表する名門校、開成学園です。2023年に新たに生まれ変わったその校舎は、洗練された美しさを誇ります。この門をくぐり、知識と共に成長を遂げる生徒たちは将来、日本をリードする重要な役割を担うでしょう。彼らがどのような未来を切り開くのか、今から期待が膨らむばかりです。
ー谷中・千駄木発見の旅。よみせ通りの魅力ー
いつの間にか足を踏み入れたのは谷中3丁目エリア、魅力溢れる「よみせ通り」です。西日暮里と言えば、谷中銀座商店街を訪れずして語れません。この歴史ある通りをゆっくりと散策し、次第に谷中銀座の賑わいへと続く道を辿ります。
ギフトにも最適なオシャレなお花を扱うお店。ドライフラワーなども取り揃えており、女性に人気のフラワーショップです。
訪問者が絶え間なく訪れているのは、よみせ通りを象徴する「延命地蔵尊」。この小さなお地蔵さまは、多くの人々が敬意を込めて手を合わせる、街の精神的な支柱となっています。参拝者一人ひとりが、静かに祈りを捧げる姿は、この地に流れる穏やかな時間を表しているよう。訪れる人々に平和と落ち着きを与えているスポットです。
延命地蔵尊の隣に構える「アユボワン!」は、谷中の隠れ家的カフェでスリランカの家庭料理を堪能できます。このカフェの看板メニューである色とりどりのスリランカカレーは、目にも鮮やかな一皿に様々なおかずが盛り合わされ、その味わいは食べる人を感動させます。スパイシーさの中にも日本人の味覚に合うマイルドさがあり、訪れる人々を虜にしていますよ。谷中で異国情緒を味わいたい時に、ぜひ訪れたいスポットです。
昼間は分かりづらいですが、夜には居酒屋やバーなどが建ち並ぶ雰囲気ある通りへと変貌します。面白いお店が揃っていると評判ですよ。
ー手間ひまかけた自家製の逸品「千駄木 腰塚」ー
千駄木腰塚は、谷根千の歴史と共に70年以上の歴史を持つお肉屋さんです。創業以来、松阪牛や近江牛などの銘柄牛をはじめとする精肉、そしてハムやソーセージといった食肉加工品を自社製造しています。
腰塚といえば、看板商品の自家製「コーンビーフ」。百貨店などでも取り扱われていますので、贈り物で目にしたことはあるけど、食べたことがないという方も多いよう。私も一度いただいたことがありますが、体験したことがないくらいジューシーで、肉の旨味がぎっしりと感じられる一品でした。
週末には店頭でさまざまな精肉の実演販売をしているようです。腰塚の特選お肉を手軽に食べられるチャンスですので、ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。
ー歩く谷中の美しさを、珈琲工場のフレーバーと共にー
たくさんのお客さんで賑わうカフェ「珈琲工場」。60年以上の焙煎経験を誇る歴史あるお店です。こちらでは熟練の技術で自家製ブレンド豆を一杯ずつ、心を込めて抽出しています。このカフェの醍醐味は4通りの楽しみ方があることです。
お好きなコーヒーを谷中散歩のお供にテイクアウト、気軽に店頭での休憩、隠れた「珈琲工場 お休み処 & 庭」でのリラックスタイム、そして自宅での豊かなコーヒー体験。想像するだけでワクワクしてきます。
こちらが珈琲工場横の小路にあるお休み処 & 庭のスペース。扉の奥には、落ち着いた和みの空間にテーブル席と、小上がりの畳スペースが用意されていて、ゆったりとくつろぎながらカフェを楽しめます。
とくに注目すべきは、珈琲の淹れ方。タイマーがなったらカップにドリッパーをセット。すると一気にカップにコーヒーが注がれるという珍しいクレバー コーヒードリッパーを採用しています。また先ほどご紹介しました腰塚のコンビーフを使ったコンビーフサンドも人気ですのでぜひ試してみてくださいね。
屋外のテラス席は、晴れた日には最高のリフレッシュスポットです。谷中銀座やよみせ通りの探索にぴったりの、お洒落で落ち着いたカフェで一息つきませんか?
りんご飴専門店のHAPPY CANDIES (ハッピーキャンディーズ)。「えっ、りんご飴がこんなに美味しいなんて!」と驚くほど、こちらのりんごは甘くておいしいと評判です。店頭でカットしてくれるので、お友達や恋人とシェアするのにも最適。
これまでりんご飴の酸っぱさに抵抗があった方も、HAPPY CANDIESのりんご飴なら新しいお気に入りになるかもしれません。一度その驚きの味を体験してみてください。
ー谷中銀座商店街ー
ー食べ歩きグルメと銘酒で織りなす交流の場「越後屋酒店」ー
明治37年に創業した越後屋酒店は、谷中銀座で人気の立ち飲みスポット。ここではビールケースに腰掛け、他のお店で手に入れた絶品の食べ歩きグルメを楽しみながら、地元の銘酒やビールを堪能するのが、訪れる人々に愛される典型的な楽しみ方。地元の常連客だけでなく、近年は多くの外国人観光客もこの魅力に引き寄せられ、絶えず賑わいを見せる憩いの場所です。
ーメディアも注目!谷中銀座で食べ歩きの定番「肉のサトー」ー
谷中銀座に来たら、ここのメンチカツを食べないわけにはいきません。こちらはメディアも注目の谷中銀座の人気店「肉のサトー」。
中でも谷中メンチが名物で、サクサク衣にジューシーなお肉は絶品。国産牛と最上級A5ランクの和牛を使った逸品で、食べ歩きにもピッタリです。ここに来るためにお腹を空かせていたので、さっそく行列に並んで食べてみたいと思います。
うん!おいしいー!実は何度か食べたことがあるのですが、やはり今回も変わらず、サックサクの衣にガツンとお肉の味が染み渡る絶品メンチでした。ごちそうさまでした。
2015年1月、谷中銀座商店街に誕生した日本初のトルコモザイクランプ専門店「ZAKURO らんぷ家」。その幻想的な輝きとカラフルな色使いで訪れる人々を魅了しています。ここでは、専門スタッフの丁寧な指導のもと、誰でも約2時間で世界に一つだけのオリジナルランプを制作する体験ができます。
つくるのはちょっと苦手という方には、お隣にトルコから直輸入されたトルコモザイクランプの販売コーナーもありますので、ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。
メンチカツだけでは物足りないな…と思いながら散策していると、目を引く美味しそうなお芋のお店を発見しました。ここは日本初の特製蜜芋窯で焼き上げる、絶品の焼き芋を提供するお店です。
使用されるのは、「さつまいもグランプリ」を受賞した最高級のさつまいもだけ。美味しくないはずがありません。店内で迷っていると、フレンドリーなスタッフさんがその日最もおすすめの焼き芋を紹介してくれました。さらに店頭で人気のさつまいもチップ大学芋のみたらし味も試してみました。
こちらのさつまいもチップは、薄くスライスされたさつまいもにたっぷりのみたらしソースがかかり、思わず手が止まらなくなるほどのおいしさ。焼き芋は、まるではちみつが加わっているかのように、蜜がたっぷりと染み込んでいて甘くてジューシー。一口食べれば、その深い甘さと満足感が口いっぱいに広がります。とくに女性の方は夢中になるおいしさです。近所にあったらついつい通いたくなるお店ですよ。
食べ物以外で夢中になったお店がここ「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」です。ユニークな名前からも想像できるように、一風変わった魅力を放つお店。
ここでは、自分だけの特別な印鑑をオーダーメイドでき、デザイン、書体、インクの色まで自由に選べます。
30分という短い待ち時間で、谷中銀座の散策の合間にオリジナルのハンコを作り、その日に持ち帰って楽しめます。オンラインでも注文可能で、愛らしいキャラクターと楽しいコメントが溢れるホームページも魅力的。興味を持った方は、ぜひオンラインでの探索もお楽しみください。
ー名物「いかせん」がたまらない!ー
いか焼き「やきや」は、一般的な屋台のイカ焼きとは一線を画す、もっちり生地とたっぷり入ったイカが自慢の人気店です。チーズ、めんたいネギマヨ、キムチ、そして看板メニューのいかせんなど、多彩な味わいが楽しめます。この店の魅力は、その味のバラエティとともに、お財布に優しい価格設定にあります。
谷中を散策しながら楽しむのに最適な名物いかせんは280円、シンプルながら美味しいいか焼きマヨプレーンは250円、マヨネーズなしのいか焼きプレーン味は220円と、学生から年配の方まで気軽に楽しめます。その手頃な価格とお店独自の風味が、行列が絶えない理由なのです。
「ひみつ堂」は東京のかき氷文化を牽引し、スイーツとしてのかき氷を広く認知させたパイオニアです。この店がきっかけで全国にかき氷ブームが広がりました。ピーク時は、真冬でさえ2時間待つほどの人気ぶり。創業から約14年経った今でも、その魅力は衰えていません。
特に夏はかき氷を楽しみたい人々で賑わいますが、炎天下での長い待ち時間を要することも。少し時期をずらせば、ゆったりとした雰囲気で絶品かき氷を堪能できるでしょう。
晴れた日はここから美しい夕焼けを眺めることができ、周りが茜色に包まれます。
楽しかった谷中銀座を後にして、御殿坂から日暮里駅に向かいます。
こちらの経王寺は、1655年に創建された日蓮宗の寺院です。境内の大黒堂には日蓮上人作の大黒天が祀られています。また山門には上野戦争で敗れた彰義隊士をかくまったことから、明治新政府軍からの攻撃を受けたそう。山門には今も尚、銃弾の跡が残っており、当時の激しさを伝えています。
こちらは創業から変わらぬ味を守り続けている老舗の佃煮店「中村屋」。こちらの看板娘は、100歳のかわいらしいお母さん。芸能人も御用達のこのお店は、最近メディアにも取り上げられたことから問い合わせも増え、製造が追いつかない日もあるのだとか。
人気の商品は売り切れていることも多いため、お目当ての品がある方はあらかじめ予約しておいたほうが良さそうですよ。
日暮里駅が見えてきましたが最後に見たい景色があるので、いったん素通りします。
ー国内有数の鉄道ウォッチングスポットー
この橋は「トレイン・ミュージアム」とも称され、多彩な列車を観察できる絶好のスポットです。新幹線を含む日々約2,500本もの列車がこの橋を横切る様は、鉄道ファンはもちろん、誰もがその迫力と美しさに引き込まれます。周囲の風景と調和しながら作られたこの場所は、日本有数の鉄道ウォッチングスポットとしても知られています。
鉄道オタクではないため、何が走っているのか名称までは分かりませんが、具体的な列車の名前を知らなくても、ここから見える景色は見る者を楽しませ、心を癒やしてくれることでしょう。
下御隠殿橋のすぐ向かいに日暮里駅北口があります。意外と車の往来がありますので、向こう側に渡る際には、左右をきちんと確認してから横断するようにしてくださいね。
駅周辺をぐるっとまわる街歩きシリーズ「西日暮里編」はいかがでしたか?
西日暮里の散策は、歴史と現代が交錯する街の魅力を体験する旅でした。京成本線の古びた高架から始まり、昔ながらの理髪店や、地元に根付く人気のブーランジェリー、未来を切り拓く開成学園、谷根千エリアと、時代を超えた風情を感じさせるスポットが満載です。
古くからの住民と観光客や若者が共存し、街の活気を形作っています。訪れる人々に様々な発見と喜びを提供する西日暮里は、まさに多様性に満ちた街です。そんな西日暮里駅周辺の魅力をもっと知りたくありませんか?
そんな方には、、マンスリーマンションのお試し住みがオススメ。西日暮里駅の街の雰囲気やコミュニティ、抜群の利便性などを肌で感じることができます。マンスリーマンションのお試し住みなら、生活必需品は全てお部屋に揃っています。だからお引越しはカバン一つで完了。もちろん敷金や礼金も不要です。ぜひ一度住みたい街のマンスリーマンションをチェックしてみてくださいね。