知立駅の住みやすさを徹底解説!周辺のオススメスポットも紹介。

知立駅付近は以前から交差点が混雑し、街づくりを進めるうえで大きな問題になっていました。交通渋滞が常に発生し、何本も電車が行き交うため「開かずの踏切」状態でした。交通状況を改善するために、知立市は2000年から駅を高架化する事業を計画。2028年の完成に向けて、整備計画が進められています。

今回は今後の利便性向上が見込まれる知立市について、詳しくご紹介します。どんな街なのかを知って、ぜひお部屋探しの参考にしてくださいね。ステキなお部屋を見つけましょう。

知立駅の概要

2023年に知立駅から豊橋市方面へアクセスする路線が高架化されました。駅周辺の発展がますます期待される、知立駅の概要を詳しくご紹介します。

利便性

名古屋本線と三河線の2つの路線が通る知立駅は、交通の利便性の良さが魅力です。愛知県内の広い範囲へ、移動がスムーズにできます。近隣の市へもアクセスがしやすいため、日々の移動が多い方でも負担なく過ごせるでしょう。

駅名 知立駅からの所要時間
刈谷駅(三河線) 約6分
東岡崎駅(名古屋本線) 約10分
豊田市駅(三河線) 約25分
名古屋駅(名古屋本線) 約27分
豊橋駅(名古屋本線) 約35分

名古屋駅や豊橋駅への所要時間は30分前後です。遠方へのお出かけも電車1本で可能に。知立駅からはコミュニティバスが5路線も出ているため、市内の移動にも困りません。マイカーを保有していない方でも暮らしやすい環境が整っています。

治安

知立駅周辺でお部屋探しをするなら、治安状況も確認しましょう。知立市全体では、2023年1月~11月末までの犯罪発生件数がトータルで417件でした。2022年の発生状況と比較すると全体的には減少傾向のため、安心して暮らしやすいエリアです。

凶悪犯 粗暴犯 窃盗犯 知能犯 風俗犯 その他
発生件数 1 40 273 16 6 81

(参照:令和5年犯罪・交通事故発生状況/知立市)

 

不審者侵入と自転車盗難への対策を自分でできることから、取り組んでみましょう。2階以上の階層を選んだ場合でも、外出時にはベランダのカギを忘れずにかけてくださいね「これくらいなら大丈夫だろう」のような油断は禁物です。自転車も必ずカギをかけ、盗難対策をします。自転車には2ヶ所、カギをかけるようにすると被害防止に効果的ですよ。

家賃相場

知立駅周辺の家賃相場は、知立市の中ではやや高めの傾向です。知立駅は交通の利便性が良いため、家賃は高くなりやすいのでしょう。しかし、高い家賃のお部屋ばかりではありません。家賃の負担が重くないお部屋も中にはあるため、諦めずに探してみましょう。駅からの距離や築年数などの条件をゆるくするだけでも、お部屋の選択肢が広がりますよ。絶対に外せない必要最低限の条件以外は、幅を大きく取ることがお部屋探しのコツです。

間取り 家賃相場
ワンルーム 5.30万円
1K 6.38万円
1DK 8.0万円
1LDK 10.49万円

知立駅の魅力

知立駅周辺のお部屋は、暮らしやすいと思える魅力が沢山あります。3つご紹介しますので、お部屋探しの参考にしてくださいね。

交通の利便性が抜群

知立駅では、名鉄名古屋本線と三河線の2路線が利用できます。名古屋方面や豊橋方面、刈谷方面など愛知県内のさまざまなエリアへアクセスが可能です。交通の利便性を重視したい方には嬉しい環境が整っています。

また知立駅はコミュニティバスの全路線が通り、マイカーを保有していない方でも市内の移動もスムーズです。2本の国道と自動車専用道路が知立駅の周辺にあるため、マイカーでの移動もしやすいでしょう。

お手頃価格の飲食店が多数

外食が好きな方や自炊が苦手な方にとっては、飲食店の充実度は欠かせないチェックポイントですよね。知立駅の周辺には、お手頃価格の飲食店が多数あります。価格帯がリーズナブルなので、外食が続いても家計の負担になりにくいでしょう。飲食店のジャンルも豊富なので、食べ飽きにくい点も嬉しいところ。テイクアウトに対応したお店もあり、お部屋でゆっくりくつろぎながらおいしい食事もできますよ。

住宅街に囲まれた住環境

知立駅の駅前は、飲食店が充実した都会的な街並みです。そのため、静かな暮らしを求めている方が「合わない」と不安に思うかもしれません。しかしメインの通りから少し中に入ると、閑静な住宅街が広がっています。夜間や休日は、穏やかな雰囲気の中で生活ができますよ。コンビニやスーパーも近くにあるため、お部屋からコンパクトな移動で暮らせる点も魅力です。

知立駅周辺のオススメスポット

知立駅周辺にあるオススメのおでかけスポットを5つ、ご紹介します。徒歩でアクセス可能な場所をピックアップしたので、余暇のお出かけの参考にしてくださいね。

新地公園

知立駅から南へ徒歩約11分のところにある「新地公園」は冬のイルミネーションが楽しめるスポットです。公園内を約30万個の電球で美しく彩るイルミネーションは、地元メディアで特集が組まれるほどの人気のイベントです。

開催期間は、毎年12月上旬から1月上旬までの約1ヶ月間。クリスマスシーズンには特別イベントも実施され、多くの方が訪れます。2023年のイルミネーションは「いまだかつてないヒカリの衝撃」がテーマ。電飾とレーザーライトなどを増やして、とてもゴージャス感のある雰囲気でした。目の前に広がる幻想的な光景は、SNSに載せたくなるほどのキラキラな世界ですよ。

お部屋から遠く離れた場所へ、イルミネーションを見に行くのは体力的につらいと感じる方もいることでしょう。会場へのアクセスは公共交通機関頼みになるケースが多く、意外に負担になりやすいものです。しかし新地公園のイルミネーションは、知立駅から徒歩でアクセス可能です。見に行きたいと思ったときに、気軽におでかけできますよ。

2023年から2028年までのネーミングライツ契約のため、新地公園は愛称が「知立新地ドリームパーク」に。愛称が新しくなっても地域住民の憩いの場としての役割に変わりはありません。公園の周囲に木々が植えられ、自然を感じられるスポットです。

知立市図書館

本好きな方やできるだけモノが少ない暮らしをしたい方には、図書館は大切な施設の1つでしょう。「知立市図書館」へは、知立駅から南へ徒歩約11分でアクセスできます。2022年時点で、約22万冊の蔵書がある図書館です。飲食は2階の喫茶コーナーで可能です。2階には「知立市歴史民俗資料館」が併設されています。

知立市歴史民俗資料館は、1978年に開館した「知立市郷土資料館」が前身です。もともとは現在の場所より1キロほど東に資料館が建てられました。知立市の歴史や民俗に関連した資料の保管や展示をしているため、地域の文化を学べる重要な施設です。

建物の老朽化や狭さの問題を解消する必要があり、1987年に知立市図書館の中に、新しい歴史民俗資料館が開館したのです。昔ながらの建物を復元した展示や、かつての街並みのジオラマなどから手軽に知立市の歴史を学べます。

自分が住んでいるエリアについて知ると親しみが持て、愛着が湧きやすいでしょう。図書館での読書や資料館での学びのあとは、隣接する新地公園で休憩もできます。自然豊かな公園でもリフレッシュして過ごしませんか。

知立神社

「知立神社」は知立駅から北へ徒歩約13分でアクセスできる、歴史あるスポットです。江戸時代には池鯉鮒大明神と呼ばれ、多くの信仰を集めてきました。社伝によると、112年に創建されたことがわかっています。境内に建てられている「多宝塔」は、国の重要文化財です。県の重要文化財の古額、舞楽面、能面、市の重要文化財の獅子頭面なども保有しています。

知立神社では例祭が盛大におこなわれます。毎年5月2日と3日の例祭の「知立まつり」は、初夏を告げるイベントです。1年おきに、本祭(ほんまつり)と間祭(あいまつり)が実施されます。本祭で見られる5台の山車は高さ7メートル・重さ5トンもあり、豪華絢爛な装飾に目を奪われること間違いなしでしょう。

祭りは1653年から続く、とても伝統があるものです。本祭で上演される人形浄瑠璃芝居の「山車文楽」と「からくり」は、どちらも国の重要無形民俗文化財に指定されています。間祭では文楽の上演はなく、華やかに彩られた5台の花車が街を練り歩きます。人形浄瑠璃芝居は全国で上演されているため、劇場に足を運べば鑑賞は可能です。

しかし山車の上での上演は知立まつりだけ。浄瑠璃と一緒に上演されるからくりも操るために、高い技術力を必要とします。訪れた人を圧倒する演目を徒歩で気軽に見に行きやすいのは、知立駅周辺のお部屋に住む魅力でしょう。

知立公園

季節感が味わえるスポットへお出かけをするなら「知立公園」がオススメです。知立神社に隣接した公園で、知立駅から北へ徒歩約13分でアクセスできます。知立公園は知立神社を挟んで、西公園と東公園に分かれています。どちらも緑に囲まれ、地域住民の憩いの場です。知立公園といえば花しょうぶが有名で、東公園と西公園のどちらでも鑑賞できます。

知立公園に植えられている60種の花しょうぶは、明治神宮からいただいたものです。1956年、1957年、1960年の3回にわたって譲り受けました。花しょうぶの見頃は、5月中旬から下旬にかけて。満開時には約3万株の花しょうぶが咲き、来園者の目を楽しませてくれます。開花状況は知立市のホームページからチェックができます。

5月中旬から約1ヶ月間、「知立公園花しょうぶまつり」を開催します。開催期間が長いため、毎日が忙しくなかなか時間を取りにくいような方でも、訪れやすいのではないでしょうか。

花しょうぶまつりは、開催期間中に雅楽の演奏や知立神社の宝物展などもあり、花だけでなく伝統文化にも触れ合える特別感が満載のイベントです。日没後から21時までは夜間のライトアップもあります。暗い中、光に照らされた花しょうぶはとても幻想的な光景に。昼間とは違う趣のある景色を楽しめますよ。

慈眼寺

知立駅から東へ徒歩約15分でアクセスできる「慈眼寺」は、江戸時代に建てられたお寺です。江戸時代初期に、馬を供養するために建てたお堂がそもそもの始まりでした。馬に由来することから、馬頭観世音菩薩を本尊の1つとして祀っています。

馬頭観世音菩薩は、普段は秘仏として一般公開されていません。60年に1度のペースで開帳されるとても貴重なものです。もう1つの本尊の阿弥陀如来立像は、1965年に知立市の文化財に指定されています。地元からの厚い信仰を集める慈眼寺は、弘法大師作の毘沙門天と不動明王や青面金剛などもあり、数々の作品を保有しています。

季節ごとに美しい花を鑑賞できるお寺としても慈眼寺は有名です。4月には約800株の牡丹が見頃を迎えます。牡丹の開花シーズンに合わせて「牡丹まつり」を開催。牡丹の苗の販売や演奏会などがおこなわれ、多くの人でにぎわいます。

慈眼寺は牡丹だけではありません。牡丹の前シーズンの3月にはしだれ梅、5月にはシャクヤクやバラが咲きます。「花のお寺」と地元住民から呼ばれるだけのことはありますね。知立駅の近くのお部屋に住んだときには、いつでも気軽に花のお寺を満喫ができますね。

知立駅の住みやすさはマンスリーマンションでチェック!

知立駅は高架事業がこれからどんどん進むため、住みやすいエリアとして注目されています。名鉄線が2路線も通り、交通の利便性の良さが魅力の駅です。駅前にはお手頃価格の飲食店も充実し、自炊が苦手な方でも安心して暮らせるでしょう。公園や神社などおでかけスポットも点在しています。

暮らしやすそうな条件がそろっていても、初めての場所での生活は何かと不安になるものです。マンスリーマンションの「お試し住み」を通じて、知立駅の住みやすさをチェックすると安心感が高まりますよ。

マンスリーマンションは、短期契約ができる物件です。まずは1ヶ月だけお試し住みをしてみて、知立駅の住みやすさを把握。お試し住みのあとに、通常の賃貸物件で暮らすようなことも可能です。契約手続きも簡素なので、お部屋探しから入居までをスピーディーに進められます。知立駅周辺にある、気になるお部屋をぜひチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。