【大阪市】緑のそばで暮らしたい!大阪のオススメ公園・10選

東京都に次ぐ大都会の大阪は、いくつもの大きな繁華街がありビルも人も多い都市。とくに都心部の大阪市内はどこもごちゃごちゃとした雑多感があり、せっかちな関西人は歩くのも早いため常に忙しない空気が漂っています。

そんな大阪の街中にも、緑に囲まれたマイナスイオンたっぷりな都会のオアシススポットがたくさん存在しますよ。河川が多い水都・大阪の立地を生かした都市公園の数々は、自然豊かな四季の美しさと周囲に臨む都会的な街並みのコントラストが魅力。都心一等地の敷地をたっぷり贅沢に使った空間は、ほっと一息ついてリラックスするのに最適です。

今回は大阪市内でオススメの公園を10カ所ご紹介。どこも個性的で素敵な場所ばかりなので、気になる公園が見つかったら一度遊びに行ってみてくださいね。公園に近いエリアのマンスリーマンションもあわせてご紹介しますよ。ペットのお散歩やランニングができる街での一人暮らしを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

1. 大阪城公園/中央区

戦国時代の有名武将、豊臣秀吉が天下統一を果たした証しである大阪城天守閣を中心に、100ha以上もの敷地面積を公園化した大阪を代表する史跡「大阪城公園」。高く積み上げられた生垣と堀が天守閣を取り囲むように配置されており、内堀の中をお座敷船に乗って遊覧することも可能です。

また有料で一般公開されている天守閣の中には、レプリカや原寸大に再現された黄金の茶室などが展示されています。最上階の8階にある展望台からは大阪の街並みが見下ろせるようになっていて、天下を獲った秀吉気分を味わうことができますよ。

春になると梅・桃・桜の名所として多くの花見客が訪れる大阪城公園。とくに約300本も植栽された西の丸庭園の桜が人気で、日本さくら名所100選に選ばれるほどの見応えある美しさです。ほかにも椿やツツジ、アジサイ、イチョウ並木など四季折々の色鮮やかな草花を楽しめるスポットが多く、ゆっくり鑑賞しながら園内をめぐるだけで心が癒されますよ。

大阪城公園内には大阪城ホールや野外音楽堂などの商業施設が多数併設されています。天守閣の間近でBBQや食事が楽しめる「ジョーテラス大阪」はカフェやパーラー、イタリアンレストラン、食堂のほかコンビニ、生花店、お土産ショップなどジャンル豊富なラインナップ。有名ラーメン店のメニューが食べ比べできるフードコートも人気ですよ。

園内をランニングする方のために設置されたロッカー&シャワースペースがあるので、仕事帰りに手ぶらでふらっと走りに来ることもできちゃいますね。

そのほかにもお笑い発信地として様々なエンタメ公演を行っている「クールジャパンパーク」や、秀吉像が建つ豊國神社、小さな子供たちの遊び場として人気のボーネルンドなどもあり、一日ではすべて回り切れないほど施設が充実しています。

目的やその日の気分によって様々な楽しみ方ができるので、何度遊びに来ても飽きることがないでしょう。また特別展示やフードフェス、謎解きゲームといった企画イベントも年中開催。クリスマスシーズンのイルミネーションは大阪らしいユーモア満載で、話のネタになること間違いなしですよ。

詳細情報

施設名:大阪城公園
所在地:〒540-0002 大阪市中央区大阪城1-1
アクセス:JR大阪環状線「大阪城公園駅」下車 ほか
駐車場:あり(有料)

2. 天王寺公園/天王寺区

大阪メトロ御堂筋線、JR大阪環状線など複数路線が乗り入れる、大阪南部を代表するターミナルシティの天王寺駅。数多くの商業施設が集まる同駅から歩いてすぐの場所にある「天王寺公園」は、動物園や美術館、広大な芝生広場を併設した市内南側エリア最大の憩いスポットです。

かつて昭和の時代、ホームレスの住居と化していた同園はとても一般人が足を踏み入れることができない場所でしたが、駅周辺の大規模な再開発により大リニューアル。家族連れやカップルが集う明るくて清潔感あふれる都市公園に生まれ変わりました。

季節の良い時期は、ごろんと芝生に寝転がってあべのハルカスを見上げることができる「てんしば」が人気。お弁当を広げてピクニックしている方が多いですよ。近くのカフェやレストラン、ソフトクリームが美味しい産直ショップでお買い物や食事するのも良いですね。隣接するサッカーコートで試合を観戦するのも盛り上がりそうです。

リニューアル以前と変わっていないのは、大正時代に造られたという日本庭園の慶沢園や森のように木々が覆う茶臼山古墳。周辺には遊歩道が整備されていて比較的観光客が少なく静かなので、ゆったりのんびり散歩するのにうってつけの場所ですよ。

てんしば以外の園内はリードを付けていればペットの入園も可能。ドッグランを併設したカフェもあるので、ワンちゃんと一緒に遊びに行けるのが高ポイントでしょう。同園の近くには一心寺や四天王寺など由緒ある神社仏閣が多いので、年配の方を誘えば喜ばれるかもしれませんね。

大阪府民なら誰もが一度は訪れたことがある「天王寺動物園」は、童心に返ることができる懐かしい場所。隣接する「てんしばイーナ」ではインドアクライミングやアスレチックが体験でき、可愛い動物グッズを購入することもできますよ。そんな動物園を抜けると、そこは串カツの聖地、新世界。通天閣やスマートボール、ビリケンさんなど新世界ならではの名物がたくさんあるので、天王寺公園に来た際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

詳細情報

施設名:天王寺公園
所在地:〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-108
アクセス:JR・大阪メトロ御堂筋線・谷町線「天王寺駅」下車
駐車場:あり(有料)

3. 毛馬桜之宮公園/都島区・北区

大阪市内で桜の名所といえば真っ先に名前が挙がる「毛馬桜之宮公園」は、街中を流れる大川の上流部両岸エリアであり都島区と北区にまたがる一帯の名称。毛馬公園、南天満公園、蕪村公園、藤田邸跡公園などが合わさった総合都市公園です。

大川のリバーサイドを約4.2kmに渡って整備された同園は、春になると約4,500本もの桜並木が一斉に満開となり川岸を埋め尽くすお花見ロードに。とくに明治時代に設立された造幣局では毎年4月になると桜の通り抜けを行うため、多くの見物客が詰めかけて大変な賑わいを見せています。

大川の水面から大阪市内の街並みを眺めることができる遊覧水上バスは、各社とも桜のシーズンになると予約が取れないほどの大人気。お花見クルーズと豪華な食事がセットになったコースは外国人観光客にも好評だそうですよ。桜の季節以外でも、街の灯りが水面にきらきら光って格別の輝きを放つ夜景クルーズは体験の価値大。

10名以上で貸し切りパーティーを行うこともできるので、特別な記念日の催しにぴったりですね。きらびやかな夜景は川岸からでも十分楽しめますが、源八橋や飛翔橋など大川に架かる橋の上から望む大阪の夜景はより一層ロマンチックできれいですよ。デートコースにオススメでしょう。

江戸時代から桜の名所であった毛馬桜之宮公園には、造幣局のほかにも泉布観など明治初期に建てられたレトロモダンな建築物が随所に残されています。同園の一部でもある「藤田邸跡公園」は明治時代の実業家である藤田財閥の屋敷跡を公園化した場所で、大阪市指定名勝にもなっている日本庭園は見応え抜群。桜の時期はもちろん、秋の紅葉もとっても美しいですよ。隣接する藤田美術館は春と秋のみ開館し、東洋古美術を中心とした企画展を行っているのでこちらも必見ですね。

詳細情報

施設名:毛馬桜之宮公園
所在地:〒530-0025 大阪市都島区中野町1 ほか
アクセス:JR東西線「大阪城北詰駅」下車 ほか
駐車場:なし

4. 中之島公園/北区

大阪市北区の南側に位置する中之島は、堂島川と土佐堀川に挟まれた東西3kmに渡る中洲エリア。幅は約300m、面積約72haと街としては小さな範囲ですが、中之島内には「中之島公園」のほか中央公会堂、大阪府立中之島図書館、日本銀行大阪支店、国立国際美術館、大阪市立科学館、京阪中之島線などが所在しており、大阪の経済・文化・行政・交通の地として重要な役目を担っている地域です。

キタエリア都心部の憩い場として長年府民から親しまれてきた中之島公園は、プロの手によって美しく剪定されたバラ園が有名。約310品種・3,700以上もの株が植えられており、春と秋にそれぞれ色とりどりな花を咲かせます。花壇の周りに設置された芝生広場や遊歩道からは、心ゆくまで満開のバラを愛でることができますよ。

同園を含む中之島一帯は、水都・大阪の美しい景観を象徴するエリア。中央公会堂をはじめとする重厚感あふれる歴史的建造物の数々や、堂島川に架けられた橋のライトアップなど昼夜ともに人々を魅了する風景が広がっています。とくにクリスマスシーズンのイルミネーションは異世界に入り込んだようなスケール感。毎年大勢の人が一目見ようと同地を訪れて感嘆の声を上げていますよ。

2020年に中之島公園内に開館した「こども本の森 中之島」は、有名建築家の安藤忠雄氏が設計し大阪市に寄贈したという文化施設。エントランスに置かれた大きな青りんごのモニュメントが目印です。

図書館のように本の貸し出しは行っていませんが、2万冊近くにもなる蔵書の数々は館内で自由に閲覧でき、子供も大人もゆっくり本と向き合えるスポットですよ。子供向けの工作イベントや保護者用の子育て相談会なども行っているので、お子さんがいる方はぜひ事前予約をしてから一緒に行ってみてくださいね。

詳細情報

施設名:中之島公園
所在地:〒530-0005 大阪市北区中之島1
アクセス:大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」下車 ほか
駐車場:なし

5. 淀川河川公園/淀川区

淀川河川公園は大阪府内を流れる大河川の淀川河口部から、桂川・木津川・宇治川が合流するまでの約37km、総面積約1,200haの河川敷を整備した国営の河川公園です。今回ご紹介する「淀川河川公園(西中島地区)」は市内都心部にもっとも近いアーバンリバーサイド。川岸の向こう側には、梅田スカイビルを筆頭に高層ビルが建ち並ぶ都会的な風景が広がっています。

園内には大きなグランドを有する3つの野球場や広々とした芝生広場、BBQ広場、200台以上の車が停められる無料駐車場を完備。とくに春から夏、秋にかけてはBBQエリアが大盛況で、平日休日ともに市内外から多くのお客さんが遊びにやって来ます。もちろん指定区域と一般の広場はしっかり分断されているので、BBQをしない方でも安心して楽しむことができますよ。公園横には管理所が設置されているのも安心ですね。

淀川河川公園は年中様々なイベントを開催していますよ。フリーマーケットやこどもスポーツスクール、フードフェスにマイナースポーツ体験会など、大人も子供も無心になって遊べる催しがいっぱい。

また毎年秋に行われるイベントでは、芝生広場での宿泊キャンプに淀川の自然に触れられるネイチャースクール、カヌー・SUP・ナイトクルーズなど淀川でのアクティビティが体験できる水辺プログラムが人気です。光り輝く梅田の夜景を眺めながらするキャンプは、普段の生活の中ではなかなか味わえない貴重なひと時でしょう。

8月には会場周辺で交通規制が行われるほど大混雑必至な、市内きっての夏の風物詩「淀川花火大会」が実施されますよ。同園エリアはちょうど花火が良く見える場所なので、当日は早くから場所取りの見物客で賑わっています。近くの高層ビルやマンションの窓からも方向によっては見物可能。2万発以上のど派手で華やかな花火は一見の価値アリですよ。

詳細情報

施設名:淀川河川公園(西中島地区)
所在地:〒532-0011 大阪市淀川区西中島2
アクセス:大阪メトロ御堂筋線「西中島南方駅」、阪急京都線「南方駅」下車、徒歩7分
駐車場:あり(無料)

6. 靭公園/西区

大阪を代表するオフィス街の本町駅から歩いてすぐ、四ツ橋筋沿いに位置する「靭公園」は、四ツ橋筋からあみだ池筋まで約800mの距離を東西に伸びる都心公園。園内中央を縦断するなにわ筋によって、東園と西園に分かれています。

西園に隣接する靭テニスセンターは16面のテニスコートを有しており、国際大会なども開催されるほど大きな競技場ですよ。もちろん一般の方でもテニスを楽しむことが可能なコートも設置されているので、平日の日中でもたくさんのプレイヤーが集まっています。

靭公園は中之島公園と同様にバラ園の美しさで知られており、小さな丘から見渡せる花々はオフィス街の中に居ることを忘れてしまうほどロマンチックで優雅。2006年の世界バラ会議大阪大会開催を前に大きくリニューアルされたバラ園は、夜になると園内の小道がライトアップされ、昼間とはまた違った雰囲気に変化しますよ。

また靭公園は本町界隈のお花見会場としても知られている桜スポット。園内にずらりと並ぶ桜並木の下では、春になると本町で働くビジネスマンたちが夜な夜な宴を催し大いに賑わっています。

靭公園の隣には、府内に住む子供たちが遠足でやって来る「大阪科学技術館」があります。約30もの最先端企業や団体が最新の科学技術を展示・解説していて、大人でも楽しみながら学べる施設ですよ。ゲーム感覚で資源エネルギーや地球環境、新素材などの技術が学べるので、同施設で得た知識はビジネスシーンでも大いに役立ちそうですね。

また靭公園の周辺エリアにはオシャレな内装が目を引くカフェやレストランがたくさん建っており、バラ園を眺めながら食事ができるテラス席は人気大。美味しいと評判の高いベーカリーも多数あり、お店でテイクアウトしたランチを公園のベンチに座って食べている方も多いですよ。秋冬はケヤキ並木の紅葉がとてもきれいなので、ぜひ暖かい服装で訪れてみてください。

詳細情報

施設名:靭公園
所在地:〒550-0004 大阪市西区靱本町2-1-4
アクセス:大阪メトロ御堂筋線「本町駅」、中央線「阿波座駅」下車
駐車場:あり(有料)

7. 真田山公園/天王寺区

JR大阪環状線の玉造駅と鶴橋駅の間に広がる静かな住宅街。そんな穏やかな街中にある「真田山公園」周辺は、かつて豊臣秀吉が築いた大坂城の城下町でした。秀吉没後に巻き起こった戦国時代最後の大決戦「大坂の陣」で、秀吉軍の武将である真田幸村(信繁)が城を守るために造った出丸が現在の真田山公園付近だとされています。

同園に隣接する「三光神社」には幸村公の像が建てられており、その隣には幸村が大坂城へ続く道を掘らせたと言われる抜け穴が今も祀られています。歴史好きな方はもちろん、あまり戦国時代を知らない人でも、実際にこの場所を見学するとはるか昔の時代に思いを馳せることができ感慨深いですよ。

真田山公園の歴史は戦国時代の古戦場というだけではありません。公園の隣には明治時代に建設された日本最古の陸軍墓地があり、西南戦争に始まり日清・日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦と日本の歴史を刻んできた数多くの戦争で戦い、亡くなられた兵士たちの遺骨が埋葬されています。そのおびただしい数の墓石は5千以上にのぼり、普段は寂し気な雰囲気の墓地も春になると満開の桜が彩ってきれいです。

住宅街の中に位置する同園は、子供向け遊具や野球グランド、テニスコート、ジョギングコースが設置されていてペットのお散歩や日々の運動に最適。幼児向けのユニークな遊具と砂場も完備されているので家族連れで訪れても楽しめる場所でしょう。

また隣に建つ「天王寺スポーツセンター」には一年中利用できる屋内温水プールと夏季のみ運営する屋外プールがあり、流水プールやウォータースライダーが設置される屋外プールは夏のレジャーにもってこいですよ。

冬季にはアイススケートリンクへと様変わりするので、夏も冬も楽しめそう。トレーニングマシンを完備したジムや各種のレッスンを実施しているスタジオもあるので、ご近所に住めば毎日の生活に運動を取り入れやすいですね。

詳細情報

施設名:真田山公園
所在地:〒543-0015大阪市天王寺区真田山町5
アクセス:JR大阪環状線「玉造駅」、千日前線「鶴橋駅」下車、徒歩8分
駐車場:あり(有料)

8. 扇町公園/北区

梅田の繁華街から歩いて15分ほどの都心部にある「扇町公園」は、大阪メトロ堺筋線の扇町駅に直結。JR大阪環状線の天満駅からは徒歩5分ほどです。大正12年に開園した同園は現在に至るまで何度も改修工事が繰り返され、今では個性あふれる面白い公園として、大人も子供もたくさん集まる都会のオアシス的存在になっています。

カラフルな建築デザインが目を引く「カンテレ扇町スクエア」に隣接する同園は、鮮やかな赤色や黄色が目立つマウンテンスライダー、ジャングルジム、随所に置かれたパイプ同士で声を響き合わせて楽しむ「大地の声」などユニークな大型遊具が活発なキッズたちに大人気。

丘の上から公園を見渡せる石でできた椅子「ガキ大将の座」や、耳を澄ますと街の音がたくさん聞こえてくるという「都市展望の座」など、発想が楽しいミニスポットがいっぱいありますよ。北区の都会の中でサッカーや野球が思い切りできる広々としたグランドでは、少年少女たちが元気に走り回っています。

「カンテレ扇町スクエア」は関西テレビのスタジオやオフィスのほか、遊びを通じて自然や科学、文化や歴史が学べる体験型学習施設「キッズプラザ大阪」、飲食や物販フロアのキッズモールなどが入った複合施設。壁面がボルタリングになっていたり、ガラス張りのアトリウム広場があるなど、こちらも遊び心が詰め込まれた個性的な建物ですよ。

扇町公園内には8コースある屋内温水プールと夏季のみオープンする屋外プールがあり、どちらも市営のため400~700円と格安料金で利用することができます。回数券や定期券もあるので、頻繁に通える方はもっとお得に使えますね。サイクルマシンなど用途別の運動機器が完備されたトレーニングルーム、ヨガやエアロビクスのレッスンが行われているスタジオも併設されており、リーズナブルにジム通いができそうです。

詳細情報

施設名:扇町公園
所在地:〒530-0025 大阪市北区扇町1-1
アクセス:大阪メトロ堺筋線「扇町駅」、JR大阪環状線「天満駅」下車
駐車場:あり(有料)

9. 下福島公園/福島区

JR大阪環状線・大阪駅のお隣、福島駅から歩くこと約10分。「下福島公園」は福島区の花に指定されている「のだふじ」の名所であり、地元の方々に長年愛されてきた公園です。タワーマンションや近代的なビルの谷間に現れる広々と開けた空間の中には、小さな子供たちが遊べる遊具、バスケットゴール、予約すれば誰もが試合などに利用できるグランドがあり、平日の昼間でも人が途絶えない人気スポットですよ。

1周480mのジョギングコースはきちんと管理されていて、ゴミひとつなく気持ち良く走れそうなコンクリートロード。コースの両端にはイチョウ並木が続いているので、秋や初冬は色とりどりな落ち葉がカーペットとなり、さらに運動する気分が上がりそうです。

のだふじの名所といわれるだけあって、園内には至るところに藤棚がたくさん設置されていますよ。藤の花が満開を迎えるのは4月中旬~5月初旬のとても短い期間だけ。紫色のグラデーションが美しい豊かな房が特徴で、見頃シーズンになると同園に咲き誇る立派なのだふじをひと目見ようと多くの見物客が詰めかけます。中には珍しい白色の藤の花もあり、独特の甘い香りを放っています。600年以上も前から将軍足利義詮や豊臣秀吉公らに愛でられてきたのだふじは、実物を目にすれば思わず撮影せずにはいられない優美さですよ。

同園に隣接する「下福島プール」は、屋内温水プールと夏季限定の屋外プールが区民に人気。ジャグジープール、トレーニングルーム、スタジオ完備で、屋内プールは4,900円の定期券を購入すれば1ヵ月間通い放題です。平日は夜22時まで開館しているので、仕事帰りに立ち寄って運動して帰るのに最適ですね。公園の周りにはたくさんの住宅用マンションが建っているため、近くに住めば日常的に運動ができて健康的な生活が送れるでしょう。

詳細情報

施設名:下福島公園
所在地:〒553-0003 大阪市福島区福島4-1
アクセス:JR東西線「新福島駅」徒歩5分 ほか
駐車場:あり(有料)

10. 江坂公園/吹田市

「江坂公園」は吹田市に位置する都市公園。大阪メトロ御堂筋線の江坂駅から歩いてすぐの場所にあります。江坂は梅田から乗り換えなしの約10分で行き来できる都心に近い立地が人気の街で、新大阪にも約4分という近距離のため地方からの転勤族や単身赴任者が多く暮らしています。駅周辺は商業施設や飲食店がたくさん集まっており、とても利便性が高い反面、少々賑やか過ぎる一面も感じるでしょう。

そんな駅前にありながら、緑が生い茂る自然豊かなゆとり空間を作り出している同園は、図書館や市民サービスコーナーなどの公共施設が充実した市民の癒しスポット。屋上緑化や噴水の雨水利用といった環境保全にも配慮しているそうですよ。2023年にはリニューアル工事が完成し、新たにオシャレなカフェとレストランが2軒オープン。子供たちに人気の大型遊具はより大きく魅力的になって帰ってきました。

住宅街と駅を結ぶポイントに位置する江坂公園は、アトリウム内の大規模な屋内緑化で知られる大同生命ビルと隣接。園内の通路を通って同ビル内に入ると高架型の歩道橋から駅構内へと続いており、緑に囲まれた道を歩いて駅まで行ける素敵な動線が造られています。毎朝、清々しい気分で出勤ができそうですね。

また併設されたカフェとレストランにはどちらも園内の自然美が堪能できるテラス席が設置されていて、桜や紅葉の季節は待ち客が出るほど人気。カフェではパンケーキ、レストランでは窯焼きのピザが定番メニューですよ。

詳細情報

施設名:江坂公園
所在地:〒564-0063 吹田市江坂町1-19-1
アクセス:大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行「江坂駅」下車
駐車場:あり(有料)

【番外編】うめきた公園(仮)/北区

2024年夏に先行開園、2027年春頃に全体開園を予定している「うめきた公園(仮)」。同園の建設予定地である梅田北側の再開発エリア、うめきた2期地区「グラングリーン大阪」は南街区と北街区、都市公園の3カ所から構成されており、うめきた公園は大規模ターミナル駅に直結する公園としては世界最大級となる予定です。

北公園と南公園に分かれた園内は中央部が高架型の歩道橋で結ばれていて、広大な芝生広場をはじめ野外ライブも開催できる本格ステージや子供たちが思い切り遊べる森、その他様々な施設が集合。大阪の中心部である梅田の街並みが、これまで見たことがないような規模で緑あふれる爽やかな風景へと変わりますよ。近未来の完全お披露目が楽しみですね。(2024年2月現在)

大阪のオススメ公園10選はいかがでしたか? ちょっとした運動やお散歩ができる緑豊かな公園の近くで暮らせば、心身ともに癒され健康的な生活が送れそうですね。ぜひ紹介した公園から徒歩圏内の地域で新居を探してみてください。

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