街歩き「北18条(札幌)」│中心部へのアクセス最高!札幌で一番賑やかな学生街。│vol.135

暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は札幌市北18条駅周辺を散策してみました。

「北18条駅」は札幌で一番にぎやかな学生街!

北18条駅周辺の様子

北18条駅は、札幌市の地下鉄3路線の中でも特に人気の「地下鉄南北線」の沿線にある駅です。全国でも有名な国立大学である北海道大学の最寄り駅として知られています。北海道大学のほかにも、藤女子大学や専門学校など教育施設が多いため、平日も多くの学生でにぎわっています。

札幌で一番の学生街と言われており、大きな商業施設はありませんが、安めの飲食店が多いため、自炊をしない一人暮らしの方にはぴったりでしょう。

札幌市の中心部であるさっぽろ駅から2駅隣とかなり近く、徒歩や自転車でも移動できる好立地になっています。学生向けの家賃が安い賃貸物件が多く、なるべく家賃を抑えたいけど便利な場所に住みたい方にオススメです。北海道大学には広大な緑地もあり、自然が多い落ち着いた雰囲気も持っています。

「北18条駅」はさっぽろ駅までわずか2駅の好立地!

北18条駅2番出口の様子

地下鉄南北線は中心部であるさっぽろ駅・大通駅・すすきの駅のすべてを通る、札幌市地下鉄3路線の中で一番人気のある路線です。南は札幌市南区「真駒内駅」、北は札幌市北区「麻生駅」まで、大きく南北を移動することができます。

その中でも北18条駅は、さっぽろ駅から2駅隣のわずか3分で到着する距離です。そのため学生だけでなくビジネスマンの通勤にも大変便利な立地になっています。

駅構内の様子

改札口の様子

エレベーター完備

北18条駅は、3か所の出入口に対してそれぞれ改札口が独立してあるため、出る場所には注意が必要です。駅構内には売店やATMなどはないですが、出入口のそばに大体そろっているため困ることはありません。

北18条駅1番出口の周辺

1番出口のすぐそばには、北海道民御用達のセイコーマートや安くておいしいパン屋のボストンベイクもあります。朝バタバタして朝食を食べられなかったというときでも、駅に向かう途中で買えるので便利ですね!

駐輪場の様子

北18条駅は、学生が多いことと平坦な地形で都心部に近いことから、自転車で通勤通学をする人も多くいます。さっぽろ駅までは自転車で8分ほどです。中央区を中心に利用者が急増しているレンタルバイク「ポロクル」も、隣駅の北12条駅から利用することができます。

さっぽろ駅までは徒歩だと25分ほどかかりますが、北海道大学の中を通って行けるため、暖かい日にお散歩がてら歩くのもおススメですよ。

北海道大学の学生でにぎわう西エリア

環状通の西側の様子

北18条駅の西側に、広大な敷地の北海道大学があります。そのため西側は特に学生が多く集う、にぎやかな雰囲気です。学生向けの手頃な飲食店もあり、食べ歩きをしても楽しいエリアになっています。

観光スポットとしても大人気!北海道大学

北海道大学入口の様子

北18条駅からまっすぐ西側に進むと、すぐに木々が生い茂る北海道大学のキャンパスが見えてきます。北海道大学は誰でも自由に入れるため、学生だけでなく地元住民や観光客など多くの人が訪れる人気スポットです。

秋には圧巻の黄金色に染まるイチョウ並木

北海道大学の敷地は約660平方キロメートルもあり、なんと東京23区以上の広さです。そのため北海道大学の入口は、さっぽろ駅や北12条駅など複数の最寄り駅があります。その中でも北18条駅側の入り口は、道内最古のサイロである札幌農学校第二農場が入ってすぐ横にあるため、多くの観光客も利用しています。

大学の下を横断するエルムトンネル

キャンパスの入口は、ちょうどエルムトンネルの真上にあります。エルムトンネルは、北海道大学の真下を東西に横断した環状通のトンネルです。車道の渋滞の解消や北海道大学の自然環境を守るため、車道は地下部分、歩道は地上部分に作られました。地上部の歩道は散策路にもなっており、地元住民と自然のふれあいの場となっています。

北海道大学総合博物館

北海道大学内には、立派な総合博物館があります。昭和初期に建築された本格的鉄筋コンクリートの建物は、全面タイル張りのモダーン・ゴシック風で迫力のある外観です。館内には400万点以上に及ぶ学術資料が保管されており、一般公開もしています。

北海道大学の前身である「札幌農学校」の歴史や、貴重な考古遺物や標本を自由に見学できて、なんと入館料は無料!休みの日のお出かけスポットにぴったりでしょう。

麻雀好きの北大生御用達!「津村娯楽堂」

津村娯楽堂の外観

昭和時代の北大生の中には、暇さえあれば麻雀に明け暮れるという学生が多くいました。学生寮では麻雀台が必需品だったそう。そんな北大生に愛されていたのが、ここ津村娯楽堂です。

近年は少なくなってきた麻雀人口ですが、学生時代に麻雀を覚え、今でも趣味としているOBたちが訪れています。もちろん現代の北大生たちも、ここで購入した台を使って、サークルや寮で麻雀を楽しんでいるそうですよ。

留学生からも愛される本場の味「本格インドカレーの館SPICE」

奥まった場所にある隠れ家的なカレー店

異国情緒あふれる内装

北18条駅から徒歩3分ほど、エルムトンネルの手前にあるお店です。店舗は少し奥まった場所にあるのですが、環状通沿いに「本格インド一流の味」と大きく看板があるのですぐに見つかります。アジアンテイストの雑貨がたくさん飾られた異国情緒あふれる店内は、まるで本当に外国にいるかのような雰囲気です。

先輩セットはボリューム満点!

メニュー名に「先輩」や「大先輩」と付いていて、学生街のお店らしい個性があります。エゾシカやジンギスカンなど、道産食材を使ったインドと北海道のコラボのようなカレーも人気です。現地から取り寄せたスパイスをふんだんに使った本格インドカレーは、一度食べたら病みつきになること間違いなし!日本語が堪能で優しいマスターもお店の魅力です。

飲食店と住宅が多い東エリア

環状通の東側の様子

東エリアには藤女子大学や専門学校がありますが、西エリアに比べるとアパートやマンションなどの住宅が多く、少し落ち着いた雰囲気です。おしゃれなカフェやレストランが多く、飲食店が特に充実しています。

古書マニア必見「北天堂書店」

北天堂書店の外観

北天堂書店は、北18条駅の1番出口のすぐ近くにある古本屋さんです。創業40年の老舗の書店で、昔から北大生にもよく利用されてきました。一般的な小説やエッセイなどの古本も扱っていますが、趣味に関係する本に特化したお店です。

鉄道・SF・書道・囲碁・将棋・探偵小説など、特定のジャンルの本を重点的に取りそろえています。そのほか、美術書や歴史書、考古学・民族学の専門書など、研究に必要な貴重な本も充実しているため、大学生の利用も多いです。欲しい本がなくても、古本屋独特の匂いや雰囲気を感じながらどんな本があるか物色してみると面白いですよ。

名門女子校の歴史を感じる「キノルド資料館」

玉ねぎ型の尖塔がかわいいキノルド資料館

キノルド資料館は、大正14年に建築された旧藤高等女学校校舎の跡地に、卒業生たちの熱い要望によって再建された建造物です。元となった校舎は、当時札幌に滞在していたスイスの建築家M・ヒンデル氏によって設計されました。ピンクに近い藤色の外壁と、屋根に乗った玉ねぎのような形の尖塔は、80年以上も前から「玉ねぎ塔の校舎」と呼ばれ親しまれています。平成13年に老朽化のため解体されましたが、平成15年に一部を再建されて以来は資料館として利用されています。

館内は一般公開されており、冬以外の月曜から土曜まで見学が可能です。1階には藤学園の長い歴史を物語る資料や展示物があり、歴代の制服もズラッと並んでいて見応えがあります。2階はホールになっており、定期的の合唱のコンサート会場や、藤学園OBの同窓会の場としても利用することが可能です。キノルド資料館を訪れれば、北18条駅が学生街としていかに古い歴史のある街なのかを体感できるでしょう。洋風のかわいい外観を眺めるだけでも面白いので、ぜひ一度立ち寄ってみてください!

女子大生のいきつけ「チェリーメリー」

おしゃれで目を引くチェリーメリー

学生でにぎわう北18条駅周辺は、食事を楽しめるお店のほかに、カフェやスイーツショップも充実しています。その中でもチェリーメリーは、近所の学生や地元住民に根強い人気のあるケーキ屋さんです。流行に左右されないクラシカルな洋菓子が置いてあり、焼き菓子からケーキまで種類豊富にあります。

お持ち帰りはもちろん、中にはカフェスペースもあるため、その場で選んだケーキを味わえます。店内は深いグリーンの壁に落ち着いた内装で、まるでフランスの街角にあるカフェのような雰囲気。季節の果物を使ったパフェも人気で、最近は飲み会の後の〆パフェとしての利用も多いそうです。

コスパ抜群のレストラン「ウッド・バック」

個性的なウッド・バックの外観

北18条駅周辺にはさまざまな飲食店が密集していますが、その中でもひと際個性的な外観で目を引くのがここウッド・バックです。山小屋風の店先には、暖かなタッチのイラストで、なんとも心惹かれるメニューが描かれています。店先の看板に「輪飲(ワイン)」と書かれていることから、お酒も出していることが分かりますね。

店内はアンティークで落ち着いた内装で、1人でも大人数でも入りやすい雰囲気です。ボリュームたっぷりの洋食ランチが特に人気で、ラムステーキ定食とカレーが名物になっています。ランチも最高ですが、このお店は夜のメニューも魅力的!本格洋食が手ごろな価格で楽しめる、おしゃれで居心地のいい洋風居酒屋です。

「北18条駅」は、学生だけでなくビジネスマンにとっても住みやすい街

北18条駅は札幌市内でも有数の学生街であり、平日も多くの人が行き交うにぎやかな街です。さっぽろ駅からわずか2駅と自転車でも行ける至近距離のため、学生だけでなくビジネスマンにも人気があります。

大きな商業施設やスーパーは少ないですが、そのかわりに飲食店やお弁当屋さんが豊富です。学生向けのお手頃でボリュームがあるお店が多く、自炊をしない一人暮らしの方にぴったりでしょう。北海道大学には広大な緑地もあり、自然も感じられる住みやすい雰囲気です。

もし住みたいと思える街が見つかったら、まずはマンスリーマンションで「お試し住み」をしてみるのがおススメです。マンスリーマンションであれば、敷金礼金不要で家具家電も完備のため、気軽に1人暮らしを始めることができますよ。ぜひお気に入りの街を見つけて、住んでみないと分からない街の魅力を体感してみてください!