街歩き「自由が丘」│変化を”自由”に楽しむ。流行の先端をいくお洒落タウン。│vol.134

暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は自由が丘駅の周辺を散策してみました。

”自由が丘”で感じる異国情緒と甘いひととき

自由が丘の街並みは、センスの良いショップやカフェが建ち並び、ヨーロッパの雰囲気を感じさせます。駅前には、多くの商業施設があり、ファッションやインテリア、雑貨など、さまざまなジャンルの商品を見て回ることができます。

特に九品仏川緑道やサンセットアレイ通りなど、石畳の小径に並ぶお店は、異国情緒あふれる中でショッピングを楽しめるスポットとして人気です。

スイーツ激戦区で食べログ百名店に選ばれ続けている名店”モンサンクレール”

自由が丘は、スイーツの激戦区としても有名です。スイーツ百名店に選ばれるパティスリーをはじめとして「スイーツの聖地」とも呼ばれています。人気パティスリーのお店の前には、開店と同時にいつも行列ができています。

自由が丘の中でもとくに人気の高いお店として、写真のモンサンクレールと、patisserie Paris S’eveille(パティスリー・パリ セヴェイユ)があります。

モンサンクレールは食べログ百名店2023を獲得。

patisserie Paris S’eveille(パティスリー・パリ セヴェイユ)においては、食べログ百名店2023および食べログアワード2023ブロンズの両方の栄誉を獲得しています。

渋谷も横浜もあっという間!オシャレで便利「自由が丘駅」ってこんな駅

自由が丘駅前の風景

自由が丘駅からは、東急東横線と東急大井町線の2路線が利用できます。東急東横線は渋谷へ10分、横浜へも20分と直通で行ける便利な路線です。東京メトロ副都心線との直通運転により、池袋や新宿三丁目、渋谷、池袋などにも乗り換えなしで行けます。

品川や東京方面へのアクセスには、東急大井町線で大井町へ行き京浜東北線に乗り換えればスムーズにアクセスできますよ。駅周辺にはバス停も多くあります。坂の多いエリアなので、通勤や通学はもちろん、お買い物で荷物が多い日なども重宝するでしょう。

東急東横線の電車発着のようす

こちらは東急東横線です。左側の電車が中目黒方面へ発車し、右側に元町・中華街行の電車が到着します。

東急東横線3・4番線の横浜、元町・中華街方面行きホームのようす

自由が丘駅は、各駅停車のほかに急行、通勤特急、特急とすべての電車が停車しますので、かなり短い間隔で電車が発着します。乗り遅れても次の電車がすぐにきますので、慌てなくて大丈夫そうですよ。

東急大井町線のコンコース

東横線のホームを降りるとそのまま改札を通らずに東急大井町線にダイレクトインできます。

昔来たことはあるのですが、このような構造になっていたとは!お年寄りの方には少し複雑なようで、地元の方と思われる男性に乗り換え方法を聞かれましたが、お互いに分からずあたふたしました(笑)

東急ストアフードステーションミニ自由が丘駅構内店

さすが東急線の駅!駅のホームにオシャレな東急ストアがあります。電車に乗る前や帰り際にお弁当やお惣菜、持ち歩き用のお菓子の買い足しなどができてとても便利です。

東急大井町線のホームのようす

こちらの写真にある階段とエスカレーターは、東急大井町線のホームから、東急東横線のホームへと直接アクセスできます。

上へ下へと行き来するうちにようやく自由が丘駅の構造が見えてきました。こうしてみると、最初は複雑に思えましたがとっても乗り換えがスムーズで便利な駅ですね。

東急大井町線のホームのようす

南口改札への階段

このホームから階段を数段降りるとすぐに、自由が丘の街に繰り出せます。二子玉川、溝の口方面側に南口があり、自由が丘スイーツステーションや東京豚饅などetomoにあるお店に最短距離でアクセスできます。

東急大井町線の”LAWSON+toks 自由が丘下りホーム店”

ホームにローソンとお手洗いがありとても便利ですよ。

北口改札のようす

こちらからetomoのタリーズコーヒーやブランジェ浅野屋へ直通できます。自由が丘の南西側の通りでショッピングを楽しみたい方もこちらの改札からスムーズにアクセスできますよ。

正面改札のようす

こちらがタクシー乗り場やバス停のある正面改札です。出口ギリギリに改札があるところが特徴的です。

正面改札内のようす

自由が丘駅はそれほど大きな駅ではありませんが、etomoのお店が駅と街のつながりをもたせ、駅の構内のみならず駅周辺の利便性も高めています。待ち合わせやお買い物の休憩スポットとしても利用でき、オシャレだけど落ち着く、便利で美味しいお店が勢ぞろい。いたれりつくせりの駅だと感じました。

ロータリーのようす:タクシー待合い

ロータリーのようす:バス停周辺

バス停には、階段状のベンチが二カ所設けられていて、たくさんの人が座れるようになっています。バスの到着待ちの方だけでなく、通行中のひと休みに利用されている方の姿も見られました。

自由が丘ならではのグルメやショッピングを楽しむ!東横線北側エリア

まずは、大井町線から北側のショッピングエリアから散策してみたいと思います。

自由が丘デパート

正面改札を出てすぐ右手側にある「自由が丘デパート」は、1953年(昭和28年)開業の老舗商業施設です。もともとは戦前からあった商店街から、戦後のヤミ市を経て”自由が丘マーケット”がはじまりだそうです。

当時の名残りのように現在も、1階の細長い店内には小さいながらもたくさんのお店がひしめき合っています。自由が丘という立地からオシャレなお店を想像したくなりますが、こちらはタイムスリップしたかのようなレトロなお店がほとんど。2階は飲食店ブースになっていて、ハワイアンからペルシャ料理、ベトナム、インドと多国籍フードが揃っています。

3階は一部飲食店ですが、スナックやワインバーなどの夜に訪れたいスポット。4階は貸しホールとランゲージスクールです。ぜひ一度いろんなお楽しみが詰まった自由が丘デパートへ訪れてみてくださいね。

北口改札を出て向かいにある”etomo 自由が丘”

東急沿線に賑わいをもたらすショッピングモール”etomo”。ここ自由が丘には、スープ ストック トーキョーやブランジェ浅野屋などの人気店の他、スーパーマーケットやカフェなどが駅の構内と駅周辺に一体となって構成されています。会社や学校帰りにあると便利なお店がしっかりと揃っていますよ。

自由が丘再開発事業に伴う店舗移転マップ(2023年11月時点)

こちらは1丁目29番地区再開発事業に伴い、移転予定のある店舗を記載したマップです。こうしてみると自由が丘で古くから愛される老舗店や行列店などたくさんのお店がこの駅前に集結するようです。

自由が丘再開発事業工事のようす

現在計画されている建物は、地上14階、地下3階の複合商業施設で、店舗以外にも事務所や住宅などが入ります。これまで老朽化していた建物を撤去し、耐震性や耐火性に優れた商業施設をつくることで、自由が丘の街の防災性向上を確保します。

便利になり、美しい街並みができることに期待が膨らむ一方で、ノスタルジックな街並みが消えていくのは少し寂しい気がします。駅周辺の散策はこのあたりにして、自由が丘の街をさっそく歩いてみましょう。

お値段が高めだが満足度も高い!”成城石井”

都内の成城石井といえば、駅ナカで見かけることが多いですが、こちらはヒロ通りにある路面店舗。駅ナカに比べると広々とした店内で、取り揃えも豊富。小さいながらもイートインスペースがあるため、店内で買ったパンやお惣菜、お弁当などをその場で食べて帰ることができます。

お友達や恋人と持ち込みパーティーする際には、お隣の黒毛和牛のお店”腰塚”とセットで利用すると便利ですよ。

コンビーフ丼が絶品の”黒毛和牛 腰塚”

成城石井のお隣にある、黒毛和牛のお店”腰塚”。1Fはお惣菜と精肉の販売、2Fは焼肉屋さんを営んでいます。

オススメは腰塚の人気メニューがぎゅっとつまった”腰塚”ランチ。カルビとロースでお昼から贅沢感を味わえるだけでなく、ミニビビンバや人気”コンビーフ”まで味わえる欲張メニューです。コンビーフの入ったコロッケやメンチカツなど食べ歩きグルメも充実。自由が丘散策でお腹が減った際に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

種類豊富な味を楽しめる!ふわふわのコッペパンのお店”パンの田島”

今回の散策で楽しみにしていたお店の一つ”パンの田島”。こちらは成城石井の向かいにあり、お手頃価格で出来たてのお惣菜コッペパンやスイーツコッペパンを楽しめるため、撮影中もお食事やカフェとして利用するお客さんの出入りがひっきりなしにありました。

セットメニューがお得!品揃えも豊富でいろいろと楽しめる!

モンブランや生チョコクリームチョコチップなどケーキさながらのコッペパンも人気ですが、オススメはお惣菜コッペパン。

厚切りハムカツや海老カツたまごなど、サクサク揚げたてのお惣菜のほんのり甘くふわふわの焼きたてコッペパンの相性は抜群。ハンバーガー屋さんよりも自由度が高く、普段は目にしない組み合わせのコッペパンが種類豊富に揃っています。

季節ごとにさまざまなメニューが用意されていますので、来るたびに新しい味に出会えますよ。自由が丘にぴったりのノスタルジックな店内でイートインするのもオススメです。

”九品仏川緑道”

こちらは大井町線北側にある九品仏川緑道の風景です。店舗がちらほらと見受けられますが、閑静な住宅街にあり、お散歩にぴったりのコースです。駅前のように広々としたベンチはありませんが、小さなベンチが間隔をあけて設置してあります。お散歩途中にちょっとした水飲み休憩もできますよ。

浄真寺参道脇にある憩いの場”九品仏広場”

浄真寺に向かって歩いていると、子供たちが元気にはしゃぐ声が聞こえてきました。それほど大きい公園ではありませんが、すべり台やブランコ、鉄棒や砂場と子供たちが日々遊び回るのに十分な遊具とスペース、トイレもありました。

九品仏広場の風景

公園は二段構成になっていて、ブランコ側は小高くなっています。高い位置までこげたときには公園を一望できますよ。お参りしたあとのお子さまとのお立ち寄りスポットとしてもオススメです。

”浄真寺”へ向かう参道の風景

公園から後ろへ目をやると、すぐに浄真寺の参道へとつながります。訪れた際は11月中旬でしたが、紅葉を楽しむには少し早かったようです。

立派な門構えの”九品仏 浄真寺総門”

どうやら訪れた11月14日は、毎年恒例の「十夜大法要厳修」の日だったようです。この日は日頃阿弥陀仏様に対して「南無阿弥陀佛」の念仏を唱え、日頃の報恩感謝申し上げる特別な日だそうです。

年に2回貴重なご開帳に遭遇”山門(仁王門)”

仁王門の前までやってきました。こちらは世田谷区指定の有形文化財だそうです。みなさん足を止めて楼上に輝く神々しいお姿の阿弥陀如来と二十五菩薩像を撮影されていました。

私も先に撮影されていた男性の方に、映えスポットをオススメいただき一枚パシャリ。実はこちらの菩薩様は普段は扉が閉まっていて拝観することはできません。年に一度、11月14日の”十夜大法要”の日と、4年に一度(2024年開催前は3年に一度)5月5日の”二十五菩薩来迎会(お面かぶり)”の日のみご開帳されます。なんとも幸運な日に訪れたことに感謝と感動の気持ちでいっぱいです。

緑に囲まれた美しい境内

ユニークな仕掛けがおもしろい”閻魔堂”

お賽銭を入れると閻魔様のありがたいお言葉が聞けますよ。手前に見える橋の下は三途の川だそうですよ。

”浄真寺龍護殿(本堂)”

本堂の正面に見えるのは、釈迦牟尼仏像をはじめとする数々の佛像。釈迦牟尼仏像は九品仏の由来となった9体の阿弥陀如来と向かい合う形で祀られています。写真には映っていませんが、この奥には多くの民を救おうと考えすぎて髪が膨らんだと言い伝えられている珍しい仏像アフロヘアの五劫思惟(ごこうしゆい)の阿弥陀仏が祀られていますよ。

本堂の手間で羽を広げている二羽の鳥は「さぎ草物語」という悲しい言い伝えが残る白鷺の像。詳しいお話しは浄真寺のホームページでチェックしてみてくださいね。

そして白鷺の足に結んだ願いが成就したことにあやかり、お願い事を白鷺の足に結ぶと願い事が叶うのだとか…。ぜひ皆さんも訪れた際は思いを込めて白鷺の足に願い事を結んでくださいね。

東京都指定天然記念物 九品仏のイチョウ

自由が丘はとにかく坂が多い!

次にまた駅周辺のお店を散策してみたいと思います。歩いているとわかりますが、自由が丘はとにかく坂も踏切も多いエリア。

とくに踏切は電車が通過しても遮断機があがらない「開かずの踏切」としても有名な街です。お出かけの際には時間に余裕をもって、少し遠回りでもガード下を通るようにしたほうが良さそうです。

ブリキの巨大じょうろが目印「Buriki no zyoro 自由が丘」

しばらく歩いていると、チョウチョもびっくりの巨大じょうろが出現。なんとこちらはお花から観葉植物や多肉植物まで豊富に取り揃えるグリーンショップ。高級住宅街にありながら、店内は広々としていてオシャレなディスプレイに癒やされます。

立地の割にはリーズナブルで思わずあれもこれもと買いたくなるお店ですよ。ブリキの雑貨だけでなく、ガラスや益子焼の花器など種類豊富に取り揃えてあるので、ワンランク上のグリーンインテリアを求める方にピッタリのお店です。ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。

茶室で楽しむ和のひととき”古桑庵”

自由が丘の古桑庵(こそうあん)は、昭和の風情を残す古民家カフェです。元は夏目漱石の娘婿の松岡譲が命名した茶室で、現在は甘味処として営業しています。こちらの魅力はなんといってもこの和の佇まい。ここ自由が丘において他店とはまったく違う魅力を放っています。

古桑庵の庭園

店内では、季節の和菓子や抹茶、あんみつ、白玉ぜんざいなどを楽しめます。座席は畳のお座敷スタイルで、窓からは飛び石や飾り井戸などが並ぶ美しい和の庭園が見えますよ。骨董品や和雑貨も飾ってありますので、自由が丘の喧騒を忘れて、和の癒しを味わえるお店です。

美術館のようなオシャレなパン屋さん”バゲットラビット 自由が丘店”

古桑庵から住宅街を歩くこと5分、自由が丘のバケットラビットは、名古屋に本店を構える人気のブーランジェリーです。自家製粉や国産小麦を使ったこだわりのパンが豊富に揃っています。看板商品のブールやバゲットラビットは、もちもちの食感と小麦の風味が特徴です。

店内は思った以上に広々としていて、壁面には見た目にも美しいパンが美術作品のように並べられていました。高級なパンもありますが、お手頃なパンもたくさん取り揃えています。一度食べたら毎日でも通いたくなる、見た目も味も満足なパン屋さんです。

アツアツのお弁当が評判!街のお肉屋さん”荒川商店”

バケットラビットから自由通りを歩いていると、自由が丘らしからぬ気になるお店を発見しました。荒川商店は、昭和20年代後半から営業している歴史あるお肉屋さんです。国産和牛や鹿児島産の豚肉など、新鮮で安全な食材を使ったお弁当や惣菜が人気です。

お弁当の揚げ物は注文を受けてから揚げてくれるので、外がカリっとジューシー。お弁当1個からでも配達してくれるので、自宅やオフィスで手軽に楽しめます。自由が丘でお肉のおいしさを堪能したいなら、荒川商店にぜひ足を運んでみてください。

モンブラン発祥のお店”MONT-BLANC”

こちらはモンブラン発祥のお店、その名も”MONT-BLANC(モンブラン)”です。テラス席がお店の雰囲気に合っていて、外観からもとても気になるお店でした。ただ調べてみるとこちらはどうやら仮設店舗のようです。

もともとは駅前の再開発中のエリアに店舗があったとのことで、冒頭でお店した地図にも名前が載っていました。次はどんなお店に生まれ変わるのか、今後も目が離せません。

誰もが気兼ねなく集える開放的なテラス席”ALPHA BETA COFFEE CLUB 自由が丘コンコード店”

モンブラン目当てに歩いてきたのですが、とても気になるカフェを発見しました。こちらは、”ALPHA BETA COFFEE CLUB”通称ABCC。

駅前にもビルの3階に広々としたテラス席が特徴の店舗として人気を博していますが、こちらの路面店はさらにベビーカーで集うパパやママ、愛犬家の方々など誰もが気軽に立ち寄れる店舗になっています。

フードメニューも充実していてとても美味しいと評判です。おひとりさまも、仲良しグループでも広々開放的なテラスで、素敵なひとときをお過ごしくださいね。

サンセットアレイの風景

自由が丘の中でも一番オシャレな通りと言われている”サンセットアレイ”にやってきました。私のお気に入りの”YANAKA COFFEE”や”ゴディバ”もこの通りに揃っています。他にも老舗の雑貨店”私の部屋”やピーターラビットをモチーフにしたメルヘン空間”ピーターラビットガーデンカフェ”などなど、女性に人気のお店がこの通りに揃っています。

自由が丘散策の際にはぜひサンセットアレイからはじめてみるのも良いかもしれません。

”ゴディバ 自由が丘”

”私の部屋”

”ピーターラビットガーデンカフェ”

”キャトル・セゾン トキオ”

こちらは雑貨とアパレルを扱うインテリアショップ”キャトル・セゾン トキオ”。写真の手前側が雑貨店で奥がアパレルのお店と店内もくぎられています。

実はこの日子供のお誕生日にふわふわのひざ掛けをせがまれていたため、見つけた雑貨店を片っ端から回り、ふわふわ感とお値段で吟味していましたが、最終的にここキャトル・セゾンさんのポンチョ(写真手前)にもなるひざ掛けを購入しました。

他店よりも1.5割増し程度高かったので、最初は候補から外していましたが、あまりにも手触りが良く、仕上がりがしっかりしていて忘れられなかったので、再びこちらの店舗に戻ってきました。

見た目にも可愛く、寒空の下でもジャンパー以上に保温性が高かったので、娘から感謝されました!他店と比べると全体的にお値段が高めのような気がしますが、とても良い商品を扱っているのだと実感しました。確かな贈り物をしたいときにはうってつけの良質な商品を扱うお店ですよ。

サンセットアレイの小さなコーヒースタンド”Sunset Coffee Jiyugaoka”

こちらは、サンセットアレイの通りに佇む、コーヒースタンド”Sunset Coffee Jiyugaoka”。自由が丘にはたくさんの路面店があるため、ショッピングを楽しみながら途中気軽に立ち寄れるコーヒースタンドはありがたい存在。手作りマフィンやパウンドケーキもありますので、ブレイクタイムにはぜひスイーツも味わってみてくださいね。

極厚ポークステーキの山に挑戦!”マロリーポークステーキ自由ケ丘店”

上品で清楚なイメージの自由が丘で、異彩を放つ肉好きにはたまらないお店”マロリーポークステーキ自由ケ丘店”。こだわりの大麦仕上三元豚を使用した極厚のポークステーキは、外は香ばしく、中はしっとり柔らかでジューシーです。

なかでも世界の山の名前がついたメニューは、その高さとポークステーキの大きさが比例しておりボリューム満点。エベレストは1.5kg、火星にある27,000mの山をモチーフにしたオリンポスはなんと2kgもあります!

爆弾級にデカイお肉の塊は見るだけでも驚きとワクワクを刺激します。友達や恋人と落ち着いた店内で熱々お肉を食べるのも良いですが、Uber Eatsにも対応していますので、家飲みで好きなお酒を持ち寄って仲間とシェアするのも楽しそう。

自由が丘で自由に肉を食べるなら、マロリーポークステーキ自由ケ丘店に行ってみてください。肉の極みを味わえること間違いなしです。

九品仏川緑道と住宅街が広がる!東横線南東エリア

東急東横線の踏切の風景

日も少しずつ落ちてきましたが、これから東急東横線よりも東側のエリアを南下していきたいと思います。

自由が丘駅へとつづく線路の風景

いくら丼の奥深さを知って違いがわかる人になる!”自由が丘 波の”

線路を渡ると、ガラリと街並みの雰囲気が変わりました。ずっと口コミで気になっていたお店”波の”は、いくら丼のファンにはたまらないお店です。なんと国内唯一の6種類のいくらが食べられるのです。

北海道産の銀鮭や紅鮭、鱒(ます)に加え、シロサケ産卵初期と後期、さらにヤマメまたはイワナの黄金いくらをそれぞれ味比べしながら堪能できるというなんとも斬新で贅沢なメニュー。

ガラスの器に盛られた色とりどりのいくらが、まるで虹のように美しく輝いています。おなじいくらでも食感や味が微妙に違うようで、あなたも食べればきっと”いくら”の違いがわかる人になれますよ。

”波の”の楽しみはこれだけでは終わりません。シメに無料の卵かけごはんが選べるシステムになっています。その卵にも北海道、高知、大分などの有名なブランド卵が使われていて、オレンジや黄色、白と色味も味も異なります。いくらを添えて食べるとまた違った味わいを楽しめますよ。ぜひ自由が丘の”波の”で、きらきらと輝くいくらの虹を味わってみてください。

焼きたての香ばしさと、中の熱々のスープがたまらない!”大山生煎店”

自由が丘の大山生煎店は、上海名物の焼小龍包の専門店です。店内はスタンディングテーブルがあり、焼きたての小籠包を手軽に楽しめます。小籠包は皮が薄くてもちもち、具はジューシーで味わい深いです。

こちらの特徴はできたて、包み立ての小籠包を味わえること。テイクアウトもできるため、お店にはひっきりなしにお客さんが入るようです。そのため常に出来たてアツアツの焼き小籠包が提供されます。ただ、そのままかぶりつくと口の中が大やけどするのでご注意を。こちらの小籠包は、店内で職人さんが手包みしていますので、スープがしっかりと包まれていて、口に入れた瞬間にあふれ出てきますよ。

焼き小籠包3個を注文すると、メガジョッキビールに小籠包が2個サービスやドリンク2杯に焼き小籠包3個がついて千円の”センベロセット”もありますよ。会社帰りに1杯、ふらっと寄りたくなるお店です。

Can★Do 自由が丘店

大山生煎店から駅へ向かうとすぐそばに、100円ショップのCan★Do 自由が丘店があります。それほど大きな店舗ではありませんが一通りのものは揃っています。会社や学校帰りに小物の買い足しにとっても便利ですよ。

自由が丘の踏切の風景

次は九品仏川緑道めがけて南下していきましょう。するとまたまた踏切に遭遇しました。なんども踏切を見かけるので自分が今どこを歩いているのか、真っすぐ歩いているのか戻っているのか分からなくなってしまいます(笑)

ちなみにこちらは東急大井町線の踏切です。

”東急ストア フレル・ウィズ自由が丘店”

踏切を渡るとすぐに見えてきたのが、”東急ストア フレル・ウィズ自由が丘店”。1階がスーパーマーケットで、2〜4階が専門店になっています。スーパーマーケットは24時まで営業していますので、帰りが遅くなった日もお買い物ができてとっても便利。

テナントには青山フラワーマーケットや、アフタヌーンティー・ティールーム、カルディコーヒーファームなど、女性に人気のお店が勢ぞろい。さらにダイソーや大人可愛い雑貨がそろう300円ショップのスリーピーも入っていますよ。

緑が丘の踏切の風景

東急ストアからさまざまなお店を練り歩いていたら、いつの間にか緑が丘に。まだまだ自由が丘のお店を回り切れていないので、慌てて引き返します。

自然素材のお化粧品とヴィーガンメニューのカフェ”SHIRO”

九品仏川緑道へ向かうつもりでしたが、通り越して学園通り沿いまで来ていました。素敵なお店がまだまだありますのでご紹介します。

こちらはコスメティックブランドの”SHIRO”が運営するヴィーガンカフェとコスメのお店。”ヴィーガン”とは、卵や乳製品を含む動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことをいいます。お店はガラス張りになっていて、通り沿いから中のようすを見ると、奥にあるカフェコーナーにたくさんの女性客の姿が見えました。

こちらのヴィーガン料理は、目にも鮮やかな色とりどりの野菜がふんだんに使われ、味もヴィーガンであることを忘れさせるほどの美味しさ。なんといっても罪悪感なくお腹いっぱいになれるのが嬉しいですね。店内には広々としたソファ席もありますので、ショッピングのついでにお友達とくつろぎのランチタイムを過ごしてくださいね。

季節を贈るたのしさを提案する”TODAY'S SPECIAL 自由が丘”

先ほどのSHIROの斜め向かいにある”TODAY'S SPECIAL 自由が丘”は、雑貨や食品などこだわりの商品を扱う自由が丘で人気のライフスタイルショップ。

1階には、食器や食材、本やインテリア雑貨、2階は植物や衣類など毎日が楽しくなるような商品がずらりと並んでいます。3階は毎日牧場から届く搾りたての生乳でつくるフレッシュチーズが味わえるピッツァ・ダイニング。食事と一緒に本場イタリアやフランスの個性豊かなワインも楽しめます。

11月中旬だったため、店内は赤や緑のクリスマス雑貨が豊富に揃っていました。平日の昼間にもかかわらず、多くのお客さんで賑わっていましたよ。恋人へのプレゼント選びや日頃お世話になっている方への贈り物選びにもピッタリのお店です。

自由が丘で北の大地恵みを堪能する”MILK LAND HOKKAIDO→TOKYO”

サンセットコーヒーを通り過ぎて2件目、なんとも巨大な牛さんを発見!昼間は通り過ぎてしまいましたが、辺りが薄暗くなると牛さんが浮かび上がってかなりの迫力です。

こちらのMILK LAND HOKKAIDO→TOKYOは世界の誇る北海道産の生乳をふんだんに味わえる北海道のアンテナショップです。とくに人気のメニューは、本場北海道の生乳を使ったソフトクリーム。

まるで牛乳にかぶりついているかのような、芳醇な香りと濃厚な味わいです。その他にも北海道牛乳の飲み比べや、パンケーキ、チーズなど、北海道でしか手に入らない新鮮な乳製品を美味しく手軽に味わえます。試食でごろっと大きなチーズが出てくることもあるのだとか。北海道の酪農についての豆知識や安全性などの情報にもふれることができますよ。

2階は喫茶コーナーになっていますので、じっくりとランチを味わいたい方はぜひ、カルボナーラライスやザ・チーズハンバーグなどチーズを贅沢に使用したメニューを召し上がってみてくださいね。

九品仏川緑道の風景

自由が丘には魅力的なお店がありすぎて、九品仏川緑道にたどり着くまでにすっかり日が落ちてしまいました。九品仏川緑道は、かつて九品仏川と呼ばれた河川を暗渠化してできた、約1.6キロメートルの緑豊かな遊歩道です。

春には桜並木が美しく咲き誇り、花見客で賑わいます。緑道に沿って魅力的な飲食店や専門ショップが集まっています。九品仏川は玉川上水の品川分水の一つで、呑川水系の支流でした。1960年に自由が丘駅前の建設工事に伴う地下水の汲み上げにより、不同沈下の被害が発生。その後、1974年に河川をふたがけして緑道として整備されたそうです。

九品仏川緑道は、自由が丘の駅から徒歩1分の場所にあり、アクセスも便利。多くのベンチが置かれていて、この日も学生さんや会社員、お散歩途中のご夫婦など、たくさんの方々がゆっくりと過ごしていらっしゃいましたよ。九品仏川緑道は、自由が丘のシンボルとして、多くの人々に親しまれています。

自由が丘で抹茶の極みを味わおう。”CHAICE(チャイス)自由が丘店”

CHAICE(チャイス)は、九品仏川緑道のベンチのすぐそばにあるアイスクリーム屋さん。洋風フレーバーではないところがこのお店の特徴。ここでは日本の伝統素材や季節のフレーバーを楽しめるとあり、若者から年配のかたまで人気のお店なんです。

看板商品の抹茶味のアイスは、濃い抹茶と香る抹茶の2種類。抹茶は静岡の老舗、マルカブ佐藤製茶が専用に挽いたものを使用し、山椒や日本酒などの隠し味で奥行きを出しています。合成着色料は一切使わず、素材の味を引き出すことにこだわっています。

トッピングには、焦がしきな粉、抹茶パウダー、ゴマなどこちらも他店にはない品揃え。雨の日にはアイス1つ無料という嬉しいサービスもありますよ。お買い物の休憩スポット九品仏川緑道で、和スイーツに癒やされてみませんか?

オーストラリアのカフェ文化を満喫”LATTE GRAPHIC(ラテグラフィック) 自由が丘店”

九品仏川緑道から自由が丘駅に向けて一本路地に入ると見えてくる人気のカフェダイニング”LATTE GRAPHIC(ラテグラフィック) 自由が丘店”。オーストラリアのカフェ文化にインスパイアを受け、カフェの魅力を最大限に感じてもらえるようにと、おもてなしの心も大切にしているカフェです。

生活の中にカフェがとけ込むお店の雰囲気も良く、Wi-Fiやコンセントもあり、ノマドワーカーにも居心地の良いお店。エレベーターや授乳室、デカフェメニューもありますので、授乳中の方やベビーカーでお買い物中の休憩スポットとしても最適です。

パンケーキが人気ですが、ステーキやピザなどのガッツリメニューも取り揃えています。またジュースやチャイラテなどはピッチャーで出てきますので、たっぷり飲めて満足感も高いですよ。ビールやカクテル、ワインなどお酒類も豊富に取り揃えています。

朝はベーコンエッグベネディクトでオシャレなモーニング、夜は落ち着いた雰囲気でフルーツの入ったカクテルとピザなど、時間帯によってさまざまな楽しみ方ができますよ。朝は7時から22時半までと営業時間も長いため、ライフスタイルに合わせてお好きな時間でお出かけしてみてくださいね。

安心安全な食のセレクトショップ”自然食品F&F 自由が丘店”

ついに自由が丘駅まで戻ってきました。こちらは全国の契約農家から送られてくる、化学農薬や肥料をできる限り使用せずに栽培した新鮮で安全な野菜やお米、無添加調味料などを扱うスーパーマーケットです。高架下にありますので、店先の商品も濡れずにゆっくりと吟味できるところも嬉しいポイントです。

”羅家 東京豚饅”

さすがにお腹が減ったので、行列のできていたこちらの”羅家 東京豚饅”さんで一息入れてから帰りたいと思います。

”羅家 東京豚饅”は、大阪の名物「551蓬莱」の創業者の孫が監修した豚饅専門店です。出来立ての完全無添加の豚饅は、ふっくらとした皮とジューシーな具が絶妙なバランス。定番の豚饅のほか、黒胡椒豚饅や焼売、甘酢団子などのオリジナルの味も楽しめます。

お店を見つけたときには2、3組だったのですが、写真とか撮ってまごまごしているうちにあっという間に長蛇の列ができました。そして7、8分待ってようやく自分の番がやってきました。しかし、残念ながら狙っていた黒胡椒豚饅も焼売も売り切れ。でもどんな味か知りたかったので、普通の豚饅を1つテイクアウトしました。この豚饅が冷める前に、落ち着いて食べられる場所を探したいと思います。

”トレインチ自由が丘”

豚饅を食べるためのスポットを探していたところ、とても素敵な場所にたどり着きました。こちらは、2022年11月にリニューアルオープンした”トレインチ自由が丘”です。1階にはパン屋さんや、カフェ、雑貨店や居酒屋などを配置し、2階は主にコワーキングスペースになっています。

ここでは、1階と2階の役割が分けられていて、1階はショッピングやカフェなどふらっと訪れて、緑や電車の風景を眺めながら屋外空間で、気軽に立ち寄れるスペース。対して2階は仕事や勉強、読書などゆっくりと落ち着いて過ごしたい方のためのラウンジが用意されています。

ラウンジ横には世田谷で人気のロースターカフェ「Raw Sugar Roast」を運営する小田政志氏が手掛けるカフェ「amber」が併設されていて、香り高いこだわりのカフェやアルコール類を楽しめます。カフェとラウンジ利用者専用スペース、オフィス利用者専用のスペースと分けられていますので、それぞれが気兼ねなく好きなように過ごせる工夫があります。

予約は不要で店頭で受付できます。たまには気分を変えてオシャレなオープンスペースで、作業をしてみませんか?もしかしたら普段とは違った新しい発想が生まれるかもしれません。

”トレインチ自由が丘”のオープンスペース

トレインチ自由が丘でお買い物をしてもしなくても、ここでは皆さんベンチに腰掛けて自由に過ごしているようですよ。私もこの素敵なスポットで豚饅にかぶりつきたいと思い、ようやくここで落ち着くことにしました。

”羅家 東京豚饅”の豚饅を実食

それでは早速いただいてみます!

袋を開くと、暗闇でも分かるくらい皮の色はクリーム色というか白ではなく、黄色味がかった皮でした。皮はしっかりとした弾力があり、中の具は厳選された良質な豚肉と玉ねぎの2種類のみ。豚肉の肉汁をしっかりと感じながらも、強すぎず優しいお味で本当においしかったです。

ここだけの話、美味しすぎて一つじゃ足りませんでした。買い足そうと思い、もう一度お店に戻ってみましたが長蛇の列になっていたため断念。次は必ず二つ買いたいと思います!

駅周辺をぐるっとまわる街歩きシリーズ「自由が丘編」はいかがでしたか?

自由が丘駅はオシャレな街としてあまりにも有名ですが、実際に歩いてみると新しさやオシャレさだけでなく、古くからある老舗のお店や神社、緑の景色などさまざまな要素が重なり合って、融合している本当に魅力的な街でした。

気になるお店を巡るのにも、「こんな住宅街にあるのかな?」と思うほどの場所にとっても素敵なカフェがあったり、雑貨屋さんも入ってみるとお店それぞれの特色をもっていて個性豊か。さらに昔ながらの良さをそのまま残すお店や新しく生まれ変わるお店、それぞれが輝くことで、誰もが憧れる街”自由が丘”を築き上げているのだと感じました。

そんな個性豊かに輝く街、自由が丘の魅力をもっともっと知りたくありませんか?

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まるで自宅のようにくつろぎながら、お好きなだけ住みたい街の住み心地をお試しできます。住んでから後悔しないよう、まずは気になる街のマンスリーマンションをチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人

颯そら/Webライター

元不動産会社出身の不動産ライター。双子女子と年子の兄の3人の子育てをしながら独学で宅地建物取引士の資格を取得。
現在はフリーライターとして主に関東エリアの紹介記事やインタビューなどのカメラ取材も手がけています。
今ハマっていることは子どもの空手のサポート。親子で研究と改善を繰り返しながら笑ったり、怒ったり、時には涙を流したりと四苦八苦の日々。でもきのうより今日、今日より明日とめざましく成長していく子供の姿に感動しています。趣味は旅行、温泉めぐり、画像や動画編集(勉強中)。