新小岩駅の住みやすさを徹底解説!周辺のオススメスポットも紹介。

葛飾区の最南端にある新小岩駅。江戸川区との境にあり、江戸川区に暮らす人々の利用もとても多いです。東京駅から10キロ圏内に立地し、都心部への通勤通学にとても便利。総武線快速と各駅停車が利用可能です。2022年度の1日あたりの利用者数の平均は約6.7万人と住宅街にしては多く、JR東日本の利用者数TOP100でも中位につけているほどです。

新小岩は、街としては東京近郊以外にお住いの方にはあまり知名度はありません。ですので「そもそもどんな街なのだろう」と不安な方も多いのではないでしょうか。今回の記事では、不安解消に向けて新小岩駅周辺の住みやすさを詳しく解説いたします。休日のおでかけにオススメのスポットも紹介しますので、住みたいお部屋を見つけましょう。

新小岩駅の概要

新小岩駅の住みやすさを把握するには、利便性や治安、家賃相場をチェックすることが大切です。基本的には住宅街が広がる街ですが、駅の周りには商業施設が集まるので、治安面が気になる方も少なくないでしょう。治安だけではなく、通勤時間や家賃相場もみながら、無理なく暮らせるか判断してくださいね。

利便性

新小岩駅には総武線各駅停車と快速が乗り入れています。各駅停車と快速は隣の錦糸町駅からのぼり方面は分岐。各駅停車は中央線各停と直通運転を実施し、秋葉原駅・新宿駅を経由し中野駅・三鷹駅へ向かいます。一方快速は東京駅方面へ向かい、横須賀線快速と直通運転を実施。東京駅や品川駅、横浜駅に乗り換えなしでアクセスが可能です。

駅名 新小岩駅からの所要時間
秋葉原駅 約14分
飯田橋駅 約20分
新宿駅 約33分
東京駅 約14分
品川駅 約25分

東京の主要エリアへ乗り換えなしでアクセスできるのは、大きな魅力。都心への通勤通学が比較的短い時間で済ませられるのは、体も楽なのでオススメですよ。

治安

新小岩駅周辺の治安が気になる方が多いでしょう。新小岩駅と最寄り駅とする葛飾区新小岩全域、江戸川区松島・上一色・本一色のそれぞれ全域の令和4年に発表された町内別の罪種及び手口別認知件数を見ていきましょう。

強盗 自動車盗 オートバイ盗 自転車盗 ひったくり 浸入盗 その他
発生件数 0 2 1 103 1 17 61

(参照:警視庁 令和4年 区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数)

新小岩駅周辺は、総武線沿線の都内の駅の中では比較的治安は良い方です。駅の周辺には商店街などの商業施設もありますが、いわゆる飲み屋があまり多くないのも理由かもしれません。最も多いのが自転車盗。カギをかけ忘れない・2つカギをつけるなどの自衛をすることで防げる犯罪です。その他の件数が多いのですが、その中でも詐欺が多いのが特徴。新小岩駅周辺の住宅地には古くから暮らす高齢者も多く、オレオレ詐欺の電話が多いそうです。

新小岩駅周辺には、2011年の段階で既になんと71台もの防犯カメラが設置されています。以前はひったくりが多かったそうですが、表を見てわかるように今ではほとんど発生していません。防犯カメラの犯罪抑止力がとても高いことがわかりますね。安心して暮らしたい方に、新小岩駅を最寄りとする物件はとてもオススメできます。さらにセキュリティにこだわりたい場合は、オートロックや独自の防犯カメラを持つ物件を探すのもよいでしょう。

家賃相場

新小岩駅の家賃相場を見ていきましょう。東京都にある総武線の駅の中では、新小岩駅の家賃相場は低く設定されています。新小岩駅がある葛飾区の平均家賃相場と比べても、やや抑え気味です。ランドマークになるような派手な施設がなく、住宅が広がるだけなのがその要因と思われます。城東エリアの下町という性格を持つ新小岩は、実は都心に近くて家賃相場も抑え気味の穴場的な街であると言えるでしょう。

間取り 家賃相場
ワンルーム 6.38万円
1K 7.17万円
1DK 7.44万円
1LDK 11.25万円

新小岩駅の魅力

新小岩駅周辺に住む魅力を3つご紹介します。街なかに住むメリットを思う存分、体感しませんか。新小岩駅周辺のお部屋を選んで良かったと思えることでしょう。

自然に気軽に親しめる環境

新小岩駅の西側、駅から徒歩5分ほどの場所には、中川が流れています。中川沿いには遊歩道が整備されており、ウォーキングやジョギング、犬の散歩などをするなど、地域の人々の健康づくりやリフレッシュの場としてとても愛されています。首都高や電車の高架などが川辺の風景の中にあり、都会らしい自然を感じられるのではないでしょうか。

また新小岩駅と中川の間には、この地域で一番規模が大きな新小岩公園があります。新小岩駅の南口側にも中央森林公園や小松川境川親水公園などがアリ。子どもたちが遊べるような小規模な広場もこまめにあるので、実は公園も充実している街とも言っても過言ではありません。

以上のことから、新小岩駅周辺は建物が密集しているものの、駅から少し離れるだけで意外にも自然に気軽に親しめる環境なのです。都会生活で疲れているときにも、川辺のウォーキングや公園の中での散策は、心を癒してくれることでしょう。

地域の交通拠点、路線バスが充実

新小岩駅が属する葛飾区は、区内の南北の移動は路線バスに頼っています。そんな葛飾区の最南端にある新小岩駅はその路線バスが多く集結。また江戸川区側に関しても、南側を東西に通る都営新宿線の駅までもかなり距離があり、路線バスが発達しています。路線バスと鉄道とのコンビネーションは、地域の交通拠点という役割を果たしているのです。

新小岩駅には3か所のバス乗り場があります。南口のロータリーにある「新小岩駅」バス停、北口の平和通り沿いにある「新小岩駅北口」、北口のスカイデッキ巽を渡った先にある「新小岩駅東北広場」です。乗り場によって行先も異なりますので、乗車の際には注意が必要。

北口側は亀有駅や金町駅、綾瀬駅方向の主に葛飾区を走る路線が集まり、南口には浅草寿町や市川駅、三井アウトレットパーク木更津、東京ディズニーリゾートなど、他エリアに向かうバスが集まります。お休みの日のおでかけにも大活躍しそうですね。

駅周辺で買い物や用事がコンパクトに済ませられる

新小岩駅は基本的に住宅街の中にある駅。商業施設や行政の施設は基本的に駅の近くに集まります。北口は蔵前橋通りより駅に近いエリア、南口は駅前ロータリーと商店街を中心に商業エリアが展開されています。駅の周辺の限られた区域内に様々な商業施設が集まるので、とりあえず駅に出てくれば、日常の買い物や用事を一気に済ませられるのです。駅ビルの「シャポー新小岩」での買い物も便利ですよ。

駅の北口には、北口商店街があります。カフェやラーメン店などの飲食店が中心に集まる他、スポーツクラブのティップネス、スーパーマーケットのサミット新小岩北口店、ドラッグストアなどがアリ。飲食店はチェーン店も個人商店も半々位の割合であるので、選択肢の幅は広いです。

南口のロータリーに面している場所には、チェーンの飲食店、銀行などの金融機関、ミニスーパーのまいばすけっとがあります。ロータリーから西側に少し進んだ場所には24時間営業の西友新小岩店もアリ。いつでも自分のタイミングで買い物ができるのは嬉しいですね。有名な商店街が南側にもあるので、買い物環境としては南口側の方が充実しています。

新小岩駅周辺のオススメスポット

最後に、新小岩駅周辺のオススメスポットを5つご紹介します。

新小岩ルミエール商店街

新小岩を代表する商店街と言えば「新小岩ルミエール商店街」。南小岩駅を出てすぐ、まっすぐ伸びるアーケード街です。約140軒もの店舗が軒を連ねています。新小岩ルミエール商店街のアーケード街は420mもの長さがあり、雨天時や炎天下でも快適に買い物ができるのはとてもうれしいですね。

新小岩ルミエール商店街には、チェーン店も個人商店もそれぞれ程よく入り混じっており、とても活気にあふれています。餅つきやイルミネーション、桜祭りなど、四季折々のイベントも開催されているんですよ。テレビでもよく取り上げられる商店街で、取材班の姿も見られる他、ドラマや映画のロケも珍しくありません。

いくつかオススメのお店を紹介します。「総菜なかふじ」は人気のお惣菜屋さん。焼き鳥屋肉団子、唐揚げなど人気のお惣菜をとてもリーズナブルに販売。飛ぶように売れていくので、いつでも出来立てが購入可能です。

真っ赤なトマトの看板が目印の「珈琲ハウス赤茄子」は、レトロで人気のある喫茶店。500円からモーニングが楽しめます。この他にもおいしい店、安い店が多くあるので、お気に入りのお店を探すのも楽しいですよ。

新小岩公園

新小岩駅北口から徒歩6分ほどの大通り沿いに「新小岩公園」はあります。敷地面積はなんと4万平方メートル。広々とした公園で、四季折々の木々や草花が楽しめます。地域の憩いの場として、そしてオアシスとして愛されているのですよ。

広々とした敷地を活かし、野球場やスポーツ広場、芝生広場を設置。芝生広場では休日には様々なイベントが開催されています。広場を取り囲むようにジョギングコースも設置されており、ランニングやウォーキングで体を動かす人々の姿を多く見かけるでしょう。

敷地内には和楽亭と呼ばれる食事処もあります。日本庭園を眺めながら食事が楽しめるのがポイント。9時から11時はモーニング営業をしているので、公園内で少し体を動かした後に優雅な朝食、などはいかがでしょうか。予約必至の庭園手ぶらBBQも人気です。

上品寺

小岩駅を出て平和橋通りを北上すると右手に見えてくるのが「上品寺(じょうほんじ)」。正式名称は八幡山来迎院。新小岩の中では特に歴史がある寺院で、創建年代は不明ですが、少なくとも室町時代には既に存在していたという記録が残されている古刹です。

境内には閻魔堂があります。その中には、天保年間に作られた3メートルもの高さがあるえんま大王が安置。江戸時代には江戸十六閻魔の一つとして信仰されていたそうですよ。作製年が不明な為、文化財には指定されていないそうですが、立派なえんな大王であることには違いありません。毎年10月第3日曜には「大閻魔まつり」が開催され、大いににぎわいます。

南四国南葛八十八ヶ所霊場(28番)、新四国四箇領八十八ヵ所霊場(20番)の札所にもなっており、多くの参拝客が訪れます。なんとなく江戸の雰囲気が残されているので、気分転換にもオススメのスポットです。

かつしかハープ橋

中川の遊歩道を北に歩いていると、まるで楽器を思わせる橋が見えてきます。その名は「かつしかハープ橋」。四つ木と新小岩を結ぶ首都高速中央環状線の一部です。その姿を見れば、ハープと名付けられるのも頷けます。

世界初の曲線斜張橋で、実は橋自体がS字型をしている複雑な構造なのだそうです。48本ものワイヤーが張られている姿は、まさに優美そのもの。その美しさに、ウォーキング中に写真に収める人も少なくありません。

夜になるとかつしかハープ橋は美しくライトアップされます。川面に反射するライトの中に浮かぶハープ橋はとても美しいです。新小岩エリアでも屈指の夜景スポットと言っても過言ではないでしょう。青空の中で堂々とした姿もよいですが、夜は夜でまた異なる雰囲気が楽しめますよ。

江戸川区総合文化センター

忙しい日常の中に心の潤いが欲しい、そんな時には「江戸川区総合文化センター」で行われるイベントに参加するのはいかがでしょうか。江戸川区総合文化センターは新小岩駅から徒歩10分弱の場所にあります。大小のホールと展示室、レストランなどがあり、魅力的な催し物が行われています。

大ホールでは有名なミュージシャンのリサイタルの他、オーケストラによるクラシック音楽のコンサート、落語家の公演、映画上映など、様々なイベントが開催されています。自宅から歩いて行ける場所で、自分の好きなミュージシャンの音楽を聴けるのはとてもうれしいですよね。

この他にも有名な芸術家によるワークショップ、美術品の展示など、様々な芸術品に気軽に触れられます。美しいものを見聞きして、気持ちをリフレッシュするのもいいですよ。

新小岩駅周辺の住心地チェックはマンスリーマンションがオススメ!

新小岩駅は、東京駅や新宿駅など都心へのアクセス性にとても優れています。路線バスの要衝でもあるので、電車やバスを利用した通勤通学やお出かけがしやすいのは大きな特徴と言えるでしょう。基本的には都心へのベッドタウン的な役割を持つ街ですが、駅の周辺には商店街があり、買い物環境にも恵まれているのは大きな魅力。また防犯にも力を入れているため、治安がよく安心して暮らせるのもうれしいポイントです。

初めて住むエリアは、本当に住みやすいのか不安になるものです。住み心地は実際に住んで、体感しましょう。「お試し住み」をするには、短期契約可能なマンスリーマンションがオススメです。家具家電付きなので、自分で用意する手間が不要に。大掛かりな引越し作業もないので、気軽に新生活をスタートできます。新小岩駅周辺の環境を自分の目で見てから、本格的なお部屋探しでも遅くはありませんよ。

この記事を書いた人

千葉みなと

フリーランス歴15年以上の40代ライター。大学生と高校生の一男一女の母。東京在住。
子どもの手が離れつつあり、今では自分の時間を満喫しています。趣味は散歩、乗り鉄、料理、スポーツ観戦、謎解きイベント参戦。夏は野球(プロアマ問わず)、冬はラグビーを観戦。
青春18きっぷが発売されている期間は、あちこちの列車に乗りに行っています。お気に入りの路線は、JR大糸線・木次線・水郡線など。山越えの列車にロマンを感じています。