同棲前に要チェック!必要なものリスト&トラブル事例など総まとめ。

仕事の都合や将来を考えて、同棲を始める方がいることでしょう。別々の家で暮らしていたときには会える時間に制限がありましたが、同棲なら常に一緒です。離れ離れにならない嬉しさは、何事にも代えがたいですよね。

しかし一緒に暮らすなら、準備が必要です。2人で生活するために買いそろえるものがたくさんありますが、何を用意すればよいのか悩んでいませんか。

そこで今回の記事では、同棲に必要なものをリストで詳しくご紹介します。に事前にしっかりと準備をして、充実した同棲生活を送りましょう。楽しい同棲をイメージしていても「一緒にずっといて、生活サイクルや習慣などの解釈違いが起きるのでは?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

失敗しないためのコツや同棲にオススメの住まいもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

同棲に必要なものリスト

まずは、同棲に必要なものをリスト形式でご紹介します。お部屋の場所ごとに必要なものを見てみましょう。いきなりすべて買いそろえる必要はないので、「どういった暮らしをしたいのか」をイメージしながら、準備を進めてくださいね。

キッチン・ダイニング

キッチンとダイニングは、調理や食事に関連した家具家電が必要です。

  • ダイニングテーブルと椅子
  • 食器棚
  • 冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • 電気ケトル
  • 炊飯器
  • 調理器具や食器・カトラリー
  • コンロ

冷蔵庫は1人暮らし用のものを保有している方もいるかもしれませんが、同棲ではサイズが小さすぎます。冷蔵庫の目安は1人あたり70リットルと言われています。2人で暮らすためには「2人×70リットル+予備スペース100リットル」。つまり300リットル前後の容量があると良いでしょう。

電子レンジはあたため機能だけのものは比較的安価で手に入ります。オーブン機能付きになると高額になるため、どれくらい調理をするのかを考えて選ぶことが大切です。

炊飯器は2人で暮らすなら、3合~5.5合炊きサイズがオススメです。あまり食べなかったり自炊の頻度が少なかったりするなら3合炊き、たくさん食べたり多めに炊いて冷凍したりする場合は5.5合炊きがちょうど良いでしょう。

コンロ備え付けの間取りもありますが、自分で用意するケースも。コンロは都市ガスとプロパンガスで、使用できるタイプが異なります。内見時にガスの種類を確認しましょう。自炊する頻度を考え、コンロの口数を選んでください。

リビング

同棲では1LDKや2LDKなど、リビングがある間取りを選ぶ方が多いのではないでしょうか。リビングに必要なものをまとめました。

  • テレビ・テレビ台
  • カーテン
  • エアコン
  • ラグやカーペット
  • ローテーブル・ソファ

エアコンはすでに取り付けられていることもあるため、購入しなくても良い場合もあります。しかし、2部屋ある間取りで1つしか設置されていないケースもあるかもしれません。

ラグやカーペット、ローテーブルとソファは必須アイテムではありませんが、テレビを見たり2人で話したりなどする際に必要なら、購入を検討しましょう。ラグやカーペットはあると、冬に足元から冷えるのを和らげてくれそうですね。

寝室

寝室に必要なものには以下のリストを参考にしてください。

  • ベッド
  • 敷き布団・掛け布団・シーツ
  • サイドテーブル

ベッドは、2人がストレスなくゆったり寝られるサイズにしましょう。日中の疲れを取るための大事な睡眠です。快適に寝るためには、シングルサイズを2つ用意するか、ダブルサイズがオススメです。

セミダブルでは横幅が狭く感じるかもしれません。寝室に余裕がある場合は、もっと大きなサイズを購入しても良いですが、シーツや布団などのバリエーションが減る点に注意してください。

サイドテーブルはなくても問題はありませんが、枕の近くにメガネやスマホを置ける場所があると便利ですね。

洗面所・浴室・トイレ

水回りに必要なものを見てみましょう。

  • 洗濯機
  • 洗濯かご
  • バスマット
  • ドライヤー
  • トイレカバー・マット
  • トイレ用スリッパ
  • トイレの掃除用具

洗濯かごは、洗う前や洗ったあとの服を入れるために使うものです。洗い終えた物をかごに入れて洗濯機からベランダまで一度に運ぶと、家事が効率的にできますよね。

またトイレに収納スペースがない場合は、ストック用の棚を用意しましょう。床にそのまま置くより、トイレットペーパーのストックや掃除道具を入れる棚があると見た目がスッキリします。

その他

その他に、忘れがちなアイテムもしっかり準備してくださいね。

  • ハンガー
  • 掃除機
  • ゴミ箱
  • 照明
  • 洗剤やシャンプーなどの消耗品

衣類を収納したり洗濯物を干したりするために、ハンガーは必要です。パーカーのフードが乾かしやすいハンガーやバスタオル用の大きめのものなど、さまざまな種類がありますよ。

部屋の照明を入居者が用意するケースも。内見時にチェックし、照明がない場合は購入してください。洗剤やシャンプー、ハンドソープなどの消耗品も意外に用意を忘れやすいものです。お部屋の近くにコンビニやドラッグストアあれば、引っ越し後にすぐに買いに行けます。ただ、荷ほどきで疲れているときの外出はつらいため、事前に用意することをオススメします。

同棲で失敗しないために事前にすり合わせが必要なこと

同棲で失敗しないためには、2人の考えをすり合わせることが大切です。ここでは、事前に確認しておきたいポイントを4つご紹介します。

家事の取り組み頻度

同棲中の家事はどれくらいの頻度で取り組むのかを決めておきましょう。家事の頻度は個人差がありますが、必ずするものです。当番制にするのか、早く帰宅したほうが家事を担当するかなどを事前に決めておくと、大きなトラブルが避けられます。お互いのスケジュールや好みに合わせて、歩み寄る姿勢が大切です。

まず洗濯の頻度。洗濯物の量や種類によって頻度が変わります。毎日するのか2、3日まとめておこなうのか、洗うタイミングは朝か夜かなども話し合うようにしましょう。

続いて自炊の頻度です。交代で担当するのか、各自で食事を用意するのか、方針を確認します。掃除も大切な家事の1つです。こまめにするのか週末にまとめてするのか、お互いが納得できるペースで実施しましょう。

生活スタイルや過ごし方の確認

生活スタイルと過ごし方も確認してください。起床と就寝の時間、たとえば朝型と夜型の違いは生活スタイルに大きな影響を与えます。起床や就寝の時間について話し合い、お互いが快適に生活できるような配慮を心がけましょう。

2020年ごろに世界的に大流行した新型コロナウイルスの影響で、多くの会社でテレワークが積極的に導入されました。テレワークが一般的になったため、同棲中の2人がそろって自宅で仕事するケースもあるでしょう。仕事をする場所やオンライン会議中のルールなどを話し合ってくださいね。

ささいなことですが、冷暖房の温度も実はトラブルの元です。快適な室温が人により個人差があるため、冷房と暖房の設定温度で揉めるかもしれません。どちらか一方に無理を強いないような気遣いをしましょう。

1人になれる時間の確保

いくら好きで始めた同棲でも、1人になれる時間を確保してください。どれだけ仲が良くても、ずっと一緒にいると疲れを生むことがあります。1人になれる時間でお互いの気持ちをリセットしましょう。リフレッシュや趣味に時間を費やして過ごすのも大切なものです。

同棲をしていると喧嘩することも珍しくありません。喧嘩してイライラした気持ちを落ち着けるための時間が必要です。1人になれる時間があれば、喧嘩して気まずくなった2人の関係もスムーズにもとに戻りやすくなります。喧嘩する前のピリピリした雰囲気になったときも、1人なれる時間があると、大きなトラブルに発展するのを抑えられるでしょう。

価値観の不一致があって当然だと思うこと

同棲生活を始める前に話し合い、お互いの意見のすり合わせは必要ですが、価値観の不一致があって当然だという認識も大切です。生活スタイルやルールについての話し合いで、トラブルを最小限に抑えられます。

しかし「正しいと思うこと」は、人により異なるものです。たとえば、家事の取り組み頻度について考えてみましょう。毎日のこまめな掃除で、週末の大掛かりな掃除を避けたい考えと平日は疲れているから週末にまとめてやりたい考えは、どちらも間違いではありませんよね。

価値観や生活のスタイルは人によって異なるため、お互いの違いを尊重できるようにしましょう。同棲では価値観に不一致があって当然だと受け入れる心が成功への鍵です。

同棲にマンスリーマンションがオススメの理由

価値観の不一致があって当然とは言え、いきなり一緒に暮らすのは不安に思う方も多いことでしょう。まずはマンスリーマンションで同棲を始めてみませんか。最後に、マンスリーマンションが同棲にオススメの理由をご紹介します。

「お試し住み」ができる

マンスリーマンションは「お試し住み」できる点が大きなメリットです。同棲するときに、家事分担や生活スタイルについて話し合うことは欠かせません。しかし実際に暮らしてみないと、お互いの要望や不満をしっかり把握し理解するのは難しいものです「一緒に暮らせるか」と不安に思う期間が続くようなら、とりあえず同棲してお互いについて理解を深めてみませんか。

マンスリーマンションでお試し住みをすることで、朝型・夜型、自炊派・外食派、掃除の頻度、冷暖房の設定など、細かい生活の違いを実際に体験しましょう。お試し住みを通じて、本格的な同棲の前に2人の生活スタイルを確認できます。お互いの考えを尊重し合える同棲をするために、大切な工程です。

お部屋探しから入居までがスムーズにできる

マンスリーマンションは通常の賃貸物件と比べて入居のハードルが低いので、お試し住みにはピッタリです。通常の賃貸では敷金と礼金が必要で、それぞれ家賃の1~2ヶ月分の金額が発生します。しかしマンスリーマンションでは敷金と礼金が基本的に不要です。初期費用を大幅に抑えられるため、同棲をスムーズに始めやすいでしょう。短期間の契約ができ、気分が変わらないうちに申し込み、すぐの入居も可能です。

さらに、マンスリーマンションは生活に必要な家具家電が備え付けられています。自分たちで購入するには費用も手間もかかり、負担が大きいものです。特に東京都心などで同棲を始めると、初期費用が100万円以上になることも珍しくありません。

マンスリーマンションは家具や家電の準備が不要なので節約できます。大きな家具家電を持ち込まないため、引越し作業も手軽に終えられる点もマンスリーマンションの魅力です。水道や電気、ガスなども入居したその日から使えるので、自分で契約する手間がかかりません。

同棲解除になっても家具家電の処分に困らない

同棲するまではうまく付き合えても、一緒に住んでみると違和感を覚えるケースがあります。また仕事の都合で同棲が難しくなることもあるでしょう。通常の賃貸物件では、最低契約期間が決められていることもあり、短期間での退去はなかなかできません。

同棲をやめる時に、自分たちで用意した家具家電の処分が面倒に感じたりコストがかかったりします。しかしマンスリーマンションは家具家電が備えられているため、同棲を解除する際には処分の手間が不要です。家具家電をそのまま部屋に置いたまま、退去します。

同棲が上手くいかない場合、気軽に止められるのもマンスリーマンションならではのメリットでしょう。家具家電を心配せずに新たなスタートが切れ、お互いにとって最善の選択が可能です。

マンスリーマンションで「お試し同棲」!今後を具体的にイメージしよう

同棲を始める際には、2人で使う家具家電の購入が必要です。また同棲で失敗しないためには事前に2人の考えをすり合わせましょう。どれくらいの頻度で家事をするのか、生活スタイルやテレワークの有無も確認します。

喧嘩したときに気持ちを落ち着けるために、1人なれる時間を確保することも大切です。しかし事前にしっかり話し合ったとしても、価値観の不一致はあって当然という認識を持つようにしてください。

実際に暮らしてみないと分からないことが多くありますが、いきなり本格的な同棲はハードルが高く感じるものです。まずは、マンスリーマンションで「お試し同棲」から始めてみませんか。短期契約ができ、家具家電がお部屋に完備されているため、スムーズに同棲が始められます。将来、本格的な同棲をしたときにはどういった生活になるのかを具体的にイメージもできるでしょう。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。