上京でシェアハウスを利用する前に。チェックしておきたい費用・トラブル対策!

進学や就職で上京する時、一番の悩みどころは「住むところ」ですよね。しかし寮や頼れる知人宅などがなく、物価の高い東京では住む場所を決めるのもひと苦労です。コストを下げるために人気のシェアハウスを選択する人も多いでしょう。

しかし赤の他人と暮らすシェアハウスは、トラブルや問題点が生じやすいのが難点。ほかの住人と仲良くなり楽しく暮らせる人もいれば、ストレスを抱えてすぐに退去する人もいます。

この記事ではシェアハウスのメリットとデメリットを解説。シェアハウスと同様に、一人暮らしが荷物ひとつで気楽に始められるマンスリーマンションという方法も併せてご紹介しますよ。じっくり読んで、上京後の暮らし方の参考にしてみてくださいね。

まずは東京での一人暮らしにかかる費用をチェック!

シェアハウスのメリットとデメリットをご説明する前に、まずは上京後、東京で初めて一人暮らしのお部屋を賃貸で借りた場合にかかってくる平均的な費用を調べてみましょう。

どんな時に上京する? 必要な心構えは?

上京とは「都にあがる」こと。現在では地方から東京に出ることを指し、進学や就職、転職のほかにも、夢を叶えにとりあえず行くという方もいるでしょう。けれど東京は人口密度が日本一高い地域。物価は高騰一直線、家賃も地方とは比べものにならない高さです。支出が収入を超えないよう、事前に金銭的な計画を立ててから行くことが大事ですよ。

東京での一人暮らしの平均家賃は8万1千円

一人暮らし用のマンションやアパートを借りた場合、全国での平均家賃が5万5千円なのに対し、東京での平均家賃は8万1千円と約1.5倍の高さ。特に人気が高い都心部ではワンルーム10万円超えが当たり前で、憧れの港区においては約14万円。なかなか気軽に借りられる金額とはいえませんね。(2023年9月時点)

初期費用や引っ越し代も高額に!

家賃もさることながら、賃貸物件を借りる際に支払う初期費用も東京では高額。敷金・礼金はだいたい家賃4~6か月分とされているので、都心部ではワンルーム平均32~48万円となります。このほかにも仲介手数料やカギの交換代、火災保険料などが加算されますよ。また地方から東京に引っ越す際は最少の荷物でも8~10万円。新しく買う家具や家電を最低限にしてもトータルで100万円近くなってしまうでしょう。

上京後に住むならコストを抑えられるシェアハウスが人気!

上記のように上京して一人暮らしを始める時、普通の賃貸マンションを借りればかなり高額な費用が必要になってきます。そこで人気を集めているのがシェアハウス。どんなメリットがあるのでしょうか。

シェアハウスのメリット①賃貸よりコストダウン!

複数人で住居を共有するシェアハウスは、普通の一人暮らしより家賃が少なく済むのが最大のメリット。毎月の住居費を抑えられるので、都内中心部や駅近など好立地に住むことも可能です。また電気やガス代といったライフラインも共有するので、一人当たりにかかる光熱費が安くなることも魅力でしょう。

シェアハウスのメリット②家具や家電は備え付け

大抵のシェアハウスはテーブルやソファ、テレビに冷蔵庫など必要最低限の家具・家電がすでに備え付けられている場合が多いので、一から全て買いそろえる必要がありません。洗面所やリビングなどの共有スペースは一般的な一人暮らし用の物件より広く、家具や設備が豪華な物件もありますよ。

シェアハウスのメリット③仲間ができて寂しくない

初めて地方から上京してきた場合、友人はおろか知り合いさえいない場合が多いですよね。シェアハウスに住めば住人らと新たな交友関係を築けて、知らない土地で寂しくないのもメリット。同世代の仲間ができれば、様々な情報や精神的な安心感が得られますね。

シェアハウスのデメリットとは? トラブル多発!?

上記のようにメリット面だけを見れば良いことづくめに感じられるシェアハウスですが、デメリットが多いのもまた事実。とくにコミュニケーションが苦手だったり、他人の言動が気になりがちな方はストレスを感じてしまうかもしれませんよ。どのような点がデメリットなのでしょうか。

キッチンやお風呂、トイレなど他人との共有スペースが多い

トイレやお風呂、洗面所、キッチン、リビングなど、自分の個室以外は全て他人と共有するシェアハウス。皆がみな清潔に使用すれば良いですが、中には衛生観念が低い人がいるかもしれません。とくに男女混合のシェアハウスだと、トイレの使用方法も気になりますよね。共有部分は住人たちで掃除するのが大半なので、人が汚した箇所を掃除しなければならないこともあるでしょう。

またお風呂は交代で入らなければならないので、好きな時間に好きなだけ入浴するのは難しいです。朝夕は洗面所やトイレが込み合うなど、日々のルーティンがスムーズにいかないことも多くなりますね。

ほかの住人の騒音や生活マナーがストレスに

シェアハウスでの暮らしでもっともストレスになりやすいのが騒音トラブル。朝早く出掛ける方や深夜に帰宅する人など、住人たちの生活スタイルは様々なので、他人の生活音がどうしても気になってしまう人もいるでしょう。

また個室でのテレビや音楽の音がうるさい、毎週末リビングで遅くまで飲み会を開いて騒ぐなど、自分のライフスタイルと違う住人がいると多大なストレスに。ある程度はルールが決められているものの、きちんと守る人もいれば全く無視の迷惑系もいます。一度トラブルになれば気まずくなり居心地が悪くなってしまうので、他人の行動が全く気にならない方でなければシェアハウスでの暮らしはリスクが高いかもしれません。

金銭や恋愛トラブルが生じやすい

シェアハウスの住人と仲良くなっていくと、ちょっとしたお金や物の貸し借りも生まれますよね。けれど貸した物を返してくれない、いつも自分ばかりがお金を出しているなど、共同生活だからこそ常識や節度のない態度を取られると不満が溜まってしまいます。

また若い男女が入り混じるシェアハウスでは住人同士の恋愛が生まれやすいですが、そこにもトラブルが多発。カップル以外の人が気を遣わされる、三角関係で揉めるなどドラマのように楽しいことだけではないようですよ。

シェアハウスの8割以上が男女混合であるため、女性の場合は男性住人によるセクハラや恐怖体験なども。女性専用の物件でも彼氏や友人の男性を連れ込む人がいるなど、シェアハウスは何かと男女間の問題が勃発しやすい環境のようです。

シェアハウスが合わない人はマンスリーマンションもアリ!!

ここまでの解説で、シェアハウスは合わない人にとってストレスや苦痛を感じやすい住居だということが分かりました。そんな方にオススメしたいのが『マンスリーマンション』という選択肢。

月々の賃料はシェアハウスより高くなってしまいますが、「まとまったお金が貯まるまで」「住みたいエリアや物件が見つかるまで」「本当に気の合う人とだけシェアしたい」、または「もっと自分に合ったシェアハウスをじっくり探す間」といった限定的な使い方にはもってこい。ではマンスリーマンションの利点について、もっと詳しく説明していきましょう。

他人に気を遣わず自由に暮らせる!

シェアハウスでの共同生活が合わない人は、やはり自由気ままな一人暮らしがラクですよね。たとえ部屋が狭くても全てのスペースを独占できて、好きな時間に好きなことをして過ごせるのは何ものにも代えがたい快適さ。マンスリーマンションなら普通の賃貸物件と同じなので当然全てが個室。他人に気を遣うこともなく、睡眠や趣味の時間を邪魔されることもありません。

RC構造の建物なら防音性もバッチリ! 防犯面が不安な方はセキュリティ完備の物件を選べば、東京での一人暮らしでも心配なしですね。ペット可のお部屋もたくさんありますよ。ストレスフリーな生活は学業や仕事にも専念できるでしょう。

好きな人とだけシェアするのもアリ!

よく知らない他人とひとつ屋根の下で暮らすのが不安な人も、性格や価値観をよく知っている友達や恋人との共同生活なら安心。入居可能人数が2人以上のマンスリーマンションもたくさん見つかりますよ。

シェアハウスと同様に基本的な家具・家電が備え付けだから、すぐに生活がスタートできるのも高ポイント。大掛かりな引っ越しも必要なく、身の回りの物だけ持って入居できるので、別れる際に共同で購入した物をどうするかで揉めなくて済みますね。高いと感じる賃料もシェアすれば負担が少なくなりますよ。

期間を決めればお得!

マンスリーマンションは身ひとつで気楽に入居できる代わりに賃料が割高なので、1人で長期間暮らすには少々不向き。しかし上京する理由によっては、ゆっくり物件を探したりお金が貯まるまで待つ時間がない人も多いでしょう。

そんな時はとりあえず東京での暮らしをスタートさせ、落ち着いてからじっくり自分に合った住まいを探すのも良いですね。焦って余計な出費を増やすより、最初にマンスリーマンションをはさんだ方が結局はお得になるかもしれません。

上京後のお試し住みはマンスリーマンションがオススメ

シェアハウスのメリットとデメリット、そしてマンスリーマンションという選択肢について解説してきました。皆さん目的があって上京するのですから、住まいで前向きな気持ちをそがれては意味がありませんよね。コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスを考えて、自身が心から快適だと感じられる住居を見つけてくださいね!

最大級のタイムパフォーマンスを得るなら、今回ご紹介したマンスリーマンションがオススメ。通勤や通学に便利なエリアから選べて、家具家電付き、面倒な審査も簡単で保証人不要の物件も多数ありますよ。

水道やガス、インターネットなどのライフラインもすでに開通済みだから、自分で手続きする必要がなく入居当日から使用可能。東京の地理や特性をよく知る前の“お試し住み”に、マンスリーマンションを活用してみてはいかがでしょうか。