街歩き「吉祥寺」|住みたい街ランキング不動の上位!アクセスと緑に恵まれた街|vol.116

暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は吉祥寺駅の周辺を散策してみました。

誰もが住みたくなる?!吉祥寺はどんな街?

吉祥寺駅:南口(公園口)通りの風景

東京の住みたい街ランキングで常に上位にランクインする人気の街「吉祥寺」。その魅力は都心へのアクセス性と緑豊かな街並み、ついつい立ち寄りたくなる個性的なお店など住環境などのバランス良さにあります。

吉祥寺駅からは、新宿や渋谷に約20分もかからずに行ける便利な路線があります。また駅周辺には大型商業施設や商店街、グルメもショッピングも文句なしの充実ぶり。一方で、駅から少し離れると閑静な住宅街が広がり、井の頭公園などの大規模な公園もあり市民や観光客の憩いの場となっています。

井の頭公園:七井橋からの風景

治安は駅周辺の繁華街を除いては比較的よく、待機児童数の減少や教育水準の高さなどが評価され子育てにもやさしい街としても知られています。家賃も高円寺や荻窪、三鷹などと同水準で、都心よりは遥かにお手頃な相場です。吉祥寺は都会的でありながら自然も感じられる、住みやすい街といえるでしょう。

今回はそんな魅力あふれる街「吉祥寺」の人気スポットをぐるっと散策してみたいと思います。

「吉祥寺駅」ってこんな駅〜新宿へ14分!オフィス街から千葉方面へも乗り換えなし!

ブルーのラインが入った東西線直通各駅停車「西船橋行き」

吉祥寺駅にはJR中央線・総武線、中央線快速、京王井の頭線および成田エクスプレスが乗り入れており、新宿へは約14分、渋谷へは約17分でアクセスできます。

JR中央線からは、東京や八王子へも一本で行けますし、JR総武線は東京メトロ東西線および西船橋駅からは東洋高速船へと直通運転しているため、飯田橋や大手町などのオフィス街から千葉方面へも乗り換えなしでアクセスできる便利な駅です。

さらに早朝のみ成田空港直通の成田エクスプレスも乗り入れています。停車駅は新宿・渋谷・東京・成田空港と4駅のみ。成田空港から空の旅へお出かけする際には重宝するでしょう。

キラリナ吉祥寺 南口(公園口)の風景

吉祥寺駅はお買い物にも便利。キラリナ京王吉祥や、アトレ吉祥寺などオシャレなショッピングモールが併設されています。駅直結のため天候を気にせず気軽に立ち寄れますし、カフェや飲食店も人気揃い。旬の食材を使ったデリやお惣菜コーナーからは、とても良い香りがしてきてついつい買い過ぎてしまいます。

ファッションや雑貨、飲食店も充実していますので学校や会社帰りに立ち寄るのにも、週末のお出かけスポットとしても楽しめますよ。

吉祥寺PARCO:吉祥寺駅北口から徒歩1分

他にも周辺には東急百貨店やマルイ、PARCOやコピスなどありとあらゆる百貨店やショッピングモールが集結しています。その日の気分や買いたい商品に合わせてショッピングモールのはしごも楽しめますね。

吉祥駅ホームの様子:3番線(立川・八王子・高尾方面)、4番線(中野・新宿・東京方面)

吉祥寺駅のホームは2面4線の島式ホーム。1・2番線は写真奥の黄色いラインの電車、中央・総武線の各駅停車が乗り入れ、3・4番線にはオレンジのライン電車、中央線快速が乗入れます。ちなみにブルーのラインが入った電車が東西線直通の電車です。

中央線快速電車

アトレ東館口(利用時間:7時30分~22時まで)

ホームの東端にある、アトレへの直通出口です。アトレ東館2Fフロアへダイレクトにアクセスできとても便利。アトレ東館2階には、「ブックファースト」や「ターリーズコーヒー」などがあります。待ち合わせにも重宝しますね。

キオスクの名残り?お菓子の自動販売機

ホームにはコンビニエンスストアはありません。ジュースの自動販売機と小腹が空いたときに嬉しい、パンやお菓子の自動販売機があります。

待合室があります!

吉祥寺駅にはたくさんの電車が乗り入れているため待ち時間は少ないですが、それでも冷暖房付きの待合室の存在は嬉しいですね。

駅構内の様子

ホームから降りると中央改札、南改札(公園口)、西改札(アトレ本館口)の3つの改札があります。

駅構内の様子:中央改札

吉祥寺駅の正面となる広いロータリーがあるのが中央改札側です。北口駅前広場やバス停、吉祥寺サンロードなど吉祥寺駅の正面玄関となる北口方面へ行く方は、こちらの改札が便利です。公園口の表示もありますが、公園口へ出る場合は南改札の方が近いですよ。

北口エスカレーター:ロータリーにバス停、高架下にタクシー乗り場あり

中央改札を出たところの風景

中央改札という名前ですが、意外にもこじんまりとした印象です。コンビニエンスストアと雑貨店、その奥に甘い香りがそそられるワッフル屋さん「MR.waffle」があります。

なんとここにある雑貨屋さんはエキナカ事業を専門に展開するJR東日本クロスステーション リテールカンパニーが運営している「プレミィ・コロミィ吉祥寺店」。“ここでしか買えない”をテーマに、エキナカで服飾雑貨のお店を展開しています。

店内にはSuicaでおなじみのペンギンキャラクターの商品や吉祥のパティシエ竹内凛さんとコラボしたクッキーなど、ここでしか手に入らない商品を多数取り扱っているそう。

ちなみにSuicaのキャラクターになっているペンギンには名前がないそうです!グッズ展開もされているので、名前で呼んでもらえるよう今後愛らしい名前がつくといいですね。

駅構内の様子:アトレ直通の西改札(アトレ本館口/利用時間:7時30分~22時まで)

駅構内の様子:南改札(公園口)

南改札から出ると、京王井の頭線への乗り換えがスムーズです。

改札内にキレイなトイレとワークステーションあり

改札内には最近流行の駅ナカのコワーキングブースがあります。打合せの合間の空き時間や、急なWeb会議など忙しいビジネスマンにありがたいスポット。15分単位で利用できますので、隙間時間にサクッと作業したい方や周りを気にせずに集中して作業したい時などに重宝します。

駅構内の様子:京王線へはコンコースでつながっているため移動もスムーズ

吉祥寺駅は京王井の頭線の終点です。各駅も急行も停車するため、電車の待ち時間も苦になりません。渋谷方面へも座って通勤・通学も可能です。

渋谷までは急行で約17分、下北沢へは12分と都心との距離を感じさせないアクセス性。JR線は東京や新宿方面への移動に便利ですので、吉祥寺駅から離れたくなくなるのも納得です。

吉祥寺駅コンコースの様子

南改札を出ると左斜め前に京王線への階段とエスカレーター、そのまた左にキラリナ京王吉祥寺へとつながります。コンコースでつながっていますので、天気や気温も関係なく移動がとてもスムーズ。これだけお店が揃っているとまっすぐ帰りたくなくなります。

吉祥寺駅 南口(公園口)の風景

こちらは吉祥寺パークロード商店会がある一方通行で狭い道。井の頭公園へ行く際にはこちらの出口から向かいます。

南口には降車専用のバス停があります。路線バスがひっきりなしに通るのですが、通行人がたくさんいるため、見ているとひやひやします。お子様連れの方は十分にご注意くださいね。

吉祥寺パークロード商店会は、エクセルシオールカフェや松屋、大戸屋などの飲食店が多く集まりますが、カラオケ店や居酒屋などが軒を連ねる繫華街でもあります。客引きや夜道の一人歩きには気をつけたほうが良いでしょう。

南北自由通路:「はなこみち」の様子

次は北口の様子を見に行きたいと思います。北口と南口は、吉祥寺駅1階の「はなこみち」で自由に行き来できます。

アトレは「はなこみち」からも入店できます

吉祥寺駅北口の様子〜近郊エリアからディズニーやお台場まで。バスで広がる東京の魅力

北口ロータリーの様子

北口のバスのりばの様子

広いロータリーにはぐるっとバス停が配置されています。吉祥寺駅は豊富な路線から多くのバスが発着しているため、武蔵野市民だけでなく近隣の市区町からの利用も多いそう。周辺の大学行きのバスも多数出ていますので学生さんの利用もあります。

羽田空港行きの空港バスは早朝から深夜まで約20分間隔で発車します。本数も多く待ち時間はそれほど気にならないでしょう。ただし、先着順座席定員制のためあらかじめ席を確保することはできません。なるべく時間に余裕をもって並んだほうが良いでしょう。

駅正面ロータリーの様子

ディズニーリゾートへのお出かけには毎日吉祥寺駅から直通のバス便が出ていますので、座って楽に移動できます。ディズニー帰りにお土産で荷物が増えても座席指定しておけば席が確保できますし、疲れて眠ってしまっても安心ですね。

他にも土日祝日限定でお台場へのバス便もありますので、電車だけでなくバスも利用してさまざまなエリアへ羽ばたいて行けますよ。

ロータリーの反対側、三菱UFJ銀行前のバス停

こちらにも中野駅行きや練馬の成増町行き、コミュニティバスの「ムーバス」などのバス停があります。

ムーブバス

高齢者の歩行距離に配慮してつくられたコミュニティバスで、200メートル間隔でバス停が配置されています。車体も小さいため、通常の路線バスが通れないような住宅街も走行でき、料金は全区間100円で未就学児は無料ですよ。

高齢者の方はもちろん、小さなお子さんをお持ちのパパやママも気軽に利用できる便利なバスです。

高架下のタクシー乗り場

北口から出て右側、交番前を通り過ぎてすぐの高架下にあります。ほとんどの部分に屋根がありますので、傘をさすことなく移動できます。

ー東京随一の商店街天国!ー

「中央通り商店街」

入口から怪しげな雰囲気を醸し出す横丁がずらり

駅のロータリーから西方面へ進んだ通り沿い。駅に近い方から、仲見世通り、中央通り、朝日通り(ハーモニカ横丁)、のれん小路、祥和会通り(ハーモニカ横丁)と、と大人心をくすぐる横丁が並んでいます。

残念ながら訪れた時はまだ日中だったため、お店のほとんどが閉まっていてシャッター街状態。今度はぜひ夜の横丁を訪れてみたいと思います。

ハーモニカ横丁(祥和会通り)とのれん小路

ハーモニカ横丁は、細い路地に100店舗近くものお店が立ち並ぶエリアで、第二次世界大戦後の1940年代後期に、荒廃した吉祥寺駅前にできた闇市がルーツとなっています。このエリアは縦と横に狭い路地が広がり、小さなお店が所狭しと立ち並んでいます。

飲食店を中心に、多彩な店舗が連なる一角で、昼間の時間帯は和菓子屋さんや雑貨店、衣料品などのお店がちらほら営業していました。夜になると話題のグルメ店や居酒屋など、のんべえさんが集うお店に人が集まってきます。店員さんやお客さんとの距離も近くなるお店の作りなので思わぬ出会いがあるかもしれませんよ。

ハーモニカ横丁(仲見世通り)

昼間はほとんどシャッター街です

吉祥寺の商店街:サンロード

吉祥寺駅北口目の前にあるメインストリート「吉祥寺サンロード商店街」は大きなアーケードが目印です。全長約300メートルで、誰もが知るチェーン店のお店が多く軒を連ねています。

吉祥寺サンロード商店街の様子

平日ですが、お祭りのようなにぎわいでした。学生さんからご年配の方まで歩いている方の年代もさまざまで、お店のジャンルも豊富に揃っています。

「風雲児 吉祥寺店」の様子

アーケードを歩いていると、早速人気のお店を発見。こちらは新宿で行列のできる人気ラーメン店「風雲児 吉祥寺店」。店内をのぞくと若者が多い印象でした。

風雲児は、濃厚な鶏白湯魚介スープとモチモチの中太麺が特徴的なつけ麺で人気のお店。またラーメン店にしては珍しい接客にも定評あり。帰る際には笑顔で出口までお見送りしてくれるようですよ。味よし!接客よし!の優良店です。ぜひ一度訪れてみてくださいね。

吉祥寺の商店街:ダイヤ街

こちらも全天候型のアーケード商店街ですが、途中分岐しておりT字状に構成されています。吉祥寺のグルメ店といえばココ!と言うほど毎回テレビで紹介される有名なお店が立ち並んでいます。

吉祥寺の超人気店「吉祥寺さとう」と「小ざさ」

吉祥寺といえばココ!メンチカツで人気の「吉祥寺さとう」と早朝には売り切れるという幻の羊羹で有名な「小ざさ」です。この二店舗に行かずして吉祥寺の街歩きは始まりません。

最中と羊羹のお店「小ざさ」

私も早速行列に並んで買いました!本来は最中と羊羹を販売していますが、私が行った日中は最中の販売のみ。羊羹は早朝から並んで整理券をもらえた人のみが購入可能です。

小ざさの羊羹は小鍋で職人が一つ一つの工程を大切に作り上げているため、一日限定150本のみの販売。一人3本まで購入可能で皆さん概ね3本購入するため、実質先着50人が幻の羊羹をゲットできるというわけです。

羊羹狙いの方は早朝から並び、お店の人が整理券を配るまで地道に待つ必要があります。そのためもし小ざさの羊羹をくれた人がいたら、それはきっとあなたのことを大切に思っている「一生の友達」という都市伝説もあるのだとか…。仲の良い友達や両親への手土産にもきっと喜ばれること間違いなしです。

そして私は最中をお土産として購入しました。白あんと黒あんの二種類ありましたが、黒あんのみ購入。家族からは「こんな美味しい最中食べたことない!もっと欲しい~!」と大好評でした。あとから白あんも食べてみたかったな〜と後悔したので、ぜひ次回は早朝から並んで幻の羊羹と二種類の最中をゲットしたいと思います。

「吉祥寺さとう」は威勢のいい呼び込みとメンチカツの美味しそうな匂いがします

こちらも吉祥寺で人気の黒毛和牛専門店「吉祥寺さとう」。元祖丸メンチカツで有名ですが、店頭へ行ってみると精肉やお惣菜、オリジナルのキーマカレーなども販売しておりどれもこれも美味しそう。

でもやはり目指すはメンチカツです。こちらも今夜の夕飯に家族の人数分と他にも牛かつやコロッケを購入しました。わが家ではメンチカツも好評だったのですが、意外にもコロッケが一番人気。牛かつはステーキ肉のような分厚いお肉が入っていて息子が大喜びしていました。

お店の向かい側でたくさんの外国人や日本人観光客が美味しそうにメンチカツを頬張る姿が見られました。私もその場で出来立てを食べたかったのですが、こうして家族の喜ぶ姿を見ながら食べるのもまた格別な美味しさでした。

小ざさの最中もさとうのメンチカツも楽しみすぎて写真を撮り忘れてしまったのが悔やまれますが、誰にオススメしても間違いない絶品のお店です。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

商店街では珍しい「バーミヤン」や「ココス」もあり

アンティークな店構えが魅力的「COFFEE HALL くぐつ草」

こちらは吉祥寺で人気の喫茶店「COFFEE HALL くぐつ草」。アンティーク調につくられたのかと思っていましたが、昭和54年創業の本物の時を重ねて紡ぎ出された風合いです。

お客様がひっきりなしに出入りするので写真が撮れませんでしたが、地下へと進む洞窟の入口のような壁と石階段からしてすでにワクワクしてきます。鉄の扉のその先には、なんとも言えない落ち着いた洞窟空間と木の温かみや照明の光が幻想的な空間を創り出しています。

ここで味わえるのは、こだわりのコーヒーやカレーなどのメニュー。とくに人気のメニューが、2年以上乾燥・熟成させたコーヒー豆を使用したブレンドコーヒーや、創業以来変わらず手間ひまかけてつくるくぐつ草カレーです。また一日10食限定、ふわふわ卵がのったオムカレーもオススメですよ。

吉祥寺で一味違った喫茶店を探している方は、「COFFEE HALL くぐつ草」を訪れてみてはいかがでしょうか。

豆腐好きにはたまらない「三代目茂蔵 吉祥寺直売所」

こちらもお客さんの出入りが多かったお店「三代目茂蔵」。関東を中心にチェーン展開する豆腐や豆乳、おからを使った商品の専門店です。

ここでは、「いいものをより安く」をコンセプトに、激安価格で豆腐やお菓子、デザートなどの商品を提供しています。中でも国産大豆を使用した「極上豆富」が人気。他にも豆乳を使ったドレッシングや、味噌漬けなどもありひとたび訪れるとあれもこれもと沢山買って帰る人が多いよう。

商品は100円から200円程度で手軽に購入できるため、コスパも良いと評判です。豆腐グルメが好きな方は、ぜひ一度足を運んでみてください。吉祥寺三代目茂蔵は、豆腐の魅力を存分に味わえるお店ですよ。

「キャンドゥ 吉祥寺店」と「サンドラッグ吉祥寺ダイヤ街店」

100円ショップとドラッグストアも並んで軒を連ねていますね。サンロードとダイヤ街だけですべてのお買い物は完結しそうですね。

食料品や日用品、ペット用品も取り扱う「ロヂャース 吉祥寺店」

商店街の中にスーパーマーケットのロヂャースを発見。こちらは小さいながらも豊富な品揃えで、いつもの食料品がお手頃価格で手に入ります。店内の通路は少し狭く、リュックを背負いつつ、カメラやメンチカツ、最中の袋を持っていた私は歩くのにかなり気を使いました。

でもこちらのお店の常連さんはそんなことはお構いなしに買い物を楽しんでる様子。いっぱいに詰め込んだカゴを二つ抱えてる方もいらっしゃいましたよ。ちょっとした食品や日用品の買い足しに便利なスーパーです。

吉祥寺のロヂャースは3店舗構成になっていて、2号店は紳士・婦人衣料や靴下、タオルを扱う衣料品専門店で、3号店はクッキーやチョコレート、スナックなどを扱うお菓子の専門店です。1号店となる吉祥寺店の向かい側に2号店、3号店と並んでいますのではしごしながら用途に合わせて立ち寄ってみてくださいね。

170の専門店が集まる!「目黒銀座商店街」

心地よい暮らしが見つかる「コピス吉祥寺」

先ほどのロヂャースから徒歩2分にあるショッピングモール「コピス吉祥寺」。吉祥寺に暮らす人や訪れる人たちにとっての止まり木のような施設であることをコンセプトとしており、ファッションや雑貨、グルメ以外にもペットショップやエステ、美術館など多彩なお店を備えているとのことで訪れてみました。

コピス吉祥寺A館7階にある「武蔵野市立吉祥寺美術館」

お目当ての美術館は残念ながら展示入れ替えのため、休館となっていました。実際に美術館へ訪れる方は、エスカレーターでは6Fまでしか行けませんので、ご注意くださいね。

館内はそれほど広くはありませんが、常設展100円、企画展でも300円(常設展の料金含む)とリーズナブルなため、気軽にアートに触れることができますよ。またアート鑑賞後はコピス内でお買い物を楽しんだり、カフェでゆっくりとした時間を過ごしたりできます。

テラス脇でロケーション抜群「ベーカリーレストランサンマルク コピス吉祥寺店」

こちらは焼きたてパンが食べ放題で人気のレストラン「サンマルク」。ステーキやグリル、カレーなどのメニューと共にさまざまな種類のパンを好きなだけ食べられるとあり、女性に人気のお店です。

なかでも吉祥寺店限定のアフタヌーンティーセットがオススメです。吉祥寺店では平日のみになりますが、16品の彩り豊かなスイーツとドリンクバーが付いて2,500円。甘いスイーツばかりでなく、クラムチャウダーやミニBLTバーガーなど前菜のようなメニューも含まれていて大満足の品揃え。お腹も心も癒してくれるとっておきのメニューです。

サンマルクのテラス席から見える風景

この日は少し気温が高かったためあまり人影はありませんが、気持ちの良い季節にはたくさんの方の癒やしスポットになります。

コピス前の元町通りの風景:東側の突き当たりは吉祥寺サンロード

1階の元町通り沿いにもテラス席があります。ここでドリンクを片手に休憩する方の姿が見えました。上のテラスに比べて1階は少し日陰になっているため、気持ち良さそうに過ごしていらっしゃいました。

コピス前の元町通りの風景:西側には東急百貨店あり

体が喜ぶ!ジェラートのお店「プレマルシェ・ジェラテリア&オルタナティブ・ジャンク」

ハーモニカ横丁の一角

お腹が空いて来たので、いったんハーモニカ横丁まで戻ってきました。

黒蜜入り羽根つきたいやきのお店「有職たい菓子本舗 天音」

そろそろお腹が空いてきたので、ハーモニカ横丁で食べ歩きできそうなお店を物色していたところ、何度通っても行列が絶えないお店を発見。正直しょっぱいお惣菜系が食べたかったのですがどうしても行列が気になったため、たい焼きを買ってみることにしました。

パリッパリの見事な羽付き

無意識に頭から食べてしまったので、お尻側を撮影。ほどよい大きさで黒い蜜のような焦げ跡が食欲をそそります。

続きで今度はお尻から食べてみると、なんとも言えない幸福感あふれる餡子。甘さと塩加減が丁度良いバランスで感動してもう一度口から離してたい焼きを眺めてしまいました。

餡子大好き、たい焼き大好きな私の中で間違いなく一番のお味と食感でした。ごちそうさまでした。

吉祥寺に約50年近く君臨する老舗百貨店「東急百貨店 吉祥寺店」

コピス吉祥寺から中道通りに向かって歩いていると、東急百貨店を発見。こちらは吉祥寺に唯一残る百貨店です。ひと昔前の百貨店では考えられなかった生活に密着したリーズナブルなテナントが入ったことで、より身近な百貨店としてあらゆる世代の方から支持を得ています。

とくにニトリやセリア、3COINS+plus(スリーコインズプラス)、ABCマート、ワークマン女子などが人気。ほかにはアニエスベーやコーチ、イーストボーイなどの定番ブランドも取り揃えています。

常設されている北海道どさんこプラザでは、人気のご当地スイーツやラーメン、いか明太なども欲しいときに手に入ります。また百貨店名物の物産展なども頻繁に行われていますので、故郷の味や新しいお気に入りの一品に出会えるかもしれません。

屋上もリニューアルされ気持ちの良い空間になっていますので、商店街で歩き疲れた際の休憩スポットとしてもオススメです。

中道通りのオシャレなお店。雑貨屋さんやカフェが軒を連ねる

お手頃価格で見つかる、カフェ風キッチンアイテムの宝庫「ナチュラルキッチンアンド 吉祥寺店」

まずは中道通り入ってすぐの路地を左へ曲がると見えてくるカワイイがあふれるお店「ナチュラルキッチンアンド 吉祥寺店」。ナチュラルテイストのお店に一歩足を踏み入れると、可愛らしいキッチン雑貨がお店いっぱいに広がります。

おしゃれなグラスやお皿がたくさんあるので、おうちをカフェのような空間にできますよ。お値段も100円程度からありますので、来たらついつい新しいアイテムが欲しくなるそんなお店です。

「B-COMPANY 吉祥寺中道通り店」

中道通りを歩いているとすぐに「B-COMPANY」の路面店を見つけました。こちらはショッピングモールなどでみかけるオリジナルの家具や雑貨が揃うインテリアショップ。

B-COMPANYの商品は、アンティーク調のテイストで和室、洋室問わずどんなお部屋にも合いやすいと評判です。お値段もリーズナブルでグリーンなども取り扱っていて、ふらっと立ち寄るだけでも楽しいお店ですよ。

「クール・ドゥ・クール」

B-COMPANYから西へ徒歩1分、鮮やかなブルーのストライプの外観が印象的な雑貨屋さんがあります。

こちらはヨーロッパ直輸入の雑貨を扱う「クール・ドゥ・クール」。イギリスやフランスなどさまざまな国のキッチン雑貨や生活用品に出会えるお店です。B-COMPANYとはまた違ったテイストで、雑貨屋さん好きには立ち止まらずにはいられないお店ですよ。

ハンバーガーと喫茶の新しい出会い「バーガー喫茶 ちるとこ」

ここでちょっと休憩…。雑貨屋さん巡りの休憩スポットに「バーガー喫茶 ちるとこ」はいかがですか?中道通りから一本路地に入った半地下にある喫茶店です。

店内はセンスの良いレトロな雰囲気で、クリームソーダやプリンなどのサイドメニューは昭和を感じさせてくれる懐かしいグラスやお皿で提供してくれます。ここでひと休みしたらまた吉祥寺散策へ出かけましょう。

中古アウトドア用品の「マウンガ 吉祥寺店」といろんなカエルが買える「Cave(ケイヴ)」

まだまだ楽しそうなお店があるので、また中道通りへ戻ってみると面白そうなお店を発見。こちらは中古のアウトドア用品を販売する「マウンガ 吉祥寺店」とカエルグッズに特化した雑貨屋さん「Cave」。

残念ながらCaveは定休日だったためシャッターは閉まっていますが、トレードマークのカエルくんが驚いているような看板が店頭に置いてあったため、マウンガと一緒に撮影しました。

マウンガは近年人気の中古品のアウトドアグッズを扱うお店です。店内はそれほど広くありませんので、これから登山やキャンプを始めたいとお考えのビギナーの方にとってはお手頃価格でグッズが揃えられるためオススメです。タイミング次第では欲しかったアイテムがお手頃価格で手に入るかもしれませんよ。

Caveの店内はカエル・カエル・カエルとカエル一色!カエル好きの方でなくてもきっと楽しめるはず。雑貨屋さん巡りのお立ち寄り店としておすすめのお店です。

絵本の世界へようこそ「吉祥寺プティット村」

中道通りの雑貨屋さんでとりを飾るのが絵本の世界が広がるテーマパーク「吉祥寺プティット村」。ここでは小川に沿って小人たちの小屋や猫たちのお城が並び、まるで森の中に迷い込んだかのような雰囲気を楽しめます。吉祥寺プティット村には、カフェや雑貨店などさまざまなショップが入っており、お買い物や食事を楽しむことができます。

その中でも一番人気は、かわいい猫たちと触れ合える猫カフェ「てまりのおしろ」です。ここでは、猫たちと一緒に紅茶やスイーツを味わったり、お店で販売しているおやつをあげたりできます。ほかにもネコのお食事会やカリカリ戦争というネコちゃんたちが一心不乱にごはんに飛びつく姿を見られるイベントも開催されていますよ。

吉祥寺プティット村は、フォトジェニックでSNS映えするスポットがたくさんあります。写真好きな方は、メルヘンチックな外観やインテリアをぜひ撮影してみてください。吉祥寺プティット村の癒しの世界へお友達やご家族と出かけてみてくださいね。

おでんの具材1つ1つが巨大サイズなので、いろんな種類を食べたい方はお連れの方とシェアすると良いでしょう。

新鮮野菜がリーズナブル「ベジフルワールド」

ー動物園やジブリ美術館など、楽しい施設がいっぱい「井の頭公園」エリアー

いよいよ吉祥寺の癒やしスポット井の頭公園へ向けて歩いてみたいと思います。

高架をくぐって南口へ

吉祥寺の老舗やき鳥店「いせや 総本店」

井の頭公園へ向かって歩いていると、焼き鳥のよい香りがしてきました。こちらは地元民だけでなく外国人観光客にも人気の焼き鳥店「いせや 総本店」。昭和3年の創業当時は精肉店としてスタートし、すき焼き屋を経て現在の焼き鳥店へと変革を遂げました。

1階は立ち飲みスタイルですが、2階にテーブルや座席もありますのでゆっくりと落ち着いて食事をしたい方も楽しめます。 レバーやタン、つくねなどの単品の焼き鳥は1本100円から取り揃えています。そのほか自家製シュウマイや煮込みもいせやの人気メニューです。

全体的にリーズナブルですので、飲んで食べても2,000円もあればきっと満足するはず。ぜひ井の頭公園のお散歩帰りに立ち寄ってみてくださいね。

吉祥寺通りからの井の頭公園入口

井の頭公園

やっと、目的の井の頭公園へ到着しました。昔ドラマで見たことのある風景もあり、懐かしさも感じる不思議な感覚です。

池の近くで何かの撮影をしていました

とても暑い日でしたが、一歩公園に足を踏み入れるととても静かで気温も少し涼しいような気がしました。

懐かしさ漂うお食事処「明水亭」

井の頭公園の木々に囲まれた創業100年以上の風情あるお食事処「明水亭」。なぜか冷凍鍋の自動販売機とアイスやジュース、お酒の売店もあるようです。お店で軽食を食べられるようですが、女将さん一人で切り盛りされているようですので、イートインできるかどうかは、都度現地で確認してみてくださいね。

井の頭公園ののどかな風景

七井橋通り方面の井の頭公園出入口

街に近づくとたくさんの人の出入りがあるようですが、公園内は静かな時間が流れます。

昆虫食も販売する売店「花見茶屋 水月」

こちらも100年以上続く売店のようですが、お店はシャッターが閉まっていました。売店の右隣にはコーヒースタンド「INOKA」も軒を連ねています。

花見茶屋の前でカメラを構えていると、自転車に乗った人がじーっと見つめる先にあるのは、なんと昆虫食の缶詰が売られている自動販売機。メニューは「いなごの甘露煮」と「蜂の子の花九曜煮」です。どちらも信州を代表する珍味のようです。

コーヒースタンド「INOKA」は、グリーンを基調としたオシャレな店内と、テイクアウトバッグがとってもキュートなお店。夏季限定のかき氷やフロートもパッケージやカップとの相性がよく、女子ウケ間違いなしのお店です。「INOKA」のドリンクを持って公園での時間をゆっくりと満喫しましょう。

井の頭池の風景

2023年9月現在、井の頭公園のボート場はボート場管理棟の改修工事のため営業を休止していました(2023年12月中旬までの予定)。ボートが水面に浮かぶ姿を撮影したかったのでちょっと残念ですが、また次回チャレンジしてみたいと思います。

七井橋から見る井の頭池北西側の風景:写真では見えませんが池の中央で水鳥がくつろいでいます

七井橋から見る井の頭池南東側の風景:ボートがない分、池が広く感じます

「東京都井の頭自然文化園」七井門入口

井の頭公園には、たくさんの名所がありますがこちらもその一つ「東京都 井の頭自然文化園」です。園内は動物園と水生物園に分かれていて、彫刻館や資料館などの文化施設も併設されています。こちらは水生物園側の入口です。

井の頭自然文化園の魅力は、自然豊かな環境で動物たちがのびのびと暮らしている様子を身近に観察できることです。また彫刻家北村西望の作品を展示する彫刻園や、子どもたちが楽しめるミニ遊園地など、動物以外にも見どころがたくさんありますよ。

小学生以下は無料、また都内在住・在学の中学生も無料で入園可能です。ぜひファミリーで訪れてみてくださいね。

井の頭公園には池のまわりにほっとできるベンチスポットがたくさんあります

爽やかな風とアジアの香りに包まれる「ペパカフェフォレスト」

入口からなんだか楽しそうでワクワク感が広がるペパカフェフォレストは、井の頭公園内にあるアジアンカフェです。ここでは、自然に囲まれたロケーションでタイ料理やベトナム料理など、本格的なアジア料理を楽しむことができます。

店内は開放的な雰囲気で、店内とテラス席はドアが開放してあり自由に行き来できます。天気が良ければ公園の緑を眺めながら、リラックスした時間を過ごせるテラス席がオススメですよ。

神田川の源流

行きたい方向と真逆でしたが、ここだけは来ておきたいと遠回りをしました。こちらがあの神田川の源流だそうです。いつも見ている神田川がここからつながっていると思うと感慨深い…。

ー目黒川沿いの散策にはずせない!オシャレなカフェ3選ー

目黒川沿いを歩いていると、オシャレで気になるお店がずらりと並んでいます。ここではその中から厳選して3店舗ご紹介します。

「白髭のシュークリーム工房 吉祥寺店」

吉祥寺駅から徒歩4分、白髭のシュークリーム工房はトトロの形をしたキュートなシュークリームが人気のお店。

どうしてもここのシュークリームをジブリの森美術館の前で食べてみたくて、遠回りしましたが、時すでに遅し!残念ながらシュークリームは売り切れでした。それでも続々と中にお客さんが入っていきます。

白髭のシュークリーム工房の魅力は、手作りで丁寧に焼き上げられたシュークリームの美味しさと、食べずに飾っていたくなるような愛らしいトトロの表情。そして宮崎駿監督の弟さんが経営するお店のため、ジブリファンは必ず押さえておきたいお店です。

シュークリームは、カスタードやチョコレートなどの定番の味から、季節限定の味まで様々な種類があります。テイクアウトもできるので、井の頭公園でピクニックしながら食べるのもおすすめです。人気店ですのでトトロのシュークリーム狙いの方は午前中に訪れることをオススメします。

坂の上にある気持ちのいい公園「西郷山公園」

最後に吉祥寺といえば、ジブリの森美術館は外せませんよね。ルートのチョイスを間違ってしまい、いったん吉祥寺駅まで戻ってしまいましたが、いざ!ジブリの森美術館を目指して引き返したいと思います。

井の頭公園にはテニスコートもあります

コートは8面あり、壁打ちスペースもあります。木々に囲まれたオムニコートにはボールを打ち込む爽やかな音が鳴り響いていていました。さながら軽井沢の別荘地にいるような気分になれますよ。事前予約が必要ですので必ず東京都の施設予約ページをチェックしてから訪れてくださいね。

ジブリの世界にどっぷり浸る「三鷹の森ジブリ美術館」

ついに最終目的地「三鷹の森ジブリ美術館」に到着しました。私は吉祥寺駅から歩いてきましたが、道路沿いは途中に立ち寄れそうな珍しいスポットもなさそうなので、バスで訪れて帰りは公園をぷらぷらと散策するのがオススメです。

トトロがお出迎え

まるでインフォメーションセンターのような建物にトトロがスッポリと収まっています。まっくろくろすけも密かにじっとあなたを見ていますよ。ぜひ探してみてくださいね。

こちらはジブリの遊び心満載のきっぷ売り場のオブジェ。実際は現地でチケットは購入できません。あらかじめローソンのチケット販売サイト「ローチケ」またはローソンに設置されている「Loppi(ロッピー)」端末で購入してから訪れてくださいね。

三鷹の森ジブリ美術館入口の風景

三鷹の森ジブリ美術館の魅力はオブジェや見た目の世界観だけではありません。アニメーションの仕組みや制作過程を学べる展示室や、オリジナル短編アニメーションを観ることができる映像展示室など、ジブリを隅から隅まで知ることができ、さらに好きになる仕掛けがたくさん詰まっています。

三鷹の森ジブリ美術館は、外観は撮影できますが館内は撮影禁止です。しっかりと心のカメラに焼き付けてきてくださいね。

入口にあるトイレ

トイレまでジブリの世界観に溢れています。

屋上に佇むロボット兵

ふと周りを見ると下から屋上を撮影している方の姿がチラホラ。視線の先にいたのは、「天空の城ラピュタ」に登場する全長約5メートルもあるロボット兵でした。夕方でも行列ができていて屋上で佇む姿は映画そのもの。遠くであまり良く見えなくても感動しました。

ちなみに9月初旬にチケットサイトを確認したところ、9月中のチケットはすべて売り切れ。購入できるチケットは10月末頃から販売されており、早めの時間帯は順次埋まっています。三鷹の森ジブリ美術館へ訪れる際は、2か月以上前から計画を立てたほうが良さそうです。

夕暮れ時の繫華街の様子

住宅街を横断する井の頭線の様子

吉祥寺駅周辺は都心へのアクセス性と緑豊かな街並み、個性的なお店など住環境のバランスが良い人気の街です。今回はそんな魅力あふれる街をぐるっと散策してみました。

正直どこを切り取っても”おいしく・楽しく・素敵な街”でした。住みたい街ランキングの常連の街になるのも納得です。そして一人でぷらぷらと歩いていても、十分楽しめる魅力的な街ですので、ファミリーの方はもちろん一人暮らしの方にもオススメの街です。

吉祥寺にはまだまだ魅力的なスポットがたくさんあります。そんな行ったことのないお店やスポットをご自分の足で開拓してみませんか?マンスリーマンションなら敷金や礼金不要で、思い立ったらすぐにお引っ越しができますよ。

家具や家電もあらかじめお部屋にありますので、カバン一つでお気軽にお引っ越しできます。住んでから後悔しないよう、ぜひ気になる街のマンスリーマンションをチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人

颯そら/Webライター

元不動産会社出身の不動産ライター。双子女子と年子の兄の3人の子育てをしながら独学で宅地建物取引士の資格を取得。
現在はフリーライターとして主に関東エリアの紹介記事やインタビューなどのカメラ取材も手がけています。
今ハマっていることは子どもの空手のサポート。親子で研究と改善を繰り返しながら笑ったり、怒ったり、時には涙を流したりと四苦八苦の日々。でもきのうより今日、今日より明日とめざましく成長していく子供の姿に感動しています。趣味は旅行、温泉めぐり、画像や動画編集(勉強中)。