福岡といえば【屋台】!地元スタッフのオススメ8店をエリアごとにご紹介。

福岡で有名な食文化の1つが屋台。市内に屋台のある地区は大きく分けると「天神」「中洲」「長浜地区」の3つですが、天神は「昭和通り沿い」「渡辺通り沿い(天神南周辺)」などに分散しています。長浜地区には新たに7店舗の屋台がオープンし、そのほかの天神地区や中洲地区にもそれぞれ屋台軒数が増えて、計13軒の新屋台が仲間入りしました。

今回は、福岡の屋台の歴史、天神と中洲、長浜地区の屋台のそれぞれの違い、屋台のルール、おすすめの屋台を地区別にご紹介。営業時間や定休日などの詳細情報も店舗別に記載しています。ふらりと飲み歩くのが好きな人には普通の居酒屋より魅力があるので、引っ越し予定があれば、おすすめのお店をチェックしておくのもいいですね。

福岡の屋台の歴史

福岡の屋台の歴史は、太平洋戦争が終わった1945(昭和20)年頃から始まったといわれています。いわば戦後の復興を象徴する存在とも言えますね。最初は仮設店舗からのスタートでした。

ところが、4年後の1949年に衛生面の観点からGHQの取り締まりが強化され、裁判で屋台全廃命令の判決が下ります。そこで危機感を感じた屋台事業者達が1950年に「福岡市移動飲食業組合」を結成し、5年後の1955(昭和30)年には県会議員の河田氏による屋台全廃反対交渉によって厚生省も折れ、屋台全廃を免れました。

1970年頃になると屋台は全盛期を迎え、福岡市の屋台軒数は最高の400軒程にまで増えます。その後、食品衛生法や道路交通法といった法的許可内容が制定されますが、屋台の道路使用や汚水たれ流し問題等に対する市民の不満が高まり、2000(平成12)年に「福岡市屋台指導要綱」が制定され、原則一代限りの方針が確立しました。

名義変更や譲渡なども禁止された為、経営者の高齢化で廃業を余儀なくされる屋台も増え、10年後の2010年には、屋台数が150軒にまで減少しますが、福岡市の高島市長は「屋台を残したい」という思いから、2013年に「福岡市屋台基本条例」を全国で初めて制定。指導を強化し、環境を整備するなど、屋台問題を改善しながら2016年には初の屋台公募も実施され、新たな屋台が次々に営業を開始しました。そして、2023年6月〜7月にも新たに13軒の屋台が新規オープンしたばかりです。

天神と中洲、長浜地区の屋台の違い

福岡市内の屋台約100軒強のうち、その半分程の割合を占めるのが天神地区の屋台といわれています。観光客から人気なのはどちらかというと中洲屋台で、屋台数は中洲屋台の賑わいからして中洲の方が一見多い印象ですが、軒数は天神地区の方が多いので、その分ジャンルのバラエティも豊富です。中洲は九州随一の繁華街で、屋台街周辺の人出はかなりのもの。ネオンも明るく、お店の人の声掛けも多く見られ、非常に活気があります。

長浜地区の屋台は高齢化などの問題で、今年まで実質営業していたのは1軒だけでしたが、6月に公募で新しくオープンした7軒が増え、再び活気が戻ってきました。天神や中洲よりもさらに値段がリーズナブルなのも長浜地区の特徴です。

天神地区や長浜地区の屋台は、仕事帰りに立ち寄るなど、地元の人の確率が高いといえます。一昔前まで、中洲の屋台ではぼったくりもあったようですが、市の取り組みなどの甲斐もあってか、現在は耳にすることもなくなりました。不安な人は料金表を貼り出している明朗会計の屋台を選ぶといいでしょう。

福岡の屋台のルールとは?

屋台にはいくつかルールがあります。そんなに堅苦しいルールはありませんが、行く前にどのようなルールがあるのかをチェックしてみましょう。

  • 衛生上の懸念から非加熱食品の提供は禁止。刺身や生野菜の提供がない
  • 立ち飲みは禁止
  • 場所の占用時間が決まっている為、遅くとも26時位までの営業
  • 最低でも一人一品の料理と飲み物を1杯注文する
  • トイレはないので先に済ませておく
  • 屋台は10席程しかないので、お客さんが来たら席を詰めていくのが基本
  • 大人数で入らない
  • 屋台では長居無用

長居よりもハシゴするのが屋台の醍醐味。屋台はハシゴする感覚で行くのがおすすめです。ルールではありませんが、席のチャージやお通しなどはない屋台が殆どなので、そこは安心できますね。

どんな屋台がある?バラエティ豊富なメニュー

現在100軒程の福岡の屋台の中でも、提供しているメニューは多岐にわたります。その種類は定番のとんこつラーメンだけでなく、焼き鳥や餃子、鉄板焼などの焼き物やおでん、もつ鍋、天ぷらといったメニューのほか、西洋料理専門、明太子料理専門、カクテル専門、カフェ、沖縄料理、中華料理、ジビエ料理、フレンチの店などバラエティ豊富です。

屋台でエスカルゴやジビエ料理が出てきたり、果物やカクテルなども出てくるというわけですね。ハシゴしながら、さまざまな屋台のメニューを開拓するのも楽しいですよ。また、親不孝通り入口にある人気屋台の「小金ちゃん」は「元祖焼きラーメン発祥の屋台」で、福岡のご当地ラーメンである「焼きラーメン」がいただけるので、こちらも要チェックです。

福岡市天神地区(昭和通り)でおすすめの屋台①ともちゃん

昭和通り沿いの「福岡市赤煉瓦文化館」そばにある「ともちゃん」は、ラーメンだけでなく焼き物系やおでんも美味しい昭和通りの有名屋台です。雨でも行列ができるほどの人気店で、混んできても席を譲りながら回転していきます。

友達同士で訪れる人、カップルで訪れる人、一人で訪れる人など客層もさまざま。牛サガリや焼き鳥、おでんにラーメンなど、あまり待つことなく絶品飯がいただけます。お一人様1ドリンク1フードです。

ぎゅうぎゅうに詰めて座る必要はあるものの、和気あいあいとした雰囲気で、屋台の店主の接客も朗らかで丁寧。芸能人がよく訪れるというのも納得です。とにかく何でも美味しいので、満足度は高いですよ。

夜の福岡市赤煉瓦文化館はうっすらとライトアップされていて、日中とは違った趣が感じられます。那珂川はすぐそこ。この建物は東京駅などを設計した日本近代建築の父である辰野金吾の作品です。昭和通りはこのように夜もライトアップや屋台の明かりが灯って明るいので、遅い時間でも怖い印象はありません。

ネオンの明かりに煌めく那珂川も非常に風情があります。川を挟んで右側が中央区の天神、左側が博多区の中洲です。前方左側に見える橋は「福博であい橋」で、商人の町・博多とかつての城下町・福岡とを結んでいます。屋台で食べるご飯が美味しく感じるのは、こういった景色の風情も加味されているのかもしれません。

詳細情報

屋台名:ともちゃん
所在地:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1丁目14
アクセス:地下鉄空港線「天神駅」から徒歩約4分
営業時間:18:15~24:00(月曜は25時まで) 24:15~26:00(月・火を除く)
定休日:無休(変更もあり)
駐車場:なし(綾杉立体駐車場を利用)

福岡市天神地区(昭和通り)でおすすめの屋台②博多屋台ばらかもん

昭和通りに並ぶ屋台の2軒目は2021年にオープンした「博多屋台ばらかもん」。こちらは中洲側ではなく、少し赤坂方面に歩いた場所にあり、福岡銀行本店裏に出る屋台の1つです。「ばらかもん」とは長崎県の五島の方言で「元気者」という意味だとか。屋台の店主が五島出身の方だそうです。

「博多屋台ばらかもん」の看板メニューは、トビウオから出汁を取る「アゴ出し豚骨ラーメン」で、おでん、一口餃子、焼き鳥なども人気。この日も人で賑わっていました。値段も手頃で、カード払いも可能です。大将やスタッフさんも気さくで、アットホームな雰囲気もお客さんを惹きつける理由の1つとなっています。

「アゴ出し豚骨ラーメン」は、焼きアゴの出汁と豚骨スープを合わせた汁が絶妙な美味しさ。コテコテのとんこつが苦手な人にはこの意外なあっさり感がマッチするようです。五島のアゴ出汁メニューもいくつかラインナップがありますよ。

夏でもこれだけ繁盛するのですから冬はどれだけ需要があるのか、という感じですが、まだ出来て2年程の屋台なので、沢山の人が訪れるのも不思議ではありません。お店の人との会話だけでなく、お客さん同士の交流も生まれる可能性も高いアットホームさは、屋台デビューしたばかりの人にもおすすめできる要素の1つです。

詳細情報

屋台名:ばらかもん
所在地:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2丁目13-1 福銀本店前
アクセス:地下鉄空港線「天神駅」から徒歩約3分
営業時間:17:30~26:00
定休日:月・木
駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)

気軽に屋台が食べられる!昭和通り周辺の住みやすさは?

昭和通り周辺は、2023年4月下旬にリニューアルオープンした「ミーナ天神」やスーパーの入る「イオンショッパーズ福岡店」「福岡市赤煉瓦文化館」、福岡県立美術館のある須崎公園があり、買い物施設に事欠かない便利なエリアです。「福岡中央郵便局」に近いのも、何かと恵まれていると感じられるポイント。

地下鉄空港線の天神駅へは徒歩3分ほどで、西鉄バスも市内各所に運行しており、交通面も不自由する点がありません。海の中道方面のバスや糸島方面に向かう昭和バスも昭和通りから出ています。昭和通りは夜遅くなっても車の流れが多く街灯も明るいため、女性も安心して歩くことができる通りです。

地下に降りればグルメも満載の「天神地下街」に繋がっており、老舗商店街の「新天町商店街」も徒歩5分圏内にあるなど、昔ながらの福岡が感じられるスポットにもアクセスしやすい住環境となっています。

福岡市天神地区(天神南)でおすすめの屋台③レミさんち

陽気なフランス人店長のレミさんと外国人スタッフで接客する「Luz 福岡天神」(旧天神ロフトビル)前の屋台「レミさんち」は、女性人気も高いフレンチの屋台です。日本語と英語も話せるので、安心して下さいね。料理は手作りの洋食尽くしで、値段もお手頃。ラーメンはありません。

こちらも行列が出来ていました。陽気なオーナーさんとお話したくて訪れるお客さんも多いようで、若い女性の姿も多く見られました。屋台で提供されるフレンチは、アツアツのエスカルゴや鶏もものコンフィ、ムール貝のワイン蒸しなどお酒にもよく合う料理はどれも高クオリティのものばかりです。

ドリンクメニューも豊富。混み合っている時の飲食の時間は45分の制限があり、ゆっくりと長居はできませんが、それでも楽しいひと時を過ごせるのは間違いありません。屋台でいただく一から手作りのフレンチはどんな人にもおすすめです。席は全席禁煙となっています。

「レミさんち」は「大丸 福岡店」や「福岡三越」に程近い渡辺通4丁目交差点近くの旧天神ロフト前にお店が出ますが、渡辺通り(天神南駅)周辺の屋台街は、北側に向かう通り沿いにもズラリと屋台が並び、若年層を中心に賑わいを見せていました。

また渡辺通駅に近い「BiVi福岡」近辺にも名店が並び、天神の屋台を満喫することができます。中洲の屋台はどうも苦手という人でも、天神の渡辺通り沿いや昭和通り沿いの屋台を好む人は多い傾向があります。

屋台デビューしたい人は、料金体系が明瞭かどうかや、女性にも人気かどうかなど口コミでチェックすると良いでしょう。

詳細情報

屋台名:レミさんち
所在地:〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通4丁目9
アクセス:地下鉄七隈線「天神南駅」から徒歩約3分
営業時間:18:00~23:00(土曜のみ24時まで)
定休日:日・月
駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)

福岡市天神地区(天神南)でおすすめの屋台④Telas&mico(テラスとミコー)

「レミさんち」と同様、通常の屋台とは違った雰囲気を醸し出しているのがこちらの「Telas&mico」です。空色にペイントされた壁と赤い屋根が目印で、屋台でちょっとおしゃれな洋風料理とカフェメニューが楽しめる、そんな屋台。もちろんお酒もありますよ。

おすすめは多国籍料理。イギリスのフィッシュアンドチップスもあれば、ドイツのソーセージグリルに、イタリアのブルスケッタ、インドのラムキーマカレーなど。かと思えば、博多華味鳥を使用したタンドリーチキンなど、イギリスで習得した技が多彩なメニューに活かされています。

お酒も種類豊富。パフェやフレンチトースト、本格コーヒーやあまおうをはじめとするソフトドリンクなども揃っており、カフェを楽しみたい人向けにも対応しているところが他の屋台とは異なる部分となっています。店内は禁煙なので、タバコの煙が苦手な人にもおすすめです。

こちらの屋台、実は春吉の路地裏に店舗も構えており、店舗もかなりおしゃれ。パクチーラーメンやラムコフタのカレーなども提供されています。店舗の方は喫煙可となっているようです。

詳細情報

屋台名:Telas&mico(テラスとミコー)
所在地:〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通4丁目9
アクセス:地下鉄七隈線「天神南駅」から徒歩約3分
営業時間:18:45~24:00
定休日:日・月・木、雨天荒天時
駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)

百貨店も充実!天神南(渡辺通り)周辺の住みやすさ

天神南から渡辺通駅に至るまでの通り沿いは車通りが多く、夜も街灯は明るくて、屋台のある所は笑顔と笑い声に包まれています。市内の各所へのバスも23時近くまで走っており、地下鉄七隈線もあるので屋台でゆっくりしていても、24時ぐらいまでは公共交通機関も動いていて安心です。

またこの周辺は福岡の三大百貨店が集まる地区でもあり、大型商業施設や家電量販店、家具店があるなど、ショッピングが楽しめるエリアです。屋台のみならず、グルメの名店も多数点在しており、会社帰りに福岡の美味しいお店を開拓できますね。

福岡市長浜地区でおすすめの屋台⑤明太中毒

2023年6月に長浜地区に新しく屋台を出店したのが、屋台初の明太子専門店「明太中毒」。定番の焼き明太子のほか、明太を使ったバラエティ豊富な明太料理、炭火でじっくりと焼き上げる焼き鳥盛り合わせ、一口餃子などが楽しめます。

注文後に明太子を焼いて作る一番人気の「明太とろろ鍋」や「明太子のアヒージョ」「明太アボカドチーズ巻き」など明太づくしのメニューが目白押しで、明太好きには堪りません。価格帯が手頃なのも嬉しいポイント。ドリンクメニューも豊富です。

屋台の中では早めの18時にオープンし、クローズは25時なので、開いている時間が長いのはちょっと早めに飲みたい人にとっては朗報ですね。イケメンスタッフさん達の笑顔や丁寧なおもてなしも、女性にとっては嬉しいところです。

今年の6月までは2軒のうち1軒しか営業していなかった長浜地区の屋台街も、2023年6月以降に新規で7軒屋台が増え、計9軒の屋台街となって「福岡市中央卸売市場鮮魚市場」前に復活しました。屋台街の明かりが戻ったことで、活気も違います。

長浜屋台街の先には、スーパーやドラッグストア、百均、西松屋などが入る全国で2店目の「キテラタウン 福岡長浜」があり、買い物環境も整っています。スーパーの「サニー」は24時間営業なので、遅い時間でも買い物ができる住環境です。

詳細情報

屋台名:明太中毒
所在地:〒810-0072 福岡県福岡市中央区長浜3丁目14
アクセス:地下鉄空港線「赤坂駅」から徒歩約11分
営業時間:18:00~25:00
定休日:不定休
駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)

福岡市長浜地区でおすすめの屋台⑥長浜屋台 どげん家

唐揚げ屋の大将が作る串カツ・串揚げの屋台「長浜屋台 どげん家」は、串カツ・串揚げのほかに長浜ラーメンや手羽先、豚の角煮、手作り餃子などを提供する屋台です。サクサクの串揚げ・串カツは絶品で、「串揚げおまかせ5盛り合わせ」は1,000円とかなりお得。屋台でいただく⻑浜ラーメンも塩味があっておいしいですよ。

串揚げメニューの単品はほとんどが200円台で、肉類・魚類・野菜類があり、変わり種としてうずらの卵とチーズ、赤ウインナーもあります。しっかりと味のしみた牛すじ煮込みなどもおすすめ。飲み物の種類も豊富です。人の良さそうな店主さんも入りやすいポイントとなっています。

長浜地区には、「明太中毒」や「長浜屋台 どげん家」のほかに、本格中華屋台の「長浜少衞」、野菜の肉巻きがメインの「長浜のひろし」、人気焼肉屋「屋台のたまちゃん」「屋台のたまちゃん別館」、野球がテーマのコンセプト屋台「長浜市民球場」が新しくオープンしました。全て制覇するのも楽しいですね。

この時に出ていたのは3店舗だけでしたが、たくさんの笑顔と楽しげな話し声が周りを明るくしていました。やはり美味しいものを屋台でいただくと、気持ちも朗らかになるものです。並ばずにぎゅうぎゅうに詰める必要もなくゆったりと食べられるのは、長浜ならではかもしれません。

詳細情報

屋台名:長浜屋台 どげん家
所在地:〒810-0072 福岡県福岡市中央区長浜3-14
アクセス:地下鉄空港線「赤坂駅」から徒歩約10分
営業時間:18:00~25:00
定休日:不定休
駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)

治安も良好!長浜地区周辺の住みやすさ

「長浜鮮魚市場」のある長浜地区周辺はマンションなど民家のあまり多くないエリアですが、人口が少ないため治安もさほど悪くはありません。車通りは少々多めです。同じ長浜でも「親不孝通り」まで出ると夜の治安は悪くなりますが、日中は「長浜公園」というやや大きめの公園もあり、交番もあります。

またスーパーやドラッグストア、百均、西松屋などが入る「キテラタウン 福岡長浜」が近いので買い物には困りませんし、地下鉄空港線の赤坂駅までは歩いて10分程。天神にもバスに乗ればすぐです。飲食店も比較的多いエリアでもあります。

福岡市中洲地区でおすすめの屋台⑦中洲屋台 たっちゃん

「中洲屋台 たっちゃん」はキャナルシティ博多近くの清流公園の遊歩道沿いにある屋台で、中洲屋台街にたくさんの屋台が軒を連ねる中でもひときわ目を引く屋台です。若年層の女性を中心に多くの人が集まっていました。

オーダーにはお通し代が200円かかります。ラーメンからおでん、焼き鳥、ステーキ、うなぎ、炙り明太子など何でもあるので、屋台でいろいろと福岡の美味しいものを食べてみたい人にピッタリ。ラーメンはとんこつですが、さっぱりめでクセもなく食べやすい方です。

焼き鳥の「お好み4本セット」などもおすすめですよ。お酒の種類もかなり豊富。いくつか頼むなら、予算は1人3,000~4,000円くらいを見ておくと良いでしょう。人気なのでオーダーは最初の1回のみで追加注文は出来ずゆっくりはできませんが、贅沢にいろんなものを食べられる屋台です。

清流公園沿いに並ぶ中洲屋台の中でも、春吉橋を隔ててキャナルシティ側と中洲川端駅側に分かれ、どちらも活気はありますが、屋台数が多いのは「中洲屋台たっちゃん」があるキャナルシティ側です。人の流れもかなり活発で、平日でもかなりの人出があります。

中洲の屋台は観光客が多いですが、接待の後で利用したり、もつ鍋や水炊きなどを別のお店で食べてからシメに屋台でラーメンを、という人も多いです。昔ながらの屋台が並んでおり、正に「博多の屋台」という雰囲気を味わうことができます。

詳細情報

屋台名:中洲屋台 たっちゃん
所在地:〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲1丁目8
アクセス:地下鉄七隈線「櫛田神社前駅」から徒歩約6分
営業時間:18:00~25:00(L.O.24:30)
定休日:不定休(金曜日多め)
駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)

福岡市中洲地区でおすすめの屋台⑧博多屋台 よっちゃん

春吉橋を隔てて中洲川端駅寄りの川沿いに並ぶ屋台の1つ「博多屋台 よっちゃん」。こちらも満員御礼で、席はいっぱいでした。2019年にオープンした屋台で店内は清潔、スタッフさんが若く元気な印象です。

メニューは、ラーメンや焼きラーメンをはじめ、一口餃子、焼き鳥、おでん、明太だし巻き卵など料理のバリエーションも豊富で、カクテルなどのお酒も充実。「野菜巻き3本盛り」や「ぐるぐる鳥皮4本盛り」などお得な焼き鳥メニューもおすすめですよ。

週末よりも週始めから半ばぐらいの方がお客さんの数も落ち着いており、ゆっくりできる確率は高めです。忙しくない時はお店の人とお話できる機会もあるので、博多についての話を聞いてみるのもいいですね。屋台のみならず、中洲からさらに博多湾寄りの古門戸町(こもんどまち)にも店舗があり、そちらは月曜から木曜までランチの営業も行っています。

中洲川端駅寄りの中洲屋台街も、まさに屋台街という雰囲気。人気店は回転も早めです。屋台同士が近いのでハシゴもしやすく、お店の人のみならず、お店の常連さんから話しかけられるなんて事もあるので、それが福岡の屋台の良さでもあります。

中洲の屋台はジャンルこそ似ているものの、それぞれの屋台で個性を放っているので、まずは気に入ったお店に飛び込んでみてはいかがでしょうか。混んでいる時は早く出なければいけないこともありますが、そこは譲り合いの心でいきたいですね。

詳細情報

屋台名:博多屋台 よっちゃん
所在地:〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲4丁目1 清流公園内(春吉橋そば)
アクセス:地下鉄空港線「中洲川端駅」から徒歩約5分
営業時間:18:00~25:00
定休日:日曜日
駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)

実は買い物にも便利!中洲地区周辺の住みやすさ

地下鉄七隈線の櫛田神社駅近くにある春吉橋周辺は、那珂川が流れる地区で、すぐそばには清流公園やキャナルシティ博多があり、川端通商店街や24時間営業のスーパーもあるなど、買い物には全く困らないエリアです。ちょっと先の路地裏には風俗店などが集まる場所もあり、夜は治安が少し心配な所もありますが、屋台街の集まる所は人通りも多く、街灯も明るい印象です。

そしてこの周辺はなんといっても飲食店が多い為、グルメの名店が多数点在。夜の那珂川は水上バスが那珂川をクルージングする様子に博多情緒が感じられます。清流公園では毎年8月末に「中洲ジャズ」が開催され、ジャズステージの熱い熱気が伝わってきますよ。

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福岡の屋台はどこもお客さんの笑顔と陽気な声で溢れており、コロナ禍で遠のいていた人出も戻ってきて、人と人が楽しく語り合う姿を見ることができた1日でした。わからないことは大将にどんどん聞いて福岡の屋台を満喫してみて下さいね。

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