大垣市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

「大垣市は名古屋からかなり離れているから、利便性が不安」「岐阜市のほうが大垣市より都会的で住みやすい?」と暮らしやすさに不安を持つ方もいることでしょう。

都市データバンクが公表した「住みよさランキング2020」で大垣市は、全国27位の結果でした。岐阜県内の市としては初めての1位です。2021年以降も岐阜県内1位をキープし続け、2023年で4年連続岐阜県1位の大垣市。そんな住みやすいと言われている大垣市で新生活を始めませんか。

今回の記事では、大垣市について、利便性や治安、人気の街などを詳しくご紹介します。大垣市内のエリア別に特徴もご紹介しますので、どのような暮らしができるのか、ぜひイメージしてみてくださいね。

大垣市ってどんな街?

まずは、大垣市がどのような街なのかを歴史や特徴、利便性の面から詳しくご紹介します。とくに通勤や通学、休日のお出かけなどの面から交通の利便性は忘れずにチェックしておきたいですよね。ぜひ参考にしてください。

大垣市の歴史

大垣という名称は、鎌倉時代に初めて登場します。江戸時代ごろまでは「大柿」と「大垣」の両方が併用されていました。江戸時代の書物には、大垣城が「大柿城」と表記されています。

1918年に市制施行し、2018年に大垣市は市制100周年を迎えました。大垣市ができた当時は人口約3.2万人、市域が約5平方キロメートルの小さな市でした。1920年代から1960年代にかけて近隣の町村と合併を繰り返し、市域を拡大していきます。2006年に上石津町と墨俣町が合併し市域は、約206平方キロメートルで、当初の40倍以上の面積に広がりました。

人口も市域も増え、大垣市は市民が暮らしやすいと思えるサービス提供に尽力しています。たとえば、2021年には「飛び出す市役所」事業を始めました。市長や市職員が市民のアクセスしやすい場所に出向いてサービスを提供したり、意見を聞いたりする事業です。誰もが住みやすいと思える街づくりを目指す「大垣市スマートシティ推進計画」もあり、今後の発展に期待が高まるでしょう。

大垣市の特長

大垣市は岐阜県の南西の端に位置し、岐阜県内で岐阜市に次ぐ2番目に人口が多い街です。飛び地が2つもある大垣市は、全国的に見ても珍しい市でしょう。現在の大垣市の大垣駅があるエリアを中心に養老郡を挟んで西にあるのが上石津町、安八町を挟んで東にあるのが墨俣町です。

中央のエリアには電車の路線が充実し、高速道路も通るため、広範囲の移動がしやすい環境です。揖斐川水系が流れ、水源が豊かで「水の都」と呼ばれてきました。市内を通る水路を生かし、水運で栄えていた時代もあったほどです。松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を大垣市で終えました。松尾芭蕉と縁があることから、「市民俳句まつり」や「子ども俳句教室」が開催されるなど俳句文化が息づいています。

ITを活用した行政サービスの充実を目指しつつ、古くからの文化も存続させる点が大垣市の特徴です。江戸時代から続く大垣まつりは今度も大垣市の一大イベントとして今度も受け継がれていくことでしょう。

大垣市の利便性

大垣市は大垣駅を中心に、電車の路線が東西南北に通っています。市内を通るのは、JR東海道本線・樽見鉄道・養老鉄道の3つです。3路線とも通る大垣駅を中心に、街が発展しています。大垣市市内にある駅の内訳は以下のとおりです。

  • JR東海道本線:3駅
  • 樽見鉄道:2駅(大垣駅を含む)
  • 養老鉄道:7駅(大垣駅を含む)

JR線の通る大垣駅から名古屋駅までは約32分でアクセスできるため、交通の利便性は悪くありません。養老鉄道は大垣市の北にある揖斐郡から三重県の桑名市までを結ぶ路線です。樽見鉄道は大垣駅を始発に、本巣市の樽見駅までを約1時間でつなぎます。

バスは大垣駅のロータリーから多数の路線が発着し、病院や商業施設へもアクセス可能です。電車がないエリアは、地域ごとにコミュニティバスも通り、市民の移動を支えています。

また大垣市の南部には名神高速道路が横断し、東海環状自動車道が縦断しています。大垣料金所から高速道路へのアクセスもスムーズで、マイカーを利用する際にも便利な環境が整っています。

大垣市の5つの魅力

ここでは、大垣市を大きく5つに分け、それぞれのエリアごとに特徴をご紹介します。どのエリアに住もうかなと迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

魅力①赤坂・西部エリアで歴史を感じながら穏やかな暮らし!

大垣市の北西から西にかけてひろがる赤坂・西部エリアには、JR東海道本線の荒尾駅と美濃赤坂駅の2つの駅があります。旧中山道の赤坂宿があった場所で、古い街並みが残っているため風情ある景観を満喫できるエリアです。

国指定史跡の「美濃国分寺跡」や県指定史跡の「お茶屋屋敷跡」など、歴史を感じられるスポットが点在しています。都会の喧騒から離れて、ゆったりとした時間を過ごしたい方にオススメの住環境です。

東海環状自動車道がエリア内を通り、大垣西ICからアクセスができます。東側を縦断する杭瀬川沿いに街が発展。自然や歴史が、街なかの発展とうまく融合できたエリアです。

魅力②子育て世代に人気の北東・中央エリアは文教地区!

大垣市の玄関口の大垣駅を中心に栄える北東・中央エリアは、複数の駅があり交通の利便性は抜群です。大垣駅の他に5つの駅を抱えています。樽見鉄道の東大垣駅、養老鉄道の北大垣駅・室駅・西大垣駅・美濃青柳駅の5駅です。東大垣駅のすぐ南を岐大バイパスが整備され、マイカー派の方にも暮らしやすい環境が整っています。

岐阜協立大学や大垣女子短期大学などの教育関連施設が多く、大垣市内でも有数の文教地区です。大垣駅の近くには、大垣城公園や奥の細道むすびの地記念館などがあり、歴史を感じるスポットが多く残されています。都会的な発展と歴史がうまく共存していると言えるでしょう。散策がしやすいスポットが豊富で教育施設が充実。交通の利便性を重視したい方だけでなく、子育て世代に人気のエリアです。

魅力③運動公園でリフレッシュ!街へのアクセスも良い南部エリア

養老鉄道の友江駅と大外羽駅がある南部エリアは、大垣市の南にあり養老町と隣接しています。養老町へは電車で約10分です。大垣駅へも10分程度でアクセスができ、利便性には問題ありません。エリアの南には名神高速道路の大垣料金所があり、マイカーでの移動もスムーズにできます。高速道路へのアクセス性を重視する方には、南部エリアはオススメでしょう。

大外羽駅から東へ徒歩約6分のところには、総合運動公園の「浅中公園」があります。アスピックの愛称で親しまれ、陸上競技場や野球場、多目的広場などがある運動公園です。気分転換に体を動かすことが好きな方は、運動公園がある南部エリアならリフレッシュしやすいのではないでしょうか。

魅力④長良川沿いにサイクリングロードがある墨俣エリア!

2006年に大垣市と合併した旧墨俣町は、東側にある飛び地です。安八町と岐阜市、穂積市に囲まれ、長良川に面しています。長良川の川岸にはサイクリングロードが整備されているので、自然を感じられる場所でサイクリングをしたい方には絶好のスポットでしょう。

墨俣エリアの北端には長良川の支流の犀川が流れ、桜の名所の「墨俣一夜城」があります。約800本の桜が毎年4月上旬に見頃を迎え、お花見が楽しめるスポットです。

墨俣エリアからは岐阜市内へ通勤通学する方が多いため、「岐阜市内に住むのは高い」「でも通勤通学しやすいところに住みたい」と悩む方はぜひ、検討してみませんか。電車の路線がないため、マイカーの保有があると、移動範囲が広がりやすいでしょう。

魅力⑤上石津エリアで自然に囲まれた暮らしができる!

墨俣エリアと同じタイミングの2006年に大垣市と合併した上石津エリアは、自然の豊かさが魅力です。大垣市の西にある飛び地で、養老町への通勤者が多く見受けられます。エリア内の85%が山林なので、自然に囲まれた環境で暮らしたい方にぴったりでしょう。上石津の魅力を伝えるイベントを開催したり移住者向けに空き家情報を提供したりなど、訪れる方を受け入れる環境が整っています。

住民の移動は路線バスが支えていますが、マイカーがあるとより利便性が向上します。大垣駅から上石津エリアまでは、車なら20分ほどでアクセス可能です。エリアの北には名神高速道路が通り、養老スマートICや関ケ原ICが近隣にあります。高速道路へのアクセスがスムーズにできりエリアです。

大垣市のデータ

ここでは大垣市について、人口や治安、家賃相場を詳しくご紹介します。実際のデータとして見ると、よりイメージしやすいのではないでしょうか。

人口

市制が施行され、大垣市になった1918年当初は人口が約3.2万人でした。近隣の村との合併や市の発展によって徐々に人口が増え、1960年には10万人を突破しました。2006年には約16.6万人まで増えましたが、近年はやや減少傾向です。ただ減少幅はわずかなので、今後も現状維持をしつつ街が発展していくのではないでしょうか。

続いて、大垣市への転入出者数も見てみましょう。2018年から2022年までの5年間のデータをグラフにしました。

転出者が転入者を上回る年もありますが、どちらも似たような人数です。だいたい毎年6,000人前後が大垣市を転入出していることがわかりますね。人の出入りが活発なので、閉鎖的な街ではなく、新しく生活を始める方も暮らしやすいでしょう。

大垣市は長く住みやすい街を作り上げるため、大垣市の魅力を発信したり防災を意識した新庁舎を建設したりなどをおこなっています。今後の取り組みでますます、暮らしやすい街になることでしょう。

治安

大垣市の治安面についてご紹介します。安心して暮らせる街を選びたいと思うのは当然ですよね。大垣市の2021年度の犯罪発生件数は799件で、2007年より約半数の値です。年々減少傾向なので、安心感のある街と言えるでしょう。

侵入盗 ひったくり 自動車盗 オートバイ盗 自転車盗 その他
発生件数 22 0 8 2 101 666

(参照:犯罪発生状況 | 大垣市公式ホームページ/水の都おおがき)

 

もっとも割合を占める自転車盗も少なくはなってきているものの、まだまだ多く発生しています。無施錠が原因になっているケースが多いため、ロックをするように心がけましょう。

侵入盗への対策は、物件選びの際にオートロック機能や防犯カメラなどが付いているお部屋を探してみるのも1つの方法です。また階数も2階以上の方が1階よりも安心感があります。また夜間の帰宅時には不審者が付いてきていないかを確認したり、街灯で明るい通りを歩いたりなどの自分でできる防犯対策に取り組むことも大切です。

家賃相場

大垣市の家賃相場は、岐阜県内では高めの傾向です。JR線や樽見鉄道、養老鉄道が通り、交通の利便性が良いエリアなので、需要があることが考えられます。ただし相場はあくまでも目安です。

お部屋探しの際には、条件を見直すとお得に住めるところが見つかるかもしれません。駅までの距離や築年数、内装設備など一度見直してみましょう。自転車があれば移動にはそれほど困らないと考え、駅から少し離れた立地で探すのも1つの方法です。

間取り 家賃相場
ワンルーム 3.43万円
1K 5.03万円
1DK 6.60万円
1LDK 6.28万円

大垣市で人気の街

大垣市で暮らすのに人気の街を3つご紹介します。どこに住もうか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。通勤通学の利便性だけでなく、周辺施設もチェックすることも大切です。

大垣駅

大垣市の中央付近に位置する大垣駅は、複数の路線が通り、大垣市の玄関口として栄えています。JR東海道本線・樽見鉄道・養老鉄道の3路線です。大垣駅から名古屋駅まで約32分、米原駅までも約32分でアクセスできます。遠方だと思っていたエリアでも無理なく、通勤通学ができる立地でしょう。大垣駅の南に大きなバスターミナルがあり、電車がないエリアへもアクセス可能です。

大垣駅の北に高架で直結したショッピングモールがあります。「アクアウォーク大垣」は、スーパーと専門店の2つのエリアがある施設です。どちらのエリアも21時30分まで営業しています。レストラン街もあり、食事もできます。アクアウォーク大垣までの高架は屋根があるので、雨の日でもアクセスしやすいでしょう。道路を渡る手間も不要です。

アクアウォーク大垣と大垣駅の間に見えるのは、24時間営業のスーパー「ラ・ムー大垣店」です。24時間いつでも買い物ができるので、夜勤を終えて帰宅する方や早朝に出社する方など、さまざまな勤務体系の方に対応できます。仕事や学校などの都合で、帰宅時間が遅くなりやすい方にも大垣駅周辺のお部屋はオススメです。

治安面で安心できるところで暮らしたい方も、大垣駅周辺でお部屋探しをしませんか。駅の北側に交番があり、警察の目があるところでは犯罪が起きにくいでしょう。

西大垣駅

養老鉄道が通る西大垣駅から大垣駅までは1駅しか離れていません。大垣駅までの所要時間は、約2分です。養老鉄道は、自転車を折りたたまずにそのまま車両に持ち込める「サイクルトレイン」を運行しています。

土日と休日は、すべての列車がサイクルトレインとして運行していますが、平日は9時から15時までの指定列車のみです。いつでも自転車が持ち込める訳ではない点に注意しましょう。降りた駅で自転車を使いたいときには、サイクルトレインはとても便利ですね。

西大垣駅周辺には大きな工場がいくつもあります。朝の通勤と夕方の退勤の時間帯には利用者がやや増えますが、それ以外の時間は比較的落ち着いた雰囲気です。スーパーの「Mikawaya船町店」へは、西大垣駅から南東徒歩約13分でアクセスできます。

新鮮な食材が豊富と好評なので、自炊をする方には嬉しいスーパーですね。Mikawaya限定のポイントカードがあり、指定の曜日はお得にポイントが貯められます。貯めたポイントはポイント数に応じて、お買い物券として使えるので食費の節約にもつながるでしょう。

ビオトープや藤棚、子ども向け遊具がある公園も駅の近くにあり、ちょっとした散策にオススメです。西大垣駅から南東へ徒歩約4分のところにある「西公園」には、テニスコートとトレーニングルームも完備されています。気軽に運動を楽しみたい方は、西大垣駅周辺のお部屋から、西公園へお出かけしてみませんか。

荒尾駅

荒尾駅は大垣市の西寄りに位置し、JR東海道本線が通る駅です。大垣駅まで約17分でアクセスできますが、日中は電車が発着しない時間帯があります。荒尾駅の2キロほど南に東海環状自動車道の大垣西ICがあり、マイカーでの利便性を重視したい方にピッタリの環境です。国道21号線もインターチェンジ近くを通っているため、お出かけ先に応じて利用する道路を選びやすいでしょう。

スーパーの「平和堂ノースウエスト店」が荒尾駅の西にあり、徒歩約12分です。10時から21時までの営業時間ですが、日曜日のみ9時からオープンしています。100円均一ショップやカフェなども併設され、食品以外の物を購入したり、買い物後に少し休憩したりができます。

余暇に寺社巡りをすることが好きな方にも、荒尾駅周辺のお部屋がオススメです。荒尾駅の西側には寺社がいくつも建っています。平将門の首を祀っている「御首神社(みくびじんじゃ)」は、首から上の部分へのご利益があると言われている神社です。

帽子やスカーフなど首から上に身につける物が多く、神社に奉納されています。1540年頃に創建された「長円寺」は、荒尾駅から北西へ徒歩約7分でアクセス可能です。除夜の鐘を誰でもつけるので、大垣市で暮らした記念になりそうですね。

大垣市で人気のお出かけスポット

ここでは、大垣市内の最寄り駅から徒歩で気軽にお出かけできるスポットを3つご紹介します。大垣市内のお出かけスポットに出向いてみませんか。余暇を過ごしたり気分のリフレッシュをしたりなどにピッタリでしょう。

大垣城

美しい景色を楽しみ、リフレッシュしたい方やSNSに映える素敵な写真を撮りたい方には、オススメのスポットがあります。大垣駅から南へ徒歩約7分のところにある「大垣城」は大垣市のシンボルです。4階の展望室からは大垣市内が一望でき、遠くの方までよく見渡せます。

大垣城は1535年に創建したと言われ、1600年に起きた関ケ原の戦いでは、西軍の石田三成の本拠地として使用されました。1936年に国宝に指定されましたが、1945年に戦災で焼失。1959年に天守を再建し、城下町大垣のシンボルになりました。戦災で焼失して以来、国宝ではなくなりましたが、2017年に大垣城は「続日本100名城」に選出されています。

大垣城は大垣公園の中にあり、1年を通じて緑色の芝生が広がっています。大垣公園は1880年に整備され、岐阜県内でもっとも古い都市公園です。ジョギングをしたり芝生でピクニックをしたりなど、多くの人が訪れ思い思いに過ごしています。

大垣城では夜間のライトアップが実施され、公園からその姿を鑑賞可能です。ライトアップは日没から20時30分までですが、桜の開花シーズンは22時までおこなっています。公園内の約200本の桜とお城の両方を楽しめる公園ですね。

奥の細道むすびの地記念館

大垣駅から南へ徒歩約16分のところにある「奥の細道むすびの地記念館」は、2012年にオープンした施設です。松尾芭蕉は大垣市の水門川を下り三重県の桑名市へ向かうことで、で奥の細道の旅を終えています。

そのことを記念し後世に伝えるため、水門川沿いの地に奥の細道むすびの地記念館ができました。歴史や文化に触れて、穏やかな時間を過ごしたい方にオススメのお出かけスポットでしょう。

奥の細道むすびの地記念館には、3つのエリアがあります。松尾芭蕉が書いた「奥の細道」の解説や芭蕉の関連資料を展示する「芭蕉館」、大垣の歴史や文化を築き上げた大垣にゆかりのある5人を紹介する「先賢館」、大垣市とその周辺の観光情報を紹介する「観光・交流館」の3つです。年に数回企画展が実施され、普段はなかなか目にできない貴重な資料の閲覧ができます。

大垣市の指定文化財も奥の細道むすびの地記念館の敷地内にあり、「無何有荘大醒榭」は、江戸時代にできた建物です。中国風のアイテムを取り入れ、当時では珍しい色付きのガラスを使用しています。

奥の細道むすびの地記念館の前を流れる水門川の川沿いは散策も可能です。松尾芭蕉の銅像があったり江戸時代に建てられた「住吉燈台」が残されていたり、風情ある景観が楽しめるでしょう。

お茶屋屋敷跡

都会の喧騒から離れて過ごせる場所に訪れたいという方にピッタリの場所があります。「お茶屋屋敷跡」は、東海道本線の美濃赤坂駅から北へ徒歩約5分のところにある、岐阜県指定の史跡です。大垣駅から約11分でアクセスでき、気軽なお出かけにちょうど良い距離感ではないでしょうか。

お茶屋屋敷跡は、1605年に完成した将軍家専用の宿泊施設です。徳川家康や秀忠が宿泊したと記録が残っています。空堀や土塁などが残された史跡で、当時の城郭としての面影を後世に伝える貴重な建物です。毎年4月下旬から5月上旬にはボタンが咲き、東海地方有数のボタン園として有名です。秋には紅葉も鑑賞ができ、季節感を堪能できますよ。

お茶屋屋敷跡の周辺には、他にも見どころのある施設や史跡などが点在しています。せっかく訪れた機会を生かして、あちこち散策してみませんか。お茶屋屋敷跡から北へ徒歩約12分のところにある「金生山化石館」は、化石や鉱物を約700点展示した博物館です。

化石館がある金生山は化石が豊富に発掘されたため、「日本の古生物学発祥の地」「古生物のメッカ」として言われています。お茶屋屋敷跡の西には「昼飯大塚古墳」や「車塚古墳」などがあり、太古の歴史を感じさせるスポットが豊富です。

大垣市のオススメイベント

最後に、大垣市のオススメイベントをご紹介します。遠方で実施されるイベントは、出向くのは億劫に感じる方もいるかもしれませんね。地元で開催されるイベントなので、気軽に参加できるのではないでしょうか。

大垣まつり

「大垣まつり」は、毎年5月15日直前の土日におこなわれて、初夏を象徴するイベントです。大垣藩藩主が1648年に大垣八幡神社を再建したときに、町民がやまを10輌つくり引き回したことから始まりました。

1679年には藩主からやまを3輌下賜され、合計13輌が引き出されるようになったのです。震災や戦禍などで焼失したこともありましたが、2012年には再び13輌がそろい、おまつりは大きなお盛り上がりを見せました。

2015年に大垣まつりは国の重要無形民俗文化財に指定され、翌年の2016年にユネスコ無形文化遺産国重要無形民俗文化財に登録されています。藩主から下賜されたやまと町民が作ったやまが共存する形態は、全国的に見てもかなり珍しいという点が評価され、無形文化財登録へ至りました。

大垣まつりの1日目を「試楽(しがく)」、2日目を「本楽(ほんがく)」、両日の夜に行われるものを「夜宮(よみや)」と呼びます。試楽と本楽では、やまの巡行ルートが異なる点に注意しましょう。本楽やま巡行は、東回りと西回りの2つのルートがあり、毎年交代で選ばれています。

大垣市内最大のイベントということもあり、沿道を多くの人が埋め尽くします。江戸時代から受け継がれてきた歴史あるおまつりを体感しませんか。たくさん並んだ露店を見ながら歩くのも、おまつり気分を盛り上げてくれることでしょう。

マンスリーマンションで「お試し住み」。大垣市の住みやすさをチェック!

大垣市は、2つの飛び地を抱える岐阜県内でも人口が多い街です。JR線と養老線、樽見鉄道が通り、名古屋方面へ30分程度でアクセスができます。高速道路のインターチェンジにも近いため、車での移動がスムーズでしょう。大垣駅を中心に街が栄え、歴史的なスポットが豊富にあります。休日に気分転換しやすく、住みやすい街です。

ただいきなり知らない街で暮らし始めるのは、不安に思う方も多いことでしょう。お試しで住んでみて、「住みやすいかどうか」を判断しませんか。「お試し住み」には、家具家電がそろったマンスリーマンションがオススメです。

ライフラインもすでに契約済みなので、入居したその日から生活ができますよ。実際に生活して、大垣市の住みやすさをチェックしましょう。大垣市の住みやすさをしっかり体験できてから、本格的なお部屋探しへ。後悔しないお部屋探しができますよ。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。