街歩き「飯田橋」|計5路線が乗り入れるターミナル駅!神楽坂も気軽な場所に|vol.114

飯田橋駅西口からの風景

暮らす前に知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は飯田橋駅の周辺を散策してみました。

ー 3つの区がぎゅっと集うエリア「飯田橋」ー

飯田橋駅の住所自体は千代田区にありますが、線路に沿う外堀が区境となっており、外堀の反対側には新宿区と文京区があります。道路と地下鉄を除いて、シンプルな図にすると以下の通りです。

3つの区境と神田川・外堀、そしてJR飯田橋駅の配置図

外堀の南側には千代田区、外堀の北側で神田川の西側は新宿区、そして外堀の北側で神田川の東側は文京区です。主に千代田区側にはオフィスや再開発された街並み、文京区側には印刷工場などの町工場がある下町的雰囲気、新宿区側には神楽坂の落ち着いた雰囲気の商店街があるなど、それぞれに大きく性格が異なります。

それぞれのエリアに、江戸時代の痕跡が残されており、散歩をするのもとても楽しいですよ。飯田橋駅エリアは、様々な性格を持ち合わせる、とても多様性のある街なのです。

目白通り・外堀通り・大久保通りという3つの都内の主要道路が交わり、計5路線もの電車が乗り入れる交通の要衝でもあります。飯田橋は都内のどこに行くにもとても便利なのです。

ー JR&4本の地下鉄が乗り入れる飯田橋駅 ー

飯田橋の橋の上から撮影したJR中央線各停

東京の交通の要衝と言えば、東京駅や新宿駅など、さまざまな路線が乗り入れるターミナル駅を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実はこの飯田橋駅も、隠れた交通の要衝です。

鉄道においては、飯田橋駅にはJR中央線各停、東京メトロ有楽町線・東西線・南北線、都営大江戸線の計5路線が乗り入れています。山手線の内側エリアのちょうど中心付近に飯田橋駅があり、5路線10方向に線路がのびているので、どこへ向かうにも便利な立地です。

それでは、各路線について解説していきましょう。

ー 山手線を横貫する「JR中央線各停」ー

JR飯田橋駅東口を歩道橋の上から見たようす

JR飯田橋駅には、「JR中央線各駅停車」の黄色い電車が乗り入れています。JR中央快速線は「御茶ノ水」駅から「三鷹」駅までを結ぶ路線で、御茶ノ水駅よりもくだり方面はJR総武線各停と一体運転を実施。山手線の真ん中を横断する路線なのです。

堀の上にある線路

飯田橋駅から中央線快速への乗り換え駅「四ツ谷」駅まで4分、電気街がある「秋葉原」駅には6分、東京屈指のターミナル駅「新宿」駅には12分、終点の「三鷹」には33分でダイレクトアクセスが可能。「東京」駅へ向かう場合には、御茶ノ水駅で対面ホームに発着するJR中央線快速へ乗り換えるとアクセスできます。

飯田橋駅に到着した中央線各停

飯田橋駅は、構造面で注意が必要なポイントがあります。それは飯田橋駅のホームの長さ。他の駅の約2倍、とても長いのです。列車はその長いホームの西側半分にしか停車しません。東口から駅に入った場合、電車に乗るまでかなり長くホーム上を歩かなければならないのです。

東口から入場した際に列車がちょうど入ってきても、その列車には間に合わないので次の列車を待ちましょう。運行頻度が高いので、すぐに次の電車が来ますよ。

飯田橋駅西口の風景

外堀沿いにあるJR飯田橋駅の出入口は2カ所。東口と西口です。西口は移設されたばかりで先進的でオシャレ、東口は昔ながらの懐かしい雰囲気。東口は文京区エリア、西口は新宿区エリアへのアクセスに便利です。千代田区エリアは両方の出入口からアクセスできますよ。

ー 山手線をほぼ南北に貫く「東京メトロ南北線」ー

東京メトロ南北線飯田橋駅の駅名標

飯田橋には東京メトロの地下鉄路線が3本乗り入れています。そのうちの1つが「東京メトロ南北線」。北区の「赤羽岩淵」駅から「目黒」駅までを結ぶ路線で、飯田橋駅は南北線のちょうど中間地点に立地。2030年代前半には、白金高輪駅から線路が分岐し「品川」駅まで延伸することが決定。これから益々利便性が向上することが期待されます。

ホームドアに囲まれた乗り場が南北線の特徴

南北線を利用した場合、「市ヶ谷」駅に1駅2分、政治の中枢機関が集まる「永田町」駅に4分、オシャレに遊べる「六本木一丁目」駅に10分、「目黒」駅には19分で直行。

東京メトロ南北線は、他路線とも相互直通運転を実施しており、北行では「埼玉高速鉄道」、南行では「東急目黒線」に乗り換え無しでの乗車が可能です。埼玉方面や神奈川方面へのお出かけにも便利に利用できるでしょう。

ー 臨海エリアにも好アクセス「東京メトロ有楽町線」ー

東京メトロ有楽町線の路線図

東京都江東区の「新木場」駅と埼玉県和光市にある「和光市」駅を結ぶ「東京メトロ有楽町線」も、飯田橋に乗り入れている路線のひとつ。南北線と同一の改札内に乗り場があります。山手線の輪を、北西から南東へ斜めに貫くように走行します。

飯田橋駅は有楽町線の中間付近に位置します。沿線には「池袋」駅や「有楽町」駅、「銀座一丁目」駅など、東京屈指の商業エリアがあります。「豊洲」駅などの臨海エリアへのアクセスも便利。また山手線の輪の内側の、他路線が乗り入れていないエリアをカバーしているのも、この有楽町線の大きな特徴です。

飯田橋駅に入線する有楽町線の車両

有楽町線を利用した場合、「池袋」駅に9分、商業エリアの「有楽町」駅に10分、「銀座一丁目」駅には12分、もんじゃ焼きで有名な「月島」駅に16分、臨海エリアのエントランス的存在「豊洲」駅には19分でダイレクトアクセス。通勤通学だけではなく、お休みの日のお出かけにも利用しやすいですよ。

ー 大手町・日本橋にも直結!「東京メトロ東西線」ー

東西線に乗り入れる東葉高速鉄道の車両

飯田橋駅には東京メトロ東西線も乗り入れています。中野区の「中野」駅から千葉県船橋市の「西船橋」駅までを結ぶ路線です。改札は同じ東京メトロの有楽町線・南北線とは異なる場所に設置されています。各駅停車の他に、東西線には快速も設定されているのが特徴。東陽町駅から中野駅の間のすべての駅に快速は停車するので、飯田橋駅からも利用が可能です。

飯田橋駅の駅名標と駅一覧

早稲田大学の最寄り駅「早稲田」駅に2駅5分、日本武道館がある「九段下」駅に1駅2分、東京を代表するビジネス街「大手町」駅に6分、「日本橋」駅に8分でダイレクトアクセスが可能です。通勤や通学、お買い物、ライブなどに利用しやすい路線と言えるでしょう。

中野駅行きの東西線車両

東京メトロ東西線は、中野駅からは「JR中央線各停」、西船橋駅からは「総武線各停」や「東葉高速鉄道」と相互直通運転を実施しています。中央線各停がトラブルで運行をしていない場合、行先によってはこの東西線を利用すると便利な場合がありますよ。

ー 都庁方面へのアクセスにも便利「都営地下鉄大江戸線」ー

飯田橋駅に停車する大江戸線の車両

都営地下鉄大江戸線は、練馬区「光が丘」駅から新宿区「都庁前」駅を6の字を描くように運行しています。光が丘駅から乗り通すと、2回、都庁駅前に到着するのです。飯田橋駅は、6の字の終点近くに位置します。

大江戸線の乗り場。特徴的な天井

JRでも新宿駅にはアクセスできますが、例えば新宿駅から少し離れた位置にある西新宿エリアや東京都庁前、東新宿エリアへのアクセスならば、都営大江戸線が便利です。

「東新宿」駅は8分、「新宿西口」駅に11分、「都庁前」駅に12分、「新宿」駅には15分でアクセス可能。新宿エリアへ行く場合には、大江戸線は目的地に近い駅で乗降できるメリットがあります。

地下ホームへ向かう近未来的なエスカレーター

新宿エリア以外にも、アメ横がある「上野御徒町」駅に7分、国技館がある「両国」駅は13分で直行します。その他、勝どきや月島などなど、大江戸線を利用すれば東京の名所にも気軽に行けますよ。

ー 飯田橋は商業施設も充実 ー

飯田橋駅は、実は商業施設も充実しているエリア。近年、飯田橋エリアにも多くマンションが建設されていることもあり、飲食店だけではなく、暮らしていく上で必要な店が多いことが特徴です。中でも代表的な大規模商業施設を紹介しましょう。

外堀沿いにある「飯田橋ラムラ」

JR飯田橋駅のホームからも見える「飯田橋ラムラ」。駅前にある総合ビル「セントラルプラザ」の1階・2階・20階が飯田橋ラムラです。外堀沿いに立地しており、飯田橋駅から徒歩1分でアクセスできます。

飲食店やアパレルショップの他、ドラッグストアの「ミネドラッグ」、歯科医院の「飯田橋ラムラ歯科」、100円ショップの「キャンドゥ」などがあります。飲食店は早朝から営業する店舗もあり、さっと立ち寄って気軽に朝食が食べられるのも魅力です。

飯田橋駅北側にある「飯田橋プラーノ」

「飯田橋プラーノ」は千代田区エリアにある再開発ビル。メイン棟にはオフィスなどが入居しますが、低層棟には商業施設の「プラーノモール」があります。飲食店やコンビニがある他、スーパーマーケットの「三徳」、眼科や歯科のクリニックもアリ。とくに三徳は、生鮮食品を購入できるので多くの人々に利用されています。

再開発エリアにある「飯田橋サクラテラス」

「飯田橋サクラテラス」は、再開発エリアに建てられた高層ビル「飯田橋グラン・ブルーム」の1階から3階にあります。飲食店を中心に、26店舗が集結。桜の名所であるお濠沿いにあり、春には桜を眺めながら食事を楽しめますよ。

もちろん飲食店だけではなく、スーパーマーケットの「成城石井」、郵便局、フィットネスジム、音楽教室などもアリ。特筆すべきは日曜日も診療している「洋洋クリニック」でしょう。内科・小児科を標榜しており、日曜日にも診察してもらえるのは心強いですね。

ー 法政大学など有名大学も複数アリ ー

飯田橋駅には有名大学のキャンパスも集まります。

東京6大学の一角をなす「法政大学」

東京6大学のひとつ「法政大学」は、飯田橋に富士見坂キャンパスがあります。シンボルの「ボアソナード・タワー」を中心に、10以上の建物が敷地内にアリ。法政大学のキャンパスで最大の規模で、多くの学生が学ぶ賑やかなキャンパスです。

外堀沿いにある「東京理科大学神楽坂キャンパス」

東京理科大の発祥の地はこの飯田橋。飯田橋の街の中、神楽坂や九段下、富士見坂などに東京理科大の建物が点在しています。大学の拠点もここ飯田橋に立地します。

「日本歯科大附属病院」

日本歯科大学や日本歯科大学東京短期大学も飯田橋にキャンパスがあります。付属病院も、JR飯田橋駅西口の目の前に立地。高度な医療を受けたい人にとっても、とても便利な場所にあるのです。

飯田橋の街には、学生向けの安くておいしい店が多くあります。これは学生だけではなく、近隣で働くビジネスパーソンや住民にとっても嬉しいこと。リーズナブルなお店は、普段使いとして利用しやすいですよ。

ー 再開発の新しい街並みとレトロが織りなす千代田区エリア ー

千代田区エリアの街並み

外堀の内側である南側に位置する「千代田区」エリア。この千代田区側は広く再開発がされており、先に紹介した「飯田橋プラーノ」やサクラテラスがある「飯田橋グラン・ブルーム」」などがその代表的なスポット。またオフィスビルや商店街などもあり、人も行きかう賑やかなエリアでもあります。

最近ではマンションも増えつつあり、住民が増えているのも特筆すべき点と言えるでしょう。

早稲田通り沿いにある「東京大神宮通り・飯田橋西口通り商業連合会」

千代田区エリアには早稲田通りを中心とした「東京大神宮通り・飯田橋西口通り商業連合会」と、目白通りを中心とした「飯田橋商店街」があります。チェーンの飲食店を中心に構成されていますが、頑張っている個人商店ももちろんアリ。

この辺りは比較的、低価格で楽しめる飲食店が充実しています。学生やサラリーマンが多いからかもしれませんね。

プラーノ飯田橋内にある「スーパー三徳飯田橋店」

先ほどご紹介したプラーノ飯田橋の敷地内に「スーパー三徳飯田橋店」があります。駅前のエリアながら、比較的お得に生鮮食品を購入可能です。お惣菜やお弁当もかなり充実していますよ。9時半から23時まで営業(日曜日のみ21時閉店)。夜遅くに買い物ができるのは嬉しいですね。

千代田区エリアのオフィス街

千代田区エリアはオフィスビルも多くあります。タワー通り沿いには高層のオフィスビルもありますが、全体的には中層の建物が多く見られます。平日には多くのビジネスパーソンの姿が見られますが、土日は一転、とても静かな雰囲気になるのが特徴です。

最近は中層タイプのオフィスビルが、建て替えでマンションに変わることもしばしば見られます。買い物も交通も便利な飯田橋の街は、住宅地としても高い需要を誇ります。

東京屈指の縁結びのパワースポット「東京大神宮」

千代田区エリアで多くの人々を集めるスポットに、「東京大神宮」が挙げられます。東京屈指の人気を誇るパワースポットで、縁結びの神様が祀られています。伊勢神宮の東京遥拝殿として建立され、今では「東京のお伊勢様」とも呼ばれているそうです。

建物ばかりの街の中で木々が生い茂る東京大神宮は、なんとなく休憩がてらフラリと訪れたくなるような場所でもありました。普段のお散歩コースにもいいかもしれませんね。

江戸城を現代に伝える「牛込見附跡」

千代田区エリアには、多くの史跡も残されています。代表的なものはJR飯田橋駅を出てすぐにある「牛込見附跡」。江戸城の上州道に通じる江戸城外郭門のひとつです。様々な角度から石積みを眺めることができます。オススメの見学スポットは「エキュートエディション飯田橋」2階にあるテラス。写真のように上からもじっくり観察できますよ。

この他に目白通り沿いに「國學院大學開校の地記念碑」や「日本大学開学の地」「皇典講究所跡」など、多くの史跡があるので、案内板を見ながら歩くのもまた一興です。

ー 江戸の香りを感じる「神楽坂」がある新宿区エリア ー

歌川広重が描いた「牛込神楽坂之図」

外堀の北側で神田川の西側は新宿区にあたります。この新宿区エリアは「神楽坂」と呼ばれる地域で、昔ながらの江戸の粋も感じられるエリアでもあります。歌川広重の浮世絵にも描かれるほど、昔から多くの人々でにぎわう街でした。現在でも神楽坂下交差点からの上り坂沿いに「神楽坂通り商店会」「神楽坂商店街」があり、たくさんの人々を魅了し続けます。

神楽坂通り商店会

神楽坂通り商店会や神楽坂商店街は、飲食店を中心とした構成。牛丼チェーンや回転ずしなど、おなじみのチェーン店も軒を連ねますが、うなぎ屋、日本蕎麦、寿司屋などの価格帯の高い飲食店もあります。予算やシーンに合わせてお店選びができるのが、神楽坂の商店街の特徴です。

「ペコちゃん焼き」が食べられるのは神楽坂店のみ

全国各地に洋菓子の「不二家」はありますが、神楽坂店だけでしか味わえないメニューがあります。それは「ペコちゃん焼き」です。ペコちゃんの形をした大判焼きで、常時10種類の味が揃っています。特にオススメなのがミルキークリーム。練乳の味が強いミルキーのクリームが魅力。筆者も何度か食べたことがあるのですが、出来立てのペコちゃん焼きは外がカリッとして、中はふわもち。とてもおいしいですよ。

神楽坂通りから分岐する「本多横丁」

神楽坂はメイン通りもステキなお店が多いですが、「本多横丁」や「かくれんぼ横丁」など大通りから分岐する横丁がとても味わい深いです。ちょっと敷居の高めのお店や、大人の隠れ家的なお店まで、様々な店が揃っていますよ。

夜間の治安はどうなのだろう…と思って本多横丁を観察してみると、街灯の支柱に防犯カメラが組み込まれていました。夜の横丁でもこの防犯カメラがあれば、安心して歩けますね。

神楽坂の毘沙門さま「善國寺」

神楽坂の坂を上がりきると、左手に「善國寺」という寺院があります。江戸時代から「神楽坂の毘沙門さま」として、地域の人々に親しまれ続けています。神社や寺院の入口と言えば狛犬が定番ですが、この善國寺では阿吽一対の「狛虎像」が境内に設置。石虎は新宿区の指定有形文化財にも指定されています。

神楽坂は歩けば歩くほど、小さな歴史の痕跡が見つかり、新たな発見がある奥深い街です。それゆえ、この街にはとても多くのファンがいます。大通りから内側に入れば、マンションも多く建設されており、神楽坂を愛する人々が移住する、というパターンも珍しくないようです。

ー 大名庭園とオフィス街・下町が隣り合わせの文京区エリア ー

外堀の北側で神田川の東側のエリアは、文京区にあたります。これまで紹介してきた千代田区・新宿区エリアとは異なり、かなり様々な要素がミックスされているのが文京区の特徴です。早速、詳しく見ていきましょう。

駅近くのオフィス街

文京区内でも比較的飯田橋駅に近いエリアは、特にハローワーク飯田橋の裏手エリアには、高層のいかにもオフィス街という街並みが広がります。すごく美しく、まさに都会にいるのだなという気持ちになることでしょう。

平日は多くのビジネスパーソンでにぎわいますが、夜間や土日など企業が休みに入るととても静かな雰囲気になります。オフィスはとても多いのですが、飲食店がそれほどこのエリアには多くない印象。全くないわけではないので早めに昼休憩に出たり、予め昼食を持参するなど、工夫は必要かもしれません。

製本所などの町工場があるエリア

オフィス街の北側、都道434号(牛込小石川線)を超えたエリアは、オフィス街とは一転、低層の住宅が立ち並びます。とてもレトロな雰囲気で、昔ながらの東京の下町を感じさせます。水道橋や飯田橋のエリアには出版関係の企業が多く、このエリアには出版を支える印刷所や製本所の小さな工場が住宅街の中に集結。機械が規則正しく動く音は、耳にすごく心地よいです。

治安面が気になる方もおられるかもしれませんが、警視庁の犯罪情報マップでは犯罪が起きにくい地域でした。基本的な防犯はもちろん必要ですが、比較的安心して暮らせるのではないでしょうか。

水戸黄門が愛した「小石川後楽園」

文京区エリアのオススメスポットは、「小石川後楽園」。元々は水戸藩邸上屋敷の庭園です。現在の東京ドームシティの土地に屋敷があり、この小石川後楽園が広大な築山泉水回遊式の日本庭園として作られました。水戸黄門として知られる水戸光圀はこの地に6歳の時から58年間暮らし、庭園もきれいに整備しました。

典型的な美しい日本庭園が広がりますが、変わったものがひとつ、この小石川後楽園にはあります。それは「稲田」…つまり田んぼです。光圀が妻に農民の苦労や農業の尊さを教えるために作られたとのこと。東京の真ん中にある田園風景は、現在では忙しく働く人々の心を癒します。

「まいばすけっと 飯田橋駅北店」

オフィス街の中にある「まいばすけっと飯田橋駅北店」は、ビジネスパーソンや近隣で暮らす人々に多く利用されています。営業時間が7時から夜中の0時までと長いので、コンビニ代わりに利用する方も多いです。生鮮食品や日配品なども購入できるので、とても便利。スーパーマーケットとしては小規模ですが、品ぞろえの良さで支持されています。

ー 3区の個性が引き立つ味わい深い街・飯田橋 ー

東口歩道橋から見た千代田区側の街の風景

今回は飯田橋駅エリアを街歩きしました。オフィス街や学生街の印象の強い飯田橋ですが、実はマンションが増えつつあり、それに伴い生活に密着した店舗もある、暮らしやすい街であることもお伝え出来たかと思います。

交通の便はとても良く、東京都内どの方向にも行きやすいのも大きなポイントと言っても過言ではないでしょう。発展する飯田橋ですが、江戸の風情もまだまだ残されています。そんな歴史を感じながらの散歩も、きっと楽しいのではないでしょうか。

飯田橋をもっと知りたい、暮らしてみたいと考える方もおられると思います。そんな方にオススメなのが、マンスリーマンションでのお試し住みです。

マンスリーマンションでお試し住みすれば、通勤・通学へのアクセス性や気になるお店も、じっくりチェックできますよ。もちろん敷金礼金不要で必要な家具家電も揃っています。面倒なお引越しも必要ありません。気になる街のマンスリーマンションをぜひ、チェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人

千葉みなと

フリーランス歴15年以上の40代ライター。大学生と高校生の一男一女の母。東京在住。
子どもの手が離れつつあり、今では自分の時間を満喫しています。趣味は散歩、乗り鉄、料理、スポーツ観戦、謎解きイベント参戦。夏は野球(プロアマ問わず)、冬はラグビーを観戦。
青春18きっぷが発売されている期間は、あちこちの列車に乗りに行っています。お気に入りの路線は、JR大糸線・木次線・水郡線など。山越えの列車にロマンを感じています。