街歩き「さっぽろ駅」|北海道の陸の玄関口!買い物、グルメ、自然の全てがそろう街|vol.102

暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は札幌市中央区のさっぽろ駅周辺を散策してみました。

–「さっぽろ駅」は札幌の魅力がギュッと詰まった北海道の玄関口 –

さっぽろ駅南口の様子

北海道の陸の玄関口と呼ばれ、北海道内のみならず全国から札幌にやって来る人々が、かならず訪れる場所です。そのため、地下鉄・JR・バスなどの札幌の交通網も中心となっており、札幌市内近郊どこに行くにもどこから来るにも便利な立地になっています。

また札幌の顔として、お出かけスポットやショッピング・グルメなど、すべてが充実した魅力的な街です。デパートなどの大型商業施設やホテル、高層マンションが立ち並び、札幌の中でも1番栄えている都会らしい景色が広がっています。

さっぽろ駅前通りの様子

さっぽろ駅には、駅直結で多くの商業施設が隣接しており、あらゆる店舗が取り揃えられています。札幌駅南口を正面から見て、左側には大丸デパート、中央にステラプレイス、右側にはビックカメラとJRタワーと立ち並ぶ光景は、まさに札幌のランドマーク。

ショッピングや食事など、駅から1歩も外に出ずにほとんどすべての用を足すことができます。とくにグルメに関しては、和食・洋食・中華などあらゆるジャンルの料理が、高級店からリーズナブルなお店までかなり豊富です。また、大丸デパートの地下食品街などテイクアウトも充実しているため、仕事終わりの疲れている時には重宝するでしょう。

さっぽろ駅は、商業施設のほかオフィスも多くあり、ここで働くビジネスマンが住むための住宅もたくさんあります。職場がさっぽろ駅でなくても、札幌市内近郊どこに住む人にとっても便利な立地のため、転勤族や北海道外、海外の方からも人気の高いエリアです。また札幌駅北側には、全国でも有数の国立大学である北海道大学もあるため、そこで働く教員や学生からも需要があります。

都会のど真ん中でコンクリートジャングルかと思いきや、さっぽろ駅の周りには緑もたくさんあります。約5,000本の樹木と花々が植わる大通り公園から、さっぽろ駅まで繋がるメイン通りにも多くの街路樹が並び、オフィス街にいても爽やかな木漏れ日を感じることができます。葉が落ちる冬にはイルミネーションで綺麗にライトアップされ、また違った美しさです。

さっぽろ駅の南口広場は、札幌を象徴する広場として自然と都会が溶け込む札幌の街を表現しており、たくさんの木が行き交う人々に癒しを与えてくれます。さらに、さっぽろ駅北側の北海道大学には、街中とは思えないほど広大な緑地が広がっており、お散歩スポットとしても人気です。そんな、都会の中心部らしい華やかさと、北海道らしい自然も感じられるさっぽろ駅エリアを、実際に散策しながらご紹介します。

– 札幌のアクセスの中心部!どこに行くにも便利な街 –

さっぽろ駅北口のロータリーの様子

さっぽろ駅は、北海道の陸の玄関口と言われるほど、札幌市だけではなく北海道全体のアクセスの中心となっています。さらに新千歳空港へのアクセスもよく、出張や旅行で多くの人が行き来しています。JR・地下鉄・バスなどの基本的な公共交通機関のほか、レンタサイクルも利用することが可能です。

JR改札口の様子

電車の旅のお供、お土産や駅弁も売っています

さっぽろ駅からJRを利用すると、「函館本線」「札沼線」「千歳線」の主要路線がすべて通っているため、札幌市内から新千歳空港や北海道全域まで1本で移動できます。快速にも乗りやすいため、札幌と郊外の毎日の通勤にも大変便利です。北海道内の転勤がある方、出張などで新千歳空港との行き来が多い方にとって最適な立地でしょう。

地下鉄改札口の様子

地下鉄駅構内の様子

エレベーターも完備です

地下鉄は「南北線」「東豊線」の2線が利用可能で、「東西線」は隣の大通駅まで地下鉄を乗り換えるか徒歩で移動しなくてはなりません。しかし、2011年に完地下歩行空間「チ・カ・ホ」が完成してからは、大通駅まで直結の地下通路で雨の日も冬も快適に移動できるようになりました。大通駅までは徒歩10分ほどの距離で、大通りまで行くと札幌市電も利用できるようになります。

バスターミナルの様子

さっぽろ駅はバスもとても充実しており、札幌市街地の中心部だけでなく、地下鉄などの交通機関がない市内の住宅街や札幌市近郊まで幅広い路線があります。また新千歳空港への直行バスや、高速乗り合いバスで北海道内の遠方まで移動することも可能です。JRに比べて時間はかかりますが、低価格で利用することができます。

レンタサイクル「ポロクル」のポータル

札幌市内では、近年レンタサイクルの需要が高まっており、札幌市中央区を中心に年々ポータルと自転車の台数が増加しています。とくにさっぽろ駅エリアは観光客も利用するためポータルの数が多く、ちょっとしたお買い物やお散歩で気軽に使うことができます。

また札幌の主要なレンタサイクル「ポロクル」では、3,300円/月で毎日使い放題できるプランがあり、通勤通学で利用することも可能です。とても性能のいい電動自転車なため、長距離や坂道の走行もとっても楽ちん!ただし、11月中旬から4月までの冬期間は使用できないため注意しましょう。

– さっぽろ駅直結で商業ビルが連結した「サツエキ」–

さっぽろ駅エリアの一番の特徴は、一歩も外に出ずにすべてが完結することです。通称「サツエキ」と呼ばれ、札幌市民の一番のお出かけスポットとなっています。さっぽろ駅直結のビルと地下街で、生活用品や洋服など大抵のお買い物は済ませることができます。

大きな無印良品の店舗があるのもうれしいポイントですね。また、サツエキには多くの飲食店が集まっているため、あらゆるジャンルのグルメを楽しむことも可能です。周辺の駅直結のビルには、歯科・眼科・内科などのクリニックもあるため、この周辺に住めば困ることはありません。

– 札幌を見下ろすJRタワー –

北海道一の高さを誇るJRタワー

さっぽろ駅南口を正面にして向かって右側には、北海道で1番高い建造物である地上38階建て173mのJRタワーがそびえ立っています。JRタワー内には「ファーマライズ医療モール札幌」や「ホテル日航札幌」や、札幌市内と石狩平野を一望できる展望台があります。ホテル日航は宿泊客以外も利用可能な施設がたくさんあり、休日のお出かけスポットとしてもおすすめです。

JRタワーには4つのカフェやレストランがあり、高級なフレンチを頂けるレストランから、気軽にコーヒーと軽食を楽しめるラウンジのカフェまで揃っています。とくに、1階の「The Lobby Lounge」では、近年ブームになっているアフタヌーンティーセットが人気です。またホテル内のスカイリゾートスパ「プラウブラン」では、札幌随一の夜景を楽しみながら、スパとサウナで日頃の疲れを癒すこともできます。

– 札幌一のお買い物スポット「ステラプレイス」–

さっぽろ駅を象徴するステラプレイス

さっぽろ駅の象徴とも言える駅ビルの大部分を構成しているのが、大型商業施設「ステラプレイス」です。外観には北海道出身の彫刻家でありデザイナーの五十嵐威暢氏作の「星の大時計」が掲げられ、街のランドマークとなっています。ステラプレイスはCENTERとEASTの2つに分かれており、アパレルショップや美容系専門店、インテリアや雑貨のお店など様々。とくにCENTERには話題の人気店がたくさんあり、学生や若者の利用も多いです。

ステラプレイスにはカフェやレストランも充実しており、グルメも堪能することができます。またCENTERの7階には「札幌シネマフロンティア」もあるため、話題の映画をすぐにチェックすることも可能です。

– オフィスと商業ビルが建ち並ぶ、さっぽろ駅南側エリア –

札幌駅前通りの様子

さっぽろ駅南側エリアは、大通り公園とさっぽろ駅を繋ぐメイン通りがある、札幌市内でも一番栄えている場所です。高層ビルがびっしりと建ち並び、多くの企業のオフィスや日本全国の金融機関、そしてアパレルショップや飲食店が集まる商業ビルがあります。北海道の経済の中心部と言っても過言ではないでしょう。

しかし、札幌の中心街ど真ん中でありながら、街路樹が多く植えられ爽やかな木漏れ日を感じることができます。冬のイルミネーションは寒さも忘れる美しさでしょう。

– 都会の真ん中で明治にタイムスリップ「北海道旧本庁舎」–

令和7年まで大規模修繕中の北海道旧本庁舎

お散歩にもぴったりの庭園

都会らしい景色が続く、さっぽろ駅南側の駅前通りですが、ふと街路樹の並ぶレンガの横道に入ると別世界のような建物が存在しています。通称「赤レンガ庁舎」と呼ばれ札幌市民に親しまれ、観光スポットとしても有名な歴史的建造物です。明治21年に建築されたアメリカのネオ・バロック方式の趣ある外観は、夜になるとライトアップされ幻想的な雰囲気になります。冬の雪が積もる時期もムード満点です!

中も無料で拝観することが可能で、明治時代にタイムスリップしたような素敵な内装に囲まれながら、北海道開拓の歴史を学ぶことができます。また建物の周りには素敵な庭園が広がっており、桜や紅葉、季節の花々なども楽しめます。池に蓮の花が咲き誇る8月にぜひ一度訪れてみてください。

北海道旧本庁舎前の赤レンガテラス

北海道旧本庁舎の前には、おしゃれな飲食店が集まる赤レンガテラスがあり、ゆっくりお散歩した後にカフェで休憩するのに最適です。お酒がすきな方であれば、人気のクラフトビール専門店「月と太陽」で、昼ビールを堪能してみてはいかがでしょうか?ほかにも、大きい唐揚げで有名な中華料理店「布袋」や、和食やフレンチなど様々なグルメを楽しむことができます。

– 札幌のランドマーク「札幌市時計台」–

「札幌市時計台」の様子

人気の観光スポットなのに、実はちゃんと見に行ったことがないという方が多い「札幌市時計台」。写真で見るイメージよりも小さくて「ガッカリスポット」として挙げられることも多いですが、その中には札幌の歴史がギュッと詰まっています。札幌に住んでいるなら、一度は立ち寄る価値のある場所です。

時計台の正式名称は「旧札幌農学校演武場」といって、北海道大学の前身である札幌農学校の中央講堂として訓練や式が執り行われてきました。創建以来約130年もの間、札幌市の発展を見守り続けてきたまさに歴史の象徴です。

当時の開拓使たちにより欧米の建築様式を模して創意工夫のもと建てられたこの時計台は、ほかにはない独特のデザインになっています。時計台の周りを取り囲む木々が、季節ごとに少しずつ違った姿を見せてくれるでしょう。

– 学生が多く行き交うさっぽろ駅北エリア –

西5丁目・樽川通の様子

さっぽろ駅の北エリアは、南側とは打って変わって落ち着いた雰囲気になります。都会らしい背の高いビルが並んでいるのは一緒ですが、商業ビルではなくホテルやマンションが主なため、南エリアのような賑わいはありません。しかしその代わりに日本国内の国立大学の中でも最多の学部数を誇る北海道大学があるため、学生たちの街にもなっています。

– 国内有数の国立大学、「北海道大学」–

北海道大学内の様子

北海道大学は、旧帝国大学7校のうちのひとつで、12学部21学院で構成される大規模な国立大学です。なんと生徒数は1万8千人、敷地は札幌キャンパスだけで177万㎡もの面積を有しています。その広大な敷地には、一般来場者も利用できる食堂やレストラン、カフェが存在し、建造物や敷地内の木や草花を鑑賞することもできます。ただの大学ではなく、観光やお出かけスポットとしても人気です。

北海道大学の中には緑地が広がり、たくさんの木々や季節の花が生い茂る景色はまるで都会のオアシスのよう。ポプラ並木やイチョウ並木が有名で、秋には紅葉が綺麗なスポットにもなっています。学内の食堂ではリーズナブルなお値段で、家庭料理や北海道らしい料理をいただくことができます。また、おしゃれなカフェや本格的なレストランもあって、大学の施設とは思えないくらい本格的です。

北海道大学中央食堂の外観

ワンコインでお得にランチ!

北海道大学内には6つの学食があり、外部の人間でも自由に利用することができます。学食ごとに少しずつ違った豊富なメニューがあって、毎日通っても飽きがきません。おかずや副菜をバランスよく頼んでもなんと500円以下と格安です。平日の11時から19時まで営業しており、近くに住んでいたら実家のご飯感覚で気軽に利用できますね。

– 利便性が最も高く、緑も多い住みやすい街 –

さっぽろ駅は札幌市内のみならず北海道内のアクセスの中心部になっており、利便性はトップクラスです。とくに多忙なビジネスマンにとっては、理想の街と言えるでしょう。またアパレルや飲食などのおしゃれな人気店が数多くあり、治安も安定しているため女性の一人暮らしにもぴったりです。

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