【神奈川】ランニングにオススメのスポット5選。コースの特徴・注意点も解説。

引っ越しを考えるとき、街の住みやすさを調べる人は多いはず。しかし運動やリフレッシュできる場所まで事前に調べる人は少ないかもしれません。引っ越し先が都心であればあるほど、気楽に運動できる場所は限られてくるもの。日々のストレスをどこで発散するか先に目星をつけておけば、新生活も安心してスタートできるでしょう。

本記事では、神奈川県のオススメランニングコースを5つご紹介します。近くのマンスリーマンションも合わせてご紹介するので、家探しの参考にぜひご覧ください。

神奈川県でオススメのランニングコース①「横浜みなとみらい周辺」-横浜の定番観光地を走り抜けるコース-

神奈川県を代表する都市といえば、横浜です。横浜は近代的な施設が多く、また異国情緒漂う景観も魅力的なエリア。みなとみらい周辺は「赤レンガ倉庫」や「横浜中華街」など、誰しも一度は耳にしたことのある観光名所が集結しています。そんな日本屈指の観光地、横浜みなとみらいを散策するランニングコースが1つ目のご紹介です。

みなとみらいには「THE SPACE」などのランニングステーションが多数点在しています。ランニングステーションを基点に「臨港パーク」や「カップヌードルミュージアム」、「赤レンガ公庫」、「大さん橋」、「山下公園」、「港の見える丘公園」をぐるりと1周すると、距離は7㎞ほど。定番の観光地を横目に、海風を感じながら気持ちよく走れます。みなとみらいは夜景がキレイなため、仕事帰りなどのナイトランもオススメですよ。

ランニングステーションのシャワールームで汗を流したら、横浜中華街でお腹を満たして帰るのも良いでしょう。美味しい中華が待っていると思えば、ランニングにも力が入りますね。

横浜みなとみらい周辺の住みやすさ

みなとみらいから電車4分ほどの場所にあるのがビッグターミナル「横浜」駅。「住みたい街ランキング」で何度も上位にランクインしたことのある、あらゆる便利が詰まった人気の街です。

横浜は買い物の選択肢がとにかく豊富。西口には「横浜高島屋」、「相鉄ジョイナス」、「横浜ビブレ」、東口には「そごう横浜店」、「マルイシティ横浜」など、駅周辺に商業施設群が林立しています。さらに2024年には「ザ‣ヨコハマフロントタワー」の完成を控えており、いつまでも進化の止まらない横浜を象徴するかのようです。

「横浜」駅周辺での暮らしは、もちろん外食にも困りません。そこかしこに飲食店が見られ、1人でも入店しやすい外食チェーン店も豊富です。物価が高い一面はありますが、利便性を考えれば納得の金額と言えそうです。

横浜みなとみらい周辺の交通アクセス

「横浜」駅は神奈川県の玄関口となるビッグターミナルです。JR東海道線、JR横須賀線、JR湘南新宿ライン、JR京浜東北線、JR横浜線、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線、京浜急行電鉄、相模鉄道、横浜市営地下鉄ブルーラインが通っており、乗り入れる鉄道会社数は日本一を誇ります。

神奈川県内にありながら、東京都心へのアクセスは非常に便利です。東京へ約25分、渋谷へ約28分、新宿へ約34分、品川へ約17分と、都心の主要駅へ30分程度でアクセスが可能。しかも乗り換えは不要なので、交通利便性はきわめて高いと言えるでしょう。

詳細情報

スポット名:横浜みなとみらい
所在地:神奈川県横浜市西区
アクセス:JR「関内」駅から徒歩約6分
駐車場:なし

神奈川県でオススメのランニングコース②「根岸森林公園」-地形を活かしたアップダウンのあるコース-

横浜を代表する公園のひとつ「根岸森林公園」は横浜市中区に位置しています。ランニングには、芝生広場のまわりを走る約1.3㎞の周回コースがオススメ。地形を活かしたアップダウンのあるコースで、足腰にほどよく負荷をかけられます。アスファルトの路面なので走りやすい点も嬉しいポイントです。

「根岸森林公園」は約19ヘクタールもある広大な公園で、芝生広場周辺には多数の樹木が植えられています。早春のウメにはじまり、春にはサクラ、秋にはカエデやイチョウなど、季節のうつろいを存分に感じられるスポットでもあります。サクラは400本以上、ウメは280本以上もあるそうなので、春にはぜひ足を運びたいですね。

実は「根岸森林公園」はもともと競馬場でした。横浜の外国人居留地における娯楽施設として日本で最初にできた本格的な競馬場でしたが、ほとんどの建物が解体され、現在は公園として整備されています。唯一、競馬場の名残として残っているのが「旧根岸競馬場一等馬見所」です。建物内に入ることはできませんが、歴史を感じる建物を間近で見学できます。公園内で異彩を放つ建物なので、立ち寄ってみてください。

根岸森林公園周辺の住みやすさ

「根岸森林公園」の最寄り駅のひとつである「山手」駅周辺は、静かな住宅街が広がるエリアです。近場のスーパーといえば駅徒歩1分にある「トップパルケ」。1店舗しかない状況は少し心細く感じるかもしれませんが、単身者の買い物であれば十分事足ります。

駅前には昔から続く商店街があり、ちょっとした買い物に便利に利用できそうです。商店街に並ぶお店の規模からしてまとめ買いには向きませんが、そもそも山手エリアは坂の多い街。たくさんの荷物を抱えて歩くのは大変な一面もあるので、日々必要なものをちょこちょこ買うライフスタイルがベストでしょう。

根岸森林公園周辺の交通アクセス

JR京浜東北・根岸線が通る「山手」駅から「横浜」駅までは10分ほど。横浜で買い物や食事をすませ、閑静な山手へ帰るライフスタイルも良いでしょう。

東京や品川へは乗り換えなし、新宿や渋谷へは「横浜」駅で1度乗り換えることでアクセスできます。各地へのアクセスには1時間もかかりません。都心へ通勤する人も十分候補に入れられるエリアです。

詳細情報

スポット名:根岸森林公園
所在地:神奈川県横浜市中区根岸台
アクセス:JR京浜東北・根岸線「山手」駅または「根岸」駅より徒歩約15分
駐車場:あり

神奈川県でオススメのランニングコース③「日産スタジアム&新横浜公園コース」-雨の日でも走れる!日産スタジアム回廊コース-

横浜市内で最も人気のあるランニングスポットのひとつが「日産スタジアム&新横浜公園コース」。隣接する2つの施設のランニングコースを一度に楽しめる点がポイントです。また最寄駅から徒歩でアクセスできるので、足を運びやすいことも人気の理由となっています。

肝心のコースですが、日産スタジアムのランニングコースは、スタジアムを外周する1周940mのコースと屋根付きの回廊を周回できるコースの2つがあります。回廊は屋根で覆われているため、雨の日でも走れる貴重なスポット。全天候に対応できるので、いつでもランニングできるのが嬉しいですね。

隣の新横浜公園ではより長いランニングコースが用意されています。野球場や運動広場、草地広場などを周回する1745mのコースや、日産フィールド小机から第1駐車場を周る2200mのコースなど、初心者にも分かりやすいコースです。途中レストハウスが点在しているので、トイレ休憩などにも困りません。シャワー室や貴重品ロッカーも完備しており、ランナーにやさしい環境です。

日産スタジアム&新横浜公園周辺の住みやすさ

「日産スタジアム&新横浜公園」周辺にある「新横浜」駅は、もともとはオフィス街の印象が強い街でした。しかし「横浜アリーナ」や「新横浜ラーメン館」、「日産スタジアム」などのランドマークが続々と誕生したことで遊ぶ街としての機能が追加、さらに居住地としての人気も高まり、現在では横浜の第二都心として発展しています。

「新横浜」駅の北口はオフィス街、南口は戸建住宅も多い閑静な住宅街です。一見、居住地としては南口のほうが適しているように感じますが、駅周辺のスーパーはほとんどが北口に集中しています。飲食店も同様で、オフィス街で働く人をターゲットにするお店も多いため、北口のほうが利用しやすい環境です。つまり便利に暮らすなら、北口側のほうが住みやすいと言えるでしょう。

北口徒歩2分の「新横浜プリンスペペ」内には便利なお店が集まっています。「成城石井」や「フードウェイ」などのスーパーはもちろん、100円ショップや雑貨店、メンズ・レディースファッション店、カフェ、飲食店などさまざまな店舗が充実。ココ1箇所で色んな用事をまかなえます。

「新横浜」駅周辺で暮らす場合は、「日産スタジアム」や「横浜アリーナ」でのイベント開催日に注意しましょう。当日は駅の大混雑が予想されます。いつもより移動に時間がかかる可能性が高いので、その点頭の片隅に入れておくと安心です。

日産スタジアム&新横浜公園周辺の交通アクセス

「新横浜」駅には、東海道新幹線、JR横浜線、横浜市営地下鉄ブルーライン、相鉄新横浜線、東急新横浜線が乗り入れています。新幹線が通っているため、出張が多い人には大変便利な環境です。

ターミナル「横浜」駅までの所要時間はわずか10分ほど。横浜からは多くの路線に乗り換えが可能です。渋谷約41分、品川約39分、東京へは約51分でアクセスできます。

詳細情報

スポット名:日産スタジアム
所在地:神奈川県横浜市港北区小机町3300
アクセス:JR横浜線「新横浜」駅から徒歩約14分
駐車場:あり

神奈川県でオススメのランニングコース④「多摩川沿いランニングコース」-都心部をノンストップで走れるコース-

多摩川沿いを走る有名なコースがあります。通称「多摩サイ」と呼ばれ、整備された走りやすい道が続いているとあって、ランニングにもうってつけのスポットです。コースの全長は東京都羽村市から大田区まで続く約52㎞。非常に長い距離があるため、好きな場所から適当に走り始めてOKですよ。

ここでは「川崎」駅近くのコースを紹介します。JR「川崎」駅西口から徒歩7分にある「富士見湯」はランニングステーションとして利用OKの銭湯です。荷物を預けてランニングできるうえ、走ったあとは銭湯できれいさっぱり汗を流せるオススメスポット。多摩川までのアクセスも容易なため、ぜひ合わせて利用したいですね。

多摩川沿いランニングコースには信号がありません。土手をノンストップでどんどん走れるため、タイムを計測しつつランニングするのも良いでしょう。

多摩川沿いランニングコース周辺の住みやすさ

東京都心と横浜の中間地点に位置する「川崎」駅はどちらにもアクセスしやすい好立地が魅力の街です。横浜や品川への所要時間は約10分と高い交通利便性を誇ります。

「川崎」駅周辺は買い物の利便性も非常に高い街です。「ラゾーナ川崎プラザ」や「アトレ川崎」、「川崎モアーズ」などの大型商業施設が駅前にズラリ。都心まで出ずとも駅周辺でほとんどの買い物がすんでしまいます。

一昔前は治安の悪い印象もあった川崎ですが、2003年に都市再生緊急整備地域に指定されたことで再開発が進んできました。以前の川崎のイメージは払拭され、キレイな街並みに生まれ変わっています。

多摩川沿いランニングコース周辺の交通アクセス

「川崎」駅から利用できる電車は、JR京浜東北線、JR南北線、京浜急行線の3路線があります。横浜や品川へは直通で10分かからず到着できるほか、東京約18分、渋谷約24分と、都心の主要駅へ短時間で移動できる高い利便性が魅力的です。

また路線バスも充実しています。西口と東口それぞれにバス乗り場があり、川崎鶴見臨港バス、川崎市営バス、京急バス、横浜市営バス、東急バスが利用可能です。バスを使うことで路線から離れた街へも快適にアクセスでき、移動範囲が広がるでしょう。

詳細情報

スポット名:多摩川沿いランニングコース
所在地:神奈川県川崎市
アクセス:JR「川崎」駅(最寄り駅の1つ)
駐車場:なし

神奈川県でオススメのランニングコース⑤「荻野運動公園」-厚木市でイチオシ!自然に囲まれたコース-

厚木市に住む人にイチオシしたいのが「荻野運動公園」内にあるランニングコースです。「荻野運動公園」は、テニスコートにプール、競技場、体育館、野草園、多目的広場などで構成される厚木市の運動公園。多彩な施設が揃い、休日は地元の人々で賑わっています。

ランニングコースはいずれも周回コースです。競技場を1周する約600mのコース、多目的広場と競技場をぐるりと周る約900mのコース、ウォーミングアップにも最適な1周200mのサブトラックなどがあります。比較的短い距離のため、初心者の人でも気楽に走りやすい点が嬉しいポイント。疲れて歩いてもすぐにスタート地点へ戻れます。

「荻野運動公園」へ来たなら、野草園にもぜひお立ち寄りください。冬季をのぞく3〜11月に見学可能で、約8万株の野草が出迎えてくれる癒しのスポット。森林浴も楽しめますよ。

荻野運動公園周辺の住みやすさ

「荻野運動公園」の南東方面に位置する「本厚木」駅は、「2022年 LIFULL HOME’S 借りて住みたい街ランキング(首都圏版)」で第1位になるなど近年大きな注目が集まる街です。人気の理由のひとつには、「利便性の高さと自然環境の共存」があげられます。

駅から徒歩圏内には「本厚木ミロード」や「アミューあつぎ」、「イオン厚木店」などの商業施設があり、さまざまなジャンルの買い物が近場でできます。ほかにも冷凍食品のまとめ買いが人気の「業務スーパー本厚木店」があったりコンビニが点在していたりと、必要な物はすべて徒歩で買い物できる好環境が魅力的です。

また駅から少し離れれば「飯山温泉郷」や「神奈川県立七沢森林公園」など、山間部に広がる景観の美しい地が身近にたくさんあるのも厚木の良さ。週末はアウトドアや温泉郷で心ゆくまでリラックスすれば、日ごろの疲れも癒されるでしょう。

荻野運動公園周辺の交通アクセス

「本厚木」駅では小田急小田原線が利用できます。東京都心に出るなら、快速利用で新宿まで約1時間。乗り換えは不要です。

県内最大のターミナル「横浜」駅までは40分ほどかかりますが、途中「海老名」駅で乗り換える相鉄線はここ海老名が始発駅。座って通勤できる可能性も高いので、通勤時間がグッと楽に感じるでしょう。

詳細情報

スポット名:荻野運動公園
所在地:神奈川県厚木市中荻野1500
アクセス:「本厚木」駅北口バス1番線乗り場より「稲荷木」下車後、徒歩約10分
駐車場:あり

ランニングコース近くのマンスリーマンションに住もう

天候に左右されずに走れるコースや観光地を眺めながら走れるコースなど、場所ごとに特徴がありますね。引っ越し先を決める際、ランニングコースの近くで決めるのも一手です。ストレスを発散できる場所の近くに住むことで、いつでも良好な精神状態を保てますよ。

失敗のない引っ越しのポイントは、マンスリーマンションを活用すること。短期滞在型のマンスリーマンションなら、実際に住むことで街の住み心地を確認できます。必要な家具家電は備え付けのため、ホテルのような感覚で、カバンひとつの入居でOK。さっそく気になるマンスリーマンションをチェックしてみましょう。

この記事を書いた人

さかいあや/Webライター

・4年制大学卒業後、ハウスメーカーで営業職を経験
・現在は不動産賃貸管理会社でバックオフィスを担当
・宅建士・FP2級・日商簿記3級所持
・不動産関連の資格知識や実務経験を活かして、副業ライターとして活動中
・5歳と3歳の姉妹を育てる母
・最近は家族でキャンプにハマり中