「西武国分寺線」のオススメ駅5選！ほどよい自然が広がる、都会のローカル線

東京での一人暮らし、仕事や通学は都心部に通っていても、普段暮らす街はできればゆったりとして、しかも自然があって利便性も高い街がいいですよね。できれば通勤通学時間も長くは取りたくないと考える方も多いでしょう。

そんな方にオススメな路線があります。それは「西武国分寺線」です。今回は、西武国分寺線に所属する5駅すべてについて解説。街の様子や通勤通学時のアクセス方法、オススメのスポット、家賃相場に至るまで網羅しています。お部屋選びの参考になれば幸いです。

学生の利用が多いローカル路線「西武国分寺線」

西武国分寺線は、東京都国分寺市の国分寺駅から東村山市の東村山駅に至る、計5駅で構成された西武鉄道の短い路線です。実は西武鉄道の中では、最も長い歴史を持つ路線でもあります。

国分寺駅から東村山駅までを乗り通しても、所要時間はわずか11分。朝夕のラッシュ時以外は乗降者も少なく、ローカル線の雰囲気が強いです。沿線には高校や中高一貫校、大学などの学校が多く集まることから、学生の利用者数の割合が他の路線と比べて高いのも大きな特徴と言えるでしょう。

一見ふつうの住宅街なのになぜ？「西武国分寺線」3つの魅力

西武国分寺線は、同じ西武鉄道の西武池袋線や西武新宿線と比べるととても地味な印象。沿線にはごく普通の住宅地が広がるローカル線、というイメージがありつつも実は人気のある路線です。それではなぜ人気があるのでしょうか。その理由は3つあります。早速見ていきましょう。

「西武国分寺線」の魅力その①定時運行が守られやすい

西武国分寺線の魅力のひとつに、定時運行が守られやすく遅延が少ないということが挙げられます。列車の遅延は、他の路線と乗り入れがあったり、長距離運転をしていると起きやすいです。国分寺線の場合は国分寺駅から東村山駅までの短い距離を、単純に折り返す運転のみ。遅延しづらく、時間通りに電車がやってくるのです。

「西武国分寺線」の魅力その②沿線に治安良好で落ち着いた街が広がる

西武国分寺線は、国分寺駅を除けばとても落ち着いた雰囲気の住宅街が広がります。中には畑が点在するエリアもあり。のんびりとした雰囲気で、都会の喧騒から離れて暮らしたい方にはピッタリです。また沿線の治安もかなり良好なので、女性の一人暮らしも安心なのは大きな魅力と言えるのではないでしょうか。

「西武国分寺線」の魅力その➂少ない乗り換えで都心へアクセス

都心へアクセスしやすいのも、西武国分寺線沿線の魅力です。国立駅ではJR中央線で「新宿」駅までアクセスが可能、「東村山」駅では西武新宿線で都心方面への移動ができます。

「小川」駅では乗り入れる西武国立線が西武新宿線にそのまま乗り入れを実施。「鷹の台」駅や「恋ヶ窪」駅の中間駅から都心方面へ向かう場合には、国分寺駅で乗り換えれば新宿駅や東京駅などへ簡単にアクセスが可能です。

西武国分寺線のオススメ駅①「国分寺」駅　― 街と湧水の自然が調和する国分寺市の中心 ―

都心へのベッドタウンが広がる、国分寺市の中心地である国分寺駅エリア。駅の周辺には「ミーツ国分寺」や「セレオ国分寺」などの大型商業施設の他、飲食店や金融機関も集まり、多くの人々でにぎわいます。

国分寺には「お鷹の道・真姿の池湧水群」や「姿見の池」などの湧水地が多くあり、水辺の自然が身近に感じられる環境が整っています。利便性も自然もどちらも両立するのが、国分寺の魅力と言えるでしょう。

国分寺駅の基本情報　― 2社3路線乗り入れる西武国分寺線・始発駅 ―

国分寺駅は、西武国分寺線の他に、西武多摩湖線、JR中央線の2社3路線が乗り入れる駅。西武国分寺線沿線で、最もにぎわう駅です。新宿駅や東京駅など都心へ向かう場合には、JR中央線を利用します。

西武国分寺線の始発駅である国分寺駅は、座って乗車できるのがうれしいポイント。西武拝島線乗り換え駅「小川」駅には8分、西武新宿線・西武沿線への乗り換え駅である「東村山」駅には11分でダイレクトアクセスが可能です。

国分寺駅周辺の家賃相場 ― 利便性が高い街ゆえ、沿線上では高め。 ―

国分寺駅エリアの家賃相場を見ていきましょう。国分寺エリアは、新宿や東京へ乗り換えなしで直結するJR中央線も乗り入れる駅ということもあり、とても人気がある街です。しかも駅周辺の商業施設は充実。

それゆえ、沿線の中では群を抜いて高い相場が設定されています。西武国分寺線の始発駅であり、都心までのアクセスも容易となればこの価格帯でも大きなニーズがあるのです。

国分寺駅周辺のオススメスポット ― 野鳥観察もできる「武蔵国分寺公園」―

国分寺駅から南東方向に徒歩10分ほど、自然あふれる公園があります。それは「武蔵国分寺公園」です。多喜窪通りを境に北側の泉地区、南側の西元地区の2エリアに分かれています。円形の芝生広場はピクニックに最適。芝生広場の外周は1周500mと距離のカウントがしやすく、ランニングする人々に人気です。西元地区にはカワセミの観察もできる野鳥の森もあり、自然豊かな環境が広がります。

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西武国分寺線 国分寺駅／徒歩5分
1K・22.8㎡～
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西武国分寺線のオススメ駅②「恋ヶ窪」駅　― 小説などの舞台になることが多い街 ―

小説や漫画、アニメの舞台に取り上げられることが多い恋ヶ窪駅エリア。アニメなどが好きな方は、散歩がてら聖地巡礼をするのも楽しいのではないでしょうか。

恋ヶ窪駅周辺には店舗は少なく、駅のすぐ目の前から集合住宅が立ち並びます。普段の買い物は、野球場の近くにあるスーパーマーケットの「マルエツ戸倉店」、ドラッグストア「ココカラファイン国分寺並木店」で可能です。

恋ヶ窪駅の基本情報　― 国分寺駅の隣駅。新宿には約40分でアクセス。 ―

恋ヶ窪駅は、国分寺駅から一駅、東村山寄りに位置します。JR中央本線に乗りかえできる「国分寺」駅までは、わずか3分でアクセスが可能。国分寺駅でJR中央線に乗り換えれば、「新宿」駅まで約40分ほどで通勤通学できます。西武国分寺線の利用で拝島線乗り換え駅の「小川」駅には5分、西武新宿線や西武沿線の乗り換え駅「東村山」駅には8分で直行可能です。

恋ヶ窪駅周辺の家賃相場 ― 間取りを選べばリーズナブル ―

恋ヶ窪駅エリアの家賃相場は、西武国分寺線の中では2番目に高く設定されています。それは利便性の高い国分寺駅の隣駅である、ということが大きな理由に挙げられるでしょう。ワンルームや1Kは比較的リーズナブルなので、家賃を抑えたい場合にはこれらの間取りを検討するとよいでしょう。

恋ヶ窪駅周辺のオススメスポット ― 一息つける癒しの空間「熊野神社」―

恋ヶ窪駅から南に徒歩10分ほど、住宅街の中にひっそりと佇むのは「熊野神社」です。他の熊野神社と区別して「恋ヶ窪熊野神社」と呼ばれることもあります。創建年次は不明ですが、14世紀前半の鎌倉時代には社殿が消失した記録が残ることから、かなり古い神社であることが伺えるでしょう。休憩スペースもあり、散歩の途中に一息つくのにもオススメ。御朱印の授与もありますが、日時が決まっているので神社のブログで確認してから参拝するとよいでしょう。

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西武国分寺線 恋ヶ窪駅／徒歩3分
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西武国分寺線のオススメ駅③「鷹の台」駅　― 大学のキャンパスもある住宅街 ―

ひっそりとした住宅街の中にある「鷹の台」駅。駅裏手には陸上競技場や体育館も擁する「小平市中央公園」が広がります。周辺には「津田塾大学」や「武蔵野美術大学」などの大学のキャンパスもあり、学生の姿も多く見かけます。駅前の「たかの台本通り」には飲食店やコンビニがあり、駅から北側に少し歩けば「業務スーパーたかの台店」などのスーパーマーケットもあるので、一通りの買い物などは可能です。

鷹の台駅の基本情報　― 西武国分寺線の中間地点 ―

鷹の台駅は、西武池袋線のちょうど中間地点に位置します。JR中央線の乗り換え駅「国分寺」駅には5分、西武新宿線や西武園線への乗り換え駅「東松山」駅には6分でアクセス。

JR中央線・西武新宿線共に新宿方面までアクセスできますが、鷹の台からアクセスする場合、どちらのルートをとってもほぼ同じ所要時間。ただし西武新宿駅は、JRなどが乗り入れる大ターミナルの新宿駅とは離れた場所に立地するので、注意が必要です。

鷹の台駅周辺の家賃相場 ― 沿線の中でもお得感のある家賃相場 ―

鷹の台駅があるエリアは、西武国分寺線の中では2番目に家賃相場が低く設定されています。西武国分寺線のちょうど中間地点で、鷹の台駅には他路線の乗り入れがありません。また駅周辺には小規模の店舗はありますが、大型店舗が少ないのもその理由に挙げられるでしょう。

鷹の台駅周辺のオススメスポット ― 歴史ある校舎もみどころ「津田塾大学」―

鷹の台駅裏手にある鷹の台公園の中をそのまま進むと、津田塾大学の正門が見えてきます。新紙幣の肖像にも採用された津田梅子が創立した、歴史ある女子大学です。古い校舎も大切に残されており、アカデミックで荘厳な雰囲気が漂います。構内にある「津田梅子資料室」では、津田塾大学や津田梅子に関する展示が見ごたえバツグンです。

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西武国分寺線 鷹の台駅／徒歩6分
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西武国分寺線のオススメ駅④「小川」駅　― 学校や工場もある集合住宅が多い住宅街 ―

駅の東側のエリアには広大な「ブリヂストン東京工場」があり、西側には「職業能力開発大学校」、複数の私立の中高一貫校などがありますが、基本的には集合住宅が集まる住宅街が形成されています。駅周辺の商業施設は主に西口側にあり、コンビニや飲食店などが立ち並びます。駅の南側には「マミーマート小平小川店」や「ドン・キホーテ小平店」もあり、普段の買い物にも便利です。

小川駅の基本情報　― 2路線乗り入れ駅。国分寺駅まで8分でアクセス。 ―

小川駅は、西武国分寺線の他にも西武拝島線が乗り入れています。西武拝島線は西武新宿線にそのまま乗り入れているので、都心方面へ向かう場合に利用しやすいです。

西武国分寺線を利用した場合、終点の「東村山」駅に1駅3分、JR中央線への乗り換え駅である「国分寺」駅には8分でダイレクトアクセスできます。

小川駅周辺の家賃相場 ― 都心への通勤のしやすさを思えばお得感アリ。 ―

小川駅エリアの家賃相場を見ていきましょう。他よりも1LDKの家賃相場が抑えられているのが特徴。しかしその他の間取りは他のエリアとは大きく変わりません。通勤ライナーである「拝島ライナー」の停車駅であることを思うと、全体的にはお得感がある価格設定と言えるのではないでしょうか。

小川駅周辺のオススメスポット ― 四季の変化を身近に感じる「東村山中央公園」―

小川駅から北西方向に徒歩10分、建物ばかりの街の中に緑豊かなスポットが姿を現します。それは「東村山中央公園」です。中央広場を中心に、敷地の東側・西側それぞれに樹林帯があります。植物の観察や野鳥の観察も可能で、四季折々の変化を身近に感じられるでしょう。地域の人々に愛される癒しの公園です。

西武国分寺線のオススメ駅⑤「東村山」駅　― 商店街が充実のベッドタウン ―

都心へのベッドタウン・東村山市の中心駅である「東村山」駅。駅の西口・東口それぞれに商店街があり、日常生活に必要なものはほとんど揃います。「イトーヨーカドー東村山店」も駅の近隣にあり、一度に買い物を済ませたいときには便利です。商業エリアから抜けると、戸建を中心とした住宅街が広がるのが特徴。治安も良好なので、安心して暮らせることでしょう。

東村山駅の基本情報　― 西武線が3路線乗り入れる駅 ―

東村山駅は、西武国分寺線の終点に設定されている駅。また西武新宿線や西武園線も乗り入れています。都心への通勤には西武新宿線、遊園地へ遊びに行くときには西武園線が便利です。

西武国分寺線を利用した場合、西武拝島線が乗り入れる「小川」駅には1駅3分、JR中央線などが乗り入れる「国分寺」駅には11分で直行します。当駅が国分寺線の終点で折り返し駅なので、国分寺方面には座ったまま移動可能です。

東村山駅周辺の家賃相場 ― 沿線で一番安い家賃相場 ―

東村山駅の平均家賃相場は、西武国分寺線の沿線で最も安く設定されています。西武国分寺線の始発駅であり、西武新宿線や西武拝島線も乗り入れる特急も停車する駅であることを考えると、とてもお得な家賃相場が設定されています。利便性と家賃の両方にこだわりたい方に、オススメのエリアと言えるでしょう。

東村山駅周辺のオススメスポット ― 都内唯一の国宝の寺院「正福寺」―

東村山には、東京都内で唯一の国宝指定されている建造物がある寺院があります。駅から徒歩10分ほどにある「正福寺」です。鎌倉時代中期に建立したと伝えられています。国宝に指定されているのは地蔵堂で、こちらは1407年に建てられており、当時の姿が今もなお見られるのです。一見ふつうのベッドタウンである東村山にも、実は歴史好きにうれしい場所があるのですね。

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西武国分寺線 東村山駅／徒歩8分
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お試し住みをするならマンスリーマンション！

西武国分寺線の５つの駅、いかがでしたか？駅の周辺情報やオススメスポットもご紹介しましたが、住み心地まではなかなかイメージしづらいと思う方もいることでしょう。そんな場合にはマンスリーマンションでお試し住みをして、実際の街の雰囲気を知るという方法もあります。

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この記事を書いた人

千葉みなと

フリーランス歴15年以上の40代ライター。大学生と高校生の一男一女の母。東京在住。
子どもの手が離れつつあり、今では自分の時間を満喫しています。趣味は散歩、乗り鉄、料理、スポーツ観戦、謎解きイベント参戦。夏は野球（プロアマ問わず）、冬はラグビーを観戦。
青春18きっぷが発売されている期間は、あちこちの列車に乗りに行っています。お気に入りの路線は、JR大糸線・木次線・水郡線など。山越えの列車にロマンを感じています。