三重県で一人暮らしにオススメの街5選!名古屋へのアクセスは勿論、グルメも充実。

東海3県の1つの三重県。三重県と聞いてどんな印象がありますか。赤福や伊勢神宮、鈴鹿サーキットなどを思い浮かべる方もいることでしょう。これから一人暮らしを控えている方の中には、名産やお出かけスポットは思いつくものの「街としてのイメージがよくわからない・・・」と不安な気持ちでいっぱいかもしれませんね。

今回は三重県内で一人暮らしを検討している方向けに、オススメの街を5つご紹介します。それぞれの街には独自の特徴やオススメスポットがあります。新しい生活を始めるにあたって、参考にしてみてくださいね。素敵な街での新たなスタートを応援します。

三重県の住みやすい街 ①四日市市 −工業都市として発展!県内一の人口。

三重県内で人口がもっとも集まる四日市市は、2017年には市制120周年を迎えました。四日市市は、四日市港や石油化学コンビナートで栄えてきた工業都市です。海沿いの工場エリアは、夜景がキレイに見えるスポットとしても有名。日没後にあたりが真っ暗になった中で見える工場の明かりが、SFの世界のような雰囲気を演出しています。

四日市市の基本情報 −近鉄四日市駅を中心に広がる交通網。

四日市市は三重県の北部に位置し、東側の海岸沿いに交通網が発達しています。近鉄名古屋線と近鉄湯の山線の通る近鉄四日市駅が交通拠点です。

他にも四日市市内には、ローカル線の四日市あすなろう鉄道の内部線と八王子線、三岐鉄道三岐線、JR関西本線が通っています。四日市市から名古屋方面へは、約30分でアクセス可能。幹線道路の国道1号線と23号線も縦断し、マイカーを利用した移動もスムーズです。

四日市市の西側は緑豊かなエリアが広がり、レジャースポットが豊富にあります。屋外で過ごして体を動かしたり自然を眺めたりして気分転換がしやすいでしょう。

四日市市内の家賃相場 −需要が多く家賃は高めの傾向。

四日市市の家賃相場はやや高めの傾向です。愛知県にほど近い距離で三重県内ではもっとも人口が多いエリアなので、需要の高さが伺えます。家賃が高い物件ばかりのような印象を受けるかもしれませんが、条件を少し変えるだけで魅力的なお部屋が出てくる可能性があります。今後の生活をイメージしながら、なりたい暮らしができるお部屋を見つけましょう。

間取り 家賃相場
ワンルーム 5.51万円
1K 4.64万円
1DK 5.43万円
1LDK 6.24万円

四日市市内のおすすめスポット −工場夜景を満喫できる四日市港ポートビル。

四日市市は海沿いにたくさんの工場が並び、昼間と夜で別の景観が楽しめるスポットです。建物の明かりがとても幻想的に見える工場夜景を満喫するなら、「四日市港ポートビル」14階の展望室「うみてらす14」がオススメです。高さ90メートルの展望室から見る工場夜景は景観が良いため、2015年に日本夜景遺産の認定を受けました。

四日市港ポートビルへは、JR関西本線の富田浜駅から東へ徒歩約15分でアクセスできます。四日市駅からは電車と徒歩で19分ほどなので、街なかからのアクセスも良好です。

周辺には公園がいくつもあり、昼間のお出かけにもピッタリのスポット。四日市ポートビルの目の前に広がる霞港公園には、開放感あふれる芝生広場や涼し気な滝などがあります。昼間は公園で散策やピクニック、夜は四日市港ポートビルで夜景鑑賞する過ごし方もできますね。

三重県の住みやすい街 ②桑名市 −川を生かしたイベントや施設が豊富。

桑名市には木曽川と長良川、揖斐川を流れ、「水郷のまち・くわな」と呼ばれるほど水源が豊かな街です。揖斐川の中州では毎年夏に桑名水郷花火大会が開催されます。

夜空に打ち上がる花火が水面に反射して映る様子は圧倒されること間違いなしでしょう。水を生かした施設もあります。自然とのふれあい体験ができる「水辺の楽校(がっこう)」が木曽川近くに作られています。

桑名市の基本情報 −レジャー施設が充実したエリアで休日を満喫。

桑名市は愛知県と隣接し、三重県北部に位置しています。交通の利便性は良好で、名古屋方へは約20分でアクセス可能です。桑名市内を通る電車の路線は、近鉄名古屋線・JR関西本線・養老鉄道・三岐鉄道北勢線があります。

桑名駅から近鉄線の特急を利用すると、大阪方面へ2時間弱で移動が可能です。高速道路の東名阪自動車道が市内を横断。長島ICと桑名東ICがあるため、高速道路が利用しやすいでしょう。

南東エリアは充実したレジャー施設が点在しており、休日のお出かけに最適です。遊園地やフラワーガーデン、温泉施設などが集まっています。家族連れやカップル、友人同士など、どんなスタイルの人々も楽しめる場所です。

桑名市内の家賃相場 −相場は高めでも交通の利便性が良いエリア。

桑名市は愛知県に隣接しているため、名古屋方面へのアクセスがスムーズです。交通の利便性がとても良いため、家賃相場は三重県内でもっとも高いエリアに。物件探しでは、駅までの距離や築年数、間取りなどさまざまな条件を追加したくなるでしょう。条件に優先順位をつけて探すことが、少しでもお得な物件を見つけるためのコツですよ。

間取り 家賃相場
ワンルーム 5.57万円
1K 5.05万円
1DK 5.83万円
1LDK 6.56万円

桑名市内のおすすめスポット −友人やカップル、家族で楽しめるナガシマリゾート。

休日は屋外レジャーやショッピング、グルメなどを満喫できるスポットへお出かけしませんか。「ナガシマリゾート」には遊園地やアウトレットモール、温泉などがあり、1日では回りきれないほど施設が充実しています。近鉄名古屋線の桑名駅からバスで約20分なので、休日のお出かけにはちょうど良い距離でしょう。

遊園地の「ナガシマスパーランド」には、スリル満点のアトラクションがたくさん。スピードが出ないアトラクションもあるので、ジェットコースターのような乗り物が苦手な方も楽しめますよ。

アウトレットモールの「ジャズドリーム長島」は、大規模なリニューアル工事を重ね、2017年には店舗数と敷地面積が日本一へと成長しました。日本初出店や東海地区初出店の店舗もあります。

休日、どこに行こうか迷ったときはナガシマリゾートへお出かけしましょう。さまざまなジャンルの「楽しい」がそろっているスポットですよ。

三重県の住みやすい街 ③松坂市 −グルメを堪能できる街。

おいしい食材の宝庫と言えるほど、豊富な地場産品が松阪市にあります。グルメ好きな方が満喫できる街ではないでしょうか。肉の芸術品として世界から称賛される松阪牛があるのも松阪市です。

その他にも長く蒸して苦味が少ない「深蒸煎茶」や特定の地域で栽培されている大根などがあり、レパートリーが豊富。田園地帯が広がり、穏やかな暮らしをするのにオススメの街です。

松坂市の基本情報 −電車がないエリアはコミュニティバスがカバー。

三重県の中央辺りに位置する松阪市は、北にある松坂駅を中心にJR紀勢線・JR名松線・近鉄山田線が縦断するように通っています。伊勢神宮がある伊勢市へ約27分、県庁所在地の津市へは約21分でアクセス可能です。

松坂駅や伊勢中川駅など主要な駅からはコミュニティバス路線が多く発着。お買い物や病院のお出かけなど、地域の交通手段として運行しています。市内を縦断する伊勢自動車道には一志嬉野ICと松坂ICがあるため、高速道路へのアクセスがスムーズです。

松坂市内の家賃相場 −お財布に優しい価格帯の物件でゆとりある暮らし。

家計の負担を軽くするため、できるだけ家賃が低いところを選びたいと思うものですよね。松阪市は、三重県内の中で家賃相場が低めなのでお得に住めるでしょう。同じ家賃でも都会に住むより、広い間取りの物件に出会える可能性があります。ゆとりのある暮らしをするには、松阪市の物件がオススメです。

間取り 家賃相場
ワンルーム -万円
1K 3.77万円
1DK -万円
1LDK 5.25万円

松坂市内のおすすめスポット −日本100名城と国指定史跡に認定された松坂城跡。

「松坂城跡」のある松坂公園へは、JR線と近鉄線の通る松阪駅から西へ徒歩約15分でアクセスできます。松坂城は、豊臣秀吉から土地をもらった蒲生氏郷(がもう うじさと)が1588年に完成させたものです。松坂城跡は2006年に日本100名城に選定。2011年には国指定史跡にも認定されています。

松坂駅前の「松阪駅観光情報センター」では、御城印(ごじょういん)を販売しています。神社に参拝してもらう御朱印のお城バージョンとイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。枚数限定で特別な御城印が販売していることもありますよ。

松坂城跡は季節感が味わいたい方にもオススメのスポットです。桜や藤、銀杏などの季節の花が咲き、石垣を彩ります。お花見のシーズンには夜間のライトアップが実施されているので、夜桜鑑賞もできます。

三重県の住みやすい街 ④亀山市 −のどかな暮らしを実現!

亀山市は人口がそれほど多くないため、のどかな雰囲気が漂っています。自然が多く、夜は静かに過ごしやすいと好評の街です。東海道五十三次の宿場町「関宿」があり、現在でもレトロな街並みが残ります。着物や浴衣で街歩きをする方もいて、レジャースポットとしても人気です。

亀山市の基本情報 −電車と高速道路で近隣や遠方へどこでもスムーズに移動できる!

三重県の北よりにある亀山市は、JR関西本線が横断し、亀山駅から南へJR紀勢本線が延びています。津駅へ約20分、四日市駅へ約28分と三重県内の主要な街へのアクセスが良好です。

また、マイカー派の方も暮らしやすい環境が整っています。北を新名神高速道路、南を東名阪自動車道が横断。亀山PAに併設された亀山サンシャインパークは一般道からでも来場できるスポットです。散策路が整備され、子ども向けの遊具広場があり、休日は幅広い年齢層でにぎわいます。

亀山内の家賃相場 −家賃負担が低く、コスパ重視の物件多数。

亀山市の家賃相場は、三重県内では低めです。亀山駅から四日市方面や津方面へJR線でアクセスでき、どちらも30分はかからない程度。三重県内の主要な市へアクセスしやすいため、交通の利便性に問題はないでしょう。亀山市は家賃の相場が低いので、コスパ重視の物件を探している方にオススメのエリアです。

間取り 家賃相場
ワンルーム -万円
1K 3.72万円
1DK -万円
1LDK -万円

亀山市内のおすすめスポット −江戸時代の街並みが残る関宿。

JR関西本線の関駅から北へ徒歩7分ほど進んだあたりにある中町を中心に、東西約1.8キロメートルの区間が「関宿」です。関宿は、東海道五十三次の47番目の宿場町として栄えました。江戸時代の雰囲気が残されているため、SNS映えする写真が撮れるとして人気です。

1984年に国は、関宿の街並みを「重要伝統的建造物群保存地区」に選定しています。江戸時代後期から明治時代にかけて建てられた町家が200棟以上も現存。1986年には日本の道百選にも選定されています。関宿内にある郵便局や銀行といった近隣住民が利用する施設も、周辺の建物に馴染むよう日本家屋風の外観です。関宿内にあるいくつかの飲食店は古民家の外観を生かした店舗なので、食事だけなくレトロな雰囲気も堪能できますよ。

三重県の住みやすい街 ⑤津市 −給食メニューの巨大揚げぎょうざがご当地グルメに。

せっかくその街に住むならご当地グルメを味わいたいと思いませんか。津市のご当地グルメの津ぎょうざは、直径15センチもある皮を使った大きな揚げぎょうざです。もともとは子どもたちの栄養を考え学校給食の栄養士が考案したもの。

小学校を卒業すると食べられないメニューでした。2008年の「津まつり」に屋台で出品されると、巨大な見た目は一躍話題に。津市をPRするために現在では市内の飲食店で提供されるようになりました。

津市の基本情報 −屋内でゆったり、自然の中でリフレッシュ!どちらも叶えられる街。

津市は三重県の県庁所在地で、人口は四日市市に次ぐ多さです。市内には近鉄名古屋線・JR紀勢本線・伊勢鉄道の3つの路線が通っています。東側の海岸線に沿って、鉄道網が充実。津駅が玄関口として栄え、周辺に商業施設があり、日々のお買い物に便利です。

津市の西側はハイキング向けの山々が並ぶエリアです。自然の中で過ごして癒やされたい、新鮮な空気を吸ってリフレッシュしたいという希望が叶えられるでしょう。

津市内の家賃相場 −交通の利便性と家賃のバランスが取れたエリア。

三重県内での津市の物件の家賃相場は平均的な値です。県庁所在地があるエリアという点を踏まえるとコスパ良く住めると言えるでしょう。街の中心の津駅には近鉄線とJR線が通り、交通の利便性が良好です。物件探しでは、条件に優先順位を付けるとよりお得なお部屋に出会えるかもしれませんよ。

間取り 家賃相場
ワンルーム 3.87万円
1K 4.19万円
1DK 4.25万円
1LDK 6.22万円

津市内のおすすめスポット −迫力ある骨格標本に会える三重県立博物館。

屋内の静かな施設で休日を過ごしたい方向けの「三重県立博物館」は津駅の北側にあり、徒歩で約20分の距離にあります。津駅からはバスが出ているため、約5分でアクセス可能です。三重県の自然や歴史、文化を紹介する総合博物館として、2014年にオープンしました。「MieMu(みえむ)」の愛称で親しまれています。

一番の見どころは、ミエゾウの全身骨格復元標本です。ミエゾウは400万~300万年前頃に生息していた生物で、国内で発見されたマンモスやナウマンゾウと比較すると国内最大規模の大きさ。迫力がある標本を見て太古の時代に思いを馳せてみても良いですね。

博物館から北へ2分ほど歩くと、「三重県立図書館」があります。津市でもっとも蔵書数が多い図書館です。屋外アクティビティで活発に体を動かすのも良いですが、落ち着いた館内で過ごすのも素敵な休日な過ごし方ではないでしょうか。

気になるエリアは、マンスリーマンションで「お試し住み」!

三重県には住みやすい街 がいくつもあります。四日市市は県内でもっとも人口が集まり、交通の利便性の良さが魅力です。工場夜景が美しく、幻想的な世界が楽しめます。桑名市は愛知県に隣接し名古屋方面へのアクセスが良好。アウトレットモールや温泉、遊園地などがそろうナガシマリゾートがあり、休日のお出かけには困らないでしょう。

その他にも江戸時代の街並みが残る亀山市や国指定の史跡がある松阪市、県内の主要な施設が集まる津市など、それぞれの街に魅力があります。

住んでみたいと思った街は、まずはマンスリーマンションでお試し住みをしてみませんか。実際の住心地は、その街に住んで体験してみてわかるものです。マンスリーマンションなら敷金礼金不要で、短期の契約が可能。お部屋には生活に必要な家具家電はそろっていますよ。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。