街歩き「琴似」|札幌第二の繁華街!転勤族にも大人気!|vol90
暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は札幌市西区の琴似駅周辺を散策してみました。
-「琴似」は転勤族にも人気の利便性のよい街 -
札幌市西区は札幌の中心部に近く、その中でも琴似はすすきのに次ぐ第二の繁華街と呼ばれ、飲食店が多くにぎわいのある街です。地下鉄とJRのダブルアクセスとなっており、交通の便も抜群なため、札幌市内外あらゆるところへ行きやすくなっています。
そのため、札幌市内や近郊で転勤がある方にも、人気の高いエリアです。昔ながらの居酒屋から、話題の新しいお店まで、幅広いラインナップでグルメを楽しめる街でもあります。札幌に旅慣れた観光客にも、隠れた名スポットとして知られています。
琴似は、分譲・賃貸ともに物件数がかなり多い、札幌市内でもとくに栄えたマンションエリアになります。地下鉄東西線「琴似駅」とJR函館本線「琴似駅」が徒歩約10分の距離にあり、札幌市内全域のほか、市街近郊へもアクセスしやすい立地です。
また、JRと地下鉄駅間のメイン通りには、居酒屋やラーメン屋、人気のスープカレー店など飲食店が豊富で、食べ歩きも楽しむことができます。イトーヨーカドーやイオンなど、お買い物施設も充実しており、なかなか自炊できない多忙なビジネスマンに最適な環境です。西区役所や図書館、大きい病院などもあり、車がなくても徒歩圏内になんでも揃っています。
繁華街というと治安が悪そうというイメージが強いかと思いますが、札幌市内でも比較的治安のよいエリアです。琴似は高級住宅街である山の手や宮の森を隣接しているため、繁華街らしいにぎやかさの中にもどこか上品さが感じられます。
新築や築浅マンションが豊富で、デザイナーズマンションも見つかりやすいため、女性の一人暮らしや若者にもぴったりです。また、周辺の小中学校の教育レベルが高く、札幌市内で偏差値の高い高校の合格者を多く輩出しているため、子育て世代にも人気があります。
琴似栄通りを中心に琴似商店街が広がっており、飲食店のほか個人の小売店など、古くからの店も話題の新しい店も集まっています。昔ながらのどこか懐かしい商店街の雰囲気が、琴似に住む人の暮らしをあたたかく見守ってくれているように感じられるでしょう。そんな小さい街ながらも魅力がぎゅっとつまった琴似について、詳しくご紹介していきますね。
- 札幌中心部まで10分圏内!地下鉄・JRのほかバスも便利 -
JR函館本線は、道南の函館から小樽を通り、札幌市内を通過して旭川までを結ぶ路線です。札幌市内も手稲区・西区・中央区・東区・白石区・厚別区と、市内を横断する一番長い路線のため、利便性は抜群です。
JRは地上の路面を走るため、雪の影響で止まってしまうこともよくありますが、函館本線は比較的運行が安定していると言われています。琴似駅は快速エアポートの停車駅になっており、札幌駅まで6分、新千歳空港までは47分で到着することが可能です。とくに、出張や転勤の多いビジネスマンにとっては、かなりありがたい利便性のよさですね。
JR琴似駅の南口のロータリーは、普段はバスの停留所や車やタクシーの乗降場所として使われている場所です。しかし、ただのロータリーの役割だけでなく、市民の集いの場としても親しまれています。
琴似では、夏になると琴似商店街主催の夏祭りが開かれており、このロータリーも車の通行を閉鎖して、夏祭りの会場に早変わりします。出店が立ち並んだり、カラオケ大会が催されたりと、大人でもワクワクしそうですね。ほかにも、冬にはイルミネーションでライトアップされるなど、街のランドマーク的存在となっています。
JR琴似駅周辺は、食事するのもお買い物もとっても便利!JR高架下には、アットホームな居酒屋からちょっとおしゃれなイタリアンまで、様々な店が立ち並ぶ飲食店街があります。仕事帰りにちょっとご飯を食べて飲んで帰ることができて、飲み歩きが好きな方にぴったりです。
また、駅構内の連絡通路で直結したイトーヨーカドーがあるため、大抵のお買い物はここで済みます。スーパーのほか、アパレルショップや100均などもあるため、休日わざわざ中心部に出る必要もありません。さらに、イトーヨーカドーと空中歩廊でつながっている「5588kotoni」には、カラオケ店やホームセンターなども入っています。
地下鉄東西線はその名の通り、札幌市を東西に横断している地下鉄路線です。中心部である大通駅に一本で行くことができ、ビジネスマンにとって使いやすい路線になっています。また、円山公園駅やバスセンター前などお出かけスポットの多い駅にもつながっているため、休日も遊びに行きやすい立地です。
地下鉄琴似駅の構内にはバスターミナルも併設されており、バスの利用にも大変便利です。西区内だけではなく、札幌中心部や、中央区の北海道神宮、手稲区を通って人気の観光地である小樽まで、かなり広範囲の路線バスがあります。札幌市内でも9か所しかない定期券発売所のうちのひとつが、この琴似駅にあるというのも嬉しいポイントですね。
- JRから地下鉄駅間の琴似商店街エリア -
JR琴似駅と地下鉄琴似駅の間には、昔ながらの風情を残す琴似商店街が広がっています。都心部に比べるとビルやマンションが低めで、繁華街らしいにぎやかさがありながらも、どこかのどかさを感じる街並みです。
札幌第二の繁華街と言われるだけあって、商業施設や飲食店が多く立ち並ぶエリアですが、負けないくらい住居用マンションも豊富。札幌市の中心部である中央区の繁華街に比べると、「商」に比べて「住」の比率が高いのが特徴です。そのため、都会過ぎない住みやすさと、交通アクセスやお買い物の利便性がほどよく両立しています。少し歩いただけで、気になるお店がたくさん見つかる楽しい琴似商店街を、グルっと散策してみましょう。
- 琴似のメインストリート -
琴似の中心部といえば、メインストリートである本通り
(琴似栄町通り)です。琴似商店街のお店の多くが、この本通りに店をかまえています。お店のジャンルは、飲食店・スーパー・ドラッグストアのほか、眼鏡店やジム、クリニックなど様々。もちろん、銀行や郵便局などの生活利便施設も充実しています。すべてのお店を挙げるとキリがないですが、いくつかオススメをピックアップしてご紹介します。
- 地元民のコミュニティの中心「共栄ビル」-
メインストリートである琴似栄町通りの、地下鉄琴似駅寄りに立つ「共栄ビル」。1Fには生鮮市場、2Fは飲食店街、3Fは卓球場で、4Fがカフェと貸しホールになっています。まさに、このビル自体が琴似商店街の縮図と言えるような、地元民御用達の施設です。
一見、入りにくい雰囲気に感じられるかもしれませんが、一度中に入ってしまえばアットホームな空間です。「おかずの井上」や「お惣菜あき田」など素朴な家庭料理のお惣菜を売っているお店もあり、自炊ができない時の強い味方になってくれるでしょう。
共栄ビル1階の路面側に「茶寮」というお店があります。店口にはセイロがたくさん積み重なり、近づくといい匂いが漂ってくるでしょう。なんといっても一番のオススメは、手作りの生地がもちもちで美味しい肉まんです。大きめの具がゴロゴロ入っていてボリューム満点!ぜひ、茶寮の肉まんを片手に、琴似の街を歩いてみるのはいかがでしょうか。
- 老舗のフラワーショップ「花時計」-
琴似のメインストリートを歩いていると、ひと際目を引く外観のお店があります。それが、西区でもっとも愛されているフラワーショップ「花時計」です。なんと創業40年と、札幌市内の花屋を合わせても有数の老舗になります。
お手頃価格で豊富な草花が取り揃えられており、特別な日のプレゼントにも、自宅に飾る用にも利用しやすいお店です。お花だけではなく、室内で育てやすい観葉植物の鉢植えも置いてあるため、ぜひお気に入りのグリーンを見つけて憧れのボタニカルライフを初めましょう。
- 西区でスープカレーと言えば「らっきょ」-
札幌で有名なスープカレー店「らっきょ」は、いまや東京や横浜にも進出している超人気店です。ハウス食品の「スープカリーの匠」は、このお店が監修しています。琴似のメインストリートから1本中通りに入った場所にひっそりと店をかまえるこのお店が、有名店「らっきょ」の本店です。札幌のソウルフードであるスープカレーの火付け役とも言われているこの本店の、あっさりした絶品カレーをぜひ味わってみてください。
-地下鉄「琴似駅」南エリア -
メインストリートの次は、札幌開拓の歴史を感じることができる、地下鉄琴似駅の南側エリアを散策してみましょう。札幌第二の繁華街と呼ばれる琴似らしいにぎやかさも、地下鉄琴似駅をはさんで南側に行ってみると、雰囲気がガラッと変わります。
通りに店舗がぎっしりと並んでいたのが、マンションやアパートに変わっていきます。西区役所や琴似神社があり、メインストリートよりも落ち着いた雰囲気です。なんといっても、琴似の便利なところは、都心部への交通アクセスがよいだけでなく、区役所も徒歩圏というのがうれしいポイントですね。
-札幌開拓の道筋をたどる「琴似屯田兵村兵屋跡」-
明治時代の初期に、本州からやってきた屯田兵たちの住まいとして建築された住宅を、当時の姿そのままに復元したものです。1982年に国の史跡としても指定された、北海道開拓の歴史を知るうえでとても重要な遺跡になります。
そんなものが地下鉄駅から徒歩2分の距離にあるとは驚きですが、マンションやビルの合間に木々と生垣で仕切られたその場所は、まるで別世界のよう。一足踏み入れたら、明治初期にタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。
-西区きってのパワースポット「琴似神社」-
日頃の仕事で疲れた時は、パワースポットを散策してリフレッシュしてはいかがでしょうか?琴似神社は、当時屯田兵が入植したのと同時に建立された、由緒正しい神社です。
1870年からはじまり、1915年に一度移転をしてから、100年以上も琴似の街の発展を見届けてきました。御祭神が多く幅広いご利益があることから、地方の人にも親しまれています。春と秋の年2回のお祭りでは、奉納演芸や屯田祭りなどの催し物が行われ、琴似商店街を中心に、メインストリートで屋台も多く出店しています。
-西区役所隣接の「琴似屯田歴史館」-
地下鉄琴似駅から歩いて4分の距離に西区役所があり、手続きや証明書の発行にも大変便利です。この西区役所の隣にまちづくりセンターがあるのですが、ここの2Fに「琴似屯田歴史館」の資料室があります。貴重な歴史資料や当時の写真、実際に使われていた農具などが展示されており、当時の歴史を学ぶことができます。
- にぎやかな繁華街でありながら歴史も感じる趣深い街 -
このように琴似は、地下鉄を挟んで北側はにぎわいのある繁華街、南側は歴史を学ぶことのできるパワースポットと2つの顔を持っています。札幌第二の繁華街としてショッピングや食べ歩きも楽しめて、喧騒から離れたいときにはのんびりとお散歩しながら歴史を感じるという過ごし方もできる街です。おまけに、地下鉄とJRどちらも利用できて、中心部までアクセスしやすい好立地。とくに忙しいビジネスマンにとって暮らしやすいでしょう。
住んでみたいなと思える街に出会えたら、まずはマンスリーマンションで暮してみるのがオススメです。マンスリーマンションであれば、家具家電付きで面倒な引っ越し準備もなく、すぐにお試し住みができます。敷金・礼金・仲介手数料などの余計な費用もかかりません。ぜひ、お気に入りの街を見つけて、近くのマンスリーマンションをチェックしてみてください。