市川市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

市川市は千葉県北西部に位置する街で、江戸川を境に東京都と接しています。市川市の魅力は、なんといっても交通利便性の高さです。

2015年(平成27年)の国勢調査によると、市川市から東京都に通勤通学する方の比率は46.8%!千葉県内では浦安市に次いで2番目です。東京都内に短時間でアクセスできる立地が多くの人々に評価され、都心のベッドタウンとして発展してきました。

ベッドタウンと聞くと新しい街を想像されるかもしれませんが、市川市は歴史や文化が残る街としても知られています。駅前は高層マンションや新しい道路が整備されていますが、少し歩くとレトロな街並みや豊かな自然も残っていて、散策するのが楽しい街ですよ。昔ながらの高級住宅街もあり、「東の鎌倉」と呼ばれていた時代もあります。

今回はさまざまな顔をあわせ持つ市川市の住みやすさについて解説します。市川市は千葉県内にお勤めの方はもちろん、東京都内にお勤めの方も家賃を抑えられてオススメです。お部屋選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

市川市ってどんな街?

市川市はどんな街なのでしょうか。ここからは市川市の歴史・特徴・交通利便性について解説します。

市川市の歴史

市川市に人が住み始めたのは約2万年前からといわれています。当時市の南側は海で、北部の陸地とは二分されていました。堀之内貝塚、姥山貝塚、曾谷貝塚など複数の遺跡が発見されていることから、縄文時代には大きな集落があったと考えられています。

大化の改新の後、現在の国府台周辺に下総国の国府が置かれます。下総国は千葉県の北部と茨城県南西部、東京都東部にまたがる大国でした。江戸時代に入ると市川は参勤交代や成田山参拝などの交通の要衝として発展していきます。佐倉道沿いの八幡と成田道沿いの行徳は、宿場町として多くの人々で賑わいました。

明治に入ると国府台に軍隊が置かれます。これがきっかけで市川は市街化が進みました。総武鉄道や江戸川橋などの交通基盤が、着々と整備されていきます。1914年(大正3年)に京成電車が開通してからは都市化がスピードアップし、人口も急増しました。

市川市の市制が施行されたのは、1934年(昭和9年)のことです。その後臨海部に大規模な工場が進出し、宅地化が進行します。1960年(昭和35年)以降は急激な人口流入が起こりました。駅前には商業施設などが建ち、都会的な街並みを形成していきます。

市川市の特徴

市川市には東京都と千葉県を結ぶ交通網が集中していて、都心に移動しやすいのが特徴です。一方で自然と歴史が残る趣深い街という特徴もあわせ持っています。生活の利便性と健康的・文化的な暮らしが両立できるのは大きな魅力ですね。

市川市の地形は台地と低地によって構成されています。台地と低地の境にある斜面は緑地になっていて、今も多くの自然が残っています。市内には里見公園やじゅんさい池公園など、緑とふれあえる大きな公園が多いです。

宿場町として発展してきた歴史から、街道沿いには葛飾八幡宮や中山法華経寺などの由緒正しい寺社が点在しています。かつての参道は散歩道・商店街に生まれ変わり、今も地域の人々に親しまれています。

最近の市川市は、行政サービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に進めていることで話題です。市川市役所は2020年4月に「DX憲章」を発表。役所窓口の呼び出し番号をカメラで撮ってYouTubeでライブ配信するなど、低予算で時間がかからない「身の丈DX」が高く評価されています。

市川市の交通利便性

市川市内ではJR総武線・JR京葉線・京成本線・東京メトロ東西線・都営新宿線・北総線が運行しています。どの路線も都内主要エリアに短時間で移動できるため、通勤の利便性は抜群です。

JR総武線快速は「東京駅」「品川駅」に1本で移動できます。市川駅から東京駅までの所要時間は約18分、品川駅は約29分です。

京成本線は「日暮里駅」「上野駅」に行く時に便利です。京成八幡駅から日暮里駅までは約20分、上野駅までは約24分で着きます。成田空港や羽田空港に向かう電車もあり、よく飛行機を利用される方にも最適です。

都営新宿線は本八幡駅が始発で「新宿駅」まで乗り換えなしでアクセスできます。本八幡駅から新宿駅までの所要時間は約29分です。

東京メトロ東西線は「日本橋駅」「大手町駅」などのビジネスエリアを通ります。行徳駅から大手駅までは約23分です。

市川市内は道路交通網が発達しているため、マイカーでの移動も快適です。東西方向の移動は京葉道路と湾岸道路、南北方向は東京外環自動車道が通っています。マイカーを持っている方は、都内だけでなく関東近郊にも移動しやすいでしょう。

市川市の3つの魅力!

市川市は中央部・南部・北部の3つのエリアに分けられ、それぞれのエリアに違った魅力があります。ここからは市川市の3つのエリアについて、その魅力を徹底解剖します。

魅力①行政と商業の中心地!中央部エリア(市川・本八幡など)

本八幡・市川などの中央部エリアには、市役所や文化会館など行政施設が集積していて、市の中心的な役割を担っています。駅の近くには高層マンションや大型ショッピングモールが数多く立ち並び、都会的な雰囲気ですよ。

アクセス面では、多くの路線が乗り入れていて利便性抜群。JR総武本線・京成本線・都営新宿線や国道14号線など、東京につながる交通網が発達しています。東京駅まで約18分で行ける「市川駅」や、都営新宿線の始発に乗れる「本八幡駅」は特に便利ですよ。

駅から少し歩くと、高級住宅街が広がっています。昔は都内の富裕層が別荘地を構えていたエリアが、やがて高級住宅地に変貌を遂げていったそうです。菅野周辺はクロマツ並木のある高級住宅地として知られていて、豪邸が多数。昔から住んでいる方が多く、治安面も心配ありません。

新しい街並みが広がる一方で、歴史的な街並みもしっかりと残っているのが中央エリアの特徴。古代に創建された寺社や古墳が多く、史跡巡りを楽しめます。千葉県内有数の進学校など教育施設も多く、文教地区という側面も持っています。

魅力②都心に近いベッドタウン!南部エリア(行徳・妙典など)

行徳や妙典などの南部エリアは、都心のベッドタウンとして発展してきました。南側は東京湾、西側は浦安市に隣接しています。海に近いため、平坦で開けた地形が特徴です。

南部エリアに住んでいる方の足となっているのが、東京メトロ東西線です。大手町駅まで乗り換えなしで、30分以内でアクセスできます。沿線には区画整理事業によってできた新興住宅地が広がっており、綺麗な街並みで道幅も広く歩きやすいですよ。

行徳はスーパーマーケットや飲食店が多く、駅前には複数の商店街があります。毎日使えるお店が集積していて、庶民的な街並みですよ。銀行や図書館など、生活に便利な施設も行徳駅の徒歩圏内に揃っています。

妙典は2000年(平成12年)に東京メトロ東西線「妙典駅」が開業してから、発展してきた街です。以降、大規模マンションや大型商業施設が次々にできました。小・中学校や医療機関もあり、安心して暮らせる住環境が魅力です。

南部エリアの東京湾沿いにはJR武蔵野線も通っていて、「市川塩浜駅」があります。しかし周辺は工業地帯になっていて住宅街はほとんどありません。大手企業の工場や倉庫、物流拠点が並んでいます。市川塩浜駅の近くに湾岸道路の千鳥町ICがあるので、マイカーで移動する際に便利です。

魅力③豊かな自然と史跡が残る!北部エリア(市川大野、北国分など)

北部エリアには自然や史跡が残っていて、都会の喧騒から離れたのどかなエリアです。地形は広大な台地になっていて、標高は20メートルほどです。北部エリアの主要な交通網は、JR武蔵野線・北総線です。東京外環自動車道も利用しやすく、マイカー移動の方にも便利でしょう。

かつては下総国の国府が置かれていたこともあり、歴史的な施設も多数。たとえば堀之内貝塚、姥山貝塚、曾谷貝塚などの貝塚は北部エリアに集中しています。その他にも古墳跡や寺社跡、古戦場跡なども数多く残っています。歴史に由来している町名も多く、たとえば国分は下総国の国分寺が所在していたことにちなんでいます。

「大町公園」や「じゅん菜池緑地公園」など自然豊かな公園も満載です。四季折々の植物と出会うことができ、とても癒されますよ。ゆったりとした面積が確保されているので、混雑することが少ない穴場スポットです。休日のお散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。

梨栽培など農業が盛んなエリアとしても知られています。梨は千葉県の名産品で、生産量は全国一位。その中でも市川市はトップクラスの梨の一大生産地です。「市川の梨」という地域ブランドもあるんですよ。大町や大野町には梨農家の直売所が多く、収穫時期には多くの人々が訪れます。

市川市のデータ

市川市の人口、治安、家賃相場についてデータを用いてご紹介します。数値化されたデータを見ると、市川市のことをもっと深く知ることができるでしょう。

人口

1934年(昭和9年)に市制が施行された当初、市川市の人口は約4万人ほどでした。高度経済成長を迎えた頃から急激に増加していき、1993年(平成5年)には人口が約44.7万人になります。その後は2009年(平成21年)の約47.6万人をピークにやや減少していきましたが、2013年(平成25年)からは回復傾向にあります。直近の人口は、2023年(令和5年)5月31日時点で、49万2,970人です。

年齢別に見ると生産年齢人口が67.4%で、特に30〜40歳の人口が多いです。世帯別の状況を見ると、単身世帯が40.1%、子育て世帯は24.7%を占めています。通勤の利便性を求めて、若い単身者やファミリー層が市川市に住んでいることが伺えます。

次に転入者数と転出者数についても見てみましょう。2023年(令和5年)5月中は転入者数が転出者数を188人上回っている状況です。市川市の転入者数・転出者数は、それぞれ年間約3万人程度。ともに20代から30代前半の人数が多く、特に20代前半は転入超過傾向です。一人暮らしをする学生や新社会人の方から選ばれているのでしょう。

治安

市川市の治安を読み解くために、千葉県警が公表している刑法犯認知件数を見てみましょう。2013年(平成25年)の刑法犯認知件数は5,525件でしたが、2022年(令和4年)には2,501件と半数以下に減少しています。

人口1万人あたりの犯罪発生件数は、50.4件です。千葉県全体の52.2件と比べると少なく、県内では比較的安心して暮らせる街といえます。

一番多く発生しているのが自転車盗です。街頭での窃盗が多いため、駅や繁華街などに出かける際は注意しましょう。自転車から離れる際は、鍵とワイヤー錠を組み合わせたツーロックが効果的です。

市川警察署のホームページでは、犯罪発生マップが公開されています。家の近くで犯罪が発生していないかどうか、犯罪の種類などがわかるので安心ですよ。「ちば安全・安心メール」に登録すれば、身近に発生した犯罪の発生状況をメールで受信することも可能です。

凶悪犯 粗暴犯 窃盗犯 知能犯 風俗犯 その他
発生件数 13件 146件 1,796件 153件 33件 360件

(参照:市川市の犯罪認知件数 市内の罪種別の認知件数の推移(過去5年間))

家賃相場

市川市のワンルーム・1K・1DKの家賃相場は、6.98万円です。千葉県内では高めの水準で、隣接する船橋市を上回っています。特にJR総武線の本八幡駅や市川駅周辺は利便性に比例して家賃が高く、7万円を超える物件が多いです。

東京メトロ東西線沿線であれば、6万後半〜7万円程度の物件を探しやすいでしょう。京成本線や北総線沿線はさらに安く、5万円〜6万円台の物件もあります。エリアによって家賃相場の差はあるものの、東京都内と比べれば安い物件を見つけやすいでしょう。

間取り 家賃相場
ワンルーム 6.79万円
1K 6.95万円
1DK 7.78万円
1LDK 10.81万円

市川市で人気の街

ここからは市川市内で人気の街を3つご紹介します。交通利便性や周辺環境に恵まれた住みやすい街ばかりです。どの街に住もうか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

市川駅

市川駅のすぐ近くには江戸川が流れています。川を渡ると東京都江戸川区に入るという、まさに都心に隣接しているベッドタウン。とにかく交通利便性が良いので、一人暮らしの方を中心に人気を集めています。

市川駅にはJR総武線が通っていて、快速と各駅停車の2種類が利用できます。JR総武線は快速と各駅停車で行先が違う珍しい路線。快速に乗ると東京駅までは直通で約18分、あっという間に着いてしまいます。各駅停車は秋葉原駅や四ツ谷駅、新宿駅に直通でアクセス可能です。同じ総武線でも、実質2つの方面にアクセスできるので便利ですよ。

街の雰囲気は、市川駅の北口と南口で大きく変わります。市川駅の北口にはバスのロータリーがあり、バスやタクシーの乗り換えに便利です。松戸や北国分、市川大野方面に向かうバスが出ています。市川駅の北側は高低差が激しいエリアがありますが、バスに乗れば楽々です。北口を歩いた先には、昔ながらの高級住宅街が広がっています。自然豊かな公園も多く、自然を満喫できますよ。

南口は再開発で新しい街並みができているエリア。高層マンションをはじめ、ペデストリアンデッキも整備されています。駅から少し離れると戸建てやアパートなどが立ち並ぶ、のんびりとした雰囲気の住宅街です。京葉ガスの市川工場跡地では大規模な開発も予定されていて、今後さらなる発展が期待されます。

お買い物施設も充実しています。駅直結の「シャポー市川」は、普段使いに便利なお買い物施設です。ファッションやグルメなど多種多様な店舗が営業していて、なんでも揃います。地下1階「いちかわFOOD MARKET」には、スイーツやお惣菜の専門店がよりどりみどり。高級スーパー「成城石井」もありますよ。プチ贅沢をするのにぴったりですね。スーパーマーケット「ワイズマート」は、23時まで営業。お仕事が遅くなっても大丈夫です。

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南行徳駅

南行徳駅は交通利便性に恵まれていながら家賃や物価が安い、コストパフォーマンスの良い駅です。同じ東京メトロ東西線の妙典駅や行徳駅と比べると知名度は劣りますが、じわじわと人気があります。特に都心に通勤・通学する一人暮らしの方にオススメです。

南行徳駅は東京メトロ東西線の各駅停車が停まります。大手町駅や日本橋駅に乗り換えなしでアクセス可能です。南行徳駅から大手町駅までの所要時間は約26分です。東京駅に行く場合は、大手町駅か日本橋駅から歩いて行くことができます。

駅の周りには落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっています。住宅街の間に公園や緑地が点在しているので、日常的に緑を感じられるのが魅力。北側には江戸川が流れていて、川沿いの遊歩道を散歩することもできます。お寺や神社など、歴史を感じられるスポットも多いです。南行徳駅周辺に住めば、近所で充実した余暇を過ごせるでしょう。

お買い物施設も充実しています。近隣には「ワイズマート南行徳店」「マルエツ南行徳店」など、複数のスーパーがあります。特売商品を狙って、お得にお買い物できそうですね。24時間営業など遅くまで営業しているスーパーもあるので、いつでも安心してお買い物を楽しめます。駅の高架下にある商店街「南行徳メトロセンター会」も便利。飲食店で外食したり、ドラッグストアで日用品を買ったりできます。

駅から徒歩7分の場所にある「SOCOLA南行徳」は休日のお買い物にオススメ。「ユニクロ」や「GU」などが入っていて、普段着や日用品を買いたい時に重宝します。フードコートは手軽に美味しい料理が食べられるので、何度も通ってしまいそうです。

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本八幡駅

本八幡駅の周辺は繁華街になっていて、昼夜賑わっています。生活に便利な施設がコンパクトにまとまっているので、幅広い世代にとって住みやすい街です。

本八幡駅は、JR総武線各駅停車と都営新宿線の停車駅です。徒歩4分の場所に京成本線「京成八幡駅」もあり、複数路線を利用可能。本八幡が人気の理由として挙げられるのが、都営新宿線の始発駅であるということ。待てば座れるため、通勤ストレスを緩和できます。新宿駅まで直通で、所要時間は約41分です。

商店街やショッピングモールが集積しているため、お買い物に困ることはありません。駅の北口の商店街「八幡一番街」は地元住民の台所。居酒屋やカフェなど飲食店も多く、ついつい立ち寄りたくなります。駅直結の「シャポー八幡」には、旬のアイテムを取り扱うお店が軒を連ねています。少し離れた場所には大型ショッピングモール「ニッケコルトンプラザ」があり、お買い物や映画を楽しめます。

駅周辺は栄えている一方、閑静な住宅街もあるのが本八幡駅周辺の魅力。昔ながらの戸建て住宅から高層マンションまで新旧が共存した街並みとなっています。活気のある駅前と静かな住宅街のメリハリを感じられるでしょう。地元住民同士のつながりも強く、人の温かみを感じながら生活できますよ。

本八幡は歴史的な街としても知られています。駅の北口にある「葛飾八幡宮」は平安時代に創建された由緒正しい神社。境内には高くそびえる千本イチョウがあり、国の天然記念物に指定されています。北原白秋をはじめ多くの文人たちが住んでいた歴史や、政治家たちの別荘があった歴史もあります。歴史や文化の香りを感じながら生活できるでしょう。

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市川市で人気のお出かけスポット

市川市には自然や歴史、ショッピングを満喫できるお出かけスポットが盛りだくさんです。市川市で人気のお出かけスポットを3つ厳選しました。

アイ・リンクタウン展望施設

アイリンク展望施設は、市川駅の南口を出てすぐの「ザ タワーズ ウエスト」という高層タワーの45階にある展望施設です。近くに住んでいたら、連日で通いたくなること間違いなし。素晴らしい景色を入場無料で楽しめる貴重なお出かけスポットです。

ザ タワーズ ウエストはJR市川駅と直結していて、3階から45階までは直通のシースルーエレベーターを使います。シースルーエレベーターから外の景色が一望できて開放感抜群。ずっと眺めていると、だんだんの人や車、建物がミニチュアサイズになっていくのが面白いですよ。

45階には展望ロビーや交流ラウンジなどがあり、さらに階段を登ると展望デッキが広がっています。展望デッキは回廊式になっていて、360°景色を見渡すことができますよ。一部屋根が付いていますが、半屋外空間なので風が抜けて気持ちがいいですよ。室内の展望施設とは違う臨場感を味わえます。

雄大な江戸川や斜面緑地など、市川市がどんな地形をしているのかがわかります。東京都心のビル群やスカイツリーも見えて絶景です。天気が良ければ、富士山や横浜方面、埼玉方面まで一望できますよ。展望デッキは9時〜21時まで解放されているので、夜景を見に行くのもオススメです。夜景100選にも選ばれた、首都圏屈指の夜景スポットとして知られています。

展望施設に行く際にぜひ立ち寄っていただきたいのが、市川駅南口図書館です。コンパクトな図書館なのですが、仕事や暮らしに役立つ本がたくさん並んでいます。コンセントとインターネットを備えた閲覧席も20席あり、作業にも最適です。火曜日から金曜日は午後9時まで開館してるので、仕事帰りに立ち寄れるのも嬉しいポイント。図書館で本を借りて、展望施設で読書するという過ごし方も素敵ですね。

詳細情報

詳細情報

施設名:アイ・リンクタウン展望施設
所在地:〒272-0033 市川市市川南1-10-1ザ タワーズ ウエスト45階
アクセス:JR総武線「市川駅」下車、徒歩約3分
駐車場:あり(有料)

里見公園

里見公園は下総台地の西端、江戸川に面した広大な公園です。園内は歴史的な史跡が多く、1479年(文明11年)に築かれた国府台城の城跡があります。1538年(天文7年)には足利義明が里見義堯を率いて陣を取り、北条氏綱軍と戦ったそうです。他にも北原白秋が創作をおこなった離れ「紫烟草舎(しえんそうしゃ)」や、弘法大師が発見されたと伝わる「羅漢の井(らかんのい」を見ることができます。

里見公園の最寄り駅は、京成線「国府台駅」です。歩いて15分ほどで行けますが、急な坂道が続くので少々疲れます。国府台駅から松戸行き・松戸営業所行きのバスに乗って、「国府台病院」バス停で下車すると便利です。

公園に入ると見えてくるのが、芝生広場です。桜の木がたくさんあるので、春は花見客で賑わいます。バーベキューや鍋を楽しみたい方は、公園の北側にあるお花火広場がオススメ。お花見広場は火気を使用することが可能です。肌寒い季節は温かい物をつくって、ポカポカになれますよ。道具の貸し出しはしていないので、必要な物を持参してくださいね。

芝生広場の隣には、噴水広場とバラ園があります。2003年(平成15年)度に市制施行70周年を迎えた記念として、バラが植えられました。112種、700株にのぼる多種多様な品種が見られます。バラの花は春と秋の見頃があり、春は5月中旬〜6月上旬、秋は10月下旬〜11月下旬が見頃です。

公園の北半分には樹林が広がっていて、昼間でも静かで神秘的な雰囲気。この場所には1920年(大正9年)から1933年(昭和8年)頃にかけて「里見八景園」という遊園地がありました。園内には大滑り台やプールなどたくさんのエンタメスポットがあったそうです。

その後、太平洋戦争中は樹林の中に数々の防空壕が掘られました。さまざまな歴史を経て現在の姿になった里見公園。バックグラウンドを知った上で公園を歩いてみると、とても感慨深いですよ。

詳細情報

詳細情報

施設名:里見公園
所在地:〒272-0827 市川市国府台3-9
アクセス:京成線「国府台駅」下車、徒歩約15分
駐車場:あり(無料)

ニッケコルトンプラザ

ニッケコルトンプラザは本八幡駅から徒歩約10分の場所にある大型ショッピングモールです。本八幡駅から無料バスも出ていますよ。駐車場も2

,500台確保されているので、マイカーでお出かけするのもオススメです。

日本毛織工場跡地の再開発によって、1988年(昭和63年)に開業しました。敷地面積は4.3万坪で、その規模は市内最大級。個性的なデザインが光っていて、開業から30年以上経っているのに古さを感じません。若年層から中高年層まで幅広い年齢層に支持されています。

専門店は約150店舗にのぼり、圧倒的な品揃えを誇ります。核店舗となるダイエーは、開業当初から営業を続けています。シネコン「TOHOシネマズ」もあり、週末は多くの人々で賑わいます。2022年(令和4年)にはリニューアルが実施され、「ロフト」「有隣堂」などが新規オープン。ますます魅力がアップしています。

ショッピングの途中で休憩できる飲食店も充実。屋外や屋内など複数のレストランゾーンがあり、多種多様な飲食店が入っています。オススメはセンターモール2階のグルメストリート。本格的な料理を手頃な価格で楽しめます。スイーツやドリンクを提供してくれるカフェもあるので、ティータイムにもオススメです。

詳細情報

詳細情報

施設名:ニッケコルトンプラザ
所在地:〒272-0015 千葉県市川市鬼高1-1-1
アクセス:JR総武線/都営新宿線「本八幡駅」下車、徒歩約10分
駐車場:あり(有料)

市川市のオススメイベント

最後に市川市のオススメイベントを紹介します。地域の人々で賑わうイベントは、その街の魅力を知る絶好のチャンスです。

市川市民納涼花火大会

市川市民納涼花火大会は、国内最大級の花火大会。東京都江戸川区の「江戸川区花火大会」と同時開催で、とても盛り上がるイベントです。コロナ禍の影響で中止となっていましたが、4年ぶりの開催が決定しました。2023年(令和5年)8月5日に江戸川河川敷で開催される予定です。

打ち上げる花火の数は、1万4,000発。8つのテーマで構成されています。オープニングを彩る1,000発の花火は特に迫力満点ですよ。その他にもスターマインや仕掛け花火など、多彩な花火が続々と登場。BGMと合わせて打ちあがる光景に思わず心を動かされます。

大きな花火大会なので、江戸川の近くは結構混雑します。混雑を避けたい方は、有料席がオススメ。少々お高いですが、ゆっくりと観覧できるでしょう。市川駅近くのアイ・リンクタウン展望施設では、人数限定で特別観覧席も設けています。事前に申込みが必要なので、ホームページをチェックしてみてくださいね。

江戸川の河川敷は広々としているので、さまざまな場所から観覧できますよ。場所によっては自分のお部屋から花火を観覧できるかもしれません。その場合は、「江戸川の方角に窓があるかどうか」やお部屋の階数を意識して、お部屋探しをしてみてくださいね。

市川市で一人暮らしするならマンスリーマンションもオススメ!

市川市は東京都と隣接していて利便性抜群です。市川駅や本八幡駅などJR総武線沿線を中心に栄えていますが、東京メトロ東西線沿線も住みやすく人気があります。通勤・通学の利便性が高いことから、とくに学生や社会人で一人暮らしをされる方は住みやすさを感じやすいでしょう。

市川市の住みやすさが気になる方は、マンスリーマンションでお試し住みを始めてみませんか。家具・家電付き、敷金・礼金不要のマンスリーマンションであれば、初期費用を抑えてお引越しすることが可能です。お試し住みをしながら、通勤やお買い物のしやすさなど、実際の住みやすさを体感してみてくださいね。

この記事を書いた人

わたなべ/Webライター

不動産業界で8年間勤務した後、フリーランスの不動産WEBライターとして活動しています。
保有資格は、宅地建物取引士と再開発プランナー。人生で10回以上の引越し経験があり、心の故郷と呼べる街が全国にたくさんあります。
最近はまっていることは、コーヒーを淹れること。挽きたてのコーヒーを淹れる時の、ぷっくり膨らむ泡がたまらなく好きです。街を歩いていて焙煎所やコーヒースタンドを見つけると、チェックせずにはいられません。ミル・ドリッパー・サーバーなど、コーヒー器具も少しずつ揃えています。