住み心地バツグン！熊本県で一人暮らしにオススメの街5選。

九州の中心に位置し、ゆるキャラ「くまモン」で有名な熊本県は、東京・羽田空港から飛行機で１時間半ほどの距離にあります。シンボルの熊本城は、震災にも負けず新しく生まれ変わり熊本の街を見守っています。観光名所も多く城下町である熊本市内は、移住したい人の注目を集めています。また郊外も人気が高く住みやすい町づくりが進んでいます。

今回は、熊本県内で住みやすい街を熊本城下町の熊本市を含めて5カ所、選びました。家賃相場や周辺のおすすめスポットもご紹介します。ぜひ、お部屋探しの参考にしてください。街の雰囲気を知り、これからの楽しい新生活を迎えてくださいね。

1人暮らしにオススメの街①熊本市中央区　−熊本一番の繁華街！

熊本市中央区は熊本の顔となる街で、城下町でもあり歴史的な風情や人情が溢れています。そのため県内外または海外から多くの人が訪れ、上通り・下通りを中心とした繁華街やオフィス街など中心商店街を核とした商業や観光の街です。また、熊本県庁や水前寺成趣園、上江津湖など中心街の中にも自然溢れる地域もあります。大学や専門学校もあり学生の一人暮らしや他県からの移住世帯が多く、市内の中でも活気あるエリアです。

熊本市中央区の基本情報　−バスの路線が豊富！中心街への通学・通勤は車がなくても安心。

5区で構成される熊本市のなかで、中央区は熊本の中心部です。市役所や県庁が置かれています。熊本の路線バス網の中心拠点となる熊本桜町バスターミナルがあり、市内外へ、また県外への長距離バスも発着しています。路線バスは、熊本都市バス、九州産交バス、熊鉄バス、熊本バスの4社です。

JR九州豊肥本線の駅は、平成駅、南熊本駅、新水前寺駅、水前寺駅の4つ。熊本鉄道は、菊池線、藤崎線。路面電車である熊本市交通局の熊本市電は、A系統とB系統があります。

熊本市内外の全域は路線バスでカバーでき、風情ある路面電車や電車も豊富にあります。また学生さんは自転車を利用している方も多く、車を持たない方でも移動に困らないでしょう。

熊本市中央区内の家賃相場　−市内5区の中では、相場はやや高め。

熊本市中央区の家賃相場は、市内5区の中では相場がやや高めの傾向です。しかしお隣の福岡や東京、大阪などの都心部に比べるとリーズナブルです。また中央区内でもエリアによって相場が異なり、中心街から離れるほど相場が低くなります。

熊本市中央区のおすすめスポット　−震災から復旧！四季折々楽しめる熊本のシンボル熊本城

熊本市中央区の繁華街を抜けると、熊本城がそびえたっています。熊本駅から花畑町まで電車で15分、花畑町から徒歩で5分です。また熊本城周遊バスが走っており観光地を周回しています。

熊本城は、加藤清正が慶長6年から7年の歳月をかけて築城し、国の特別史跡に指定されている名城です。大小の天守閣をはじめ、多数の櫓や城門などを備えています。城域は東西1.6km、南北1.2km、周囲5.3km、城面積約76㎡、北から西へ坪井川が引かれ堀があります。東と南は数層の石垣をめぐらし、敵が攻めてこないよう反り返った複雑な構造は、迫力があり見ものです。

震災の復興のシンボル「天守閣」の内部からは、熊本の街を一望できます。また春には城内のソメイヨシノやヤマザクラなどの桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。夏空には黒などに塗られた黒壁がかっこよく映えます。秋になると加藤清正が植えたとされる銀杏の木が黄色に染まり、冬は雪化粧された貴重な姿が見られ、四季を通して熊本城が楽しめます。

1人暮らしにオススメの街②熊本市東区　−市内で一番住環境が整う街。

熊本市東区は、熊本市5つの区の中で人口がもっとも多い地域です。区域内には商業施設や医療機関、学校や福祉施設が揃っており、住宅街として人気があります。また、北に託麻三山や南に江津湖の自然が広がり、利便性と自然を兼ね備えた住環境が整う街です。

熊本市東区の基本情報　−近隣の市へのアクセス良好。

国道57号線（熊本東バイパス）や県道36号線（第二空港線）、県道103号線（国体道路）など主要幹線が走り、市内外とつながっています。また、区内には九州自動車道が通っており高速バスなどで県外へのアクセスも良好です。

路線バスは、桜町バスターミナルから長嶺、小峰、東町、秋津、画図方面へ通勤通学の方が多く利用しています。東区を通る電車は、豊肥本線の東海学園前駅で熊本駅から14分。路面電車である熊本市電は、A系統・B系統それぞれ神水交差点停留場、建軍校前停留場、動植物園入口停留場、建軍交番前停留場、建軍町停留場にとまります。

熊本市東区の家賃相場　−中央区よりはお手頃な相場。

熊本市東区のお部屋は、熊本市中央区よりはややお手頃な家賃です。バス停や市電が広範囲にあります。また、商店街やコンビニやスーパー、ドラックストアなどが充実しているためファミリー層も多く安心で一人暮らしの方におすすめです。

熊本東区のおすすめスポット　−子どもから大人まで楽しめる熊本市動植物園。

熊本市動植物園は、植物園と動物園が併設する自然あふれる憩いの場。桜町バスターミナルからバスで約30分下車、徒歩約2分。路面電車で辛島町電停から約30分下車、徒歩約10分です。

動物ゾーンは、キリン、ゾウなど子どもたちに人気のある動物のほか、孫悟空のモデルと言われる金絲猴（キンシコウ）が見られます。また植物ゾーンでは、大温室にある花や熱帯植物が鑑賞できる休憩所や植物について質問できる相談所があります。広場では、芝生が広がり、花畑には春には菜の花、秋にはコスモスが一面に咲き、オールシーズン季節の花を楽しめます。

また、観覧車などの遊具がある遊園地ゾーンも併設されており、休日は多くのファミリーやカップルで賑わいます。イベントも年中通して開催されており、さまざまな植物の展示会や動物ふれあいイベントなどいつでも飽きずに楽しめるため、お出かけに迷ったら熊本市動植物園がおすすめです。

1人暮らしにオススメの街③合志市　−住み良さランキング、九州2位！

熊本市の北東部に位置する合志市は、阿蘇の火山灰が降り積んだ黒ボクと呼ばれる火山灰性腐植土に覆われた農地が広がり、県内有数の穀倉地帯です。住宅地や商業地などは国道・県道などに形成されており、熊本市のベッドタウンとして人口は増加傾向にあります。

住みよさランキング2022では、九州ランキング2位と安心度がもっとも高く評価されました。また合志市は、子ども医療無料や子供が遊べる公園が多く、子育て編では全国1位と日本一子育て世代に優しい町として人気が高まっています。

遊びスポットは、熊本県農業公園（カントリーパーク）、弁天山公園、妙泉寺公園、竹迫城跡公園、元気の森公園、蛇ノ尾公園など大きな公園が多くあり、ピクニックやハイキングなど自然を感じるスポットが充実しています。

合志市の基本情報　−菊池線の駅が多くアクセス良好。

合志市を通る熊本電気鉄道の路線は、菊池線で新須屋駅、須屋駅、三ツ石駅、黒石駅、熊本高専前駅、再春医療センター前駅、御代志駅の7駅です。熊本市中心部の藤崎宮駅から御代志駅まで約26分のため、電車で通学通勤も可能。また阿蘇くまもと空港も合志市にあり空の玄関口でもあります。

路線バスは熊本電気鉄道が通っており、コミュニティバスも合志市循環バスとレターバスが走っているため買い物や通院に便利です。高速バスは九州自動車道の西合志バス停があり、福岡方面や長崎方面など県外へのアクセスも良好です。

合志市内の家賃相場　−利便性が高く家賃相場でコスパの良いエリア。

合志市内は、隣まちに大型ショッピングセンター（ゆめタウン光の森）が誕生して、ファミリー層を中心に人気が高まっています。一人暮らしのお部屋も市内に比べるとコスパ良く住めるエリアです。電車や市バスといった交通網が発達していますが、車があるとより便利なため駐車場の有無をお部屋選びのポイントにしても良いでしょう。

合志市内のおすすめスポット　−季節のフルーツを楽しめる高司観光農園。

高司観光農園は、熊本電鉄菊池線の御代志駅から徒歩約25分です。また九州自動車道の植木ICから約5.5㎞に位置します。合志市野々島にある農園で、いちご、桃、梨、ぶどう、などの果樹園です。1年を通して多彩な果実の収穫体験ができます。併設するレストランでは、パスタやピッツァなどのメインに加え、自家製の副菜、フルーツ、デザートのビュッフェが楽しめます。

高司観光農園にはいちご狩りもあり、いちごの品種は、紅ほっぺ、さがほのかなどを栽培しています。週末や祝祭日は、混み合い休み明けはいちご不足でお休みする場合もあるほど人気です。

1人暮らしにオススメの街④熊本市西区　−都市開発が盛んな熊本駅周辺

熊本市西区は熊本市西側に位置し、金峰山や白川、有明海など自然豊かな町です。陸の玄関口であるJR熊本駅があり、近年では図書館やビジネス支援センターが入居する「くまもと森都心プラザ」や商業施設「アミュプラザ熊本」が誕生し、駅周辺はホテルも多く、今も開発が進んでいます。また、西区は海の玄関口である熊本港もあり、人や物の新たな交流拠点として熊本市の重要な役割をになっています。

熊本市西区の基本情報　−熊本駅を中心に交通網が発達。

熊本駅は、九州新幹線があり福岡から最短32分、鹿児島から最短43分と九州近隣の行き来が便利です。また、JR鹿児島本線、豊肥本線、熊本電気鉄道菊池線、熊本市電が運行していて、市内への交通網が発達しています。

また、路線バスは、市営民営合わせて5者が地域各所を結んでおり、道路は地域を南北に横断する国道501号が主幹道路です。熊本駅は、中心繁華街へも近いため各地域から通勤や通学で通う人が多いようです。

熊本市西区の家賃相場　−やや高めの家賃相場でも住みやすさ抜群。

新幹線が止まる熊本駅がある熊本市西区は、県外へ通勤する人のベッドタウンとして駅周辺に集合住宅が集中しています。しかし、熊本駅を少し離れるとコスパの良い物件も見つかります。そのため周辺の市と比較するとあまり変わらない家賃相場です。一人暮らしから子育て世代のファミリー層まで偏りなく人気の町です。

熊本市西区のおすすめスポット　−ハイキングなら金峰山！阿蘇や天草など熊本の広大な景色を独り占め。

金峰山は、市内のほとんどの場所から望むことができる熊本を見守っている山。JR熊本駅から車で約30分、桜町バスターミナルから約30分のところにあります。周辺には夏目漱石の「草枕」に登場する「峠の茶屋」や宮本武蔵が「五輪の書」をしたためたとされる「霊巌洞」が点在しています。

金峰山は、登山愛好者が多く有名な山で、登山コースは「さるすべり」と言われるゴロゴロとした急な岩を登るコースや、木々に囲まれたゆるやかな登山道を歩くコースがあり、自分に合ったペースで登れます。標高665mの山頂からの眺望は圧巻で、熊本市街や有明海、雲仙、阿蘇、九州山地、天草の島々など、広大な景色を一望でき人気です。夜景もロマンチックで綺麗なため、デートスポットとしてもおすすめです。

1人暮らしにオススメの街⑤菊陽町　−半導体の海外企業進出で、今、大注目のベッドタウン！

菊陽町は、熊本県の中心部にある町です。熊本市のベッドタウン化が加速中で、人口増加率が全国トップクラスと今注目の地域です。また、台湾の半導体企業「TSMC」が2024年に進出することや、ソニーや富士フイルムなど大手企業の工場も菊陽町にあるため、今後も商業施設や住環境が整備され、さらに人口が増え賑わうでしょう。これから国際的な町になることは間違いないですね。

菊陽町は、阿蘇くまもと空港から約10分、九州自動車道の熊本インターからも約10分、福岡へ車で約100分と、交通アクセスの良さも兼ね備えています。合志市に次ぐ熊本市の人気ベッドタウンとして注目が集まっています。

菊陽町の基本情報　−大型ショッピングモールの誕生で便利な町。

2004年に誕生した「ゆめタウン光の森」は市内の中心部へ行かなくても近場で買い物が簡単にできます。映画館や、ショッピング、書店など生活の買い物はほぼまかなえるため住環境が充実している町です。土日や祝日はファミリーやカップルなどが多く、市内からも人が集まり賑わいを見せています。

また、菊陽町は子育て応援事業が充実しており、出産応援ギフトや子育て応援ギフトと呼ばれる給付金や中学3年生まで子供の医療費を助成する制度などあり、子育て世代にも人気のエリアです。

菊陽町の家賃相場　−熊本市内へすぐにアクセス！お得に住めるエリア。

菊陽町は、熊本市の中心部まで鉄道で約20分、バスで約30分で行き来できます。家賃相場は市内よりお得に住めるため、通学・通勤にもおすすめのエリアです。

菊陽町のおすすめスポット　−自然とふれあえる、菊陽杉並木公園さんさん。

菊陽杉並木公園さんさんは、総務省のリーディング・プロジェクト推進事業の一貫として、平成4年から6年間の歳月をかけて取り組んだ「ガーデン・サバーブふれあいの里」がメインとなる公園です。

メインゲートには、公園のシンボルツリーのケヤキがあります。ゲートをくぐるとふれあい広場までの通路はケヤキ並木になっており自然を感じられ爽やかな気持ちにさせてくれます。メインとなるふれあい広場では、各種イベントや家族連れ、カップルの憩いの場として、週末は多くの人に利用されています。スポーツ広場では16種類の桜を植裁しており、春にはお花見を楽しむ人で賑わいます。休日にはピクニックや運動など自然を感じてリフレッシュできますね。

マンスリーマンションで「お試し住み」もできる！

熊本県内には、住みやすい街がたくさんあります。熊本市内の中心部はもちろん郊外も自然が多く子育てがしやすいエリアや中心部に行かずとも生活が完結できる利便性が高いエリアが多く人気が上昇中です。まずはどんな暮らしをしたいのかをイメージしてから、エリア決めやお部屋を探すのがポイントでしょう。

初めて暮らす街が自分にとって本当に住みやすいかどうかは、まずはその地域で暮らしてみてから判断するのもありです。マンスリーマンションを利用すれば、気軽に「お試し住み」ができます。家具家電がそろったお部屋で、新生活をスタートさせてみませんか。