街歩き「大須観音」|食べ歩きグルメとサブカルの聖地。大きな公園、科学館も!|vol77
暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は愛知県名古屋市中区に位置する大須観音駅周辺を散策しました。
- 「大須観音」は食べ歩きグルメで人気の街 -
大須観音駅は、駅からすぐの場所にある三大観音の一つ「大須観音」を中心に、商店街「大須商店街」で賑わっている街です。商店街には、最新のグルメから老舗の人気店まで、新旧のお店が混ざりあっています。
食べ歩きグルメが楽しめる観光地としても有名。また、スーパーや薬局、雑貨店、そのほかにも服や靴などのお店も揃っているため、商店街で生活に必要なものはたいがい揃います。少し離れると大きな公園や科学館、美術館もあるため、休日も近場で楽しく過ごせます。
大須観音駅は名古屋や栄までのアクセスも抜群。電車だけでなく自転車で都心までも行けてしまう距離です。通勤や通学にも便利な街といえます。
今回は、そんなグルメが楽しめる商店街があり、都心へのアクセスも良好である大須観音駅の街を散策しました。大須商店街だけでなく、そのほかにもおすすめのスポットをたっぷりとご紹介しますよ。
- 「大須観音駅」 は都心へのアクセスが良好 -
大須観音駅は、名古屋市営地下鉄鶴舞線が乗り入れている駅です。名古屋市営地下鉄鶴舞線は、名古屋市西区の上小田井駅から日進市の赤池駅までを結びます。
名古屋駅までは、大須観音駅から1駅先の伏見駅から東山線に乗り換えると、約12分で到着します。名古屋の買い物や遊びの中心地である栄駅までも、伏見駅から東山線に乗り換えて約9分で到着です。乗り換えは必要ですが、アクセスがよい駅といえます。
ビジネス街である伏見駅までは、1駅の距離なので、徒歩だと約10分で到着できます。栄駅までも、徒歩だと約20分で到着できるので、お散歩しながら名古屋の街を楽しめます。私も大須観音駅から栄や伏見までは徒歩で向かうこともあります。自転車があるとより便利ですね。
前述した名古屋市営地下鉄を結ぶ上小田井駅は、名鉄犬山線とつながっています。名鉄犬山線を経由すると、犬山城と食べ歩きが楽しめる城下町で有名な犬山駅までの利用が可能です。一方で赤池駅からは名鉄豊田線とつながっています。豊田スタジアムで有名な豊田駅までの利用が可能です。
このように大須観音駅は都心へのアクセスも便利です。徒歩や自転車を利用するのもおすすめの街です。実際、大須観音の街を歩いていると、自転車の方ともよくすれ違います。また、犬山方面や豊田方面へのアクセスも良好なため、気軽に観光地やスタジアムへ遊びにいけるのも大須観音の魅力ですね。
- 「大須観音駅」 はどんな駅? -
大須観音駅は、2面2線の地下鉄です。改札口は一つで、出入口は4つあります。ホームから地上までは、階段やエスカレーターだけでなく、エレベーターの利用も可能なため、どなたでも安心して利用できる駅です。広々としたトイレも完備されています。
近年は観光地としても名高く、利用者の数は年々増加傾向にあります。訪れた日も平日でしたが、駅の利用者は多く賑わっている印象でした。駅構内にコンビニなどはありませんが、地上出口からすぐの場所にあるのは嬉しいポイントですね。
- 大須観音の東側エリアを散策 -
大須観音駅の東側エリアは、大須商店街が広がっています。お買い物だけでなく、近年は、食べ歩きグルメとしても有名な商店街。連日多くの観光客で賑わう商店街になりました。人気の神社もあるんですよ。ここでは、大須観音の西側エリアをご紹介しましょう。
- 街のシンボル!「大須観音」 -
大須観音の街といえば、その名のとおり大須観音が有名です。大須観音駅の2番出口を出て、徒歩2分の場所にあります。年間行事も多く、隣接された商店街も賑わっていることから、年間を通して参拝客が多い大須観音です。
実は大須観音というのは地元の人々から親しまれている呼び名であり、正式名称は「北野山真福寺宝生院」です。浅野観音、津観音、そして大須観音は日本三大観音となります。なごや七福神の一つである布袋像があったり、古事記の最古写本などの歴史的に貴重な書物も所蔵されています。
もともとは岐阜県羽島市桑原町大須にあった真福寺(大須観音)ですが、清洲越しをきっかけに現在地へ移転されました。清洲越しとは、織田信長は清洲城を長年拠点としていましたが、水害に弱いなどの理由から名古屋城築城をおこない、清洲から名古屋に都心の移転をおこなったことです。神社仏閣なども名古屋市に移転したのです。
大須観音を守るように門の左右に立っている仁王像と、大須観音の本堂に吊るされた赤い巨大な提灯が注目ポイント。迫力に圧倒されますよ!大須観音駅を訪れたらぜひ訪れてくださいね。
- 普段のお買い物からグルメまで何でも揃う「大須商店街」 -
大須観音といえば「大須商店街」。観光地としても人気の場所です。大須商店街は大須観音のすぐ東側に広がります。大正時代に誕生し、1970年代後半には、家電販売店、パソコンショップなどのお店が多くなり、秋葉原、日本橋(大阪)とともに日本三大電気街といわれるようになりました。オタク街としても有名になっていきます。近年は、多国籍のグルメやスーパーも多く、とくに韓国料理のお店が人気です。老舗の有名店や最新グルメまでが楽しめる商店街です。
スーパーやドラッグストアのお店が揃っているのも大須商店街の魅力です。とくに食料品も扱っているドラッグストアが多い印象です。生活するうえで最低限必要なものは、商店街で揃うでしょう。
まず、暮らすうえで欠かせない食料品が手に入るスーパー「生鮮食品館サノヤ」が大須商店街のなかにあります。大須観音駅からは徒歩3分で到着です。
駅から近いうえに、品物がどれも安いことで有名なスーパー。そのなかでもとくに、お弁当が安いことで評判です。店内が狭いことと、駐車場がないのがデメリットかもしれませんが、駅から近いので徒歩や自転車で気軽に訪れることができます。
次に、大須商店街には、「スギ薬局 大須店」「V・drug大須店」「薬 マツモトキヨシ名古屋大須3丁目店」などのドラッグストアが充実しているのも特徴です。
とくに「V・drug大須店」は生鮮食品やお弁当、惣菜も揃っているのが特徴。カフェが併設されており、イートインスペースも設置されています。イートインスペースでゆっくりと過ごされているお客さんの姿も見受けられました。外観も、提灯が下げられて和のテイスト。今までにない、新感覚のドラッグストアですよ。
それでは大須商店街のグルメをご紹介しましょう。訪れた日も、我慢ができずについつい色々なお店で食べ歩きを堪能しました。
大須観音から商店街に入ってすぐの場所にあるのが、名古屋名物である味噌カツが楽しめる「昔の矢場とん」。店内でゆっくりとランチメニューも楽しめますが、食べ歩き用に味噌串カツやコロッケなども販売されています。夜もよいですが、昼飲みにも最適です!甘辛い味噌がたまりません。
老舗のみたらし団子も必見です。大須商店街の本町通り沿いにある「みたらし団子 新雀本店」は人気の老舗店。みたらし団子・きなこ団子・しょうゆ団子があります。行列ができるほどの人気店なんですよ。1本100円なのにとっても美味しい団子です。営業開始時間は遅めの昼の12時からなので注意してくださいね。
大須商店街といえば「李さんの台湾名物屋台」の唐揚げも有名です。メディアでもよく取り上げられ、タイミングがよければ李さん本人に会えることも。商店街のなかに3店舗も入っていることから人気店であることが伺えます。辛さが選べ、スパイスも効いているのが特徴の唐揚げです。一度食べたらやみつきになりますよ。
昔ながらのお店も気になるところ。リーズナブルかつ素朴で懐かしいお好み焼きと焼きそばが楽しめる「鈴木商店」もおすすめです。注文が入ってから鉄板で焼いてくれます。こちらも満席になることが多い人気店。テイクアウトも可能です。
最後に訪れたのは、壺で焼いた芋が楽しめる「大須つぼ焼いも 氏田屋」。さつま芋の品種と、温かい芋か冷やし芋かなどを選べるシステムです。今回は紅はるかの冷やしさつま芋をチョイス。甘くてトロトロのさつま芋は、まるでスイーツ。ベンチとお茶の提供がされていたのでゆっくりと店先で食べることができましたよ。
大須商店街には、まだまだここでは紹介しきれないほどのグルメ店がほかにもたくさんあります。大須商店街には約400店舗が連なっているそうです。ぜひお気に入りのお店を見つけてみてくださいね。
- うさぎさんだらけ!?縁結びの神様「三輪神社」 -
大須商店街の北側の一角にあるのが観光名所としても名高い「三輪神社」です。小さな神社ですが、連日多くの女性参拝客で賑わいます。それもそのはず、三輪神社は、縁結びの神様が鎮座しており、神様の使いであるうさぎが祀られている神社なのです。
境内には、数多くのうさぎの置物が飾られています。また、御朱印もうさぎをモチーフにしたものばかりで、どれも可愛くて魅力的。縁結びとは、恋愛のほかにも仕事や友人などのさまざまな良縁を結ぶという意味を指します。ぜひ良縁が結ばれるように参拝に訪れてみてくださいね。
- 大須観音の北側エリアを散策 -
大須観音の北側エリアには、いくつかの公園があるのが特徴です。都会でありながらも、緑豊かで広大な公園から、小さな公園までさまざま。科学館や美術館もあるので、休日も楽しく過ごせる街であるといえます。
- 大人の遊び場!若宮公園 -
大須商店街を抜けて北へ向かって歩きましょう。名古屋高速と、若宮大通が見えてきます。歩道には草木が茂っているので、緑豊かな印象です。名古屋高速の高架下にある「若宮公園」が見えてきました。
若宮公園には、広場やフットサルパーク、スケートボード場があります。高架下のスペースを上手く活用している公園です。雨の日でも活用できそうな公園です。私が訪れたフットサルパークとスケートボード場は平日にも関わらず、若者で賑わっていました。
若宮公園には、そのほかにもバスケットゴールや、小さなお子さんも楽しめる遊具が設置されたスペースもあります。ぜひチェックしてみてくださいね。
- 科学館や美術館もある広大な公園「白川公園」 -
若宮公園から北側に見えてくるのは、広々とした「白川公園」です。敷地内には、世界最大級のプラネタリウムやさまざまなイベントが楽しめる名古屋市科学館や、さまざまな特別展が催される名古屋市美術館があります。名古屋市科学館は、学生の社会見学にも選ばれることも多い施設。訪れた日も、制服姿の中学生で賑わっている姿が見受けられました。
公園内には、ベンチでゆったりと休憩している方も多く、街の憩いの場となっています。白川公園で素敵な休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 大須観音の南側エリアを散策 -
南側エリアには、有名なフィギュアスケーターが生み出されたリンクや、異国感が漂う寺院がありました。ここでは大須観音の南側をご紹介します。
- 安全で快適!歩行者と自転車が分離された道 -
大須観音にある白川公園から伏見通り沿いに南へ向かって歩いていきました。歩いてる途中の大須観音から西側エリアは商業ビルやマンションが立ち並ぶ姿が見られます。
また、伏見通り沿いの道は、歩行者と自転車が分離されていて安全な道となっていました。名古屋市内では、このような分離型の道を見る機会が増えました。
- 有名フィギュアスケーターを生み出した「名古屋スポーツセンター」-
大須観音駅から南へ徒歩6分の場所にあるのが「名古屋スポーツセンター」です。一年中スケートが楽しめる施設です。遊びに立ち寄るのはもちろんですが、各種教室や講座が充実しているのも魅力です。東海地方の有名なフィギュアスケーターを生み出したリンクでもあることでも有名。館内に飾られている、有名フィギュアスケーターのスケート靴やサインも見どころ。
- 異国感が漂う「本願寺名古屋別院(西別院)」-
最後に訪れたのは、名古屋スポーツセンターの南隣にある「本願寺名古屋別院(西別院)」。
こちらの西別院は、親鸞を宗祖とする浄土真宗本願寺派の寺院です。広々とした敷地内にある本堂は、気軽に入ってお参りができる雰囲気でした。地域の方向けに子供会や婦人会などが開催されています。外観は異国感ある雰囲気なのも魅力的です。定期的にマルシェも開催されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
- 商店街でなんでも揃う便利な街 -
今回は大須観音駅の街をご紹介しました。大須観音駅は名古屋駅と栄駅までのアクセスに優れている駅です。ビジネス街である伏見駅や丸の内駅には徒歩でも通える距離です。
有名な大須観音と商店街は東側に広がり、観光地としても有名。平日でも賑わっている人気の商店街ですが、生活用品もなんでも揃います。大きな公園や一年中スケートが楽しめるリンクもあるため、一人暮らしからファミリー層までの幅広い層にとって暮らしやすい街といえるでしょう。
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