街歩き「下北沢」|2つの線路街で生まれ変わる、サブカルの街|vol73
暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は下北沢駅の周辺を散策してみました。
ー 「下北沢」が人気を集め続ける理由とは? ー
劇場やライブハウス、古着などなど若者のサブカルチャーが充実している「下北沢」。新宿や渋谷から乗り換えなしでアクセスできることもあり、いつも多くの人々でにぎわいます。
そんな下北沢も小田急線地下化をきっかけとした街の再開発、京王線高架下の再整備などを実施。バラックの横丁もあるアングラな雰囲気から、一気に明るくオシャレな雰囲気へ変貌しました。
それでは生まれ変わった下北沢の街を散策していきましょう。
ー 新宿駅まで最速8分!小田急小田原線下北沢駅 ー
下北沢駅には2つの路線が乗り入れていますが、そのうちのひとつが「小田急小田原線」です。東京都心の「新宿駅」から、神奈川県小田原市の「小田原駅」までを結ぶ路線です。小田急小田原線を利用すれば、「新宿駅」まで最短7分でアクセスが可能です。
利用できる列車は、各駅停車の他には快速急行・急行・通勤急行・準急・通勤準急です。その内、通勤準急と準急は代々木上原駅から先は「東京メトロ千代田線」に乗り入れ運転を実施。オシャレなショッピングタウンである「表参道駅」には9分、日本の主要オフィス街のひとつ「大手町」駅には22分でダイレクトアクセスが可能です。
新宿駅だけではなく、山手線の内側エリアへのアクセスにも優れているので、小田急小田原線は学生だけではなくビジネスマンにも暮らしやすい街であると言えるでしょう。
下北沢駅はホームが2階層に分かれています。地下1階が「各駅停車・急行」の列車、地下2階が「急行・快速急行」のホームです。地下2階へは1階の改札階から直接向かうエスカレーターがある他、地下1階ホームにも地下2階行きのエスカレーターも設置。新宿へ急いで向かう場合には地下2階ホーム、大手町など千代田線沿線駅へ向かう場合には地下1階ホームを利用することになります。
駅の改札内には、立ち食い蕎麦の「名代箱根そば」の店舗もあります。下北沢駅周辺には飲食店も多いですが、時間がないときにさっと立ち寄れるお店があるのも嬉しいですね。下北沢駅の周辺で、朝から蕎麦・うどんが食べられる数少ないお店です。
ー 渋谷・吉祥寺にダイレクトアクセス!京王井の頭線 ー
下北沢には小田急線の他に「京王井の頭線」も乗り入れています。京王井の頭線は「渋谷駅」から「吉祥寺駅」までを結ぶ路線で、人気の街が沿線にある活気ある路線。
下北沢駅は渋谷駅から数えて4つ目の駅です。各駅停車の他に急行も利用可能。急行の利用で「渋谷駅」には4分、「明大前駅」に2分、「吉祥寺駅」には12分でダイレクトアクセスできます。
中央口改札は、小田急小田原線の中央口改札と向かい合うように設置されています。隣同士の駅舎は屋根はつながっており、スムーズに乗り換えできるように配慮。多くの人々が行き交う特に混雑する改札口です。
中央口に対して、西口側はどことなくのんびりとした雰囲気が漂います。線路の傍らに設置されているとてもコンパクトな出入り口です。利用者もあまり多くはありません。
ー 話題のスポット「下北沢線路街」とは? ー
小田急小田原線は以前は地上駅で、線路も地上を走っていました。しかし開かずの踏切問題などがあったことから、東北沢駅~下北沢駅~世田谷代田駅の区間は地下化工事がされました。そしてその線路があった地上部分は「下北沢線路街」として、新しい試みがなされており、全部で13のエリアが設けられています。
一体、どのような形で生まれ変わったのでしょうか?下北沢駅から徒歩圏内のエリアを、さっそく散策していきましょう。
ー 下北沢線路街「シモキタエキウエ」 ー
下北沢線路街はまずは「シモキタエキウエ」を紹介していきましょう。その名の通り、小田急小田原線下北沢駅の2階部分にメインフロアは位置します(1階改札外にも店舗アリ)。飲食店を中心に物販を行う店、プリクラ専門店などもあり、バラエティに富んだテナントが勢ぞろい!今回はその中のいくつかのお店を紹介致します。
「SCHMATZ Bakery&Beer 下北沢」は、本場ドイツのクラフトビールが楽しめるレストラン。おいしいドイツ料理を食べながら飲むビールは、まさに至福です。注文方法は、メニューにあるQRコードをスマホで読み込む方式なので、忙しいスタッフが中々呼べない!ということもありません。グループでもおひとり様でも気軽に立ち寄りやすいお店です。
本格的なタイ料理を堪能するならば、「タイ料理研究所」がオススメ。タイ人シェフが作る料理は、正に本場の味わい。日本人好みに寄せることなく、きっちりとパクチーやナンプラーなどを使用している点がステキです。オープンキッチンになっており、料理を作っているようすが見えるのもライブ感があっていいですね。
立呑み天ぷら「喜久や」の新業態である「立呑み天ぷらKIKU」が、このシモキタエキノウエにはあります。女性も一人で入りやすいよう、オシャレな店づくりがされています。お店のBGMにジャズが流れており、まるでカフェにいるような雰囲気。立呑み、とありますが私が伺ったランチの時間帯には、カウンターにスツールがあり着席が可能でした。
私が今回いただいたのは、ランチメニューのうちのひとつ「喜久や御膳」1300円(税込み)。エビ2本、鱚、イカ、レンコン、ナス、マイタケの天ぷらとお味噌汁、香の物、ご飯がついています。鱚はシソと合わせて揚げられており、より香りの高さを感じられました。天つゆもおいしいのですが、カウンターに用意された「カレー塩・抹茶塩・梅塩・ヒマラヤ岩塩」の4種類の塩から好みのものを振りかけるのもオススメ。天ぷらのサクッとした食感を楽しめますよ。
ー 下北沢線路街「NANSEI PLUS」 ー
下北沢駅南西口と直結しているのは「NANSEI PLUS」です。これからの暮らしと駅前の新しいあり方を提案するエリアとして作られました。どのような施設があるのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
NANSEI PLUSのデッキの上、2階と3階にあたる部分は「(tefu) lounge」と呼ばれる施設があります。2階はシェアラウンジとシモキタエキマエシネマ「K2」、3階はシェアラウンジを設置。K2はミニシアターで、どの座席からもよくスクリーンが見えると評判が良いです。場所はわかりにくいのですが、カフェの奥の方に入口があります。
本格的な洋食を楽しむなら、「BONA BONA PETIT」がよいでしょう。ハンバーグやオムライス、コロッケなど、ザ・洋食の王道といったメニューがワインと共に楽しめます。少しお値段は高めなお店なのですが、ランチコースにすると比較的お得に食べられますよ。
「料理と暮らし”適温”」は、食と暮らしにズームアップしたカフェ&ギャラリーです。ギャラリーには全国から選りすぐりの生活雑貨が販売されており、オシャレなだけではなく、使いやすいものが多くあります。カフェ部門では、野菜のおいしさを引き立たせるメニューが魅力的です。たっぷりと野菜を食べたい、というときにオススメのカフェです。
「料理と暮らし”適温”」などが入る建物の屋上は、スカイデッキになっており、世田谷代田駅方面への小道になっています。道沿いにはソファが設置されており、誰でも休憩することが可能。空を眺めながらまったり時間を過ごすのも、きっと気持ちがいいでしょうね。
ー 下北沢線路街「下北線路街空き地」 ー
下北沢線路街には意外なものがあります。それは「空き地」です。駅に近い、おそらく商業ビルを建てたら多くの人々が来るであろう場所に、敢えてこの空き地が作られているのは、下北沢線路街がこの街を変えようとする意思の表れであろうと感じられます。
空き地の真ん中には土管が設置されていました。空き地と言えば土管、というコンセプトは、まるでドラえもんの世界のようで嬉しくなってしまいます。遊びに来ていた子供たちが、楽しそうに出たり入ったり、そしてのぼったりする様子が見られました。本当にここは下北沢なのだろうか?と思えるほど、のどかな雰囲気が漂います。
日替わりでキッチンカーが来るので、こちらで食事を楽しむこともできます。テーブルやいすも設置されているので、食べる場所にも困りません。
休日などにはイベントも開催されます。平日とはまた違った、賑やかな雰囲気も味わうことができるでしょう。
ー 下北沢線路街「reload」 ー
「店主の顔が見える“個店街”」をテーマに作られた「reload」エリア。四角く真っ白で無機質な建物が並びますが、店に入るとそれぞれが個性的なお店であり、外と内とのギャップが面白いエリアです。reloadには多くの店がありますが、その中のいくつかのお店を紹介していきましょう。
reloadの入口、一番目立つ場所に「reload ENTRANCE HALL」が設置されています。こちらは期間限定のショップが出店したり、イベントが行われたりとフレキシブルな使い方ができる施設です。私が訪れた日には、アパレルショップが出店していました。
青い看板が目印の「TAKESHI'S BARBER」は、下北沢でも人気の理容室。店内はアメリカのレイトショーをイメージしたインテリアで、とてもオシャレです。カットやシェービングの技術は確かなもので、小さな子供も安心してお任せできるほどです。
オリジナルのヘアケアプロダクトを展開する他、Tシャツやキャップなどもデザイン&販売するなど、カルチャーの発信にも力をいれているのも、「TAKESHI'S BARBER」の魅力と言えるでしょう。
創作寿司とワインが楽しめる「はしり下北沢」。豊洲市場で仕入れた新鮮な魚を、季節の食材と組み合わせた創作寿司は、食べておいしく、見て楽しめる逸品です。ワインのラインナップも豊富なのは魅力。一見異色にも思えるこの寿司とワイン組み合わせを堪能できるのも、「はしり下北沢」ならではと言えるでしょう。
台湾スイーツの豆花が評判の「明天好好(ミンテンハオハオ)」。中華料理と動物性食材を一切省いたヴィーガンを組み合わせた、独創的なお店です。店のインテリアは80年代の西海岸のチャイニーズレストランをコンセプトに、異国情緒が漂う雰囲気です。
ー 下北沢線路街「BONUS TRACK」 ー
下北沢線路街の「BONUS TRACK」エリアを見ていきましょう。このエリアは、個人商店が入居しやすいように作られました。比較的家賃も安価である、ということもあり若いオーナーが個性的な店を出店しているのがポイント。チェーン店にはない、オリジナルの面白さがこのBONUS TRACKエリアには溢れています。
「オスカー」はヴィーガン仕様のアメリカンチャイニーズダイナーと銘打つお店。アメリカの中華街で発展したオリジナルの中華料理をヴィーガン仕様にした、というお店です。野菜をたっぷり食べられます。
発酵をテーマにしたお店「発酵デパートメント」。全国から取り寄せた発酵食品や、発酵に関する書籍、発酵食品を使用したカフェが展開されています。普段は見かけない、珍しいものも販売されています。どうやって料理に活用すればいいのかわからない、というときにはカフェのメニューもとても参考になりますよ。
コールドプレスジュースやスムージーを楽しめる「Why_?下北沢店」。選び抜かれた食材をコールドプレスジュースにしています。味が濃く、1杯飲むだけでもお腹に貯まるかんじがします。
「お粥とお酒 ANDON」はおかゆ専門店。比内地鶏の出汁や貝出汁をベースにしたおかゆが楽しめます。トッピングも種類が豊富なので、気分に合わせて選ぶとよいでしょう。おでんやおにぎりも人気商品です。
「日記屋 月日」は日記の専門店。日記にまつわる書籍を販売しています。店の中に入ると、こんなにも日記に関する書籍があるのかと驚かされます。
どのお店も店の中はあまり広くなく、飲食スペースがありません。中には飲食スペースが設けられているので、そこでおいしい食事を楽しみましょう。いろいろなお店で購入して、食べ比べるのも楽しいですよ。
ー 京王線高架下の商業施設「ミカン下北」 ー
下北沢の再開発は、小田急線跡地「下北沢線路街」だけではありません。実はもうひとつ、線路街が誕生しています。それは「ミカン下北沢」。京王井の頭線の高架下を整備し、その周辺も含めて個性的な飲食店とビジネスの拠点として生まれ変わりました。
この「ミカン下北沢」の名前の由来は、「未完」という意味を含んでいるそうです。常に進化し続ける、終わりなき発展を願った名前ということでしょうか。
この辺りでピザを食べるなら「PIZZERIA8」がオススメです。ピザ窯と生パスタ製造機を備えた、本格的なイタリアンを堪能できる店です。ワインのラインナップも多く、飲みながらワイワイ楽しく食事ができます。タパスの種類も豊富なのが魅力です。
ゆったりした店内でコーヒーを楽しむなら「ブルックリンロースティングカンパニー 下北沢店」がピッタリです。店内は広く、高い天井には大きめのシーリングファンがゆったりと回っています。無骨なインテリアはまさにブルックリンスタイル。 コーヒーの種類は豊富で、デカフェも数種類用意されているので、カフェインは控えたいけどコーヒーは飲みたい、というときには嬉しいですね。
コーヒーだけではなく食事やアルコールも楽しめます。朝から夜まで、いつも人々で活気あるお店です。
ミカン下北には、公共の施設もあります。それは「世田谷区図書館カウンター下北沢」です。ここ自体に蔵書があるわけではないのですが、貸出予約した本の受け取りや返却をここで行えます。わざわざ図書館まで行かなくていいのです。利用者登録や更新もここでできます。
肉料理が楽しめる3店舗が集結した施設「シモキタミートスポット」略して「SMS」がミカン下北にはあります。ホットドック、肉料理のダイニング、肉料理のスタンディングレストランの3店舗です。気軽にがっつりと肉料理が楽しめますよ。
高架下には「TSUTAYA BOOK STORE」があります。中に入ると、書籍や雑貨が販売されていますが、外から見た時ほどあまり広くはありません。実はその奥に「TSUTAYA SHERE LOUNGE」という、ラウンジとコワーキングスペースがある施設があります。
エントランスに近い方にはラウンジが、奥のスペースには仕切りのあるコワーキングスペースが広がっています。ラウンジではお友達とおしゃべりしている人や、作業をしている人の姿もあります。
ソフトドリンク・コーヒー・スープが飲み放題、ソフトクリームやスナック、駄菓子、ケーキやプチパンも食べ放題です。バイキングコーナーが1カ所に設置されています。これらも含んで1時間あたり1100円で利用が可能。アプリで予約してクレジット決済にすれば10%オフになります。更に400円追加をすれば、なんとアルコールも飲み放題。生ビールのサーバーもあるので、食べ放題のスナックをつまみつつ、ちょい飲みするのもいいかもしれませんね。
下北沢には下北沢線路街やミカン下北以外にも、下北沢を象徴するスポットが多くあります。早速見ていきましょう。
ー 演劇の街シモキタを代表する「本多劇場」 ー
演劇の街、と言われる下北沢のシンボル的な存在と言えば「本多劇場」でしょう。下北沢にこの演劇専門の劇場ができたことで、一気に演劇が下北沢のカルチャーとして広がりました。今でも小さな劇団から実力派のグループまで、多くの劇団に愛され続けています。
下北沢の街にはこちらの他に8カ所も劇場があり、まさにこの本多劇場グループが演劇界を牽引していると言えるでしょう。
ー アメカジから昭和レトロまで古着屋も充実! ー
下北沢と言えば、今は特に古着が盛り上がっているのではないでしょうか。元々古着屋は多かったですが、近年、更に増えつつあるように感じられます。たくさんある中でどこに行けばわからない…ということもあるでしょう。そういう方はまず「東洋百貨店」へ行くことをオススメします。
東洋百貨店はガレージタイプのお店で、大きなワンフロアの中にいくつもの小さな古着屋が出店しています。メンズだけではなく、レディースや雑貨も充実しているので、まずはここで自分の好みを見つけていくのが楽しいのではないでしょうか。
70年代の古着を中心に販売している「DYLAN」。シャツやデニムを中心としたラインナップで、どことなく無骨なイメージが強いです。でも男性だけではなく、女性にも合う洋服も集められています。コーデのスパイスとなるような1枚に出会えるかもしれません。
「MICMO」は下北沢に何店舗も構える人気の古着屋。海外だけではなく、国内の古着の取り扱いもあります。程度の良い品物が多いのも、このMICMOが人気を集める理由です。デニムもワンピースも取り揃えてあり、取り扱いジャンルも豊富。
「フラミンゴ」はビンテージのアパレルだけではなく、アクセサリーやアンティークグッズも充実しています。何といってもスタッフさんの接客が丁寧でとても気持ちがよいのもポイントが高いです。購入の際には、一緒に商品の程度をチェックしてくれます。
ー シモキタカルチャーには音楽も欠かせない ー
下北沢のカルチャーには、音楽も欠かせません。ライブハウスやレコード店も下北沢には充実しています。
「General Record Store」は邦楽も洋楽も充実した中古のレコード店です。品数が豊富なので、店内で選ぶ楽しさ体感できます。
下北沢を代表するライブハウスと言えば「シェルター」でしょう。30年以上も下北沢の音楽シーンを支えてきました。エレファントカシマシなど有名バンドもライブ歴があります。 あまり大きなハコではないですが、逆にその距離感がたまりません。
ー プロの料理人も利用する「オオゼキ下北沢店」 ー
下北沢で生鮮食品を購入するならば、オススメは「オオゼキ下北沢店」というスーパーマーケットです。売り場は2フロアあります。
オオゼキの特徴は、1つの商品に対して何種類もの取り揃えがあること。例えばトマトひとつとっても10種類以上、お酢に関してはポン酢も合わせると100種類以上もの取り揃え。自分好みのものが見つかることでしょう。
野菜も一般的に家庭で使用されるものから、ビーツなどのマニアックなものまで取り揃えられています。周辺の飲食店の人々も購入に訪れるほど、プロから見てもしっかりしている品ぞろえであると言えるでしょう。
またお惣菜がとてもおいしいと評判です。さっと自宅で食事を済ませたいときには、おいしいお惣菜の存在はとても助かります。自炊派も中食派も充分満足感を味わえるスーパーマーケットと言っても過言ではないですね。
ー おいしいお店が軒を連ねる「下北沢南口商店街」 ー
下北沢には2つの線路街があることをお届けしましたが、そのほかにも昔ながらの商店街があります。駅の南側に広がる「下北沢南口商店街」です。飲食店や劇場、レコード屋、そしてドラッグストアやファストフードのチェーン店など、様々な業種の店が集います。街の中でも特ににぎわうエリアのひとつです。
細い路地が入り混じり、昔ながらの下北沢の雰囲気を残しています。どんなお店があるのだろう?とそぞろ歩くだけでも楽しいパワフルな商店街です。
「世界で3番目にうまい」と謳う、下北沢で人気の町中華「珉亭」。昭和レトロのいかにも長くこの街に佇む外観からわかるように、長きにわたり下北沢の街の人々に愛されています。お客さんの半分ほどが注文するのが「ラーチャン」。半ラーメンと半チャーハンのセットです。赤いチャーシューを使って作られたチャーハンはピンク色で、珉亭の名物料理です。安定したどこかホッとする味わいは、これからも人々を癒し続けることでしょう。
下北沢駅南西口を出てすぐの場所にある、落ち着いた外観の店があります。店の名は「明日香」。独創的な懐石料理を提供するお店です。丁寧で繊細な和食が人気のお店で、このあたりのお店では珍しく接待にも使えるほどの高級なお店です。
ランチの時間帯ならば、比較的リーズナブルな価格で創作懐石を楽しめます。季節の食材をふんだんに使用した目にも鮮やかな食事は、目も心も満たしてくれることでしょう。
個性的なお店が多い下北沢ではありますが、もちろんチェーン店も多くあります。マクドナルドや松屋などのファーストフード店、ガストなどのファミレスチェーンなど。お手頃価格で気軽に入れるお店があるのも、やはり嬉しいものです。 チェーン店の味もやっぱり恋しくなってしまいますよね。
ー 下北沢のレトロな雰囲気がそのまま残る「鈴なり横丁」 ー
世田谷区役所北沢支所付近、茶沢通り沿いになんともレトロで大きな建物があります。その名も「鈴なり横丁」。昔ながらの下北沢のディープな雰囲気が残されているスポットです。
元々は1階が飲食店街、2階がアパートだった建物の2階部分を劇場の「ザ・スズナリ」と「シアター711」に改装しました。劇場の楽屋は畳敷きになっており、住居時代を忍ばせるそうですよ。
1階の鈴なり横丁には、居酒屋やスナックが10店舗少々あります。どの店もとても個性的で、飲み歩くのも楽しいですよ。音楽やファッション、演劇の話に花を咲かせながら飲むお酒は、よりおいしく感じるのではないでしょうか。
ー 駅から離れれは高級住宅街もアリ ー
駅周辺には線路街や、小さな路地が入り混じる商店街がありますが、少しそこから離れれば、低層の建物を中心とした閑静な住宅街が広がります。下北沢駅の徒歩圏内には、世田谷区の中の高級住宅街のひとつ、松原エリアもアリ。治安も良好なので、安心して暮らせるでしょう。
若者向けの単身向け住宅から、高級住宅街の邸宅やマンションまで、幅広い住民層で構成されているのも、下北沢ならではと言えるでしょう。
ー カルチャーを発信し続ける街「下北沢」 ー
今回は若者に人気の街、下北沢の街歩きをしました。
線路街を中心に再開発が実施された結果、とてもおしゃれでトレンド感のある雰囲気が生まれました。一方、鈴なり横丁や本多劇場など、昔ながらの「シモキタ」のサブカルの雰囲気を残すスポットも残されています。新旧2つの下北沢を味わえるのは、醍醐味と言ってもいいでしょう。
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