街歩き「鶴舞」|駅前に広大な公園を有した暮らしやすい街|vol71

暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は愛知県名古屋市中区に位置する鶴舞駅周辺を散策しました。

- 「鶴舞」は駅前に公園が広がる街 -

鶴舞公園の入口の様子。

鶴舞は、名古屋駅や金山駅にもアクセス抜群。駅前には大通りが広がり、通り沿いには多くのマンション、商業ビルが立ち並びます。一見すると都会的な街と思われますが、駅の東側には広々とした公園「鶴舞公園」が広がっているため、落ち着いた雰囲気が感じられるのが鶴舞の最大の魅力です。

高架下に並ぶ飲食店の様子。

駅構内や駅の高架下には、飲食店が並びます。外食に困ることはなさそうです。また、駅から近い場所には、いくつものコンビニや、遅い時間まで営業しているスーパーもあるのが嬉しいポイント。ただし大型商業施設は駅から近い場所にないため、隣の千種エリアまで訪れる必要があります。

アクセス抜群なうえに、壮大な敷地面積を誇る鶴舞公園が隣接されている鶴舞の街は、一人暮らしからファミリー層までの幅広い層におすすめの街といえるでしょう。そんな鶴舞駅の街の魅力を今回はご紹介します。

- 名古屋駅や金山駅に直結!「鶴舞駅」のアクセスは? -

地下鉄鶴舞駅3番出口とJR鶴舞駅公園口の様子。

鶴舞駅は、JR東海の中央本線と、名古屋市営地下鉄の鶴舞線が乗り入れる駅です。両線の乗り換えには、連絡通路や改札口がありません。一旦改札口を出て、さらに地上まで出る必要がありますが、徒歩約5分ほどでスムーズな乗り換えが可能ですよ。

JR鶴舞駅の公園口

JR線を利用すると名古屋駅や金山駅までが直結。名古屋駅までは、快速・各駅ともに2駅で到着し、所要時間はなんと約7分!名古屋の総合駅でもある金山駅までも快速・各駅ともに約2分で到着しますよ。都心までのアクセス抜群な鶴舞駅です。通学や通勤の利用にはもちろん、旅行やお出かけの利用にも最適の駅です。

JR鶴舞駅のホーム

改札口の様子。

改札口とホームを繋ぐ階段。

エレベータは設置されていますがエスカレーターがありません。

駅構内にはトイレが完備されています。

JR鶴舞駅は相対式ホームの2面2線を持つ高架駅です。改札口は2箇所あり、そのうちの一つは公園口です。改札口から東側にでたすぐの場所には鶴舞公園の入口があります。また地下鉄への乗り換えも公園口の利用が近くて便利ですよ。JR鶴舞駅にはホームまでのエレベーターと階段での利用が可能ですが、エスカレーターが設置されていません。

「ASTY鶴舞」の案内看板。

改札口を出てすぐの場所にある「 Bellmart Kiosk」

改札口の隣にあるベーカリー「PICSASSO」

改札口の真向かいにあるカフェ「ドトールコーヒーショップ」

またJR鶴舞駅の駅構内には「ASTY鶴舞」が隣接されているので、駅を降りてすぐに休憩したりお買い物が楽しめたりできます。 ASTY鶴舞には、コンビニ「Bellmart Kiosk」、カフェ「ドトールコーヒーショップ」などの飲食店やコンビニなど4店舗が集結しています。

地下鉄鶴舞駅3番出口。JR線への乗り換えに便利な出口です。

名古屋市営地下鉄鶴舞線は、上小田井駅から赤池駅を繋いでいます。その鶴舞線上の中心あたりに位置するのが鶴舞駅。鶴舞線の始発である上小田井駅と、終点の赤池駅はともに名鉄線が乗り入れているのが魅力です。

たとえば、上小田井駅からは、犬山市方面への名鉄線への乗り換えが可能。城下町の食べ歩きや映えスポットとして話題の犬山城までのアクセスにも便利です。赤池駅からは、豊田市方面への名鉄線への乗り換えが可能。さまざまなイベントが開催されていたり、サッカー観戦が楽しめたりする豊田スタジアムへ遊びに行く際のアクセスにも便利です。さまざまなお出かけスポットへのアクセスに便利ですよ。

地下鉄鶴舞駅のホームの様子

ホームから改札口を繋ぐエスカレーターと階段。

エレベーターも完備されているため便利。

地下鉄鶴舞駅の改札口

改札口のそばにはコンビニ「ローソン」があります。

ATMも設置されているため、現金が必要なときに助かります。

歩道橋へと繋がる出口にはエレベーターが設置されています。

地下鉄鶴舞駅は、相対式ホーム2面2線を持つ地下鉄です。改札口は1箇所のみですが、地上出口は6箇所あります。JR線への乗り換えには3番出口の利用が便利です。一旦、地上まで出てからJR線への乗り換えが必要なうえに、屋根がない点には注意してください。地上までのエレベータは1箇所あり、歩道橋へと繋がっています。

- マンションや商業施設が広がる西側エリア -

鶴舞駅の歩道橋から見た西側の景色

鶴舞駅から西側には、国道41号線(空港線)・大須通り・葵町線の3つの大きな道路が交差しているため、安全性の確保から歩道橋が設置されています。多くの車がびゅんびゅんと通り、道路沿いには商業ビルが立ち並び、都会的な印象。それでは都会的な西側エリアをぐるりと散策しましょう。

- 空港線沿い -

鶴舞駅前を南北にとおる国道41号線(空港線)

歩行者と自転車が分かれています。

鶴舞駅の歩道橋を超えて、国道41号線(空港線)沿いを歩きましょう。広々として利用しやすい歩道です。徒歩と自転車用の通路が別々に設置されており、安全が確保されています。

中部地方の生活を支えている「中部電力パワーグリット中営業所」

歩道を北へ向かい進んでいくと大きなアンテナが立つ建物「中部電力パワーグリット中営業所」が見えてきました。中部電力パワーグリッドは、中部地方へ電気を供給する事業をおこなっています。

- 充実した遊具にグラウンドも完備「老松公園」

ネット付きグラウンドも完備!「老松公園」

中部電力パワーグリッドから西へ曲がると、多くのマンションや商業ビルが立ち並ぶエリアへと入ります。西に向かって進むと広々とした公園「老松公園」が見えてきました。こちらの公園には、複合遊具や滑り台、丘のようなアスレチックなど遊具が豊富です。ネットに囲まれたグラウンドもあるため、球技の練習や遊びにもぴったり。幅広い層の方が利用しやすい公園ではないでしょうか。

- コスパ最強のパスタランチが堪能できるイタリアンバル「GiGi」 -

オレンジの外壁が目印!イタリアンバル「GiGi」

内装のオレンジ色の壁紙も映えています。

ランチに付く前菜。

小海老とサツマイモのみぞれクリームのパスタを堪能。

デザートまで豪華です。

飲食店もチラホラ見られるエリアです。お腹が空いたところでしたので、老松公園の真向かいにあるイタリアンバル「GiGi」を訪れてみました。駅からは徒歩9分の場所です。可愛くて映えるオレンジ色の外観と緑の屋根が目印。

木材を使用した家具や内装で照明も暗めでシックで落ち着いた雰囲気で、カウンターはオレンジの壁が印象的。ワインがたくさん並べられていて、ディナーに利用するのも良さそうです。本日のパスタランチを堪能しました。

前菜からデザートまで付いてなんと1760円。すべてのお料理がとても美味しくお腹も満たされ大満足のランチでした。何度でも訪れたくなるお店です。ぜひ本格パスタを味わってみてくださいね。

- 都会のなかにある小さな公園「大池公園」 -

マンションが多い西側エリア。

都会のなかの小さな癒し空間!?「大池公園」

イタリアンバル「GiGi」と老松公園からは南へ向かって歩いて行きましょう。小さな公園「大池公園」を発見しました。こちらの公園は遊具も少ないのですが、都会のなかにあるのに綺麗な公園である印象です。ベンチに腰掛けて談笑を楽しむご老人の姿も見受けられました。

- 夜23時まで営業!「ヤマナカつるまい店」 -

大須通りの様子。

マンションの一階にあるスーパー「ヤマナカつるまい店」

自転車で訪れる人が多いですが駐車場もあります。

大池公園から南へ歩くと大須通りが見えてきます。大須通り沿いにあるのがスーパー「ヤマナカつるまい店」です。マンションの一階にあります。食料品はもちろん日用品も手に入るうえに、23時まで営業しているのが嬉しいポイント。仕事帰りで遅くなった日でも、欲しいものが手に入るのは便利ですよね。都会にあるスーパーですが、無料駐車場も併設されていますよ。

- 食欲をそそるにおいがたまらないとんかつ店「とん八」 -

多くの高層マンションが立ち並ぶ西側エリア。

味噌が好評のとんかつ屋「とん八」

ヤマナカつるまい店から大須通りを渡り、南へ向かって歩きます。大須通りを渡ってからも多くのマンションが立ち並び、飲食店や工場がチラホラ見受けられます。

歩いていると、賑やかで楽しそうな声が聞こえてくるお店がありました。とんかつ店「とん八」です。鶴舞駅からは徒歩5分の場所にあります。こちらは味噌カツが人気のお店。とんかつで定番の豚肉だけでなく、牛肉や鶏肉のカツメニューもあるのが特徴。充実したメニューが魅力です。ぜひ足を運んでみてくださいね。

- 扉を開けるのがドキドキするお店「ある日」 -

黒のトビラを開けたくなるドライフラワーショップ「ある日」

とん八から真向かいにあるお店で、ふと目に飛び込んできたのがドライフラワーショップ「ある日」。黒い扉に「ある日」と書かれているのが印象的なお店です。こちらのお店は、アンティーク×ドライフラワーの独特な非日常的な世界が広がっていると口コミでも高評価。スタッフの方が素敵にブーケを見繕ってくれるそうです。自宅用や贈り物に、素敵なドライフラワーを選んでみてはいかがでしょうか?

- 壮大な鶴舞公園が広がる東側エリア -

駅の目の前!壮大な敷地面積を誇る「鶴舞公園」

鶴舞駅の東側は、なんといっても駅前から広がる「鶴舞公園」が魅力的なスポットです。鶴舞といえば鶴舞公園が思い浮かぶ愛知県民の方も多いでしょう。それでは鶴舞公園を中心に東側エリアを散策してみましょう。

- 工場直送!「矢場とん市場(マルシェ)」 -

鶴舞駅から南側の高架下の様子。

高架下を超えるとすぐに現れる「矢場とん市場(マルシェ)」

「とん八」と「ある日」から線路を渡り、鶴舞駅の東側エリアに入ってきました。線路を超える前から名古屋名物「矢場とん」でお馴染みの「ぶーちゃん」の看板があるビルが見えてきます。こちらのお店は、矢場とんの製品が手に入る肉屋「矢場とん市場(マルシェ)」です。矢場とんの定番メニュー味噌カツのお弁当や、コロッケや豚カツなどの惣菜、精肉が販売されています。矢場とんの味をお家でゆっくり楽しむことができますよ!

鶴舞駅から西側の高架下の様子。

東側エリアにもマンションや戸建てが見られます。

矢場とん市場からは北側にある鶴舞駅を目指して歩いていきます。高架下には、企業がチラホラ入っているのが見られます。歩道橋を利用し幹線道路を超えて、鶴舞駅の東側に向かいます。

- 名古屋市一の著書数を誇る「名古屋市鶴舞中央図書館」 -

著書数は県内一位!「名古屋市鶴舞中央図書館」

鶴舞公園の敷地内になるのですが、鶴舞駅から南東にある国道41号線沿いには、図書館「名古屋市鶴舞中央図書館」があります。名古屋市の中心的な図書館として機能しています。著書数は120万冊で愛知県内一位を誇り、全国でもトップクラス。著書数が豊富だと調べ物があるときに助かりますよね。

読みたい本を探すだけでなく、勉強にも利用できる自習室が完備されているのも魅力です。大きな窓ガラスからは鶴舞公園の緑豊かな景色と自然光が楽しめるのも嬉しいポイント。調べ物をしたり、ゆっくり読書してリラックスしたい方にぴったりの図書館です。

-鶴舞公園の魅力をたっぷりご紹介! -

鶴舞公園敷地内の様子。多くの木々と四季折々の植物が楽しめます。

「名古屋市鶴舞中央図書館」から東側には、壮大な鶴舞公園が広がります。スポーツが楽しめたり四季折々の植物が楽しめるほかにも、遊具で子どもたちが思いっきり遊んだり歴史ある建物が見られたりするのも魅力です。

仲間と綺麗な人工芝でサッカーが楽しめる「テラスポ鶴舞」

休憩もできるクラブハウスも完備。

清潔感がある施設でサッカーが楽しめます。

まず到着したのはスポーツ複合施設の「テラスポ鶴舞」。人工芝の綺麗に整備されたサッカーコートが二面あります。オシャレで清潔感のあるクラブ施設も完備。訪れた日も、大学生くらいの学生とみられる若者たちが、サッカーをして楽しんでいる姿が見られました。

焼き菓子が美味しい古民家カフェ「ヌンクヌスク」

テラスポ鶴舞の向かい側には、ランチや焼き菓子などのスイーツが楽しめる古民家カフェ「ヌンクヌスク」があります。器も可愛くて目でも楽しめます。公園で歩き疲れたらこちらのカフェで美味しいスイーツを楽しみながら休憩してみてはいかがでしょうか。

鶴舞公園のシンボルマーク「噴水塔」

次に見えてきたのが「噴水塔」。鶴舞公園のシンボルといっても良いのではないでしょうか。明治43年に建築されたローマ様式の噴水塔であり、名古屋市指定有形文化財にも指定されています。噴水塔の前で写真を撮影している人の姿も見受けられました。噴水の水を見ながらの小休憩にもぴったりですよ。

歴史ある建築物としても有名「名古屋市公会堂」

噴水塔のすぐ北側にあるのが歴史的な建築物として名古屋でも名高い「名古屋市公会堂」があります。昭和天皇の成婚を祝して昭和2年に起工し、昭和5年に完成して開館しました。外観から歴史を感じる重厚感と高級感のある施設です。国登録有形文化財にも指定されています。現在は、コンサートや式典、セミナーなど幅広い事業として利用されています。名古屋市民に長年愛され続けている施設であるといえるでしょう。

イタリアルネサンス風の建築物「奏楽堂」

噴水塔と公会堂の東側には、綺麗な芝生広場が広がり、ピクニックを楽しむ人の姿が多く見られました。芝生広場の隣であり、公園の中心部分となる場所にあるのが「奏楽堂」です。明治時代に建てられたイタリアルネサンス風の建築物です。細部にはアールヌーボーのデザインが施されているのも魅力。明治時代には演奏会が催されていたそうです。

日本庭園のような趣のある大きな池「胡蝶ヶ池」

奏楽堂の東隣には大きな池「胡蝶ヶ池」があります。まるで日本庭園のような雰囲気で、池には鴨が泳いでいるため、日々の疲れが癒されそうです。休憩ができる春日亭というベンチがある建物も併設されていますよ。

お子さんにもおすすめ!「子供の広場」

鶴舞公園の一番南奥には、「子供の広場」があります。山の形をしたアスレチックや複合遊具、ブランコなどの子どもたちに大人気の充実した遊具が揃っていますよ。子どもたちのはしゃいでいる声がたくさん聞こえてきました。

夜間も利用できる「鶴舞公園野球場」

子供の広場の隣には、「鶴舞公園野球場」があります。なんとナイター照明も付いていました。設備にもこだわっている野球場であることが伺えます。訪れた日も野球を楽しんでいる若者の姿が見受けられました。

鶴舞公園の出入口とJR鶴舞駅の様子。

このように鶴舞公園は、小さな子どもから大人までが一日中楽しめる充実した公園です。鶴舞公園の出入口から鶴舞駅もすぐそこ。立地にも優れた場所にある公園です。

- 都会と自然が融合する暮らしやすい街 -

今回は鶴舞駅の街をご紹介しました。鶴舞駅は名古屋駅と金山駅まで直結しておりアクセスに優れている駅です。駅の西側には、幹線道路が行き交い、マンションや商業施設が立ち並ぶ都会的なエリアです。

一方で駅の東側は、名古屋市でも有名な鶴舞公園が広がり、落ち着いた癒される空間が広がっています。このように都会的な部分と自然が融合しているため、一人暮らしからファミリー層までの幅広い層にとって暮らしやすい街といえるでしょう。

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この記事を書いた人

吉永かなこ/Webライター

京都出身。関西大学文学部を卒業後、就職を機に愛知県へ。
ハウスメーカー勤務と子育てを経験し、現在は不動産管理会社で働きながらライターとして活動中です。宅地建物取引士。主に不動産記事と取材記事を執筆しています。
趣味は、旅行、カフェ巡り、読書、愛猫と遊ぶこと。運動不足解消にバレーボールも始めました。実際に訪れて見て感じた東海地方の魅力を皆様にたっぷりお届けします。