知多市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

「名古屋へアクセスしやすい所に住みたいけれど、都会の雰囲気は苦手・・・」

このような悩みを持っている方は、名古屋市の南に位置する知多市でお部屋探しをしてみませんか。名鉄線があり、名古屋方面へアクセス良好です。自動車専用道路もあり、車での移動も楽にできます。知多市は住民が暮らしやすいよう発展を遂げてきましたが、自然とうまく調和が取れている街です。少し足を伸ばせば、緑豊かな公園がいくつもありますよ。

知多市で有名なものは、佐布里(そうり)地区で明治時代に人工的に作り出された梅。佐布里梅は、知多市の歴史や文化を語るうえで、とても重要な位置づけの天然記念物です。2019年に市の文化財に指定されています。その他にも江戸時代から続く地場産業の建物が残されていたり海辺でアクティビティができたりなど、余暇を楽しめるスポットが豊富です。新生活を始めるなら、知多市を選んでみませんか。

知多市ってどんな街?

まずは、歴史や利便性から知多市についてご紹介します。知多市がどんな街なのかを見てみましょう。

知多市の歴史

知多市は、1955年に八幡町・岡田町・旭町の3つの町が合併してできた知多町がベースです。1970年に市制を施行し、当時は約3.8万人の人口でしたが、50周年を迎えた2020年には約8.5万人にまで増えました。市制が始まる前の1962年に海岸部の埋め立て事業が始まり、現在の臨海エリアに。工場の進出が進み、知多市の産業の支えになっています。工業都市として発展を遂げている街です。

市制50周年を機に、「第6次知多市総合計画」がスタートしました。市民が幸せに暮らす街づくりを進めるための計画です。知多市は歴史的な景観を持つ街で、公園や緑地が豊富。自然と共存でき、住みやすい街としての魅力が増しています。

知多市の特長

知多半島北西に位置する知多市は、名古屋駅と中部国際空港のほぼ中間地点にあります。どちらの方面へも同じ程度の所要時間でアクセスが可能な好立地です。伊勢湾に面した約15kmの海岸線があり、海水浴や釣りなど、気軽に海を楽しめる点が魅力の街。その他にも、佐布里池の梅林や明治時代に建てられた建物を活用した岡田簡易郵便局などの貴重な文化財も多く存在しています。

知多市は愛知県の中でも先進的な取り組みを実施する街です。たとえば知多市の下水道の普及率は、2021年度時点で96.7%でした。この値は、愛知県下では名古屋市の99.4%に次ぐ高い結果です。臨海エリアと住宅街を区切るために作られた緩衝緑地帯のグリーンベルトには、キツネ、キジなどの野生の生き物が数多く暮らしています。街なかにある貴重な緑の回廊として活躍中です。クリーンキャンペーンやフリーマーケットなどの活動に市民が主体になって実施され、住みやすい街づくりのために取り組む姿勢が知多市の特長でしょう。

知多市の利便性

知多市は西を名鉄常滑線、東を名鉄河和線が縦断し、どちらの路線を使用しても名古屋方面へ約30分でアクセスできる利便性の良さが魅力の街です。名鉄常滑線には、寺本駅・朝倉駅・長浦駅・日長駅・新舞子駅、名鉄河和線には、巽ヶ丘駅があります。朝倉駅と新舞子駅は特急の停車駅なので、よりスムーズに名古屋方面へアクセス可能です。

マイカーでの移動もしやすく、西知多産業道路が名鉄常滑線と並行して縦断しています。日長駅のすぐ北にあるインターチェンジから無料の自動車専用道路に。今後は有料の西知多道路へ移行する計画もあり、ますます利便性がアップするでしょう。西知多道路は、第二東海自動車道の東海JCTから、知多横断道路の常滑JCTまでを結びます。知多半島内の渋滞緩和と、空港へのアクセス性アップを目指した約18.5キロメートルの道路完成後は、知多市の利便性はますます高まることでしょう。

知多市の5つの魅力

知多市の魅力を地区ごとにご紹介します。どの地区に住むと理想の暮らしができるのか、ぜひイメージしながらエリアを探してみてくださいね。

魅力①工場が並び、知多市の産業を支える臨海エリア

知多市の西にある臨海エリアは、ほぼ全域が工業専用地域です。海を埋め立ててでき、知多市を縦断する西知多産業道路の西が臨海エリア、東が北部エリアと南部エリアの境界線に。住宅との境界をより明確にするため、西知多産業道路と工場の間に幅約100メートル、全長約6キロメートルにわたり木々が植えられています。臨海エリアには、石油精製所や火力発電所などの工場、清掃センターやリサイクルプラザなどの大規模な公共施設が建っています。知多市の経済を支える重要な産業エリアと言えるでしょう。

南には海水浴や釣り、バーベキューなどの屋外アクティビティができる「新舞子マリンパーク」があります。ウミガメも訪れる美しい海岸の自然を守りつつ、景観と海浜のにぎわいの調和が取れたエリアです。

魅力②知多市の北の玄関口!北部エリア

知多市の北に位置する北部エリアは、名鉄常滑線が縦断しています。駅を中心に住宅街が広がるエリアです。臨海エリアと区切る西知多産業道路のほぼ並行して、電車が通っています。エリア内にある駅は、寺本駅・朝倉駅・古見駅の3駅です。特急が止まる朝倉駅を中心に街が形成され、知多市の北の玄関口として栄えてきました。名古屋方面へ30分以内でアクセスできるため、利便性の良いところで住みたい方にオススメのエリアです。

北部エリアの東には、「佐布里池」と「佐布里緑と花のふれあい公園」があります。池の周囲は、愛知県内一の本数を誇る25種類約6,000本の梅の木が植えられ、春の訪れを感じられるスポットです。市街地にいながらも豊かな自然を楽しめるスポットとして、地元の方々に親しまれています。

魅力③ファミリー世帯が暮らしやすい東部エリア

東部エリアは知多市の東に位置し、名鉄河和線の巽ヶ丘駅があります。東海市に隣接したエリアで、八幡新田駅も地域住民の移動手段として活用されている駅です。巽ヶ丘駅を中心に東部エリアは街並みが広がっています。徒歩圏内に郵便局やスーパー、飲食店などがあり、日常に必要なお店がそろっているためコンパクトな移動で生活が可能です。巽ヶ丘駅から名鉄名古屋駅までの所要時間は約25分。通勤通学が無理なくできる距離でしょう。穏やかな住宅街の中で暮らしたいファミリー世帯にオススメのエリアです。

東部エリアの西にある七曲公園には、グラウンドやテニスコート、子ども向けのアスレチック遊具などがあります。ターザンロープやネット遊具も設置されているので、体を動かすのが好きな子どもに人気の公園。子連れでのお出かけにちょうどよいスポットですよ。

魅力④歴史的な街並みが残る中部エリア

知多市の中央付近の中部エリアの特徴は、歴史を感じる建物が残された街並みです。江戸時代から昭和にかけて、知多木綿が地場産業として地域の発展を支えました。当時の繁栄が思い浮かぶような工場や蔵などの建物が残され、レトロ感のある景観が広がっているエリアです。「岡田の古い街並み」として、観光スポットにもなっています。どこか懐かしさを感じるエリアの散策をして気分転換。中部エリアにあるお部屋を選ぶと、リフレッシュがしやすそうですね。

電車がないエリアですが知多バスがあるため、朝倉駅へのアクセスは可能です。しかし運行本数が少なめで、バスでアクセスできる先は限られています。自由に移動したい方は車があると行動範囲が広がりやすいでしょう。

魅力⑤利便性アップのための開発が進む南部エリア

南部エリアは南の玄関口として、名鉄常滑線の新舞子駅を中心に住宅街が広がっています。長浦駅と日長駅の周囲にも住宅街はありますが、新舞子駅周辺と比較するとやや控えめです。電車の線路と並行して、自動車専用道路の西知多産業道路が走っています。西知多産業道路は、有料の西知多道路へと整備される予定です。

従来の西知多産業道路から、長浦IC〜日長ICが延長されることで、車での移動がますます便利になるでしょう。近隣の都市との交流も活発になるため、今後の発展に期待が高まるエリアです。マイカーでの移動のしやすさを重視したい方にオススメの住環境です。

市内で一番広い公園「ベティさんの家旭公園」があるのも南部エリアです。自然の地形を生かした園内は、体育館やグラウンドなどの運動施設と、子ども向けの遊具広場があります。四季の移り変わりが楽しめるの植物園もあり、子どもから大人までさまざまな楽しみ方ができる公園です。

知多市のデータ

知多市がどんな街なのかを人口の変遷や治安、家賃相場からご紹介します。データによりで、具体的に知多市のことが把握しやすくなるでしょう。

人口

1970年に市制が始まった当初は、人口は約3.8万人でした。1947年に5万人、1985年に7万人を超え、1996年に8万人と徐々に人口が増加。ピーク時の人口は2016年の8.6万人でした。ピークを迎えた後の人口はやや減少していますが、減り幅は少なめです。一定数の人口を維持しているため、今後の知多市の政策によっては、ピーク時を超えるかもしれませんね。

続いて、転入出者数の変動を見てみましょう。

毎年3,500人前後が転入出をしています。一定数の人の流れがあるため、地域内での多様な交流が生まれるかもしれません。知多市で新しい生活を始める方がすぐになじんで暮らせるでしょう。

治安

2021年の犯罪発生件数から知多市が安心して暮らせる街かどうかを見てみましょう。2021年に236件起きた犯罪の内訳は、以下のとおりです。

凶悪犯 粗暴犯 車上ねらい 自動車盗 侵入盗 知能犯 その他
発生件数 0 23 20 37 6 15 135

(参照:地域カルテ | 知多市 5 防犯)

 

2021年度の知多市の犯罪発生率は、愛知県の69ある市町村の中で66位でした。知多市は近隣の市や町より犯罪が起きていないため、安心して暮らせる街を選びたいという方にイチオシのエリアです。

自転車盗難被害を避けるために、2重ロックを活用しましょう。鍵を締めるひと手間が盗難防止につながりますよ。侵入盗から身を守るためには、セキュリティ面がしっかりしている物件を選ぶことが大切です。たとえば、オートロック機能や監視カメラがついていることを条件にお部屋を探してみると良いでしょう。

家賃相場

愛知県の中では低めの相場です。名古屋市内へ30分程度でアクセスでき、自動車専用道路が縦断しているためマイカー派の方にも嬉しい好立地。コスパ良く住める物件が見つかりやすいでしょう。

間取り 家賃相場
ワンルーム 4.84万円
1K 4.15万円
1DK -万円
1LDK 6.06万円

知多市で人気の街

知多市で住みやすいと人気の街を3つご紹介します。交通の利便性や周辺環境について詳しくご紹介しますので、お部屋探しの参考にしてくださいね。

寺本駅

知多市の北にある寺本駅は、名鉄常滑線が通っています。名鉄名古屋駅まで約25分でアクセス。河和や武豊方面への乗り換えができる太田川駅までは約4分です。駅の周辺は住宅街が広がっているため、落ち着いた環境で暮らしたい方にピッタリでしょう。

寺本駅周辺のお部屋に住むなら、自転車の保有がオススメです。駅前に駐輪場が2ヶ所あるため利用できる台数は多め。行動範囲が広がり、日頃のお買い物がしやすいでしょう。寺本駅に一番近いスーパーの「フィールアストリー店」までは徒歩約12分、自転車なら約5分でアクセスできます。惣菜の種類が豊富で、おいしいと評判です。スーパーの目の前にはホームセンターの「DCM知多店」があります。閉店時間はスーパーが20時30分、ホームセンターが20時です。

駅から南へ徒歩約9分のところにはドラッグストアの「ココカラファイン寺本店」があり、日用雑貨や飲み物、お菓子などのお買い物に便利です。ココカラファインから更に南へ約2分進んだ先には、南西に伸びる道路があります。道路沿いには飲食店が並んでいるので、外食をしたいときにオススメですよ。ファストフード店や焼肉店、バーなどジャンルが豊富にあります。

休日にジョギングやウォーキングをして体を動かしたいという方にも、寺本駅は暮らしやすい環境が整っています。寺本駅から南へ徒歩約11分のところにある交差点あたりから、散策路の「佐布里パークロード」があります。約3キロメートルにわたり整備された散策路で、約2,500本のつつじや桜並木などの四季の変化が楽しめるスポットです。

パークロードのスタート地点にあるのは、「もやいこ広場」の愛称で呼ばれているスペース。もやいことは知多市の方言で「一緒に」という意味があり、ベンチや花壇がある広場です。休日は季節感あふれる樹木、花木、草花を鑑賞して楽しめますよ。

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朝倉駅

名鉄常滑線が通る朝倉駅は、知多市の西側に位置しています。特急の停車駅で太田川駅まで約4分、名鉄名古屋駅まで約20分でアクセス。朝倉駅が始発のコミュニティバスの路線も豊富なので、交通の利便性を重視したい方にオススメの街です。

朝倉駅の周辺にはスーパーがないため、お買い物をどこでしようか悩む方もいるかもしれませんね。単身世帯をターゲットにした「ローソンストア100知多朝倉町」が駅から南へ徒歩約8分のところにあり、スーパーの代わりとして利用できるでしょう。小分けの商品が多く取り扱っているため、一人暮らしの方には嬉しいお店です。24時間営業なので、いつでも立ち寄れる点もローソンストアのメリット。スーパーとコンビニの両方の良さを兼ね備えています。

ローソンストアの周辺にはテイクアウトに対応した飲食店があり、おいしい食事を自宅で食べられますよ。警察署が駅のすぐ南西にあるため、治安の良いエリアで暮らしたい方にも朝倉駅周辺のお部屋はオススメでしょう。

古くからの伝統が残るスポットも近く、地域の繋がりを感じられるのも朝倉駅周辺に住む魅力です。朝倉駅から南へ徒歩約3分でアクセスできる「牟山神社」は、1266年に創建されました。海上鎮護や豊年豊作を祈る神として信仰を集めています。毎年10月の第1土日には、朝倉の梯子獅子が実施されます。

梯子獅子とは、山に見立てた高さ9メートル以上のやぐらの上で、頭と胴身の二人一組でお囃子に合わせた舞を奉納するものです。住民を苦しめた猪を梯子で退治したことが、伝統行事が始まった由来とされています。伝統的な行事を鑑賞して、朝倉駅周辺の歴史に触れてみるのも素敵ですね。

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新舞子駅

新舞子駅は知多市の南西の端にある駅で、特急が停車します。名鉄名古屋駅まで約24分、中部国際空港駅まで約9分でアクセス可能。終点のセントレアまでは乗り換え不要なので、遠方へ出張や地方へ帰省、旅行などが多い方向けの暮らしやすい駅でしょう。国道155号線が近くを縦断し、マイカー派の方にも便利な環境です。国道155号線は、3キロメートルほど北に進むと自動車専用道路の「西知多産業道路」へ。マイカーでの移動がスムーズにできますね。

新舞子駅から東へ徒歩約6分のあたりを縦断している道路沿いは、飲食店が豊富にあるエリアです。さまざまなジャンルのお店が並んでいるため、外食が続いても食べ飽きにくいのが嬉しいポイントでしょう。

スーパーとドラッグストアも駅から徒歩圏内にあります。北へ徒歩約9分のところにある「ヤマナカアルテ新舞子」は、21時まで営業しているスーパーです。100円ショップやクリーニング店など普段の生活にあると嬉しい店舗が入っています。ドラッグストアへは駅から北東へ徒歩約8分でアクセス。「スギ薬局新舞子店」は、閉店が22時なので遅い時間帯でもお買い物ができますよ。日配品の取り扱いもあり、日々のちょっとしたお買い物に便利な店舗です。

静かな場所を訪れて、心を落ち着かせたいというときにオススメのスポットも新舞子駅の近くにあります。北へ徒歩約7分のところにある「妙音院」は、尾張八十八カ所霊場めぐりのうちの1つです。樹齢500年のクロマツがあり、本堂横の建物には毘沙門天が安置されています。1468年に創建された歴史ある場所を訪れて、気分転換しませんか。

知多市で人気のお出かけスポット

知多市で人気のお出かけスポットを3つご紹介します。休日のお出かけや気分転換の散策などに参考になるスポットを選びました。家の中でまったり過ごすもの良いですが、外で過ごす時間も楽しいですよ。

新舞子マリンパーク

海辺の開放感が好きな方におすすめしたいスポットは「新舞子マリンパーク」です。名鉄常滑線の新舞子駅から西へ徒歩約10分でアクセスでき、新舞子ファインブリッジを渡った先に見えてきます。風力発電の2基の大きな白い風車がビーチのシンボルのように建っているので、初めて訪れる方でも迷いにくいスポットです。

新舞子マリンパークにある人工海浜の「ブルー・サンビーチ」は1997年にオープンしました。名古屋市内からもっとも近い人工海浜で、長崎県壱岐島から運ばれた砂浜は約400mの長さもあります。ビーチは毎年6月中旬から9月初旬に海水浴場として開放。期間中の利用者数は13万~15万人にも及びます。2002年にウミガメの産卵があったことを記念して、浜辺にモニュメントが建てられました。

魚釣り施設もマリンパークの南端にあり、早朝5時台〜20時まで無料開放。シーズンごとに釣れる魚の種類が変わり、釣り好きの方がたくさん訪れています。

その他にもドッグランやビーチバレーコート、芝生広場など、子どもから大人まで、ペットも一緒に遊べる施設が充実。マリンパーク内を散策したり、広場でピクニックしたりなど休日を満喫できますよ。家族や友人たちとアウトトアを楽しむなら、マリンパークの中央付近のバーベキュー場がオススメです。食材の持ち込みが可能で、準備なしで手ぶら参加できるプランもありますよ。

毎年8月末には「新舞子ビーチフェスティバル」を開催しています。海上に浮かべた船から打ち上げられる鮮やかな花火が、夏の終わりを飾る、知多市の風物詩として人気です。マリンパークから見える海面と夜空を明るく華やかに彩ります。迫力満点の花火を浜辺からゆったりと鑑賞。新舞子マリンパークに近いお部屋なら、交通規制があっても徒歩で気軽にアクセスできますね。

日長神社

名鉄常滑線日長駅から東へ徒歩約5分のところにある「日長神社」は、江戸時代末期の書物『尾張名所図会(おわりめいしょずえ)』にも登場する歴史ある神社です。本殿の東側にある大きな岩は、磐境(いわさか)だったと伝えられています。磐境とは、社殿に神様を祀る風習がない古い時代に、神様を祀る場所として使われていたものです。磐境の存在から、日長神社はとても長い歴史を持っていることがわかりますね。

知多半島内で有数の紅葉の名所が日長神社の敷地内にあります。大正時代に約100本の樹木を植えたのがはじまりの「紅葉谷」は、11月下旬から12月にかけてが見頃です。赤や黄色の鮮やかな葉で辺り一面を染めたとても美しいスポットは、季節感を味わうのにぴったりでしょう。紅葉の見頃に合わせて、御朱印も紅葉の絵柄入のものに変わります。

2013年に知多市の無形民俗文化財に指定された、伝統的な行事があるのも日長神社の特徴です。毎年4月第2日曜日に実施される「日長の御馬頭(おまんと)」は、有名な神事。江戸時代に、御幣や標具などの華やかで美しい馬具で飾られた農耕馬を神社に奉納する雨乞い祈願の行事として始まりました。

日長神社の神事は、知多市内に残る唯一の御馬頭です。馬の引き手は、高張提灯や囃子、子どもたちと一緒に歩き、日長神社の大門のあたりに集合します。知多市の4つの地区から輩出された引き手は、地区ごとに装いを変えている点が特徴です。日長の御馬頭は、知多市の各地区から日長神社に向かう「道中」、引手が神社神前で受ける「お祓い」、神社石段下で実施される「献馬奉納」の3つで構成されています。日長神社の神事の厳かな雰囲気を体感するだけでも、気持ちが引き締まりそうですね。

知多運動公園

季節の変化を感じながら運動をしませんか。名鉄常滑線の朝倉駅から北へ徒歩約8分でアクセスできる「知多運動公園」がオススメスポットです。敷地内に野球場や陸上競技場、テニスコートなどを保有する総合施設。公園を周回するジョギングコースの周辺に桜並木があり、お花見をしながら運動ができます。桜の見頃は3月下旬から4月上旬です。お花見をしながらジョギングやウォーキングをしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいそうですね。

知多運動公園は、毎年10月頃に開催される「知多市産業まつり」の会場です。地元商工業者や農業に携わっている方たちと住民がふれあい、地域消費や産業育成を推進するおまつり。知多市の産業紹介やさまざまな商品などの展示・販売などがあり、多彩なイベントで来場者を楽しませます。

特設ステージでは、伝統芸能の上演や知多市出身のアーティストによるライブもあります。会場周辺には駐車場がありません。電車や臨時駐車場から朝倉駅前のバス停までシャトルバスの利用を検討してくださいね。知多運動公園に近いお部屋なら、徒歩でアクセスしやすいでしょう。

知多運動公園の敷地内に地域の歴史を伝える施設もあります。「知多市歴史民俗博物館 ふゅうとりぃ・ちた」の前身は、1968年に開館した「知多町民俗資料館」です。郷土の民俗や歴史、美術などに関する資料収集、展示、調査をおこなっています。国の重要有形民俗文化財に指定された資料も多く保有した、知多市の教育施設の1つです。

ふゅうとりぃ・ちたの愛称は1998年に公募で決定しました。知多市のマスコットキャラクター「ふゅうちゃん」と歴史を表すヒストリーを組み合わせて生まれたものです。建物は1999年にリニューアルしました。リニューアル後の来館者は、2021年に50万人を達成しています。2階の特別展や1階のエントランスディスプレイは定期的に展示が変更されるので、何度訪れても楽しさを感じられることでしょう。

知多市のオススメイベント

最後に知多市のオススメイベントをご紹介します。地域ならではのイベントに参加してみると、住んでいるエリアにより愛着が湧くかもしれませんよ。ぜひ参考にしてくださいね。

開運大日福だるま大祭

家内安全や長寿、健康などを1年間の無事を祈願するおまつりが「大興寺」で毎年1月におこなわれています。名鉄常滑線の新舞子駅からコミュニティバスに乗り、約16分でアクセス。大興寺の創建年は不明ですが、奈良時代に活躍した仏教僧の行基が製作した大日如来像を祀ったことが始まりとされています。知多市指定文化財の大日如来像や愛知県指定文化財の懸仏など、数々の貴重な文化財を保有するお寺です。大日如来のほかに、達磨大師も祀っていることから「だるま寺」とも呼ばれています。

毎年1月の成人の日に開催される「開運大日だるま大祭」は、だるまに新年の家内安全や健康などを祈願するお祭りです。大興寺では、体高20〜65センチのさまざまな大きさの福だるまの購入ができます。

1年間の無事をだるまに託し、前年の祈願に使用された福だるまたちはお焚き上げで供養。山のように高く積まれただるまが一斉に燃える様子は、圧倒されるほどの光景です。お焚き上げの様子を見ようと、毎年多くの参拝客が訪れています。大興寺では福だるま他にも、合格祈願やお祝いごと用などのだるまもあり、授かりたいご利益に合わせて手元に置いておくのも良いかもしれませんね。

大興寺では、1年を通じてさまざまなおまつりがあります。毎年8月には、「大興寺大日竹灯籠祭」を開催。装飾を施した竹筒が光り、とても幻想的な世界が目の前に広がります。盆踊り大会も同じにあり、地域住民との繋がりを感じられるでしょう。10月中旬頃には四季桜まつりがあります。桜は春にしか咲かないというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

しかし大興寺の桜は春以外に10月頃にも咲く品種で、長ければ冬ごろまで鑑賞も可能です。約500本が植えられ、大興寺ではコスモスの開花と重なる時期。桜とコスモス、紅葉など、花の彩りを楽しめるスポットです。ぜひ足を運んで、特徴的なおまつりと美しい自然に触れてみませんか。

知多市の住み心地チェックは、マンスリーマンションがオススメ!

知多市は名古屋市の南に位置し、知多半島にある市です。名古屋方面へ30分程度でアクセスができ、家賃相場も低め。治安面でも犯罪発生率が近隣の街より低いので、安心して暮らせる街を選びたいという方にオススメの街です。

知多市で暮らしてみたいと思ったらマンスリーマンションで、まずは「お試し住み」を始めてみませんか。実際の住心地は、暮らしてみないと判断しづらいこともよくあるものです。通常の賃貸物件では住みづらいと思っても、短期間での退去は難しいでしょう。多額の費用が発生したり、最低契約期間の定めにより退去ができなかったりなど、住み替えのハードルがとても高いのです。

しかしマンスリーマンションでは敷金礼金がないため、費用を大幅に抑えられます。短期間の契約ができ、退去時もスムーズ。家具家電がそろい、入居や退去のときの負担が軽いマンスリーマンションで念願の一人暮らしを始めませんか。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。